JP2002109527A - 画像入出力装置、画像蓄積装置、画像処理装置及び画像データ処理方法 - Google Patents

画像入出力装置、画像蓄積装置、画像処理装置及び画像データ処理方法

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JP2002109527A
JP2002109527A JP2000294602A JP2000294602A JP2002109527A JP 2002109527 A JP2002109527 A JP 2002109527A JP 2000294602 A JP2000294602 A JP 2000294602A JP 2000294602 A JP2000294602 A JP 2000294602A JP 2002109527 A JP2002109527 A JP 2002109527A
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Sugitaka Otegi
杉高 樗木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿表裏面の同時読取のように複数の画像情
報が入力される場合でも、転送に用いるパラレルバスへ
の接続口を1つ、転送先の受信チャンネルを1つにし、
かつ転送速度を高速化する。 【解決手段】 各読取ユニット101a,bで原稿表裏
面を同時に読取り、デジタル化された各画像データをデ
ータ圧縮・伸張回路付きI/F制御部103のトグルバ
ッファと高速の書き込みバッファを経て、時分割書き込
みで一次メモリMEM(1)109に格納する。その後原
稿表裏面をシーケンシャルに読出し、画像処理プロセッ
サ104でスキャナ画像処理を行い、パラレルバス12
0、画像メモリ制御部121を介して、フレームメモリ
・HDD122に格納する。一次メモリからの読み出し
タイミングを一次メモリの入出力をチェックするライン
カウンタ信号で直接制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、画像ファ
イリング装置、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、M
FP(コピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の
複合機)等の画像情報を扱うディジタル装置に応用し得
る画像データ入出力方法、画像データ蓄積方法及び画像
データ処理方法、並びに画像入出力装置、画像蓄積装置
及び画像処理装置に関し、より詳細には、同時に複数の
画像情報が入力され、入力された各画像情報を処理する
場合に、手順を複雑化せず或いは装置規模を大きくせ
ず、短い処理時間で各画像情報の入出力、蓄積、画像デ
ータ処理を行い出力するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より画像情報を扱う諸種の装置にお
いては、入力された画像情報に各種の処理を施すため、
或いは、入力された画像情報を所望の時に利用するため
に、入力画像を蓄積する手段を備えている。例えば、デ
ィジタル複写機においてもこうした画像情報の蓄積手段
を備え、画像読取装置(イメージスキャナ)にて読み取
った原稿の画像情報を蓄積手段に蓄積し、利用時に蓄積
手段から取り出した画像情報に、設定された処理モード
の処理を施し、コピー出力するようにしている(後記図
6〜11に関する説明、参照)。ところで、近年、環境
への配慮から資源、例えば用紙の節約のために用紙の表
面と裏面の両面を利用して情報を記載することが行わ
れ、複写機においても用紙の両面へのコピーを行うこと
が多くなってきている。従って、こうした用紙の両面に
情報が記載された原稿(以下「両面原稿」と記す)を複写
する場合、或いは電子ファイリング装置(画像情報を電
子化ファイルとして蓄積・管理し、画像情報を利用する
装置)のように、両面原稿に記載された情報をファイリ
ングする場合、イメージスキャナにて原稿の両面を読み
取る操作を行っている。このとき簡易なイメージスキャ
ナでは、片面のみの読み取り機能しかないため、表面の
読み取り後にオペレータが原稿を反転させて裏面の読み
取りを行っている。また、両面の読み取り機能を持つ装
置においては、一旦表面を読み取った後、機械的な機構
にて原稿を反転させてから裏面を読み取っている。但
し、この種の装置では原稿を反転させる機能を機械的に
実現するため、読み取りに時間を要したり、装置が大き
くなったり、故障し易い、あるいは原稿を傷めるという
問題があった。そこで、最近両面原稿を読み取る際、表
面と裏面の両側に読み取り装置を設け、表面と裏面を同
時に読み取ることで読み取り時間の短縮化を図るように
した図12に示すような装置が開発されている(詳細
は、図12に関する後記説明、参照)。しかし、図12
に参照される装置では、表面と裏面の両方を同時に読み
取るため、CCD等のイメージセンサを持つ読み取りユ
ニットと、読み取った画像データの補正処理及び圧縮/
伸張等のより高機能な画像処理を行うブロックが表面用
と裏面用に別々に必要となり、又画像蓄積手段との間を
結ぶパラレルバスへの接続口も別々に必要となることか
ら、装置を小型化できなかったり、コストアップにつな
がるという面もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、表面と裏面を
同時に読み取る図12に参照される方式における上述の
問題点を解決するために、他の方式が検討されている。
その方式は、画像蓄積手段との間を結ぶパラレルバスへ
の接続口を1ポートとし、表面と裏面のデータに対し2
チャンネル分の受信チャンネルを設けるようにした例
(詳細は、図13に関する後記説明、参照)、さらに図
13に参照される方式において、1チップで表面と裏面
の画像処理が可能な画像処理プロセッサを導入した例
(詳細は、図14に関する後記説明、参照)にて示すこ
とができる。しかしながら、図13及び図14に参照さ
れる方式では、原稿の表面と裏面の双方の画像データが
パラレルバスに出力され、蓄積手段である画像メモリの
アクセス制御部(IMAC)からフレームメモリあるい
はハードディスク装置(HDD)に書き込まれるため、
IMACに受信チャネルが2チャンネル必要になり、ま
たHDD等に格納する場合は、HDDへの書き込み速度
が現状20Mバイト/秒とあまり早くないため、読み取
り側の処理ブロックからパラレルバスを介して送られて
くる画像データの転送速度に合わせるためには、2つの
HDDを用意し、表面と裏面のHDDを別個に持つ必要
がある。また、HDDへの書き込み速度が向上したとし
ても、一般にHDDに書き込む際は、さらにデータに圧
縮をかけて格納するため、表面データに対するHDD上
の格納スタートアドレスは決定できるが、裏面データに
対する格納スタートアドレスが決定できない場合が存在
する。というのは、表面の圧縮に可変長圧縮を用いると
表面の圧縮後の画像データサイズがわからないからであ
る。この場合、仕方なく最も圧縮率が低い場合を想定し
て裏面のHDD格納アドレスを決定せざるを得ない。こ
うなると、両面原稿が多数ある場合、中には圧縮率が高
いデータが含まれるためにHDDに空き領域が存在する
ようになり無駄が増えることになる。本発明は、上記従
来例及び上記先行例における問題点に鑑みてなされたも
ので、その解決課題は、原稿の表面と裏面の同時読み取
りによる入力のように、同時に複数の画像情報が入力さ
れる場合でも、転送先に接続されるパラレルバスへの接
続口を1つにし、データ転送を1チャンネルで行うよう
にして、転送先の受信制御或いは記憶装置を転送先とす
る場合にそのアクセス処理を簡易化することを可能にし
て、上記従来例及び上記先行例において起きた問題点の
要因を発生させないようにすることにある。また、同時
に入力された複数の画像データをシーケンシャルに出力
することが、上記課題を解決する必要条件となるが、そ
のときに利用する一次メモリのASICのインターフェ
ース回路の高速化(転送速度の高速化)を実現すること
をさらなる解決課題とする。また、同時に入力された複
数の画像データをシーケンシャルに出力することが、上
記課題を解決する必要条件となるが、そのときに利用す
る一次メモリからの読み出しアクセスの制御の容易化を
図ることをさらなる解決課題とする。また、原稿読取り
プロセスを制御するCPUにおいて、原稿間の画像デー
タの読み込みコマンド間隔をできる限り短くし、原稿の
読み取り速度向上を図ることをさらなる解決課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の画像データを同時に入力する画像データ入力手段、入
力された複数の画像データを一次記憶する一次メモリ、
一次メモリに対する画像データの入出力を制御するメモ
リ入出力制御手段、画像データ出力手段を備えた画像入
出力装置であり、前記メモリ入出力制御手段は、同時に
入力される複数の画像データを時分割で一次メモリへ書
き込み、書き込まれた複数の画像データを画像データ毎
にシーケンシャルに一次メモリから読み出すようにした
ことを特徴とする画像入出力装置である。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載された
画像入出力装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入力側にトグルバッファと高速の書き込みバッファ
を設け、出力側に高速の読み出しバッファを設けたこと
を特徴とするものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
された画像入出力装置において、前記メモリ入出力制御
手段は、入出力する画像データをライン数で管理するた
めのラインカウンタを持ち、画像データの一次メモリへ
の書き込みが予め設定した所定のライン数に到達したと
きにラインカウンタが発生する信号により直接、一次メ
モリからの画像データの読み出しを開始するようにした
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載された画像入出力装置において、前記画像デ
ータ入力手段が原稿の表裏各面を同時に読み取り、複数
の画像データを入力する原稿読み取り手段であることを
特徴とするものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項4に記載された
画像入出力装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する原稿の表裏各面の画像データをライン数
で管理するためのラインカウンタを持ち、一方の原稿面
の画像データ読み出しが予め設定した所定のライン数に
到達したときにラインカウンタが発生する信号により直
接、他方の原稿面の画像データ読み出しを開始するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項6の発明は、複数の画像データを同
時に入力する画像データ入力手段、入力された複数の画
像データにデータ圧縮処理を施す画像データ処理手段、
圧縮処理後の複数の画像データを蓄積するフレームメモ
リを備えた画像蓄積装置において、入力された複数の画
像データを一次記憶する一次メモリ、一次メモリに対す
る画像データの入出力を制御するメモリ入出力制御手段
を設け、前記メモリ入出力制御手段は、同時に入力され
る複数の画像データを時分割で一次メモリへ書き込み、
書き込まれた複数の画像データを画像データ毎にシーケ
ンシャルに一次メモリから読み出し、前記画像データ処
理手段に出力するようにしたことを特徴とする画像蓄積
装置である。
【0010】請求項7の発明は、請求項6に記載された
画像蓄積装置において、前記メモリ入出力制御手段は、
入出力する画像データをライン数で管理するためのライ
ンカウンタを持ち、画像データの一次メモリへの書き込
みが予め設定した所定のライン数に到達したときにライ
ンカウンタが発生する信号により直接、一次メモリから
の画像データの読み出しを開始するようにしたことを特
徴とするものである。
【0011】請求項8の発明は、請求項6又は7に記載
された画像蓄積装置において、前記画像データ入力手段
が原稿の表裏各面を同時に読み取り、複数の画像データ
を入力する原稿読み取り手段であることを特徴とするも
のである。
【0012】請求項9の発明は、請求項8に記載された
画像蓄積装置において、前記メモリ入出力制御手段は、
入出力する原稿の表裏各面の画像データをライン数で管
理するためのラインカウンタを持ち、一方の原稿面の画
像データ読み出しが予め設定した所定のライン数に到達
したときにラインカウンタが発生する信号により直接、
他方の原稿面の画像データ読み出しを開始するようにし
たことを特徴とするものである。
【0013】請求項10の発明は、原稿の表裏各面を同
時に読み取る原稿読み取り手段、読み取られた表裏各面
の画像データに圧縮伸張処理、補正処理を含む画像処理
を施す画像データ処理手段、画像処理後の表裏各面の画
像データを蓄積するフレームメモリを備えた画像処理装
置において、入力された表裏各面の画像データを一次記
憶する一次メモリ、一次メモリに対する画像データの入
出力を制御するメモリ入出力制御手段を設け、前記メモ
リ入出力制御手段は、同時に入力される表裏各面の画像
データを時分割で一次メモリへ書き込み、書き込まれた
表裏各面の画像データを画像データ毎にシーケンシャル
に一次メモリから読み出し、前記画像データ処理手段に
出力するようにしたことを特徴とする画像処理装置であ
る。
【0014】請求項11の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する画像データをライン数で管理するための
ラインカウンタを持ち、画像データの一次メモリへの書
き込みが予め設定した所定のライン数に到達したときに
ラインカウンタが発生する信号に直接応じて、一次メモ
リからの画像データの読み出しを開始するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項12の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する画像データをライン数で管理するための
ラインカウンタを持ち、画像データの一次メモリへの書
き込みが予め設定した所定のライン数に到達したときに
ラインカウンタが発生する信号により、原稿読み取りプ
ロセスを制御するCPUに割込みをかけ、CPUが発行
するメモリリードコマンドに応じて、一次メモリからの
画像データの読み出しを開始するようにしたことを特徴
とするものである。
【0016】請求項13の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する画像データをライン数で管理するための
ラインカウンタを持ち、画像データの一次メモリへの書
き込みが予め設定した所定のライン数に到達したときに
ラインカウンタが発生する信号により、この旨を示すフ
ラグをセットし、原稿読み取りプロセスを制御するCP
Uがこのフラグを認識し、そのときに発行するメモリリ
ードコマンドに応じて、一次メモリからの画像データの
読み出しを開始するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0017】請求項14の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する原稿の表裏各面の画像データをライン数
で管理するためのラインカウンタを持ち、一方の原稿面
の画像データ読み出しが予め設定した所定のライン数に
到達したときにラインカウンタが発生する信号により直
接、他方の原稿面の画像データ読み出しを開始するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0018】請求項15の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する原稿の表裏各面の画像データをライン数
で管理するためのラインカウンタを持ち、一方の原稿面
の画像データ読み出しが予め設定した所定のライン数に
到達したときにラインカウンタが発生する信号により原
稿読み取りプロセスを制御するCPUに割込みをかけ、
CPUが発行するメモリリードコマンドに応じて、他方
の原稿面の画像データ読み出しを開始するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項16の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する原稿の表裏各面の画像データをライン数
で管理するためのラインカウンタを持ち、一方の原稿面
の画像データ読み出しが予め設定した所定のライン数に
到達したときにラインカウンタが発生する信号により、
この旨を示すフラグをセットし、原稿読み取りプロセス
を制御するCPUがこのフラグを認識し、そのときに発
行するメモリリードコマンドに応じて、他方の原稿面の
画像データ読み出しを開始するようにしたことを特徴と
するものである。
【0020】請求項17の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する画像データをライン数で管理するための
ラインカウンタを持ち、画像データの一次メモリからの
読み出しが予め設定した所定のライン数に到達したとき
にラインカウンタが発生する信号に直接応じて、原稿読
み取り手段が次の原稿の読み込みを開始するようにした
ことを特徴とするものである。
【0021】請求項18の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する画像データをライン数で管理するための
ラインカウンタを持ち、画像データの一次メモリからの
読み出しが予め設定した所定のライン数に到達したとき
にラインカウンタが発生する信号により原稿読み取りプ
ロセスを制御するCPUに割込みをかけ、CPUが発行
する読み込みコマンドに応じて、原稿読み取り手段が次
の原稿の読み込みを開始するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0022】請求項19の発明は、請求項10に記載さ
れた画像処理装置において、前記メモリ入出力制御手段
は、入出力する画像データをライン数で管理するための
ラインカウンタを持ち、画像データの一次メモリからの
読み出しが予め設定した所定のライン数に到達したとき
にラインカウンタが発生する信号により、この旨を示す
フラグをセットし、原稿読み取りプロセスを制御するC
PUがこのフラグを認識し、そのときに発行する読み込
みコマンドに応じて、原稿読み取り手段が次の原稿の読
み込みを開始するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0023】請求項20の発明は、複数の画像データを
同時に入力する画像データ入力手段により入力された複
数の画像データを画像データ毎にシーケンシャルに出力
させる画像データ入出力方法であって、同時に入力され
た複数の画像データを時分割で一次メモリへ書き込む工
程、一次メモリに書き込まれた複数の画像データを画像
データ毎にシーケンシャルに一次メモリから読み出す工
程の各工程を有することを特徴とする画像データ入出力
方法である。
【0024】請求項21の発明は、複数の画像データを
同時に入力する画像データ入力手段により入力された複
数の画像データにデータ圧縮処理を施し、圧縮処理を施
された画像データをフレームメモリに蓄積する画像デー
タ蓄積方法であって、同時に入力された複数の画像デー
タを時分割で一次メモリへ書き込む工程、一次メモリに
書き込まれた複数の画像データを画像データ毎にシーケ
ンシャルに一次メモリから読み出す工程、一次メモリか
らシーケンシャルに読み出された画像データにデータ圧
縮処理を施す工程の各工程を有することを特徴とする画
像データ蓄積方法である。
【0025】請求項22の発明は、原稿の表裏各面を同
時に読み取る原稿読み取り手段により読み取られた表裏
各面の画像データにデータ圧縮処理を施し、圧縮処理を
施された表裏各面の画像データをフレームメモリに蓄積
し、フレームメモリに蓄積された画像データを取り出し
伸長処理及び補正処理を含む画像処理を施した後、出力
する画像データ処理方法であって、同時に入力された表
裏各面の画像データを時分割で一次メモリへ書き込む工
程、一次メモリに書き込まれた表裏各面の画像データを
画像データ毎にシーケンシャルに一次メモリから読み出
す工程、一次メモリからシーケンシャルに読み出された
表裏各面の画像データにデータ圧縮処理を施す工程の各
工程を有することを特徴とする画像データ処理方法であ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。本実施例を説明する
に先立ち、本実施例の基礎となるディジタル画像処理装
置(先行例)に関し、以下に説明する。この先行例は、
ディジタル画像信号にもとづいて転写紙に画像を形成す
る装置を備え、特にスキャナから読み込んだ画像データ
により画像を再生する機能(コピー機能)、ファクシミ
リ送受信機能、PC(パーソナルコンピュータ)からネ
ットワークを通して受信するプリント用データに基づく
プリンタ出力機能を複合して持った装置(MFP)に関
するものである。
【0027】図6は、先行例のMFPのシステムブロッ
クを示すものである。図6を参照して、先行例のMFP
の構成とその動作に関する説明として、先ずスキャナー
から読み込んだ画像データにより画像を再生する機能及
びプリンタ出力機能について述べる。原稿を光学的に読
み取る読み取りユニット601は、原稿をランプ、ミラ
ー及びレンズよりなる読み取り光学系により走査し、ラ
ンプにより照射される原稿からの反射光を受光素子に集
光、結像する。受光素子(本例では、CCDとする)
は、SBU(センサーボードユニット)602に搭載さ
れ、CCDにより電気信号に変換された画像信号はディ
ジタル信号に変換された後、SBU602から出力され
る。SBU602から出力される画像信号はCDIC
(データ圧縮/伸張回路付きのデータインターフェース
制御部)603に入力される。各種機能デバイス及びデ
ータバス間における画像データの伝送はCDIC603
が全て制御する。即ち、CDIC603は、SBU60
2、パラレルバス620、IPP(画像処理プロッセ
サ)604間の画像データの転送、画像データに対する
プロセスコントローラ611とMFPの全体制御を司る
システムコントローラ631との間の通信を行う。SB
U602からの画像信号はCDIC603を経由してI
PP604に転送され、読み取り光学系及びディジタル
信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化
とする)を補正し、再度CDIC603へ出力される。
IPP604からCDIC603へ転送されたデータ
は、CDIC603からパラレルバス620を経由して
IMAC(画像メモリアクセス制御部)621に送られ
る。また、IMAC621へは、ネットワーク或いはシ
リアルバスを経由してPC623からプリント用データ
も送られてくる。
【0028】IMAC621では、システムコントロー
ラ631の制御下で画像データとMEM(メモリーモジ
ュール)622のアクセス制御、外部PC(パーソナル
コンピュータ)623のプリント用データの展開、メモ
リ有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。I
MAC621においてデータ圧縮された後、そのデータ
をMEM622へ蓄積し、蓄積データはシステムコント
ローラ631の指令によりMEM622から必要に応じ
て読み出され利用される。この時、読み出しデータは伸
張され、本来の画像データに戻され、IMAC621か
らパラレルバス620経由でCDIC603へ戻され
る。CDIC603からIPP604への転送された画
像データに画質処理(CCDによる輝度データを面積諧
調に変換)を施した後、このデータにもとづいてVDC
(ビデオデータ制御部)605での書き込み光のパルス
制御を行い、作像ユニット606において、転写紙上に
再生画像を形成する。こうした画像データの流れによ
り、パラレルバス620及びCDIC603でのバス制
御により、MFPの機能としてスキャナーから読み込ん
だ画像データにより画像を再生する機能を実現する。
【0029】このMFPのFAX送信機能及びFAX受
信機能について述べる。FAX送信機能は、読み取り画
像データをIPP604にて画像処理し、CDIC60
3及びパラレルバス620を経由してFCU(FAX制
御ユニット)624へ転送する。FCU624にて通信
網へのデータ変換を行い、PN(公衆回線)625へF
AXデータとして送信する。FAX受信機能は、PN6
25からの回線データをFCU624にて画像データへ
変換し、パラレルバス620及びCDIC603を経由
してIPP604へ転送される。この場合特別な画質処
理は行わず、VDC605においてドット再配置及びパ
ルス制御を行い、作像ユニット606において転写紙上
に再生画像を形成する。このMFPでは、複数ジョブ、
例えばコピー機能、FAX送受信機能、プリンター出力
機能が並行に動作する状況において、読み取りユニット
601、作像ユニット606及びパラレルバス620の
使用権のジョブへの割り振りをシステムコントローラ6
31及びプロセスコントロラ611にて制御する。プロ
セスコントローラ611は画像データの流れを制御し、
システムコントローラ631はシステム全体を制御し、
各リソースの起動を管理する。MFPの機能は、Ope.Pa
ne(操作部)634にてユーザの入力操作により選択さ
れ、操作に従ってコピー機能、FAX機能等の処理モー
ドが設定される。システムコントローラ631とプロセ
スコントローラ611はパラレルバス620、CDIC
603及びシリアルバス610を介して相互に通信を行
う。そのため、CDIC603内においてパラレルバス
620とシリアルバス610とのデータインターフェー
スのためのデータフォーマット変換を行う。
【0030】図7に図6に示したIPP(画像処理プロ
ッセサ)604の画像処理部の概略ブロック図を示す。
図7を参照してこの画像処理部の構成とその動作につい
て説明する。読み取り画像はSBU602、CDIC6
03を介してIPP604の入力I/F701からスキ
ャナ画像処理部702へ伝達される。ここでは、読み取
り画像信号の劣化補正が目的で、シェーディング補正、
スキャナーγ補正、MTF補正等を行うとともに、補正
処理ではないが、拡大/縮小の変倍処理も行う。読み取
り画像データの補正処理が終了した後、出力I/F70
3を介してCDIC603へ画像データを転送する。ま
た、転写紙への出力を行う場合、CDIC603からの
画像データを入力I/F704より受け、画質処理部7
05において面積階調処理を行う。画質処理後のデータ
は出力I/F706を介してVDC605へ出力され
る。面積階調処理は、濃度変換、ディザ処理、誤差拡散
処理等が有り、階調情報の面積近似を主な処理とする。
一旦スキャナにより取り込まれ画像処理された画像デー
タをMEM622に蓄積しておけば、画質処理を変える
ことによって種々の再生画像を確認することができる。
例えば再生画像の濃度を振ってみたり、ディザマトリク
スの線数を変更してみたりすることで、再生画像の雰囲
気を変更できる。この時、処理を変更する度に画像を読
み取りユニット601から読み込み直す必要はなく、M
EM622から蓄積画像を読み出せば同一データに対
し、何度でも異なる処理を実施できる。また、単体スキ
ャナの場合、スキャナ画像処理と階調処理を合せて実施
し、CDIC603へ出力する。 処理内容はプログラ
マブルに変更する。この処理の切り替え、処理手順の変
更等はコマンド制御部707において管理する。
【0031】図8に図6に示したCDIC(データ圧縮
/伸張回路付きのデータインターフェース制御部)60
3の概略ブロック図を示す。図8を参照して、CDIC
603の構成とその動作について説明する。画像データ
入出力制御部801はSBU602からの画像データを
入力し、IPP604に対してデータを出力する。画像
データ入力制御部802では、IPP604でスキャナ
画像補正されたデータが入力される。入力データはパラ
レルバスでの転送効率を高めるためにデータ圧縮部80
3において、データ圧縮を行い、パラレルデータ I/
F805を介してパラレルバス620へ送出される。一
方、パラレルデータバス620からパラレルデータI/
F805を介して入力される画像データは、バス転送の
ために圧縮されており、データ伸張部806で伸張され
る。伸張された画像データは画像データ出力制御部80
7においてIPP604へ転送される。CDIC603
は、パラレルデータとシリアルデータの変換機能を併せ
持つ。システムコントローラ631はパラレルバス62
0にデータを転送し、プロセスコントローラ611はシ
リアルバス610にデータを転送する。これら2つのコ
ントローラ631,611の通信のためにデータ変換を
行うデータ変換部804を備え、シリアルデータ I/
F808を介してシリアルバス610に接続する。シリ
アルデータ I/F809はIPP604用にも更に1
系統持ち、IPP604ともI/Fする。
【0032】図9に図6に示したVDC605の概略ブ
ロック図を示す。図9を参照して、VDC605の構成
とその動作について説明する。VDC605は、入力さ
れる画像データに対し作像ユニット606の特性に応じ
て、追加の処理を行う。追加の処理は、IPP604か
らのデータにエッジ平滑処理部901でエッジ平滑処理
を施すことによりドットの再配置処理を行い、パルス制
御部902にて画像を描画するドット形成のための画像
信号のパルス制御を行い、処理された画像データを作像
ユニット606に対して出力する。画像データの変換と
は別に、パラレルバス620に接続されたパラレルデー
タI/F903とシリアルバス610に接続されたシリ
アルデータI/F904の間にデータ変換部905を設
けることにより、パラレルデータとシリアルデータのフ
ォーマット変換機能を併せ持ち、VDC605単体でも
システムコントローラ631とプロセスコントローラ6
11の通信に対応できるように構成する。
【0033】図10に図6に示したIMAC(画像メモ
リアクセス制御部)621の概略ブロック図を示す。図
10を参照して、IMAC621の構成とその動作につ
いて説明する。IMAC621は、パラレルデータ I
/F1001によりパラレルバス620との画像データ
のインターフェースを管理し、MEM622への画像デ
ータの書き込み/読み出しと、主に外部のPC623か
ら入力されるコードデータの画像データへの展開を制御
する。PC623から入力されたコードデータはライン
バッファ1004において、ローカル領域でのデータの
格納を行う。ラインバッファ1004に格納されたコー
ドデータは、システムコントローラ I/F1002を
介して入力されたシステムコントローラ631からの展
開処理命令に基づき、ビデオ制御部1005において画
像データに展開される。展開された画像データもしくは
パラレルデータ I/F1001を介してパラレルバス
620から入力された画像データは、MEM622に書
き込まれる。この場合、データ変換部1008において
書き込み対象となる画像データを選択し、データ圧縮部
1006においてメモリ使用効率を上げるためにデータ
圧縮を行い、メモリアクセス制御部1003にてMEM
622のアドレスを管理しながらMEM622に画像デ
ータを書き込む。MEM622に格納された画像データ
の読み出しは、メモリアクセス制御部1003にて読み
出し先アドレスを制御し、読み出された画像データをデ
ータ伸張部1007にて伸張する。伸張された画像デー
タをパラレルバス620へ転送する場合、パラレルデー
タ I/F1001を介してデータ転送を行う。
【0034】図11に図6に示したFCU624の構成
の一例のブロック図を示す。FAX送受信部1101
は、画像データを通信形式のデータに変換して外部回線
に送信し、又、外部からのデータを画像データに戻して
外部I/F1102及びパラレルバス620を介して作
像ユニット606に画像データを送り込み、記録出力す
る。FAX送受信部1101は、FAX画像処理部11
03、画像メモリ1104、メモリ制御部1105、フ
ァクシミリ制御部1106、画像圧縮伸張部1107、
モデム1108及び網制御装置1109からなる。この
内、FAX画像処理に関し、受信画像に対する二値スム
ージング処理はVDC(ビデオデータ制御部)605の
エッジ平滑処理部901において行う。また、画像メモ
リ1104に関しても、出力バッファ機能に関してはI
MAC621及びMEM622にその機能の一部を移行
する。このように構成されたFAX送受信部1101で
は、画像情報の伝送を開始するとき、ファクシミリ制御
部1106がメモリ制御部1105に指令し、画像メモ
リ1104から蓄積している画像情報を順次読み出させ
る。読み出された画像情報は、FAX画像処理部110
3によって元の信号に復元されるとともに、密度変換処
理及び変倍処理がなされ、ファクシミリ制御部1106
に加えられる。ファクシミリ制御部1106に加えられ
た画像信号は、画像圧縮伸張部1107によって符号圧
縮され、モデム1108によって変調された後、網制御
装置1109を介して宛先へと送出される。そして、送
信が完了した画像情報は、画像メモリ1104から削除
される。受信時には、受信画像は一旦画像メモリ110
4に蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能であれ
ば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力され
る。又、複写動作時に発呼されて受信を開始したとき
は、画像メモリ1104の使用率が所定値、例えば80%
に達するまでは画像メモリ1104に蓄積し、画像メモ
リ1104の使用率が80%に達した場合には、その時に
実行している書き込み動作を強制的に中断し、受信画像
を画像メモリ1104から読み出し記録出力させる。こ
のとき画像メモリ1104から読み出した受信画像は画
像メモリ1104から削除し、画像メモリ1104の使
用率が所定値、例えば10%まで低下した時点で中断し
ていた書き込み動作を再開させ、その書き込み動作を全
て終了した時点で、残りの受信画像を記録出力させてい
る。また、書き込み動作を中断した後に、再開できるよ
うに中断時における書き込み動作のための各種パラメー
タを内部的に退避させ、再開時に、パラメータを内部的
に復帰させる。
【0035】また、本発明の実施例の基礎となるディジ
タル画像処理装置の他の先行例を説明する。上記では、
読み取りユニットとして片面原稿を読み取る装置で構成
される例を示したが、ここでは、スキャナから原稿の表
面と裏面の画像を同時に読み込んで転写紙に画像を再生
するMFP(複合機)について示す。図12は原稿の表面
と裏面の両面を読み取り、転写紙に画像を出力する本例
のMFP(複合機)のシステムを示すブロック図である。
図12に示すシステムは、上記した図6に示すシステム
に、原稿の裏面読み取り用として、読み取りユニット1
201b、SBU(センサーボードユニット)1202
b、CDIC(データ圧縮/伸張回路付きのデータイン
ターフェース制御部)1203b、そしてIPP(画像
処理プロセッサ)1204bを追加したシステムとなっ
ている。また、図12に示すシステムでは、表面の読み
取り処理データと裏面の読み取り処理データは共有のパ
ラレルバス1220を介して、IMAC1221やFC
U1224と画像データのやり取りを行う。共有のパラ
レルバス1220により表面と裏面の画像処理データを
MEM(メモリモジュール)1222に格納するため、
IMAC1221に転送する際には、例えば、図17に
示すように、表面かあるいは裏面かの識別をするための
情報を各画像データに付加して高速送信する。図17
(a)の例は、表面と裏面用に別々に送信アドレスを設定
する場合で、格納先のMEM1222の領域が表面の画
像データを格納する領域と裏面の画像データを格納する
領域に分かれていて、格納先アドレスを識別データとし
ている。図17(b)の例は、メモリアドレス以外に表
面か裏面かの識別データを付加する場合である。図12
のシステム例において、画像データは圧縮された後であ
っても大容量のデータとなるため、高速転送のために、
一回の転送サイクルで数ワード以上の画像データを一度
に送信するバースト転送を用いる。図12のシステム例
では、パラレルバス1220への接続口が2つになるの
で、パラレルバス1220でのバス調停が複雑になり、
バスにおける負荷も増えるためデータ転送の際の電気的
特性も悪化する。また、例えばパラレルバス1220を
PCIバスとすると、この方式ではパラレルバスに接続
可能なデバイスの最大数が決まっており、こうした理由
から、パラレルバスへの接続口は少なくすることが望ま
しい。
【0036】図13は、両面読み取りMFPのさらに他
の先行システム構成例を示すブロック図である。図13
に示す例では、表面、裏面をそれぞれ読み取りユニット
1301a,1301bで読み取ってCDIC(データ
圧縮/伸張回路付きのデータインターフェース制御部)
1303に入力される画像データ用に画像ポートを2チ
ャンネル分設け、より小型化を目指したものである。こ
の例では、表面処理用の画像処理プロセッサIPP(1)
1304aと裏面処理用の画像処理プロセッサIPP
(2)1304bがCDIC1303と接続される。CD
IC1303からパラレルバス1320への接続は1ポ
ートとなる。従って、パラレルバスへの接続口を少なく
することができ、図12のシステムにおける問題点を解
消することが可能となる。
【0037】図13のシステムでは、画像処理プロセッ
サが表面処理用の画像処理プロセッサIPP(1)130
4aと裏面処理用の画像処理プロセッサIPP(2)13
04bとして表裏で別個に設けられているが、画像処理
プロセッサの処理能力が向上し、1チップで表面と裏面
の画像処理が可能になると図14に示すような構成を採
用することが可能となる。図14に示すシステム構成を
採る先行例の場合、CDIC1403とIPP1404
との画像データのやり取りを高速化して、時分割方式で
データ転送が可能になれば、CDIC1403とIPP
1404との画像ポートの数を減らすことが出来、チッ
プの端子数を削減できるようになる。図15に図14に
示したCDIC1403の概略ブロック図を示す。図1
5に示すように、CDIC1403の内部構成は、上記
図8(片面読み取りの例)の場合に比べ、表面用のデー
タ圧縮部(1)1503aと裏面用のデータ圧縮部(2)15
03bが存在する。図16に図14に示したIPP14
04の概略ブロック図を示す。図16に示すように、I
PP1404の内部構成は、上記図7(片面読み取りの
例)の場合に比べ、スキャナ画像処理モジュールとして
表面用のスキャナ画像処理部(1)1602aと裏面用の
スキャナ画像処理部(2)1602bが存在する。
【0038】図13及び図14に示す例では、パラレル
バス1320,1420に接続する接続口は1つにで
き、図12のシステムが改良されているが、また別の問
題が存在する。図13及び図14のシステムでは、原稿
の表面と裏面の双方の画像データがパラレルバス132
0,1420に出力され、IMAC(画像メモリアクセ
ス制御部)1321,1421からフレームメモリある
いはハードディスク装置(HDD)を有するMEM13
22,1422に書き込まれるため、IMAC132
1,1421に受信チャネルが2チャンネル必要にな
り、またHDD等に格納する場合は、HDDへの書き込
み速度が現状20Mバイト/秒とあまり早くないため、
2つのHDDを用意し、表面と裏面用にHDDを別に持
つ必要がある。また、HDDへの書き込み速度が向上
し、1つのHDDに格納することができたとしても、一
般にHDDに書き込む際はさらに圧縮をかけて格納する
ため、HDD上の表面の格納スタートアドレスは決定で
きるが、裏面の格納スタートアドレスが決定できない場
合が存在する。というのは、表面の圧縮に可変長圧縮を
用いると表面の圧縮後の画像データサイズがわからない
からである。この場合、仕方なく最も圧縮率が低い場合
を想定して裏面のHDD格納アドレスを決定せざるを得
ない。こうなると両面原稿が多数ある場合、中には圧縮
率が高いデータが含まれるためにHDDに空き領域が存
在するようになり無駄が増えることになる。
【0039】次に、本発明の実施例を説明する。本発明
は、上記図6乃至17を参照して説明した先行例におけ
る課題を解決することを目的に包含するものであり、本
実施例には、次の点が考慮されている。まず、図12に
示した先行例では、CDIC1203a,1203bを
表面用と裏面用の別々に設け、従ってパラレルバス12
20への接続口が2口となっているが、本実施例では接
続口を1つにする。これは、接続口が増えるとパラレル
バス1220上でのバス調停が複雑になり、またバス上
での負荷も増加するためデータ転送の際の電気的特性の
悪化を招くからであり、また、PCIバス等では、同一
バスに接続されるデバイス数の最大値が決まっているた
め、できる限り接続口は減らしたいという要求に応える
ためである。また、原稿表面及び裏面の同時読取りを実
現する図13及び図14に示した先行例では、パラレル
バス1320,1420への接続口を1つにしている
が、パラレルバス1320,1420を介して行われ、
表面と裏面の画像データのフレームメモリ(MEM13
22,1422)への送信が時分割で同時に行われるた
め、IMAC(画像メモリアクセス制御部)1321,
1421側に表面用と裏面用の2つの受信チャネルが必
要となり、IMAC1321,1421での受信調停が
複雑になる。さらにフレームメモリを介してハードディ
スク装置(いずれもメモリモジュールMEM1322,
1422に備える)に格納する場合、転送速度に合わせ
るために、現状ではHDDを表面用と裏面用の2つ持つ
必要がある。これを避けるため、さらにIMAC132
1,1421内でも圧縮を行うが、圧縮方法として可変
長圧縮を用いると、圧縮後の画像データサイズがわから
ず、HDDを無駄に使うことになり、この状況も回避す
べきである。また、先行例の図12〜14のシステムで
は、パラレルバスに同時に原稿表面と裏面のデータが送
信されるため、パラレルバスとしてかなり高速なバスも
求められる。こうした点を考慮した結果、本実施例で
は、CDIC(データ圧縮/伸張回路付きのデータイン
ターフェース制御部)及びIPP(画像処理プロセッ
サ)を表面と裏面の両面対応とし、さらに同時に入力さ
れる複数の画像データを時分割で書き込み、書き込まれ
た複数の画像データ各々をシーケンシャルに読み出すよ
うにした一次メモリMEM(1)を設けることを構成要件
としている。
【0040】図1は、本発明の実施例に係わるMFP
(複合機)の概略ブロック図を示す。図1を参照して、本
実施例に係わるMFPの構成とその動作について以下に
述べる。原稿をセットすると読み取り開始が指示され、
原稿の表面、裏面をそれぞれ読み取りユニット101
a,101bで同時に読み取る。読み取られた後、SB
U(1)102a、SBU(2)102bのCCDにより電気
信号に変換された画像信号は、ディジタル信号に変換さ
れ、表面と裏面の各画像データとしてSBU(1)102
a,SBU(2)102bからCDIC(データ圧縮/伸
張回路付きのデータインターフェース制御部)103に
入力される。CDIC103に入力される表面と裏面の
各画像データは、時分割で書き込むことにより一旦、一
次メモリであるMEM(1)109に格納される(この時
の動作については後記にて詳述)。その後、まず原稿表
面の画像がMEM(1)109より読み出され、IPP
(画像処理プロセッサ)104でスキャナ画像処理を行
った後、パラレルバス120、IMAC(画像メモリア
クセス制御部)121を介して、フレームメモリ、HD
DからなるメモリモジュールMEM(2)122のフレー
ムメモリ或いはフレームメモリを介してHDDに格納さ
れる。表面の画像データがCDIC103より送信され
た後に、今度は原稿裏面の画像データがMEM(1)10
9より読み出され、IPP104、パラレルバス12
0、IMAC121を介して、フレームメモリあるいは
フレームメモリを介してHDDに格納されることにな
る。このように両面の各画像データをシーケンシャルに
読み出し、パラレルバス120を介してIMAC(画像
メモリアクセス制御部)121に転送するので、パラレ
ルバス120への接続口は1つで済み、又IMAC(画
像メモリアクセス制御部)121側に表面用と裏面用の
2つの受信チャネルを必要としない。従って、パラレル
バス120として、高価な高速のパラレルバスを必要と
せず、またHDDへの書込み速度が表面と裏面同時では
間に合わない場合に、HDDを表面用と裏面用に2つ準
備する必要がなく、またHDDへの書込み速度が間に合
う場合でも、表面と裏面の画像データがシーケンシャル
にHDDに書き込まれるので、HDDに書き込む際に可
変長圧縮をかけても表面の圧縮後の画像サイズがわか
り、裏面の画像データのHDDへの書込みアドレスを表
面と連続させることができ、HDD上に無駄な領域を生
じさせなくても済むようになる。
【0041】図2は、図1中のCDIC103の概要を
示したブロック図である。 図2を参照して、CDIC
103の構成とその動作を説明する。CDIC103
は、SBU(1)102a、SBU(2)102bから原稿表
面と裏面の画像データが連続して同時に入力される場合
に、これらを時分割で一次メモリMEM(1)109に書
き込む出力制御部と、書込みの最中でも、画像データを
読み出すことができる(即ち、書込みの最中にさらに読
み出しを時分割で割り込ませる)入力制御部を搭載して
いる。なお、画像データの読み出しはシーケンシャルに
おこなうので、入力制御では、表面か裏面かのいずれか
の画像データを読み出すことになり、一方の面が終了し
てから他方の面を読み出すという制御動作を行う。図3
は、図2の画像入出力制御部202の詳細を示したブロ
ック図である。図3を参照して、画像入出力制御部20
2の構成とその動作を説明する。画像入出力制御部20
2は、一次メモリMEM(1)109に対する入出力制御
部307の入力側に、一次メモリMEM(1)109へ読
み取られた表裏面の画像データの時分割書き込みを行う
ための構成を備える。即ち、表裏面用の各画像データ入
力制御部201a,201bを介して入力される原稿表
裏面の各データの入力側から順に表面、裏面用にそれぞ
れ3本のライトトグルバッファ(1)〜(3)301a〜30
3a,301b〜303b、マルチプレクサ304a,
304b、MEMライトバッファ305a,305b及
び表裏面用のMEMライトバッファ305a,305b
の出力を受けるマルチプレクサ306を備える。また、
入出力制御部307の出力側に、単一のMEMリードバ
ッファ308を備える。
【0042】動作時、原稿表裏面の各画像データがそれ
ぞれ100MPixel/Secで入力されるとすると1画素1バイト
(8ビット)で表されている場合、片面100Mバイト/Secで
画像データが入力される。入力幅が8ビットだと100MH
zのクロックで入力する必要があるが、通常パラレル入
力、例えば1クロックで2画素分の画像データをパラレ
ルに入力する場合50MHzのクロックで入力すればよい
ことになる。スキャナー読み取り部より表裏面用の各画
像データ入力制御部201a,201bを介して入力さ
れる原稿表裏面の各画像データは、まず表裏面用の1本
目のライトトグルバッファ(1)301a,301b各々
に、50MHzの書き込み速度で格納される。3本のライ
トトグルバッファ(1)〜(3)301a〜303a,301
b〜303b各々は256画素程度の格納領域を持ち、先
ず1本目のトグルバッファ(1)301a,301bに256
画素が格納され、一杯になったら2本目のトグルバッフ
ァ(2)302a,302bに、トグルバッファ(2)302
a,302bが一杯になったら3本目のトグルバッファ
(3)303a,303bにというように画像データが格
納される。表裏面用の各MEMライトバッファ305
a,305bは、一次メモリMEM(1)109への書き
込み用のバッファで、表裏面用に各々設けた3本のライ
トトグルバッファ(1)〜(3)301a〜303a,301
b〜303bのいずれかが一杯になった時点で、ライト
トグルバッファ(1)〜(3)301a〜303a,301b
〜303bから画像データを読み出し、表裏面用の各M
EMライトバッファ305a,305bに50MHzのク
ロック速度で書き込みを行う。このMEMライトバッフ
ァ305a,305bが一杯になると、一次メモリME
M(1)109への書き込みを、例えば、クロック速度100
MHzの高速バースト書き込みによって行う。一次メモ
リMEM(1)109としては、シンクロナスDRAM(S
DRAM)等を用いることができる。なお、表裏面用の
各画像データ入力制御部201a,201bを介して入
力される原稿表裏面の各読み取り画像データの入力は、
非同期で、まず表面データが入力され始めてから、若干
遅れて裏面データが入力される。
【0043】一方、一次メモリMEM(1)109からの
読出しは、上記ラインカウンタを用い、予め読み取りプ
ロセスを制御するプロセスコントローラ111から設定
されたライン数分だけ一次メモリMEM(1)109に書
き込まれたら、画像データの読出しを行う方法がある。
また、別の方法として予め設定されたライン数分だけ一
次メモリMEM(1)109に書き込まれたら、読取りプ
ロセスを制御するプロセスコントローラ111に割込み
を発生し、この割り込みを受けた読取りプロセスを制御
するCPUが一次メモリMEM(1)109に読み出しコ
マンドを発行することにより、一次メモリMEM(1)1
09からの画像読出しを開始する方法などが考えられ
る。このとき注意すべき点は、CPUからの制御方法を
容易にし、かつ時間的な無駄が生じないようにすること
である。なお、このアクセス制御方法については後記に
詳述する。一次メモリMEM(1)109から画像データ
を読み出す場合、一次メモリMEM(1)109からME
Mリードバッファ308へは高速のバースト読み出しを
行うようにし、例えば、100MHzのクロックサイクル
に同期して行う。MEMリードバッファ308への画像
データのリードが終了した後に、画像データ出力制御部
203(図2参照)へは高速に送らずに、例えば、50M
Hの転送速度で送る。
【0044】また、本実施例では、一次メモリMEM
(1)109に用いたSDRAM等と高速にアクセスする
ためのインターフェースの高速動作部分を必要最小限に
減らし、かつ全体の動作スピードを落とさないようにす
るために、図3に示すように、入出力制御部307の入
力側には表裏面用にそれぞれ単一のMEMライトバッフ
ァ305a,305b、出力側に、単一のMEMリード
バッファ308とする構成をとっている。つまり、図3
中に高速アクセス領域として示したように、一次メモリ
MEM(1)109へMEMライトバッファ305a,3
05bから高速バースト書き込みを行う領域、一次メモ
リMEM(1)109からMEMリードバッファ308へ
高速バースト読み出しを行う領域に高速動作領域を限っ
ている。これは、100MHzのようにかなり高速になる
と、このようなインターフェース回路を半導体デバイス
上で実現することがかなり困難になるため、これを実現
しやすくするための方法である。図4は、このようなメ
モリインターフェース回路においてあまり高速性が求め
られない場合の実施例の回路を示すものであるが、図4
の構成によると、各々3本の表面ライトトグルバッファ
(1)〜(3)401a〜403aと裏面ライトトグルバッフ
ァ(1)〜(3)401b〜403bの読出しは、一次メモリ
109への書込み速度、例えば100MHzで実行する
必要があり、図4中に〈高速アクセス領域〉として示し
たように、100MHzで動作する回路が多く、ASI
Cのチップ上で、これらの回路をなるべく入出力制御部
(I/Oセル)407の近くに配置し、信号の伝播時間
を最小限に抑えることがかなり難しくなる。これが、図
3の構成をとると、同図中に〈高速アクセス領域〉とし
て示したように、100MHzで動作する回路を比較的
小さくでき、ASICのチップ上で、これら回路全部を
入出力制御部(I/Oセル)307の近くに置くことが
可能になる。こうした構成を採ることによって、信号の
伝播時間が短くなるため、一次メモリMEM(1)109
との100MHzもの高速アクセスを行っても確実な動
作が保証される。
【0045】次に、一次メモリMEM(1)109に対す
るアクセス制御に関して説明する。一次メモリMEM
(1)109では、上記のように同時に読み取られた原稿
の表面、裏面の画像データを時分割で書き込むことによ
り、原稿画像データの記憶を行う。一方、この書き込み
の間に割り込んで、記憶された表面、裏面の原稿画像デ
ータをシーケンシャルに(1チャンネルで)読み出し
て、パラレルバス120、IMAC121を介してME
M(2)122へ転送するという動作も求められ、こうし
た一次記憶する原稿画像データの書き込み、読みだし動
作を効率よく行うためのアクセス制御を必要とする。こ
うしたアクセス制御を行うための手段として原稿画像デ
ータのフローをチェックするラインカウンタを用いる。
図5は、このアクセス制御に使用するラインカウンタの
構成例を示す。図5において、LINE501は、プロ
セスコントローラから設定されるライン数を格納するレ
ジスタである。LINE501への書き込みは、カウン
タロード信号ld_lineを制御することにより実行する。
CNTL502は、一次メモリMEM(1)109へ画像
データの1ラインが書き込まれる毎に、あるいは一次メ
モリMEM(1)109から画像データが1ライン読み出
される毎にインクリメントされるラインカウンタであ
る。CNTL502のリセットは、res_cntl信号を制御
することにより、インクリメントはinc_cntl信号を制御
することにより実行する。コンパレータCMPは、レジ
スタLINEの値とカウンタCNTLの値を比較し、C
NTLの値がLINEに設定している値以上になったと
きに比較結果LINE_END信号をアサートすること
で、設定したライン数に到達したことを知らせる機能を
持つ。一次メモリMEM(1)109に記憶されているデ
ータがアクセス可能な状態になったことを上記したライ
ンカウンタの機能を用いてチェックし、一次メモリME
M(1)109に対するアクセス制御を行う。
【0046】上記ラインカウンタを用いた方式によるア
クセス制御の実施例として、まず、一次メモリMEM
(1)109から記憶された原稿画像データを読み出す場
合について述べる。本実施例では、一次メモリMEM
(1)109へのラインデータの書き込み数をチェックす
るラインカウンタが予め設定した所定のライン数に達し
たときに出力するLINE_END信号(図5参照)に
基づいて画像データの読み出しを開始させるようにす
る。そのために、下記〜の制御方法を用いる。 読み取り制御を行うCPU(上記実施例において
は、プロセスコントローラ111を構成するCPU)の
読み出しコマンドを用いない方法で、CPUからのコマ
ンドを必要としないため、CPUによる制御の負荷が軽
くかつ読み出し開始を時間の無駄なく行うことを可能と
する方法である。具体的には、一次メモリMEM(1)1
09へのライン書き出しが予め設定した所定のライン数
に到達し、LINE_END信号が出力されたら、この
信号を直接、一次メモリMEM(1)109に対する読み
出しのアクセス制御の開始信号に用いて、画像データ読
み出しを行う。 読み取り制御を行うCPU側が一次メモリMEM
(1)109からの読み出しタイミングを管理し、かつ時
間的に無駄なく画像読み出しを行うときに最適な方法
で、CPUは、ラインカウンタからの信号により割り込
みを受けた後、システム側に読み出した画像データを送
信する旨を知らせることができるため、システム側でこ
のような情報を必要とする場合に使用する方法である。
具体的には、一次メモリMEM(1)109へのライン書
き込みが予め設定した所定のライン数に到達し、LIN
E_END信号が出力されたら、読み取り制御を行うC
PUに割り込みを発生し、この割り込みを受けたCPU
が画像読み出しコマンドを発行し、コマンドを受けて一
次メモリMEM(1)109では、画像読み出しを開始す
る。 読み取り制御を行うCPU側の制約で割込みが使用
できず、上記と同様に、システム側で読み出した画像
データが送信される旨の情報を必要とする場合に使用す
る方法である。具体的には、一次メモリMEM(1)10
9へのライン書き込みが予め設定した所定のライン数に
到達したら、読み取り制御を行うCPUに知らせるため
のフラグをセットする。CPUは、このフラグをポーリ
ング等で監視しており、フラグによりライン書き込みが
設定した所定のライン数に到達したことを認識したら、
画像読み出しコマンドを発行し、コマンドを受けて一次
メモリMEM(1)109では、画像読み出しを開始す
る。
【0047】上記ラインカウンタを用いた方式によるア
クセス制御の実施例として、次に、一次メモリMEM
(1)109に原稿の表面と裏面の双方の画像データが格
納されているときに、記憶されたこれらの原稿画像デー
タを読み出す場合、例えば原稿表面の画像データの読み
出し中に、次の裏面の読み出しを開始する場合について
述べる。本実施例では、一次メモリMEM(1)109へ
のラインデータ読み出し数を調べるラインカウンタによ
り一方の面の読み出しライン数をカウントし、その値が
予め設定した所定のライン数(表面の原稿データが終わ
るあたりのライン数)に達したときに出力するLINE
_END信号(図5参照)に基づいて他方の面の画像デ
ータの読み出しを開始させるようにする。そのために、
下記〜の制御方法を用いる。 読み取り制御を行うCPU(上記実施例において
は、プロセスコントローラ111を構成するCPU)の
読み出しコマンドを用いない方法で、CPUからのコマ
ンドを必要としないため、CPUによる制御の負荷が軽
くかつ読み出し開始を時間の無駄なく行うことを可能と
する方法である。具体的には、一次メモリMEM(1)1
09から読み出した一方の面の画像データが予め設定し
た所定のライン数に到達し、LINE_END信号が出
力されたら、この信号を直接、一次メモリMEM(1)1
09に対する他方の面の画像データ読み出しのアクセス
制御の開始信号に用いて、画像データ読み出しを行う。 読み取り制御を行うCPU側が一次メモリMEM
(1)109からの読み出しタイミングを管理し、かつ時
間的に無駄なく画像読み出しを行うときに最適な方法
で、CPUは、ラインカウンタからの信号により割り込
みを受けた後、システム側に読み出した画像データを送
信する旨を知らせることができるため、システム側でこ
のような情報を必要とする場合に使用する方法である。
具体的には、一次メモリMEM(1)109から読み出し
た一方の面の画像データが予め設定した所定のライン数
に到達し、LINE_END信号が出力されたら、読み
取り制御を行うCPUに割り込みを発生し、この割り込
みを受けたCPUが他方の面の画像読み出しコマンドを
発行し、コマンドを受けて一次メモリMEM(1)109
では、その画像データ読み出しを開始する。 読み取り制御を行うCPU側の制約で割込みが使用
できず、上記と同様に、システム側で読み出した画像
データが送信される旨の情報を必要とする場合に使用す
る方法である。具体的には、一次メモリMEM(1)10
9から読み出した一方の面の画像データが予め設定した
所定のライン数に到達し、LINE_END信号が出力
されたら、読み取り制御を行うCPUに知らせるための
フラグをセットする。CPUは、このフラグをポーリン
グ等で監視しており、フラグによりライン読み出しが設
定した所定のライン数に到達したことを認識したら、他
方の面の画像読み出しコマンドを発行し、コマンドを受
けて一次メモリMEM(1)109では、その読み出しを
開始する。
【0048】上記ラインカウンタを用いた方式によるア
クセス制御に関する実施例として、次に、一次メモリM
EM(1)109に記憶された原稿画像データの読み出し
中に、次の原稿の読み込みを開始する場合について述べ
る。本実施例では、一次メモリMEM(1)109からの
ラインデータの読み出し数を調べるラインカウンタが予
め設定した所定のライン数に達したときに出力するLI
NE_END信号(図5参照)に基づいて、プロセスコ
ントローラ111に対し次の原稿の画像データの読み込
みを開始させるようにする。そのために、下記〜の
制御方法を用いる。 読み込み制御を行うCPU(上記実施例において
は、プロセスコントローラ111を構成するCPU)の
読み込みコマンドを用いない方法で、CPUからのコマ
ンドを必要としないため、CPUによる制御の負荷が軽
くかつ読み出し開始を時間の無駄なく行うことを可能と
する方法である。具体的には、一次メモリMEM(1)1
09から読み出した画像データが予め設定した所定のラ
イン数に到達し、LINE_END信号が出力された
ら、この信号を直接、次の原稿の画像データの読み込み
動作の開始信号に用いて、画像データの読み込みを行
う。 読み取り制御を行うCPU側が一次メモリMEM
(1)109からの読み出しタイミングを管理し、かつ時
間的に無駄なく画像読み出しを行うときに最適な方法
で、CPUは、ラインカウンタからの信号により割り込
みを受けた後、システム側に読み出した画像データを送
信する旨を知らせることができるため、システム側でこ
のような情報を必要とする場合に使用する方法である。
具体的には、一次メモリMEM(1)109から読み出し
た画像データが予め設定した所定のライン数に到達し、
LINE_END信号が出力されたら、読み取り制御を
行うCPUに割り込みを発生し、この割り込みを受けた
CPUが次の原稿の画像読み込みコマンドを発行し、コ
マンドを受けてプロセスコントローラ111では、その
原稿の読み込みを開始する。 読み取り制御を行うCPU側の制約で割込みが使用
できず、上記と同様に、システム側で読み出した画像
データが送信される旨の情報を必要とする場合に使用す
る方法である。具体的には、一次メモリMEM(1)10
9から読み出した画像データが予め設定した所定のライ
ン数に到達し、LINE_END信号が出力されたら、
読み取り制御を行うCPUに知らせるためのフラグをセ
ットする。CPUは、このフラグをポーリング等で監視
しており、フラグによりライン読み出しが設定した所定
のライン数に到達したことを認識したら、次の原稿の画
像読み込みコマンドを発行し、コマンドを受けてプロセ
スコントローラ111では、その原稿の読み込みを開始
する。
【0049】
【発明の効果】(1) 請求項1,20の発明に対応す
る効果 同時に入力される複数の画像データを時分割で一次メモ
リへ書き込み、書き込まれた複数の画像データ各々をシ
ーケンシャルに一次メモリから読み出すようにしたこと
により、転送先に接続されるパラレルバスへの接続口を
1つにし、データ転送を1チャンネルで行うことが可能
になり、転送先の受信制御或いは記憶装置を転送先とす
る場合にそのアクセス処理を簡易化し、従来例及び先行
例において起きた問題点(従来技術を参照)の要因を発
生させることがない。 (2) 請求項2の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加え、一次メモリのメモリ入出力制
御手段には、入力側にトグルバッファと高速の書き込み
バッファを設け、出力側に高速の読み出しバッファを設
けたことにより、一次メモリへの高速アクセスを確実に
行うことが可能となり、また高速アクセスのためのイン
ターフェース回路をASIC上で比較的容易に実現でき
るため、ASICの設計期間の短縮化を図ることができ
る。 (3) 請求項3の発明に対応する効果 上記(1)、(2)の効果に加え、画像データの一次メ
モリへの書き込みが予め設定した所定のライン数に到達
したときにラインカウンタが発生する信号により直接、
一次メモリからの画像データの読み出しを開始するよう
にしたことにより、書き込みから読み出しの切り替えを
最適なタイミングで行い、そのためのアクセス制御を簡
単な手段により実現することが可能となる。 (4) 請求項4の発明に対応する効果 上記(1)〜(3)の効果に加え、複数の画像データの
入力を原稿の表裏各面を同時に読み取る原稿読み取り手
段としたことにより、両面原稿をもとにその画像情報の
入出力処理を行う装置(例えば、複写機や画像ファイリ
ング装置等)における処理性能を向上させる。 (5) 請求項5の発明に対応する効果 上記(4)の効果に加え、一方の原稿面の画像データの
一次メモリからの読み出しが予め設定した所定のライン
数に到達したときにラインカウンタが発生する信号によ
り直接、他方の原稿面の画像データの読み出しを開始す
るようにしたことにより、一方の原稿面から他方の原稿
面の読み出しの切り替えを最適なタイミングで行い、そ
のためのアクセス制御を簡単な手段により実現すること
が可能となる。
【0050】(6) 請求項6,21の発明に対応する
効果 同時に入力される複数の画像データを時分割で一次メモ
リへ書き込み、書き込まれた複数の画像データ各々をシ
ーケンシャルに一次メモリから読み出し、データ圧縮処
理を施された後の画像データをフレームメモリに蓄積す
るようにしたことにより、データ圧縮処理を施された後
の画像データをパラレルバス、IMACを介してフレー
ムメモリに蓄積する場合に、パラレルバスへの接続口を
1つにすることができ、このためパラレルバス上でのバ
ス調停も複雑化せず、よってパラレルバスにおける負荷
も増えず、又データ転送の際の電気的特性の悪化を防止
することが可能となる。また、IMACでの受信チャネ
ルが1チャンネルですむため、IMACでの受信バス調
停も複雑化せず、HDDへの書き込み速度が低速でも、
2つのHDDを用意するという必要がない。さらに、H
DDへの書き込み画像データに可変長圧縮をかける場合
でも格納領域の間に空き領域が存在し、無駄が増えると
いう従来の問題点(従来技術を参照)を起こさずにす
む。 (7) 請求項7の発明に対応する効果 上記(6)の効果に加え、画像データの一次メモリへの
書き込みが予め設定した所定のライン数に到達したとき
にラインカウンタが発生する信号により直接、一次メモ
リからの画像データの読み出しを開始するようにしたこ
とにより、書き込みから読み出しの切り替えを最適なタ
イミングで行い、そのためのアクセス制御を簡単な手段
により実現することが可能となる。 (8) 請求項8の発明に対応する効果 上記(6)、(7)の効果に加え、複数の画像データの
入力を原稿の表裏各面を同時に読み取る原稿読み取り手
段としたことにより、両面原稿をもとにその画像情報の
蓄積処理を行う装置(例えば、複写機、画像ファイリン
グ装置等)における処理性能を向上させる。 (9) 請求項9の発明に対応する効果 上記(8)の効果に加え、一方の原稿面の画像データの
一次メモリからの読み出しが予め設定した所定のライン
数に到達したときにラインカウンタが発生する信号によ
り直接、他方の原稿面の画像データの読み出しを開始す
るようにしたことにより、一方の原稿面から他方の原稿
面の読み出しの切り替えを最適なタイミングで行い、そ
のためのアクセス制御を簡単な手段により実現すること
が可能となる。
【0051】(10) 請求項10,22の発明に対応
する効果 原稿の表裏各面を同時に読み取る原稿読み取り手段によ
り読み取られた表裏各面の画像データを時分割で一次メ
モリへ書き込み、書き込まれた表裏各面の画像データ各
々をシーケンシャルに一次メモリから読み出し、データ
圧縮、補正を含む画像処理を施された後、フレームメモ
リに蓄積するようにしたことにより、画像処理後の画像
データをパラレルバス、IMACを介してフレームメモ
リに蓄積する場合に、パラレルバスへの接続口を1つに
することができ、このためパラレルバス上でのバス調停
も複雑化せず、またパラレルバスにおける負荷も増えな
いため、データ転送の際の電気的特性の悪化を防止する
ことができ、IMACでの受信チャネルを2チャンネル
必要とせずに1チャンネルですむため、IMACでの受
信バス調停も複雑にならず、画像データをHDD等に格
納する場合に、HDDへの書き込み速度が低速(現状2
0Mバイト/秒)でも、2つのHDDを用意するという
必要がなく、さらに、HDDへの書き込み画像データに
可変長圧縮をかける場合でも格納領域の間に空き領域が
存在し、無駄が増えるという従来の問題点(従来技術を
参照)を起こさずにすみ、効率の良い利用ができる。 (11) 請求項11の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、画像データの一次メモリへ
の書き込みが予め設定した所定のライン数に到達したと
きにラインカウンタが発生する信号により直接、一次メ
モリからの画像データの読み出しを開始するようにした
ことにより、書き込みから読み出しの切り替えを最適な
タイミングで行い、そのためのアクセス制御を簡単な手
段により実現することが可能となる。 (12) 請求項12の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、画像データの一次メモリへ
の書き込みが予め設定した所定のライン数に到達したと
きにラインカウンタが発生する信号により、原稿読み取
りプロセスを制御するCPUに割込みをかけ、CPUが
発行するメモリリードコマンドに応じて、一次メモリか
らの画像データの読み出しを開始するようにしたことに
より、CPUに割り込みをかけ、その制御下で書き込み
から読み出しの切り替えが行われる場合に、CPU側の
制御を簡略化でき、しかも最適なタイミングで実現でき
る。 (13) 請求項13の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、画像データの一次メモリへ
の書き込みが予め設定した所定のライン数に到達したと
きにラインカウンタが発生する信号により、この旨を示
すフラグをセットし、原稿読み取りプロセスを制御する
CPUがこのフラグを認識し、そのときに発行するメモ
リリードコマンドに応じて、一次メモリからの画像デー
タの読み出しを開始するようにしたことにより、割り込
みが使えないCPUの制御下で書き込みから読み出しの
切り替えが行われる場合に、CPU側の制御を簡略化で
き、しかも最適なタイミングで実現できる。
【0052】(14) 請求項14の発明に対応する効
果 上記(10)の効果に加え、一方の原稿面の画像データ
の一次メモリからの読み出しが予め設定した所定のライ
ン数に到達したときにラインカウンタが発生する信号に
より直接、他方の原稿面の画像データの読み出しを開始
するようにしたことにより、一方の原稿面から他方の原
稿面の読み出しの切り替えを最適なタイミングで行い、
そのためのアクセス制御を簡単な手段により実現するこ
とが可能となる。 (15) 請求項15の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、一方の原稿面の画像データ
読み出しが予め設定した所定のライン数に到達したとき
にラインカウンタが発生する信号により原稿読み取りプ
ロセスを制御するCPUに割込みをかけ、CPUが発行
するメモリリードコマンドに応じて、他方の原稿面の画
像データ読み出しを開始するようにしたことにより、C
PUに割り込みをかけ、その制御下で一方の原稿面から
他方の原稿面の読み出しの切り替えが行われる場合に、
CPU側の制御を簡略化でき、しかも最適なタイミング
で実現できる。 (16) 請求項16の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、一方の原稿面の画像データ
読み出しが予め設定した所定のライン数に到達したとき
にラインカウンタが発生する信号により、この旨を示す
フラグをセットし、原稿読み取りプロセスを制御するC
PUがこのフラグを認識し、そのときに発行するメモリ
リードコマンドに応じて、他方の原稿面の画像データ読
み出しを開始するようにしたことことにより、割り込み
が使えないCPUの制御下で一方の原稿面から他方の原
稿面の読み出しの切り替えが行われる場合に、CPU側
の制御を簡略化でき、しかも最適なタイミングで実現で
きる。 (17) 請求項17の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、画像データの一次メモリか
らの読み出しが予め設定した所定のライン数に到達した
ときにラインカウンタが発生する信号に直接応じて、原
稿読み取り手段が次の原稿の読み込みを開始するように
したことにより、1つの原稿から次の原稿の読み込みの
開始を最適なタイミングで行い、そのための制御動作を
簡単な手段により行うことが可能となる。 (18) 請求項18の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、画像データの一次メモリか
らの読み出しが予め設定した所定のライン数に到達した
ときにラインカウンタが発生する信号により原稿読み取
りプロセスを制御するCPUに割込みをかけ、CPUが
発行する読み込みコマンドに応じて、原稿読み取り手段
が次の原稿の読み込みを開始するようにしたことによ
り、CPUに割り込みをかけ、その制御下で次の原稿の
読み込みが開始される場合に、CPU側の制御を簡略化
でき、しかも最適なタイミングで行うことが可能とな
る。 (19) 請求項19の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加え、画像データの一次メモリか
らの読み出しが予め設定した所定のライン数に到達した
ときにラインカウンタが発生する信号により原稿読み取
りプロセスを制御するCPUに割込みをかけ、CPUが
発行する読み込みコマンドに応じて、原稿読み取り手段
が次の原稿の読み込みを開始するようにしたことによ
り、割り込みが使えないCPUの制御下で次の原稿の読
み込みが開始される場合に、CPU側の制御を簡略化で
き、しかも最適なタイミングで行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わるMFP(複合機)の概
略ブロック図を示す。
【図2】 図1中のCDIC(データ圧縮/伸張回路付
きのデータインターフェース制御部)の概要を示したブ
ロック図である。
【図3】 図2中の画像入出力制御部の詳細を示したブ
ロック図である。
【図4】 図3に示すと同様のメモリインターフェース
回路の他の回路例を示す。
【図5】 一次メモリMEM(1)のアクセス制御に使用
するラインカウンタの構成例を示す。
【図6】 先行例のMFP(複合機)の概略ブロック図を
示す。
【図7】 図6中のIPP(画像処理プロッセサ)の画
像処理部の概略ブロック図を示す。
【図8】 図6中のCDIC(データ圧縮/伸張回路付
きのデータインターフェース制御部)の概略ブロック図
を示す。
【図9】 図6中のVDCの概略ブロック図を示す。
【図10】 図6中のIMAC(画像メモリアクセス制
御部)の概略ブロック図を示す。
【図11】 図6中のFCUの概略ブロック図を示す。
【図12】 原稿両面の読み取りユニットを備えた先行
例のMFP(複合機)のシステムを示すブロック図であ
る。
【図13】 両面読み取りMFPの他の先行システム構
成例を示すブロック図である。
【図14】 両面読み取りMFPのさらに他の先行シス
テム構成例を示すブロック図である。
【図15】 図14中のCDIC(データ圧縮/伸張回
路付きのデータインターフェース制御部)の概略ブロッ
ク図を示す。
【図16】 図14中のIPP(画像処理プロッセサ)
の画像処理部の概略ブロック図を示す。
【図17】 表面、裏面を識別するための各画像データ
への付加データの例を示す。
【符号の説明】
101a,101b…表面、裏面読み取りユニット、1
02a,102b…表面、裏面用SBU(センサーボー
ドユニット)、103…CDIC(データ圧縮/伸張回
路付きのデータインターフェース制御部)104…IP
P(画像処理プロセッサ)、109…一次メモリMEM
(1)、 110…シリアルバス、111…プロセスコ
ントローラ、 120…パラレルバス、121…IM
AC(画像メモリアクセス制御部)、122…メモリモ
ジュールMEM(2)、131…システムコントローラ、
201a…表面画像データ入力制御部、201b…裏面
画像データ入力制御部、202…メモリ入出力制御部、
301〜303a…表面ライトトグルバッファ(1)〜
(3)、301〜303b…裏面ライトトグルバッファ(1)
〜(3)、305a…表面MEMライトバッファ、305
b…裏面MEMライトバッファ、308…MEMリード
バッファ、501…LINE(レジスタ)、 502
…CNTL(ラインカウンタ)、503…CMP(コン
パレータ)。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像データを同時に入力する画像
    データ入力手段、入力された複数の画像データを一次記
    憶する一次メモリ、一次メモリに対する画像データの入
    出力を制御するメモリ入出力制御手段、画像データ出力
    手段を備えた画像入出力装置であり、前記メモリ入出力
    制御手段は、同時に入力される複数の画像データを時分
    割で一次メモリへ書き込み、書き込まれた複数の画像デ
    ータを画像データ毎にシーケンシャルに一次メモリから
    読み出すようにしたことを特徴とする画像入出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像入出力装置に
    おいて、前記メモリ入出力制御手段は、入力側にトグル
    バッファと高速の書き込みバッファを設け、出力側に高
    速の読み出しバッファを設けたことを特徴とする画像入
    出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された画像入出力
    装置において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力す
    る画像データをライン数で管理するためのラインカウン
    タを持ち、画像データの一次メモリへの書き込みが予め
    設定した所定のライン数に到達したときにラインカウン
    タが発生する信号により直接、一次メモリからの画像デ
    ータの読み出しを開始するようにしたことを特徴とする
    画像入出力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    画像入出力装置において、前記画像データ入力手段が原
    稿の表裏各面を同時に読み取り、複数の画像データを入
    力する原稿読み取り手段であることを特徴とする画像入
    出力装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された画像入出力装置に
    おいて、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する原稿
    の表裏各面の画像データをライン数で管理するためのラ
    インカウンタを持ち、一方の原稿面の画像データ読み出
    しが予め設定した所定のライン数に到達したときにライ
    ンカウンタが発生する信号により直接、他方の原稿面の
    画像データ読み出しを開始するようにしたことを特徴と
    する画像入出力装置。
  6. 【請求項6】 複数の画像データを同時に入力する画像
    データ入力手段、入力された複数の画像データにデータ
    圧縮処理を施す画像データ処理手段、圧縮処理後の複数
    の画像データを蓄積するフレームメモリを備えた画像蓄
    積装置において、入力された複数の画像データを一次記
    憶する一次メモリ、一次メモリに対する画像データの入
    出力を制御するメモリ入出力制御手段を設け、前記メモ
    リ入出力制御手段は、同時に入力される複数の画像デー
    タを時分割で一次メモリへ書き込み、書き込まれた複数
    の画像データを画像データ毎にシーケンシャルに一次メ
    モリから読み出し、前記画像データ処理手段に出力する
    ようにしたことを特徴とする画像蓄積装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された画像蓄積装置にお
    いて、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する画像デ
    ータをライン数で管理するためのラインカウンタを持
    ち、画像データの一次メモリへの書き込みが予め設定し
    た所定のライン数に到達したときにラインカウンタが発
    生する信号により直接、一次メモリからの画像データの
    読み出しを開始するようにしたことを特徴とする画像蓄
    積装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載された画像蓄積装
    置において、前記画像データ入力手段が原稿の表裏各面
    を同時に読み取り、複数の画像データを入力する原稿読
    み取り手段であることを特徴とする画像蓄積装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された画像蓄積装置にお
    いて、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する原稿の
    表裏各面の画像データをライン数で管理するためのライ
    ンカウンタを持ち、一方の原稿面の画像データ読み出し
    が予め設定した所定のライン数に到達したときにライン
    カウンタが発生する信号により直接、他方の原稿面の画
    像データ読み出しを開始するようにしたことを特徴とす
    る画像蓄積装置。
  10. 【請求項10】 原稿の表裏各面を同時に読み取る原稿
    読み取り手段、読み取られた表裏各面の画像データに圧
    縮伸張処理、補正処理を含む画像処理を施す画像データ
    処理手段、画像処理後の表裏各面の画像データを蓄積す
    るフレームメモリを備えた画像処理装置において、入力
    された表裏各面の画像データを一次記憶する一次メモ
    リ、一次メモリに対する画像データの入出力を制御する
    メモリ入出力制御手段を設け、前記メモリ入出力制御手
    段は、同時に入力される表裏各面の画像データを時分割
    で一次メモリへ書き込み、書き込まれた表裏各面の画像
    データを画像データ毎にシーケンシャルに一次メモリか
    ら読み出し、前記画像データ処理手段に出力するように
    したことを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する画
    像データをライン数で管理するためのラインカウンタを
    持ち、画像データの一次メモリへの書き込みが予め設定
    した所定のライン数に到達したときにラインカウンタが
    発生する信号に直接応じて、一次メモリからの画像デー
    タの読み出しを開始するようにしたことを特徴とする画
    像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する画
    像データをライン数で管理するためのラインカウンタを
    持ち、画像データの一次メモリへの書き込みが予め設定
    した所定のライン数に到達したときにラインカウンタが
    発生する信号により、原稿読み取りプロセスを制御する
    CPUに割込みをかけ、CPUが発行するメモリリード
    コマンドに応じて、一次メモリからの画像データの読み
    出しを開始するようにしたことを特徴とする画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する画
    像データをライン数で管理するためのラインカウンタを
    持ち、画像データの一次メモリへの書き込みが予め設定
    した所定のライン数に到達したときにラインカウンタが
    発生する信号により、この旨を示すフラグをセットし、
    原稿読み取りプロセスを制御するCPUがこのフラグを
    認識し、そのときに発行するメモリリードコマンドに応
    じて、一次メモリからの画像データの読み出しを開始す
    るようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する原
    稿の表裏各面の画像データをライン数で管理するための
    ラインカウンタを持ち、一方の原稿面の画像データ読み
    出しが予め設定した所定のライン数に到達したときにラ
    インカウンタが発生する信号により直接、他方の原稿面
    の画像データ読み出しを開始するようにしたことを特徴
    とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する原
    稿の表裏各面の画像データをライン数で管理するための
    ラインカウンタを持ち、一方の原稿面の画像データ読み
    出しが予め設定した所定のライン数に到達したときにラ
    インカウンタが発生する信号により原稿読み取りプロセ
    スを制御するCPUに割込みをかけ、CPUが発行する
    メモリリードコマンドに応じて、他方の原稿面の画像デ
    ータ読み出しを開始するようにしたことを特徴とする画
    像処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する原
    稿の表裏各面の画像データをライン数で管理するための
    ラインカウンタを持ち、一方の原稿面の画像データ読み
    出しが予め設定した所定のライン数に到達したときにラ
    インカウンタが発生する信号により、この旨を示すフラ
    グをセットし、原稿読み取りプロセスを制御するCPU
    がこのフラグを認識し、そのときに発行するメモリリー
    ドコマンドに応じて、他方の原稿面の画像データ読み出
    しを開始するようにしたことを特徴とする画像処理装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する画
    像データをライン数で管理するためのラインカウンタを
    持ち、画像データの一次メモリからの読み出しが予め設
    定した所定のライン数に到達したときにラインカウンタ
    が発生する信号に直接応じて、原稿読み取り手段が次の
    原稿の読み込みを開始するようにしたことを特徴とする
    画像処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する画
    像データをライン数で管理するためのラインカウンタを
    持ち、画像データの一次メモリからの読み出しが予め設
    定した所定のライン数に到達したときにラインカウンタ
    が発生する信号により原稿読み取りプロセスを制御する
    CPUに割込みをかけ、CPUが発行する読み込みコマ
    ンドに応じて、原稿読み取り手段が次の原稿の読み込み
    を開始するようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項10に記載された画像処理装置
    において、前記メモリ入出力制御手段は、入出力する画
    像データをライン数で管理するためのラインカウンタを
    持ち、画像データの一次メモリからの読み出しが予め設
    定した所定のライン数に到達したときにラインカウンタ
    が発生する信号により、この旨を示すフラグをセット
    し、原稿読み取りプロセスを制御するCPUがこのフラ
    グを認識し、そのときに発行する読み込みコマンドに応
    じて、原稿読み取り手段が次の原稿の読み込みを開始す
    るようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  20. 【請求項20】 複数の画像データを同時に入力する画
    像データ入力手段により入力された複数の画像データを
    画像データ毎にシーケンシャルに出力させる画像データ
    入出力方法であって、同時に入力された複数の画像デー
    タを時分割で一次メモリへ書き込む工程、一次メモリに
    書き込まれた複数の画像データを画像データ毎にシーケ
    ンシャルに一次メモリから読み出す工程の各工程を有す
    ることを特徴とする画像データ入出力方法。
  21. 【請求項21】 複数の画像データを同時に入力する画
    像データ入力手段により入力された複数の画像データに
    データ圧縮処理を施し、圧縮処理を施された画像データ
    をフレームメモリに蓄積する画像データ蓄積方法であっ
    て、同時に入力された複数の画像データを時分割で一次
    メモリへ書き込む工程、一次メモリに書き込まれた複数
    の画像データを画像データ毎にシーケンシャルに一次メ
    モリから読み出す工程、一次メモリからシーケンシャル
    に読み出された画像データにデータ圧縮処理を施す工程
    の各工程を有することを特徴とする画像データ蓄積方
    法。
  22. 【請求項22】 原稿の表裏各面を同時に読み取る原稿
    読み取り手段により読み取られた表裏各面の画像データ
    にデータ圧縮処理を施し、圧縮処理を施された表裏各面
    の画像データをフレームメモリに蓄積し、フレームメモ
    リに蓄積された画像データを取り出し伸長処理及び補正
    処理を含む画像処理を施した後、出力する画像データ処
    理方法であって、同時に入力された表裏各面の画像デー
    タを時分割で一次メモリへ書き込む工程、一次メモリに
    書き込まれた表裏各面の画像データを画像データ毎にシ
    ーケンシャルに一次メモリから読み出す工程、一次メモ
    リからシーケンシャルに読み出された表裏各面の画像デ
    ータにデータ圧縮処理を施す工程の各工程を有すること
    を特徴とする画像データ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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