JP2002111016A - 太陽電池の形成方法 - Google Patents

太陽電池の形成方法

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JP2002111016A
JP2002111016A JP2000297620A JP2000297620A JP2002111016A JP 2002111016 A JP2002111016 A JP 2002111016A JP 2000297620 A JP2000297620 A JP 2000297620A JP 2000297620 A JP2000297620 A JP 2000297620A JP 2002111016 A JP2002111016 A JP 2002111016A
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JP
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electrode
solder
forming
silver
solar cell
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Shuichi Fujii
修一 藤井
Kenji Fukui
健次 福井
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀電極がアルミニウムに近接して設けられる
場合に、この銀電極も半田の濡れ性が低下し、半田で十
分に被覆され難くなるという問題を解消した太陽電池の
形成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 半導体基板の一主面側と他の主面側に異
なる導電領域を形成して、一主面側に表面電極を形成す
ると共に、他の主面側にアルミニウム電極と電極取りだ
し部が銀電極からなる半田で被覆された裏面電極を形成
する太陽電池の形成方法において、前記アルミニウム電
極部分にレジスト膜を塗布して、前記銀電極部分を半田
で被覆することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池の形成方法
に関し、特に裏面電極の一部を半田で被覆した太陽電池
の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】太陽電池素子の一般的な構
造を図3に示す。図3中、1は一導電型(例えばP型)
を示す半導体基板、1aは半導体基板1の表面部分に逆
導電型(例えばN型)不純物が高濃度に拡散された逆導
電型を呈する領域、2は一主面側の反射防止膜、3は半
導体接合部である。この反射防止膜2は表面電極6に相
当する部分がエッチングされ、もしくはエッチングされ
ずにその上から表面電極6が形成される。4は半導体基
板1の裏面から出力を取り出すための銀電極、5はアル
ミニウム電極であり、このアルミニウム電極5がシリコ
ンから成る半導体基板1に焼き付けられた際には、半導
体基板1の裏面で発生したキヤリアが再結合することを
防ぐ裏面電界層としての効果がある。6は表面電極の電
極取り出し用のバスバー、図示されていないがこのバス
バー6と垂直に集電用のフィンガー電極が形成されてい
る。
【0003】これら太陽電池の電極5、6は出力を外部
に取り出すために半田8で被覆され、銅箔等(不図示)
が取りつけられる。この半田の被覆は、ディップ法、噴
流式等が採用される。半導体基板1の裏面側のアルミニ
ム電極5は半田との濡れ性が悪く、半田では被覆されな
いが、半導体基板1の裏面側の銀電極4がアルミニウム
に近接して設けられる場合には、銀電極4にもアルミニ
ウムが拡散して、この銀電極4の半田の濡れ性が悪くな
り、この銀電極4が半田で十分に被覆され難くなるとい
う問題が起こる。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、銀電極がアルミニウムに近接して
設けられる場合に、この銀電極の半田の濡れ性が低下
し、半田で十分に被覆され難くなるという従来の問題を
解消した太陽電池の形成方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る太陽電池の製造方法では、半導体
基板の一主面側と他の主面側に異なる導電領域を形成し
て、一主面側に表面電極を形成すると共に、他の主面側
にアルミニウム電極と電極取りだし部が銀電極からなる
半田で被覆された裏面電極を形成する太陽電池の形成方
法において、前記アルミニウム電極部分にレジスト膜を
塗布して、前記銀電極部分を半田で被覆することを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は本発明の太陽電池の形成方法を
示す断面図である。まず、半導体基板1を用意する(図
1(a)参照)。この半導体基板1は、単結晶又は多結
晶シリコンなどから成る。このシリコン基板1は、ボロ
ン(B)などの一導電型半導体不純物を1×1016〜1
18atoms/cm3程度含有し、比抵抗1.5Ωc
m程度の基板である。単結晶シリコンの場合は引き上げ
法などによって形成され、多結晶シリコンの場合は鋳造
法などによって形成される。多結晶シリコンは、大量生
産が可能で製造コスト面で単結晶シリコンよりも有利で
ある。引き上げ法や鋳造法によって形成されたインゴッ
トを300μm程度の厚みにスライスして、10cm×
10cmまたは15cm×15cm程度の大きさに切断
してシリコン基板とする。次に、半導体基板1の切断面
を清浄化するために表面をフッ酸やフッ硝酸などでごく
微量エッチングする。
【0007】次に、半導体基板1を拡散炉中に配置し
て、オキシ塩化リン(POCl3)などの中で加熱する
ことによって、半導体基板1の表面部分にリン原子を拡
散させてシート抵抗が30〜300Ω/□の他の導電型
を呈する領域1aを形成し、半導体接合部3を形成する
(図1(b)参照)。
【0008】次に、他の導電型を呈する領域1aのう
ち、半導体基板1の一主面側のみを残して他の部分を除
去した後、純水で洗浄する(図1(c))。このシリコ
ン基板1の一主面側以外の他の導電型を呈する領域1a
の除去は、シリコン基板1の一主面側にレジスト膜を塗
布し、フッ酸と硝酸の混合液を用いてエッチング除去し
た後、レジスト膜を除去することにより行なう。
【0009】次に、シリコン基板1の一主面側に反射防
止膜2を形成する(図1(d))。この反射防止膜2は
例えば窒化シリコン膜などから成り、例えばシラン(S
iH 4)とアンモニア(NH4)との混合ガスをグロー放
電分解でプラズマ化させて堆積させるプラズマCVD法
などで形成される。この反射防止膜2は、シリコン基板
1との屈折率差などを考慮して、屈折率が1.8〜2.
8程度になるように形成され、厚み500〜1000Å
程度の厚みに形成される。この反射防止膜2を窒化シリ
コン膜で形成する場合、パッシベーション効果があり、
反射防止の機能と併せて、太陽電池の電気特性を向上さ
せる効果がある。
【0010】次に、出力取りだし用の裏面銀電極材料4
を塗布して乾燥した後(図1(e))、半導体基板1の
裏面側に、この裏面銀電極を覆わないように、裏面アル
ミニウム電極5を塗布して乾燥させる(図1(f))。
なお、この裏面銀電極4と裏面アルミニウム電極5を塗
布する順番はこの逆でもよい。
【0011】次に、表面電極材料6を塗布して乾燥する
(図1(g))。この電極材料5はアルミニウムと有機
ビヒクルとガラスフリットをアルミニウム100重量部
に対してそれぞれ10〜30重量部、0.1〜5重量部
を添加してペースト状にしたものをスクリーン印刷法で
印刷する。電極材料4、6は、銀と有機ビヒクルとガラ
スフリットを銀100重量部に対してそれぞれ10〜3
0重量部、0.1〜5重量部を添加してペースト状にし
たものをスクリーン印刷法で印刷する。これら電極材料
4、5、6は乾燥後に同時に600〜800℃で1〜3
0分程度焼成することにより焼き付けられる。
【0012】表面電極4は、図2(a)に示すように、
電極取り出し用のバスバー6aと集電用のフィンガー6
bとで構成される。
【0013】なお、この際に形成される電極材料4は出
力を取り出すための必要最小限の領域を備えるものであ
ればよく、Siと直接接触している。このため電極材料
5はそれに応じてパターンニングされる。
【0014】その後、電極材料5の表面部にレジスト膜
7を塗布する(図1(h)、図2(b))。このレジス
ト膜7は一般に半田レジストと呼ばれているもので、有
機硬化樹脂などからなり、紫外線硬化型、熱硬化型のも
のがありいずれかの方法によりレジスト膜7を硬化した
後、電極4、6の表面を半田8で被覆する。
【0015】
【実施例】抵抗1.5Ωcmの半導体基板内の一主面側
に、Pを1×1017atoms/cm3拡散させて厚み
850Åの窒化シリコン膜が形成された15cm角の太
陽電池素子に裏面電極として出力取り出し用の銀とアル
ミニウムとが塗布されているパターンを印刷して750
度で15分間で焼き付けた後、裏面アルミニウム電極の
全部をレジスト膜で覆い半田被覆を行った。その際の銀
の半田被覆面積率を表1に示した。
【0016】
【表1】
【0017】表1に示す通り、電極を半田で被覆する際
に、裏面アルミニウム電極をレジスト膜にて塗布し保護
したもので、半田被覆率は100%となった。電極を半
田で被覆する際に、裏面アルミニウム電極をレジスト膜
にて塗布しなかったものでは半田被覆率は70%となっ
た。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る太陽電池の
形成方法によれば、アルミニウム電極と電極取りだし部
が銀電極からなる半田で被覆された裏面電極を形成する
際に、アルミニウム電極部分にレジスト膜を塗布して銀
電極部分を半田で被覆することから、銀電極部分を確実
に半田で被覆することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池の形成方法の一実施形態を示
す図である。
【図2】本発明の方法で形成される太陽電池を示す図で
あり、(a)は平面図、(b)は裏面図である。
【図3】従来の太陽電池を示す断面図である。
【符号の説明】
1:半導体基板、1a:リン原子が拡散され他の導電型
を呈する領域、2:反射防止膜、3:半導体接合部、
4:裏面電極材料銀、5:裏面電極材料アルミニウム、
6:表面バスバー電極、7:表面フィンガー電極、8:
レジスト膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主面側と他の主面側に異
    なる導電領域を形成して、一主面側に表面電極を形成す
    ると共に、他の主面側にアルミニウム電極と電極取りだ
    し部が銀電極からなる半田で被覆された裏面電極を形成
    する太陽電池の形成方法において、前記アルミニウム電
    極部分にレジスト膜を塗布して、前記銀電極部分を半田
    で被覆することを特徴とする太陽電池の形成方法。
JP2000297620A 2000-09-28 2000-09-28 太陽電池の形成方法 Withdrawn JP2002111016A (ja)

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