JP2002111359A - アンテナ装置、通信装置およびレーダ装置 - Google Patents

アンテナ装置、通信装置およびレーダ装置

Info

Publication number
JP2002111359A
JP2002111359A JP2000295204A JP2000295204A JP2002111359A JP 2002111359 A JP2002111359 A JP 2002111359A JP 2000295204 A JP2000295204 A JP 2000295204A JP 2000295204 A JP2000295204 A JP 2000295204A JP 2002111359 A JP2002111359 A JP 2002111359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna device
primary radiator
openings
dielectric
dielectric lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000295204A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takimoto
幸男 瀧本
Toru Tanizaki
透 谷崎
Ikuo Takakuwa
郁夫 高桑
Norimasa Kitamori
宣匡 北森
Fuminori Nakamura
文宣 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000295204A priority Critical patent/JP2002111359A/ja
Priority to EP01122456A priority patent/EP1195849B1/en
Priority to DE60123905T priority patent/DE60123905T2/de
Priority to US09/968,414 priority patent/US6822612B2/en
Priority to KR10-2001-0060047A priority patent/KR100445242B1/ko
Publication of JP2002111359A publication Critical patent/JP2002111359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/3208Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used
    • H01Q1/3233Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used particular used as part of a sensor or in a security system, e.g. for automotive radar, navigation systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
    • H01Q19/06Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using refracting or diffracting devices, e.g. lens
    • H01Q19/062Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using refracting or diffracting devices, e.g. lens for focusing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q25/00Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns
    • H01Q25/007Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns using two or more primary active elements in the focal region of a focusing device
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/12Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system using mechanical relative movement between primary active elements and secondary devices of antennas or antenna systems
    • H01Q3/14Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system using mechanical relative movement between primary active elements and secondary devices of antennas or antenna systems for varying the relative position of primary active element and a refracting or diffracting device

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビームの走査範囲を広角化するとともに走査
速度を容易に高められるようにし、且つ高利得なアンテ
ナ装置、それを用いた探知能力の高いレーダ装置、およ
び通信装置を構成する。 【解決手段】 1次放射器1から放射される電磁波が個
別に入射される複数の誘電体レンズ24,25,26を
固定部に設け、1次放射器を可動部に設けて、可動部を
固定部に対して相対変位させることによって、1次放射
器から放射される電磁波を受ける開口部を選択するとと
もに、ビームの指向方向を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1次放射器と開
口部を含む、ミリ波帯などにおけるアンテナ装置、それ
を備えた通信装置およびレーダ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばミリ波を用いた車載用レー
ダは、車両の前方または後方に対して指向性の鋭いレー
ダビームを送波し、前方または後方を走行する車両など
のターゲットからの反射波を受波し、その送受波信号の
時間の遅れや周波数差などからターゲットまでの距離や
自車両との相対速度を検出するようにしている。このよ
うなミリ波レーダにおいては、探知すべき角度範囲が狭
い場合には、固定された方向に送受波ビームを形成すれ
ばよいが、探知すべき角度範囲が広い場合や、角度方向
の分解能を低下させることなく、しかも高利得を維持す
るためには、送受波ビームの指向性を鋭くしたまま、そ
の方向を変化させる(以下ビームの走査という。)必要
が生じる。
【0003】誘電体レンズと1次放射器を用いた開口面
アンテナにおいて、誘電体レンズに対する1次放射器の
位置を相対変位させることによってビームの走査を行う
ものとして特開平10−200331が開示されてい
る。このアンテナ装置は、図16に示すように、誘電体
レンズ25と1次放射器1とで1つのアンテナ装置を構
成し、誘電体レンズ25に対する1次放射器1の相対位
置を変化させることによってビームの方向を変化させる
ようにしている。図16において1a,1b,1cは、
単一の1次放射器のビーム走査時における3点の位置を
同時に示したものである。1次放射器が1aの位置にあ
るとき、ビームはBaのように形成され、1次放射器が
1bの位置にあるとき、ビームはBbのように形成さ
れ、1次放射器が1cの位置にあるとき、ビームはBc
のように形成される。
【0004】また、異なるビーム幅を有する複数のアン
テナを切り換えて物体の検知を行う車載用レーダ装置と
して、特開平10−27299が開示されている。さ
らに、送信アンテナのビーム幅の範囲に5つの受信ビー
ムを配置したレーダ装置として、特開平10−142
324が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、に示され
ているような、単一の誘電体レンズと単一の1次放射器
を用いて広角度にわたってビームの走査を行おうとし
て、1次放射器の移動量を大きくすると、1次放射器の
位置が誘電体レンズに対する最適な位置から大きくずれ
て利得が低下し、サイドローブレベル(特性)が大きく
劣化する。結果的にビームの走査角度の変化量が大きく
とれないので、広角度にわたる走査ができない。例えば
±60°方向以上にビームを傾けることは困難であるた
め、広範囲にわたる物体の検知が困難であった。
【0006】の車載用レーダ装置においては、ビーム
の指向方向の角度情報を検出する機能がなく、障害物の
方位情報が得られない。また、1次放射器およびレンズ
を含んで成るアンテナの数が、ビームの数だけ必要にな
るという問題があった。さらに概念的なことしか開示さ
れておらず、実現方法が明示されていない。
【0007】のレーダ装置においては、送信アンテナ
のビーム放射方向と受信アンテナのビーム幅の兼ね合い
で、走査角度が決定されるため、走査角度を広げようと
すれば送信ビームの幅を広くすることになるが、送信ビ
ームの幅をあまり広くすることは困難であり、広くでき
たとしても、その結果電力密度が低下し、探知可能な距
離が短縮化されるという問題があった。
【0008】この発明の目的は、上述の各種問題点を解
消して、ビームの走査範囲を広角化するとともに走査速
度を容易に高められるようにし、且つ高利得なアンテナ
装置、それを用いた探知能力の高いレーダ装置、および
通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、1次放射器
と、その1次放射器から放射されるビームの指向性を制
御する開口部とを備えてアンテナ装置を構成するが、1
次放射器から放射される電磁波が個別に入射される複数
の開口部をそれぞれ固定部に設け、1次放射器を可動部
に設け、可動部を固定部に対して相対変位させて、1次
放射器から放射される電磁波を受ける開口部を選択する
とともに、ビームの指向方向を変化させる手段を設け
る。
【0010】この構成により、単一の1次放射器を用い
ながらも、広角度にわたって高速にビームの走査を行え
るようにする。
【0011】また、この発明は、上記開口部を誘電体レ
ンズで構成する。これにより全体の構成を簡素化して、
その設計を容易にする。
【0012】また、この発明は、上記開口部を、誘電体
レンズ、および誘電体レンズと1次放射器との間に配置
した反射器とから構成する。これにより1次放射器の移
動量に対するビームの走査角度を容易に広げられるよう
にし、且つ走査速度を向上できるようにする。
【0013】また、この発明は、上記複数の開口部のそ
れぞれから放射されるビームの指向方向を検出する手段
を設ける。すなわち、複数の開口部それぞれにおいてビ
ームを走査し、その指向方向(角度情報)を検出する。
これにより、複数の開口部を用いながらも、任意の方向
へビームを向けられるようにする。
【0014】また、この発明は、上記固定部に設けた線
路に、1次放射器に結合する線路を結合させて、固定部
に設けた線路と可動部に設けた線路とによって方向性結
合器を構成する。これにより固定部と可動部の線路間の
結合を容易にする。
【0015】また、この発明は、上記固定部に設けた線
路と可動部に設けた線路とを非放射性誘電体線路により
構成する。これにより、ミリ波帯の信号の伝送損失を低
減し、1次放射器との結合も容易にする。
【0016】また、この発明は、上記方向性結合器の入
出力間の結合度を略0dBとする。これにより固定部と
可動部の線路間の方向性結合器による挿入損失を抑え、
出力電力を大きくする。
【0017】また、この発明は、上記複数の開口部のう
ち所定の少なくとも2つの開口部の間に遮蔽用部材を設
ける。これにより、全体に小型にした場合でも、1次放
射器から放射される電磁波が所定の開口部にのみ選択的
に入射するように構成する。
【0018】また、この発明は、上記開口部の中心をむ
すぶ線が1次放射器の変位方向に対して非平行となるよ
うに配置して、可動部の直線変位により、ビームの指向
方向を立体的に変化させるようにする。これによりビー
ムの立体的な走査を可能とする。
【0019】また、この発明は、上記複数の開口部のう
ち、中央の開口部を他の開口部より開口を大きくする。
これにより、中央付近方向のビームを鋭くし、中央付近
から離れた方向のビームを広げる。
【0020】また、この発明は、上記誘電体レンズを複
数の開口部にまたがって一体成型する。これにより、誘
電体レンズの組み立てを容易にし、各誘電体レンズ部分
の向きの精度も高める。
【0021】また、この発明は、上記アンテナ装置と、
アンテナ装置へ送信信号を出力する送信回路と、アンテ
ナ装置からの受信信号を受ける受信回路とから通信装置
を構成する。これにより広角度範囲にビームの走査を行
って通信できるようにする。
【0022】また、この発明は、上記アンテナ装置と、
そのアンテナ装置へ送信信号を出力するとともにアンテ
ナ装置からの受信信号を受けて、アンテナ装置から送信
された電磁波を反射する物標を探知するレーダ装置を構
成する。これにより、広角度範囲にわたって高速に物標
の探知を行えるようにする。
【0023】さらに、この発明は、上記レーダ装置を搭
載した移動体の移動速度が所定値より高速であるとき
に、複数の開口部のうち移動体の移動方向への開口部
に、1次放射器から放射される電磁波が入射する時間割
合を、他の開口部に上記電磁波が入射する時間割合に比
べて、より大きくなるように可動部の変位を制御する手
段を設ける。この構成により、移動体の速度に応じたビ
ームの走査角度範囲を重点的に探知できるようにする。
【0024】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に係るアンテナ装
置の構成を、図1〜図3を参照して説明する。図1はア
ンテナ装置の主要部の構成およびビーム走査時の1次放
射器の変位の例を示している。実際には1次放射器は単
一であり、図中の1a〜1iはビーム走査時の1次放射
器1の複数点の位置を示している。この1次放射器1
は、後述するように、回転モータを駆動源とする機構ま
たはリニアモータを駆動源とする機構により変位させ
る。Ba〜Biは、1次放射器が1a〜1iの位置にあ
る時のそれぞれのアンテナの指向特性のパターン(この
パターンも以下単にビームという。) 24,25,26はそれぞれ誘電体レンズであり、1次
放射器1から比較的広角度範囲に放射強度が分布する電
磁波を収束(集光)して鋭いビームを形成する。ここ
で、中央の誘電体レンズ25は、例えばこのアンテナ装
置を備えたレーダ装置を車両に搭載する際に、正面方向
およびその左右の所定角度範囲のビームの走査に用い
る。また、誘電体レンズ24は正面より左方向の所定角
度範囲のビーム走査時に用いる。同様に誘電体レンズ2
6は正面より右方向の所定角度範囲のビーム走査時に用
いる。すなわち、1次放射器が1eで示す位置にある
時、ビームBeが正面方向に向き、1次放射器が1dま
たは1fにある時、BdまたはBfで示すように、ビー
ムはBeを中心として斜め方向を向く。このように指向
方向が変化するので、1次放射器をこの範囲で変位させ
ることによって、正面およびその左右の所定角度範囲の
ビーム走査が行える。また、1次放射器が1hの位置に
ある時、ビームはBhのように右斜め方向を向き、1次
放射器が1gまたは1iにある時、BgまたはBiで示
すように、ビームはBhを中心としてその左右方向に変
化する。したがって1次放射器をこの範囲で変位させる
ことによって、右方向の所定角度範囲にわたってビーム
の走査を行うことができる。同様に、1次放射器が1b
の位置にある時、ビームはBbのように左斜め方向を向
き、1次放射器が1aまたは1cにある時、Baまたは
Bcで示すように、ビームはBbを中心としてその左右
方向に変化する。したがって1次放射器をこの範囲で変
位させることによって、左方向の所定角度範囲にわたっ
てビームの走査を行うことができる。
【0025】なお、1次放射器は必ずしも1a〜1iの
間で往復させる必要はなく、例えば1a〜1cで数往復
させた後、1d〜1fで数往復、さらに1g〜1iで数
往復、といった使い方をしてもよい。
【0026】図2は1次放射器と誘電体レンズとの関係
および後述のNRDガイドから構成される方向性結合器
部分の構成を示す図である。図2の(A)はNRDガイ
ドの上部の導体板を取り除いた状態での上面図、(B)
は1次放射器部分を通る面での断面図、(C)は(A)
におけるA−A部分の断面図である。
【0027】図2の(A)において、32は固定部、3
1は可動部であり、可動部31は固定部32に対して相
対的に矢印方向に変位する。可動部31において14は
下部の導体板、11は誘電体ストリップであり、下部の
導体板14と上部の導体板との間に、この誘電体ストリ
ップ11を設けて第1の非放射性誘電体線路(以下「N
RDガイド」という。)を構成している。固定部32に
おいて、16は下部の導体板、12は誘電体ストリップ
であり、下部の導体板16と上部の導体板との間に、こ
の誘電体ストリップ12を設けて第2のNRDガイドを
構成している。
【0028】この第1と第2のNRDガイドの各々の導
体板の端面同士は所定の間隙を隔てて非接触状態に配置
している。第1と第2のNRDガイドの誘電体ストリッ
プ11,12は導体板14,16の端面付近に平行に配
置して、互いに近接させている。この構造により、第1
と第2のNRDガイドから成る方向性結合器を構成して
いる。上記2つのNRDガイド間の結合度は略0dBと
なるように、誘電体ストリップ11の12に対する結合
長などを定めている。
【0029】図2において11′,12′部分で示す誘
電体ストリップと、溝が形成され、その溝に誘電体スト
リップが嵌合するように、誘電体ストリップを挟む上下
の導体板とによって、LSM01モードの単一モードを
伝送するNRDガイド(以下、「ハイパーNRDガイ
ド」という。)をそれぞれ構成している。
【0030】可動部31側の誘電体ストリップ11′の
端部には円柱形状の誘電体共振器からなる1次放射器1
を設けている。なお、1次放射器としては、誘電体共振
器を用いたものに限らず、導波管形状のものなどを利用
することができる。図2の(B)に示すように、上部の
導体板15には、1次放射器1部分に同軸関係にあるホ
ーン状のテーパー部分を有する開口部を形成している。
そして、1次放射器1と開口部との間に、導電体板にス
リットを形成したスリット板を挟み込んでいる。これに
より誘電体ストリップ11′の長手方向に直角で導体板
14,15に平行な方向に電界成分を持ち、導体板1
4,15に垂直な方向に磁界成分を持つLSMモード
で、誘電体ストリップ11′内を電磁波が伝搬する。そ
して、誘電体ストリップ11′と1次放射器1とが電磁
界結合し、1次放射器1内に誘電体ストリップ11′の
電界と同一方向の電界成分を持つHE111モードが発
生する。そして、直線偏波の電磁波が上記開口部を介し
て導体板14に垂直な方向に放射される。誘電体レンズ
18はこれを収束させて所定のビームを形成する。逆
に、誘電体レンズを介して開口部から電磁波が入射され
ると、1次放射器1はHE111モードで励振し、これ
と結合する誘電体ストリップ11′にLSMモードで電
磁波が伝搬することになる。
【0031】固定部側32の誘電体ストリップ12′の
一方の端部には終端器20を設けている。以上の構成に
より、他方の誘電体ストリップ12′によるハイパーN
RDガイドに送信信号が入力され、受信信号が出力され
ることになる。
【0032】図3は上記可動部の駆動ユニットの構成を
示す斜視図である。同図において54は送りネジであ
り、その一端を軸受けを介して回転自在にフレームに取
り付けている。送りネジ54の他端はフレームにネジ止
め固定したパルスモータ55の軸に接続している。フレ
ームには送りネジ54に平行に送りガイド51を設けて
いて、送りネジ54に螺合するナット部を、送りガイド
51に摺動可能な状態に設けている。1次放射器を有す
る可動部31を上記ナット部にネジ止め固定している。
また、上記ナット部には遮光板52を取り付けている。
フレームにはフォトインタラプタ53を形成していて、
その光軸を上記遮光板53が過るように配置している。
【0033】この送りネジ方式では、パルスモータ55
に与えるパルス数によって可動部31を所定位置へ変位
させるので、基本的にオープンループ制御となる。すな
わち、パルスモータのパルス制御を行うCPUが所定数
のパルスをパルスモータへ与えることによって、可動部
の位置制御を行い、同時に、現在の可動部の位置を表す
パルス数をメモリやレジスタでカウントすることによっ
て、可動部の位置を間接的に検知する。但し、パルスモ
ータが脱調した場合や電源投入直後には可動部31の位
置が不明であるので、上記遮光板52とフォトインタラ
プタ53を用いる。ビームの指向方向は、可動部31の
位置によって、すなわち可動部31がホームポジション
にあるときからパルスモータ55に与えたパルス数によ
って検出する。
【0034】上述の例では、回転運動するモータを用い
て可動部を変位させるようにしたが、直線運動するボイ
スコイルモータを用いて可動部を変位させるようにして
もよい。その場合、可動部の位置を光学的に検出するセ
ンサを設けて、所定位置に可動部31が位置するように
モータを駆動する。
【0035】次に、第2の実施形態に係るアンテナ装置
の構成を、図4を参照して説明する。第1の実施形態で
は、1次放射器を直線状に変位させることによって、誘
電体レンズの中心との幾何学的な位置関係を変位させて
ビームの指向方向を変化させるようにしたが、この図4
に示す例では、1次放射器1を回転変位させるようにし
ている。すなわち、例えば1次放射器1から放射される
電磁波の放射パターン(以下、放射ビームという。)が
ビームBe’で示される時、誘電体レンズ25によって
これが収束されて正面方向にビームBeが形成される。
1次放射器1が図における時計方向に所定角度回転し
て、1次放射器単体での放射ビームがBf’で示される
時、誘電体レンズ25を通って前方に放射されるビーム
はBfで示すようになる。これは、1次放射器1が誘電
体レンズ25の焦点付近にあっても、1次放射器1から
誘電体レンズ25へ入射される電磁波の強度分布が右方
向に偏り、誘電体レンズ25から前方に放射される電磁
波の強度分布も右寄りとなるため、ビームの中心が右方
向に向くためである。
【0036】また、1次放射器1の放射ビームがBd’
で示す時、誘電体レンズ25を介したビームはBdのよ
うになる。1次放射器1の回転変位がさらに増して、例
えばその放射ビームがBh’で示される時、誘電体レン
ズ26を通ることによって、ビームBhが形成される。
1次放射器1からの放射ビームがBg’である時、誘電
体レンズ26を通してビームBgが形成される。同様
に、1次放射器1からの放射ビームがBi’である時、
誘電体レンズ26を通してビームBiが形成される。さ
らに同様に、1次放射器1からの放射ビームがBa’,
Bb’,Bc’を向いたときは、誘電体レンズ24を通
してビームBa,Bb,Bcがそれぞれ形成される。
【0037】このように、誘電体レンズを、それぞれの
誘電体レンズが担当するビームの走査角度範囲の略中心
方向を向けて、且つ1次放射器の放射ビームの向きを変
化させるようにしたことにより、収差によるビームの広
がりやサイドローブの劣化が抑えられ、広角度範囲にわ
たって高利得を維持することができる。
【0038】次に、第3の実施形態に係るアンテナ装置
の構成を、図5を参照して説明する。第1・第2の実施
形態では、3つの誘電体レンズの中心軸が、1次放射器
の走査範囲の中心付近、または1次放射器の位置付近を
通るように、左右の誘電体レンズを傾けたが、図5の
(A)に示すように、誘電体レンズ24,25,26の
それぞれの中心軸が平行となるように、各誘電体レンズ
を配置してもよい。
【0039】また、第1・第2の実施形態では3つの誘
電体レンズの口径を略等しくしたが、図5の(B)に示
すように、例えば正面方向の誘電体レンズ25の口径、
すなわち開口、を大きくし、その他の誘電体レンズ2
4,26の口径を小さくしてもよい。このように、正面
方向の誘電体レンズ25の口径を大きくすることによっ
て、このアンテナ装置をレーダ装置に適用した際に、正
面方向の利得および分解能が高まり、一般に重要な正面
方向のより遠方の探知を行えるようになる。一方の斜め
左右方向用の誘電体レンズの口径を小さくすることによ
って、形成されるビームの幅が広くなるが、一般に正面
方向に比べて近距離の探知となり、且つそれほど高い分
解能が要求されないので、そのことは問題とはならな
い。したがって、方位に応じたアンテナ性能を有し、全
体に小型且つ広角度範囲にわたるビーム走査が可能とな
る。
【0040】次に、第4の実施形態に係るアンテナ装置
の構成を、図6を参照して説明する。
【0041】第1〜第3の実施形態では、開口部を誘電
体レンズのみで形成した例を示したが、この図6に示す
アンテナ装置は、反射器としての反射鏡を併用する。図
6において34,36はそれぞれオフセットパラボラ反
射鏡であり、パラボラ(回転放物面)の軸は正面に対し
て所定角度外側を向けている。反射鏡34は図において
斜め左方向にビームを形成するために用い、1次放射器
1の放射ビームがBa’である時、図中左側の矢印で示
す方向にビームが形成される。1次放射器1を回転変位
させて、1次放射器1の放射ビームBa’の中心軸を所
定角度左右に振ることによって、反射鏡34で反射およ
び集光されたビームの指向方向も所定角度左右にふれる
ことになる。同様に、反射鏡36は図において斜め右方
向にビームを形成するために用い、1次放射器1の放射
ビームがBc’である時、図中右側の矢印で示す方向に
ビームが形成される。1次放射器1を回転変位させて、
1次放射器1の放射ビームBc’の中心軸を所定角度左
右に振ることによって、反射鏡36で反射および集光さ
れたビームの指向方向も所定角度左右にふれることにな
る。
【0042】図6において25は誘電体レンズであり、
正面方向のビーム形成のために用いる。すなわち、1次
放射器1の放射ビームBb’が誘電体レンズ25に入射
することによって前方にビームが形成される。そして、
図4に示した場合と同様に、1次放射器1を正面方向を
中心として所定角度回転変位させることによって、誘電
体レンズ25を通過することにより形成されるビームが
左右に所定角度ふれることになる。
【0043】このようにして正面およびその付近につい
ては、ビーム幅を細くして分解能を高めるとともに高利
得を得るようにし、反射鏡を用いて、斜め側方の広角度
範囲についてビームの走査を行えるようにする。
【0044】ここで、ビームの指向方向の変化範囲につ
いての例を図14に示す。図14において、Fで示すビ
ームの走査範囲は、従来技術による範囲である。以上に
示した第1〜第4の実施形態では、F以外にLF,RF
で示すビームの走査範囲が付加されたことになる。
【0045】次に、第5の実施形態に係るアンテナ装置
の構成を、図7を参照して説明する。この例は誘電体レ
ンズを用いないで構成し、且つ1次放射器の放射ビーム
の向きとは逆方向にビームを形成するするようにしたも
のである。図7において、34,35,36はオフセッ
トパラボラ反射鏡である。1次放射器1の放射ビームが
Ba’である時、反射鏡34による反射・集光によっ
て、図中左下方向の矢印で示す方向にビームが形成され
る。同様に、1次放射器1の放射ビームがBc’である
時、反射鏡36による反射・集光によって、図中右下方
向の矢印で示す方向にビームが形成される。
【0046】なお、反射鏡35は、1次放射器1から放
射された電磁波の反射波が1次放射器1およびその付近
をさけて放射されるようにオフセットしている。また反
射鏡34.36は、さらに反射波を斜め側方に反射させ
るためにオフセットしている。
【0047】図7に示した構成で、ある1つの反射鏡を
用いて所定角度範囲にビームの走査を行う場合には、図
6に示した場合と同様に、1次放射器1を所定角度範囲
で回転変位させればよい。
【0048】この第5の実施形態により、ビームの走査
範囲は図14おいてLB,RBで示す範囲にまで広がっ
たことになる。
【0049】次に、第6の実施形態に係るアンテナ装置
の構成を、図8を参照して説明する。この例も誘電体レ
ンズと反射鏡を併用した例であるが、反射鏡34,36
を誘電体レンズ24,26と1次放射器との間の位置に
それぞれ配置している。また、誘電体レンズ24,2
5,26は一体樹脂成型により設けている。1次放射器
が1bで示す位置を中心として所定範囲内にある時、誘
電体レンズ25に、1次放射器からの放射ビームが入射
されて、その1次放射器の変位によって、図に示すよう
に、正面および正面付近の所定角度範囲にわたってビー
ムの走査が行える。1次放射器がさらに変位して、例え
ば1aで示す位置にある時、1次放射器からの放射ビー
ムは反射鏡34で反射して誘電体レンズ24に入射す
る。これにより誘電体レンズ24の中心軸方向にビーム
が形成される。1次放射器が1aで示す位置から左右に
所定範囲にわたって変位すると、反射鏡34で反射した
電磁波の誘電体レンズ24に対するエネルギー分布が変
化するとともに、位相が変化するため、ビームの角度が
変化する。同様に、1次放射器が1cで示す位置にある
時、1次放射器からの放射ビームは反射鏡36で反射し
て誘電体レンズ26に入射する。これにより誘電体レン
ズ26の中心軸方向にビームが形成される。1次放射器
が1cで示す位置から左右に所定範囲にわたって変位す
ると、形成されるビームの角度が変化する。
【0050】このように反射鏡を誘電体レンズと1次放
射器との間に配置したことにより、1次放射器の変位に
よる、放射ビームが入射する対象となる誘電体レンズの
切り替えを、少ない移動量で行うことができ、1次放射
器を変位させる可動部の小型化および高速走査が可能と
なる。また、複数の誘電体レンズ部分を一体成型により
構成したことにより、誘電体レンズの組み立てを容易に
し、各誘電体レンズ部分の向きの精度も高まる。なお、
反射鏡34,36は平面以外にオフセットパラボラなど
の曲面を構成してもよい。
【0051】次に、第7の実施形態に係るアンテナ装置
の構成を図9を参照して説明する。図8と異なるのは、
遮蔽用部材37,38を設けたことである。この遮蔽用
部材37,38は、例えば1次放射器が1aの位置にあ
る時、1次放射器からの放射ビームが誘電体レンズ25
および26に入射しないように、同様に1次放射器が1
cの位置にある時、1次放射器からの放射ビームが誘電
体レンズ24,25に入射しないように、さらに、1次
放射器が1bの位置にある時、1次放射器からの放射ビ
ームが誘電体レンズ24,26に入射しないようにする
ために設けている。また、1次放射器が1b付近にある
時、その放射ビームが誘電体レンズ24,26に入射し
ないようにするために設けている。これにより、不要方
向へのビームの形成を防止する。なお、遮蔽用部材3
7,38は、反射鏡34,36の固定を兼ねている。
【0052】次に、第8の実施形態に係るアンテナ装置
の構成を、図10を参照して説明する。このアンテナ装
置は、図6に示したものと同様に、誘電体レンズ25と
反射鏡34,36を併用しているが、反射鏡34,36
の向きを、図6に示した場合とは異ならせている。1次
放射器1からの放射ビームが誘電体レンズ25に入射す
るような1次放射器1の回転変位の範囲では、すなわ
ち、1次放射器1の放射ビームがBb’の位置にある
時、およびその位置を中心として所定角度範囲で1次放
射器1が回転変位する時、正面および正面付近の方向に
ビームが形成されるが、1次放射器1の回転変位量がさ
らに増して、その放射ビームが反射鏡34または36に
入射すれば、図中矢印で示す方向に、すなわち後方に、
ビームが形成される。そして、後方についても、1次放
射器1の所定角度範囲での回転変位によってビームの走
査を行うことができる。このようなアンテナ装置は、例
えば車載用レーダ装置に備えて、前方と後方の両方につ
いて、所定角度範囲に存在する物標の探知に用いること
ができる。
【0053】次に、第9の実施形態に係るアンテナ装置
およびレーダ装置の構成を、図11を参照して説明す
る。この装置は、自動車のドアミラーに内蔵させたレー
ダ装置である。図11において、100Lは左側のドア
ミラー、100Rは右側のドアミラーであり、図11の
上部はそれらの内部構造を、下部は自動車の上面図をそ
れぞれ示している。
【0054】このアンテナ装置は、前方探知のために誘
電体レンズ25L,25R、後方探知のために反射鏡3
6L,36Rを用いている。誘電体レンズと反射鏡を併
用する点で、図10に示したものと同様である。図11
において、1L,1Rはそれぞれ1次放射器であり、こ
の1次放射器からの放射ビームの向きによって、ビーム
の走査を行う。RFブロックはミリ波レーダモジュール
であり、車載のコントローラに接続している。
【0055】この構成により、自動車の前方と後方を実
質上同時に探知することができる。なお、図11に示し
た例では、後方探知用のビームが透過するレドームを、
ドアミラー本来のミラーとは別の範囲に設けたが、可視
光を反射し、ミリ波を透過するミラーを用いれば、その
ミラーを全面に設けることもできる。
【0056】次に、第10の実施形態に係るアンテナ装
置の構成を、図12を参照して説明する。図12は1次
放射器1と3つの誘電体レンズ24,25,26との位
置関係を示す図であり、(A)は誘電体レンズの正面側
から見た正面図、(B)は側面図である。ここでz軸は
正面方向の軸、x軸は、z軸に直交する水平方向の軸、
y軸は鉛直方向の軸である。このように3つの誘電体レ
ンズ24,25,26を、それらの軸がz軸方向を向く
ように配置しているが、各誘電体レンズの中心を結ぶ線
Laが1次放射器の変位方向Lpに対して非平行となる
ように配置している。その結果、1次放射器1がLpに
沿って変位した時、その1次放射器1と誘電体レンズ2
4,25,26との位置関係によって定まるビームの指
向方向が、x軸方向だけでなくy軸方向へも走査される
ことになる。すなわち、1次放射器からの放射ビームが
誘電体レンズ25に入射する範囲では、x軸方向に沿っ
たビームの走査がなされるが、1次放射器1からの放射
ビームが誘電体レンズ24に入射する範囲では、−y方
向へオフセットがかかった状態でx軸方向にビームの走
査がなされる。同様に、1次放射器1からの放射ビーム
が誘電体レンズ26に入射する範囲では、+y方向へオ
フセットがかかった状態でx軸方向にビームの走査がな
される。
【0057】次に、第11の実施形態に係るアンテナ装
置の構成を図13を参照して説明する。1次放射器1と
誘電体レンズ24,25,26とによるアンテナ装置全
体の構成は図1に示したものと略同様であるが、後述す
るレーダ装置に適用した際のビーム走査角度範囲を切り
替えられるようにしている。すなわち、そのレーダ装置
を搭載した車両が高速走行している時には、より前方を
高い分解能で且つ遠方の物標を探知する必要があるの
で、(A)に示すように、1次放射器1の変位量を少な
くして往復動させる。これにより、主として誘電体レン
ズ25を用いたビーム形成を行う。
【0058】逆に、低速走行時には、斜め側方も探知す
る必要があるので、(C)に示すように、1次放射器1
の変位量を大きくして往復動させる。これにより、誘電
体レンズ24,25,26をそれぞれ用いて、広角度範
囲にビームを走査する。
【0059】また、中速走行時には、(B)に示すよう
に、1次放射器1の変位量を(A)と(C)の場合の中
間として、誘電体レンズ24,26も用いるものの、ビ
ームの走査角度範囲を狭める。
【0060】上述した例では、車両の走行速度が高速で
ある程、1次放射器の変位量(往復動の幅)を狭くする
ことによって、1次放射器から放射される電磁波が誘電
体レンズ25に入射する時間割合を、誘電体レンズ2
4,26に入射する時間割合に比べて、より大きくなる
ように制御したが、1次放射器の変位量を一定として同
様の効果を得るようにしてもよい。すなわち、車両の走
行速度が低速であれば、1次放射器が略一定速度で往復
動し、車両の走行速度が高速になればなる程、1次放射
器が、その往復動の中央付近で低速に変位するようにし
て、正面(前方)へビームが向く時間的割合が高くなる
ようにしてもよい。
【0061】また、1次放射器の変位速度が一定であっ
ても、1次放射器から放射される電磁波が、主として正
面(中央)の誘電体レンズ25へ入射するように、1次
放射器を比較的狭い範囲で往復動させ、且つ例えば数往
復に1回ぐらいの割合で、1次放射器からの電磁波が左
右の誘電体レンズ24,26へ入射するように、1次放
射器の変位幅を広げるようにし、車両の走行速度に応じ
て、高速になる程、中央の誘電体レンズ25を使用する
時間割合を高め、逆に左右の誘電体レンズ24,26を
使用する時間割合を低くするように制御してもよい。
【0062】次に、第12の実施形態に係るレーダ装置
の構成を図15を参照して説明する。
【0063】図15は上部の導体板部分を取り除いた状
態での上面図である。可動部31と固定部32部分にお
ける方向性結合器の構造は図2に示したものと同様であ
る。ここでは、方向性結合器の信号入出力部となるポー
ト#1にサーキュレータ19を接続し、サーキュレータ
19の入力ポートに誘電体ストリップ21によるハイパ
ーNRDガイドを接続し、サーキュレータ19の出力ポ
ートに、誘電体ストリップ23によるハイパーNRDガ
イドを接続している。誘電体ストリップ21によるハイ
パーNRDガイドにはオシレータを接続し、誘電体スト
リップ23によるハイパーNRDガイドにはミキサを接
続している。誘電体ストリップ21と23の間にはそれ
ぞれの誘電体ストリップによるハイパーNRDガイドと
結合して方向性結合器を構成する誘電体ストリップ22
を配置している。この誘電体ストリップ22の両端部に
は終端器20を設けている。ここで、ミキサおよびオシ
レータ部分は、バラクタダイオードやガンダイオードを
設けて、これらに対するバイアス電圧印加用の回路を設
けるために、基板を介在させたハイパーNRDガイドで
構成している。
【0064】このように構成することによって、オシレ
ータの発振信号は誘電体ストリップ21→サーキュレー
タ19→誘電体ストリップ12→誘電体ストリップ11
→1次放射器1の経路で伝搬されて、1次放射器1の軸
方向に電磁波が放射される。逆に、1次放射器1に入射
した電磁波は誘電体ストリップ11→誘電体ストリップ
12→サーキュレータ19→誘電体ストリップ23の経
路でミキサに入力される。また誘電体ストリップ21,
22,23により構成される2つの方向性結合器を介し
て発振信号の一部がローカル信号として、受信信号とと
もにミキサに与えられる。これによりミキサは送信信号
と受信信号の差の周波数成分を中間周波信号として生成
する。
【0065】図15に示した構成で、誘電体ストリップ
21,22,23による方向性結合器を設けることな
く、オシレータ部分に送信回路、ミキサ部分に受信回路
を設けれは、全体としてミリ波を用いた通信装置を構成
することができる。
【0066】なお、以上に示した各実施形態では、誘電
体レンズを3つまで、反射鏡も3つまで設けた例を示し
たが、これらの数は更に多くてもよい。
【0067】また、以上に示したいくつかの実施形態で
は、誘電体レンズと1次放射器との間に反射器を配置し
て、1次放射器から放射されるビームの指向性を制御す
るようにしたが、誘電体レンズと1次放射器との間に、
別の誘電体レンズまたはプリズムなどの透過器を配置し
て、ビームの指向性を制御するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、1次放射器と、その
1次放射器から放射されるビームの指向性を制御する開
口部とを備えてアンテナ装置を構成するが、1次放射器
から放射される電磁波が個別に入射される複数の開口部
をそれぞれ固定部に設け、1次放射器を可動部に設け、
可動部を固定部に対して相対変位させて、1次放射器か
ら放射される電磁波を受ける開口部を選択するととも
に、ビームの指向方向を変化させるようにしたため、単
一の1次放射器を用いながらも、単一の開口面では検出
できないような範囲を検出することができるようにな
り、広角度にわたって高速にビームの走査が行える。
【0069】また、この発明によれば、上記開口部を誘
電体レンズで構成したことにより、全体の構成が簡素化
され、その設計が容易になる。
【0070】また、この発明によれば、上記開口部を、
誘電体レンズ、および誘電体レンズと1次放射器との間
に配置した反射器とから構成したことにより、1次放射
器の移動量に対するビームの走査角度を容易に広げられ
るようになり、且つ走査速度が向上する。
【0071】また、この発明によれば、上記複数の開口
部のそれぞれから放射されるビームの指向方向を検出す
る手段を設けたことにより、複数の開口部を用いながら
も、任意の方向へビームが向けられるようになる。
【0072】また、この発明によれば、上記固定部に設
けた線路に、1次放射器に結合する可動部側の線路を結
合させて、固定部に設けた線路と可動部に設けた線路と
によって方向性結合器を構成したことにより、固定部と
可動部の線路間の結合が容易となる。
【0073】また、この発明によれば、上記固定部に設
けた線路と可動部に設けた線路とを非放射性誘電体線路
により構成したことにより、ミリ波帯の信号の伝送損失
が低減され、1次放射器との結合も容易となる。
【0074】また、この発明によれば、上記方向性結合
器の入出力間の結合度を略0dBとすることにより、固
定部と可動部の線路間の方向性結合器による挿入損失が
抑えられ、アンテナの利得が向上し、出力電力を大きく
することができる。
【0075】また、この発明によれば、上記複数の開口
部のうち所定の少なくとも2つの開口部の間に遮蔽用部
材を設けることにより、1次放射器から放射される電磁
波が所定の開口部にのみ選択的に入射するようになり、
隣接する開口部間の間隔を狭めることができ、全体に小
型化が図れる。
【0076】また、この発明によれば、上記開口部の中
心をむすぶ線が1次放射器の変位方向に対して非平行と
なるように配置したことにより、可動部の直線変位によ
り、ビームの立体的な走査が可能となる。
【0077】また、この発明によれば、複数の開口部の
うち、中央の開口部を他の開口部より開口を大きくする
ことにより、中央付近方向の利得および分解能を高め、
しかも、中央以外の開口部を利用して、広角度範囲にビ
ームを走査できるにも関わらず、全体に小型化を図るこ
とができる。
【0078】また、この発明によれば、誘電体レンズを
複数の開口部にまたがって一体成型したことにより、誘
電体レンズの組み立てを容易にし、各誘電体レンズ部分
の向きの精度も高まる。
【0079】また、この発明によれば、上記アンテナ装
置と、アンテナ装置へ送信信号を出力する送信回路と、
アンテナ装置からの受信信号を受ける受信回路とから通
信装置を構成したので、広角度範囲にビームの走査を行
って通信できるようになる。
【0080】また、この発明によれば、上記アンテナ装
置と、そのアンテナ装置へ送信信号を出力するとともに
アンテナ装置からの受信信号を受けて、アンテナ装置か
ら送信された電磁波を反射する物標を探知するレーダ装
置を構成したので、広角度範囲にわたって高速に物標の
探知を行えるようになる。
【0081】さらに、この発明は、上記レーダ装置を搭
載した移動体の移動速度が所定値より高速である時に、
1次放射器から放射される電磁波が、複数の開口部のう
ち主として1つの開口部に入射し、移動速度が所定速度
より低速である時に、1次放射器から放射される電磁波
が複数の開口部にわたって入射するように、開口部の変
位幅を制御する手段を設けたことにより、移動体の速度
に応じて適切な角度範囲について探知を効率よく行える
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成、お
よび誘電体レンズと1次放射器との位置関係を示す図
【図2】同アンテナ装置における方向性結合器および1
次放射器の構成を示す図
【図3】同アンテナ装置における可動部の駆動機構の例
を示す斜視図
【図4】第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成、お
よび誘電体レンズと1次放射器との位置関係を示す図
【図5】第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示
す図
【図6】第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示
す図
【図7】第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示
す図
【図8】第6の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示
す図
【図9】第7の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示
す図
【図10】第8の実施形態に係るアンテナ装置の構成を
示す図
【図11】第9の実施形態に係るアンテナ装置およびレ
ーダ装置の構成を示す図
【図12】第10の実施形態に係るアンテナ装置の構成
を示す図
【図13】第11の実施形態に係るアンテナ装置の構成
を示す図
【図14】従来のアンテナ装置およびこの発明のアンテ
ナ装置におけるビームの指向方向の変化範囲を示す図
【図15】第12の実施形態に係るレーダ装置の構成を
示す図
【図16】従来のアンテナ装置の構成、および誘電体レ
ンズと1次放射器との位置関係を示す図
【符号の説明】
1−1次放射器 11,12−誘電体ストリップ 14,15,16,17−導体板 19−サーキュレータ 20−終端器 21,22,23−誘電体ストリップ 24,25,26−誘電体レンズ 31−可動部 32−固定部 34,35,36−反射鏡 37,38−遮蔽用部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 21/20 H01Q 21/20 (72)発明者 高桑 郁夫 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 北森 宣匡 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 中村 文宣 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J020 AA02 AA03 BA06 BB01 BC04 BC13 BD03 CA02 DA03 DA10 5J021 AA08 BA01 BA03 CA06 DA03 DA05 EA04 FA17 FA26 GA02 HA03 HA04 HA05 HA10 5J045 AA05 AA21 DA09 EA07 EA10 FA02 HA03 MA07 NA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次放射器と該1次放射器から放射され
    るビームの指向性を制御する開口部とを備えたアンテナ
    装置において、 前記開口部は複数からなり、前記1次放射器から放射さ
    れる電磁波が入射される複数の開口部をそれぞれ固定部
    に設け、前記1次放射器を可動部に設け、該可動部を前
    記固定部に対して相対変位させて、前記1次放射器から
    放射される電磁波を主として受ける開口部を選択すると
    ともに、ビームの指向方向を変化させる手段を設けたア
    ンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の開口部をそれぞれ誘電体レン
    ズで構成した請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部を、誘電体レンズ、および該
    誘電体レンズと前記1次放射器との間に配置した反射器
    または透過器から構成した請求項1または2に記載のア
    ンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の開口部のそれぞれから放射さ
    れるビームの指向方向を検出する手段を設けた請求項
    1、2または3に記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記固定部に設けた線路に、前記1次放
    射器に結合する前記可動部に設けた線路を結合させて、
    前記固定部に設けた線路と前記可動部に設けた線路とに
    よって方向性結合器を構成した請求項1〜4のうちいず
    れか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記固定部に設けた線路と前記可動部に
    設けた線路とを非放射性誘電体線路とした請求項5に記
    載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記方向性結合器の入出力間の結合度を
    略0dBとした請求項5または6に記載のアンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記複数の開口部のうち所定の少なくと
    も2つの開口部を区切るように遮蔽用部材を設けた請求
    項1〜7のうちいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記開口部の中心をむすぶ線が前記1次
    放射器の変位方向に対して非平行となるように前記開口
    部を非直線上に配置して、前記可動部の直線変位によ
    り、前記ビームの指向方向を立体的に変化させるように
    した、請求項1〜8のうちいずれか1項に記載のアンテ
    ナ装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の開口部のうち、中央の開口
    部を他の開口部よりその開口を大きくした請求項1〜9
    のうちいずれかに記載のアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 前記誘電体レンズを前記複数の開口部
    にわたって一体成型した請求項2〜9のうちいずれかに
    記載のアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のうちいずれか1項に
    記載のアンテナ装置、該アンテナ装置へ送信信号を出力
    する送信回路、および前記アンテナ装置からの受信信号
    を受ける受信回路から成る通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のうちいずれか1項に
    記載のアンテナ装置と、該アンテナ装置へ送信信号を出
    力するとともに、前記アンテナ装置からの受信信号を受
    けて、前記アンテナ装置から送信された電磁波を反射す
    る物標を探知する手段とから成るレーダ装置。
  14. 【請求項14】 前記レーダ装置を搭載した移動体の移
    動速度が所定値より高速であるときに、前記複数の開口
    部のうち前記移動体の移動方向への開口部に、前記1次
    放射器から放射される電磁波が入射する時間割合を、他
    の開口部に前記電磁波が入射する時間割合に比べて、よ
    り大きくなるように、前記可動部の変位を制御する手段
    を設けた、請求項13に記載のレーダ装置。
JP2000295204A 2000-09-27 2000-09-27 アンテナ装置、通信装置およびレーダ装置 Pending JP2002111359A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295204A JP2002111359A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 アンテナ装置、通信装置およびレーダ装置
EP01122456A EP1195849B1 (en) 2000-09-27 2001-09-20 Antenna device, communication apparatus and radar module
DE60123905T DE60123905T2 (de) 2000-09-27 2001-09-20 Antennenanordnung, Kommunikationsgerät und Radarmodul
US09/968,414 US6822612B2 (en) 2000-09-27 2001-09-26 Antenna device, communication apparatus and radar module
KR10-2001-0060047A KR100445242B1 (ko) 2000-09-27 2001-09-27 안테나 장비, 통신 장치 및 레이더 모듈

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295204A JP2002111359A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 アンテナ装置、通信装置およびレーダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002111359A true JP2002111359A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18777666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000295204A Pending JP2002111359A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 アンテナ装置、通信装置およびレーダ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6822612B2 (ja)
EP (1) EP1195849B1 (ja)
JP (1) JP2002111359A (ja)
KR (1) KR100445242B1 (ja)
DE (1) DE60123905T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014179985A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Intel Corp サブアレイを有する単一パッケージフェイズドアレイモジュール
KR102347916B1 (ko) * 2020-09-16 2022-01-06 엘아이지넥스원 주식회사 안테나를 구비한 중계장치
JP7025859B2 (ja) 2016-08-24 2022-02-25 ザ・ボーイング・カンパニー 誘電体レンズを用いたステアラブルアンテナアセンブリ

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6814171B2 (en) * 2002-08-30 2004-11-09 Motorola, Inc. Automotive drive assistance system and method
DE10261027A1 (de) * 2002-12-24 2004-07-08 Robert Bosch Gmbh Winkelauflösendes Antennensystem
IL154525A (en) 2003-02-18 2011-07-31 Starling Advanced Comm Ltd Low profile satellite communications antenna
US7362273B2 (en) * 2005-09-23 2008-04-22 University Of South Florida Dual-polarized feed antenna apparatus and method of use
IL174549A (en) 2005-10-16 2010-12-30 Starling Advanced Comm Ltd Dual polarization planar array antenna and cell elements therefor
IL171450A (en) * 2005-10-16 2011-03-31 Starling Advanced Comm Ltd Antenna board
JP2007271383A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Toyoda Gosei Co Ltd 移動体用レーダ装置
DE102008038365A1 (de) * 2008-07-02 2010-01-07 Adc Automotive Distance Control Systems Gmbh Fahrzeug-Radarsystem und Verfahren zur Bestimmung einer Position zumindest eines Objekts relativ zu einem Fahrzeug
US8477063B2 (en) * 2008-10-03 2013-07-02 Honeywell International Inc. System and method for obstacle detection and warning
US7898462B2 (en) * 2008-10-03 2011-03-01 Honeywell International Inc. Multi-sector radar sensor
US7868817B2 (en) * 2008-10-03 2011-01-11 Honeywell International Inc. Radar system for obstacle avoidance
WO2010083432A2 (en) 2009-01-16 2010-07-22 Rf Code, Inc. Directional beacon device
US8330673B2 (en) * 2009-04-02 2012-12-11 GM Global Technology Operations LLC Scan loop optimization of vector projection display
JP5726852B2 (ja) 2009-04-06 2015-06-03 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミットベシュレンクテル ハフツングConti Temic microelectronic GmbH 送信信号と受信信号とを分離しかつ妨害放射を抑制する装置を持つレーダシステム及び方法
CN102751585B (zh) * 2011-04-20 2015-03-11 深圳光启高等理工研究院 电磁波透镜、波束扫描装置及方法
DE102011078641A1 (de) * 2011-07-05 2013-01-10 Robert Bosch Gmbh Radarsystem für Kraftfahrzeuge sowie Kraftfahrzeug mit einem Radarsystem
CA2831325A1 (en) 2012-12-18 2014-06-18 Panasonic Avionics Corporation Antenna system calibration
CA2838861A1 (en) 2013-02-12 2014-08-12 Panasonic Avionics Corporation Optimization of low profile antenna(s) for equatorial operation
US9806428B2 (en) * 2013-06-16 2017-10-31 Siklu Communication ltd. Systems and methods for forming, directing, and narrowing communication beams
US9680199B2 (en) * 2014-06-27 2017-06-13 Viasat, Inc. System and apparatus for driving antenna
KR102308250B1 (ko) * 2015-08-06 2021-10-05 엘지이노텍 주식회사 레이돔 및 이를 포함하는 차량용 레이더 장치
DE102015222884A1 (de) 2015-11-19 2017-05-24 Conti Temic Microelectronic Gmbh Radarsystem mit verschachtelt seriellem Senden und parallelem Empfangen
KR101709076B1 (ko) * 2015-11-24 2017-02-22 현대자동차주식회사 안테나 장치 및 이를 포함하는 차량
EP3414793B1 (en) * 2016-02-12 2020-05-20 Aeronet Global Communications Labs Dac Antenna system comprising dielectric lenses and method for aerial vehicles
JP6838250B2 (ja) * 2017-06-05 2021-03-03 日立Astemo株式会社 アンテナ、アレーアンテナ、レーダ装置及び車載システム
KR101894840B1 (ko) * 2017-09-15 2018-09-04 세종대학교산학협력단 알에프 렌즈 및 이를 포함하는 안테나
DE102017219372A1 (de) * 2017-10-27 2019-05-02 Robert Bosch Gmbh Radarsensor mit mehreren Hauptstrahlrichtungen
JP6986718B2 (ja) * 2017-11-27 2021-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 アンテナ装置
WO2019127498A1 (zh) 2017-12-29 2019-07-04 华为技术有限公司 一种装置
KR102023567B1 (ko) * 2018-01-10 2019-09-24 주식회사 큐유아이 안테나 어레이의 지향성을 개선하는 rf 렌즈 장치 및 그를 포함하는 송수신 안테나 시스템
JP7008216B2 (ja) * 2018-03-28 2022-01-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 レーダ装置
KR102455635B1 (ko) * 2018-05-25 2022-10-17 삼성전자주식회사 오브젝트 방향 결정 방법 및 장치
KR102026269B1 (ko) * 2018-08-22 2019-09-27 전자부품연구원 코러게이션 구조를 갖는 렌즈 안테나
HUE054958T2 (hu) * 2019-02-04 2021-10-28 Grieshaber Vega Kg Antenna elrendezés
CN111725604B (zh) * 2019-03-20 2021-09-14 Oppo广东移动通信有限公司 毫米波天线装置和电子设备
KR102209380B1 (ko) * 2019-07-01 2021-02-01 곽병재 안테나 어레이의 지향성을 개선하는 rf 렌즈 장치 및 그를 포함하는 송수신 안테나 시스템
US11888580B2 (en) * 2022-03-28 2024-01-30 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Near-omnidirectional optical communication system

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05121923A (ja) * 1991-10-29 1993-05-18 Mitsubishi Electric Corp レドーム板およびその製造方法
JPH0585110U (ja) * 1992-04-14 1993-11-16 デイエツクスアンテナ株式会社 複数衛星選択受信アンテナ
JPH09191213A (ja) * 1995-11-07 1997-07-22 Denso Corp 開口面アンテナ
JPH10200331A (ja) * 1997-01-07 1998-07-31 Murata Mfg Co Ltd アンテナ装置および送受信装置
JPH11504756A (ja) * 1996-02-29 1999-04-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 統合化マイクロ波アンテナを備えた前照灯
JPH11127001A (ja) * 1997-10-23 1999-05-11 Murata Mfg Co Ltd 誘電体線路スイッチおよびアンテナ装置
JP2000022424A (ja) * 1998-07-06 2000-01-21 Murata Mfg Co Ltd アンテナ装置および送受信装置
JP2000174548A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Honda Motor Co Ltd レーダ装置
JP2000196345A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
WO2000048270A1 (fr) * 1999-02-12 2000-08-17 Tdk Corporation Antenne a lentille et reseau d'antennes a lentille

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2576181A (en) * 1947-10-28 1951-11-27 Rca Corp Focusing device for centimeter waves
US2720589A (en) * 1951-07-27 1955-10-11 Sperry Rand Corp Rapid scanning radar antenna
JPS5445040A (en) * 1977-09-16 1979-04-10 Nissan Motor Co Ltd Rear warning radar device
GB9102585D0 (en) * 1991-02-06 1991-03-27 Marconi Gec Ltd Radar system
JPH1027299A (ja) 1996-07-08 1998-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用レーダ装置
DE19642810C1 (de) * 1996-10-17 1998-04-02 Bosch Gmbh Robert Radarsystem, insbesondere Kraftfahrzeug-Radarsystem
JPH10142324A (ja) 1996-11-14 1998-05-29 Furukawa Electric Co Ltd:The レーダ装置
WO1999042856A2 (en) * 1998-02-19 1999-08-26 Amerigon Inc. High performance vehicle radar system
JP3731354B2 (ja) * 1998-07-03 2006-01-05 株式会社村田製作所 アンテナ装置および送受信装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05121923A (ja) * 1991-10-29 1993-05-18 Mitsubishi Electric Corp レドーム板およびその製造方法
JPH0585110U (ja) * 1992-04-14 1993-11-16 デイエツクスアンテナ株式会社 複数衛星選択受信アンテナ
JPH09191213A (ja) * 1995-11-07 1997-07-22 Denso Corp 開口面アンテナ
JPH11504756A (ja) * 1996-02-29 1999-04-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 統合化マイクロ波アンテナを備えた前照灯
JPH10200331A (ja) * 1997-01-07 1998-07-31 Murata Mfg Co Ltd アンテナ装置および送受信装置
JPH11127001A (ja) * 1997-10-23 1999-05-11 Murata Mfg Co Ltd 誘電体線路スイッチおよびアンテナ装置
JP2000022424A (ja) * 1998-07-06 2000-01-21 Murata Mfg Co Ltd アンテナ装置および送受信装置
JP2000174548A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Honda Motor Co Ltd レーダ装置
JP2000196345A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
WO2000048270A1 (fr) * 1999-02-12 2000-08-17 Tdk Corporation Antenne a lentille et reseau d'antennes a lentille

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014179985A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Intel Corp サブアレイを有する単一パッケージフェイズドアレイモジュール
US9413079B2 (en) 2013-03-13 2016-08-09 Intel Corporation Single-package phased array module with interleaved sub-arrays
US10263346B2 (en) 2013-03-13 2019-04-16 Intel Corporation Single-package phased array module with interleaved sub-arrays
JP7025859B2 (ja) 2016-08-24 2022-02-25 ザ・ボーイング・カンパニー 誘電体レンズを用いたステアラブルアンテナアセンブリ
KR102347916B1 (ko) * 2020-09-16 2022-01-06 엘아이지넥스원 주식회사 안테나를 구비한 중계장치

Also Published As

Publication number Publication date
EP1195849A3 (en) 2004-01-07
EP1195849A2 (en) 2002-04-10
EP1195849B1 (en) 2006-10-18
KR100445242B1 (ko) 2004-08-21
KR20020025049A (ko) 2002-04-03
DE60123905T2 (de) 2007-04-12
US6822612B2 (en) 2004-11-23
US20020067314A1 (en) 2002-06-06
DE60123905D1 (de) 2006-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002111359A (ja) アンテナ装置、通信装置およびレーダ装置
JP3186622B2 (ja) アンテナ装置および送受信装置
JP3473576B2 (ja) アンテナ装置および送受信装置
US6433741B2 (en) Directional coupler, antenna device, and transmitting-receiving device
US5264859A (en) Electronically scanned antenna for collision avoidance radar
JP3731354B2 (ja) アンテナ装置および送受信装置
CA2251111C (en) Dielectric line switch and antenna device
JP2007049691A (ja) アンテナモジュールおよび無線装置
US6172648B1 (en) Directional coupler, antenna device, and transceiver
US6246375B1 (en) Antenna device and transmit-receive unit using the same
JP4632999B2 (ja) フェーズドアレイアンテナ
JPH1188043A (ja) アンテナ装置
JP3548820B2 (ja) アンテナ装置および送受波モジュール
JP3801306B2 (ja) アンテナ装置
JP2001136023A (ja) アンテナ装置
CA2339742C (en) Dielectric line switch and antenna device
JPS6017163B2 (ja) 複ビーム走査アンテナ
JPH1032425A (ja) アンテナ装置
JPH11251809A (ja) 誘電体線路の線路長切替装置およびアンテナ装置
JPH11251819A (ja) アンテナ装置およびレーダモジュール
JP2000114845A (ja) ビーム切り換えアンテナ
JPH1041743A (ja) レーダアンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050920