JP2002110448A - コンデンサ用ポリエステル系積層フィルム及びコンデンサ - Google Patents
コンデンサ用ポリエステル系積層フィルム及びコンデンサInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 十分な熱接着性と耐ブロッキング性を有し、
導電層との密着性が優れていてコンデンサとしての長期
耐久性を飛躍的に向上させることができるコンデンサ用
ポリエステル系積層フィルムを提供すること及びかかる
コンデンサ用ポリエステル系積層フィルムを用いて得た
電子機器の小型化、軽量化及びコストダウンの要求を満
足することができるコンデンサを提供すること。 【解決手段】 ポリエステル系フィルムの少なくとも一
方の面に、球状かつ単分散の不活性粒子を1〜15重量
%含有する非晶性ポリエステル系共重合樹脂を主たる構
成成分とする熱接着性樹脂層を積層してなり、前記熱接
着性樹脂層面同士を重ね合わせて熱接着した際のシール
エネルギー強度が20〜100gf・cm/15mmで
あることを特徴とする。
導電層との密着性が優れていてコンデンサとしての長期
耐久性を飛躍的に向上させることができるコンデンサ用
ポリエステル系積層フィルムを提供すること及びかかる
コンデンサ用ポリエステル系積層フィルムを用いて得た
電子機器の小型化、軽量化及びコストダウンの要求を満
足することができるコンデンサを提供すること。 【解決手段】 ポリエステル系フィルムの少なくとも一
方の面に、球状かつ単分散の不活性粒子を1〜15重量
%含有する非晶性ポリエステル系共重合樹脂を主たる構
成成分とする熱接着性樹脂層を積層してなり、前記熱接
着性樹脂層面同士を重ね合わせて熱接着した際のシール
エネルギー強度が20〜100gf・cm/15mmで
あることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ用ポリ
エステル系積層フィルム及びコンデンサ、特に、特別の
外装を必要とせず、長期の耐湿性及び耐熱性に優れたコ
ンデンサを提供することができるポリエステル系フィル
ム及びかかるフィルムから製造したコンデンサに関する
ものである。
エステル系積層フィルム及びコンデンサ、特に、特別の
外装を必要とせず、長期の耐湿性及び耐熱性に優れたコ
ンデンサを提供することができるポリエステル系フィル
ム及びかかるフィルムから製造したコンデンサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムコンデンサの外装方法と
して、コンデンサ素子を樹脂にディッピング又はモール
ディングして包む方法、あるいは、金属又は樹脂からな
る容器(すなわち、金属ケース又は樹脂ケースによる外
包)にコンデンサ素子を収納して密閉する方法が知られ
ている。近年、コンデンサの軽量化及び製造工程削減に
よる低コスト化を目指して、無外装コンデンサが開発さ
れ、コンデンサ用ポリエステル系積層フィルムが用いら
れている。
して、コンデンサ素子を樹脂にディッピング又はモール
ディングして包む方法、あるいは、金属又は樹脂からな
る容器(すなわち、金属ケース又は樹脂ケースによる外
包)にコンデンサ素子を収納して密閉する方法が知られ
ている。近年、コンデンサの軽量化及び製造工程削減に
よる低コスト化を目指して、無外装コンデンサが開発さ
れ、コンデンサ用ポリエステル系積層フィルムが用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコンデ
ンサ用ポリエステル系積層フィルムを誘電体として無外
装コンデンサに用いるには外包としての十分な熱接着性
がなく、また、外包接着性樹脂を用いるとフィルムロー
ルのブロッキングトラブルが起こるという問題があっ
た。
ンサ用ポリエステル系積層フィルムを誘電体として無外
装コンデンサに用いるには外包としての十分な熱接着性
がなく、また、外包接着性樹脂を用いるとフィルムロー
ルのブロッキングトラブルが起こるという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記従来のコンデンサ用ポリエ
ステル系積層フィルム及びコンデンサの有する問題点を
解決し、十分な熱接着性と耐ブロッキング性を有し、導
電層との密着性が優れていてコンデンサとしての長期耐
久性を飛躍的に向上させることができるコンデンサ用ポ
リエステル系積層フィルムを提供すること及びかかるコ
ンデンサ用ポリエステル系積層フィルムを用いて得た電
子機器の小型化、軽量化及びコストダウンの要求を満足
することができるコンデンサを提供することにある。
ステル系積層フィルム及びコンデンサの有する問題点を
解決し、十分な熱接着性と耐ブロッキング性を有し、導
電層との密着性が優れていてコンデンサとしての長期耐
久性を飛躍的に向上させることができるコンデンサ用ポ
リエステル系積層フィルムを提供すること及びかかるコ
ンデンサ用ポリエステル系積層フィルムを用いて得た電
子機器の小型化、軽量化及びコストダウンの要求を満足
することができるコンデンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のコンデンサ用ポリエステル系積層フィルム
は、ポリエステル系フィルムの少なくとも一方の面に、
球状かつ単分散の不活性粒子を1〜15重量%含有する
非晶性ポリエステル系共重合樹脂を主たる構成成分とす
る熱接着性樹脂層を積層してなり、前記熱接着性樹脂層
面同士を重ね合わせて熱接着した際のシールエネルギー
強度が20〜100gf・cm/15mmであることを
特徴とする。
め、本発明のコンデンサ用ポリエステル系積層フィルム
は、ポリエステル系フィルムの少なくとも一方の面に、
球状かつ単分散の不活性粒子を1〜15重量%含有する
非晶性ポリエステル系共重合樹脂を主たる構成成分とす
る熱接着性樹脂層を積層してなり、前記熱接着性樹脂層
面同士を重ね合わせて熱接着した際のシールエネルギー
強度が20〜100gf・cm/15mmであることを
特徴とする。
【0006】ここで、シールエネルギー強度(gf・c
m/15mm)とは、熱接着性樹脂塗布面同士を重ね合
わせて、熱傾斜測定機によりエアー圧2kgf/cm2
で圧着時間2秒間、120℃で熱圧着を実施し、熱接着
したフィルム(ヒートシール長さ10mm)を幅15m
mの短冊にして、温度20℃、湿度65%RHの雰囲気
中に24時間放置後、テンシロンを用い一方向に200
mm/分の速度で剥離して得たチャート上の面積をい
う。
m/15mm)とは、熱接着性樹脂塗布面同士を重ね合
わせて、熱傾斜測定機によりエアー圧2kgf/cm2
で圧着時間2秒間、120℃で熱圧着を実施し、熱接着
したフィルム(ヒートシール長さ10mm)を幅15m
mの短冊にして、温度20℃、湿度65%RHの雰囲気
中に24時間放置後、テンシロンを用い一方向に200
mm/分の速度で剥離して得たチャート上の面積をい
う。
【0007】上記の構成からなる本発明のコンデンサ用
ポリエステル系積層フィルムは、誘電体としてのポリエ
ステル系フィルムがコンデンサの外装機能をも有すると
ともに、熱接着性樹脂による優れた密着性を有し、か
つ、改善された耐ブロッキング性を有する。
ポリエステル系積層フィルムは、誘電体としてのポリエ
ステル系フィルムがコンデンサの外装機能をも有すると
ともに、熱接着性樹脂による優れた密着性を有し、か
つ、改善された耐ブロッキング性を有する。
【0008】この場合、熱接着性樹脂層が、塗布法によ
り形成され、乾燥塗布量が0.1〜2.0g/m2であ
り、かつ熱接着開始温度が90〜120℃であることが
できる。
り形成され、乾燥塗布量が0.1〜2.0g/m2であ
り、かつ熱接着開始温度が90〜120℃であることが
できる。
【0009】ここで、熱接着開始温度とは、熱接着性樹
脂塗布面と非塗布面(両面に熱接着性樹脂を積層した場
合は、一方の面の熱接着性樹脂を溶剤で洗滌除去して非
塗布面とする)とを合わせ、熱傾斜測定機によりエアー
圧2kgf/cm2で圧着時間60秒間で50℃から1
0℃刻みで120℃まで温度調節を行って、熱圧着を実
施し、熱傾斜測定機から熱圧着されたフィルムを取り出
し、手で熱圧着されたフィルムを剥がして、剥離に抵抗
を示す際の温度をいう。
脂塗布面と非塗布面(両面に熱接着性樹脂を積層した場
合は、一方の面の熱接着性樹脂を溶剤で洗滌除去して非
塗布面とする)とを合わせ、熱傾斜測定機によりエアー
圧2kgf/cm2で圧着時間60秒間で50℃から1
0℃刻みで120℃まで温度調節を行って、熱圧着を実
施し、熱傾斜測定機から熱圧着されたフィルムを取り出
し、手で熱圧着されたフィルムを剥がして、剥離に抵抗
を示す際の温度をいう。
【0010】また、この場合、ポリエステル系フィルム
が、アンチモン化合物をアンチモン元素として100〜
300ppm含有することができる。
が、アンチモン化合物をアンチモン元素として100〜
300ppm含有することができる。
【0011】また、この場合、ポリエステル系フィルム
が、3〜30μmの厚みを有することができる。
が、3〜30μmの厚みを有することができる。
【0012】また、この場合、コンデンサ用ポリエステ
ル系積層フィルムのヘイズが5%以下であることができ
る。
ル系積層フィルムのヘイズが5%以下であることができ
る。
【0013】また、本発明のコンデンサは、前記記載の
コンデンサ用ポリエステル系積層フィルムと、金属箔又
は金属蒸着プラスチックフィルムとを、コンデンサ用ポ
リエステル系積層フィルムの熱接着性樹脂層と、金属箔
又は金属蒸着プラスチックフィルムの金属蒸着面とが接
するように重ね、巻取り、加熱することにより得られた
ものであることを特徴とする。
コンデンサ用ポリエステル系積層フィルムと、金属箔又
は金属蒸着プラスチックフィルムとを、コンデンサ用ポ
リエステル系積層フィルムの熱接着性樹脂層と、金属箔
又は金属蒸着プラスチックフィルムの金属蒸着面とが接
するように重ね、巻取り、加熱することにより得られた
ものであることを特徴とする。
【0014】上記の構成からなる本発明のコンデンサ
は、誘電体であるポリエステル系フィルムが外装機能を
有し、熱接着性樹脂による優れた密着性を有し、かつ、
改善された耐ブロッキング性を有するとともに、電子機
器の小型化、軽量化及びコストダウンの要求を満足し、
外装部分を別に形成する必要がないので寸法及び重量を
増大させない。
は、誘電体であるポリエステル系フィルムが外装機能を
有し、熱接着性樹脂による優れた密着性を有し、かつ、
改善された耐ブロッキング性を有するとともに、電子機
器の小型化、軽量化及びコストダウンの要求を満足し、
外装部分を別に形成する必要がないので寸法及び重量を
増大させない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンデンサ用ポリ
エステル系積層フィルム及びコンデンサの実施の形態を
説明する。
エステル系積層フィルム及びコンデンサの実施の形態を
説明する。
【0016】本明細書において「ポリエステル」とは、
エステル結合によって高分子化された熱可塑性樹脂化合
物を意味する。このようなポリエステルは、通常、ジカ
ルボン酸成分とグリコール成分とを重縮合することによ
り得られる。
エステル結合によって高分子化された熱可塑性樹脂化合
物を意味する。このようなポリエステルは、通常、ジカ
ルボン酸成分とグリコール成分とを重縮合することによ
り得られる。
【0017】本発明のコンデンサ用ポリエステル系積層
フィルムは、ポリエステル系フィルムとポリエステル系
フィルムの少なくとも一方の面に積層して被覆した熱接
着性樹脂層とを有する熱接着性ポリエステル系積層フィ
ルムである。
フィルムは、ポリエステル系フィルムとポリエステル系
フィルムの少なくとも一方の面に積層して被覆した熱接
着性樹脂層とを有する熱接着性ポリエステル系積層フィ
ルムである。
【0018】本発明において用いるポリエステル系フィ
ルムは、エステル結合によって高分子化された結晶性熱
可塑性化合物からなる結晶性ポリエステルからなるフィ
ルム(好ましくは、2軸延伸ポリエステルフィルム)で
ある。かかるポリエステルを構成するジカルボン酸成分
としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸、シクロへキサンジカルボン酸、ジフェニル
メタンジカルボン酸、2,6−ナフタレンなどが挙げら
れる。グリコール成分としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、シ
クロへキサンジメタノールなどが挙げられる。好ましい
ジカルボン酸成分は、テレフタル酸、ナフタレン−2,
6−ジカルボン酸であり、好ましいグリコール成分は、
エチレングリコールである。これらのジカルボン酸成分
及びグリコール成分は、後記の熱接着性樹脂層を構成す
る非晶性ポリエステル系共重合樹脂の成分としても使用
することができる。
ルムは、エステル結合によって高分子化された結晶性熱
可塑性化合物からなる結晶性ポリエステルからなるフィ
ルム(好ましくは、2軸延伸ポリエステルフィルム)で
ある。かかるポリエステルを構成するジカルボン酸成分
としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸、シクロへキサンジカルボン酸、ジフェニル
メタンジカルボン酸、2,6−ナフタレンなどが挙げら
れる。グリコール成分としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、シ
クロへキサンジメタノールなどが挙げられる。好ましい
ジカルボン酸成分は、テレフタル酸、ナフタレン−2,
6−ジカルボン酸であり、好ましいグリコール成分は、
エチレングリコールである。これらのジカルボン酸成分
及びグリコール成分は、後記の熱接着性樹脂層を構成す
る非晶性ポリエステル系共重合樹脂の成分としても使用
することができる。
【0019】本発明において用いるポリエステル系フィ
ルムを形成するのに好ましいポリエステルとしてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレート、ポリ−1,4−シクロへキサンジメチレンテ
レフタレートなどが挙げられる。このような好ましいポ
リエステルは、単独重合体であるほか、必要に応じて、
ポリエステル中に30モル%以下、好ましくは15モル
%以下の上記酸成分又はグリコール成分を含んで共重合
したものでもよく、あるいは、このようなモル比になる
ように、上記酸成分と上記グリコール成分とを有する2
種又はそれ以上のポリエステルを混合したものでもよ
い。
ルムを形成するのに好ましいポリエステルとしてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレート、ポリ−1,4−シクロへキサンジメチレンテ
レフタレートなどが挙げられる。このような好ましいポ
リエステルは、単独重合体であるほか、必要に応じて、
ポリエステル中に30モル%以下、好ましくは15モル
%以下の上記酸成分又はグリコール成分を含んで共重合
したものでもよく、あるいは、このようなモル比になる
ように、上記酸成分と上記グリコール成分とを有する2
種又はそれ以上のポリエステルを混合したものでもよ
い。
【0020】本発明において用いるポリエステル系フィ
ルムを形成するのに用いるポリエステルは、極限粘度は
大きいほど耐電圧性、機械特性、ならびに長期耐湿及び
耐熱性に優れるが、その極限粘度は0.5dL/g以
上、好ましくは0.6dL/g以上であるのが適してい
る。
ルムを形成するのに用いるポリエステルは、極限粘度は
大きいほど耐電圧性、機械特性、ならびに長期耐湿及び
耐熱性に優れるが、その極限粘度は0.5dL/g以
上、好ましくは0.6dL/g以上であるのが適してい
る。
【0021】また、ポリエステルの重合触媒としては、
アンチモン元素として100〜300ppm、好ましく
は120〜240ppmとなる量のアンチモン系触媒を
用いることが好ましい。アンチモン元素量で100pp
m未満であればその極限粘度を0.5dL/g以上にす
るのは困難であり、溶融押出法による製膜性が不良とな
る。一方、アンチモン元素量が300ppmを越えると
ポリエステル中に夾雑する異物の発生量が多くコンデン
サの誘電体として用いる場合には絶縁不良を引き起こす
原因となる。
アンチモン元素として100〜300ppm、好ましく
は120〜240ppmとなる量のアンチモン系触媒を
用いることが好ましい。アンチモン元素量で100pp
m未満であればその極限粘度を0.5dL/g以上にす
るのは困難であり、溶融押出法による製膜性が不良とな
る。一方、アンチモン元素量が300ppmを越えると
ポリエステル中に夾雑する異物の発生量が多くコンデン
サの誘電体として用いる場合には絶縁不良を引き起こす
原因となる。
【0022】熱接着性樹脂層は、球状かつ単分散の不活
性粒子を含有する非晶性ポリエステル系共重合樹脂を主
たる構成成分とし、かつ、不活性粒子の含有量が熱接着
性樹脂層中で1〜15重量%であることで、コンデンサ
用ポリエステル系積層フィルムのブロッキングを防止す
る効果を示すことができる。
性粒子を含有する非晶性ポリエステル系共重合樹脂を主
たる構成成分とし、かつ、不活性粒子の含有量が熱接着
性樹脂層中で1〜15重量%であることで、コンデンサ
用ポリエステル系積層フィルムのブロッキングを防止す
る効果を示すことができる。
【0023】本発明において、熱接着性樹脂層を形成す
るのに用いる非晶性ポリエステル系共重合樹脂のジカル
ボン酸成分は、ポリエステル系フィルムを形成するのに
好ましいポリエステルについて前記したもの以外に、ア
ジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸などが挙げられ
る。また、同様にグリコール成分としては、ポリエステ
ルを形成するのに好ましいポリエステルについて前記し
たもの以外に、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物、グリセリンなどが挙げられる。これらのジカルボン
酸成分及びグリコール成分はそれぞれ単独で、または任
意の適切な2種以上を任意の適切な量で組み合わせて用
いられる。非晶性ポリエステル系共重合樹脂は、その性
能を阻害しない程度でそのほかの成分、例えば、滑剤と
ワックス類などを含有してもよい。
るのに用いる非晶性ポリエステル系共重合樹脂のジカル
ボン酸成分は、ポリエステル系フィルムを形成するのに
好ましいポリエステルについて前記したもの以外に、ア
ジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸などが挙げられ
る。また、同様にグリコール成分としては、ポリエステ
ルを形成するのに好ましいポリエステルについて前記し
たもの以外に、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物、グリセリンなどが挙げられる。これらのジカルボン
酸成分及びグリコール成分はそれぞれ単独で、または任
意の適切な2種以上を任意の適切な量で組み合わせて用
いられる。非晶性ポリエステル系共重合樹脂は、その性
能を阻害しない程度でそのほかの成分、例えば、滑剤と
ワックス類などを含有してもよい。
【0024】本発明においてポリエステル系フィルムの
少なくとも一方の面に積層する熱接着性樹脂層は、非晶
性ポリエステル系共重合樹脂を、2種類又はそれ以上任
意の割合で混合し組み合わせて用いることも好ましい。
例えば15〜25℃と45〜55℃の2つのガラス転移
温度をもつ非晶性ポリエステル系共重合樹脂からなるの
が好ましい。
少なくとも一方の面に積層する熱接着性樹脂層は、非晶
性ポリエステル系共重合樹脂を、2種類又はそれ以上任
意の割合で混合し組み合わせて用いることも好ましい。
例えば15〜25℃と45〜55℃の2つのガラス転移
温度をもつ非晶性ポリエステル系共重合樹脂からなるの
が好ましい。
【0025】この非晶性ポリエステル系共重合樹脂とし
て好ましくは、0〜25℃のガラス転移温度をもつ非晶
性ポリエステル系共重合樹脂Aと45〜100℃のガラ
ス転移温度をもつ非晶性ポリエステル系共重合樹脂Bの
混合により調整する。非晶性ポリエステル系共重合樹脂
Aと非晶性ポリエステル系共重合樹脂Bとの混合によ
り、ガラス転移温度のより低い非晶性ポリエステル系共
重合樹脂Aは熱接着のしやすさに寄与し、ガラス転移温
度のより高い非晶性ポリエステル系共重合樹脂Bは熱接
着性を保持しつつ熱接着性樹脂層を塗布したフィルムの
ブロッキングを防止する効果を出す。
て好ましくは、0〜25℃のガラス転移温度をもつ非晶
性ポリエステル系共重合樹脂Aと45〜100℃のガラ
ス転移温度をもつ非晶性ポリエステル系共重合樹脂Bの
混合により調整する。非晶性ポリエステル系共重合樹脂
Aと非晶性ポリエステル系共重合樹脂Bとの混合によ
り、ガラス転移温度のより低い非晶性ポリエステル系共
重合樹脂Aは熱接着のしやすさに寄与し、ガラス転移温
度のより高い非晶性ポリエステル系共重合樹脂Bは熱接
着性を保持しつつ熱接着性樹脂層を塗布したフィルムの
ブロッキングを防止する効果を出す。
【0026】熱接着性樹脂層は、非晶性ポリエステル系
共重合樹脂AとBをそれぞれ、30〜70:70〜30
(重量比)、好ましくは40〜60:60〜40(重量
比)含む。熱接着性樹脂が上記ガラス転移温度の異なる
非晶性ポリエステル系共重合樹脂AとBをこのような範
囲で組み合わせて含有することにより、ポリエステル系
フィルムのブロッキングが顕著に防止され、かつコンデ
ンサ製造時に、熱接着性樹脂層がコンデンサの導電層を
形成する金属(例えば、金属箔又は金属蒸着プラスチッ
クフィルムの金属)に対して非常に優れた接着性を有す
る。
共重合樹脂AとBをそれぞれ、30〜70:70〜30
(重量比)、好ましくは40〜60:60〜40(重量
比)含む。熱接着性樹脂が上記ガラス転移温度の異なる
非晶性ポリエステル系共重合樹脂AとBをこのような範
囲で組み合わせて含有することにより、ポリエステル系
フィルムのブロッキングが顕著に防止され、かつコンデ
ンサ製造時に、熱接着性樹脂層がコンデンサの導電層を
形成する金属(例えば、金属箔又は金属蒸着プラスチッ
クフィルムの金属)に対して非常に優れた接着性を有す
る。
【0027】熱接着性樹脂層を少なくとも一方の面に積
層したコンデンサ用ポリエステル系積層フィルムはフィ
ルム間でブロッキングし易いため、球状かつ単分散の不
活性粒子を熱接着性樹脂層中に1〜15重量%含有させ
ることによりブロッキングを防止する。好ましい不活性
粒子としては二酸化珪素、酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸カルシウム、硫酸バリウム、リン酸カルシウ
ム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、カオリナイ
ト、タルク、マイカ、ゼオライトなどの無機粒子あるい
は、ベンゾグアナミン樹脂架橋体、スチレン樹脂などの
有機粒子が挙げられる。さらに、これらの粒子の平均粒
径は10〜500nmであることが実用的である。
層したコンデンサ用ポリエステル系積層フィルムはフィ
ルム間でブロッキングし易いため、球状かつ単分散の不
活性粒子を熱接着性樹脂層中に1〜15重量%含有させ
ることによりブロッキングを防止する。好ましい不活性
粒子としては二酸化珪素、酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸カルシウム、硫酸バリウム、リン酸カルシウ
ム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、カオリナイ
ト、タルク、マイカ、ゼオライトなどの無機粒子あるい
は、ベンゾグアナミン樹脂架橋体、スチレン樹脂などの
有機粒子が挙げられる。さらに、これらの粒子の平均粒
径は10〜500nmであることが実用的である。
【0028】熱接着性樹脂層に含有させる球状かつ単分
散の不活性粒子が1重量%未満であればその耐ブロッキ
ング性は不十分であり、フィルムコンデンサ巻取り加工
が困難となり、また15重量%を越えると耐ブロッキン
グ性は優れているが、熱圧着性の低下を引き起こすので
好ましくない。
散の不活性粒子が1重量%未満であればその耐ブロッキ
ング性は不十分であり、フィルムコンデンサ巻取り加工
が困難となり、また15重量%を越えると耐ブロッキン
グ性は優れているが、熱圧着性の低下を引き起こすので
好ましくない。
【0029】好ましい球状かつ単分散の不活性粒子は、
球状かつ単分散の不活性粒子の屈折率がポリエステル系
フィルムを形成するポリエステルに非常に近い二酸化珪
素であり、この組み合わせがコンデンサ用ポリエステル
系積層フィルムとして透明性に優れたものとなり、フィ
ルムヘイズが5%以下のコンデンサ用ポリエステル系積
層フィルムを得ることができる。フィルムヘイズが5%
以下であると、塗布時の塗布斑・塗布筋などの塗布欠点
を見つけやすく、また、その欠点の修正を行いやすい長
所がある。
球状かつ単分散の不活性粒子の屈折率がポリエステル系
フィルムを形成するポリエステルに非常に近い二酸化珪
素であり、この組み合わせがコンデンサ用ポリエステル
系積層フィルムとして透明性に優れたものとなり、フィ
ルムヘイズが5%以下のコンデンサ用ポリエステル系積
層フィルムを得ることができる。フィルムヘイズが5%
以下であると、塗布時の塗布斑・塗布筋などの塗布欠点
を見つけやすく、また、その欠点の修正を行いやすい長
所がある。
【0030】本発明のコンデンサ用ポリエステル系積層
フィルムが実用上優れた耐ブロッキング性と十分な熱接
着性をもつには、前記熱接着性樹脂層の乾燥塗布量が
0.1〜2.0g/m2に調整され、熱接着開始温度が
90〜120℃で、かつ、熱接着性樹脂層面同士を合わ
せて熱接着したシールエネルギー強度が20〜100g
f・cm/15mmであることが好ましい。
フィルムが実用上優れた耐ブロッキング性と十分な熱接
着性をもつには、前記熱接着性樹脂層の乾燥塗布量が
0.1〜2.0g/m2に調整され、熱接着開始温度が
90〜120℃で、かつ、熱接着性樹脂層面同士を合わ
せて熱接着したシールエネルギー強度が20〜100g
f・cm/15mmであることが好ましい。
【0031】上記熱接着開始温度が90℃より低い場合
には、夏期に上記熱接着性樹脂層を塗布したポリエステ
ル系フィルムがブロッキングしやすく、コンデンサ用に
加工するのにトラブルを生ずる方向になり、また、12
0℃より高い場合には熱接着性が低下し、熱接着性樹脂
層とコンデンサの導電層を形成する金属とを接着させる
際に微小空隙を生じやすく、コンデンサとして絶縁破壊
が発生しやすくなる。
には、夏期に上記熱接着性樹脂層を塗布したポリエステ
ル系フィルムがブロッキングしやすく、コンデンサ用に
加工するのにトラブルを生ずる方向になり、また、12
0℃より高い場合には熱接着性が低下し、熱接着性樹脂
層とコンデンサの導電層を形成する金属とを接着させる
際に微小空隙を生じやすく、コンデンサとして絶縁破壊
が発生しやすくなる。
【0032】さらに、熱接着性樹脂層面同士を重ね合わ
せて熱接着した際のシールエネルギー強度が20gf・
cm/15mmより低い場合は、コンデンサとしたとき
に外装を別に設けない構造のときは、長期の耐湿性及び
耐熱性を付与するには不十分であり、一方、このシール
エネルギー強度が100gf・cm/15mmより高く
ては熱接着性樹脂のガラス転移温度が低くなり、耐ブロ
ッキング性が不十分となる。
せて熱接着した際のシールエネルギー強度が20gf・
cm/15mmより低い場合は、コンデンサとしたとき
に外装を別に設けない構造のときは、長期の耐湿性及び
耐熱性を付与するには不十分であり、一方、このシール
エネルギー強度が100gf・cm/15mmより高く
ては熱接着性樹脂のガラス転移温度が低くなり、耐ブロ
ッキング性が不十分となる。
【0033】以下、本発明のコンデンサ用ポリエステル
系積層フィルムの製造方法の好ましい一例について説明
する。
系積層フィルムの製造方法の好ましい一例について説明
する。
【0034】まず、ポリエステルをその融点を越える温
度で押出機にて溶融押出しし、ガラス転移温度以下に冷
却して未延伸シートとする。この未延伸シートを長手方
向及び幅方向に2軸延伸する。延伸方法には同時に2軸
方向の延伸を行う方法、逐次2軸方向の延伸を行う方法
があるが、そのいずれでもよい。また、延伸は各方向に
一段あるいは多段に分けて延伸することもできる。長手
方向及び幅方向の好ましい延伸倍率はそれぞれ、3〜5
倍好ましくは、3.5〜4倍である。このようにして、
ポリエステル系フィルムを製造する。
度で押出機にて溶融押出しし、ガラス転移温度以下に冷
却して未延伸シートとする。この未延伸シートを長手方
向及び幅方向に2軸延伸する。延伸方法には同時に2軸
方向の延伸を行う方法、逐次2軸方向の延伸を行う方法
があるが、そのいずれでもよい。また、延伸は各方向に
一段あるいは多段に分けて延伸することもできる。長手
方向及び幅方向の好ましい延伸倍率はそれぞれ、3〜5
倍好ましくは、3.5〜4倍である。このようにして、
ポリエステル系フィルムを製造する。
【0035】次に、非晶性ポリエステル系共重合樹脂を
有機溶媒(例えば、トルエン及び/又はメチルエチルケ
トン)中に所定の濃度(例えば、固形分1〜20%)で
含有する熱接着性樹脂層形成溶液(ドープ)を得、球状
かつ単分散の不活性粒子(例えば平均粒径10〜500
nmの二酸化珪素)を熱接着性樹脂層を形成したときに
1〜15重量%(乾燥量)になるように添加し、このド
ープをロールコーター方式によりポリエステル系フィル
ムに塗布する。熱接着性樹脂層の乾燥塗布量(これは、
厚みに対応する)は、好ましくは0.1〜2.0g/m
2である。ドープをポリエステル系フィルムに塗布した
後の乾燥は、有機溶媒を十分に乾燥させ得る任意の適切
な温度(例えば、60〜150℃)で、任意の適切な時
間(例えば、0.2〜5分)行う。
有機溶媒(例えば、トルエン及び/又はメチルエチルケ
トン)中に所定の濃度(例えば、固形分1〜20%)で
含有する熱接着性樹脂層形成溶液(ドープ)を得、球状
かつ単分散の不活性粒子(例えば平均粒径10〜500
nmの二酸化珪素)を熱接着性樹脂層を形成したときに
1〜15重量%(乾燥量)になるように添加し、このド
ープをロールコーター方式によりポリエステル系フィル
ムに塗布する。熱接着性樹脂層の乾燥塗布量(これは、
厚みに対応する)は、好ましくは0.1〜2.0g/m
2である。ドープをポリエステル系フィルムに塗布した
後の乾燥は、有機溶媒を十分に乾燥させ得る任意の適切
な温度(例えば、60〜150℃)で、任意の適切な時
間(例えば、0.2〜5分)行う。
【0036】このようにして、本発明のコンデンサ用ポ
リエステル系積層フィルムを得ることができる。得られ
たフィルムは、常法により巻取り及びスリットを行う。
リエステル系積層フィルムを得ることができる。得られ
たフィルムは、常法により巻取り及びスリットを行う。
【0037】このようにして得られた本発明のコンデン
サ用ポリエステル系積層フィルムは、好ましくは3〜3
0μmの厚みを有する。コンデンサ用ポリエステル系積
層フィルムの厚みが3μm未満の場合には、巻取り時に
皺が入り作業性が悪く、コンデンサ用ポリエステル系積
層30μmを越える場合には、巻取り後の径が大きくな
りすぎる欠点がある。
サ用ポリエステル系積層フィルムは、好ましくは3〜3
0μmの厚みを有する。コンデンサ用ポリエステル系積
層フィルムの厚みが3μm未満の場合には、巻取り時に
皺が入り作業性が悪く、コンデンサ用ポリエステル系積
層30μmを越える場合には、巻取り後の径が大きくな
りすぎる欠点がある。
【0038】本発明のコンデンサは、上記のようなコン
デンサ用ポリエステル系積層フィルムを用いて製造する
ことができる。本発明のコンデンサは、例えば、ポリエ
ステル系積層フィルムと金属箔又は金属蒸着プラスチッ
クフィルムとを、上記熱接着性樹脂層と金属箔又は金属
蒸着面とが接するように重ね、巻取り、そして加熱、好
ましくは加熱と同時に圧力をかけることによる加熱圧着
を行うことにより得られる巻取り型コンデンサである。
デンサ用ポリエステル系積層フィルムを用いて製造する
ことができる。本発明のコンデンサは、例えば、ポリエ
ステル系積層フィルムと金属箔又は金属蒸着プラスチッ
クフィルムとを、上記熱接着性樹脂層と金属箔又は金属
蒸着面とが接するように重ね、巻取り、そして加熱、好
ましくは加熱と同時に圧力をかけることによる加熱圧着
を行うことにより得られる巻取り型コンデンサである。
【0039】金属箔及び金属蒸着プラスチックフィルム
を形成するのに用いられる金属としては、アルミニウ
ム、バラジウム、亜鉛、ニッケル、金、銀、銅、インジ
ウム、錫、クロム、チタンなどが挙げられる。代表的に
は、アルミニウムが用いられる。
を形成するのに用いられる金属としては、アルミニウ
ム、バラジウム、亜鉛、ニッケル、金、銀、銅、インジ
ウム、錫、クロム、チタンなどが挙げられる。代表的に
は、アルミニウムが用いられる。
【0040】金属箔の厚みは、好ましくは3〜12μm
(例えば、4〜8μm)である。また、金属蒸着プラス
チックフィルムの厚みは、好ましくは3〜12μm(例
えば、4〜8μm)、金属蒸着層の厚みは通常300〜
800Åである。金属蒸着プラスチックフィルムの基材
としては、任意の適切なプラスチックフィルム(例え
ば、ポリエステルフィルム)が用いられる。
(例えば、4〜8μm)である。また、金属蒸着プラス
チックフィルムの厚みは、好ましくは3〜12μm(例
えば、4〜8μm)、金属蒸着層の厚みは通常300〜
800Åである。金属蒸着プラスチックフィルムの基材
としては、任意の適切なプラスチックフィルム(例え
ば、ポリエステルフィルム)が用いられる。
【0041】例えば、3〜12μmのアルミニウム箔及
び/又はアルミニウム蒸着ポリエステルフィルムとポリ
エステル系フィルムに積層された熱接着性樹脂層面とを
アルミニウム面を向き合わせて接触させるようにして、
かつ、ロールが幅20〜100mmになるようにして、
重ねて巻取る。
び/又はアルミニウム蒸着ポリエステルフィルムとポリ
エステル系フィルムに積層された熱接着性樹脂層面とを
アルミニウム面を向き合わせて接触させるようにして、
かつ、ロールが幅20〜100mmになるようにして、
重ねて巻取る。
【0042】得られた巻取りフィルムリールを、例え
ば、120〜200℃の温度、5〜10kgf/cm2
の圧力で、1〜5時間熱圧着することにより熱接着を行
う。この巻取りフィルムの両端面にメタリコンを溶射し
て外部電極とし、メタリコンにリード線を溶接して巻取
り型コンデンサ素子を得ることができる。
ば、120〜200℃の温度、5〜10kgf/cm2
の圧力で、1〜5時間熱圧着することにより熱接着を行
う。この巻取りフィルムの両端面にメタリコンを溶射し
て外部電極とし、メタリコンにリード線を溶接して巻取
り型コンデンサ素子を得ることができる。
【0043】このような本発明のコンデンサは、金属化
フィルムコンデンサとして好適である。
フィルムコンデンサとして好適である。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されない。本明細
書中で用いられた物性値の測定方法及び評価方法は以下
の通りである。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されない。本明細
書中で用いられた物性値の測定方法及び評価方法は以下
の通りである。
【0045】(1)シールエネルギー強度 熱接着性樹脂層が積層されたポリエステル系フィルムの
熱接着性樹脂塗布面同士を重ね合わせて、熱傾斜測定機
(TOYOSEIKI社製GRADIENT TYPE HG-100)によりエアー
圧2kgf/cm2で圧着時間2秒間、120℃で熱圧
着を実施する。熱接着したフィルム(ヒートシール長さ
10mm)を幅15mmの短冊にして、温度20℃、湿
度65%RHの雰囲気中に24時間放置後、東洋ボール
ドウィン社製テンシロン(RTM−100)を用い一方
向に200mm/分の速度で剥離し、チャート上の面積
をシールエネルギー強度(gf・cm/15mm)とし
た。
熱接着性樹脂塗布面同士を重ね合わせて、熱傾斜測定機
(TOYOSEIKI社製GRADIENT TYPE HG-100)によりエアー
圧2kgf/cm2で圧着時間2秒間、120℃で熱圧
着を実施する。熱接着したフィルム(ヒートシール長さ
10mm)を幅15mmの短冊にして、温度20℃、湿
度65%RHの雰囲気中に24時間放置後、東洋ボール
ドウィン社製テンシロン(RTM−100)を用い一方
向に200mm/分の速度で剥離し、チャート上の面積
をシールエネルギー強度(gf・cm/15mm)とし
た。
【0046】(2)熱接着開始温度 熱接着性樹脂層が積層されたポリエステル系フィルムの
塗布面と非塗布面(両面に熱接着性樹脂を積層した場合
は、一方の面の熱接着性樹脂を溶剤で洗滌除去して非塗
布面とする)とを合わせ、熱傾斜測定機(TOYOSEIKI社
製GRADIENT TYPEHG-100)によりエアー圧2kgf/c
m2で圧着時間60秒間で50℃から10℃刻みで12
0℃まで温度調節を行って、熱圧着を実施した。熱傾斜
測定機から熱圧着されたフィルムを取り出し、手で熱圧
着されたフィルムを剥がすが、このとき剥離に抵抗を示
す際の温度を熱接着開始温度とした。
塗布面と非塗布面(両面に熱接着性樹脂を積層した場合
は、一方の面の熱接着性樹脂を溶剤で洗滌除去して非塗
布面とする)とを合わせ、熱傾斜測定機(TOYOSEIKI社
製GRADIENT TYPEHG-100)によりエアー圧2kgf/c
m2で圧着時間60秒間で50℃から10℃刻みで12
0℃まで温度調節を行って、熱圧着を実施した。熱傾斜
測定機から熱圧着されたフィルムを取り出し、手で熱圧
着されたフィルムを剥がすが、このとき剥離に抵抗を示
す際の温度を熱接着開始温度とした。
【0047】(3)フィルムヘイズ JIS−K−6714に準じてヘイズメーター(東京電
色社製、MODELTC−H3DP)を用いて測定し
た。
色社製、MODELTC−H3DP)を用いて測定し
た。
【0048】(4)耐ブロッキング性 熱接着性樹脂層が積層されたポリエステル系フィルムを
5cm×5cmにカットし、塗布面と非塗布面(両面に
熱接着性樹脂を積層した場合は、一方の面の熱接着性樹
脂を溶剤で洗滌除去して非塗布面とする)とを合わせ、
25kgfの荷重をかけ、60℃で24時間熱風乾燥機
に放置した。その後、塗布面と非塗布面を合わせたフィ
ルムを取り出し、フィルム幅2.5cmに短冊状に切り
出した。該短冊状サンプルをテンシロン(東洋ボールド
ウィン社製、RTM−100)を用い、200mm/分
の速度で剥離し、剥離強度を測定した。測定は5回行
い、平均剥離強度が1gf/2.5cm未満を○、1g
f/2.5cm以上10gf/2.5cm未満を△、1
0gf/2.5cm以上を×とした。
5cm×5cmにカットし、塗布面と非塗布面(両面に
熱接着性樹脂を積層した場合は、一方の面の熱接着性樹
脂を溶剤で洗滌除去して非塗布面とする)とを合わせ、
25kgfの荷重をかけ、60℃で24時間熱風乾燥機
に放置した。その後、塗布面と非塗布面を合わせたフィ
ルムを取り出し、フィルム幅2.5cmに短冊状に切り
出した。該短冊状サンプルをテンシロン(東洋ボールド
ウィン社製、RTM−100)を用い、200mm/分
の速度で剥離し、剥離強度を測定した。測定は5回行
い、平均剥離強度が1gf/2.5cm未満を○、1g
f/2.5cm以上10gf/2.5cm未満を△、1
0gf/2.5cm以上を×とした。
【0049】(5)コンデンサの長期耐久性 コンデンサに65℃、95%RH雰囲気下で20KVD
Cを印加し、エージングを行い、その際静電気容量変化
率を測定した。1000時間後の静電気容量変化率ΔC
/Cが±8%以内であるものを長期耐久性が良好、静電
気容量変化率ΔC/Cが±8%よりも大きいものを長期
耐久性が不良と判定した。
Cを印加し、エージングを行い、その際静電気容量変化
率を測定した。1000時間後の静電気容量変化率ΔC
/Cが±8%以内であるものを長期耐久性が良好、静電
気容量変化率ΔC/Cが±8%よりも大きいものを長期
耐久性が不良と判定した。
【0050】(実施例1)非晶性ポリエステル系共重合
樹脂(東洋紡績社製バイロンRV20SS(固形分30
重量%)とバイロンRV30SS(固形分30重量%)
とを1:1配合)を、固形分が5重量%になるようにメ
チルエチルケトンに溶解し、さらに球状かつ単分散の二
酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST(固形分30
重量%、平均粒径15nm))を非晶性ポリエステル系
共重合樹脂に対して、固形分換算で5重量%になるよう
にさらに添加しドープを調整した。このドープを12μ
mの2軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績社製E5
107:アンチモン元素を130ppm含有)の片面に
リバースコーターにより塗布し、乾燥温度100℃で乾
燥し、乾燥塗布量が0.5g/m2のポリエステル系積
層フィルムを得た。このフィルムの塗布面と6μmのア
ルミニウム蒸着2軸延伸ポリエステルフィルムのアルミ
ニウム蒸着面とが重なるようにして巻取り、幅40m
m、外径15mmφの巻取りリールを得た。このリール
を温度140℃、圧力5kgf/cm2で2時間プレス
し、この両端にメタリコンを溶射して外部電極とし、メ
タリコンにリード線を溶射して巻取り型コンデンサ素子
を1000個製造した。このコンデンサの長期耐久性は
すべて良好であった。上記結果を、表1に示す。
樹脂(東洋紡績社製バイロンRV20SS(固形分30
重量%)とバイロンRV30SS(固形分30重量%)
とを1:1配合)を、固形分が5重量%になるようにメ
チルエチルケトンに溶解し、さらに球状かつ単分散の二
酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST(固形分30
重量%、平均粒径15nm))を非晶性ポリエステル系
共重合樹脂に対して、固形分換算で5重量%になるよう
にさらに添加しドープを調整した。このドープを12μ
mの2軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績社製E5
107:アンチモン元素を130ppm含有)の片面に
リバースコーターにより塗布し、乾燥温度100℃で乾
燥し、乾燥塗布量が0.5g/m2のポリエステル系積
層フィルムを得た。このフィルムの塗布面と6μmのア
ルミニウム蒸着2軸延伸ポリエステルフィルムのアルミ
ニウム蒸着面とが重なるようにして巻取り、幅40m
m、外径15mmφの巻取りリールを得た。このリール
を温度140℃、圧力5kgf/cm2で2時間プレス
し、この両端にメタリコンを溶射して外部電極とし、メ
タリコンにリード線を溶射して巻取り型コンデンサ素子
を1000個製造した。このコンデンサの長期耐久性は
すべて良好であった。上記結果を、表1に示す。
【0051】(比較例1)実施例1において、球状かつ
単分散の二酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST
(固形分30重量%、平均粒径15nm)を、固形分換
算で0.05重量%になるようにしたほかは実施例1と
同様にして塗布し、ポリエステル系積層フィルムを得
た。ついで、実施例1と同様にコンデンサ素子を製造す
べく、このフィルムの塗布面と6μmのアルミニウム蒸
着2軸延伸ポリエステルフィルムのアルミニウム蒸着面
と重なるようにして巻取りしようとした。しかし、ブロ
ッキングのため幅40mm、外径15mmφの巻取りリ
ールを得る歩留まりは55%前後であり、工業的に採算
の取れるものではなかった。上記結果を、表1に示す。
単分散の二酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST
(固形分30重量%、平均粒径15nm)を、固形分換
算で0.05重量%になるようにしたほかは実施例1と
同様にして塗布し、ポリエステル系積層フィルムを得
た。ついで、実施例1と同様にコンデンサ素子を製造す
べく、このフィルムの塗布面と6μmのアルミニウム蒸
着2軸延伸ポリエステルフィルムのアルミニウム蒸着面
と重なるようにして巻取りしようとした。しかし、ブロ
ッキングのため幅40mm、外径15mmφの巻取りリ
ールを得る歩留まりは55%前後であり、工業的に採算
の取れるものではなかった。上記結果を、表1に示す。
【0052】(比較例2)実施例1において、球状かつ
単分散の二酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST
(固形分30重量%、平均粒径15nm)を、固形分換
算で20重量%になるようにしたほかは実施例1と同様
にして塗布し、ポリエステル系積層フィルムを得た。つ
いで、実施例1と同様にコンデンサ素子を製造すべく、
このフィルムの塗布面と6μmのアルミニウム蒸着2軸
延伸ポリエステルフィルムのアルミニウム蒸着面と重な
るようにして巻取り、巻取り幅40mm、外径15mm
φの巻取りリールを得た。このリールを温度140℃、
圧力5kgf/cm2で2時間プレスし、この両端にメ
タリコンを溶射して外部電極とし、メタリコンにリード
線を溶射して巻取り型コンデンサ素子を製造した。この
コンデンサの長期耐久性が不良であった。上記結果を、
表1に示す。
単分散の二酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST
(固形分30重量%、平均粒径15nm)を、固形分換
算で20重量%になるようにしたほかは実施例1と同様
にして塗布し、ポリエステル系積層フィルムを得た。つ
いで、実施例1と同様にコンデンサ素子を製造すべく、
このフィルムの塗布面と6μmのアルミニウム蒸着2軸
延伸ポリエステルフィルムのアルミニウム蒸着面と重な
るようにして巻取り、巻取り幅40mm、外径15mm
φの巻取りリールを得た。このリールを温度140℃、
圧力5kgf/cm2で2時間プレスし、この両端にメ
タリコンを溶射して外部電極とし、メタリコンにリード
線を溶射して巻取り型コンデンサ素子を製造した。この
コンデンサの長期耐久性が不良であった。上記結果を、
表1に示す。
【0053】(比較例3)実施例1で用いた球状かつ単
分散の二酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST(固
形分30重量%:平均粒径15nm)の代わりに、不定
型二酸化珪素粒子(富士シリシア社製サイリシア31
0)をメチルエチルケトンに分散後、0.5重量%にな
るように添加しドープを調整した。このドープを実施例
1と同様にして塗布し、ポリエステル系積層フィルムを
得た。ついで、コンデンサ素子を製造すべく、このフィ
ルムの塗布面と6μmのアルミニウム蒸着2軸延伸ポリ
エステルフィルムのアルミニウム蒸着面とが重なるよう
にして巻取り、幅40mm、外径15mmφの巻取りリ
ールを得た。このリールを温度140℃、圧力5kgf
/cm2で2時間プレスし、この両端にメタリコンを溶
射して外部電極とし、メタリコンにリード線を溶射して
巻取り型コンデンサ素子を製造した。このコンデンサの
長期耐久性は不良であった。上記結果を、表1に示す。
分散の二酸化珪素(日産化学工業社製MEK−ST(固
形分30重量%:平均粒径15nm)の代わりに、不定
型二酸化珪素粒子(富士シリシア社製サイリシア31
0)をメチルエチルケトンに分散後、0.5重量%にな
るように添加しドープを調整した。このドープを実施例
1と同様にして塗布し、ポリエステル系積層フィルムを
得た。ついで、コンデンサ素子を製造すべく、このフィ
ルムの塗布面と6μmのアルミニウム蒸着2軸延伸ポリ
エステルフィルムのアルミニウム蒸着面とが重なるよう
にして巻取り、幅40mm、外径15mmφの巻取りリ
ールを得た。このリールを温度140℃、圧力5kgf
/cm2で2時間プレスし、この両端にメタリコンを溶
射して外部電極とし、メタリコンにリード線を溶射して
巻取り型コンデンサ素子を製造した。このコンデンサの
長期耐久性は不良であった。上記結果を、表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明のコンデンサ用ポリエステル系積
層フィルムによれば、十分な熱接着性と耐ブロッキング
性を有し、導電層との密着性が優れていてコンデンサと
しての長期耐久性を飛躍的に向上させることができる。
また、本発明のポリエステル系積層フィルムからなるコ
ンデンサによれば、電子機器の小型化、軽量化及びコス
トダウンの要求を満足することができる。
層フィルムによれば、十分な熱接着性と耐ブロッキング
性を有し、導電層との密着性が優れていてコンデンサと
しての長期耐久性を飛躍的に向上させることができる。
また、本発明のポリエステル系積層フィルムからなるコ
ンデンサによれば、電子機器の小型化、軽量化及びコス
トダウンの要求を満足することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CF03W CF03X CF10W CF10X DA116 DE136 DE236 DJ006 DJ016 DJ036 DJ056 FD016 GF00 GQ00 5E082 AB04 AB05 BC32 BC39 EE03 EE07 EE37 FF15 FG06 FG36 MM24 PP03 PP06 PP09 PP10
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリエステル系フィルムの少なくとも一
方の面に、球状かつ単分散の不活性粒子を1〜15重量
%含有する非晶性ポリエステル系共重合樹脂を主たる構
成成分とする熱接着性樹脂層を積層してなり、前記熱接
着性樹脂層面同士を重ね合わせて熱接着した際のシール
エネルギー強度が20〜100gf・cm/15mmで
あることを特徴とするコンデンサ用ポリエステル系積層
フィルム。 - 【請求項2】 熱接着性樹脂層が、塗布法により形成さ
れ、乾燥塗布量が0.1〜2.0g/m2であり、かつ
熱接着開始温度が90〜120℃であることを特徴とす
る請求項1記載のコンデンサ用ポリエステル系積層フィ
ルム。 - 【請求項3】 ポリエステル系フィルムが、アンチモン
化合物をアンチモン元素として100〜300ppm含
有することを特徴とする請求項1又は2記載のコンデン
サ用ポリエステル系積層フィルム。 - 【請求項4】 ポリエステル系フィルムが、3〜30μ
mの厚みを有することを特徴とする請求項1、2又は3
記載のコンデンサ用ポリエステル系積層フィルム。 - 【請求項5】 ヘイズが5%以下であることを特徴とす
る請求項1、2、3又は4記載のコンデンサ用ポリエス
テル系積層フィルム。 - 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載のコン
デンサ用ポリエステル系積層フィルムと、金属箔又は金
属蒸着プラスチックフィルムとを、コンデンサ用ポリエ
ステル系積層フィルムの熱接着性樹脂層と、金属箔又は
金属蒸着プラスチックフィルムの金属蒸着面とが接する
ように重ね、巻取り、加熱することにより得られたもの
であることを特徴とするコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000303387A JP2002110448A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | コンデンサ用ポリエステル系積層フィルム及びコンデンサ |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18784594
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