JP2002106617A - ブレーキアクチュエータのストローク自動調整装置 - Google Patents

ブレーキアクチュエータのストローク自動調整装置

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JP2002106617A
JP2002106617A JP2000297649A JP2000297649A JP2002106617A JP 2002106617 A JP2002106617 A JP 2002106617A JP 2000297649 A JP2000297649 A JP 2000297649A JP 2000297649 A JP2000297649 A JP 2000297649A JP 2002106617 A JP2002106617 A JP 2002106617A
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piston
adjuster
drive ring
brake actuator
clutch
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Hajime Niki
仁木肇
Hiroyuki Terada
寺田裕之
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性を改善すると共に重量の軽減を図
り、又、ブレーキドラムの熱膨張時におけるシュー間隙
の過調整防止を図ること。 【解決手段】 ブレーキアクチュエータ作動時に、可
逆ねじ結合部のバックラッシを超えるとクラッチ係合が
解放されて回転し、ブレーキアクチュエータ解放時に前
記クラッチ係合が維持されて、前記バックラッシを越え
た値に相当する分だけ非可逆的ねじ結合部を相対回転せ
しめる駆動リング240,340,440,540,546,640を備えるブ
レーキアクチュエータのストローク自動調整装置であっ
て、駆動リング240,340,440,540,546,640が薄板材をプ
レス加工により形成して成る一体成形体であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレーキアクチュエ
ータのストローク自動調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダ穴の開口部にストローク自動調
整装置(ブレーキのシュー間隙自動調整装置)を内蔵し
たブレーキアクチュエータが特開昭63−285341
号公報(米国特許公報第4852702号)に開示され
ている。図13を参照しながら、この従来例1に係るス
トローク自動調整装置を中心に説明し、その他の説明は
省略する。尚、括弧内は上記公報中で用いられている呼
称を示す。
【0003】ブレーキアクチュエータ(ホイールシリン
ダ)10のシリンダボディ(シリンダ)11に穿設した
シリンダ穴11aに摺動自在に滑嵌合したピストン21
と、このピストン21の先端側である反流体室側に形成
した盲穴(凹所)21aに相対回転可能に嵌合すると共
に前記シリンダ穴11aの開口側の段付面の支持部に係
合するアジャスタナット22と、このアジャスタナット
22の軸心に螺設しためねじ22aにおねじ軸部30a
が非可逆的に螺合すると共に、先端部に形成した二又部
30bで以ってブレーキシュー1を支持することで自身
の回転が拘束されたアジャスタボルト(アジャスタスク
リュ)30と、前記シリンダ穴11aの開口側の拡径さ
れたクラッチ面11bに側面のクラッチ面40aがクラ
ッチ係合すると共に、前記アジャスタナット22の外周
に螺設したおねじ22bにめねじ40bが軸線方向にバ
ックラッシを有して可逆的に螺合する駆動リング(ドラ
イブスクリュ)40と、この駆動リング40をクラッチ
係合させる方向に付勢するアジャスタスプリング(ウェ
ーブスプリング)50とによりブレーキアクチュエータ
10のストローク自動調整装置を構成している。
【0004】次にこのストローク自動調整作用について
説明する。今、ブレーキアクチュエータ10作動時にお
ける前記ピストン21のストローク量が所定の値以内で
あれば、アジャスタナット22およびアジャスタボルト
30は駆動リング40とのバックラッシの範囲内でピス
トン21と共に前進移動する。そして、ブレーキシュー
1のライニング(図示せず)が摩耗して、ピストン21
のストローク量が所定の値を超えると、アジャスタナッ
ト22は駆動リング40とのバックラッシを埋めた後、
さらにピストン21及びアジャスタボルト30と共に進
出する。このとき、駆動リング40のクラッチ面40a
がシリンダボディ11のクラッチ面11bとのクラッチ
係合を解除され、アジャスタスプリング50の付勢力を
受けた駆動リング40は、シリンダボディ11のクラッ
チ面11bを滑りながら、アジャスタナット22のおね
じ22bに沿って回転する。
【0005】しかる後、ブレーキアクチュエータ10作
動を解除して、図示しないシューリターンスプリング力
で以ってピストン21などが後退する際、先ず、前記可
逆的螺合部のバックラッシ分だけ、アジャスタナット2
2およびアジャスタボルト30は回転することなくピス
トン21と共に後退し、駆動リング40は前記アジャス
タスプリング50のばね力によりシリンダボディ11の
クラッチ面11bとクラッチ係合して回転が拘束され
る。
【0006】そして、アジャスタナット22の段付面が
シリンダ穴11aの段付面の支持部に係合して回転が拘
束されるまで、アジャスタナット22が駆動リング40
のめねじ40bに沿って回転する。このアジャスタナッ
ト22の回転に伴い、アジャスタボルト30が螺出して
ブレーキアクチュエータ10のストローク量を自動的に
調整する。
【0007】又、シリンダ穴の奥部にストローク自動調
整装置を内蔵したブレーキアクチュエータが特開平9−
229115号公報(米国特許公報第5713437
号)に開示されている。図14及び図15を参照しなが
ら、この従来例2に係るストローク自動調整装置につい
て前述の従来例1と異なる部分を中心に説明する。尚、
括弧内は上記公報中で用いられている呼称を示す。
【0008】ブレーキアクチュエータ(シリンダ装置)
110のシリンダボディ111に穿設したシリンダ穴1
11aに摺動自在に滑嵌合したピストン121と、この
ピストン121の後端側(流体室側)の盲穴121bに
螺設しためねじ(内ねじ)121cに一方側のおねじ軸
部(おねじ)130cが非可逆的に螺合すると共に、他
方側の円錐面(クラッチ面)130dがシリンダ穴11
1aの隔壁111cに形成された第1円錐面111dに
クラッチ係合するアジャスタボルト(アジャストボル
ト)130と、このアジャスタボルト130の大径軸部
に螺設したおねじ(多条ねじ)130eに軸心のめねじ
140bが軸線方向にバックラッシを有して可逆的に螺
合すると共に、その外周のクラッチ面140aが前記隔
壁111cの第2円錐面111eにクラッチ係合する駆
動リング140と、この駆動リング140をクラッチ係
合させる方向に付勢するアジャスタスプリング(駆動リ
ングばね)150とによりブレーキアクチュエータ11
0のストローク自動調整装置を構成している。
【0009】尚、符号123はピストンヘッドであり、
その先端部に形成した二又部123aで以ってブレーキ
シュー1を支持することで自身の回転が拘束され、一
方、ピストン121はピストンヘッド123やシリンダ
穴111aに対して相対回転可能である。
【0010】次にこのストローク自動調整作用について
説明する。今、ブレーキアクチュエータ110作動時に
おける前記ピストン121のストローク量が所定の値以
内であればアジャスタボルト130は駆動リング140
とのバックラッシの範囲内でピストン121と共に前進
移動する。
【0011】そして、ブレーキシュー1のライニング
(図示せず)が摩耗して、ピストン121のストローク
量が所定の値を超えると、アジャスタボルト130は駆
動リング140とのバックラッシを埋めた後、さらにピ
ストン121と共に進出する。このとき、駆動リング1
40はその外周のクラッチ面140aが隔壁111cの
第2円錐面111eとのクラッチ係合を解除され、アジ
ャスタスプリング150の付勢力を受けた駆動リング1
40は、隔壁111cの第2円錐面111eを滑りなが
らアジャスタボルト130のおねじ130eに沿って回
転する。
【0012】しかる後、ブレーキアクチュエータ110
作動を解除して、図示しないシューリターンスプリング
力で以ってピストン121などが後退する際、先ず、前
記可逆的螺合部のバックラッシ分だけピストン121お
よびアジャスタボルト130は回転することなく前記バ
ックラッシ分だけ後退し、駆動リング140は前記アジ
ャスタスプリング150のばね力により隔壁111cの
第2円錐面111eとクラッチ係合して回転が拘束され
る。
【0013】そして、アジャスタボルト130の円錐面
130dがシリンダ穴111aの隔壁111cに形成さ
れた第1円錐面111dに支持されて回転が拘束される
まで、アジャスタボルト130が駆動リング140のめ
ねじ140bに沿って回転する。このアジャスタボルト
130の回転に伴い、ピストン121が螺出してブレー
キアクチュエータ110のストローク量を自動的に調整
する。
【0014】以上説明した両タイプの駆動リング40と
140は共に、その内周にリード角の大きなめねじ40
bと140bを形成し、シューリターンスプリング力を
受けて非可逆的に螺合する部材を回転させるだけの強度
が必要であった。この要求を満たすため、従来は駆動リ
ング40,140を比較的厚い板体で形成し、全切削、
又は鍛造と切削との組み合わせなどにより製造してい
た。
【0015】
【本発明が解決しようとする課題】前述した従来のブレ
ーキアクチュエータのストローク自動調整装置にあって
は、次のような問題点がある。 <イ>駆動リングを金属厚板から全切削、又は鍛造と切
削との組み合わせ加工により製造する場合、材料および
加工コストが嵩み、更に重量も増してしまう。 <ロ>駆動リングの切削や鍛造による加工性を考慮し
て、真鍮材等の軟らかい材料から製造すると、アジャス
タスプリングとの当接面が摩滅する恐れがあり、耐久性
に劣る。この耐久性を向上させるためにアジャスタスプ
リングとの当接面に硬質金属製の薄板を介装する方法も
提案されているが、この方法にあっては部品点数が増す
だけでなく組立工数が増加する。上記した通り、比較的
厚い板体を採用する場合には、何れにしてもコスト及び
重量の面などで不利である。 <ハ>更に、駆動リングは焼結金属などからの一体成型
が考えられるが、原料が高価になるばかりか、型構造が
複雑になり加工性が劣る。 <二>ストローク自動調整装置は長い下り坂での頻繁な
ブレーキ使用によりブレーキドラムが熱膨張した際にも
自動調整作用を継続するため、通常の使用状態に戻って
ブレーキドラムが常温に戻ったときに、ほぼブレーキド
ラムの熱収縮に相当する分だけブレーキドラムとブレー
キシューの間隙が小さくなるから、常温時における前記
隙間を予め大きく設定しておく必要があり、ブレーキ作
動ストロークを犠牲にせざるを得なかった。
【0016】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは加工性が向上すると共に重
量軽減に優れたブレーキアクチュエータのストローク自
動調整装置を提供することにある。更に本発明の他の目
的は高温時における調整作用を停止させて常温時におけ
るシュー間隙を小さく設定できて、ブレーキ作動ストロ
ークを小さく設計できるブレーキアクチュエータのスト
ローク自動調整装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明とし
て、シリンダ穴に滑嵌合するピストンと、該ピストンの
進出に応答して相対回転可能な可逆的ねじ結合機構と、
前記ピストンの後退時に相対回転可能な非可逆的ねじ結
合機構とから構成され、前記ピストンの過大な進出時
に、前記可逆的に螺合する一方の駆動リングが軸方向の
バックラッシを超えるとクラッチ係合が解除されて回転
し、前記ピストンの後退時に前記バックラッシが吸収さ
れると前記駆動リングがクラッチ係合して回転不能とな
ると共に、該駆動リングと可逆的に螺合する部材を回転
せしめ、かつ、該部材が支持部材に係合して回転不能と
なるまで、該部材と非可逆的に螺合する部材を螺出せし
めるブレーキアクチュエータのストローク自動調整装置
において、前記駆動リングが、薄板材をプレス加工によ
り形成して成る一体成形体であることを特徴とする、ブ
レーキアクチュエータのストローク自動調整装置を提供
する。請求項2に係る発明として、請求項1において、
シリンダ穴に滑嵌合するピストンと、該ピストンの先端
側の盲穴に相対回転可能に嵌合すると共に、前記シリン
ダ穴の開口側で支持部材に係合されたアジャスタナット
と、該アジャスタナットの軸心のめねじに非可逆的に螺
合すると共に、回転規制手段により回転不能なアジャス
タボルトと、前記アジャスタナットの外周のおねじに軸
線方向にバックラッシを有して可逆的に螺合すると共
に、前記シリンダ穴の開口側で支持部材にクラッチ係合
する駆動リングと、該駆動リングをクラッチ係合させる
方向に付勢するアジャスタスプリングとから構成されて
いることを特徴とする、ブレーキアクチュエータのスト
ローク自動調整装置を提供する。請求項3に係る発明と
して、請求項1において、シリンダ穴に相対回転可能に
滑嵌合するピストンと、該ピストンの軸心のめねじに非
可逆的に螺合すると共に、回転規制手段により回転不能
なアジャスタボルトと、前記ピストンの先端側外周のお
ねじに軸線方向にバックラッシを有して可逆的に螺合す
ると共に、前記シリンダ穴の開口側で支持部材にクラッ
チ係合する駆動リングと、該駆動リングをクラッチ係合
させる方向に付勢するアジャスタスプリングとから構成
されていることを特徴とする、ブレーキアクチュエータ
のストローク調整装置を提供する。請求項4に係る発明
として、請求項1において、シリンダ穴に滑嵌合すると
共に、回転規制手段により回転不能なピストンと、該ピ
ストンの後端側の軸心のめねじに一方側のおねじ軸部が
非可逆的に螺合すると共に、他方側が前記シリンダ穴の
底部にクラッチ係合するアジャスタボルトと、該アジャ
スタボルトのクラッチ部に隣接して形成されたおねじに
軸線方向にバックラッシを有して可逆的に螺合すると共
に、前記シリンダ穴の底部にクラッチ係合する駆動リン
グと、該駆動リングをクラッチ係合させる方向に付勢す
るアジャスタスプリングとから構成されていることを特
徴とする、ブレーキアクチュエータのストローク調整装
置を提供する。請求項5に係る発明として、請求項1乃
至4において、駆動リングが温度感応材から成り、所定
の温度到達時に、前記駆動リングのクラッチ係合が解除
され、自動調整作用が停止するよう構成されていること
を特徴とする、ブレーキアクチュエータのストローク自
動調整装置を提供する。
【0018】
【作用】請求項1に係る発明によれば、駆動リングを薄
板材のプレス加工により製造できるので、材料及び加工
コストの低減を図ることができる。殊にストローク自動
調整装置を大量生産する場合の経済的効果は極めて大き
なものとなる。又、請求項1に係る発明は、駆動リング
を薄板材で形成したことで軽量化と省資源化が図れ、環
境性に優れる。更に請求項1に係る発明は、薄板材の板
厚に関係なく駆動リングのクラッチ部の表面積や板歯の
歯幅及び板歯の捩じれ角(可逆ねじのリード角に相当す
る)を任意の値に容易に成形できるので、ストローク自
動調整装置の設計レイアウトの自由度が増す。
【0019】請求項2及び請求項3に係る発明によれ
ば、ストローク自動調整装置をシリンダ穴の開口部に内
蔵する流体式作動手段や機械式作動手段を有するブレー
キアクチュエータに適用でき、汎用性に富む。
【0020】請求項4に係る発明によれば、シリンダ穴
の奥部にストローク自動調整装置を内蔵するブレーキア
クチュエータにも適用でき、更に汎用性に富む。
【0021】又、これに加えて請求項5に係る発明は、
所定の温度到達時に駆動リングのクラッチ係合が解除さ
れるよう、自動調整部品をバイメタルや形状記憶合金等
の温度を感知して変形する材料とするだけで、ストロー
ク自動調整機能を損ねることなく、例えば、ブレーキド
ラムの熱膨張時におけるシュー間隙の過調整を防止し、
常温時におけるブレーキアクチュエータの作動ストロー
クを小さくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0023】図1に本発明の実施例1におけるストロー
ク自動調整装置をシリンダ穴の開口部に内蔵したブレー
キアクチュエータ210の縦断面図を示す。但し、駆動
リング240とアジャスタスプリング250を除いて、
前述した従来例1と同一構造であるので、ここでは両部
品を中心に説明し、重複を避ける。
【0024】図1〜図5に基づいて説明すると、駆動リ
ング240は薄板金属材をプレス加工により一体成形し
た、例えば薄鋼板製のもので、円板形のリング本体部2
41と、該リング本体部241の外周部から延設したク
ラッチ部242と、該リング本体部241の中央穴内に
所定の間隔を隔てて延設した複数の板歯243aを有す
る歯部243とからなる。但し、リング本体部241は
必須の要素ではなく、リング本体部241を省略してク
ラッチ部242と歯部243とが連続するように形成し
てもよい。前記歯部243は従来例(図13参照)にお
ける駆動リング40のめねじ40bの代替部分で、隣り
合う板歯243aと243aの間にねじ溝に相当する凹
部243bが形成される。めねじのねじ山に相当する板
歯243aの形成数は夫々従来例におけるアジャスタナ
ット22のおねじ22bの条数と通常は同数にするが、
強度面の要求を満足できれば、これに限らない。
【0025】リング本体部241から軸心方向へ向かう
小片の各板歯243aは、平面方向から見て円周方向の
間隔をアジャスタナット22のおねじ22bの隣り合う
ねじ山の間隔と等しく、かつ、アジャスタナット22の
おねじ22bのリード角と略等しい角度に捩じりを与え
て形成する。尚、前記クラッチ部242は、シリンダ穴
11aの開口部に設けたクラッチ面11bに対応する円
錐面242aとして形成されており、該円錐面242a
がコイル状のアジャスタスプリング250で以って摩擦
クラッチ係合する方向に付勢されている。
【0026】図5にブレーキアクチュエータ210の不
作動時において、駆動リング240がアジャスタナット
22に螺合する状態の一部を展開図で示す。図中におけ
る縦線で示す2本の二点鎖線は本体部241の板厚tの
板面を表す線であって、斜線で示す領域がアジャスタナ
ット22の外周のおねじ22bのねじ山を示し、その間
の白抜きの領域がねじ溝を示す。各板歯243aはアジ
ャスタナット22の外周のおねじ22bのねじ溝内に位
置し、隣り合う各板歯243aを、二点鎖線で示すリン
グ本体部241の板面に対して左右方向に交互に突出さ
せ、かつ隣り合う板歯243a,243a間の距離が一
つ置きに異なる(アジャスタナット22のねじ山に当る
板歯243aの側面が一つ置きに異なる)ように折曲し
て形成する。
【0027】そして、隣り合う板歯243a,243a
の一方が、リング本体部241の板面と直交する方向に
隣り合うおねじ22b,22bのうちの一方のおねじ2
2bの一方側のフランクに接面し、他方の板歯243a
が一方のおねじ22bの他方側のフランクとの間に間隔
δを有して対面している。言い換えると軸線方向のガタ
(遊び)が可逆ねじのバックラッシである。つまり、ア
ジャスタナット22の進出時(図5における左動)に、
おねじ22bが、間隔δを食いつぶしてリング本体部2
41に対して左下方向に曲げた板歯243aに当接する
までの距離、又はこの状態から、アジャスタナット22
の後退時(図5における右動)に、リング本体部241
に対して右上方向に曲げた板歯243aが、間隔δを食
いつぶしておねじ22bに当接するまでの距離がバック
ラッシである。
【0028】尚、上述の形状に代えて、すべての板歯2
43aをリング本体部241に対して同一方向に揃えて
形成してもよいことは勿論であるが、殊に図5から明ら
かなように駆動リング240の各板歯243aが一つの
ねじ山の機能を為し得るように形成すれば、例え駆動リ
ング240が小型であっても板厚tを増さずに対応する
ことができる。
【0029】以上のように、該歯部243の各板歯24
3aの側面をアジャスタナット22のおねじ22bのね
じ山のフランクと平行に対向して螺合させた場合には、
薄板材でありながら可逆ねじの接触面積を広く確保する
ことができて、可逆ねじの正転及び逆転時における螺合
の安定性が図れる。
【0030】又、各板歯243aの捩じり角度を自由に
設定できるので、アジャスタナット22のおねじ22b
のリード角の大小に拘らずプレス加工で容易に製造でき
る。更に、前記間隔δを適宜設定することで、バックラ
ッシを容易に変えることができる。
【0031】次に駆動リング240の製造方法の一例を
説明すると、プレス加工により、所定幅のコイル材から
駆動リング240の展開形状を外抜きし、その後にクラ
ッチ部242の絞り加工と全板歯243aの曲げ起こし
加工とを同時に行い、全体として二工程で形成する。
尚、駆動リング240の製造工程、工程数はこの記載に
限定されるものではない。
【0032】次に他の実施例について説明するが、その
説明に際し、駆動リング340を除き前述した実施例1
と同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省
略する。図6〜図8に板歯の形状を変えた駆動リング3
40に係る実施例2をしめす。駆動リング340は金属
製の薄板材からプレス加工により一体成形されるリング
状のクラッチ部342と、該クラッチ部342の中央穴
内に所定の間隔を隔てて軸心方向に向う板歯343aを
有する歯部343とからなる。
【0033】アジャスタナット22のおねじ22bのね
じ溝を横断する方向に形成された板歯343aの両端部
343c,343cは、軸線方向に対して相互に異なる
方向であって、かつ、おねじ22bのねじ山のフランク
と平行な角度に折曲して形成されている。しかして、本
実施例2においては、図8にブレーキアクチュエータ不
作動時における一つの歯部343とアジャスタナット2
2の外周に形成したおねじ22bとの係合状態を示すよ
うに、両端部343c,343cとアジャスタナット2
2のおねじ22bの隣接するねじ山のフランクとの間
に、可逆的なねじ螺合部のバックラッシを設定する間隔
δを形成することになる。又、板歯343aの全体剛性
(強度)を向上させたい時には、図示するように板歯3
43aの中央に山形の補強リブ343dを形成するとよ
い。
【0034】図9及び図10にブレーキドラムの熱膨張
時におけるシュー間隙の過調整防止機能を有する他のス
トローク自動調整装置を示す。本実施例3は前記した駆
動リング240,340に以下の改良を加えたものであ
る。
【0035】駆動リング440の形状は既述した実施例
1又は2と略同様であるが、駆動リング440を、所定
の温度到達時(ブレーキドラムが膨張する温度)にクラ
ッチ部442が縮径方向へ変形する温度感応材で形成し
たものである。このような温度感応材としては、例えば
バイメタルや形状記憶合金等の公知の素材を使用でき
る。又、クラッチ部442の周方向に所定の間隔を隔て
て複数の切欠445を形成しておくと、クラッチ部44
2が内方向に縮み易くなって変形し易くなる。
【0036】図9はブレーキドラムが所定の温度に達す
る前の状態図で、この状態では駆動リング440の円錐
面442aがシリンダボディ11のクラッチ面11bに
クラッチ係合しており、既述した実施例1,2と同様に
自動調整は正常に作用する。
【0037】図10はブレーキドラムが所定の温度に達
したときの状態を示す。ドラムの温度上昇に伴ってブレ
ーキ内が所定の温度に達すると駆動リング440のクラ
ッチ部442が縮径方向へ向けて変形し、その円錐面4
42aがシリンダボディ11のクラッチ面11bから完
全に離隔すると、クラッチ部442の底部の突出頂部が
シリンダ穴11aの段付面に線接触することとなる。そ
のため、ブレーキ解除時における駆動リング440はシ
リンダ穴11aの段付面との間の回転摩擦力が小さくな
り、アジャスタナット22を回転させることができずに
自転してしまうため、ストロークの自動調整作動が働か
なくなってシュー間隙の過調整を防止できるので、常温
時におけるブレーキアクチュエータの作動ストロークを
小さく設定することができる。
【0038】尚、温度が下ってブレーキドラムが元の径
に戻ると、駆動リング440のクラッチ部442はクラ
ッチ面11bにクラッチ係合するよう復元する。
【0039】図11に基づいて、機械式作動手段560
を有するブレーキアクチュエータに適用した他の実施例
を示す。本実施例4のブレーキアクチュエータ510
は、例えば米国特許第4887697号公報に詳説され
ているので概説するに留め、ここでは公報中に記述され
た内容と異なる構造のみを中心に説明する。
【0040】すなわち、シリンダボディ511には、同
一直線状に貫通するシリンダ穴511a,511fが両
端から穿設され、このシリンダ穴511aと511fの
間に直交する交差穴511gが形成されている。各シリ
ンダ穴511a,511fには夫々ピストン524,5
25が回転可能に滑嵌合し、交差穴511gに内蔵した
ウェッジ部材561の作動(図中の矢印で示す下方)に
よりローラ561a,561a等を介して相離れる方向
に押動できるようになっている。
【0041】しかして、夫々のピストン524,525
の先端側には、可逆的なおねじ524a,525aが螺
設され、このおねじ524a,525aの軸線方向にバ
ックラッシを有して螺合する駆動リング540,546
は夫々、前記シリンダ穴511a,511fの開口側の
クラッチ面にクラッチ係合している。この構成は、前述
した先の従来例1及び本発明による実施例1におけるピ
ストン21とアジャスタナット22とを一体化しただけ
の設計思想で、ストローク自動調整作動に特段の差はな
いから、その説明を省略する。
【0042】尚、本発明に係るストローク自動調整装置
は、例えば特開昭58−170932号公報(米国特許
公報第4535875号)に詳述される機械式作動手段
と流体式作動手段を併せ持つブレーキアクチュエータな
どにも適用できることは、容易に想定される。
【0043】又、実施例4で説明した機械式作動手段は
押し型のウェッジ式であるが、実用新案登録公報第25
90929号のような引き型のウェッジ式のものにも適
用できる。
【0044】図12にシリンダボディ111のシリンダ
穴の奥部に駆動リング640を配設した他のストローク
自動調整装置の実施例を示す。本実施例5のブレーキア
クチュエータは、実施例1〜実施例3で例示した駆動リ
ング240,340,440の設計思想を、前述した従
来例2で示すブレーキアクチュエータ110に適用した
構成であり、その機能は容易に理解し得るであろうから
説明を省略する。尚、アジャスタボルト130のおねじ
130eの部分と円錐面130dの部分との配置を互い
に入れ替えることも可能である。
【0045】本発明は前述したブレーキアクチュエータ
を適宜選択することによって、ツーリーディング形(2
L形)、デュオツーリーディング形(D2L形)、リー
ディング・トレーリング形(LT形)、デュオ・サーボ
形(DS形)のドラムブレーキに適用可能で、そのアク
チュエータ形式も片口開放形や両口開放形の何れでもよ
く、要は駆動リングを具備するストローク自動調整装置
を内蔵したものであればどの型式にも適用することが可
能である。又、ドラムブレーキ用のブレーキアクチュエ
ータの他にディスクブレーキのブレーキアクチュエータ
部にも適用可能であることは容易に想定される。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ>駆動リングを薄板材にすることによって、連続加
工が可能なプレス成型を採用できるから、材料と加工コ
ストの低減が図れ、かつ重量の軽減が図れる。 <ロ>駆動リングを薄鋼板製とすれば、上記<イ>の効
果に加えて、アジャスタスプリングが着座する支持面や
板歯の耐久性を充分に確保でき、しかも板歯の形状を容
易に変えられるなど、その設計の自由度が大きい。 <ハ>種々の形式のブレーキアクチュエータやドラムブ
レーキ、或いはディスクブレーキに適用できて、その適
用範囲が広範である。 <ニ>所定の温度到達時に、駆動リングのクラッチ面の
クラッチ係合を消滅させるよう駆動リングを温度感応材
で作製すれば、何ら部品を追加することなく、例えば、
ブレーキドラムの熱膨張時におけるシュー間隙の過調整
を確実に防止できるので、常温時におけるブレーキアク
チュエータの作動ストロークを小さく設定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施例1に係る説明図で、ストローク
自動調整装置をシリンダ穴の開口部に内蔵したブレーキ
アクチュエータの断面図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 駆動リングの平面図
【図4】 図3のIV−IV断面図
【図5】 図3のV−V区間における可逆的な螺合部の
展開図
【図6】 発明の実施例2に係る説明図で、駆動リング
とアジャスタナットとの可逆的な螺合部の要部を拡大し
た横断面図
【図7】 図6のVII−VII断面図
【図8】 図6のVIII−VIII区間における可逆的な螺合
部の展開図
【図9】 発明の実施例3に係る説明図で、ストローク
自動調整装置の一部を拡大した断面図
【図10】 図9の駆動リングが温度変形したときの状
態図
【図11】 発明の実施例4に係る説明図で、機械式作
動手段を有する形式に適用したブレーキアクチュエータ
の断面図
【図12】 発明の実施例5に係る説明図で、ストロー
ク自動調整装置をシリンダ穴の奥部に内蔵したブレーキ
アクチュエータの要部拡大図
【図13】 従来例1に係る説明図で、ストローク自動
調整装置をシリンダ穴の開口部に内蔵したブレーキアク
チュエータの断面図
【図14】 従来例2に係る説明図で、ストローク自動
調整装置をシリンダ穴の奥部に内蔵したブレーキアクチ
ュエータの断面図
【図15】図14の要部拡大図
【符号の説明】
10,110,210,510 ブレーキアク
チュエータ 11,111,511 シリンダボディ 11a,111a,511a,511f シリンダ穴 11b クラッチ面 21,121,524,525 ピストン 22 アジャスタナット 22a アジャスタナットの非可逆的なめねじ 22b アジャスタナットの可逆的なおねじ 30,130 アジャスタボルト 40,140 従来装置の駆動リング 50,150,250,450 アジャスタスプリン
グ 111e 第2円錐面 130c アジャスタボルトの非可逆的なおねじ
軸部 130e アジャスタボルトの可逆的なめねじ 240,340,440,540,546,640 本
発明装置の駆動リング 242,342,442 駆動リングのクラッチ部 243a,343a 駆動リングの可逆的なめねじに
相当する板歯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ穴に滑嵌合するピストンと、該
    ピストンの進出に応答して相対回転可能な可逆的ねじ結
    合機構と、前記ピストンの後退時に相対回転可能な非可
    逆的ねじ結合機構とから構成され、前記ピストンの過大
    な進出時に、前記可逆的に螺合する一方の駆動リングが
    軸方向のバックラッシを超えるとクラッチ係合が解除さ
    れて回転し、前記ピストンの後退時に前記バックラッシ
    が吸収されると前記駆動リングがクラッチ係合して回転
    不能となると共に、該駆動リングと可逆的に螺合する部
    材を回転せしめ、かつ、該部材が支持部材に係合して回
    転不能となるまで、該部材と非可逆的に螺合する部材を
    螺出せしめるブレーキアクチュエータのストローク自動
    調整装置において、 前記駆動リングが、薄板材をプレス加工により形成して
    成る一体成形体であることを特徴とする、 ブレーキアクチュエータのストローク自動調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シリンダ穴に滑嵌合
    するピストンと、該ピストンの先端側の盲穴に相対回転
    可能に嵌合すると共に、前記シリンダ穴の開口側で支持
    部材に係合されたアジャスタナットと、該アジャスタナ
    ットの軸心のめねじに非可逆的に螺合すると共に、回転
    規制手段により回転不能なアジャスタボルトと、前記ア
    ジャスタナットの外周のおねじに軸線方向にバックラッ
    シを有して可逆的に螺合すると共に、前記シリンダ穴の
    開口側で支持部材にクラッチ係合する駆動リングと、該
    駆動リングをクラッチ係合させる方向に付勢するアジャ
    スタスプリングとから構成されていることを特徴とす
    る、ブレーキアクチュエータのストローク自動調整装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、シリンダ穴に相対回
    転可能に滑嵌合するピストンと、該ピストンの軸心のめ
    ねじに非可逆的に螺合すると共に、回転規制手段により
    回転不能なアジャスタボルトと、前記ピストンの先端側
    外周のおねじに軸線方向にバックラッシを有して可逆的
    に螺合すると共に、前記シリンダ穴の開口側で支持部材
    にクラッチ係合する駆動リングと、該駆動リングをクラ
    ッチ係合させる方向に付勢するアジャスタスプリングと
    から構成されていることを特徴とする、ブレーキアクチ
    ュエータのストローク調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、シリンダ穴に滑嵌合
    すると共に、回転規制手段により回転不能なピストン
    と、該ピストンの後端側の軸心のめねじに一方側のおね
    じ軸部が非可逆的に螺合すると共に、他方側が前記シリ
    ンダ穴の底部にクラッチ係合するアジャスタボルトと、
    該アジャスタボルトのクラッチ部に隣接して形成された
    おねじに軸線方向にバックラッシを有して可逆的に螺合
    すると共に、前記シリンダ穴の底部にクラッチ係合する
    駆動リングと、該駆動リングをクラッチ係合させる方向
    に付勢するアジャスタスプリングとから構成されている
    ことを特徴とする、ブレーキアクチュエータのストロー
    ク調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、駆動リングが
    温度感応材から成り、所定の温度到達時に、前記駆動リ
    ングのクラッチ係合が解除され、自動調整作用が停止す
    るよう構成されていることを特徴とする、ブレーキアク
    チュエータのストローク自動調整装置。
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