JP2002109576A - パルスモータ制御装置 - Google Patents
パルスモータ制御装置Info
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Abstract
るメモリの容量を大幅に削減できるようにするパルスモ
ータ制御装置の提供を目的する。 【解決手段】パルスモータの速度データをアドレス順に
格納するメモリから、速度データをアドレス順に読み出
し、それに基づいて駆動パルスを発生することでパルス
モータを制御するパルスモータ制御装置において、メモ
リから読み出した速度データが定速度制御を指示する制
御データを持つのか否かを検出する手段と、制御データ
が検出される場合に、それを保持する手段と、外部から
の指示に応答して、保持される制御データを消去する手
段と、制御データが保持される間、それを持つ速度デー
タが駆動パルスの発生用の速度データとして繰り返し用
いられるように制御する手段とを備えるように構成す
る。
Description
御するパルスモータ制御装置に関し、特に、パルスモー
タの速度データを格納するメモリの容量を大幅に削減で
きるようにするパルスモータ制御装置に関する。
票券発券機を具体例にして、従来技術について説明す
る。
券発券機では、図13に示すように、搬送されてくる投
票券に投票データが正確に印刷されているのか否かを検
出する読取センサ100と、読取センサ100の下流に
位置して投票券の搬送を検出するフォトセンサ101
と、フォトセンサ101の下流に位置して印刷不良の投
票券を停止させるストッパ部102と、ストッパ部10
2により停止される印刷不良の投票券に穴をあけるパン
チ器103と、ストッパ部102の下流に位置して印刷
状態に応じて投票券を対応の搬送路に振り分ける搬送切
替部104とを備える。
うに、ストッパ部材110と搬送ローラ111とが連結
部材112で連結されて、その連結部材112の概略中
間位置に設けられる支点を中心にして回転可能になるこ
とで構成されている。
印刷が良好であることが検出される場合には、図示しな
いソレノイドにより、図14(a)に示すように、搬送
ローラ111が搬送路下側に位置する搬送ローラと当接
することで投票券を搬送させる処理を行い、読取センサ
100により投票券の印刷が不良であることが検出され
る場合には、そのソレノイドにより、図14(b)に示
すように、ストッパ部材110が搬送路に当接すること
で搬送されてくる投票券を停止させる処理を行う。
搬送機構を駆動するパルスモータを制御することで、図
15に示すように、投票券の搬送速度を読取センサ10
0の読み取り可能な最大速度まで徐々に上げていって、
その最大速度に到達すると、その最大速度でもって投票
券を搬送して、投票券の出口に近づくと、投票券の搬送
速度をその最大速度から徐々に下げていくというように
制御している。
ように、メモリ200から読み出す速度データの指定す
る時間ΔTをクロックで計時して、その指定時間ΔTに
到達するときにパルスモータの駆動パルスを生成するパ
ルス時間間隔カウンタ201と、パルス時間間隔カウン
タ201の生成する駆動パルスに応答して励磁信号を切
り替える励磁切替信号生成回路202と、励磁切替信号
生成回路202により切り替えられる励磁信号に応答し
てパルスモータを回転させるモータドライバ203とを
使って実行される。
5に示すような速度パターンの制御を実現するために、
図17に示すように、加速モードを実現する速度データ
の時系列データと、定速モードを実現する速度データの
時系列データと、減速モードを実現する速度データの時
系列データとをメモリ200にアドレス順に格納する構
成を採って、このメモリ200に格納される速度データ
をアドレス順に読み出してパルス時間間隔カウンタ20
1に投入するように処理している。
に従って投票券を搬送するときに実行されるフローチャ
ートを図示する。
を搬送するという構成を採っていると、図14(b)に
示すような動作に従ってストッパ部102が投票券を停
止させる処理に入るときに、投票券の搬送力の低下によ
りストッパ部材110よりも前位置で投票券が停止され
ることがあり、これがために、パンチ穴の位置にばらつ
きが出てしまうという問題点がある。
投票券を搬送するという構成を採っていると、投票券の
搬送速度が読取センサ100の読み取り可能な最大速度
に制限されるために、投票券の発券を高速化できないと
いう問題点がある。
モータを定速モードに制御する場合には、図17に示す
ように、その定速モードを実現する速度データの時系列
データをメモリに格納するという構成を採っている。
ていると、パルスモータの速度データを格納するメモリ
として大容量のものを用意しなければならないという問
題点がある。
であって、パルスモータの速度データを格納するメモリ
の容量を大幅に削減できるようにする新たなパルスモー
タ制御装置の提供を目的とする。
を図示する。
制御装置であって、パルスモータの速度データをアドレ
ス順に格納するメモリ2から、それらの速度データをア
ドレス順に読み出し、それに基づいてパルスモータ駆動
回路3に与える駆動パルスを発生することで、パルスモ
ータを制御するものである。
御装置1が用意される場合、パルスモータを定速モード
で制御するときには、図2(a)に示すように、その定
速モードを実現するために、定速度制御を指示する制御
データ(図中のループビット)を持つ1つの速度データ
(図中のΔTn)を格納する構成を採る。これにより、図
2(b)に示すように、速度データを格納するメモリ2
の容量を大幅に削減できるようになる。
て、本発明のパルスモータ制御装置1は、読出手段10
と、検出手段11と、格納手段12と、発生手段13
と、保持手段14と、消去手段15と、変更手段16
と、検知手段17とを備える。
す速度データのメモリアドレスを発生する処理を行うも
のであって、制御データを持つ速度データが駆動パルス
の発生用の速度データとして繰り返し用いられるように
制御する第1の読出制御手段20と、通常のアドレス順
とは逆のアドレス順序に従ってメモリ2から速度データ
を読み出すように制御する第2の読出制御手段21と、
外部から変更指示されるメモリアドレスを速度データの
読み出し先として設定するように制御する第3の読出制
御手段22とを備える。
速度データが制御データを持つのか否かを検出する。格
納手段12は、メモリ2から読み出した速度データを格
納する。発生手段13は、格納手段12に格納される速
度データに従って駆動パルスを発生する。
された制御データを保持する。消去手段15は、外部か
らの指示に応答して、保持手段14に保持される制御デ
ータを消去する。変更手段16は、保持手段14が制御
データを保持しているときに、外部からの指示に応答し
て、速度データの読み出し先となるメモリアドレスを変
更する。検知手段17は、保持手段14が制御データを
保持していないときに、外部からの指示に応答して、速
度データの読み出し先となるメモリアドレスの変更指示
が発行されたのか否かを検出する。
タ制御装置1では、読出手段10は、例えばメモリアド
レスを1つずつカウントアップしていく形でメモリアド
レスを発生してメモリ2に与え、これを受けて、格納手
段12は、メモリ2から読み出される速度データをアド
レス順に保持し、これを受けて、発生手段13は、パル
スモータを例えば加速モードで制御するための駆動パル
スを発生していく。
を持つ速度データが読み出されたことが検出されると、
保持手段14は、その制御データを保持するので、これ
を受けて、第1の読出制御手段20は、保持手段14に
制御データが保持される間、メモリ2から速度データが
読み出されないように制御することで、制御データを持
つ速度データが駆動パルスの発生用の速度データとして
繰り返し用いられるように制御し、これを受けて、発生
手段13は、パルスモータを定速モードで制御するため
の駆動パルスを発生していく。
速モードの解除指示が発行されると、消去手段15は、
保持手段14の保持する制御データを消去し、これを受
けて、読出手段10は、本来のメモリアドレスの発生形
態に従ってメモリアドレスを発生してメモリ2に与え、
これを受けて、発生手段13は、パルスモータを例えば
減速モードで制御するための駆動パルスを発生してい
く。
形でパルスモータの速度を制御できるようになる。例え
ば、の時点までに不良品であることが判別されるよう
な場合には、このような搬送が行われる。
知手段17により外部からメモリアドレスの変更指示が
発行されたことが検出されると、第2の読出制御手段2
1は、それまでのアドレス順とは逆のアドレス順序に従
ってメモリアドレスを発生してメモリ2に与え、これを
受けて、発生手段13は、パルスモータの速度を制御デ
ータを持つ速度データの所へと戻していくので、第3の
読出制御手段22は、メモリ2から制御データを持つ速
度データが読み出されると、外部から変更指示されたメ
モリアドレスを速度データの読み出し先として設定し、
これを受けて、発生手段13は、パルスモータを例えば
加速モードで制御するための駆動パルスを発生してい
く。
形でパルスモータの速度を制御できるようになる。例え
ば、の時点までに良品/不良品が判別されないこと
で、とりあえず不良品と見なして減速モードに入った
後、の時点で良品であることが判別されるような場合
には、このような搬送が行われる。
を持つ速度データの所へと戻してから加速モードに入る
ようにしていることから、外部から発行されるメモリア
ドレスの変更指示の発行タイミングにばらつきがあって
も、パルスモータの速度を正確に制御できるようになる
とともに、パルスモータの脱調を防止できるようにな
る。
16は、外部からの指示に応答して、速度データの読み
出し先となるメモリアドレスを変更し、この後、外部か
ら定速モードの解除指示が発行されると、消去手段15
は、保持手段14の保持する制御データを消去し、これ
を受けて、読出手段10は、変更されたメモリアドレス
を起点として、本来のメモリアドレスの発生形態に従っ
てメモリアドレスを発生してメモリ2に与え、これを受
けて、発生手段13は、パルスモータを例えば加速モー
ドで制御するための駆動パルスを発生していく。
形でパルスモータの速度を制御できるようになる。例え
ば、の時点までに良品であることが判別されるような
場合には、このような搬送が行われる。
タの速度データを格納するメモリ2の容量を大幅に削減
しつつ、所望の形態で、パルスモータの速度を制御でき
るようになる。
を詳細に説明する。
券機の搬送構成を図示する。
れる投票券発券機では、搬送されてくる投票券に投票デ
ータが正確に印刷されているのか否かを検出する読取セ
ンサ100と、読取センサ100の下流に位置して投票
券の搬送を検出するフォトセンサ101と、フォトセン
サ101の下流に位置して印刷不良の投票券に穴をあけ
るパンチ器103と、パンチ器103の下流に位置して
印刷状態に応じて投票券を対応の搬送路に振り分ける搬
送切替部104とを備える。
発券機は、従来技術の投票券発券機が必要とするストッ
パ部102を備える必要がないので、従来技術の投票券
発券機に比べて簡略な構成を実現できることになる。
る投票券発券機の搬送処理のフローチャートを図示す
る。
ように構成される本発明により実現される投票券発券機
では、先ず最初に、ステップ1で、印刷後の投票券を読
取センサ100の読み取り可能な最大速度で定義される
一定速度で搬送して、続くステップ2で、読取センサ1
00を使ってその印刷内容をチェックする。
により印刷良好であることが検出されたのか、印刷不良
であることが検出されたのか、未だ判定中であるのかを
判断して、印刷良好であることが検出された場合には、
ステップ4に進んで、加速データを準備する。
ンサ101の位置まで搬送されてきたことを検出する
と、一定速度を解除して、準備した加速データを有効化
し、続くステップ6で、その有効化した加速データを使
ってパルスモータを加速させて一定速度まで上げた後に
減速させていって、続くステップ7で、搬送切替部10
4による搬送切り替えを行わないことで、投票券を出口
に搬送する。
置まで搬送される前に、読取センサ100により印刷良
好な投票券であることが検出される場合には、図8
(a)に示すような形で投票券を搬送する。なお、図中
のがフォトセンサ101の位置を示している。
より印刷不良であることが検出されるか、読取センサ1
00による読取処理が未だ判定中であることが検出され
る場合には、ステップ8に進んで、読取センサ100に
より印刷不良であることが検出されたのか否かを判断し
て、印刷不良であることが検出された場合には、ステッ
プ9に進んで、ステップ4で行った加速データの準備は
行わないことで、予め用意されている減速データを準備
する。
センサ101の位置まで搬送されたきたことを検出する
と、一定速度を解除して、準備した減速データを有効化
し、続くステップ11で、その有効化した減速データを
使ってパルスモータを減速させる。
によりパルスモータが停止した時点で、パンチ器103
を使って投票券にパンチ穴を開け、続くステップ13
で、搬送切替部104による搬送切り替えを行って搬送
を再開させ、続くステップ14で、投票券を減算口に搬
送する。
置まで搬送される前に、読取センサ100により印刷不
良な投票券であることが検出される場合には、図8
(b)に示すような形で投票券を搬送する。なお、この
図8(b)では、パンチ穴を開けた後の搬送速度につい
ては記述していない。
より印刷不良が検出されない場合、すなわち、読取セン
サ100による読取処理が未だ判定中であることが検出
された場合には、ステップ15に進んで、ステップ4で
行った加速データの準備は行わないことで、予め用意さ
れている減速データを準備する。
センサ101の位置まで搬送されたきたことを検出する
と、一定速度を解除して、準備した減速データを有効化
し、続くステップ17で、その有効化した減速データを
使ってパルスモータを減速させる。
取センサ100の判定結果を受け取り、続くステップ1
9で、その判定結果に従って、読取センサ100により
印刷良好であることが検出されたのか、印刷不良が検出
されたのかを判断する。
が検出された場合には、ステップ20に進んで、その減
速の終了によりパルスモータが停止した時点で、パンチ
器103を使って投票券にパンチ穴を開け、続くステッ
プ21で、搬送切替部104による搬送切り替えを行っ
て搬送を再開させ、続くステップ22で、投票券を減算
口に搬送する。
置まで搬送される前に、読取センサ100による判定結
果がでないで、その後で、読取センサ100により印刷
不良な投票券であることが検出される場合には、図8
(c)に示すような形で投票券を搬送する。なお、この
図8(c)では、パンチ穴を開けた後の搬送速度につい
ては記述していない。
た読取センサ100の判定結果が印刷良好を示している
場合には、ステップ23に進んで、加速データを準備す
る。続いて、ステップ24で、減速モードに入ってから
の減速データの流れを逆に使うことで減速開始点の速度
まで戻し、続くステップ25で、ステップ23で準備し
た加速データを有効化する。
した加速データを使ってパルスモータを加速させて一定
速度まで上げた後に減速させていって、続くステップ7
で、搬送切替部104による搬送切り替えを行わないこ
とで、投票券を出口に搬送する。
置まで搬送される前に、読取センサ100による判定結
果がでないで、その後で、読取センサ100により印刷
良好な投票券であることが検出される場合には、図8
(d)に示すような形で投票券を搬送する。
る投票券発券機では、従来技術で用いていたストッパ部
102を用いることなく、投票券の搬送速度を制御する
ことで、印刷不良の投票券をパンチ器103の位置に正
確に停止させるという構成を採ることから、投票券に開
けるパンチ穴の位置にばらつきが出るというような不都
合は起こらない。
券の搬送速度が読取センサ100の読み取り可能な最大
速度に制限されなくなるので、投票券を高速化に発券で
きるようになる。
券発券機を実現するために用意する本発明のパルスモー
タ制御装置の一実施形態例を図示する。
制御装置、2はメモリであって、パルスモータの速度デ
ータをアドレス順に格納するもの、30はCPUであっ
て、パルスモータを制御するためのプログラムを走行さ
せるもの、31はパルス時間間隔カウンタであって、メ
モリ2から読み出す速度データの指定する時間ΔTをク
ロックで計時して、その指定時間ΔTに到達するときに
パルスモータの駆動パルスを生成するもの、32は励磁
切替信号生成回路であって、パルス時間間隔カウンタ3
1の生成する駆動パルスに応答して励磁信号を切り替え
るもの、33はモータドライバであって、励磁切替信号
生成回路32により切り替えられる励磁信号に応答して
パルスモータを回転させるものである。
リ2から読み出す速度データをFIFO形式で格納する
FIFOメモリ40と、メモリ2から読み出す速度デー
タのメモリアドレスをカウントするアドレスカウンタ4
1と、アドレスカウンタ41にセットするメモリアドレ
スを保持するアドレスレジスタ42と、スタート開始・
終了を表示するスタートビットなどを格納する制御レジ
スタ43と、メモリ2から読み出す速度データの持つE
NDビットを保持するENDビット保持域44と、メモ
リ2から読み出す速度データの持つLOOPビットを保
持するLOOPビット保持域45と、全体の制御処理を
司る制御機構46とを備える。
果などを入力として、制御レジスタ43のスタートビッ
トに“1”を書き込むことでメモリ2からの速度データ
の読出処理を開始したり、そのスタートビットに“0”
を書き込むことで、メモリ2からの速度データの読出処
理を終了したり、アドレスカウンタ41にメモリアドレ
スの初期値を設定したり、アドレスカウンタ41のカウ
ントするメモリアドレスの書き替えを指示したり、EN
Dビット保持域44にENDビットが保持されるときに
発生する割り込みに応答して終了処理を実行する、とい
った各種の処理を行う。
タの基本データ構造の一実施形態例を図示する。
る速度データは、16ビットで構成されて、最後の速度
データであるときに”1”を示すとともに、最後の速度
データ以外の速度データであるときに“0”を示すEN
Dビットと、定速モードであるときに”1”を示すとと
もに、加速/減速モードであるときに“0”を示すLO
OPビットと、12ビットで定義される速度データ部分
とを持つ。
してパルス時間間隔カウンタ31にセットされ、パルス
時間間隔カウンタ31は、このセットされた速度データ
の指定する時間ΔTをクロックで計時して、その指定時
間ΔTに到達するときにパルスモータの駆動パルスを生
成することで、パルスモータの速度を制御するように動
作する。
ENDビット保持域44に保持され、ENDビット保持
域44は、“1”の保持に入るときに、CPU30に対
して終了処理の実行を指示する割り込みを発生するよう
に動作する。
は、LOOPビット保持域45に保持され、LOOPビ
ット保持域45は、“1”の保持に入ると、フォトセン
サ101が投票券の搬送を検出するまでの間、その
“1”を保持し続けるように動作する。
タの時系列データの一実施形態例を図示する。
る速度データは、メモリアドレス順に時系列データの形
式で格納されるものであり、例えば、図中のαで示す搬
送速度を実現するために用意される速度データの時系列
データ(α用速度データ)と、図中のβで示す搬送速度
を実現するために用意される速度データの時系列データ
(β用速度データ)と、図中のγで示す搬送速度を実現
するために用意される速度データの時系列データ(γ用
速度データ)という3種類が用意される。
“1”にセットされるLOOPビットを使って、定速モ
ードを表現するように構成されている。
スモータ制御装置1の動作処理について説明する。
と、アドレスカウンタ41にα用速度データの時系列デ
ータの先頭のメモリアドレスを設定してから、制御レジ
スタ43のスタートビットに“1”を書き込むことで、
投票券の搬送を指示する。
アドレスカウンタ41は、設定されたメモリアドレスを
指定してメモリ2に速度データのロード要求を発行し、
FIFOメモリ40は、そのロード要求に応答して送ら
れてくる速度データを格納する。
間間隔カウンタ31から速度データのロード要求が発行
されると、先頭に格納する速度データをパルス時間間隔
カウンタ31に供給することでパルスモータの駆動パル
スを発生させ、その速度データの供給に従って空き領域
ができると、アドレスカウンタ41に対して次の速度デ
ータのロード要求を発行する。
40から次の速度データのロード要求が発行されると、
メモリアドレスを1つカウントアップしてからメモリ2
に速度データのロード要求を発行することで、メモリ2
から次の速度データを読み出してFIFOメモリ40に
格納する。
度データの時系列データに従って、パルスモータは加速
モードで駆動されるように制御される。
2から読み出す速度データの持つLOOPビットがLO
OPビット保持域45に格納されていくことになるが、
“1”を示すLOOPビットを持つ速度データがメモリ
2から読み出されることで、LOOPビット保持域45
に“1”が保持されると、FIFOメモリ40からアド
レスカウンタ41に対して発行される速度データのロー
ド要求が遮断され、これにより、FIFOメモリ40
は、LOOPビットを持つ同じ速度データを繰り返しパ
ルス時間間隔カウンタ31に供給することで、パルスモ
ータを定速度で駆動するように制御する。
に、読取センサ100は搬送されてくる投票券の印刷状
態を判定して、その判定結果をCPU30に通知してく
るので、この判定結果を受け取ると、CPU30は、印
刷良好を示す判定結果である場合には、アドレスカウン
タ41にβ用速度データの時系列データの先頭のメモリ
アドレスを設定し、印刷不良を示す判定結果である場合
には、その設定を行わないように処理する。
あるときにはメモリアドレスの設定は不可能となるの
で、このときにはCPU30に対して処理エラーが通知
されることになる。しかるに、パルスモータを定速度で
駆動しているときには、アドレスカウンタ41は動作中
でないので、CPU30は、アドレスカウンタ41にβ
用速度データの時系列データの先頭のメモリアドレスを
設定することが可能になる。
ると、それに続いてフォトセンサ101の位置に到達す
る。フォトセンサ101は、投票券が搬送されてくる
と、LOOPビット保持域45に保持されるLOOPビ
ットを“0”にクリアする。
れ、アドレスカウンタ41にβ用速度データの時系列デ
ータの先頭のメモリアドレスが設定されている場合に
は、図8(a)に示すような形でパルスモータの駆動が
制御されることになる。
ータの時系列データの先頭のメモリアドレスが設定され
ていない場合には、α用速度データの時系列データの続
きに従って、図8(b)に示すような形でパルスモータ
の駆動が制御されて、投票券はパンチ器103の位置に
停止してパンチ器103によりパンチ穴が開けられる。
そして、その後、CPU30は、アドレスカウンタ41
にγ用速度データの時系列データの先頭のメモリアドレ
スを設定することで、パンチ穴の開けた投票券を減算口
に搬送する。
するまでに、読取センサ100の判定結果がでない場合
には、CPU30は、アドレスカウンタ41にβ用速度
データの時系列データの先頭のメモリアドレスを設定す
る処理を行わない。
センサ101の位置に到達することで定速モードが解除
されると、α用速度データの時系列データの続きに従っ
て、パルスモータが減速モードに入ることになる。
ると、CPU30は、その判定結果が印刷不良を示す場
合には、その減速モードがそのまま維持されることにな
るようにと何も処理を行わず、これにより、図8(c)
に示すような形でパルスモータの駆動が制御されて、パ
ンチ器103により投票券にパンチ穴が開けられる。そ
して、その後、CPU30は、アドレスカウンタ41に
γ用速度データの時系列データの先頭のメモリアドレス
を設定することで、パンチ穴の開けた投票券を減算口に
搬送する。
良好を示す場合には、CPU30は、アドレスカウンタ
41にβ用速度データの時系列データの先頭のメモリア
ドレスを設定するように処理する。しかるに、このとき
には、アドレスカウンタ41は減速モードにあることで
動作中であるので、CPU30からの設定要求を受け付
ける状態にない。
0から設定要求のあるβ用速度データの時系列データの
先頭のメモリアドレスをアドレスレジスタ42に待避さ
せてから、アドレスカウンタ41に対してカウント値を
カウントダウンしていく形でメモリアドレスを算出して
いくように指示することで、図12に示すような形でメ
モリ2から速度データを読み出していくように制御す
る。
トを持つ速度データがメモリ2から読み出されて、それ
によりアドレスカウンタ41にメモリアドレスの設定が
可能になると、アドレスレジスタ42に待避させたメモ
リアドレス(β用速度データの時系列データの先頭のメ
モリアドレス)をアドレスカウンタ41に設定してか
ら、LOOPビットを持つ速度データの読み出しにより
セットされたLOOPビット保持域45の保持値を
“1”から“0”にクリアすることで、アドレスカウン
タ41を再び動作状態に設定する。
れ、アドレスカウンタ41にβ用速度データの時系列デ
ータの先頭のメモリアドレスが設定されていることで、
図8(d)に示すような形でパルスモータの駆動が制御
されることになる。
ットを持つ速度データの所へと戻してから加速モードに
入るようにしていることから、外部から発行されるメモ
リアドレスの変更指示の発行タイミングにばらつきがあ
っても、パルスモータの速度を正確に制御できるように
なるとともに、パルスモータの脱調を確実に防止できる
ようになる。
ルスモータ制御装置1により、図4に示した投票券発券
機の搬送構成を実現できるようになる。
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
実施形態例では投票券の搬送制御を具体例にして本発明
を説明したが、本発明はその適用が投票券の搬送制御に
限られるものではない。
パルスモータの速度データを格納するメモリの容量を大
幅に削減しつつ、所望の形態で、パルスモータの速度を
制御できるようになる。
場合にあって、その物品の状態によって物品を一時的に
停止させてパンチ穴を開けるなどの処理を実行するとき
に、ストッパのような機構を用意することなく、それを
実行できるようになる。
場合にあって、物品の検査に用いるセンサの性能により
物品の搬送速度に制限が設けられるような場合にも、そ
のセンサを通過する場合には、その制限に妨げられずに
物品を搬送できるようになるので、物品を高速に搬送で
きるようになる。
場合にあって、物品の検査に用いるセンサの性能により
検査結果がでるまでの時間にばらつきがあっても、パル
スモータの速度を正確に制御できるようになるととも
に、パルスモータの脱調を確実に防止できるようにな
る。
る。
御の説明図である。
成の説明図である。
理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
理の説明図である。
である。
構造の一実施形態例である。
タの一実施形態例である。
である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 パルスモータの速度データをアドレス順
に格納するメモリから、該速度データをアドレス順に読
み出し、それに基づいて駆動パルスを発生することでパ
ルスモータを制御するパルスモータ制御装置において、 上記メモリから読み出した速度データが定速度制御を指
示する制御データを持つのか否かを検出する手段と、 上記制御データが検出される場合に、それを保持する手
段と、 外部からの指示に応答して、上記保持される上記制御デ
ータを消去する手段と、 上記制御データが保持される間、それを持つ速度データ
が駆動パルスの発生用の速度データとして繰り返し用い
られるように制御する手段とを備えることを、 特徴とするパルスモータ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のパルスモータ制御装置に
おいて、 上記制御データが保持されているときに、外部からの指
示に応答して、速度データの読み出し先となるメモリア
ドレスを変更する手段を備えることを、 特徴とするパルスモータ制御装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のパルスモータ制御
装置において、 上記制御データが保持されていないときに、外部からの
指示に応答して、速度データの読み出し先となるメモリ
アドレスの変更指示が発行されるのか否かを検出する手
段と、 上記変更指示が発行される場合に、上記アドレス順とは
逆のアドレス順序に従って、上記メモリから速度データ
を読み出するように制御する手段と、 上記逆アドレス順に従って上記制御データを持つ速度デ
ータまで読み出されるときに、上記変更指示されたメモ
リアドレスを速度データの読み出し先として設定する手
段とを備えることを、 特徴とするパルスモータ制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000303780A JP4642988B2 (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | パルスモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000303780A JP4642988B2 (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | パルスモータ制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002109576A true JP2002109576A (ja) | 2002-04-12 |
JP4642988B2 JP4642988B2 (ja) | 2011-03-02 |
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JP (1) | JP4642988B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1023797A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-23 | Ricoh Co Ltd | モータ駆動装置 |
JPH11341889A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-12-10 | Oki Data Corp | ステッピングモータの制御装置 |
-
2000
- 2000-10-03 JP JP2000303780A patent/JP4642988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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JPH1023797A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-23 | Ricoh Co Ltd | モータ駆動装置 |
JPH11341889A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-12-10 | Oki Data Corp | ステッピングモータの制御装置 |
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