JP2002106555A - バックアップ用軸受 - Google Patents

バックアップ用軸受

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JP2002106555A
JP2002106555A JP2000300915A JP2000300915A JP2002106555A JP 2002106555 A JP2002106555 A JP 2002106555A JP 2000300915 A JP2000300915 A JP 2000300915A JP 2000300915 A JP2000300915 A JP 2000300915A JP 2002106555 A JP2002106555 A JP 2002106555A
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JP
Japan
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shaft
sleeve
raceway surface
rollers
guide wheel
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JP2000300915A
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English (en)
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Cho Maruyama
兆 丸山
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/37Loose spacing bodies
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/24Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
    • F16C19/28Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with two or more rows of rollers

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バックアップ用軸受の軸方向の部材点数を少な
くするとともに軸方向隙間を小さくする。 【解決手段】本発明のバックアップ用軸受30の軸31は、
従来のバックアップ用軸受10にあった内輪つば輪17、軸
止め輪18、軸止め輪溝19を廃止し、軌道面33の軸方向両
側にころ入れ溝38を形成した軸つば32a,32bを形成した
ものである。また、軸31の両側に軸つば32a,32bがある
ので、案内輪の装着が可能となるように半円弧形状に2
つに分割できる分割型案内輪36a~36cを採用し、左右の
分割型案内輪36a,36cは保持器35の内周面で支持してお
り、中央の分割型案内輪36bは一体型案内輪37の内周面
で支持している。この場合、内輪つば輪17、軸止め輪18
を廃止した分、軸方向荷重の伝達経路上の部材点数が少
なくなって各部材の寸法バラツキの累積に起因する軸方
向隙間を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板や金属帯の
形状を矯正するレベラーのバックアップロール用軸受装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ローラーレベラーやテンションレベラー
は、金属板や金属帯(以下、金属板と金属帯を総称して
金属板という。)の形状不良、すなわち波うちや反りを
矯正するものである。このレベラーによる矯正は、一般
に金属板を製造する最終工程で行われている。
【0003】ローラーレベラーは、図4に示すように、
図中に矢印で示す金属板1の進行方向に向かって複数の
ワークロール2を上下互い違いに配列し、これらのワー
クロール2の背後に、ワークロール2の撓みを支えるた
めのバックアップロール3を配置したものであって、上
下のワークロール2の間で金属板1に繰り返し曲げ変形
を与えて金属板1を矯正する。
【0004】バックアップロール3は、図6に示すよう
に金属板1の幅方向に分割されており、各バックアップ
ロール3は、そのアーバー4の両端部をバックアップロ
ール押圧装置5に取り付けた支持部6に固定してある。
【0005】なお、比較的薄い金属板の矯正に用いられ
るテンションレベラーは、ワークロールの直径が細いた
め、ワークロールの背後に中間ロールを配置し、この中
間ロールを介してバックアップロールでワークロールの
撓みを支える構造のものもあるが、金属板の幅方向に分
割され、押圧装置に取り付けられるバックアップロール
の基本的な構造はローラーレベラーと同じである。
【0006】以下、従来のバックアップロールを支持す
るバックアップ用軸受を説明する。バックアップ用軸受
10の構造を示す図5において、11はアーバー4となる
軸、12は軸つば、13は軸11の軌道面、14a~14dは軌道面1
3を転動するころ、15a,15bはころ14a~14dを保持する保
持器、16a~16cはころ14a~14dを軸方向で案内する案内
輪、17は内輪つば輪、18は内輪つば輪17を固定する軸止
め輪、19は軸止め輪18を嵌合させるための軸止め輪溝、
20はバックアープロール3となるスリーブ、21はスリー
ブ20の軌道面、22a,22bはスリーブ20の軌道面21の軸方
向両側に取り付けたスリーブつば輪、23a,23bはスリー
ブつば輪22a,22bを固定するスリーブ止め輪、24a,24bは
スリーブ止め輪23a,23bを嵌合させるためのスリーブ止
め輪溝である。
【0007】この構造では、軸11の軌道面13の左側は軸
11と一体となった軸つば12があり、軸11の軌道面13の右
側は軸11に着脱自在の内輪つば輪17が取り付けてあり、
内輪つば輪17を軸から取り外した状態で、軸11の右側か
ら、ころ14a~14d、保持器15a,15b、案内輪16a~16cを装
着できるようになっている。また、この構造では軸つば
12と内輪つば輪17とでころ14a~14dの軸方向の移動量を
規制している。
【0008】従来のバックアップ用軸受10の組立は、次
の〜の要領で行なう。
【0009】(1)軸11と同径の軸状治具25(図7参
照)に、保持器15aを挿入し、保持器15aの左側にころ1
4aを装着し、保持器15aの内周に案内輪16aを装着し、保
持器15aの右側にころ14bを装着した一体品を作成する。
【0010】(2)図6において内輪つば輪17、軸止め
輪18を軸11から取り外した状態で、軸11の右側に軸状治
具25を取り付け、ころ14a,14b、保持器15a、案内輪16
aの一体品を軸11に挿入する。
【0011】(3)真ん中の案内輪16bを軸11挿入す
る。
【0012】(4)軸11と同径の軸状治具25に、保持器
15bの左側にころ14cを装着し、保持器15bの内周に案内
輪16cを装着し、保持器15bの右側にころ14dを装着した
一体品を作成する。
【0013】(5)図7に示すように、軸11の右側に軸
状治具25を取り付けてからころ14c,14d、保持器15b、案
内輪16cの一体品を軸11に挿入する。
【0014】(6)内輪つば輪17を装着し、軸止め輪18
を軸止め輪溝19に嵌合してころ14a~14d、保持器15a,15
b、案内輪16a~16cを軸11に固定する。
【0015】(7)ころ14a~14dの外周側にスリーブ20
を装着して、左右のスリーブつば輪22a,22bを装着し、
スリーブ止め輪23a,23bをスリーブ止め輪溝24a,24bに嵌
合してスリーブ20を固定する。
【0016】この構造によれば、バックアップロールの
メンテナンス作業において、スリーブ20の外径の削り込
み修理を行なう場合に、スリーブ止め輪23a,23bとスリ
ーブつば輪22a,22bを外せばスリーブ20を取り外せるよ
うになっており、メンテナンス作業がし易い構造になっ
ている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のバックアッ
プ用軸受では、スリーブ20に作用する軸方向荷重が、左
からスリーブ止め輪23a、スリーブつば輪22a、1番目の
ころ14a、1番目の案内輪16a、2番目のころ14b、2番目
の案内輪16b、3番目のころ14c、3番目の案内輪16c、4番
目のころ14d、内輪つば輪17、軸止め輪18、軸11の経路
で伝わる。この場合、軸方向荷重の伝達経路上の部材点
数が多いので、各部材の寸法バラツキの累積に起因して
軸方向隙間が大きくなる場合があった。軸方向隙間が大
きいと、ころスキューが発生し易くなり、また軸方向の
衝撃荷重が増大するために、スリーブ20の回転に不具合
が発生し易くなる。
【0018】そこで、本発明は、軸方向の部材点数を少
なくして軸方向隙間が小さいバックアップ用軸受を提供
することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバックアッ
プ用軸受は、軸と、バックアップロールとなるスリーブ
と、軸の軌道面とスリーブの軌道面との間に転動自在に
配設したころと、ころを周方向所定間隔に保持する保持
器とを備えるバックアップ用軸受において、軸の軌道面
の軸方向両側に軸つばを設けたことを特徴とする。軸つ
ばは軸の軌道面の軸方向両側においてころの軸方向移動
量を規制するものである。即ち、従来のバックアップ用
軸受(図6参照)にあった内輪つば輪17、軸止め輪18、
軸止め輪溝19を廃止し、軸11の軌道面13の右側にも軸つ
ばを形成したものである。これにより、スリーブに作用
する軸方向荷重が、左からスリーブ止め輪、スリーブつ
ば輪、ころ、(案内輪がある場合は案内輪)、右側の軸
つばの経路で伝わる。この場合、内輪つば輪17、軸止め
輪18を廃止したことにより軸方向荷重の伝達経路上の部
材点数が少なくなり、各部材の寸法バラツキの累積に起
因して軸方向隙間が低減する。
【0020】軸の両側に軸つばを設けることによりころ
を軸の軌道面とスリーブの軌道面の間に入れることが難
しくなるが、これを容易にするため、請求項2に記載す
るように、軸つばに、軸の軌道面とスリーブの軌道面の
間にころを入れるためのころ入れ溝を形成すると良い。
【0021】また、請求項3に記載するように、軸の軌
道面とスリーブの軌道面との間に、軸方向に所定間隔で
複数列のころを配設した場合、隣り合うころ列の間に案
内輪を、軸の軌道面に案内される分割型案内輪とするこ
とにより、軸つばと干渉することなく案内輪を装着する
ことができる。分割型案内輪は、円形の一体型の案内輪
を周方向に分割し、それを軸の周囲で組み合せて用いる
案内輪である。
【0022】さらに、請求項4に記載するように、分割
型案内輪を採用する場合は、分割型案内輪を包囲する一
体型案内輪を装着することにより、分割型案内輪の一体
性を確保することができる。
【0023】また、請求項5に記載するように、案内輪
をスリーブの軌道面に案内される一体型案内輪としても
よく、この場合部材点数が一層少なくなるとともに、軸
つばとの干渉が問題にならないので、分割型案内輪より
も装着が容易になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
るバックアップ用軸受を説明する。
【0025】このバックアップ用軸受30の構造を示す図
1において、31はアーバー4となる軸、32a,32bは軸つ
ば、33は軸31の軌道面、34a~34dは軌道面33を転動する
4列に配設したころ、35a,35bはころ34a~34dを2列づつ
保持する2つの保持器、36a~36cはころ34a~34dの間に配
設されてころ34a~34dを軸方向で案内する分割型案内
輪、37は分割形案内輪36bを支持するための一体型案内
輪、38は第4列目のころ34を入れるために軸つば32bに形
成したころ入れ溝、39はバックアップロール3となるス
リーブ、40はスリーブ39の軌道面、41a,41bはスリーブ3
9の軌道面40の軸方向両側に取り付けたスリーブつば
輪、42a,42bはスリーブつば輪41a,41bを固定するスリー
ブ止め輪、43a,43bはスリーブ止め輪42a,42bを嵌合させ
るためのスリーブ止め輪溝である。
【0026】このバックアップ用軸受30の軸31は、従来
のバックアップ用軸受10(図6参照)にあった内輪つば
輪17、軸止め輪18、軸止め輪溝19を廃止し、軌道面33の
右側にころ入れ溝38を形成した軸つば32bを形成したも
のである。また、軸31の両側に軸つば32a,32bがあるの
で、案内輪の装着が可能となるように半円弧形状に2つ
に分割できる分割型案内輪36a~36cを採用している。左
右の分割型案内輪36a,36cは保持器35の内周面で保持し
ており、中央の分割型案内輪36bは一体型案内輪37の内
周面で保持している。
【0027】このバックアップ用軸受30の組立は以下の
順に行なう。
【0028】(1)まず軸31にスリーブ39と同じ内周形
状を有する樹脂製治具44(図2(a)参照)を装着し、左
端のころ34aを軸31と樹脂製治具44との間に入れ、分配
器を用いてころ34aを周方向所定間隔に配置する。
【0029】(2)左側の分割型案内輪36aを軸31に嵌
め、左側の保持器35aを軸31と樹脂製治具44との間に入
れ、分割型案内輪36aの外周に装着しつつ左端のころ34a
を保持器35aの左側に組み込む。
【0030】(3)図2(a)に示すように、第2列目
のころ34bを軸31と樹脂製治具44との間に入れて保持器3
5aの右側に組み込む。
【0031】(4)中央の分割型案内輪36bを軸31と樹
脂製治具44との間から入れて軸31に嵌め、かつ、一体型
案内輪37を中央の分割型案内輪36bの外周に装着して中
央の分割型案内輪36bを保持する。
【0032】(5)第3列目のころ34cを軸31と樹脂製治
具44との間に入れ、分配器を用いて周方向所定間隔に配
置する。
【0033】(6)右側の分割型案内輪36cを軸31に嵌
め、右側の保持器35bを分割型案内輪36cの外周に装着し
つつ第3列目のころ34cを保持器35bの左側に組み込む。
【0034】(7)図2(b)に示すように、第4列目
のころ34dを右側の保持器35bに干渉しないように、こ
ろ入れ溝38から軸31と樹脂製治具44との間に入れて保持
器35bの右側に組み込む。(ころ入れ溝38を設けない場
合は、第4列目のころ34dと保持器35bのポケット角部と
軸つば32bの角部が干渉し、第4列目のころ34dの組み込
みができない。即ち、ころ入れ溝38は、保持器を備える
場合に第4列目のころ34dを組み込むために形成したもの
である。) (8)樹脂製治具44を外し、スリーブ39を装着し、スリ
ーブ39の軌道面40の両側にスリーブつば輪41a,41bを装
着し、スリーブ止め輪42a,42bをスリーブ止め輪溝43a,4
3bに嵌合してスリーブ39を固定する。
【0035】このバックアップ用軸受30は、スリーブ39
に作用する軸方向荷重が、左からスリーブ止め輪42a、
スリーブつば輪41a、第1列目のころ34a、左側の分割型
案内輪36a、第2列目のころ34b、中央の分割型案内輪36
b、第3列目のころ34c、右側の分割型案内輪36c、第4列
目のころ34d、右側の軸つば32bの経路で伝わる。このた
め、従来のバックアップ用軸受10(図6参照)に比べ
て、内輪つば輪17、軸止め輪18を廃止した分、軸方向荷
重の伝達経路上の部材点数が少なくなって各部材の寸法
バラツキの累積に起因して軸方向隙間を低減することが
できる。
【0036】次に、本発明の第2実施形態に係るバック
アップ用軸受を説明する。
【0037】このバックアップ用軸受50の構造を示す図
3において、第1実施形態のバックアップ用軸受30のも
のと同じ部材には同じ符号を付けて説明を省略する。
【0038】このバックアップ用軸受50は、第1実施形
態のバックアップ軸受30の分割型案内輪36a~36cと一体
型案内輪37に代えて、スリーブ39の軌道面40に案内され
る一体型案内輪51a~51cを採用したものである。一体型
案内輪51a~51cの内径は軸つば32a,32bよりも大きいの
で、案内輪を分割型とする必要が無くそのまま軸31に装
着することができる。従って、さらに部品点数が減少し
ている。
【0039】このバックアップ用軸受50の組立は以下の
順に行なう。
【0040】(1)まず軸31にスリーブ39と同じ内径を
有する樹脂製治具44を装着し、左端のころ34aを軸31と
樹脂製治具44との間に入れて、分配器を用いて周方向所
定間隔に配置する。
【0041】(2)左側の保持器35aを軸31と樹脂製治
具44との間に入れ、保持器35aの左側にころ34aを組み込
む。
【0042】(3)左側の一体型案内輪51aを保持器35a
の外周に装着する。
【0043】(4)第2列目のころ34bを軸31と樹脂製治
具44との間に入れて保持器35aの右側に組み込む。
【0044】(5)中央の一体型案内輪51bを軸31と樹
脂製治具44との間に入れる。
【0045】(6)第3列目のころ34cを軸31と樹脂製治
具44との間に入れて、分配器を用いて周方向所定間隔に
配置する。
【0046】(7)右側の保持器35bを軸31と樹脂製治
具44との間に入れ、保持器35bの左側にころ34cを組み込
む。
【0047】(8)右側の一体型案内輪51cを保持器35b
の外周に装着する。
【0048】(9)第4列目のころ34dをころ入れ溝38か
ら軸31と樹脂製治具44との間に入れて保持器35bの右側
に組み込む。
【0049】(10)樹脂製治具を外し、スリーブ39を
装着し、スリーブ39の軌道面40の両側にスリーブつば輪
41a,41bを装着し、スリーブ止め輪42a,42bで固定する。
【0050】このバックアップ用軸受50は、従来のバッ
クアップ用軸受10(図6参照)にあった内輪つば輪17、
軸止め輪18、軸止め輪溝19を廃止したものであって、ス
リーブ39に作用する軸方向荷重が、左からスリーブ止め
輪42a、スリーブつば輪41a、第1列目のころ34a、一体型
案内輪51a、第2列目のころ34b、一体型案内輪51b、第3
列目のころ34c、一体型案内輪51c、第4列目のころ34
d、右側の軸つば32bの経路で伝わる。この場合、内輪つ
ば輪17、軸止め輪18を廃止したことにより。軸方向荷重
の伝達経路上の部材点数が少なくなるので、各部材の寸
法のバラツキによる軸方向隙間を低減することができ
る。
【0051】以上、本発明の実施の形態に係るバックア
ップ用軸受を説明したが本発明に係るバックアップ用軸
受は上記のものに限定されず、種々の変更が可能であ
る。例えば、上記の実施形態では、保持器35a,35bを使
用しているが、これを省略し、1列あたりのころの本数
を増やした総ころ形式とすることひより、バックアップ
用軸受の負荷要領を大きくすることができる。この場
合、右側の軸つば32bのころ入れ溝38は省略することが
可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明に係るバックアップ用軸受は、軸
と、バックアップロールとなるスリーブ、軸の軌道面と
スリーブの軌道面との間に転動自在に配設したころを備
えるバックアップ用軸受において、軸の軌道面の軸方向
両側に軸つばを設けたので、軸方向荷重の伝達経路上の
部材点数が従来のバックアップ用軸受(図6参照)に比
べて少なくなり、各部材の寸法バラツキの累積に起因し
て軸方向隙間を低減するころができる。
【0053】請求項2記載に記載するように、ころを周
方向所定間隔に保持する保持器を備え、かつ、軸つばに
軸の軌道面とスリーブの軌道面の間にころを入れるため
のころ入れ溝を形成すれば、保持器に干渉させること無
く軸の軌道面とスリーブの軌道面の間にころを入れるこ
とができる。
【0054】請求項3に記載するように、軸の軌道面と
スリーブの軌道面との間に、軸方向に所定間隔で複数列
のころを配設した場合、隣り合うころ列の間に配設する
案内輪を、軸の軌道面に案内される分割型案内輪とする
ことにより、軸つばに干渉することなく案内輪を装着す
ることができる。この場合、請求項4に記載するよう
に、分割型案内輪を一体型案内輪で包囲して分割型案内
輪を保持させることにより、分割型案内輪の一体性を確
保することができ、分割型案内輪が分解することがな
い。
【0055】また、請求項5に記載するように、案内輪
をスリーブの軌道面に案内される一体型案内輪とするこ
とにより、部材点数が一層少なくなるとともに、装着時
に軸つばと干渉しないので分割型案内輪よりも装着が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るバックアップ用
軸受の縦断面図。
【図2】 (a)は本発明の第1実施形態に係るバック
アップ用軸受の組立状態を示す縦断面図、(b)は第4
列目のころを入れる状態を示す縦断面図。
【図3】 本発明の第2実施形態に係るバックアップ用
軸受の縦断面図。
【図4】 レベラー装置の側面図。
【図5】 レベラー装置の正面図。
【図6】 従来のバックアップ用軸受の縦断面図。
【図7】 従来のバックアップ用軸受の組立状態を示す
縦断面図。
【符号の説明】
30バックアップ用軸受 31 軸 32 軸つば 33 軌道面 34a~34d ころ 35a,35b 保持器 36a~36c 分割型案内輪 37 一体型案内輪 38 ころ入れ溝 39 スリーブ 40 軌道面 41a,41b スリーブつば輪 42a,42b スリーブ止め輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J017 HA03 3J101 AA13 AA24 AA32 AA33 AA44 AA52 AA62 AA72 BA53 BA54 BA57 BA77 FA44 GA31 3J103 AA02 CA26 CA62 DA05 FA15 FA18 FA26 GA02 GA15 4E003 AA01 BA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸と、バックアップロールとなるスリーブ
    と、軸の軌道面とスリーブの軌道面との間に転動自在に
    配設したころを備えるバックアップ用軸受において、 軸の軌道面の軸方向両側に軸つばを設けたことを特徴と
    するバックアップ用軸受。
  2. 【請求項2】ころを周方向所定間隔に保持する保持器を
    備え、かつ、軸つばの少なくとも一方に、軸の軌道面と
    スリーブの軌道面の間にころを入れるためのころ入れ溝
    を形成したことを特徴とする請求項1記載のバックアッ
    プ用軸受。
  3. 【請求項3】軸の軌道面とスリーブの軌道面との間に、
    軸方向に所定間隔で複数列のころを配設し、隣り合うこ
    ろ列の間に案内輪を備えており、前記案内輪が軸の軌道
    面に案内される分割型案内輪であることを特徴とする請
    求項1又は2記載のバックアップ用軸受。
  4. 【請求項4】前記分割型案内輪の外周を包囲する一体型
    案内輪を備えることを特徴とする請求項3記載のバック
    アップ用軸受。
  5. 【請求項5】軸の軌道面とスリーブの軌道面との間に、
    軸方向に所定間隔で複数列のころを配設し、隣り合うこ
    ろ列の間に案内輪を備えており、前記案内輪がスリーブ
    の軌道面に案内される一体型案内輪であることを特徴と
    する請求項1又は2記載のバックアップ用軸受。
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