JPH08271821A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH08271821A
JPH08271821A JP7072891A JP7289195A JPH08271821A JP H08271821 A JPH08271821 A JP H08271821A JP 7072891 A JP7072891 A JP 7072891A JP 7289195 A JP7289195 A JP 7289195A JP H08271821 A JPH08271821 A JP H08271821A
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JP
Japan
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optical
body frame
polygon motor
main body
unit
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JP7072891A
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English (en)
Inventor
Toru Kuno
徹 久野
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防振部材を使用したり光偏向器を特別の構造
に改造することなく、光偏向器の駆動装置を固定する固
定点を工夫することで光学部品の振動を十分軽減させる
ことのできる光走査装置を提供する。 【構成】 ポリゴンミラー35を回転させるポリゴンモ
ータ111を取り付けたポリゴンモータユニット112
は、ネジ133によって各種光学部品を配置した光学ユ
ニット103に固定され、他の共締め用ネジ134によ
って光学ユニット103およびスペーサ126を介して
比較的強固な本体フレーム101に固定される。この本
体フレーム101への固定によってポリゴンモータ11
1は振動を発生させにくい構造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザプリンタあるいは
ある種の複写機やファクシミリ装置のように光ビームを
走査して画像の記録を行う画像情報記録装置に使用され
る光走査装置に係わり、特に光ビームの走査のためにポ
リゴンミラー等の光偏向器とこれを駆動するポリゴンモ
ータ等の駆動装置を使用する光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビーム等の光ビームをポリゴンミ
ラー(回転多面鏡)を使用して偏向させ、感光体ドラム
等の感光体表面に光ビームを走査させて画像の記録を行
うようにした画像情報記録装置は、高解像度で普通紙に
高速で画像を記録することができ、プリンタや複写機等
に広く使用されている。
【0003】図6は、従来から使用されている画像情報
記録装置の一般的な構成を表わしたものである。この装
置は、図示しないメインモータを駆動源として定速で回
転する感光体ドラム11を備えている。感光体ドラム1
1の周囲には、ドラム表面に電荷を一様に帯電するため
のチャージコロトロンや、ドラム表面に作成された静電
潜像を現像するための現像器13や、現像後にドラム表
面に形成されたトナー像を用紙14に転写するためのト
ランスファコロトロン15や、トナー像の転写後にドラ
ム表面に残っているトナーを回収するためのクリーニン
グ装置16が配置されている。クリーニング装置16に
よって清掃された後のドラム表面には、再びチャージコ
ロトロン12によって帯電が行われ、これによって画像
の記録を繰り返し行うことができる。
【0004】この画像情報記録装置でトナー像を転写さ
れた用紙14は、1対のローラからなる定着器17によ
って画像を定着され、図示しない排出トレイに排出され
る。また、チャージコロトロン12と現像器13の間の
ドラム表面には光走査装置18からレーザビーム19が
照射されるようになっており、これによって静電潜像の
形成が行われるようになっている。すなわち、チャージ
コロトロン12によって一様に帯電されたドラム表面
は、光走査装置18によって走査されるレーザビーム1
9によって隙間無く走査されるようになっている。この
ときのレーザビーム19のオン・オフに応じて電荷が選
択的に消失し、画像に対応した静電潜像が形成される。
現像器13内のトナーは摩擦帯電によって所定の電荷を
帯びており、静電潜像に選択的に吸着してトナー像を形
成するようになっている。
【0005】このような光走査装置18内には、光学ユ
ニット21と呼ばれる筐体が配置されており、この内部
でレーザビームの発生や変調、およびこのレーザビーム
の偏向が行われるようになっている。光学ユニット21
から出力されるレーザビーム19は、光走査装置18内
に設けられた反射ミラー22のミラー面を走査し、その
反射光が前記したように感光体ドラム11の表面をドラ
ムの軸方向に平行に繰り返し走査することになる。この
走査方向は主走査方向と呼ばれており、感光体ドラム1
1の表面の移動方向は副走査方向と呼ばれている。
【0006】図7は、この画像情報記録装置の光学系を
表わしたものである。レーザダイオード31から射出さ
れたレーザビーム32はコリメータレンズ33およびシ
リンダレンズ34を経てポリゴンミラー35に到達す
る。ポリゴンミラー35は矢印36方向に高速で回転し
ており、レーザビーム32はミラー面の回転によって入
射角を変化させ、その反射光の進行方向を所定の角度範
囲で繰り返し変化させる。このようにしてポリゴンミラ
ー35によって偏向したレーザビーム32は、fθレン
ズ37およびシリンダレンズ38ならびに図6に示した
反射ミラー22を経て感光体ドラム11を主走査方向3
9に繰り返し走査することになる。ここでfθレンズ3
7は感光体ドラム11上でレーザビーム32の走査速度
が一定するように補正するためのレンズである。
【0007】感光体ドラム11の走査開始位置よりも更
に走査開始側に片寄った位置に到達するレーザビーム3
S は、シリンダレンズ38を通過した後に反射ミラー
41によって反射され、走査開始タイミング検出センサ
42によって検出されるようになっている。走査開始タ
イミング検出センサ42がレーザビーム32S を検出し
てから所定の遅延時間を経過した時点から各走査ライン
での画像の変調を開始すると、各走査ラインにおける画
像の書き出し位置が一定し、ジッタの発生を防止するこ
とができる。
【0008】ところで、このような光走査装置を用いた
画像情報記録装置では、バンディングと呼ばれる現象が
発生し、高精細度の画像を作成する上での障害となって
いる。ここでバンディングとは、副走査方向に現われる
画像濃度の縞状のむらをいう。バンディングには幾つか
の原因があるが、このうちの1つが光走査装置内の光学
部品の振動である。ポリゴンミラー35を回転させるた
めのポリゴンモータや光走査装置を取り付けた画像情報
記録装置本体の振動は、図7に示した各種レンズ33、
34、37、38等からなる光学部品に伝達し、これら
を振動させる。これらの光学部品が振動すると、レーザ
ビーム32によるドラム表面での画像の書き込みが行わ
れる位置が変動する。このうちの副走査方向の変動成分
は、レーザビーム32の走査線の間隔をずらすことにな
る。
【0009】走査ラインの位置が副走査方向にずれ、走
査線の間隔が不均一となると濃度むらを発生させること
になる。副走査方向のずれが全くランダムに発生する
と、このように濃度むらが発生しても人間の目にはそれ
ほど目立つことはない。ところが前記したようにポリゴ
ンミラー35や装置本体の振動の周波数がポリゴンモー
タの回転周波数と共振を発生させるような場合には、振
動が所定の周波数で増幅されてしまう。このように副走
査方向のずれが周期性を持つようになると、それぞれの
ずれがわずか数μmのオーダであっても、濃度むらが認
識できるようになり、画質上の問題となる。
【0010】そこで従来から、ポリゴンミラーに代表さ
れる振動源の存在によって光走査装置が高画質を維持す
ることができなくなるのを防止するための各種の提案が
行われている。このうち特開昭58−220117号公
報や特開昭63−53315号公報では、ポリゴンモー
タ自体に振動の発生を抑えるための特殊な対策を行うよ
うにしている。また、特開平1−195407号公報あ
るいは特開平4−242714号公報では、ポリゴンモ
ータを防振材を介して光走査装置の筐体に固定して、振
動が伝達しにくいようにしている。
【0011】更に特開平5−196884号公報では、
光走査装置のフレームとは別のフレームにポリゴンモー
タを固定するようにして、ポリゴンモータによる振動が
他の光学部品の配置されたフレーム側に伝達されるのを
最小限となるようにしている。また、特開平5−609
91号公報では、3つの固定点によって本体側のフレー
ムに光走査装置を固定するようにしており、これら固定
点によって構成される三角形の内部に光走査装置の光学
部品を収めることで、剛性の高い平面内にこれら光学部
品を配置し、振動が生じにくいようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
58−220117号公報や特開昭63−53315号
公報ではポリゴンモータ自体に特殊な対策を行うことに
しているので、装置が高価となるという問題がある。ま
た、特開平1−195407号公報あるいは特開平4−
242714号公報では、防振材を使用するのでこの分
だけコストが高くなる。また、一般に防振材を使用する
と高周波の振動は伝達しにくくなるが、低周波の振動が
発生しやすくなる場合があり、この振動が濃度むらの発
生を生じさせる原因となることが懸念される。
【0013】更に特開平5−196884号公報のよう
に光走査装置のフレームとは別のフレームにポリゴンモ
ータを固定しているので、ポリゴンモータと他の光学部
品との位置精度が出しにくくなる。このため、光走査装
置単体で所定の光学的な性能を保証することは不可能に
なる。また、光学系全体の調整を行うためには、実際の
画像情報記録装置本体との関係で調整を行うこと、すな
わち現物合わせを行う必要が生じてしまう。このため、
調整のために使用する治具は大型のものが必要になり、
例えば光走査装置が故障してこれを修理する必要が生じ
た場合には、装置の設置された現場で光学系を調整する
ことは事実上不可能となる。結局、このような場合に
は、画像情報記録装置全体を工場に引き上げて修理や調
整を行う必要が生じることになり、これらに要する経費
および時間が問題になる。
【0014】また、特開平5−60991号公報では3
つの固定点によって本体側のフレームに光走査装置を固
定しており、これらによって構成される三角形の内部の
剛性の高い平面内に光学部品を配置することで、振動が
生じにくくなるはずである。しかしなからこの技術で
は、光走査装置とこれを固定する本体側の間に空間が生
じる。このため、実際には固定された3つの点を結んだ
三角形の面内が面振動を発生させることになり、この面
内に配置された光学部品を振動させやすいという問題が
あった。
【0015】以上、ポリゴンミラーを回転させるポリゴ
ンモータを例にとって説明を行ったが、同様の問題は光
ビームを偏向させる他の光偏向器を使用した光走査装置
についても同様に発生する。
【0016】そこで本発明の目的は、防振部材を使用し
たり光偏向器を特別の構造に改造することなく、光偏向
器の駆動装置を固定する固定点を工夫することで光学部
品の振動を十分軽減させることのできる光走査装置を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)光ビームを走査され画像の形成を行う感光体
ドラム等の画像形成体と、(ロ)この画像形成体を少な
くとも支持する本体フレームと、(ハ)入射した光ビー
ムを偏向して出力するポリゴンミラー等の光偏向器と、
(ニ)この光偏向器に入射する光ビームの発生手段と光
偏向器から反射された光ビームを画像形成体に導くまで
に必要な所定の光学部品を板面上に配置した光学部品配
置手段と、(ホ)前記した板面上の所定位置で光偏向器
の駆動装置を固定すると共に、そのうちの少なくとも1
箇所の固定点でこの駆動装置をこの板面と本体フレーム
に一体的に結合させた光偏向器駆動装置固定手段とを光
走査装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項1記載の発明では、光学部
品を配置した光学部品配置手段を構成する所定の板面上
に光偏向器の駆動装置を固定する一方で、そのうちの少
なくとも1箇所の固定点で駆動装置をこの板面と本体フ
レームに一体的に結合させるようにしている。本体フレ
ームに光学部品配置手段の板面を介して固定された駆動
装置の振動はこれにより強制的に抑制される。したがっ
て、防振部材を使用したり光偏向器の駆動装置を特別な
ものに改造することなく光学部品の振動を十分軽減させ
ることが可能になる。
【0019】請求項2記載の発明では、(イ)光ビーム
を走査され画像の形成を行う感光体ドラム等の画像形成
体と、(ロ)この画像形成体を少なくとも支持する本体
フレームと、(ハ)入射した光ビームを偏向して出力す
るポリゴンミラー等の光偏向器と、(ニ)この光偏向器
に入射する光ビームの発生手段と光偏向器から反射され
た光ビームを画像形成体に導くまでに必要な所定の光学
部品を板面上に配置した光学部品配置手段と、(ホ)前
記した板面上の所定位置で光偏向器の駆動装置を固定す
ると共に、そのうちの少なくとも1箇所の固定点でこの
駆動装置をこの板面と本体フレームに一体的に結合させ
た光偏向器駆動装置固定手段と、(ヘ)所定の3点以上
の固定点を互いに頂点とする図形の重心位置に駆動装置
が位置するようにこれらの固定点の位置を定め、これら
の固定点で光学部品配置手段を本体フレームに一体的に
結合させた光学部品配置手段固定手段とを光走査装置に
具備させる。
【0020】すなわち請求項2記載の発明では、光学部
品を配置した光学部品配置手段を構成する所定の板面上
に光偏向器の駆動装置を固定する一方で、そのうちの少
なくとも1箇所の固定点でこの駆動装置をこの板面と本
体フレームに一体的に結合させると共に、所定の3点以
上の固定点を互いに頂点とする図形の重心位置に駆動装
置が位置するようにこれらの固定点の位置を定め、これ
らの固定点で光学部品配置手段を本体フレームに一体的
に結合させることにした。本発明では、請求項1記載の
発明と同様に光偏向器の駆動装置をこの板面と本体フレ
ームに一体的に結合させるようにしたので、光偏向器の
駆動装置の振動はこれにより強制的に抑制される。しか
もポリゴンモータ等の駆動装置は、光学部品配置手段と
本体フレームの固定点を頂点とする図形の重心位置に配
置されているので、重量的なバランスがよく、振動の抑
制効果は高い。この結果、防振部材を使用したり光偏向
器の駆動装置を特別なものに改造することなく光学部品
の振動を更に効果的に軽減させることができる。
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例における光走査装
置を使用した画像情報記録装置の要部を表わしたもので
ある。図6と同一部分には同一の符号を付しており、こ
れらの説明を適宜省略する。プリンタ等の画像情報記録
装置の本体フレーム101は、比較的強固な構造体であ
り、図示しない本体パネルを取り付けたり、感光体ドラ
ム11等の主要部品を保持している。箱型の本実施例の
光走査装置102はこの本体フレーム101の上部に載
置されるようにして固定されている。光走査装置102
内には光学ユニット103が配置されている。光学ユニ
ット103内には、図7に示した感光体ドラム11を除
いた各光学部品が配置されている。光学ユニット103
から出力されたレーザビーム19は、反射ミラー22を
経て感光体ドラム11をビーム状に走査し、画像に対応
した静電潜像の形成が行われるようになっている。
【0023】図2は、光学ユニット内のポリゴンモータ
ユニットの取り付け状態を説明するためのものである。
ポリゴンモータ111は、その回転用の駆動回路(図示
せず)を配置した基板状のポリゴンモータユニット11
2内に組み込まれており、その回転軸113にはポリゴ
ンミラー35が取り付けられている。ポリゴンモータ1
11の円筒状の本体下部は、ポリゴンモータユニット1
12から下方に突出している。ポリゴンモータユニット
112は、他の光学部品を配置した光学ユニット103
に取り付けられ、更にこの光学ユニット103は本体フ
レーム101上に固定されるようになっている。
【0024】光学ユニット103におけるポリゴンモー
タ111と対向する位置には、このポリゴンモータ11
1の突出部分を収容するための多少大きめの穴115が
開けられている。これは、ポリゴンモータユニット11
2を光学ユニット103に取り付ける際には、他の光学
部品との関係で図で水平方向に多少の位置決めを行う必
要があるからである。
【0025】ポリゴンモータユニット112の四隅に
は、ネジ用穴1161 〜1191 が開けられている。ま
た、ポリゴンモータユニット112には光学ユニット1
03に植設された位置決めピン121、123に対応す
るピン穴122、ピン用長穴124が開けられている。
ポリゴンモータの中心は、ネジ穴1161 〜1191
重心に配される。
【0026】光学ユニット103には、3つのネジ用穴
1161 、1171 、1191 と対応する位置にそれぞ
れネジ穴1162 、1172 、1192 が螺刻されてい
る。また、残りのネジ用穴1181 と対応する位置には
多少径が大きめのネジ用穴1182 が開けられており、
その下面には本体フレーム101の上面との間隔と等し
い厚さのスペーサ126が取り付けられている。
【0027】また、光学ユニット103には2つの位置
決めピン121、123を結ぶ直線上でポリゴンモータ
ユニット112と対向する領域をわずかに離れた位置
に、ピン用穴127が配置されている。ピン用穴127
は本体フレーム101に植設された位置決めピン128
と対応するものである。更に、光学ユニット103の穴
115に対して位置決めピン127とほぼ対称の位置に
は、本体フレーム101に植設された他の位置決めピン
129と対応するピン用長穴131が開けられている。
また、光学ユニット103におけるネジ用穴1182
対応する位置には、本体フレーム101上に共締め用ネ
ジ穴1183 が螺刻されている。
【0028】この画像情報記録装置では、光学ユニット
103を組み立てる際に2つの位置決めピン121、1
23をポリゴンモータユニット112のそれぞれ対応す
るピン用穴122あるいはピン用長穴124に差し込ん
だ状態で、ネジ133をそれぞれ3つのネジ用穴116
1 、1171 、1191 に差し込む。そして、これらに
よってポリゴンモータユニット112を光学ユニット1
03に対して仮留めする。
【0029】次に、他の2つの位置決めピン128、1
29を光学ユニット103のそれぞれ対応するピン用穴
127あるいはピン用長穴131に差し込む。そして、
共締め用ネジ134をネジ用穴1181 から差し込んで
光学ユニット103におけるネジ用穴1182 を通して
本体フレーム101の共締め用ネジ穴1183 にネジ留
めする。この状態で3つのネジ用穴1161 、11
1 、1191 に差し込んだネジ133を同様に光学ユ
ニット103に対してネジ留めする。このようにして、
本体フレーム101に対する光学ユニット103の取り
付けが終了する。
【0030】図3は、本実施例の光走査装置が本体フレ
ームに取り付けられた状態をポリゴンモータの配置され
ている箇所で切断して示したものである。ポリゴンモー
タユニット112は光学ユニット103を介して本体フ
レーム101に共締め用ネジ134によって共締めされ
ている。本体フレーム101は感光体ドラム11を回転
保持するために強固なアルミニウム等の金属材で構成さ
れている。したがって、ポリゴンミラー35を取り付け
たポリゴンモータ111が回転によって振動を発生させ
ようとしても、ポリゴンモータユニット112は光学ユ
ニット103およびスペーサ126を介して本体フレー
ム101に強固に圧接されているので、ポリゴンモータ
ユニット112ならびに光学ユニット103の振動は確
実に抑えられることになる。また、本体フレーム101
と光学ユニット103の間には、これらの間隔に等しい
厚さのスペーサ126が配置されているので、共締め用
ネジ134を締めつけても、各種の光学部品を配置した
光学ユニット103に撓みが発生することがない。
【0031】更に、この光走査装置では光学ユニット1
03とポリゴンモータユニット112ならびに光学ユニ
ット103と本体フレーム101が位置決めされている
ので、ポリゴンモータユニット112やその他の光学部
品を取り替えたり修理したりしても、3者の位置関係を
簡単に設定することができ、画像情報記録装置自体を工
場で再調整する必要がない。
【0032】変形例
【0033】図4は、本発明の変形例における光学ユニ
ットを示したものである。この光学ユニット141で図
7と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説
明を適宜省略する。この光学ユニット141には、ポリ
ゴンミラー35の回転を行うためのポリゴンモータ11
1をその中央の重心位置に位置させたポリゴンモータユ
ニット142が配置されている。ほぼ正方形をしたポリ
ゴンモータユニット142の四隅のうち一方の対角線上
に配置された2つは、ネジ133によって光学ユニット
141の底面に固定されている。また残りの2つのは、
共締め用ネジ134によって光学ユニット141を介
し、その下の本体フレーム101にネジ留めされてい
る。
【0034】この例の場合にも、光学ユニット141と
本体フレーム101の間の隙間には、この厚さと等しい
厚さのスペーサ(図示せず)が配置されている。もちろ
ん、装置によっては光学ユニット141における共締め
用ネジ134の貫通する箇所にこのスペーサと同じ厚さ
で下方に突出した足部が設けられていてもよい。光学ユ
ニット141の四隅に相当する位置にもネジ144が配
置されており、図示しないスペーサを介して本体フレー
ム101とネジ留めされている。これら4本のネジ14
4を結ぶと長方形が形作られるようになっており、これ
らのネジ144の位置をそれぞれ固定点として、このほ
ぼ中央位置にポリゴンモータユニット142が配置され
ている。すなわち、ポリゴンモータユニット142は4
つの固定点を頂点とする図形の重心位置に配置されてい
る。
【0035】図5は、この変形例における光学ユニット
内のポリゴンモータユニットの取り付け状態を説明する
ためのものである。図2と同一分には同一の符号を付し
ており、これらの説明を適宜省略する。この変形例で
は、ポリゴンモータユニット142の2つのネジ用穴1
161 、1181 に共締め用ネジ134が差し込まれる
ようになっており、それぞれ光学ユニット103のネジ
用穴1162 ′、118 2 およびスペーサ126を介し
て本体フレーム101の共締め用ネジ穴1163、11
3 に共締めされている。他の2つのネジ用穴11
1 、1191 にはネジ133が差し込まれるようにな
っており、これらはそれぞれ光学ユニット103のネジ
穴1172 、1192 にネジ留めされている。
【0036】このようにこの変形例の光走査装置では、
長方形の四隅を構成する4つの固定点の中央であるこの
長方形の重心の位置にポリゴンモータ111の重心を配
置するようにした。したがって、振動の影響を最小限と
することができる。しかも、ポリゴンモータユニット1
42の対角線上に位置する2つの隅部を光学ユニット1
03を介して本体フレーム101に共締めした。本体フ
レーム101は、前記したように感光体ドラム11(図
1参照)等の各種部品を保持するために強固に作られて
いるので、ポリゴンモータ111の振動の発生を効果的
に抑制することができる。
【0037】以上説明した実施例および変形例では、ポ
リゴンモータユニット112、142と光学ユニット1
03ならびに、光学ユニット103と本体フレーム10
1の位置決めを位置決めピン121、123、128、
129によって行うようにした。したがって、3者の位
置関係を短時間でかつ正確に設定することができ、画像
情報記録装置自体を現場で簡単に修理し、調整すること
が可能になるという効果がある。
【0038】なお、以上説明した実施例および変形例で
は、レーザダイオードを使用してレーザビームを感光体
ドラムに照射する光走査装置を例にとって説明したが、
レーザダイオード以外の素子を用いてレーザビームを発
生させるものであっても本発明を同様に適用することが
できる。また、ポリゴンミラーによって偏向走査される
ものはレーザビームに限られるものではなく、発光ダイ
オード等から出力される他の光ビームであってもよい。
更に光ビームの走査によって画像を形成される画像形成
体は感光体ドラムに限られるものではなく、例えば感光
体ベルトであってもよい。また、画像形成体は静電潜像
形成以外の手法によって画像を形成するものであっても
良く、例えば直接的に画像を形成する感材も本発明の画
像形成体に包含されることは当然である。
【0039】更に実施例あるいは変形例ではポリゴンモ
ータユニットを本体フレームに1本または2本のネジで
共締めしたが、3本あるいはこれ以上のネジで共締めす
るようにしてもよい。また、ネジ以外の締結手段あるい
は固定手段も本発明で適用することができる。
【0040】また、実施例および変形例では光偏向器の
駆動装置としてのポリゴンモータをポリゴンモータユニ
ットに一体的に取り付けた装置について説明したが、ポ
リゴンモータ等の光偏向器の駆動装置がその駆動回路と
分離されているような光走査装置では、ポリゴンモータ
等の駆動装置本体を光学部品配置手段としての光学ユニ
ットや本体フレームに直接固定するようにしてもよいこ
とは当然である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、光学部品を配置した光学部品配置手段を構成
する所定の板面上に光偏向器の駆動装置を固定する一方
で、そのうちの少なくとも1箇所の固定点で駆動装置を
この板面と本体フレームに一体的に結合させるようにし
た。本体フレームに光学部品配置手段の板面を介して固
定された駆動装置の振動はこれにより強制的に抑制され
る。したがって、防振部材を使用したり光偏向器の駆動
装置を特別なものに改造することなく光学部品の振動を
十分軽減させることができ、安価でかつ振動の影響を受
けにくい高画質の光走査装置を得ることができる。
【0042】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様の効果を得ることができる他、ポ
リゴンモータ等の駆動装置は、光学部品配置手段と本体
フレームの固定点を頂点とする図形の重心位置に配置さ
れているので、重量的なバランスがよく、振動の抑制効
果は高い。この結果、防振部材を使用したり光偏向器の
駆動装置を特別なものに改造することなく光学部品の振
動を更に効果的に軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における光走査装置を使用
した画像情報記録装置の要部を示す概略構成図である。
【図2】 光学ユニット内のポリゴンモータユニットの
取り付け状態を示した斜視図である。
【図3】 本実施例の光走査装置が本体フレームに取り
付けられた状態をポリゴンモータの配置されている箇所
で切断して示した断面図である。
【図4】 本発明の変形例における光学ユニットを示し
た平面図である。
【図5】 この変形例における光学ユニット内のポリゴ
ンモータユニットの取り付け状態を示した斜視図であ
る。
【図6】 従来から使用されている画像情報記録装置の
一般的な構成を表わした概略構成図である。
【図7】 図6に示した画像情報記録装置の光学系の配
置を示した平面図である。
【符号の説明】
11…感光体ドラム、31…レーザダイオード、33…
コリメータレンズ、34…シリンダレンズ、35…ポリ
ゴンミラー、37…fθレンズ、101…本体フレー
ム、102…光走査装置、103、141…光学ユニッ
ト、111…ポリゴンモータ、112…ポリゴンモータ
ユニット、1161 〜1191 、1162、1172
1192 …ネジ穴、1162 ′、1182 …ネジ用穴、
1163 、1183 …共締め用ネジ穴、126…スペー
サ、133…(ポリゴンモータユニットを光学ユニット
に固定する)ネジ、134…共締め用ネジ、144…
(光学ユニットを本体フレームに固定する)ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを走査され画像の形成を行う画
    像形成体と、 この画像形成体を少なくとも支持する本体フレームと、 入射した光ビームを偏向して出力する光偏向器と、 この光偏向器に入射する光ビームの発生手段と光偏向器
    から反射された光ビームを前記画像形成体に導くまでに
    必要な所定の光学部品を板面上に配置した光学部品配置
    手段と、 前記板面上の所定位置で前記光偏向器の駆動装置を固定
    すると共に、そのうちの少なくとも1箇所の固定点でこ
    の駆動装置をこの板面と前記本体フレームに一体的に結
    合させた光偏向器駆動装置固定手段とを具備することを
    特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 光ビームを走査され画像の形成を行う画
    像形成体と、 この画像形成体を少なくとも支持する本体フレームと、 入射した光ビームを偏向して出力する光偏向器と、 この光偏向器に入射する光ビームの発生手段と光偏向器
    から反射された光ビームを前記画像形成体に導くまでに
    必要な所定の光学部品を板面上に配置した光学部品配置
    手段と、 前記板面上の所定位置で前記光偏向器の駆動装置を固定
    すると共に、そのうちの少なくとも1箇所の固定点でこ
    の駆動装置をこの板面と前記本体フレームに一体的に結
    合させた光偏向器駆動装置固定手段と、 所定の3点以上の固定点を互いに頂点とする図形の重心
    位置に前記駆動装置が位置するようにこれらの固定点の
    位置を定め、これらの固定点で前記光学部品配置手段を
    前記本体フレームに一体的に結合させた光学部品配置手
    段固定手段とを具備することを特徴とする光走査装置。
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