JP2002112054A - 色再現特性表示装置および色再現特性表示プログラム記憶媒体 - Google Patents
色再現特性表示装置および色再現特性表示プログラム記憶媒体Info
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Abstract
の間の関係を定めたプロファイルの表示装置に関し、プ
ロファイル上で詳細な検討をするのに適した表示を行な
う。 【解決手段】CMYK色空間の各格子点それぞれに対応
するL*a*b*色空間内の各ポイントを二次元又は三次
元で表示する。
Description
に変換する、カラースキャナやディジタルスケールカメ
ラ等の入力デバイスや、画像データに基づいて画像を出
力する印刷機やプリンタ等の出力デバイス(画像を表示
画面上に出力(表示)する、ディスプレイ装置等の表示
デバイスを含む)など、画像データと画像との間を媒介
するデバイスに応じて定義された色再現特性を表示する
色再現特性表示装置、およびコンピュータをそのような
色再現特性表示装置として動作させる色再現特性表示プ
ログラムを記憶した色再現特性表示プログラム記憶媒体
に関する。
は電子スケールカメラ等の入力デバイスで、画像(ここ
では原稿画像と称する)を取り込んで画像データを得、
その画像データに基づいて今度は印刷機あるいはプリン
タで、あるいはディスプレイ画面上に、その原稿画像が
再生された再生画像を得ることが行なわれている。この
場合、入力デバイスに応じた、原稿画像上の色と画像デ
ータ上の色とを対応づける色再現特性(プロファイル)
と、印刷機やプリンタ等の出力デバイスに応じた、画像
データ上の色と再生画像上の色とを対応づける色再現特
性(プロファイル)とを求め、入力デバイスで原稿画像
から得られた画像データを、それら双方の色再現特性に
基づいて出力デバイスに適合した画像データに変換し、
その出力デバイス用の画像データに基づいて再生画像を
出力する。こうすることにより、もともとの原稿画像と
色の一致した再生画像を得ることができる。
どうしの間でも生じる。次に、その例について説明す
る。
を行なうにあたっては、印刷を行なう前に、カラープリ
ンタ等を用いて、その印刷機で印刷される画像の色と極
力同じ色に似せたプルーフ画像を作成することが行なわ
れている。プリンタでプルーフ画像を作成するにあたっ
ては、印刷を行なおうとしている印刷機に対応した、画
像データと実際の印刷物の色との関係を記述した色再現
特性(印刷プロファイル)と、プリンタに対応した、画
像データと実際にプリント出力される画像の色との関係
を記述した色再現特性(プリンタプロファイル)とを知
り、これらの印刷プロファイルとプリンタプロファイル
とに基づいて印刷用の画像データをプリンタ用の画像デ
ータに変換し、この変換されたプリンタ用の画像データ
に基づいてプルーフ画像を作成する。こうすることによ
り、実際の印刷物と色の一致したプルーフ画像を作成す
ることができる。
るためには、入力デバイスや出力デバイスの色再現特性
(プロファイル)を正確に求める必要がある。この色再
現特性(プロファイル)を求めるにあたっては、例えば
入力デバイスの場合は、カラーパッチが配列されたカラ
ーチャートをその入力デバイスで読み取って画像データ
に変換し、画像データ上の色空間(デバイス色空間;例
えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、
および黒(K)の4色からなるCMYK色空間、あるい
はレッド(R)、グリーン(G)、およびブルー(B)
の3色からなるRGB色空間等)の座標(CMYK値あ
るいはRGB値等)を求めるとともに、その同じカラー
チャートを分光測色計で測色して測色色空間(例えばL
*a*b*色空間あるいはXYZ色空間等)の座標(L*a
*b*値あるいはXYZ値等)を求め、それらデバイス色
空間上の座標と測色色空間上の座標とを対応づけること
により、その入力デバイスの色再現特性(プロファイ
ル)が求められる。
ァイル)を求めるにあたっては、カラーパッチが配列さ
れたカラーチャートに相当する画像データを作成し、そ
の画像データに基づいて出力デバイスでカラーチャート
を出力し、そのカラーチャートを分光測色計で測色し、
そのようにして得た画像データ上の色空間(デバイス色
空間)の座標と測色色空間の座標とを対応づけることに
より、その出力デバイスの色再現特性が求められる。
して入力デバイスや出力デバイスの色再現特性を慎重に
求め、それらの色再現特性に基づいて画像データを変換
しても、様々な誤差や変動要因により、原稿画像と再生
画像との間、あるいは印刷物とプルーフ画像との間の色
が微妙に食い違うという現像が生じる。
ープリンタで出力された画像の色がカラースキャナで画
像データを取り込んだときの原稿画像の色を正しく再現
しているか否か、あるいはカラープリンタで出力された
画像の色が印刷物上の画像の色と一致しているか否か等
を評価しようとしたとき、従来は、実際にプリント出力
を行なってそのプリント出力画像を評価することにのみ
重点が置かれ、プロファイル上では、例えば、二次元平
面上に、カラースキャナとカラープリンタの双方のプロ
ファイルの輪郭、あるいは印刷機とカラープリンタの双
方のプロファイルの輪郭を表現し、その輪郭からどの色
領域がカラープリンタでは再現されない、あるいは再現
される、といった程度の評価が行なわれていたに過ぎ
ず、そのような、プロファイルの輪郭の近傍ぎりぎりの
領域の大雑把な評価ではなく、例えばカラースキャナと
カラープリンタの双方のプロファイル、あるいは印刷機
とカラープリンタの双方のプロファイルが十分重なって
いる中央の領域において、原稿画像上のどの色がカラー
プリンタで出力された再生画像上でどのように一致しあ
るいは相違しているか、あるいは、ある値の画像データ
が印刷機あるいはプリンタでどのような色に変換される
か、あるいは、印刷機とカラープリンタとで色変換がど
のように一致あるいは相違しているかといった、細かい
点をプロファイル上で検討し、評価するためのツールと
して適当なものは見当らないのが現状である。
データ上で詳細な検討を行なうのに適した色再現特性表
示装置および色再現特性表示プログラム記憶媒体を提供
することを目的とする。
明の色再現特性表示装置は、画像データ上の色を規定す
る第1の色空間の座標と画像上の色を規定する第2の色
空間の座標との対応関係が画像データと画像との間を媒
介するデバイスに応じて定義された色再現特性を表示す
る色再現特性表示装置において、上記第1の色空間内の
所望の座標範囲を操作に応じて指定する範囲指定部と、
上記第1の色空間内を格子状に区切ったときの各格子点
の座標のうちの範囲指定部で指定された座標範囲内の各
座標に対応する第2の色空間上の座標点をプロットした
色再現画像を表示する画像表示部とを備えたことを特徴
とする。
GBあるいはCMYK等であらわされるデバイス色空間
(第1の色空間)内の各格子点の座標に対応する、L*
a*b *あるいはXYZ等であらわされる第2の色空間上
の各座標点をプロットした色再現画像を表示するもので
あり、しかも第1の色空間内の指定された座標範囲のみ
プロットした色再現画像を表示するものであるため、プ
ロファイルの所望の領域内の一点一点が表示され、詳細
な検討、評価を行なうことができる。
において、上記画像表示部は、上記色再現画像を、操作
に応じて切り換えて、二次元表示で、あるいは三次元表
示で、表示するものであることが好ましい。
の方が適している場合と三次元表示の方が適している場
合があるからである。
おいて、色再現画像上にプロットされた点のうちの所望
の点を操作に応じて指定する表示プロット指定部を備
え、画像表示部は、色再現画像とともに、表示プロット
指定部により指定された色再現画像上の点に相当する、
第1の色空間上の座標値と第2の色空間上の座標値とを
表示するものであることが好ましい。
数の点のうちの所望の点を指定して、その点に関する、
第1の色空間(例えばデバイス色空間)の座標値と第2
の色空間(例えば測色色空間)の座標値を表示すると、
色再現画像上の点と色空間上の座標値との関係が数値上
で明確となり、詳細は検討、評価に一層便利となる。
において、色再現画像上にプロットされた点のうちの所
望の2つの点を操作に応じて指定する表示プロット指定
部を備え、画像表示部は、色再現画像とともに、表示プ
ロット指定部により指定された色再現画像上の2つの点
の、第2の色空間における距離の情報を表示するもので
あることが好ましい。
た点のうちの2点間の距離の情報、典型的には色差を表
示することも、詳細な検討、評価に一層便利となる。
において、画像表示部は、複数の出力デバイスに相当す
る複数の色再現画像を重ねて表示するモードを有するも
のであることが好ましい。
る複数の色再現画像を重ねて表示すると、例えば、カラ
ースキャナのプロファイルとカラープリンタのプロファ
イルとの間、あるいは印刷機のプロファイルとカラープ
リンタのプロファイルとの間の、対応する一点一点の位
置関係を1つの画面上で比較することができる。
記憶媒体は、コンピュータを、画像データ上の色を規定
する第1の色空間の座標と画像上の色を規定する第2の
色空間の座標との対応関係が画像データと画像との間を
媒介するデバイスに応じて定義された色再現特性を表示
する色再現特性表示装置として動作させる色再現特性表
示プログラムを記憶した色再現特性表示プログラム記憶
媒体において、そこに記憶された色再現特性表示プログ
ラムが、上記第1の色空間内の所望の座標範囲を操作に
応じて指定する範囲指定部と、上記第1の色空間内を格
子状に区切ったときの各格子点の座標のうちの範囲指定
部で指定された座標範囲内の各座標に対応する上記第2
の色空間上の座標点をプロットした色再現画像を表示す
る画像表示部とを有するものであることを特徴とする。
体に記憶された色再現特性表示プログラムは、それをコ
ンピュータにインストールして実行させたときにそのコ
ンピュータを本発明の色再現特性表示装置として動作さ
せるものであり、この色再現特性表示プログラムには、
本発明の色再現特性表示装置の各種態様全てに相当する
態様全てが含まれる。
説明する。
プリント出力されるプルーフ画像上の色が印刷機で得ら
れる印刷物上の色にどの程度一致あるいは相違している
かを評価するために、カラープリンタのプロファイルを
表示すること、およびカラープリンタと印刷機との双方
のプロファイルを重ねて表示することを中心に説明す
る。
印刷およびプルーフ画像作成システムの全体構成図であ
る。
読み取られて、その読み取った原稿画像11をあらわす
CMYK4色の色分解画像データが生成される。このC
MYKの画像データはワークステーション20に入力さ
れる。ワークステーション20では、オペレータによ
り、入力された画像データに基づく、電子的な集版が行
なわれ、印刷用の画像をあらわす画像データが生成され
る。この印刷用の画像データは、印刷を行なう場合は、
フィルムプリンタ30に入力され、フィルムプリンタ3
0では、その入力された画像データに対応した、CMY
K各版の印刷用フィルム原版が作成される。
され、その作成された刷版が印刷機40に装着される。
この印刷機40に装着された刷版にはインクが塗布さ
れ、その塗布されたインクが印刷用の用紙上に転移され
てその用紙上に印刷画像41が形成される。
原版を作成し、さらに刷版を作成して印刷機40に装着
し、その刷版にインクを塗布して用紙上に印刷を行なう
一連の作業は、大がかりな作業であり、コストもかか
る。このため、実際の印刷作業を行なう前に、プリンタ
60により、以下のようにしてプルーフ画像61を作成
し、印刷画像41の仕上りの事前確認が行なわれる。
ークステーション20上の電子集版により作成された画
像データがパーソナルコンピュータ50に入力される。
ここで、このパーソナルコンピュータ50に入力される
画像データは、いわゆるPDL(Page Descr
iption Language)で記述された記述言
語データであり、パーソナルコンピュータ50では、い
わゆるRIP(Raster Image Proce
ssor)により、ビットマップに展開されたCMYK
4色の画像データに変換される。このCMYK4色の画
像データは、実質的には、フィルムプリンタ30に入力
される印刷用の画像データと同一である。
は、このパーソナルコンピュータ50の内部で、LUT
(Look Up Table)の形式を持つ色変換定
義が参照され、プリンタ60に適合したCMYK4色の
画像データに変換される。プリンタ60には、そのプリ
ンタ用のCMYK4色の画像データが入力され、プリン
タ60では、その入力されたプリンタ用のCMYK4色
の画像データに基づくプルーフ画像61が作成される。
画像41とプリンタ60で得られたプルーフ画像の色の
一致の程度は、パーソナルコンピュータ50内の色変換
定義により定まる。この色変換定義は、プリンタごと各
プリント条件ごとに作成される。
れているが印刷機も複数台存在していてもよく、あるい
は1台の印刷機であっても異なる複数の印刷条件が存在
してもよく、色変換定義は、印刷機の相異を含めた複数
の印刷条件それぞれに応じて作成される。すなわち、色
変換定義は、印刷条件のそれぞれとプリンタそれぞれ
(1台のプリンタで複数のプリント条件が存在するとき
は各プリント条件それぞれ)との組合せに応じて作成さ
れることになる。この図1に示す分光測色計70および
パーソナルコンピュータ80はその色変換定義の作成に
関連するものでる。
のプルーフ画像を確認することにより、印刷の仕上りを
事前に確認することができる。
システムにおける、本発明の一実施形態としての特徴
は、パーソナルコンピュータ80の内部で実行される処
理内容にあり、以下、このパーソナルコンピュータ80
について説明する。
70およびパーソナルコンピュータ80の外観斜視図、
図3は、そのパーソナルコンピュータ80のハードウェ
ア構成図である。
カラーパッチが配列されたカラーチャート90が乗せら
れ、そのカラーチャート90を構成する複数のカラーパ
ッチそれぞれについて測色値(ここではL*a*b*とす
る)が測定される。この分光測色計70での測定により
得られた各カラーパッチの測色値を表わす測色データ
は、ケーブル91を経由してパーソナルコンピュータ8
0に入力される。
ブロックで示す印刷機40での印刷により、あるいはプ
リンタ60でのプリント出力により作成されたものであ
り、パーソナルコンピュータ80は、このカラーチャー
ト90を構成する各カラーパッチに対応する色データ
(デバイス色空間上の座標;CMYKあるいはRGBの
各値)を知っており、このパーソナルコンピュータ80
では、そのカラーチャート90の各カラーパッチの色デ
ータと分光測色計70で得られた測色データとに基づい
て、印刷プロファイルやプリンタプロファイルが作成さ
れる。この点に関する詳細説明は後に譲り、ここでは、
次に、パーソナルコンピュータ80のハードウェア構成
について説明する。
構成上、本体装置81、その本体装置81からの指示に
応じて表示画面82a上に画像を表示する画像表示装置
82、本体装置81に、キー操作に応じた各種の情報を
入力するキーボード83、および、表示画面82a上の
任意の位置を指定することにより、その位置に表示され
た、例えばアイコン等に応じた指示を入力するマウス8
4を備えている。この本体装置81は、外観上、フロッ
ピィディスクを装填するためのフロッピィディスク装填
口81a、およびCD−ROMを装填するためのCD−
ROM装填口81bを有する。
に、各種プログラムを実行するCPU811、ハードデ
ィスク装置813に格納されたプログラムが読み出され
CPU811での実行のために展開される主メモリ81
2、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディ
スク装置813、フロッピィディスク100が装填され
その装填されたフロッピィディスク100をアクセスす
るFDドライバ814、CD−ROM110が装填さ
れ、その装填されたCD−ROM110をアクセスする
CD−ROMドライバ815、分光測色計70(図1,
図2参照)と接続され、分光測色計70から測色データ
を受け取るI/Oインタフェース816、プリンタ60
に画像データを送るプリンタインタフェース817が内
蔵されており、これらの各種要素と、さらに図2にも示
す画像表示装置82、キーボード83、マウス84は、
バス85を介して相互に接続されている。
ーソナルコンピュータ80を色再現特性表示装置として
動作させるための色再現特性表示プログラムが記憶され
ており、そのCD−ROM110はCD−ROMドライ
バ818に装填され、そのCD−ROM110に記憶さ
れた色再現特性表示プログラムがこのパーソナルコンピ
ュータ80にアップロードされてハードディスク装置8
13に記憶される。
よる、以下において説明するプロファイルや色変換定義
の作成の機能は、本発明の主題ではなく、その機能を実
現するために必要なプログラム等は既にパーソナルコン
ピュータ80にインストールされているものとする。
再現特性表示プログラムの一実施形態が記憶されている
ときは、このCD−ROM110は本発明の色再現特性
表示プログラム記憶媒体の一実施形態に相当し、その色
再現特性表示プログラムがアップロードされてハードデ
ィスク装置813に格納されたときは、その色再現特性
表示プログラムが格納された状態にあるハードディスク
装置813も本発明の色再現特性表示プログラム記憶媒
体の一実施形態に相当する。さらにその色再現特性表示
プログラムがフロッピィディスク100にダウンロード
されたときは、その色再現特性表示プログラムを記憶し
た状態にあるフロッピィディスク100も、本発明の色
再現特性表示プログラム記憶媒体の一実施形態に相当す
る。
に構築された、色変換定義の作成方法について説明す
る。
れる。
K4色の網%データを例えば0%,10%,……,10
0%と順次変化させ、前述の印刷手順に従って、そのよ
うにして発生させた網%データに基づくカラーチャート
を作成する。図1に示す画像41は、カラーチャートを
表わしている画像ではないが、この画像41に代えて図
2に示すカラーチャート90と同様なカラーチャートを
印刷したものとし、そのカラーチャートを構成する各カ
ラーパッチを分光測色計70で測定する。こうすること
により、CMYK4色の色空間上の座標値と測色色空間
上の座標値との対応関係をあらわす印刷プロファイルが
構築される。
る。
発明にいう第1の色空間の一例)で定義された画像デー
タが入力され、そのCMYKの画像データがL*a*b*
(本発明にいう第2の色空間の一例)で定義された画像
データに変換される。
カラーチャートを出力する出力デバイスが印刷機ではな
くプリンタであるという点を除き、印刷プロファイルの
作成方法と同様である。すなわち、ここでは、図1に示
すパーソナルコンピュータ50で、CMYK4色の網%
データを各色について0%,10%,…,100%と順
次変化させ、そのように順次発生させた網%データをプ
リンタ60に送り、プリンタ60でその網%データに基
づくカラーチャートをプリント出力する。図1に示す画
像61は、カラーチャートをあらわしている画像ではな
いが、プリンタ60では、この画像61に代えて、印刷
プロファイルの作成のために印刷機40での印刷により
作成したカラーチャートと同一タイプのカラーチャート
を出力したものとし、そのカラーチャートを構成する各
カラーパッチを分光測色計70で測色する。こうするこ
とにより、プリンタ60についての、CMYK4色の色
空間上の座標値と測色色空間(L*a*b*空間)上の座
標値との対応関係をあらわすプリンタプロファイルが構
築される。
ある。
の網%データが入力され、そのCMYKの網%データが
L*a*b*の測色データに変換される。ここでは、こ
の、CMYKの網%データをL*a*b*の測色データに
変換するプリンタプロファイル(順変換プリンタプロフ
ァイル)をPであらわし、その逆変換、すなわちL*a*
b*の測色データをCMYKの網%データに変換するプ
リンタプロファイル(逆変換プリンタプロファイル)を
P-1であらわす。
%データに基づいて画像を出力するプリンタであるとし
て説明したが、例えばRGBのデータに基づく画像を出
力するプリンタに関しても、パーソナルコンピュータ5
0で、RGB空間で定義されたデータを発生させてカラ
ーチャートを出力することにより、同様にしてそのプリ
ンタに適合したプリンタプロファイルを作成することが
できる。
基づいて画像を出力するプリンタ60を使用するものと
して説明する。
ファイルを結合させた結合プロファイルを示す図であ
る。
ファイルTによりL*a*b*の測色データに変換し、次
いでそのL*a*b*の測色データを逆変換プリンタプロ
ファイルP-1により再び、ただし今度はプリンタ用の、
CMYKの網%データに変換する。このようにして生成
したプリンタ用のCMYKの網%データに基づいて、プ
リンタ60により、印刷と同じ色のプルーフ画像を出力
することができる。この印刷プロファイルTと逆変換プ
リンタプロファイルP-1との結合からなる結合プロファ
イルは、印刷用のCMYK色空間からプリンタ用のCM
YKの色空間に変換する色変換定義である。
ステムを構成するパーソナルコンピュータ80でこのよ
うな色変換定義を作成し、この作成した色変換定義を図
1に示す印刷およびプルーフ画像作成システムを構成す
るパーソナルコンピュータ50にインストールして、ワ
ークステーション20から入力されたPDLで記述され
た画像データをCMYKの画像データに変換した後、そ
のCMYKの画像データを、その色変換定義を用いてプ
リンタ用のCMYKの画像データに変換し、プリンタ6
0により、そのプリンタ用のCMYKの画像データに基
づく画像をプリント出力することにより、印刷の画像に
対するプルーフ画像が作成される。
0で結合プロファイルまで作成する必要は必ずしもな
く、パーソナルコンピュータ80では印刷プロファイル
あるいはプリンタプロファイルを作成し、その作成され
た印刷プロファイルあるいはプリンタプロファイルをパ
ーソナルコンピュータ50に入力し、パーソナルコンピ
ュータ50で結合プロファイルを作成してもよい。
る、上記のようにして作成されたプロファイルの表示態
様について説明する。
ム記憶媒体の一実施形態を示す図である。ここに示す色
再現特性表示プログラム記憶媒体700は、図3に示す
構成における、色再現特性表示プログラム710を記憶
した状態にある、CDROM110、フロッピィディス
ク100、ハードディスク装置813等を代表的に示し
たものである。
記憶媒体700に記憶された色再現特性表示プログラム
710は、範囲指定部711、画像表示部712、表示
プロット指定部713、およびモード切替部714から
構成されている。これらの各プログラム部品の作用につ
いては後述する。
ピュータ80内に構成された本発明の色再現特性表示装
置の一実施形態を含むプロファイル作成表示装置の機能
ブロック図である。
800は、測色データ入力部815、プロファイル作成
部816、画像表示部812、範囲指定部811、表示
プロット指定部813、およびモード切替部814から
構成されている。ここで、図8のプロファイル作成表示
装置800の各構成要素のうち、範囲指定部811、画
像表示部812、表示プロット指定部813、およびモ
ード切替部814は、図1,図2に示すパーソナルコン
ピュータ80と図7に示す色再現特性表示プログラム7
10との複合により構成されたものであり、図8に示す
プロファイル作成表示装置800の範囲指定部811、
画像表示部812、表示プロット指定部813、および
モード切替部814は、図7に示す色再現特性表示プロ
グラム710の、それぞれ、範囲指定部711、画像表
示部712、表示プロット指定部713、およびモード
切替部714に相当する。ただし、ここでは同一の名称
が用いられていても、図8に示す各構成要素はハードウ
ェアとソフトウェアとの複合を指しており、図7に示す
色再現特性表示プログラム710の各構成要素は、その
うちのアプリケーションソフトウェアの部分のみを指し
ている。
置800の各構成要素を説明することで、図7の色再現
特性表示プログラム710の各構成要素についても説明
する。
測色データ入力部815は、図1,図2に示す分光測色
計70で得られた測色データを受け取って、次のプロフ
ァイル作成部816に渡す機能を有するものであり、ハ
ードウェア上は、主に、図3に示すパーソナルコンピュ
ータ80のI/Oインタフェース876がこれに相当す
る。
図5を参照して説明した印刷プロファイルやプリンタプ
ロファイルを作成する機能を有するものであり、パーソ
ナルコンピュータ80に不図示のプロファイル作成プロ
グラムがインストールされることにより実現されてい
る。ハードウェア上はそのプログラムが動作するCPU
811等がこれに相当する。
間上の所望の座標範囲を操作に応じて指定するものであ
り、ハードウェア上は、主として、図2,図3に示すパ
ーソナルコンピュータ80のキーボード83やマウス8
4がこれに相当する。
MYK色空間内を格子状に区切ったときの各格子点の座
標のうちの範囲指定部811で指定された座標範囲内の
各座標に対応するL*a*b*色空間上の各座標点をプロ
ットした色再現画像を表示するものである。この画像表
示部812は、ハードウェア上は、主として、図2,図
3に示すパーソナルコンピュータ80の画像表示部82
がこれに相当する。この画像表示部812における具体
的な表示態様については後述する。
812において表示された色再現画像上にプロットされ
た点のうちの所望の点を操作に応じて指定するものであ
る。この表示プロット指定部813は、ハードウェア上
は、主として、マウス84がこれに相当する。表示プロ
ット指定部813により色再現画像上の所望の点が指定
されると、画像表示部812は、その色再現画像ととも
に、表示プロット指定部813により指定された色再現
画像上の点に相当する、CMYK色空間の座標値と、L
*a*b*色空間上の座標値を表示する。
に応じて、色再現画像上にプロットされた点のうちの所
望の2つの点を指定することもできる。この場合、画像
表示部812は、色再現画像とともに、その表示プロッ
ト指定部813により指定された色再現画像上の2つの
点に相当する、L*a*b*色空間上の2つの座標内の距
離の情報(ここでは色差)を表示する。
には、基本的にはある1つの出力デバイス(ここでは図
1に示す印刷機40とプリンタ60のいずれか)の色再
現画像を表示するものであるが、複数の出力デバイス
(ここでは印刷機40とプリンタ60との双方)の色再
現画像を重ねて表示するモードも有り、モード切替部8
14により、操作に応じて、ある1つの出力デバイスの
色再現画像を表示するモード、あるいは複数の出力デバ
イスの色再現画像を重ねて表示するモードに切り換えら
れる。
82の表示画面82a(図2参照)上に表示される画像
の第1例を示す図である。
部910と、色再現画像表示部920と、下部パネル表
示部930で構成されている。
間のC,M,Y,Kそれぞれについて網%で10%きざ
み(0%,10%,……,100%)の各格子点のう
ち、後述する下部パネル表示部930の「View A
rea」で指定された範囲内の各格子点の座標に対応す
る、L*a*b*色空間内の各座標点を指し示すポイント
がプロットされた色再現画像を表示する部分である。
は、マウス操作により「ab Plane」と「Lab
Space」(図10参照)との2つから選択でき
「abPlane」は、色再現画像表示部920にL*
軸を視線としてL*軸の上側(値の大きい側)から下側
(値の小さい側)を見たときの二次元表示の色再現画像
を表示すること、「Lab Space」は、色再現画
像表示部920に、L*a*b*の三次元表示の色再現画
像を表示することを示している。
w control」は、マウス操作により、下部パネ
ル表示部930を表示するか画面上から消去するかを切
り換えるものである。
w Compare」は、マウスを一回クリックするご
とに、色再現画像表示部920に、図9,図10に示す
ような、1つの出力デバイスの色再現画像のみを表示す
るか、図11,図12に示すような、2つの出力デバイ
スの色再現画像を重ねて表示するか切り換えるものであ
る。この「Show Compare」は、図8のプロ
ファイル作成表示装置800のモード切替部814のG
UI画面である。
バイスの色再現画像を表示する時は、その色再現画像を
構成する各ポイントは、そのポイントのL*a*b*色空
間の座標に相当する色で表現されており、色再現画像表
示部920に2つの出力デバイスの色再現画像を重ねて
表示するときは、1つの色再現画像内のポイントは同一
色であって、2つの色再現画像間では相互に異なる色で
表示される。
rea」は、図8のプロファイル作成表示装置800の
範囲指定部811のGUI画面であり、マウス操作によ
り、C,M,Y,Kのそれぞれについて、「0%」,
「10%」,……,「100%」、および「ALL」の
中から選択することができる。「0%」,「10%」,
……,「100%」は、網%をそれぞれ0%,10%,
……,100%に固定すること、「ALL」は、0%〜
100%の全てを選択することを表わしている。この図
9に示す例では、C,M,Y,Kがそれぞれ「AL
L」,「ALL」,「ALL」,「0%」と指定されて
おり、これはK=0%のときのC軸,M軸,Y軸で規定
される3次元色空間内の10%きざみの各格子点に対応
するL*a*b*色空間内のポイントを表示することを表
わしており、ここでは上部パネル表示部910の「Vi
ew」により「ab Plane」が選択されているた
め、色再現画像表示部920には、それらのポイントが
L*軸に平行に上から覗めたときの色再現画像が表示さ
れる。
or」は、色再現画像表示部920の背景の色を選択す
る部分であり、背景の色を「White」(白)と「B
lack」(黒)とに切り換えることができる。また
「Point」は色再現画像表示部920に表示される
色再現画像を構成する各ポイントの寸法を選択するもの
である。
「M:」,「Y:」,「K:」,「L:」,「a:」,
「b:」は、色再現画像を構成するいずれかのポイント
にマウスカーソル921を合わせたときに、そのポイン
トに対応するCMYK色空間の座標(CMYKの各値)
とL*a*b*色空間上の座標(L*a*b*の各値)が表示
される欄である。この図9では、a*b*面へ投影された
形状の色再現画像が表示されており、マウスカーソル9
21がいずれのポイントからも離れているときは、図9
に「a:80」,「b:65」と示すように、現在のマ
ウスカーソルの位置のa*値とb*値のみが表示される。
int」も、色再現画像上のポイントの、CMYK色空
間の座標(CMYKの各値)とL*a*b*色空間上の座
標(L*a*b*の各値)を示す欄であり、マウスカーソ
ル921を色再現画像上のいずれかのポイントに合わせ
てマウスクリックを行なったときに、そのポイントが参
照ポイントとして登録されるとともに、「Refere
nce Point」の欄に、その参照ポイントのCM
YKとL*a*b*の各値が表示される。このようなマウ
スクリックにより参照ポイントを登録しておいてマウス
カーソル921を別のポイントに移動すると、その「R
eference Point」の左隣りの欄に、マウ
スカーソル921が現在指し示しているポイントのCM
YKとL *a*b*の各値が表示されるとともに、その下
の「Delta E」の欄のそれら2つのポイント(参
照ポイントとマウスカーソルが現在指し示しているポイ
ント)の間の色差が表示される。
t」の欄の直上に表示されている「LAxis」は、上
部パネル表示部910の「View」により「ab P
lane」が選択されているときに、下部パネル表示部
930の左側の「View Area」とともに、図8
のプロファイル作成表示装置800の範囲指定部811
のGUIを構成するものである。「View Are
a」の説明では、色再現画像表示部920には、CMY
K色空間内の、「View Area」で指定された範
囲のポイント集合からなる色再現画像が表示される旨説
明したが、これは、「LAxis」のスライドバーが1
00.0の位置であるときであり、「LAxis」のス
ライドバーが100.0から動かされたときは色再現画
像は以下のように変化する。
は、図9では100.0に合わせてあるが、この場合、
L*a*b*空間をL*軸上L*=100.0(最大値)の
位置で、a*−b*平面に平行に広がる面で区切ったとき
の、その面よりも下(L*値が小さい側)に配列された
ポイントが表示される(すなわち、100.0のときは
L*a*b*色空間全体が表示される)。これに対し、
「LAxis」のスライドバーを、例えば50.0(中
央)まで動かすと、L*a*b*色空間の、L*軸をa*−
b*平面と平行にL*=50.0で切る平面の下側に配列
されたポイントのみが表示される。
示装置82の表示画面82a(図2参照)上に表示され
る画像の第2例を示す図である。
ル表示部910と、色再現画像表示部920と、下部パ
ネル表示部930とで構成されている。
示されている色再現画像は、上部パネル表示部910の
「View」で「Lab Space」が選択されたと
きに表示される、三次元表示の画像であり、立体的なイ
メージを演出するため、その色再現画像のまわりに三次
元的な部屋が描画されている。
ontrol」,「Show Compare」は図9
の場合と同一であり説明は省略するが、ここでも、図9
の場合と同様、「Show Compare」はマウス
操作されておらず、色再現画像表示部920には、1つ
の出力デバイスの色再現画像が表示されている。
Area」,「Color」,「Point」は図9の
場合とそれぞれ同一の機能を有するものであり、図9を
参照して説明済であるので、ここでは説明は省略する。
「L*」の各スライドバーは、色再現画像表示部920
に表示される色再現画像の三次元立体の姿勢を指定する
ものである。
ゼロの初期状態(それら3つのスライドバーのいずれも
が中間位置にある状態)では、図9と同様な視点、すな
わち、L*a*b*色空間をL*軸を上(値の大きい方)か
ら下(値の小さい方)に覗めた状態の色再現画像が表示
され、「a*」,「b*」,「L*」のスライドバーを動
かすとそれぞれa*軸,b*軸,L*軸のまわりの回転角
度が調整され、その調整された回転角度だけその軸のま
わりに回転した状態の色再現画像が表示される。
ーを動かした後、「Reset」をクリックすると、そ
れらのスライドバーがいずれも初期位置に復帰する。
初期状態の色再現画像が表示された状態で「a*」,
「b*」,「L*」のスライドバーを動かしたとき、a*
軸,b*軸,L*軸のまわりの回転の順番により、すなわ
ち、例えば先ずa*軸のまわりに回転し、次にb*軸のま
わりに回転し、最後にL*軸のまわりに回転するか、あ
るいはそれとは異なる順番により回転するかにより、回
転後の最終の色再現画像の姿勢が異なることになる。そ
こで、ここでは、「Follow」と「Absolut
e」の2つの回転タイプが用意されている。この図10
では「Absolute」が指定されており、この「A
bsolute」を指定すると、「a*」,「b*」,
「L*」のスライドバーをどの順序で操作しても、色再
現画像表示部920には、必ず初期状態から、最初にa
*軸のまわりに回転し、次にb*軸のまわりに回転し、最
後にL*軸のまわりに回転するときの姿勢の色再現画像
が表示される。
*」,「b*」,「L*」の各スライドバーを操作したと
き、その操作の順序に従ってその軸のまわりにその操作
量に応じた回転角度だけ回転した姿勢の色再現画像が表
示される。この「Follow」では、現在ある1つの
姿勢の色再現画像が表示されていたときに、例えば「a
*」のスライドバーを操作すると、それまで表示されて
いた色再現画像がa*軸のまわりに、今回の操作量に応
じた回転量だけ回転する。
istance」は、「+」をクリックしてプラス側に
動かすとその操作量に応じて色再現画像に視点が近づい
た状態の色再現画像(すなわち、拡大された色再現画
像)が色再現画像表示部920に表示され、「−」をク
リックしてマイナス側に動かすと、色再現画像から視点
が遠ざかった状態の色再現画像(すなわち、縮小された
色再現画像)が色再現画像表示部920に表示される。
「0」をクリックすると標準の視点位置に戻る。
左右の三角マークと中央の「reset」は、それをマ
ウス操作することにより、色再現画像表示部920に表
示される色再現画像が、視点が上下左右に動き、あるい
は元に戻ったように変化する。
示装置800の画像表示部812により、画像表示装置
82の表示画面82a(図2参照)上に表示される画像
の第3例を示す図である。
上部パネル表示部910と、色再現画像表示部920
と、下部パネル表示部930とで構成されている。
示された色再現画像は、上部パネル表示部910の「V
iew」で「ab Plane」が選択されていること
からa*−b*面に投影された二次元表示のものである。
ただし、図9の場合とは異なり、この図11では、上部
パネル表示部910の「Show Compare」が
クリックされ、その結果、色再現画像表示部920に
は、2つの色再現画像が重ねられて表示されている。さ
らに、この図11では、下部パネル表示部930の「V
iew Area」の「C」,「M」,「Y」,「K」
がそれぞれ「ALL」,「ALL」,「0%」,「0
%」と指定されており、したがって色再現画像表示部9
20には、Y=0%かつK=0%のC−M平面に並ぶ各
格子点に対応するL*a*b*色空間の各ポイントが表示
されている。
る1つのポイントにマウスカーソル921が合わせられ
てマウスクリックがなされた結果、そのポイントが参照
ポイントとして登録されるとともに、「Referen
ce Point」の領域に、その参照ポイントのCM
YKおよびL*a*b*の各値が表示されている。さら
に、その参照ポイントには矩形のマークが表示され、か
つ、その矩形マーク内にその参照ポイントが拡大されて
表示される。この図11では、その後さらにマウスカー
ソル921が別のポイントを指し示すように移動され、
「Reference Point」の左隣りに、マウ
スカーソル921が現在指し示しているポイントのCM
YKおよびL*a*b*の各値が表示され、その下の「D
eltaE」の欄には、それら2つのポイントの間の色
差が表示されている。
示装置800の画像表示部812により、画像表示装置
82の表示画面82a(図2参照)上に表示される画像
の第4例を示す図である。
様、上部パネル表示部910と、色再現画像表示部92
0と、下部パネル表示部930とで構成されている。
示された色再現画像は、上部パネル表示部910の「V
iew」で「Lab Space」が選択されているこ
とからL*a*b*色空間が三次元で表示された画像であ
り、しかも、この図12では、上部パネル表示部910
の「Show Compare」がクリックされること
により、色再現画像表示部920には、2つの出力デバ
イスの色再現画像が重ねられた状態(この場合立体であ
るので、三次元的に表現すれば相互に入り込んだ状態を
いう)で表示されている。
第2例の場合と同様であり、説明は省略する。
タ60のプロファイルを表示すること、およびそのプリ
ンタ60のプロファイルに印刷機40のプロファイルを
重ねて表示することを念頭において説明したが、図1〜
図3に示すパーソナルコンピュータ80内に構成され
た、図8に示すプロファイル作成表示装置800では、
プリンタプロファイルのみでなく、印刷機40(図1参
照)のプロファイルを単独で表示することもでき、カラ
ースキャナ10のプロファイルを作成・表示することも
できる。カラースキャナ10のプロファイルを表示する
にあたっては、図1に示す原稿画像11に代わり、図2
に示すカラーチャート90と同一フォーマットのカラー
チャートをカラースキャナ10で読み取ってCMYKの
画像データを得、このようにして得た画像データを、例
えばフロッピー(登録商標)ディスク等の可搬型記憶媒
体を介して、あるいはカラースキャナ10をパーソナル
コンピュータ80に直接に接続しておいて読み取りを行
なうことなどにより、パーソナルコンピュータ80に取
り込み、さらに、そのカラースキャナ10に読み取らせ
たカラーチャートを分光測色計70で測色しL*a*b*
の測色データを得てその測色データをパーソナルコンピ
ュータ80に取り込み、そのパーソナルコンピュータ8
0内に構成された図8のプロファイル作成装置800の
プロファイル作成部816でそれらCMYKの画像デー
タとL*a*b*の測色データを対応づけることにより、
カラースキャナ10のプロファイルを作成し、そのよう
にして作成したプロファイルを、上記の説明と同様にし
て表示することができる。また、このカラースキャナ1
0のプロファイルに、印刷機40のプロファイルあるい
はプリンタ60のプロファイルを重ねて表示することも
できる。あるいは、プロファイルの作成方法自体は本発
明の主題ではなく、図1に図示されていない別の種類の
入力デバイスや出力デバイス、例えば電子スチールカメ
ラや画像ディスプレイ装置等のプロファイルを入手し
て、それを表示することもできる。
いは出力(表示を含む)するデバイスの種類を問わず、
どのようなデバイスの色再現特性であっても単独で、あ
るいは複数重ねて表示することができる。
*a*b*色空間との間の変換を取り扱うプロファイルの
表示形態に関するものであるが、本発明は、それに限ら
ず、RGB色空間とL*a*b*色空間、あるいは、CM
YK色空間あるいはRGB色空間とXYZ色空間等との
間の関係を規定したプロファイルを表示する場合にも適
用することができるものである。
ば、プロファイルデータ上で詳細な検討を行なうのに適
した表示を得ることができる。
ルーフ画像作成システムの全体構成図である。
ナルコンピュータの外観斜視図である。
成図である。
合させた結合プロファイルを示す図である。
一実施形態を示す図である。
構成された、本発明の色再現特性表示装置の一実施形態
を含むプロファイル作成表示装置の機能ブロック図であ
る。
第1例を示す図である。
の第2例を示す図である。
の第3例を示す図である。
の第4例を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 画像データ上の色を規定する第1の色空
間の座標と画像上の色を規定する第2の色空間の座標と
の対応関係が画像データと画像との間を媒介するデバイ
スに応じて定義された色再現特性を表示する色再現特性
表示装置において、 前記第1の色空間内の所望の座標範囲を操作に応じて指
定する範囲指定部と、 前記第1の色空間内を格子状に区切ったときの各格子点
の座標のうちの前記範囲指定部で指定された座標範囲内
の各座標に対応する前記第2の色空間上の座標点をプロ
ットした色再現画像を表示する画像表示部とを備えたこ
とを特徴とする色再現特性表示装置。 - 【請求項2】 前記画像表示部は、前記色再現画像を、
操作に応じて切り換えて、二次元表示で、あるいは三次
元表示で、表示するものであることを特徴とする請求項
1記載の色再現特性表示装置。 - 【請求項3】 前記色再現画像上にプロットされた点の
うちの所望の点を操作に応じて指定する表示プロット指
定部を備え、 前記画像表示部は、前記色再現画像とともに、前記表示
プロット指定部により指定された前記色再現画像上の点
に相当する、前記第1の色空間上の座標値と前記第2の
色空間上の座標値とを表示するものであることを特徴と
する請求項1記載の色再現特性表示装置。 - 【請求項4】 前記色再現画像上にプロットされた点の
うちの所望の2つの点を操作に応じて指定する表示プロ
ット指定部を備え、 前記画像表示部は、前記色再現画像とともに、前記表示
プロット指定部により指定された前記色再現画像上の2
つの点の、前記第2の色空間における距離の情報を表示
するものであることを特徴とする請求項1記載の色再現
特性表示装置。 - 【請求項5】 前記画像表示部は、複数の出力デバイス
に相当する複数の色再現画像を重ねて表示するモードを
有するものであることを特徴とする請求項1記載の色再
現特性表示装置。 - 【請求項6】 コンピュータを、画像データ上の色を規
定する第1の色空間の座標と画像上の色を規定する第2
の色空間の座標との対応関係が画像データと画像との間
を媒介するデバイスに応じて定義された色再現特性を表
示する色再現特性表示装置として動作させる色再現特性
表示プログラムを記憶した色再現特性表示プログラム記
憶媒体において、 前記色再現特性表示プログラムが、 前記第1の色空間内の所望の座標範囲を操作に応じて指
定する範囲指定部と、 前記第1の色空間内を格子状に区切ったときの各格子点
の座標のうちの前記範囲指定部で指定された座標範囲内
の各座標に対応する前記第2の色空間上の座標点をプロ
ットした色再現画像を表示する画像表示部とを有するも
のであることを特徴とする色再現特性表示プログラム記
憶媒体。
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