JP2002107649A - 密閉型ポリゴンスキャナ - Google Patents

密閉型ポリゴンスキャナ

Info

Publication number
JP2002107649A
JP2002107649A JP2000293852A JP2000293852A JP2002107649A JP 2002107649 A JP2002107649 A JP 2002107649A JP 2000293852 A JP2000293852 A JP 2000293852A JP 2000293852 A JP2000293852 A JP 2000293852A JP 2002107649 A JP2002107649 A JP 2002107649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
motor
circuit board
polygon scanner
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000293852A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Itami
幸男 伊丹
Mitsuo Suzuki
光夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000293852A priority Critical patent/JP2002107649A/ja
Publication of JP2002107649A publication Critical patent/JP2002107649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、駆動素子の熱容量大きくして放熱
性を改善し、小型の駆動素子を使用できるようにするこ
とで、発熱や温度上昇による駆動素子の熱破壊を防止
し、プリント基板のスルーホール加工を不要とし、低コ
スト化を図れる。 【解決手段】 本発明に係る密閉型ポリゴンスキャナ
は、取り付け基準面が形成されたハウジングと、ポリゴ
ンミラーが固定された回転体と、回転体を回転させるモ
ータと、回転体を支持する軸受部と、モータの巻線コイ
ルと電気的に接続され、かつモータの駆動回路が一体構
成されたプリント基板と、ポリゴンミラーに対してレー
ザ光が入出する窓を備えたカバーとを有し、回転体を密
閉空間に配置し、プリント基板にはモータの回転部と対
向する面に回路素子が実装され、ハウジングと対向する
面の一部又は全部がハウジングと密着されて固定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉型ポリゴンスキ
ャナに関し、特に回転体が密閉された空間で用いられる
高速回転用ポリゴンスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機、レーザプリンタ等のレ
ーザ書き込み系を用いた電子写真方式の記録装置は、印
字品質の高さ、高速プリント、低騒音などの優れた特徴
と低価格化により、急速に普及してきている。これら記
録装置のレーザ書き込み系構成部品であるポリゴンスキ
ャナには記録装置のプリント速度、画素密度に応じた回
転速度が要求される。近年、プリント速度の高速化、画
素密度の高密度化に伴い、ポリゴンスキャナには20,
000rpm以上の高速回転が要求され、従来のボール
ベアリングタイプでは軸受寿命や軸受騒音などの面から
要求品質を満足することができない。そのため高速回転
用のポリゴンスキャナとしては、動圧空気軸受を用いた
ものが実用化されている。また、高速化に伴い、駆動素
子の発熱が大きくなっており、制御回路の信頼性を確保
するとともに低コスト化することが課題となっている。
【0003】そこで、これらの課題を解決するために従
来よりいくつかの提案がなされている。その一つとし
て、特開平6−98517号公報(以下従来例1と称
す)には、ハウジングの下面にブラシレスモータを駆動
する駆動信号を供給する駆動用回路素子を有するプリン
ト基板を取付け、プリント基板に駆動用回路素子を取付
けて、ポリゴンスキャナにモータ部を駆動する駆動用回
路素子を一体的に取付けることにより、ハーネスを大幅
に短くしてコストを低減することができると共に、検査
及び管理を容易にして検査及び管理コストを低減するこ
とができるスキャナモータが提案されている。
【0004】また、特開平6−230306号公報(以
下従来例2と称す)には回転装置の駆動用ICの昇温を
抑制する偏向走査装置が提案されている。詳細には、回
転多面鏡と金属基板と駆動用ICを備えたモータ装置で
あって、金属基板の裏面で駆動用ICの下方に相当する
位置にアルミニウム板から成る吸熱部材を接着する。よ
って、駆動用ICの熱は金属基板を通って吸熱部材に伝
達し拡散する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1によれば、送風による空冷を行い、駆動素子の発
熱や温度上昇による熱破壊を防止するが、冷却効果が高
い大型のリードタイプを直立させて使用する必要があ
り、駆動素子の部品コストが高くなる。また、大型でリ
ードタイプの駆動素子を樹脂プリント基板に取り付ける
ため、スルーホール加工が必要になり、プリント基板の
コストが高くなる。更に、駆動素子を送風による空冷が
しやすい場所に配置しなければならないという制約があ
る。仮に、送風用のファンが故障し、送風が停止した場
合には、無風状態となるため、駆動素子の温度が著しく
上昇し、最悪、駆動素子が熱破壊を起こす恐れがある。
【0006】また、上記従来例2によれば、ポリゴンミ
ラーの周辺が開放されており、攪拌する空気量が多いた
め、空気抵抗による風損が大きくなり、駆動素子に流れ
る電流が多くなる。その結果、駆動素子の発熱が大きく
なるとともに、必要以上の電力を消費してしまう。ま
た、光学ハウジングの形状によって、消費電力が変わっ
てしまう。更に、ポリゴンミラー周辺で乱流が発生しや
すく、その乱流がポリゴンミラーの回転むらを発生さ
せ、画像品質が悪化する。そして、風きり音が漏れて騒
音となり易い。光学ハウジングに取り付けた状態にしな
いと、高速回転での回転むらや騒音などの特性保証およ
び検査をすることができない。このような不具合は2
0,000rpm以下の低速回転で用いられる場合には
それほど問題とならないが、20,000rpm以上の
高速回転で用いられると顕著に現れてくる。
【0007】本発明はこれらの問題点を解決するための
ものであり、駆動素子の熱容量大きくして放熱性を改善
し、小型の駆動素子を使用できるようにすることで、発
熱や温度上昇による駆動素子の熱破壊を防止し、プリン
ト基板のスルーホール加工を不要とし、低コスト化を図
れる密閉型ポリゴンスキャナを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明に係る密閉型ポリゴンスキャナは、取り付
け基準面が形成されたハウジングと、ポリゴンミラーが
固定された回転体と、回転体を回転させるモータと、回
転体を支持する軸受部と、モータの巻線コイルと電気的
に接続され、かつモータの駆動回路が一体構成され、金
属材料からなる片面プリント基板であるプリント基板
と、ポリゴンミラーに対してレーザ光が入出する窓を備
えたカバーとを有し、回転体を密閉空間に配置し、プリ
ント基板にはモータの回転部と対向する面に回路素子が
実装され、ハウジングと対向する面の一部又は全部がハ
ウジングと密着されて固定されることに特徴がある。よ
って、ポリゴンミラーが攪拌する空気量を減らして、風
損を小さく抑え、駆動素子に流れる電流を小さくして、
不必要な電力消費を抑制でき、強いては低コスト化を図
れる密閉型ポリゴンスキャナを提供できる。
【0009】また、プリント基板はハウジングに形成さ
れた光学ハウジングへの取り付け基準面とモータの回転
部の間に配置され固定されることにより、またプリント
基板の一部がカバー及びハウジングの間から外部に露出
し、その露出部に入出力信号及び駆動電源のコネクタを
配置することにより、ポリゴンスキャナの回転むら及び
騒音等の特性保証及び検査を容易とすると共に、入出力
信号および駆動電源用のハーネスの取り付け作業性を改
善できる。
【0010】更に、プリント基板はモータの駆動回路が
一体で構成されることにより、回路素子の熱容量が大き
くなり、放熱効果がよくなって小型で低コストな回路素
子を使用することができ、プリント基板のスルーホール
加工を不要とし、低コスト化を図れる。
【0011】また、プリント基板とカバー及びハウジン
グとの隙間に弾性シール部材を設け、回転体が収納され
る空間を略密閉空間としたことにより、カバーとプリン
ト基板のすきまの密閉を容易とし、ポリゴンスキャナの
組立が容易となる。
【0012】更に、プリント基板に回路素子非実装部を
設け、この回路素子非実装部に弾性シール部材を設けた
ことにより、ポリゴンスキャナの組立が容易となる。
【0013】また、プリント基板に構成された駆動回路
の回路素子の一部又は全部は回転体が収納される密閉空
間内に配置されたことにより、回転体の空気攪拌によっ
て発熱回路素子の発熱を分散させて放熱することによ
り、発熱回路素子の温度上昇を抑え、信頼性を高めるこ
とができる。
【0014】更に、ハウジングに形成された取り付け基
準面の一部又は全部が、光学ハウジングに密着して固定
されることにより、高速回転に伴うポリゴンスキャナの
発熱に対して放熱経路を確保し、信頼性を確保できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る密閉型ポリゴンスキ
ャナは、取り付け基準面が形成されたハウジングと、ポ
リゴンミラーが固定された回転体と、回転体を回転させ
るモータと、回転体を支持する軸受部と、モータの巻線
コイルと電気的に接続され、かつモータの駆動回路が一
体構成されたプリント基板と、ポリゴンミラーに対して
レーザ光が入出する窓を備えたカバーとを有し、回転体
を密閉空間に配置し、プリント基板にはモータの回転部
と対向する面に回路素子が実装され、ハウジングと対向
する面の一部又は全部がハウジングと密着されて固定さ
れる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る密閉型ポリゴ
ンスキャナの構成を示す断面図である。また、図2は図
1の平面図である。更に、図3は本実施例の密閉型ポリ
ゴンスキャナの分解斜視図である。図1、図3におい
て、本実施例の密閉型ポリゴンスキャナのハウジング1
の下面には光学ハウジングへの取り付け基準面1aが形
成されている。ハウジング1の上面中央には軸受取り付
け部1bが形成され、動圧空気軸受を構成する固定軸2
が固定されている。固定軸2の円筒表面には動圧空気軸
受を構成するための溝3が形成されている。回転体4が
回転を開始すると、回転スリーブ15と固定軸2の間に
形成された軸受隙間の空気圧力が高まり非接触でラジア
ル方向(半径方向)に回転体4を支持する。固定軸2の
内側には吸引型磁気軸受の固定部5が固定されている。
吸引型磁気軸受の固定部5は、キャップ部材6とストッ
パ7が固定軸2の内筒部に圧入固定されることで軸方向
に挟まれて固定されている。キャップ部材6の中央部に
は空気が通過するときの粘性抵抗を利用して上下振動を
減衰させるφ0.2〜φ0.5程度の微細穴が形成され
ている。キャップ部材6とストッパ7は共に非磁性材料
のステンレス鋼板などが用いられる。吸引型磁気軸受の
固定部5は回転軸方向に二極に着磁されたリング状永久
磁石8と、リング状永久磁石8の内径よりも小さい中心
円が形成された強磁性材料からなる第1の固定ヨーク板
9と、同様にリング状永久磁石8の内径よりも小さい中
心円が形成された強磁性材料からなる第2の固定ヨーク
板10とからなる。第1の固定ヨーク板9と第2の固定
ヨーク板10はリング状永久磁石8を軸方向に挟み、第
1の固定ヨーク板9の中心円及び第2の固定ヨーク板1
0の中心円が回転中心軸に対して同軸になるように配置
され、固定される。なお、リング状永久磁石8の材質と
しては主に希土類系の永久磁石が用いられる。第1の固
定ヨーク板9、第2の固定ヨーク板10には鉄鋼系の板
材が用いられる。固定軸2は非磁性材料が用いられる。
【0017】また、ハウジング1の上面には略中央部に
穴が形成されたプリント基板11が配置されている。ハ
ウジング1の軸受取り付け部1bの外径には、プリント
基板11、スペーサ12、モータ巻線13aが巻かれた
ステータコア13が順番に嵌合され、軸受取り付け部1
bの先端が締められて(塑性変形されて)、3つの部品
が挟まれて固定されている。モータ方式は回転体4に取
り付けられたロータマグネット14とモータ巻線13a
が巻かれたステータコア13が回転軸と垂直な方向に対
向したラジアルギャップ・アウターロータ型のブラシレ
スモータである。回転体4はセラミックス製の回転スリ
ーブ15の外側にはアルミニウム製のロータ部材16が
焼きばめ固定され、ポリゴンミラー部16aが一体で形
成されている。ロータ部材16の下側にはモータ用のロ
ータマグネット14が接着又は圧入固定されている。ロ
ータ部材16上端には動圧軸受径より大きい貫通穴が形
成されている。回転スリーブ15の外側にロータ部材1
6が焼きばめ固定されると、動圧空気軸受面である回転
スリーブ15の内径が変形するため、内径の修正や仕上
げ加工が必要になる。このとき、ロータ部材16に動圧
軸受径より大きい貫通穴が形成されているので、加工器
具が貫通穴を通過することができ、焼きばめ後も、内径
の修正・仕上げ加工が容易である。
【0018】更に、ロータ部材16にはスリーブ15と
の焼きばめによる応力歪みがポリゴンミラー部16aに
及ばないように、円周状の溝16bが設けられている。
ロータ部材16の上端の貫通穴には、閉止部材17が固
定されている。閉止部材17には吸引型磁気軸受の回転
部16が配置、固定されている。吸引型磁気軸受の回転
部16は第1の固定ヨーク板9の中心円および、第2の
固定ヨーク板10の中心円との間に磁気ギャップを構成
する外筒面が形成され、その外筒面が回転中心軸と同軸
になるように配置されている。吸引型磁気軸受の回転部
16には永久磁石又は鉄鋼系の強磁性材料が用いられ
る。ロータ部材16上端の貫通穴は閉止部材17によっ
て塞がれることで、回転体4と固定軸2が組み立てられ
たときに、固定軸上端と回転体4の間に略密閉空間3a
が形成される。この略密閉空間の空気がキャップ部材6
に形成されたφ0.2〜0.5の微細穴を出入りすると
きの空気の粘性抵抗によって上下振動減衰効果が得られ
る。また、回転体4は不釣り合い(アンバランス)振動
が非常に小さいレベルになるように、回転体4の上下2
箇所の修正面16b,14aでバランス修正が行われて
いる。
【0019】また、ハウジング1及びプリント基板11
の上方には回転体4を囲むように内部が刳り抜かれたカ
バー18がハウジング1にネジで固定されている。カバ
ー18にはレーザ光の入出射用開口部が形成され、ガラ
ス窓19が両面テープ又は接着剤で固定されて密閉され
ている。カバー18とプリント基板11の間には弾性シ
ール部材20が配置、圧縮されて回転体4の配置される
空間と外部を遮断して、回転体4)の配置される空間を
密閉している。図2に示すように、プリント基板11に
回路素子非実装部11eを設けて、弾性シール部材20
を配置、圧縮すれば密閉効果が高くなる。このように、
回転体4を密閉空間に配置することでポリゴンミラーが
攪拌する空気量を減らして、風損を小さく抑え、駆動素
子に流れる電流を小さくして、不必要な電力消費を抑制
している。また、ミラーの風きり音を閉じ込めて騒音レ
ベルを小さくしている。プリント基板11には駆動回路
が一体で設けられており、モータ巻線13aやホール素
子11aとパターン配線され、ホール素子11aの位置
検出信号に従って、順次モータ巻線13aへの通電を切
り替えて回転体4を回転させて定速制御する。プリント
基板11は片面の金属基板でロータマグネット14と対
向する面にホール素子11a,駆動素子11b,11
c,コネクタ11d等の回路素子が実装され、裏面はア
ルミニウム合金製のハウジング1と密着して固定されて
いる。その結果、駆動素子11bなどの回路素子の発熱
に対し、回路素子の熱容量が大きくなり、放熱効率が良
くなるので、小型で低コストな回路素子を使用すること
ができる。また、スルーホール加工が不要な片面の金属
基板を用いて、プリント基板11も低コスト化すること
ができる。
【0020】また、本実施例では駆動素子11bなどの
回路素子を回転体が配置される密閉空間に配置してい
る。この密閉空間は回転体が回転することで空気が攪拌
されるため、密閉空間の温度は略均一となり、回路素子
の発熱を分散させて放熱させることができる。その結
果、回路素子の温度上昇を抑え、信頼性を高めることが
できる。
【0021】更に、プリント基板11の一部はハウジン
グ1とカバー18の間から露出しており、その露出部に
入出力信号および駆動電源用のコネクタ11dが実装さ
れている。ハウジング1の取付基準面より上方に入出力
信号および駆動電源用のコネクタ11dを配置すること
で、ポリゴンスキャナを取り付けた後でもハーネスの取
り付けができ、上方からの差込みにより作業性も改善す
ることができる。
【0022】従って、上記構成の本実施例に係る密閉型
ポリゴンスキャナはカバー18を含めて構成されるの
で、小型でコンパクトな状態で、高速回転での回転むら
および騒音等の特性保証および検査を簡単にすることが
できる。また、上記構成の本実施例に係る密閉型ポリゴ
ンスキャナは、ハウジング1の取付基準面と密着する面
を設けたアルミダイキャスト製の光学ハウジングに取り
付けて使用することで、高速回転にともなうポリゴンス
キャナの発熱に対して、金属基板からハウジング、さら
に、光学ハウジングへと伝わる放熱経路を確保すること
ができる。その結果、ポリゴンスキャナの駆動素子11
bなどの温度上昇を低く抑え、信頼性を確保した状態で
使用することができる。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る密閉
型ポリゴンスキャナは、取り付け基準面が形成されたハ
ウジングと、ポリゴンミラーが固定された回転体と、回
転体を回転させるモータと、回転体を支持する軸受部
と、モータの巻線コイルと電気的に接続され、かつモー
タの駆動回路が一体構成され、金属材料からなる片面プ
リント基板であるプリント基板と、ポリゴンミラーに対
してレーザ光が入出する窓を備えたカバーとを有し、回
転体を密閉空間に配置し、プリント基板にはモータの回
転部と対向する面に回路素子が実装され、ハウジングと
対向する面の一部又は全部がハウジングと密着されて固
定されることに特徴がある。よって、ポリゴンミラーが
攪拌する空気量を減らして、風損を小さく抑え、駆動素
子に流れる電流を小さくして、不必要な電力消費を抑制
でき、強いては低コスト化を図れる密閉型ポリゴンスキ
ャナを提供できる。
【0025】また、プリント基板はハウジングに形成さ
れた光学ハウジングへの取り付け基準面とモータの回転
部の間に配置され固定されることにより、またプリント
基板の一部がカバー及びハウジングの間から外部に露出
し、その露出部に入出力信号及び駆動電源のコネクタを
配置することにより、ポリゴンスキャナの回転むら及び
騒音等の特性保証及び検査を容易とすると共に、入出力
信号および駆動電源用のハーネスの取り付け作業性を改
善できる。
【0026】更に、プリント基板はモータの駆動回路が
一体で構成されることにより、回路素子の熱容量が大き
くなり、放熱効果がよくなって小型で低コストな回路素
子を使用することができ、プリント基板のスルーホール
加工を不要とし、低コスト化を図れる。
【0027】また、プリント基板とカバー及びハウジン
グとの隙間に弾性シール部材を設け、回転体が収納され
る空間を略密閉空間としたことにより、カバーとプリン
ト基板のすきまの密閉を容易とし、ポリゴンスキャナの
組立が容易となる。
【0028】更に、プリント基板に回路素子非実装部を
設け、この回路素子非実装部に弾性シール部材を設けた
ことにより、ポリゴンスキャナの組立が容易となる。
【0029】また、プリント基板に構成された駆動回路
の回路素子の一部又は全部は回転体が収納される密閉空
間内に配置されたことにより、回転体の空気攪拌によっ
て発熱回路素子の発熱を分散させて放熱することによ
り、発熱回路素子の温度上昇を抑え、信頼性を高めるこ
とができる。
【0030】更に、ハウジングに形成された取り付け基
準面の一部又は全部が、光学ハウジングに密着して固定
されることにより、高速回転に伴うポリゴンスキャナの
発熱に対して放熱経路を確保し、信頼性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る密閉型ポリゴンスキャ
ナの構成を示す断面図である。
【図2】本実施例の密閉型ポリゴンスキャナの平面図で
ある。
【図3】本実施例の密閉型ポリゴンスキャナを分解した
分解斜視図である。
【符号の説明】
1;ハウジング、2;固定軸、3;溝、4;回転体、
5;固定部、6;キャップ部材、7;ストッパ7、8;
リング状永久磁石、9;第1の固定ヨーク板、10;第
2の固定ヨーク板、11:プリント板、12;スペー
サ、13;ステータコア、14;ロータマグネット、1
5;回転スリーブ、16;ロータ部材、16a;ポリゴ
ンミラー部、17;閉止部材、18;カバー、19;ガ
ラス窓、20;弾性シール部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA08 DA02 DA12 DA17 DA33 DA41 2H045 AA15 AA33 AA46 AA59 DA41 5H611 AA09 BB01 BB07 BB08 TT01 UA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り付け基準面が形成されたハウジング
    と、ポリゴンミラーが固定された回転体と、該回転体を
    回転させるモータと、前記回転体を支持する軸受部と、
    前記モータの巻線コイルと電気的に接続され、かつ前記
    モータの駆動回路が一体構成され、金属材料からなる片
    面プリント基板であるプリント基板と、前記ポリゴンミ
    ラーに対してレーザ光が入出する窓を備えたカバーとを
    有し、前記回転体を密閉空間に配置し、前記プリント基
    板には前記モータの回転部と対向する面に回路素子が実
    装され、前記ハウジングと対向する面の一部又は全部が
    前記ハウジングと密着されて固定されることを特徴とす
    る密閉型ポリゴンスキャナ。
  2. 【請求項2】 前記プリント基板は前記ハウジングに形
    成された光学ハウジングへの取り付け基準面と前記モー
    タの回転部の間に配置され固定される請求項1記載の密
    閉型ポリゴンスキャナ。
  3. 【請求項3】 前記プリント基板の一部が前記カバー及
    び前記ハウジングの間から外部に露出し、その露出部に
    入出力信号及び駆動電源のコネクタを配置する請求項1
    又は2に記載の密閉型ポリゴンスキャナ。
  4. 【請求項4】 前記プリント基板は前記モータの駆動回
    路が一体で構成される請求項1〜3のいずれかに記載の
    密閉型ポリゴンスキャナ。
  5. 【請求項5】 前記プリント基板と前記カバー及び前記
    ハウジングとの隙間に弾性シール部材を設け、回転体が
    収納される空間を略密閉空間とした請求項1〜4のいず
    れかに記載の密閉型ポリゴンスキャナ。
  6. 【請求項6】 前記プリント基板に回路素子非実装部を
    設け、該回路素子非実装部に前記弾性シール部材を設け
    た請求項5記載の密閉型ポリゴンスキャナ。
  7. 【請求項7】 前記プリント基板に構成された駆動回路
    の回路素子の一部又は全部が、前記回転体が収納される
    密閉空間内に配置された請求項1〜6のいずれかに記載
    の密閉型ポリゴンスキャナ。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングに形成された取り付け基
    準面の一部又は全部が、前記光学ハウジングに密着して
    固定される請求項1〜7のいずれかに記載の密閉型ポリ
    ゴンスキャナ。
JP2000293852A 2000-09-27 2000-09-27 密閉型ポリゴンスキャナ Pending JP2002107649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293852A JP2002107649A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 密閉型ポリゴンスキャナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293852A JP2002107649A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 密閉型ポリゴンスキャナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002107649A true JP2002107649A (ja) 2002-04-10

Family

ID=18776567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293852A Pending JP2002107649A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 密閉型ポリゴンスキャナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002107649A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1499002A2 (de) * 2003-07-15 2005-01-19 Pwb-Ruhlatec Industrieprodukte GmbH Encodersystem und Verfahren zur Montage eines Encodersystems
EP2131226A1 (en) 2008-06-03 2009-12-09 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1499002A2 (de) * 2003-07-15 2005-01-19 Pwb-Ruhlatec Industrieprodukte GmbH Encodersystem und Verfahren zur Montage eines Encodersystems
EP1499002A3 (de) * 2003-07-15 2005-12-14 Pwb-Ruhlatec Industrieprodukte GmbH Encodersystem und Verfahren zur Montage eines Encodersystems
EP2131226A1 (en) 2008-06-03 2009-12-09 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus
JP2009294313A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8004735B2 (en) 2008-06-03 2011-08-23 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4462525B2 (ja) 動圧空気軸受型ポリゴンスキャナおよびその加工方法
US4726640A (en) Optical deflector with a pneumatic and a magnetic bearing
JPH07306373A (ja) 密閉型ポリゴンスキャナ
JP3141547B2 (ja) 光偏向器
JP2002107649A (ja) 密閉型ポリゴンスキャナ
JPH11305161A (ja) 動圧空気軸受型ポリゴンスキャナ
JP2007006697A (ja) 密閉型ポリゴンスキャナ
JP2000139066A (ja) ブラシレスモータ及び光偏向器
JP2753181B2 (ja) ポリゴンスキャナ
JP3458638B2 (ja) 光偏向器
JP4615765B2 (ja) 光偏向器
JP2001061266A (ja) 直流ブラシレスモータ
JP3278654B1 (ja) ポリゴンスキャナモータ
JP2002272077A (ja) ブラシレスモータおよび密閉型ポリゴンスキャナ
JP2623205B2 (ja) 空気・磁気軸受型光偏向器
JPH0973039A (ja) 光学偏向装置
JP2000305035A (ja) 走査光学装置
JPH06230306A (ja) 偏向走査装置
JP4636711B2 (ja) 回転多面鏡用アウターロータモータ及びそれを備える光偏向走査装置
JP3410080B2 (ja) モータコアの位置決め方法およびポリゴンスキャナモータ
JP2002341282A (ja) 回転多面鏡駆動装置
JPH08254665A (ja) 偏向走査装置
JP2001255487A (ja) 光走査装置
JP2003302594A (ja) 偏向走査装置
JP2000116069A (ja) モータ、及び回転体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070619