JPH0973039A - 光学偏向装置 - Google Patents
光学偏向装置Info
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- JPH0973039A JPH0973039A JP25177395A JP25177395A JPH0973039A JP H0973039 A JPH0973039 A JP H0973039A JP 25177395 A JP25177395 A JP 25177395A JP 25177395 A JP25177395 A JP 25177395A JP H0973039 A JPH0973039 A JP H0973039A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転多面鏡やその駆動部の振動がレンズや折
り返えしミラーに伝播するのを防ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡Ｒ1 の走査光Ｌ1 はレンズＦ
1 と一対の折り返えしミラーＭ1 を経て回転ドラムＤ1
上の感光体に結像する。回転多面鏡Ｒ1 とそのモータＨ
1 を支持する軸受部Ｎ1 は、振動を減衰させる効果の大
きい防振部材１３を介して光学箱１０の底壁１０ａに取
り付けられる。レンズＦ1 や折り返えしミラーＭ1 を支
持する底壁１０ａは剛性の高い材料によって作られてい
る。
り返えしミラーに伝播するのを防ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡Ｒ1 の走査光Ｌ1 はレンズＦ
1 と一対の折り返えしミラーＭ1 を経て回転ドラムＤ1
上の感光体に結像する。回転多面鏡Ｒ1 とそのモータＨ
1 を支持する軸受部Ｎ1 は、振動を減衰させる効果の大
きい防振部材１３を介して光学箱１０の底壁１０ａに取
り付けられる。レンズＦ1 や折り返えしミラーＭ1 を支
持する底壁１０ａは剛性の高い材料によって作られてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る光学偏向装置に関するものである。
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る光学偏向装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等の画像形成装置に用いられる光学偏向装置は一般
的に、図６に示すように、半導体レーザやコリメータレ
ンズをユニット化した光源ユニットＳ0 と、これから発
生された平行光束のレーザ光Ｌ0 を偏向走査する回転多
面鏡Ｒ0 と、偏向走査されたレーザ光を図５に示す回転
ドラムＤ0 の表面の感光体に結像させるレンズＦ0 等を
有し、回転多面鏡Ｒ0 やレンズＦ0 は光学箱１１０に収
容され、また、光源ユニットＳ0 は光学箱１１０の側壁
等に組み付けられる。
ミリ等の画像形成装置に用いられる光学偏向装置は一般
的に、図６に示すように、半導体レーザやコリメータレ
ンズをユニット化した光源ユニットＳ0 と、これから発
生された平行光束のレーザ光Ｌ0 を偏向走査する回転多
面鏡Ｒ0 と、偏向走査されたレーザ光を図５に示す回転
ドラムＤ0 の表面の感光体に結像させるレンズＦ0 等を
有し、回転多面鏡Ｒ0 やレンズＦ0 は光学箱１１０に収
容され、また、光源ユニットＳ0 は光学箱１１０の側壁
等に組み付けられる。
【０００３】光学箱１１０の開口は、図５に示すよう
に、光学箱１１０内に必要部品をすべて組み込んだうえ
でふた部材１２０によって閉塞される。ふた部材１２０
は、光学箱１１０の側壁の上端に当接される平板であ
り、公知のビス止め等の方法で光学箱１１０に固着され
る。なお、光学箱１１０の底壁には回転多面鏡Ｒ0 によ
って偏向走査されたレーザ光を外部の回転ドラムＤ0 に
向かって取り出すための窓１１１が設けられる。
に、光学箱１１０内に必要部品をすべて組み込んだうえ
でふた部材１２０によって閉塞される。ふた部材１２０
は、光学箱１１０の側壁の上端に当接される平板であ
り、公知のビス止め等の方法で光学箱１１０に固着され
る。なお、光学箱１１０の底壁には回転多面鏡Ｒ0 によ
って偏向走査されたレーザ光を外部の回転ドラムＤ0 に
向かって取り出すための窓１１１が設けられる。
【０００４】光源ユニットＳ0 の半導体レーザから発生
されたレーザ光Ｌ0 はその内部のコリメータレンズによ
って平行化され、シリンドリカルレンズＥ0 によって回
転多面鏡Ｒ0 の反射面に線状に集光され、レンズＦ0 と
折り返えしミラーＭ0 を経て光学箱１１０の窓１１１か
ら回転ドラムＤ0 に向かって取り出される。このように
して回転ドラムＤ0 上の感光体に結像するレーザ光は、
回転多面鏡Ｒ0 による主走査と回転ドラムＤ0 の回転に
よる副走査によって静電潜像を形成する。
されたレーザ光Ｌ0 はその内部のコリメータレンズによ
って平行化され、シリンドリカルレンズＥ0 によって回
転多面鏡Ｒ0 の反射面に線状に集光され、レンズＦ0 と
折り返えしミラーＭ0 を経て光学箱１１０の窓１１１か
ら回転ドラムＤ0 に向かって取り出される。このように
して回転ドラムＤ0 上の感光体に結像するレーザ光は、
回転多面鏡Ｒ0 による主走査と回転ドラムＤ0 の回転に
よる副走査によって静電潜像を形成する。
【０００５】回転多面鏡Ｒ0 を回転駆動するモータＨ0
は、回転多面鏡Ｒ0 と一体であるロータと、モータ基板
Ｇ0 上に実装されたステータからなり、該ステータはモ
ータ基板Ｇ0 上の駆動回路から供給される駆動電流によ
って励磁されてロータを回転させる。
は、回転多面鏡Ｒ0 と一体であるロータと、モータ基板
Ｇ0 上に実装されたステータからなり、該ステータはモ
ータ基板Ｇ0 上の駆動回路から供給される駆動電流によ
って励磁されてロータを回転させる。
【０００６】光学箱１１０内には折り返えしミラーＭ0
が複数配設され、レーザ光Ｌ0 は各折り返えしミラーＭ
0 によって反射されたうえで光学箱１１０の窓１１１か
ら回転ドラムＤ0 に向かって取り出される。このように
折り返えしミラーＭ0 を複数設ければ、窓１１１から取
り出されたのちのレーザ光Ｌ0 の光路を短縮できる。す
なわち、回転ドラムＤ0 を光学箱１１０に近接させて省
スペースの観点で好ましい構成にすることができる。
が複数配設され、レーザ光Ｌ0 は各折り返えしミラーＭ
0 によって反射されたうえで光学箱１１０の窓１１１か
ら回転ドラムＤ0 に向かって取り出される。このように
折り返えしミラーＭ0 を複数設ければ、窓１１１から取
り出されたのちのレーザ光Ｌ0 の光路を短縮できる。す
なわち、回転ドラムＤ0 を光学箱１１０に近接させて省
スペースの観点で好ましい構成にすることができる。
【０００７】モータ基板Ｇ0 はモータＨ0 の軸受部Ｎ0
に固定され、軸受部Ｎ0 は、レンズＦ0 や折り返えしミ
ラーＭ0 とともに光学箱１１０の底壁に固定される。ま
た、光学箱１１０の底壁は四隅に設けられた支持部材１
１２を介して光学偏向装置の本体フレーム１３０にビス
止め等の公知の方法で締結される。なお、光学箱１１０
は一般的に公知の樹脂材料によって一体成形される。
に固定され、軸受部Ｎ0 は、レンズＦ0 や折り返えしミ
ラーＭ0 とともに光学箱１１０の底壁に固定される。ま
た、光学箱１１０の底壁は四隅に設けられた支持部材１
１２を介して光学偏向装置の本体フレーム１３０にビス
止め等の公知の方法で締結される。なお、光学箱１１０
は一般的に公知の樹脂材料によって一体成形される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように、回転多面鏡およびこれ
を回転駆動するモータ等の駆動部が、樹脂材料等によっ
て一体成形された光学箱の底壁にレンズや折り返えしミ
ラーとともに直接組み付けられているため、回転多面鏡
の回転中その振動が光学箱の底壁を介してレンズや折り
返えしミラーに伝達され、その結果、画像不良を誘発す
るという未解決の課題がある。これを防ぐために、振動
の減衰性の高い樹脂材料で光学箱を一体成形することも
提案されているが、振動の減衰性の高い樹脂材料は一般
的に剛性が低い傾向を有し、このような樹脂材料で光学
箱を製作すると、光学箱を光学偏向装置の本体フレーム
に締結する際に光学箱に歪が発生し、光学箱に組み付け
たレンズや折り返えしミラーの取付位置が変化するとい
う新たな問題を生じる。
の技術によれば、前述のように、回転多面鏡およびこれ
を回転駆動するモータ等の駆動部が、樹脂材料等によっ
て一体成形された光学箱の底壁にレンズや折り返えしミ
ラーとともに直接組み付けられているため、回転多面鏡
の回転中その振動が光学箱の底壁を介してレンズや折り
返えしミラーに伝達され、その結果、画像不良を誘発す
るという未解決の課題がある。これを防ぐために、振動
の減衰性の高い樹脂材料で光学箱を一体成形することも
提案されているが、振動の減衰性の高い樹脂材料は一般
的に剛性が低い傾向を有し、このような樹脂材料で光学
箱を製作すると、光学箱を光学偏向装置の本体フレーム
に締結する際に光学箱に歪が発生し、光学箱に組み付け
たレンズや折り返えしミラーの取付位置が変化するとい
う新たな問題を生じる。
【０００９】また、ＢＭＣ材等の剛性が高くてしかも振
動の減衰性も比較的良好である特殊な樹脂材料を用いる
ことも考えられるが、このような樹脂材料は極めて高価
であり、光学偏向装置の高コスト化を招くため好ましく
ない。
動の減衰性も比較的良好である特殊な樹脂材料を用いる
ことも考えられるが、このような樹脂材料は極めて高価
であり、光学偏向装置の高コスト化を招くため好ましく
ない。
【００１０】近年では、光学偏向装置の高速化が一層進
み、回転多面鏡を極めて高速で回転させることが要求さ
れている。回転多面鏡を高速回転させれば、これに伴っ
て発生する振動は大きくなるため、レンズや折り返えし
ミラー等の光学部品の防振対策はより一層重要な課題と
なる。
み、回転多面鏡を極めて高速で回転させることが要求さ
れている。回転多面鏡を高速回転させれば、これに伴っ
て発生する振動は大きくなるため、レンズや折り返えし
ミラー等の光学部品の防振対策はより一層重要な課題と
なる。
【００１１】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであって、回転多面鏡やそ
の駆動部の振動がレンズや折り返えしミラー等の結像光
学系に伝播して光学特性が劣化する等のトラブルを回避
できる光学偏向装置を提供することを目的とするもので
ある。
の課題に鑑みてなされたものであって、回転多面鏡やそ
の駆動部の振動がレンズや折り返えしミラー等の結像光
学系に伝播して光学特性が劣化する等のトラブルを回避
できる光学偏向装置を提供することを目的とするもので
ある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光学偏向装置は、回転多面鏡と、その走査
光を感光体に結像させる結像光学系と、前記回転多面鏡
と前記結像光学系を収容する収容手段を有し、該収容手
段が、振動を減衰させる効果の高い吸振材で作られた防
振支持部を備えており、前記収容手段の前記防振支持部
に前記回転多面鏡とその駆動部が組み付けられ、前記収
容手段の前記防振支持部を除く残りの部分に前記結像光
学系が組み付けられていることを特徴とする。
め、本発明の光学偏向装置は、回転多面鏡と、その走査
光を感光体に結像させる結像光学系と、前記回転多面鏡
と前記結像光学系を収容する収容手段を有し、該収容手
段が、振動を減衰させる効果の高い吸振材で作られた防
振支持部を備えており、前記収容手段の前記防振支持部
に前記回転多面鏡とその駆動部が組み付けられ、前記収
容手段の前記防振支持部を除く残りの部分に前記結像光
学系が組み付けられていることを特徴とする。
【００１３】収容手段の残りの部分が剛性の高い材料で
作られているとよい。
作られているとよい。
【００１４】収容手段が光学箱とその開口を閉塞するふ
た部材を有し、防振支持部が、前記光学箱の底壁に固着
された防振部材であるとよい。
た部材を有し、防振支持部が、前記光学箱の底壁に固着
された防振部材であるとよい。
【００１５】収容手段が光学箱とその開口を閉塞するふ
た部材を有し、該ふた部材が吸振材で作られており、防
振支持部を兼ねていてもよい。
た部材を有し、該ふた部材が吸振材で作られており、防
振支持部を兼ねていてもよい。
【００１６】収容手段が、光学箱とその開口を閉塞する
ふた部材を有し、防振支持部が２色成形によって光学箱
と一体的に成形されたものであってもよい。
ふた部材を有し、防振支持部が２色成形によって光学箱
と一体的に成形されたものであってもよい。
【００１７】
【作用】回転多面鏡やその駆動部の振動は収容手段の防
振支持部において吸収され、収容手段の残りの部分に組
み付けられたレンズや折り返えしミラー等の結像光学系
を著しく振動させるおそれはない。従って、回転多面鏡
やその駆動部の振動のために光学偏向装置の光学特性が
劣化する等のトラブルを回避できる。
振支持部において吸収され、収容手段の残りの部分に組
み付けられたレンズや折り返えしミラー等の結像光学系
を著しく振動させるおそれはない。従って、回転多面鏡
やその駆動部の振動のために光学偏向装置の光学特性が
劣化する等のトラブルを回避できる。
【００１８】防振支持部は、収容手段を構成する光学箱
の底壁に固着された防振部材でも、２色成形によって光
学箱と一体的に成形されたものでもよい。防振支持部が
２色成形によって光学箱と一体的に成形されていれば、
光学偏向装置の組立部品点数の削減と組立工程の簡略化
に大きく役立つ。
の底壁に固着された防振部材でも、２色成形によって光
学箱と一体的に成形されたものでもよい。防振支持部が
２色成形によって光学箱と一体的に成形されていれば、
光学偏向装置の組立部品点数の削減と組立工程の簡略化
に大きく役立つ。
【００１９】また、光学箱の開口を閉塞するふた部材が
吸振材で作られており、防振支持部を兼ねていれば、光
学偏向装置の製造工程を簡略化して生産性を大幅に向上
できる。
吸振材で作られており、防振支持部を兼ねていれば、光
学偏向装置の製造工程を簡略化して生産性を大幅に向上
できる。
【００２０】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００２１】図１は一実施例による光学偏向装置をふた
部材を取りはずした状態で示す平面図であって、これ
は、半導体レーザやコリメータレンズをユニット化した
光源ユニットＳ1 と、該光源ユニットＳ1 から発生され
た平行光束のレーザ光を回転多面鏡Ｒ1 の反射面に集光
させるシリンドリカルレンズＥ1 と、回転多面鏡Ｒ1 に
よって偏向走査された走査光Ｌ1 を図２に示す回転ドラ
ムＤ1 上の感光体に結像させる結像光学系であるレンズ
Ｆ1 および一対の折り返えしミラーＭ1 を有し、回転多
面鏡Ｒ1 、シリンドリカルレンズＥ1 、レンズＦ1 およ
び各折り返えしミラーＭ1 は光学箱１０内に収容され、
光源ユニットＳ1 は光学箱１０の側壁に取り付けられ
る。光学箱１０の上部開口は、光学箱１０に各部品を組
み付けたうえで光学箱１０とともに収容手段を構成する
ふた部材２０によって閉塞される。
部材を取りはずした状態で示す平面図であって、これ
は、半導体レーザやコリメータレンズをユニット化した
光源ユニットＳ1 と、該光源ユニットＳ1 から発生され
た平行光束のレーザ光を回転多面鏡Ｒ1 の反射面に集光
させるシリンドリカルレンズＥ1 と、回転多面鏡Ｒ1 に
よって偏向走査された走査光Ｌ1 を図２に示す回転ドラ
ムＤ1 上の感光体に結像させる結像光学系であるレンズ
Ｆ1 および一対の折り返えしミラーＭ1 を有し、回転多
面鏡Ｒ1 、シリンドリカルレンズＥ1 、レンズＦ1 およ
び各折り返えしミラーＭ1 は光学箱１０内に収容され、
光源ユニットＳ1 は光学箱１０の側壁に取り付けられ
る。光学箱１０の上部開口は、光学箱１０に各部品を組
み付けたうえで光学箱１０とともに収容手段を構成する
ふた部材２０によって閉塞される。
【００２２】回転ドラムＤ1 は光学箱１０の外側に配設
され、前記走査光Ｌ1 は各折り返えしミラーＭ1 によっ
て反射されたうえで光学箱１０の底壁１０ａに設けられ
た窓１１から回転ドラムＤ1 に向かって取り出される。
され、前記走査光Ｌ1 は各折り返えしミラーＭ1 によっ
て反射されたうえで光学箱１０の底壁１０ａに設けられ
た窓１１から回転ドラムＤ1 に向かって取り出される。
【００２３】回転多面鏡Ｒ1 を回転させる駆動部である
モータＨ1 は、回転多面鏡Ｒ1 と一体であるロータと、
モータ基板Ｇ1 と一体であるステータを有し、モータ基
板Ｇ1 上の駆動回路から供給される駆動電流によってス
テータを励磁してロータを回転させる。
モータＨ1 は、回転多面鏡Ｒ1 と一体であるロータと、
モータ基板Ｇ1 と一体であるステータを有し、モータ基
板Ｇ1 上の駆動回路から供給される駆動電流によってス
テータを励磁してロータを回転させる。
【００２４】回転ドラムＤ1 の感光体に結像する走査光
Ｌ1 は、回転多面鏡Ｒ1 の回転による主走査と回転ドラ
ムＤ1 の回転による副走査によって感光体上に静電潜像
を形成する。
Ｌ1 は、回転多面鏡Ｒ1 の回転による主走査と回転ドラ
ムＤ1 の回転による副走査によって感光体上に静電潜像
を形成する。
【００２５】なお、光学箱１０の底壁１０ａには４個の
支持部材１２が設けられており、光学箱１０は各支持部
材１２を光学偏向装置の本体フレーム３０（図２参照）
にビス止めすることでこれに固定される。
支持部材１２が設けられており、光学箱１０は各支持部
材１２を光学偏向装置の本体フレーム３０（図２参照）
にビス止めすることでこれに固定される。
【００２６】モータＨ1 の軸受部Ｎ1 は、その振動を減
衰させる効果の大きい吸振材、例えば一般の樹脂材料に
金属粉を添加したもの等によって作られた防振支持部で
ある防振部材１３を介して光学箱１０の底壁１０ａに組
み付けられる。
衰させる効果の大きい吸振材、例えば一般の樹脂材料に
金属粉を添加したもの等によって作られた防振支持部で
ある防振部材１３を介して光学箱１０の底壁１０ａに組
み付けられる。
【００２７】光学箱１０の底壁１０ａはレンズＦ1 や折
り返えしミラーＭ1 を直接支持しており、光学箱１０の
材質は、前述のように光学箱１０を光学偏向装置の本体
フレーム３０にビス止めするときに変形しないように充
分な剛性を有する材料、例えば、ＰＣ材を母体としこれ
に５０％程度のガラスを混入したもの等が用いられる。
り返えしミラーＭ1 を直接支持しており、光学箱１０の
材質は、前述のように光学箱１０を光学偏向装置の本体
フレーム３０にビス止めするときに変形しないように充
分な剛性を有する材料、例えば、ＰＣ材を母体としこれ
に５０％程度のガラスを混入したもの等が用いられる。
【００２８】防振部材１３は光学箱１０と別体として製
作され、これに、軸受部Ｎ1 を介してモータＨ1 や回転
多面鏡Ｒ1 を組み付けたうえで、レンズＦ1 や折り返え
しミラーＭ1 に対して位置決めし、ビス１４によって光
学箱１０の底壁１０ａにビス止めされる。防振部材１３
の位置決めは、防振部材１３の両側縁にそれぞれ近接し
て設けられた一対の位置決めピン１５を光学箱１０の底
壁１０ａに形成された位置決め穴１０ｂにそれぞれ嵌合
させることによって行なわれる。
作され、これに、軸受部Ｎ1 を介してモータＨ1 や回転
多面鏡Ｒ1 を組み付けたうえで、レンズＦ1 や折り返え
しミラーＭ1 に対して位置決めし、ビス１４によって光
学箱１０の底壁１０ａにビス止めされる。防振部材１３
の位置決めは、防振部材１３の両側縁にそれぞれ近接し
て設けられた一対の位置決めピン１５を光学箱１０の底
壁１０ａに形成された位置決め穴１０ｂにそれぞれ嵌合
させることによって行なわれる。
【００２９】本実施例によれば、回転多面鏡およびその
駆動部が振動を減衰させる効果の大きい防振部材に組み
付けられている。従って、回転多面鏡を回転させたとき
に発生する振動がそのままレンズや折り返えしミラーに
伝播してこれらを振動させ、これによって光学偏向装置
の光学特性が大きく損なわれるおそれがない。すなわち
光学偏向装置の運転中にレンズや折り返えしミラーが振
動してこのために画像不良等のトラブルを発生するのを
回避できる。
駆動部が振動を減衰させる効果の大きい防振部材に組み
付けられている。従って、回転多面鏡を回転させたとき
に発生する振動がそのままレンズや折り返えしミラーに
伝播してこれらを振動させ、これによって光学偏向装置
の光学特性が大きく損なわれるおそれがない。すなわち
光学偏向装置の運転中にレンズや折り返えしミラーが振
動してこのために画像不良等のトラブルを発生するのを
回避できる。
【００３０】また、光学箱のレンズや折り返えしミラー
を支持する底壁等は剛性の大きい材料で作られているた
め、光学箱を本体フレームに装着するときに歪が発生し
てレンズや折り返えしミラーに位置ずれ等を発生させる
おそれもない。
を支持する底壁等は剛性の大きい材料で作られているた
め、光学箱を本体フレームに装着するときに歪が発生し
てレンズや折り返えしミラーに位置ずれ等を発生させる
おそれもない。
【００３１】図３は第１の変形例による光学偏向装置を
示すもので、これは、回転多面鏡Ｒ1 とその駆動部を組
み付けた防振部材１３を光学箱１０の底壁１０ａに装着
する替わりに、回転多面鏡Ｒ1 とモータＨ1 の軸受部Ｎ
1 をふた部材５０に固着し、ふた部材５０全体を振動を
減衰させる効果の大きい吸振材によって製作したもので
ある。この場合は、ふた部材５０に一対の位置決めピン
５５を設け、光学箱４０の側壁の上端に設けられた位置
決め穴４０ｂに各位置決めピン５５を嵌合させることで
回転多面鏡Ｒ1 の位置決めを行なう。本変形例はふた部
材が防振部材を兼ねているため、装置の組立部品点数の
削減と組立工程の簡略化を促進できるという利点が付加
される。
示すもので、これは、回転多面鏡Ｒ1 とその駆動部を組
み付けた防振部材１３を光学箱１０の底壁１０ａに装着
する替わりに、回転多面鏡Ｒ1 とモータＨ1 の軸受部Ｎ
1 をふた部材５０に固着し、ふた部材５０全体を振動を
減衰させる効果の大きい吸振材によって製作したもので
ある。この場合は、ふた部材５０に一対の位置決めピン
５５を設け、光学箱４０の側壁の上端に設けられた位置
決め穴４０ｂに各位置決めピン５５を嵌合させることで
回転多面鏡Ｒ1 の位置決めを行なう。本変形例はふた部
材が防振部材を兼ねているため、装置の組立部品点数の
削減と組立工程の簡略化を促進できるという利点が付加
される。
【００３２】図４は第２の変形例を示すもので、これは
光学箱６０の底壁６０ａを２色成形することによって、
底壁６０ａの一部分に振動を減衰させる効果の大きい防
振部材６３を一体的に形成したものである。本変形例に
よれば、光学偏向装置の組立工程において、防振部材６
３を光学箱６０に対して組み付ける作業が省略され、加
えて、防振部材６３を光学箱６０に対して位置決めする
ための位置決めピンや位置決め穴等も不要となるため、
光学偏向装置の組立部品点数の削減と組立工程の簡略化
をより一層促進できるという利点がある。
光学箱６０の底壁６０ａを２色成形することによって、
底壁６０ａの一部分に振動を減衰させる効果の大きい防
振部材６３を一体的に形成したものである。本変形例に
よれば、光学偏向装置の組立工程において、防振部材６
３を光学箱６０に対して組み付ける作業が省略され、加
えて、防振部材６３を光学箱６０に対して位置決めする
ための位置決めピンや位置決め穴等も不要となるため、
光学偏向装置の組立部品点数の削減と組立工程の簡略化
をより一層促進できるという利点がある。
【００３３】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【００３４】回転多面鏡の回転中に回転多面鏡やその駆
動部の振動がレンズや折り返えしミラー等の結像光学系
に伝播するのを防ぎ、上記の振動のために光学偏向装置
の光学特性が劣化するのを回避できる。これによって光
学偏向装置の光学性能を向上させ、その高速化を促進で
きる。
動部の振動がレンズや折り返えしミラー等の結像光学系
に伝播するのを防ぎ、上記の振動のために光学偏向装置
の光学特性が劣化するのを回避できる。これによって光
学偏向装置の光学性能を向上させ、その高速化を促進で
きる。
【図１】一実施例による光学偏向装置をふた部材を取り
はずした状態で示す模式平面図である。
はずした状態で示す模式平面図である。
【図２】図１の装置を示す模式断面図である。
【図３】第１の変形例を示す模式断面図である。
【図４】第２の変形例を示す模式断面図である。
【図５】従来例を示す模式断面図である。
【図６】図５の装置をふた部材を取りはずした状態で示
す模式平面図である。
す模式平面図である。
Ｒ1 回転多面鏡 Ｆ1 レンズ Ｍ1 折り返えしミラー １０，４０，６０ 光学箱 １１ 窓 １２ 支持部材 １３，６３ 防振部材 １５，５５ 位置決めピン ２０，５０ ふた部材
Claims (6)
- 【請求項１】 回転多面鏡と、その走査光を感光体に結
像させる結像光学系と、前記回転多面鏡と前記結像光学
系を収容する収容手段を有し、該収容手段が、振動を減
衰させる効果の高い吸振材で作られた防振支持部を備え
ており、前記収容手段の前記防振支持部に前記回転多面
鏡とその駆動部が組み付けられ、前記収容手段の前記防
振支持部を除く残りの部分に前記結像光学系が組み付け
られていることを特徴とする光学偏向装置。 - 【請求項２】 収容手段の残りの部分が、剛性の高い材
料で作られていることを特徴とする請求項１記載の光学
偏向装置。 - 【請求項３】 収容手段が、光学箱とその開口を閉塞す
るふた部材を有し、防振支持部が、前記光学箱の底壁に
固着された防振部材であることを特徴とする請求項１ま
たは２記載の光学偏向装置。 - 【請求項４】 収容手段が、光学箱とその開口を閉塞す
るふた部材を有し、該ふた部材が吸振材で作られてお
り、防振支持部を兼ねていることを特徴とする請求項１
または２記載の光学偏向装置。 - 【請求項５】 収容手段が、光学箱とその開口を閉塞す
るふた部材を有し、防振支持部が２色成形によって光学
箱と一体的に成形されたものであることを特徴とする請
求項１または２記載の光学偏向装置。 - 【請求項６】 結像光学系が、少なくとも１個のレンズ
および少なくとも１個の折り返えしミラーを有すること
を特徴とする請求項１ないし５いずれか１項記載の光学
偏向装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25177395A JPH0973039A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 光学偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25177395A JPH0973039A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 光学偏向装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0973039A true JPH0973039A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17227713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25177395A Pending JPH0973039A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 光学偏向装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0973039A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6381091B1 (en) | 1998-07-23 | 2002-04-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Disk drive apparatus |
| JP2002258201A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Canon Inc | 光偏向走査装置 |
| US7114819B2 (en) | 2003-11-17 | 2006-10-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for fixing reflection mirror of laser scanning unit |
| JP2016206532A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 |
| JP2016224257A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | キヤノン株式会社 | 光走査装置及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP25177395A patent/JPH0973039A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6381091B1 (en) | 1998-07-23 | 2002-04-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Disk drive apparatus |
| JP2002258201A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Canon Inc | 光偏向走査装置 |
| JP4579435B2 (ja) * | 2001-03-02 | 2010-11-10 | キヤノン株式会社 | 光偏向走査装置 |
| US7114819B2 (en) | 2003-11-17 | 2006-10-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for fixing reflection mirror of laser scanning unit |
| JP2016206532A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 |
| JP2016224257A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | キヤノン株式会社 | 光走査装置及び画像形成装置 |
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