JPS583813B2 - スパイラルチユ−ブ - Google Patents

スパイラルチユ−ブ

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Publication number
JPS583813B2
JPS583813B2 JP6710174A JP6710174A JPS583813B2 JP S583813 B2 JPS583813 B2 JP S583813B2 JP 6710174 A JP6710174 A JP 6710174A JP 6710174 A JP6710174 A JP 6710174A JP S583813 B2 JPS583813 B2 JP S583813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polyester
temperature
films
adhesion
Prior art date
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Expired
Application number
JP6710174A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50158672A (ja
Inventor
安達冨男
三浦陸男
三石幸夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP6710174A priority Critical patent/JPS583813B2/ja
Publication of JPS50158672A publication Critical patent/JPS50158672A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスパイラルチューブに関する。
更ニ詳しくは、ポリエステルよりなるフイルム・シート
の被接着面の少なくとも片面を表面活性化処理し、該フ
イルムが互に重なり合うように螺旋状に巻きつけ、特定
温度で加熱接着せしめることによって、螺旋状に巻きつ
けたフイルムの被接着面同志を容易に強固に接着せしめ
たポリエステル−スパイラルチューブに関する。
一般に、ポリエステルフイルムは高い結晶性、高い融点
を示し、耐熱性、耐薬品性および強度、弾性率等におい
て優れた性質を有することが知られており、磁気テープ
用をはじめ、写真用、メタライズ用、包装用、電気用お
よび農業用等として広く使用されつつある。
従来、ポリエステルフイルムはその秀れた機械的性質、
耐熱性等にもかかわらず、結晶性で化学的に不活性な表
面を有するだめ、例えば熱接着等が出来ず用途が著るし
く制限されている。
一方、ポリエステルチューブは現在、溶融押出し法によ
って、製造されているが、例えば、100μ以上の肉厚
を有する物性のすぐれたチューブは、厚薄斑の発生、延
伸倍率などにより製造困難であり、チューフの孔径と厚
みの組合せに限界がある。
本発明者はこれらの欠点を解決するため、鋭意研究の結
果、ポリエステルよりなるフイルム・シートの被接着面
の少なくとも片面を表面活性化処理し、該フイルムが互
に重なり合うように螺旋状に巻き付け、下記特定温度で
接着剤なしに、加熱接着せしめることによって、螺旋状
に巻きつけたフイルムの被接着面同志を容易に強固に接
着せしめたポリエステルースパイラルーチューブの製造
が可能であることを知見し、本発明を完成したものであ
る。
ここで、螺旋状に巻き付けるとは、種々の巻き付け方法
が考えられ、例えば、 1.1枚のフイルムを用いる場合は互に重なり合うよう
にする。
2.2枚のフイルムを用いる場合は先ず、1枚のフイル
ムを重なり合わぬより隙間なく螺旋状に巻き付け、チュ
ーブを構成するように2枚目のフイルムを1枚目のフイ
ルムと同じ巻き付け方により巻き付ける。
等の方法が挙げられるが、更に3層、4層と多層構造も
考えられる。
要は、チューブを構成するような巻き付け方であればよ
い。
すなわち、本発明はポリエステルフイルムの被接着面の
少なくとも片面を表面活性化処理し、該フイルムが互に
重なり合うように螺旋状に巻き付け、前記ポリエステル
のガラス転移温度以上溶融温度未満の温度で加熱接着せ
しめたスパイラルチューブである。
ここで加熱接着の温度とはポリエステルフイルムの温度
をさす。
本発明にいうポリエステルとは、結晶性芳香族ポリエス
テルであり、ジヒドロキシ化合物としては、例えば、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ペンタメチレンクリコール,ヘキサメ
チレングリコール等の脂肪族ジオールがあげよれ、ジカ
ルボン酸としては、例えば、フタール酸、イソフタール
酸、テレフタール酸、ナフタレンジカルボン酸があげら
れる。
これらの結晶性芳香族ポリエステルとしては例えば、ポ
リエチレンテレフタレート及びポリエチレン−2,6−
ナフタレートであり、ポリエチレンテレフタレート或は
ポリエチレン−2,6−ナフタレートはテレフタレート
酸或はナフタレンー2,6−ジカルボン酸とエチレング
リコールとが結合したポリエステルのみならず繰返し単
位の80モル%以上がエチレンテレフタレート或はエチ
レン−2,6−ナフタレート単位より成り、繰返し単位
の20モル%以下が他の成分である共重合ポリエステル
をも含むものである。
更に、この如き結晶性ポリエステルに10重量%以下の
他重合体が混入されていてもよい。
また、本発明におけるポリエステルに物性を阻害せぬ程
度にリン酸、亜リン酸およびこれらのエステル等の安定
剤、二酸化チタン、微粒子状シリカ、カオリン等の艶消
剤、滑剤、着色剤、帯電防止剤などが含まれていてもよ
い。
ポリエステル成形物の状態としては未延伸非晶、未延伸
結晶、延伸非晶、延伸結晶何れでもよく、また、熱固定
の有無を問わない。
延伸結晶されたもの(フイルム等)は従来、特に接着困
難であったが、本発明では容易に好都合に接着できる。
本発明においては、ポリエステルフイルムの被接着面の
少なくとも片面を表面活性化処理することが必須である
が、表面活性化処理の方法としては、コロナ放電処理、
プラズマ放電処理等の電子衝撃処理、火焔処理、酸化剤
処理などいずれでもよいが、これらのうちでコロナ放電
処理が工業的に有利である。
表面活性化処理条件としては、ポリエステル処理面が接
触角(θ−5°)(但し、θは未処理面の接触角蒸留水
)以下、更に好ましくは(θ−10°)以下にする事が
望ましい。
測定は23℃60%R.Hで行う。
尚、前記接触角の望ましい値は表面活性化処理直後1時
間以内に測定したものである。
圧着温度としては当該ポリエステルのガラス転移温度以
上溶融温度以下の温度であることが必要であり、特に(
ガラス転移温度+20℃)乃至(溶融温度−10℃)の
温度が好ましい。
ガラス転移温度未満では良好な接着力が得られない。
異種ポリエステル間の接着においてはガラス転移温度と
してはより低温のガラス転移温度を採用する。
接着においては接着表面相互がまず密着する事が必要で
あり、そのためにはいずれか一方のポリエステルがガラ
ス転移温度以上であればよい。
高温側の限界としては溶融温度の低温の方を採用する。
これは溶融温度以上になれば形態を保たない事より自明
である。
本発明にいうガラス転移温度、溶融温度は当該ポリエス
テルの急冷物の比容温度曲線より常法に従って求めたも
のである。
ポリエステルのガラス転移温度付近から接着性を示し、
温度上昇と共に接着性を増すが、(ガラス転移温度+2
0℃)付近から接着性は更に強力となる。
圧締力は温度との関連もあるが、気泡の入らぬ程度の圧
力でよい。
尚、熱接着時のフイルム収縮力も圧締力として有効に利
用できる。
本発明によるポリエステルスパイラルチューブはフイル
ム厚さと孔径が自由に選択出来る利点があり、また、チ
ューブ断面の形状も円形、方形等種々の形状をとり得る
用途としては電気絶縁用等が考えられるがその他種々の
応用面が期待される。
以下実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例 1.比較例 1. 厚さ50μの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムをコロナ放電処理装置(3KW型(HF−3 0
1 )/春日電機■製)にて処理電圧4. 5 KV,
処理速度20m/分の処理条件でコロナ放電処理を行な
った。
以下の如き結果が得られた。更に上記フイルムを20m
m幅に載断した。
次いで、20mmφの金属棒に、上記片面コロナ放電処
理フイルム1層目を重なり合わないように且つ隙間のな
いように螺旋状に巻き付け、更に、この1層目のフイル
ムの上に2層目の上記フイルムを1層目の巻き方向運び
に巻き方と同じように巻き付けた。
尚、1層目のフイルム幅の中心に2層目のフイルム端が
重なるようにし、被接着面は1層目、2層目共に処理フ
イルム面である。
これを循環式熱風乾燥機に約5分間入れだ。
金属棒を抜くとチューブ状の5ものが得られた。
以下にその接着性を示す。
ポリエチレンテレフタレートのガラス転移温度(68℃
)付近から接着性を示し、温度上昇と共に接着性を増す
が、90〜100℃から接着性は更に強力となり、ポリ
エチレンテレフタレートの基材破壊を示すようになる。
尚、ポリエチレンテレフタレートの溶融温度は264℃
である。
以上の如く、本発明方法では容易に強力な接着性が得ら
れるものである。
*の如く、未処理フイルム同士では接着性がない。
また、被接着面が処理フイルムと未処理フイルムでは被
接着面が処理フイルム同志の場合より接着性が若干劣る
実施例 2.比較例 2. 厚さ50μの2軸延伸ポリエチレン−2,6ーナフタレ
ートフイルムを実施例1と同じコロナ放電処理装置にて
、処理電圧4。
5 KV,処理速度20m/分の処理条件でコロナ放電
処理を行なった。
以下の如き結果が得られた。
実施例1と同じ方法でチューブ状物を作った。
以下にその接着性を示す。
*未処理フイルム/未処理フイルム ポリエチレン−2,6−ナフタレートのガラス転移温度
(113℃)付近から接着性を示し、温度上昇と共に接
着性を増すが、130℃付近から接着性は更に強力とな
り、ポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルムの基
材破壊を示すようになる。
尚、ポリエチレン−2,6−ナフタレートの溶融温度は
272℃である。
以上の如く、本発明方法では容易に強固な接着性が得ら
れるものである。
*の如く、未処理フイルム同士では接着性がない。
また、被接着面が処理フイルムと未処理フイルムでは被
接着面が処理フイルム同志の場合より、接着性が若干劣
る。
実施例 3. 厚さ100μの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
イルムを実施例1.と同様にしてコロナ放電処理を行な
った。
以下の如き結果が得られた。実施例1.と同じ方法で、
20mmφの金属棒に被接着面が処理フイルム同志とな
るように、螺旋状に巻きつけだ。
これを220℃〜230℃の循環式熱風乾燥機に約5分
間入れだ。
金属棒を抜くとチューブ状のものが得られ、常温常湿状
態での手剥ぎによる接着性は良好であり、基材フイルム
が破壊する程の強接着性を示した。
尚、フイルム収縮力で圧締され、外観も良好であった。
実施例 4. 厚さ250μの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
イルムを実施例1.と同様にしてコロナ放電処理を行な
った。
(接触角:未処理フイルム70°;コロナ放電処理フイ
ルム39°)。
上記の250μ厚フイルムと実施例3.の100μ厚フ
イルムとを用い、実施例1.と同じ方法で20mmφの
金属棒に被接着面が処理フイルム同志となるように、螺
旋状に巻き付けだ。
これを230〜240℃の循環式熱風乾燥機に約5分間
入れた。
金属棒を抜くとチューブ状のものが得られ、常温常湿状
態での手剥ぎによる接着性は良好であり、基材フイルム
が破壊する程の強接着性を示した。
尚、フイルム収縮力で圧締され、外観も良好であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリエステルフイルムの被接着面の少なくとも片面
    を表面活性化処理し、該フイルムが互に重なり合うよう
    に螺旋状に巻きつけ、前記ポリエス.テルのガラス転移
    温度以上溶融温度未満の温度で加熱接着せしめてなるス
    パイラルチューブ。
JP6710174A 1974-06-14 1974-06-14 スパイラルチユ−ブ Expired JPS583813B2 (ja)

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JPS50158672A JPS50158672A (ja) 1975-12-22
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