JP2001245160A - 画像データ処理装置及び方法 - Google Patents

画像データ処理装置及び方法

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JP2001245160A
JP2001245160A JP2000053734A JP2000053734A JP2001245160A JP 2001245160 A JP2001245160 A JP 2001245160A JP 2000053734 A JP2000053734 A JP 2000053734A JP 2000053734 A JP2000053734 A JP 2000053734A JP 2001245160 A JP2001245160 A JP 2001245160A
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compression
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unit
speed
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JP2000053734A
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Sozo Yamazaki
壮三 山崎
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Canon Inc
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮処理によって生じるデータ量が確定しない
場合であっても、圧縮処理後のデータをリアルタイムに
確実に転送することを可能にする。 【解決手段】JPEG処理部3は入力される画像データ
に圧縮処理を施して圧縮画像データを生成する。データ
セレクタ部は、JPEG処理部3にて生成された圧縮画
像データをデバイスI/F部2020を介して画像バス
へ出力する。データセレクタ部2は、JPEG処理部3
における圧縮画像データの生成スピードを、画像バスへ
の圧縮画像データの出力スピードが上まわっていると判
定した場合に、JPEG圧縮処理部3の圧縮率を上げ
て、当該画像に対してJPEG処理部3による圧縮処理
を再度実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ等によっ
て得られる画像データをリアルタイムで圧縮し、得られ
たデータを所定の処理のためにバス上に出力する画像デ
ータ処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ、プリンタ、ファイルシステム
をネットワークインターフェースを用いてネットワーク
上で共有することのできる画像処理装置が従来から提案
されている。
【0003】この場合、画像処理装置と、ユーザの要求
を満たすためのスキャナ、プリンタ、メモリ、ネットワ
ークインターフェース等の各デバイスをそれぞれ専用の
インターフェースを介して共通のシステムバスに接続さ
せる。そして、ユーザのニーズに応じてユーザインター
フェースから動作させる機能を選択することで、選択さ
れた機能を実現するデバイス間におけるシステムバス上
のデータ転送を制御する手段が一般的となっている。
【0004】例えば、コピー動作を実現させる場合は、
まずスキャナデバイスより本装置に入力された信号がシ
ステムバスを介してメモリへと取り込まれる。スキャナ
動作が終了と同時にメモリからデータをプリンタへと出
力させることでコピー動作が行われる。
【0005】上記の構成は、各デバイス動作が共通のシ
ステムバスを介して行われる。システムバスにおける転
送レートには制限があるため、システムには各デバイス
からの出力データの転送レートがシステムバスの転送レ
ートを超えたことを認識する手段が設けられている。そ
して、出力データの転送レートがシステムバスの転送レ
ートを超えたことが認識された場合は、システムバスへ
の転送動作を止める制御が行われ、転送エラーを未然に
防ぐ構成となっている。
【0006】メモリから読み出したデータをシステム内
部で処理した後、再度メモリに書き込むような動作や、
ネットワークを通じてシステム外部装置のメモリへとデ
ータを転送するような動作の場合には、それぞれのデバ
イスの転送レートがシステムバスの最大転送レートとな
った時点で、デバイスの出力動作を止めることで転送エ
ラーを阻止できる。
【0007】しかしスキャナ動作のような、スキャナよ
り読み込まれたデータをリアルタイムで転送する必要が
ある処理では、データ転送の途中に転送が止められた場
合でも、スキャナからの入力データ転送は止められない
ため、転送が止められた間のデータについては正しく転
送されず、転送途中に設けられたバッファ等においてデ
ータが上書きされるなどして抜け落ちてしまうことにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
処する方法として、スキャナより読み込まれた画像デー
タに対して圧縮処理を施し、データ量を減らして転送レ
ートを下げることが考えられる。例えば、スキャナ、プ
リンタ、ネットワークインターフェース、メモリ、画像
処理システムをもつ画像処理装置において、スキャン画
像データのJPEG圧縮を行い、圧縮データをメモリへ
と転送し、これを格納するように構成することが考えら
れる。
【0009】しかしながら、JPEG圧縮において圧縮
率を決定する量子化テーブルは、予め決められたものを
使用することになる。すなわち、JPEG圧縮では圧縮
後のデータサイズは、スキャナで読み取る元の原稿の種
類によって異なってくるため予め確定することができな
い。このため、上記のようなシステムでは、スキャナか
ら入力された画像データをシステムバスを介してメモリ
へと転送するためJPEG圧縮を行わせてはいるが、原
稿の種類によっては、システムバスの最大転送レートを
超えてしまう可能性が出てくる。
【0010】上記、「従来の技術」において述べた、メ
モリから読み出したデータをシステム内部で処理した
後、再度メモリに書き込むような動作や、ネットワーク
を通じてシステム外部装置のメモリへとデータを転送す
るような動作の場合には、予めデバイス間の制御信号に
よりデバイスの出力データの転送レートを、システムバ
スの最大転送レート以下に設定しておくことで対応でき
るが、JPEG圧縮では以上の理由(圧縮後のデータ量
を確定できない)から圧縮後のデータの転送レートを予
め決めることができない。
【0011】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、圧縮処理によって生じるデータ量が確定しない
場合であっても、圧縮処理後のデータをリアルタイムに
確実に転送することを可能にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の一態様による画像データ処理装置は例えば
以下の構成を備える。すなわち、スキャナによってスキ
ャン入力される画像データに圧縮処理を施して圧縮画像
データを生成する圧縮手段と、前記圧縮手段で生成され
た圧縮画像データをバス上へ出力する出力手段と、前記
圧縮手段における圧縮画像データの生成スピードを前記
出力手段における圧縮画像データの出力スピードが上ま
わっているかを判定する第1判定手段と、前記第1判定
手段により前記生成スピードが前記出力スピードを上回
ると判定された場合、前記圧縮手段の圧縮率を上げて、
前記スキャナによる再スキャン入力を実行して画像デー
タを得て、当該画像データに対し前記圧縮手段、出力手
段、判定手段による処理を再度実行させる再処理手段と
を備える。
【0013】また、上記の目的を達成するための本発明
の一態様による画像データ処理方法は例えば以下の工程
を備える。すなわち、スキャナよりスキャン入力される
画像データに圧縮処理を施して圧縮画像データを生成す
る圧縮工程と、前記圧縮工程で生成された圧縮画像デー
タをバス上へ出力する出力工程と、前記圧縮工程におけ
る圧縮画像データの生成スピードを前記出力工程におけ
る圧縮画像データの出力スピードが上まわっているかを
判定する第1判定工程と、前記第1判定工程により前記
生成スピードが前記出力スピードを上回ると判定された
場合、前記圧縮工程の圧縮率を上げて前記スキャナによ
る再スキャン入力を実行して画像データ得て、当該画像
データに対し前記圧縮工程、出力工程、判定工程による
処理を再度実行させる再処理工程とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0015】以下で説明する本実施形態発明のシステム
においては、スキャナから入力された画像データをシス
テムバスへと転送する前にJPEG規格に基づいた圧縮
処理を行い、データ量を減らした後に転送を行うことで
システムバスを介したメモリへの転送を可能としてい
る。
【0016】そして、本実施形態においては、JPEG
圧縮されたコードデータのシステムバスを介したリアル
タイム転送の問題点、すなわち圧縮後のデータ量を確定
できないために転送レートがシステムバスの転送レート
を越えてしまう場合が生じるという問題点に対処するた
め以下の手段を講ずる。すなわち、圧縮後のデータの転
送レートがシステムバスの最大転送レートを超えた場合
にシステムがそれを認識する手段を設け、超えたことを
認識した場合にはJPEG圧縮で行う圧縮率を上げて圧
縮処理後のコードデータのデータ量を減少させ、転送レ
ートを下げるように設定する。そして、再びスキャナか
ら同じ原稿を読み取る動作を行うことでスキャナから読
み取られた全データの転送を可能にする構成を実現す
る。
【0017】<全体構成>図1は本実施形態による画像
処理装置の全体構成を示すブロック図である。制御ユニ
ット2000は画像入力デバイスであるスキャナ207
0や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続
し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)20
51と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出
力を行う為のコントローラである。CPU2001はシ
ステム全体を制御するコントローラである。RAM20
02はCPU2001が動作するためのシステムワーク
メモリであり、画像データを一時記憶するための画像メ
モリでもある。ROM2003はブートROMであり、
システムのブートプログラムが格納されている。HDD
2004はハードディスクドライブで、システムソフト
ウェア、画像データを格納する。
【0018】操作部I/F2006は操作部2012と
システムバスと2007との間のインターフェース部で
あり、操作部2012に表示する画像データを操作部2
012に対して出力するとともに、操作部2012から
本システムの使用者が入力した情報をCPU2001に
伝える役割をする。Network2010はLAN2011
に接続し、情報の入出力を行う。モデム(MODEM)20
50は公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行
う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置さ
れる。
【0019】画像バスインターフェース(Image BusI
/F)2005はシステムバス2007と画像データを
高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造
を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、
PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像
バス2008上には以下のデバイスが配置される。
【0020】ラスターイメージプロセッサ(RIP)2
060はPDLコードをビットマップイメージに展開す
る。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイス
であるスキャナ2070やプリンタ2095と制御ユニ
ット2000を接続し、画像データの同期系/非同期系
の変換を行う。なお、デバイスI/F2020とこれら
画像入出力デバイスとの間には画像処理部1が設けられ
ている。画像処理部1は、入出力画像データに対し補
正、加工、編集等を行う。画像回転処理部2030は画
像データの回転を行う。画像圧縮処理部2040は、多
値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBI
G、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。スキャナ画像
処理部2080とプリンタ画像処理部2090について
は、それぞれ図7と図8を用いて後述する。
【0021】また、2071はスキャナ2070と画像
処理部1を接続するインターフェースケーブルであり、
2096はプリンタ2095と画像処理部1を接続する
インターフェースケーブルである。
【0022】<画像入出力群>図2は、本実施形態によ
る画像入出力デバイスの概観を示す図である。画像入力
デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上
の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走
査することによって、当該画像をラスターイメージデー
タとしての電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィー
ダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が
操作部2012から読み取り起動を指示することによ
り、制御ユニット2000内のCPU2001がスキャ
ナ2070に指示を与え、フィーダ2072は原稿用紙
を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
なお、スキャナ2070と制御ユニット2000との間
の通信はインターフェースケーブル2071を介して行
われる。
【0023】画像出力デバイスであるプリンタ部209
5は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像
に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光
体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイから
インクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジ
ェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリン
ト動作の起動は、コントローラCPU2001からの指
示2096によって開始する。プリンタ部2095に
は、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択でき
るように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセ
ット2101、2102、2103、2104がある。
また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受け
るものである。
【0024】<操作部>図3は操作部2012の概観を
示す図である。操作部2012において、LCD表示部
2013にはその画面上にタッチパネルシートが貼られ
ており、システムの操作画面を表示するとともに、表示
してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラ
CPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿
画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スター
トキー2014の中央部には、緑と赤の2色LED20
18があり、その色によってスタートキー2014が使
える状態にあるかどうかを示すようになっている。スト
ップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。
IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力する時
に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を
初期化する時に用いる。
【0025】<画像圧縮処理部>図4は画像圧縮部20
40の構成を示すブロック図である。図4において、画
像バスI/Fコントローラ2041は、画像バス200
8と接続してそのバスアクセスシーケンスを制御する働
きや、入力バッファ2042及び出力バッファ2045
とのデータのやりとりを行うためのタイミング制御や、
画像圧縮部2043に対するモード設定などの制御を行
う。以下に画像圧縮処理部2040の処理手順を説明す
る。
【0026】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対して
画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBIG
伸張等の)を行う。必要な設定を行った後に、再度CP
U2001から画像バスI/Fコントローラ2041に
対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、
画像バスI/Fコントローラ2041はRAM2002
もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像デー
タの転送を開始する。
【0027】受け取った画像データは入力バッファ20
42に一時格納され画像圧縮部2043の画像データ要
求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この際、
入力バッファ2042は画像バスI/Fコントローラ2
041と画像圧縮部2043の両者の間で画像データを
転送できるかどうかを判断し、画像バス2008からの
画像データの読み込み及び、画像圧縮部2043への画
像の書き込みが不可能である場合は、データの転送を行
わないような制御を行う(以後このような制御をハンド
シェークと呼称する)。
【0028】画像圧縮部2043は受け取った画像デー
タを一旦RAM2044に格納する。これは画像圧縮を
行う際に、行う画像圧縮処理の種類によっては数ライン
分のデータを要するためであり、最初の1ライン分の圧
縮を行うためには数ライン分の画像データを用意してか
らでないと画像圧縮が行えないためである。画像圧縮を
施された画像データは直ちに出力バッファ2045に送
られる。出力バッファ2045では、画像バスI/Fコ
ントローラ2041及び画像圧縮部2043とのハンド
シェークを行い、画像データを画像バスI/Fコントロ
ーラ2041に転送する。画像バスI/Fコントローラ
2041では転送された圧縮(もしくは伸張)された画
像データをRAM2002もしくは画像バス2008上
の各デバイスに転送する。こうした一連の処理は、CP
U2001からの処理要求が無くなるまで(必要なペー
ジ数の処理が終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部
2043から停止要求が出るまで(圧縮及び伸張時のエ
ラー発生時等)繰り返される。
【0029】<画像回転処理部>図5は画像回転処理部
2030の構成を示すブロック図である。画像バスI/
Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続し
てそのバスシーケンスを制御する働きや、画像回転部2
032にモード等を設定する制御及び、画像回転部20
32に画像データを転送するためのタイミング制御を行
う。以下に画像回転処理部2030の処理手順を示す。
【0030】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向
・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CP
U2001から画像バスI/Fコントローラ2031に
対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、
画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002
もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像デー
タの転送を開始する。
【0031】尚、ここでは32bitをそのサイズとし
回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、
又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に
32bitを単位とする画像転送を行うものとする(扱
う画像は2値を想定する)。
【0032】上述のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある。(図12参照)不連続アドレッシン
グにより転送された画像データは、読み出し時に所望の
角度に回転されているように、RAM2033に書き込
まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初
に転送された32bitの画像データを、図13のよう
にY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み
出すことで、画像が回転される。
【0033】32×32(bit)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32はRAM2033から上述した読み出し方法で画像
データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ203
1に画像を転送する。回転処理された画像データを受け
取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続ア
ドレッシングを以て、RAM2002もしくは画像バス
2008上の各デバイスにデータを転送する。
【0034】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)繰り返される。
【0035】<画像処理部1>図6は画像処理部1の構
成を示すブロック図である。図6に示されるように、画
像処理部1にはデータセレクタ部2及びJPEG処理部
3が含まれ、スキャナ2070、プリンタ2095、ス
キャナ画像処理部2080、プリンタ画像処理部209
0、デバイスI/F部2020が接続される。
【0036】データセレクタ部2にはスキャナ画像処理
部2080、プリンタ画像処理部2090、デバイスI
/F部2020、JPEG処理部3が接続され、各動作
ごとにバスを切りかえるためのバスセレクタと、バスを
切りかえたり各バスにおける転送周波数を合わせたりす
るためのバッファとを備える。
【0037】このデータセレクタ部2において、スキャ
ナ動作の場合においては、スキャナ2070から入力さ
れたスキャン画像はスキャナ画像処理部2080を経て
デバイスI/F部2020へと出力されるようバスが切
り換えられる。この結果、スキャナ2070から読み取
りられた画像データはスキャナ画像処理部2080で所
定の処理が施された後にデバイスI/F部2020へと
出力される。
【0038】また、プリンタ動作の場合には、デバイス
I/F部2020から出力されたデータがプリンタ画像
処理部2090を経てプリンタ2095へと出力される
ように、データセレクタ部2でバスが切り換えられる。
【0039】更に、JPEG圧縮処理の場合には、スキ
ャナ2070から入力されたスキャン画像がスキャナ画
像処理部2080を経てJPEG処理部3へと出力され
るように、データセレクタ部2でバスが切り換えられ
る。この結果、スキャナから読み取られたスキャン画像
は、スキャナ画像処理部2080で処理の処理を施され
た後、JPEG処理部3へと出力されることになる。そ
して、JPEG処理部3で圧縮されたJPEGコードデ
ータはデータセレクタ部2内でデバイスI/F部1へと
出力されるようバスが切りかえられて、デバイスI/F
部2020へと出力される。
【0040】JPEG伸張処理の場合にはデバイスI/
F部2020から出力されたJPEGコードデータが、
データセレクタ部2内でJPEG処理部3へと出力され
るようバスが切りかえられて、JPEG処理部3へと出
力される。JPEG処理部3で伸張されたJPEG伸張
画像はデータセレクタ部2内でデバイスI/F部1へと
出力されるようバスが切りかえられて、デバイスI/F
部2020へと出力される。
【0041】<スキャナ画像処理部>図7はスキャナ画
像処理部2080の構成を示すブロック図である。
【0042】スキャナ画像バスコントローラ2081
は、スキャナ2070と入力バッファ2087間、出力
バッファ2088とデータセレクタ部2間とのバスアク
セスシーケンスを制御するとともに、スキャナ画像処理
部2080内の各デバイスの制御及びタイミング信号の
発生を行う。フィルタ処理部2082は、空間フィルタ
でコンボリューション演算を行う。編集部2083は、
例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領
域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影
つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
変倍処理部2084は、読み取り画像の解像度を変える
場合にラスターイメージの主走査方向について補間演算
を行い拡大、縮小を行う。なお、副走査方向の変倍につ
いては、画像読み取りラインセンサ(図示せず)を走査
する速度を変えることで行う。輝度・濃度変換部208
5は、所定のテーブルを参照して、読み取った輝度デー
タである画像データを濃度データに変換する。2値化部
2086は、多値のグレースケール画像データを、誤差
拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。なお、
多値画像データを出力する場合は2値化は行わない。処
理が終了した画像データは、出力バッファ2088を経
てデータセレクタ部2へと転送される。
【0043】<プリンタ画像処理部>図8はプリンタ画
像処理部2090の構成を示すブロック図である。
【0044】プリンタ画像バスコントローラ2091
は、データセレクタ部2と入力バッファ2094の間、
及び出力バッファ2097とプリンタ2095の間のバ
スアクセスシーケンスを制御するとともに、プリンタ画
像処理部2090内の各デバイスの制御及びタイミング
信号の発生を行う。解像度変換部2092は、Network
2011あるいは公衆回線2051から提供された画像
データをプリンタ2095の解像度に変換するための解
像度変換を行う。スムージング処理部2093は、解像
度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界
部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行
う。
【0045】<デバイスI/F部>図9はデバイスI/
F部2020の構成を示すブロック図である。
【0046】図9において、画像バスI/Fコントロー
ラ2021は、画像バス2008と接続し、そのバスア
クセスシーケンスを制御するとともに、デバイスI/F
部2020内の各デバイスの制御及びタイミング信号の
発生、更に、外部のデータセレクタ部2への制御信号の
発生を行う。
【0047】画像バス出力バッファ2022は、データ
セレクタ部2から送られてくる画像データを一時保存
し、画像バス2008に同期させて画像データを出力す
る。シリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023
は、画像バス出力バッファ2022に保存された画像デ
ータを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス20
08に転送できるデータ幅に変換する。パラレルシリア
ル・シリアルパラレル変換2024は、画像バス200
8から転送された画像データを分解して、あるいは順番
に並べて、画像バス入力バッファ2025に保存できる
データ幅に変換する。画像バス入力バッファ2025
は、画像バス2008から送られてくる画像データを一
時的に保存し、データセレクタ部2に同期させて保存し
た画像データを出力する。
【0048】画像バス2008がPCIバスの場合に
は、画像バス出力バッファ2022内に画像データが3
2ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出し
で32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パラ
レルシリアル変換2023に送り、32ビットの画像デ
ータに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を
通して画像バス2008上に転送する。
【0049】さらに、画像バスから送られてくる32ビ
ットの画像データを画像バスI/Fコントローラで受け
取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換202
4に送り、データセレクタ部2の入力データビット数の
画像データに分解し、プリントバッファ2025に保存
する。
【0050】また、画像バス2008がIEEE139
4の場合には、画像バス出力バッファ2022の画像デ
ータを先入れ先出しで、バッファからシリアルパラレル
・パラレルシリアル変換2023に送り、シリアル画像
データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021
を通して画像バス2008上に転送する。
【0051】さらに、画像バスからおくられてくるシリ
アル画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取
り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024
に送り、データセレクタ部2の入力データビット数の画
像データに変換し、画像バス入力バッファ2025に保
存する。そして、データセレクタ部2から送られてくる
タイミング信号に同期させて、バッファ内の画像データ
を先入れ先出しで、データセレクタ部2に送る。
【0052】<JPEG処理部>本実施形態では、JP
EG処理部3において、JPEGコーデック処理にはP
ixel Magic社製のPM−35を使用する。こ
れはスキャナからの画像転送周波数(本実施形態では2
2MHz)でJPEG圧縮および伸張が行える汎用のJ
PEGコーデックチップである。スキャナ画像処理部2
080から出力される画像データは3色で各8ビット
幅、計24ビット幅のデータがPM−35に入力され、
圧縮処理がなされた後、JPEGコードデータは16ビ
ット幅で出力を行う。なお、JPEG演算に使用する量
子化テーブルやハフマンテーブル等の設定値は、スキャ
ン画像処理動作前にPM−35内部レジスタに設定する
ことで演算に使用される。以下、PM−35JPEGコ
ーデックチップをJPEGコーデックチップ4と称す
る。
【0053】図10は画像処理部1内における、データ
セレクタ部2とJPEG処理部3との間の通信を説明す
る図である。上述のように、JPEG処理部3はJPE
Gコーデックチップ4を具備する。
【0054】JPEGコーデックチップ4の内部にも入
力、出力にバッファが設けられており(不図示)、デー
タの入出力は、それぞれデータセレクタ部2内に設けら
れたJPEG入力バッファ21、JPEG出力バッファ
22との間で行われる。
【0055】また、JPEGコーデックチップ4におけ
る入力データの制御信号には、入力リクエスト信号であ
るIrql信号と、入力イネーブル信号であるIackl信号
がある。Irql信号とIackl信号は画像処理動作開始前
は常に“High”である。
【0056】Irql信号はJPEGコーデックチップ4
内の入力バッファがフル状態ではなくデータの入力が可
能であれば“Low”に、入力不可である場合は“High”
になり、JPEGコーデックチップ4からデータセレク
タ部2内のバッファコントローラへと出力される。Iac
kl信号はデータセレクタ部2内のJPEG入力バッファ
がデータがエンプティ状態でなく、出力が可能であれば
“Low”となり、出力不可である場合は“High”となる
信号であり、データセレクタ部2からJPEGコーデッ
クチップ4へと出力される。JPEGコーデックチップ
4は、Irql信号“Low”を出力し、Iackl信号“Low”
を受けて初めてデータセレクタ部2からのデータ入力を
行う。
【0057】JPEGコーデックチップ4の出力データ
の制御には、出力リクエスト信号であるOrql信号と、
出力イネーブル信号であるOackl信号がある。Orql信
号とOackl信号は画像処理動作開始前は常に“High”信
号である。
【0058】Orql信号はJPEGコーデックチップ4
の出力バッファがエンプティ状態ではなく、データの出
力が可能であれば“Low”になり、出力不可である場合
は“High”となり、JPEGコーデックチップ4からデ
ータセレクタ部2内のバッファコントローラへと出力さ
れる。Oackl信号はデータセレクタ部2内のJPEG出
力バッファがデータがフル状態でなく、入力が可能であ
れば“Low”となり、入力不可である場合は“High”
となり、データセレクタ部2からJPEGコーデック4
へと出力される。
【0059】JPEGコーデック4は、Orql信号を出
力し、Oackl信号を受けて初めてデータセレクタ部2へ
のデータの出力が行えるようになる。
【0060】JPEGコーデックチップ4の動作中にI
rql信号が“High”となると、データセレクタ部2内の
JPEG入力バッファ21がスキャナ画像処理部208
0より画像データを受け取っていてもJPEG処理部3
に対する出力はできなくなる。この場合、JPEG入力
バッファ21のデータサイズ(本実施形態では24ビッ
ト幅/ワードで48ワード分)がフル状態になる前にI
rql信号が“Low”に切り替わると、画像データはJPE
G入力バッファ21の内部で上書きされることなくJP
EG圧縮部3へと転送される。しかしながら、JPEG
入力バッファ21のデータサイズを越える時間にわたっ
てIrql信号が“High”であると、JPEG入力バッフ
ァ21の内部でデータの上書きが発生してしまう。その
ため、その後Irql信号が“Low”に切り替わっても、最
終的にRAM2002等のメモリに格納されるデータ
は、そのような上書きがなされた分、データが抜け落ち
たものとなってしまう。
【0061】これは、JPEGコーデックチップ4とデ
ータセレクタ部2との間には、リクエスト信号に対する
イネーブル信号のようなハンドシェイクのための制御信
号があるのに対し、スキャナ2070からの入力信号に
はなく、データ転送を一時中断することができないため
である。
【0062】なお、JPEGコーデックチップ4の動作
中にIrql信号が“High”となる原因の主なものとして
は以下のものが考えられる。 (1)一つは、JPEGコーデックチップ4へのデータ
入力転送に対し、内部での圧縮演算処理、および演算結
果の出力処理が間に合わない場合である。JPEG圧縮
演算では、入力された画像データの種類、設定された量
子化テーブル値や処理方法によって出力するJPEGコ
ードデータ量が変わってくるため、このような事態が発
生することは十分に考えられる。 (2)もう一つは、JPEGコーデックチップ4内部で
の圧縮演算処理、および演算結果の出力処理は間に合っ
ていても、Oackl信号が“High”から“Low”に切り替
わらない場合である。これは、データセレクタ部2の先
にあるデバイスI/F部2020内の画像バス出力バッ
ファ2022がフル状態であることによる。
【0063】上記(2)の場合について更に説明する。
画像バス出力バッファ2022はFIFOで構成されて
おり、データが入力されるときには画像バスI/Fコン
トローラ2021によりFIFOのライト・カウンタが
カウントアップされ、データが格納される。また、出力
されるときには画像バスI/Fコントローラ2021に
よりFIFOのリード・カウンタがカウントアップされ
データが読み出される。画像バスI/Fコントローラ2
021はライト・カウンタとリード・カウンタの値を常
に監視しており、カウンタ値の差が所定値となったらデ
ータ出力を開始し、FIFOの容量以内のある所定値と
なったら、つまりフル状態と判定されたらデータ入力を
やめて、データがFIFOからあふれるのを防ぐ。
【0064】その結果、データセレクタ部2は画像バス
出力バッファ2022へのデータ出力が行えなくなり、
JPEG出力バッファ22がフル状態となった所でJP
EG処理部3からのデータも入力できなくなる。その結
果、JPEGコーデックチップ4は処理を継続できなく
なり、Irqlが“High”となる。
【0065】画像バス出力バッファ2022がフル状態
であることは、画像バス出力バッファ2022の入力に
対し、画像バス2008への出力が間に合わないために
おこる。つまり、JPEG処理部3からの出力データの
転送レートが大きく、画像バス2008の転送レートを
超えた場合に生じる。
【0066】以上のような場合に、JPEGコーデック
チップ4のIrql信号は“High”となる。このIrql信号
の“High”状態がデータセレクタ部2内のJPEG入力
バッファ21のデータサイズ以上のデータが格納される
まで続くと、上述したように正しい転送は行えなくな
る。
【0067】そこで、本実施形態では、Irql信号の“H
igh”状態がデータセレクタ部内のJPEG入力バッフ
ァ21のデータサイズ以上続いた場合には、行われたス
キャン動作処理結果は使用せず、再スキャンを行って、
再度JPEG演算処理を行う。その際、JPEG演算処
理に使用する量子化テーブルの数値をより大きな所定値
に設定することでJPEGの圧縮率を上げる。その結果
再スキャンではJPEG処理部3から出力されるJPE
Gコードのデータ量が減り、同時に出力データ転送レー
トも小さくなる。その結果、画像バス2008の転送レ
ートを超えることなく、全ての値がJPEG圧縮処理さ
れて、システムバス上のRAM2002へ格納すること
が可能となる。なお、圧縮データに対してはRAM20
02を介して、ネットワークへの転送やJPEG処理部
での伸張処理を行うことになる。
【0068】以上の動作構成の流れを図11のフローチ
ャートを参照して更に説明する。図11は、本実施形態
における画像処理部の動作を説明するフローチャートで
ある。
【0069】操作部上コピースタートキーによりスキャ
ン動作が開始されると(ステップS301)、JPEG
コーデックチップ4の出力信号“Irql”を常に監視し
つづけ、Irqlが“High”であるか否かを判定する(ス
テップS302)。Irql=“High”の場合には変数Cou
ntをインクリメントする(ステップS303)。なお、
Countの初期値はゼロ(Count=0)である。
【0070】Countの値と所定値とを比較し(ステップ
S304)、Countの値が所定値より大きい場合には、
上述したようにJPEG入力バッファ21がフル状態と
なったことを意味し、スキャン画像データが正しく転送
されなくなる。このため、スキャン動作終了後(ステッ
プS305)、操作部2012の表示器2013上に
「圧縮率を上げて再スキャンを行いますか?」と表示を
行うとともに、再スキャンを行うか否かを選択可能なタ
ッチパネル式の選択手段をユーザに提供する(ステップ
S306)。ユーザが再スキャンを行う旨を指示する
と、(ステップS307)JPEGコーデックチップ4
のレジスタ値のうち量子化テーブル等、圧縮率に関係す
る設定値を変更して、圧縮率を上げるように設定し直
す。その後、再度ステップS301のスキャン動作に移
ることで、新たな圧縮率によるJPEG圧縮処理が開始
される。
【0071】一方、ステップS304でCountが所定値
以下であればスキャン動作による画像データは正常に転
送されている。従って、スキャン動作が終了するまで
(ステップS309)ステップS302〜S304の処
理を繰り返す。こうしてスキャン動作が終了すれば、J
PEG圧縮処理を終える(ステップS309、S31
0)。
【0072】また、ステップS307で再スキャンを行
わない旨が指示された場合には、そのままJPEG圧縮
処理を終える(ステップS310)。
【0073】なお、本実施形態では汎用のJPEGコー
デックチップ4としてPM−35を用いた場合を示した
が、スキャナからのデータをリアルタイムで圧縮処理で
きるものであればよく、JPEG処理部3の構成がこれ
に限定されないものであることはいうまでもない。
【0074】また、本実施形態ではJPEG演算処理の
結果、出力コードデータサイズが大きくなり、システム
バスの転送レートを越えてしまう場合について述べた
が、本実施形態における共通のシステムバスを使用して
いるスキャナ・プリンタ・ネットワークインターフェー
ス・メモリ・画像処理システムは、動作によってはシス
テムバスを複数のデバイスが使用することになるため、
他のJPEGより優先度の高いデバイスがシステムバス
を使用した場合には、転送レートとして問題が無くて
も、JPEGコーデックチップ4の圧縮結果をシステム
バス上に出力することが出来なくなる。このような場合
の対策としても本発明を適用できることは明らかであ
る。
【0075】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、スキャナ・プリンタ・ネットワークインターフェー
ス・メモリ・画像処理システムに対し共通のシステムバ
スを使用している画像処理装置において、JPEG圧縮
されたコードデータのシステムバスを介したリアルタイ
ム転送の問題点に対応するため、圧縮後のデータの転送
レートがシステムバスの最大転送レートを超えたか否か
を判定する構成を具備し、越えていると判定した場合に
はJPEG圧縮における圧縮率を上げて、圧縮処理後の
コードデータ量の転送レートを下げる設定にし、再びス
キャナから同じ原稿を読み取る動作を行うよう制御され
る。これにより、転送途中のシステム上でデータが抜け
落ちることを防ぎ、スキャナから読み取られた全データ
を確実に転送して外部メモリへと格納する構成が実現で
きる。
【0076】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0077】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0078】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮処理によって生じるデータ量が確定しない場合であ
っても、圧縮処理後のデータをリアルタイムに確実に転
送することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による画像処理装置の全体構成を示
すブロック図である。
【図2】本実施形態による画像入出力デバイスの概観を
示す図である。
【図3】操作部2012の概観を示す図である。
【図4】画像圧縮部2040の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】画像回転処理部2030の構成を示すブロック
図である。
【図6】画像処理部1の構成を示すブロック図である。
【図7】スキャナ画像処理部2080の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】プリンタ画像処理部2090の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】デバイスI/F部2020の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】画像処理部1内における、データセレクタ部
2とJPEG処理部3との間の通信を説明する図であ
る。
【図11】本実施形態における画像処理部の動作を説明
するフローチャートである。
【図12】不連続なアドレスから画像データを転送する
状態を説明する図である。
【図13】メモリからのデータ読み出し順による画像の
回転を説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK22 MA00 MC11 PP01 SS06 TA00 TA47 TB04 TC18 TD12 UA02 UA05 UA39 5C073 AA05 BC02 BC05 CE02 5C078 BA57 CA34 DB07 5J064 AA00 BB10 BC01 BC02 BC14 BC25 BC29 BD02 BD07 9A001 BB03 BB04 EE04 HH24 HH27

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナによってスキャン入力される画
    像データに圧縮処理を施して圧縮画像データを生成する
    圧縮手段と、 前記圧縮手段で生成された圧縮画像データをバス上へ出
    力する出力手段と、 前記圧縮手段における圧縮画像データの生成スピードを
    前記出力手段における圧縮画像データの出力スピードが
    上まわっているかを判定する第1判定手段と、 前記第1判定手段により前記生成スピードが前記出力ス
    ピードを上回ると判定された場合、前記圧縮手段の圧縮
    率を上げて、前記スキャナによる再スキャン入力を実行
    して画像データを得て、当該画像データに対し前記圧縮
    手段、出力手段、判定手段による処理を再度実行させる
    再処理手段とを備えることを特徴とする画像データ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段は、画像データのJPEG
    圧縮を実行して圧縮画像データを生成することを特徴と
    する請求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記バスを介して接続
    されるメモリデバイスへ前記圧縮画像データを格納する
    べく出力することを特徴とする請求項1に記載の画像デ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記圧縮手段より入力
    される圧縮データを出力バッファにバッファリングして
    前記バス上へ圧縮画像データを出力し、 前記第1判定手段は、前記出力バッファの圧縮データの
    格納状況に基づいて、前記圧縮手段における圧縮画像デ
    ータの生成スピードを前記出力手段における圧縮画像デ
    ータの出力スピードが上まわっているかを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1判定手段は、前記出力バッファ
    がフル状態になった場合に、前記圧縮手段における圧縮
    画像データの生成スピードを前記出力手段における圧縮
    画像データの出力スピードが上まわっていると判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像データ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記再処理手段は、 前記第1判定手段により前記生成スピードが前記出力ス
    ピードを上回ると判定された場合に、圧縮率を上げて当
    該画像データの再処理を実行するか否かを問い合わせ、 該問い合わせに対する応答として再処理を行う旨の指示
    を受けた場合に、前記圧縮手段の圧縮率を上げて、当該
    画像データに対し前記圧縮手段、出力手段、判定手段に
    よる処理を再度実行させることを特徴とする請求項1に
    記載の画像データ処理装置。
  7. 【請求項7】 スキャナより画像データを入力し、入力
    バッファにバッファリングした後、前記圧縮手段へ画像
    データを提供する入力手段と、 前記圧縮手段の処理スピードが前記入力手段への画像デ
    ータの入力スピードを下回ったか否かを判定する第2判
    定手段とを更に備え、 前記再処理手段は、前記第2判定手段で、前記圧縮手段
    の処理スピードが前記入力手段における画像データの入
    力スピードを下回ったと判定された場合にも、前記圧縮
    手段における圧縮率を上げて、当該画像データに対し前
    記圧縮手段、出力手段、判定手段による処理を再度実行
    させることを特徴とする請求項1に記載の画像データ処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記第2判定手段は、前記入力バッファ
    がフル状態になった場合に、前記圧縮手段の処理スピー
    ドが前記入力手段への画像データの入力スピードを下回
    ったと判定することを特徴とする請求項7に記載の画像
    データ処理装置。
  9. 【請求項9】 スキャナよりスキャン入力される画像デ
    ータに圧縮処理を施して圧縮画像データを生成する圧縮
    工程と、 前記圧縮工程で生成された圧縮画像データをバス上へ出
    力する出力工程と、 前記圧縮工程における圧縮画像データの生成スピードを
    前記出力工程における圧縮画像データの出力スピードが
    上まわっているかを判定する第1判定工程と、 前記第1判定工程により前記生成スピードが前記出力ス
    ピードを上回ると判定された場合、前記圧縮工程の圧縮
    率を上げて前記スキャナによる再スキャン入力を実行し
    て画像データ得て、当該画像データに対し前記圧縮工
    程、出力工程、判定工程による処理を再度実行させる再
    処理工程とを備えることを特徴とする画像データ処理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記圧縮工程は、画像データのJPE
    G圧縮を実行して圧縮画像データを生成することを特徴
    とする請求項9に記載の画像データ処理方法。
  11. 【請求項11】 前記出力工程は、前記バスを介して接
    続されるメモリデバイスへ前記圧縮画像データを格納す
    るべく出力することを特徴とする請求項9に記載の画像
    データ処理方法。
  12. 【請求項12】 前記出力工程は、前記圧縮工程より入
    力される圧縮データを出力バッファにバッファリングし
    て前記バス上へ圧縮画像データを出力し、 前記第1判定工程は、前記出力バッファの圧縮データの
    格納状況に基づいて、前記圧縮工程における圧縮画像デ
    ータの生成スピードを前記出力工程における圧縮画像デ
    ータの出力スピードが上まわっているかを判定すること
    を特徴とする請求項9に記載の画像データ処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第1判定工程は、前記出力バッフ
    ァがフル状態になった場合に、前記圧縮工程における圧
    縮画像データの生成スピードを前記出力工程における圧
    縮画像データの出力スピードが上まわっていると判定す
    ることを特徴とする請求項12に記載の画像データ処理
    方法。
  14. 【請求項14】 前記再処理工程は、 前記第1判定工程により前記生成スピードが前記出力ス
    ピードを上回ると判定された場合に、圧縮率を上げて当
    該画像データの再処理を実行するか否かを問い合わせ、 該問い合わせに対する応答として再処理を行う旨の指示
    を受けた場合に、前記圧縮工程の圧縮率を上げて、当該
    画像データに対し前記圧縮工程、出力工程、判定工程に
    よる処理を再度実行させることを特徴とする請求項9に
    記載の画像データ処理方法。
  15. 【請求項15】 スキャナより画像データを入力し、入
    力バッファにバッファリングした後、前記圧縮工程へ画
    像データを提供する入力工程と、 前記圧縮工程の処理スピードが前記入力工程への画像デ
    ータの入力スピードを下回ったか否かを判定する第2判
    定工程とを更に備え、 前記再処理工程は、前記第2判定工程で、前記圧縮工程
    の処理スピードが前記入力工程における画像データの入
    力スピードを下回ったと判定された場合にも、前記圧縮
    工程における圧縮率を上げて、当該画像データに対し前
    記圧縮工程、出力工程、判定工程による処理を再度実行
    させることを特徴とする請求項9に記載の画像データ処
    理方法。
  16. 【請求項16】 前記第2判定工程は、前記入力バッフ
    ァがフル状態になった場合に、前記圧縮工程の処理スピ
    ードが前記入力工程への画像データの入力スピードを下
    回ったと判定することを特徴とする請求項15に記載の
    画像データ処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項9乃至16のいずれかに記載の
    画像データ処理方法をコンピュータに実現させるための
    制御プログラムを格納する記憶媒体。
  18. 【請求項18】 コンピュータによる画像処理を実現す
    るための制御プログラムを格納する記憶媒体であって、
    該制御プログラムが、 スキャナよりスキャン入力される画像データに圧縮処理
    を施して圧縮画像データを生成する圧縮工程のコード
    と、 前記圧縮工程で生成された圧縮画像データをバス上へ出
    力する出力工程のコードと、 前記圧縮工程における圧縮画像データの生成スピードを
    前記出力工程における圧縮画像データの出力スピードが
    上まわっているかを判定する第1判定工程のコードと、 前記第1判定工程により前記生成スピードが前記出力ス
    ピードを上回ると判定された場合、前記圧縮工程の圧縮
    率を上げて前記スキャナによる再スキャン入力を実行し
    て画像データ得て、当該画像データに対し前記圧縮工
    程、出力工程、判定工程による処理を再度実行させる再
    処理工程のコードとを備えることを特徴とする記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4986252B2 (ja) * 2010-02-26 2012-07-25 古河電気工業株式会社 アルミニウム合金導体

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