JP2002106252A - 電動スライドドアの制御装置 - Google Patents
電動スライドドアの制御装置Info
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
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- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で挟み込みを防止できる電動スラ
イドドアの制御装置を提供する。 【解決手段】 スライドドアの制御装置であって、メイ
ンスイッチ2により作動されるコントローラ1と、ドア
の移動条件が成立したことを判別する判別手段と、モー
タの電流を所定時間検知して挟み込みを検知する挟み込
み検知手段と、窓が開いているときの移動により腕、
手、指などの挟み込みを防止する全開位置調節手段とを
備え、ドアの移動条件が成立したことを条件にドアを移
動させ、挟み込みを検知したときドアを反転させ、全開
位置調節手段が作動したときドアを停止するパワーアシ
ストモードと、メインスイッチをオフして手動でスライ
ドドアを移動させるオフモードと、パワーアシストモー
ドにおいてドアの移動条件が不成立に変化したとき該ド
アの移動を停止するドア停止状態モードとを備えた。
イドドアの制御装置を提供する。 【解決手段】 スライドドアの制御装置であって、メイ
ンスイッチ2により作動されるコントローラ1と、ドア
の移動条件が成立したことを判別する判別手段と、モー
タの電流を所定時間検知して挟み込みを検知する挟み込
み検知手段と、窓が開いているときの移動により腕、
手、指などの挟み込みを防止する全開位置調節手段とを
備え、ドアの移動条件が成立したことを条件にドアを移
動させ、挟み込みを検知したときドアを反転させ、全開
位置調節手段が作動したときドアを停止するパワーアシ
ストモードと、メインスイッチをオフして手動でスライ
ドドアを移動させるオフモードと、パワーアシストモー
ドにおいてドアの移動条件が不成立に変化したとき該ド
アの移動を停止するドア停止状態モードとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のスライド
ドアを自働開閉する電動スライドドアの制御装置に関す
る。
ドアを自働開閉する電動スライドドアの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電動スライドドアの制御装置にお
いては、スライドドアによる挟み込みを検出するためド
ア端部の弾性体内部に4個の電極を配置した感圧センサ
が使用されている。この感圧センサは、スライドドアが
人物などを挟んで圧縮したときに内部の電極を接触させ
ることにより挟み込みが発生したことを検知している。
いては、スライドドアによる挟み込みを検出するためド
ア端部の弾性体内部に4個の電極を配置した感圧センサ
が使用されている。この感圧センサは、スライドドアが
人物などを挟んで圧縮したときに内部の電極を接触させ
ることにより挟み込みが発生したことを検知している。
【0003】また、ドアの位置を検知するためパルスセ
ンサを使用し、ドアの移動に応じて発するパルスをカウ
ントしてドアの位置を検知している。
ンサを使用し、ドアの移動に応じて発するパルスをカウ
ントしてドアの位置を検知している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの感圧センサ及
びパルスセンサは何れもコストが高いという問題があ
り、より低廉で挟み込みを防止できる電動スライドドア
の制御装置の開発が要望されている。
びパルスセンサは何れもコストが高いという問題があ
り、より低廉で挟み込みを防止できる電動スライドドア
の制御装置の開発が要望されている。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な構成で挟み込みを防止できる
電動スライドドアの制御装置を提供するにある。
ので、その目的は、簡単な構成で挟み込みを防止できる
電動スライドドアの制御装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に請求項1の発明が採った手段は、実施例で使用する符
号を付して説明すると、モータ3の駆動力を受けて開閉
移動するスライドドアの制御装置であって、メインスイ
ッチ3により作動され前記スライドドアの開閉を制御す
るコントローラ1と、前記スライドドアの移動条件が成
立したことを判別する判別手段と、前記モータの電流を
所定時間検知してスライドドアによる挟み込みを検知す
る挟み込み検知手段と、前記スライドドアの窓が開いて
いるときの該スライドドアの開移動により腕、手、指な
どの挟み込みを防止する窓の開度位置調節手段とを備
え、前記メインスイッチをオンして前記判別手段により
前記スライドドアの移動条件が成立したことを条件に該
スライドドアを移動させるとともに前記挟み込み検知手
段が挟み込みを検知したとき該スライドドアの移動方向
を反転させ、前記窓の開度位置調節手段が作動したとき
該スライドドアの移動を停止するパワーアシストモード
と、前記メインスイッチをオフして手動で前記スライド
ドアを移動させるオフモードと、前記パワーアシストモ
ードにおいて前記判別手段が前記スライドドアの移動条
件が不成立に変化したと判別したとき該スライドドアの
移動を停止するドア停止状態モードとを備えたところに
特徴を有する。
に請求項1の発明が採った手段は、実施例で使用する符
号を付して説明すると、モータ3の駆動力を受けて開閉
移動するスライドドアの制御装置であって、メインスイ
ッチ3により作動され前記スライドドアの開閉を制御す
るコントローラ1と、前記スライドドアの移動条件が成
立したことを判別する判別手段と、前記モータの電流を
所定時間検知してスライドドアによる挟み込みを検知す
る挟み込み検知手段と、前記スライドドアの窓が開いて
いるときの該スライドドアの開移動により腕、手、指な
どの挟み込みを防止する窓の開度位置調節手段とを備
え、前記メインスイッチをオンして前記判別手段により
前記スライドドアの移動条件が成立したことを条件に該
スライドドアを移動させるとともに前記挟み込み検知手
段が挟み込みを検知したとき該スライドドアの移動方向
を反転させ、前記窓の開度位置調節手段が作動したとき
該スライドドアの移動を停止するパワーアシストモード
と、前記メインスイッチをオフして手動で前記スライド
ドアを移動させるオフモードと、前記パワーアシストモ
ードにおいて前記判別手段が前記スライドドアの移動条
件が不成立に変化したと判別したとき該スライドドアの
移動を停止するドア停止状態モードとを備えたところに
特徴を有する。
【0007】請求項2の発明の挟み込み検知手段は、ス
ライドドアが閉移動中にモータ3の負荷電流を所定時間
カウントして過負荷状態が継続したときスライドドアを
開放方向に反転させ、スライドドアが挟み込み未検出位
置を通過したとき無効化されてスライドドアを全閉位置
まで移動させるところに特徴を有する。
ライドドアが閉移動中にモータ3の負荷電流を所定時間
カウントして過負荷状態が継続したときスライドドアを
開放方向に反転させ、スライドドアが挟み込み未検出位
置を通過したとき無効化されてスライドドアを全閉位置
まで移動させるところに特徴を有する。
【0008】請求項3の発明のコントローラは、全開位
置スイッチ又は全閉位置スイッチが動作したときモータ
の接続を閉方向又は開方向に切り換えるところに特徴を
有する。
置スイッチ又は全閉位置スイッチが動作したときモータ
の接続を閉方向又は開方向に切り換えるところに特徴を
有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
面を参照して説明する。先ず図1において、車両のハン
ドル部にはコントローラ1を作動状態にするメインスイ
ッチ2が配置されている。このコントローラ1の入力側
には図1に示すように、次の情報が入力されている。イ
グニッションスイッチ、車内操作スイッチ、内側ドアハ
ンドルスイッチ、外側ドアハンドルスイッチ、ドアロッ
ク信号、チャイルドロック信号、ドア全閉位置信号、挟
み込み未検出位置信号、窓開時、ドア全開位置信号、ド
ア全開位置信号、チェンジレバーP又はN、パーキング
ブレーキオン、ブレーキペダルオン、車速、エンジン回
転数、電源電圧。
面を参照して説明する。先ず図1において、車両のハン
ドル部にはコントローラ1を作動状態にするメインスイ
ッチ2が配置されている。このコントローラ1の入力側
には図1に示すように、次の情報が入力されている。イ
グニッションスイッチ、車内操作スイッチ、内側ドアハ
ンドルスイッチ、外側ドアハンドルスイッチ、ドアロッ
ク信号、チャイルドロック信号、ドア全閉位置信号、挟
み込み未検出位置信号、窓開時、ドア全開位置信号、ド
ア全開位置信号、チェンジレバーP又はN、パーキング
ブレーキオン、ブレーキペダルオン、車速、エンジン回
転数、電源電圧。
【0010】本実施例においては、スライドドアは次の
3種類の動作モードで開閉移動される。 [1]パワーアシストモード [2]オフモード [3]ドア停止状態モード 以下、「パワーアシストモード」から順次説明する。 [1]パワーアシストモード このモードにおいては、コントローラ1が制御状態とな
って、スライドドアはモータにより自動的に開閉され
る。即ち、メインスイッチ2がオンすると、コントロー
ラ1が制御状態となり、駆動クラッチがセットされる。
つぎに、ドア操作スイッチを1秒間押すと、モータが回
転してスライドドア4が開閉動作される。そして、下記
の条件が満足したときスライドドアの開閉動作可能な状
態になる(図2 STEP1)。この状態になったとき
「パワーアシストモード動作条件が成立した」と云う。
3種類の動作モードで開閉移動される。 [1]パワーアシストモード [2]オフモード [3]ドア停止状態モード 以下、「パワーアシストモード」から順次説明する。 [1]パワーアシストモード このモードにおいては、コントローラ1が制御状態とな
って、スライドドアはモータにより自動的に開閉され
る。即ち、メインスイッチ2がオンすると、コントロー
ラ1が制御状態となり、駆動クラッチがセットされる。
つぎに、ドア操作スイッチを1秒間押すと、モータが回
転してスライドドア4が開閉動作される。そして、下記
の条件が満足したときスライドドアの開閉動作可能な状
態になる(図2 STEP1)。この状態になったとき
「パワーアシストモード動作条件が成立した」と云う。
【0011】ドア全閉位置信号=オン ドアロック =開状態 電源電圧 =10V以上 エンジン回転数 =0 エンジン回転数 >0の場合、車速<3km/hで、
下記のいずれかがオン状態である。 a)チェンジレバーP又はN b)パーキングブレーキオン c)ブレーキペダルオン ドア操作スイッチはハンドル部及びスライドドアの内側
及び外側に取着されている。
下記のいずれかがオン状態である。 a)チェンジレバーP又はN b)パーキングブレーキオン c)ブレーキペダルオン ドア操作スイッチはハンドル部及びスライドドアの内側
及び外側に取着されている。
【0012】スライドドア4は図3に示すように車体5
のレールに沿って移動する。その移動範囲は図4に示
す。そして、移動範囲の3箇所に位置スイッチを取付け
ている。即ち、全閉位置6に位置スイッチ6A、挟み込
み未検出位置7に位置スイッチ7A、全開位置8に位置
スイッチ8Aを設けている。
のレールに沿って移動する。その移動範囲は図4に示
す。そして、移動範囲の3箇所に位置スイッチを取付け
ている。即ち、全閉位置6に位置スイッチ6A、挟み込
み未検出位置7に位置スイッチ7A、全開位置8に位置
スイッチ8Aを設けている。
【0013】これら位置スイッチ6A,7A,8Aは、
車体5側に取付けられており、スライドドア4が通過す
るときにローラーにより作動される。
車体5側に取付けられており、スライドドア4が通過す
るときにローラーにより作動される。
【0014】このパワーアシストモードには、挟み込み
検出手段が設けられている。これは、スライドドア4が
閉鎖動作中に、人又は物体を挟み込むことを検出するも
のである。この状態ではモータ3がロックされた状態に
なるので、モータ3の負荷電流が増加する。このモータ
3の負荷電流を所定時間カウントして過負荷状態が継続
したときスライドドア4による挟み込みが発生したと判
断する(図2 STEP3)。
検出手段が設けられている。これは、スライドドア4が
閉鎖動作中に、人又は物体を挟み込むことを検出するも
のである。この状態ではモータ3がロックされた状態に
なるので、モータ3の負荷電流が増加する。このモータ
3の負荷電流を所定時間カウントして過負荷状態が継続
したときスライドドア4による挟み込みが発生したと判
断する(図2 STEP3)。
【0015】本実施例においては、 モータ負荷電流変位=5A以上 監視周期 =10ms 連続発生回数 =10回 で挟み込みが発生したと判断する。
【0016】挟み込み検出手段が「挟み込み」を検出し
たときは、スライドドア4を反転してスライドドア4を
開放させる。
たときは、スライドドア4を反転してスライドドア4を
開放させる。
【0017】この挟み込み検出手段は、「全開位置8」
から「挟み込み未検出位置7」に至る区間(B+C)に
おいて動作する。そして、「挟み込み未検出位置7」を
通過して位置スイッチ7Aが動作した後(区間A)は、
無効化されてスライドドア4は「全閉位置6」まで移動
され、位置スイッチ6Aが作動したときに停止する。
から「挟み込み未検出位置7」に至る区間(B+C)に
おいて動作する。そして、「挟み込み未検出位置7」を
通過して位置スイッチ7Aが動作した後(区間A)は、
無効化されてスライドドア4は「全閉位置6」まで移動
され、位置スイッチ6Aが作動したときに停止する。
【0018】このパワーアシストモードには、窓の開度
位置調節手段20が設けられている。これは、図5〜図
7に示すように、スライドドア4の窓9が開いた状態で
スライドドア4が開動作しているときに、腕、手又は指
を挟むことを防止するためスライドドア4の開き位置を
調節するものである。
位置調節手段20が設けられている。これは、図5〜図
7に示すように、スライドドア4の窓9が開いた状態で
スライドドア4が開動作しているときに、腕、手又は指
を挟むことを防止するためスライドドア4の開き位置を
調節するものである。
【0019】この窓の開度位置調節手段20は、窓9に
車両の前部側が低く後部側に至るに従って順次高くなる
ように斜めに取着された磁性体21と、車体5に取付け
た磁気センサ22とから構成されている。窓9が全閉の
場合は、スライドドア4は位置スイッチ8Aが動作する
まで開く。
車両の前部側が低く後部側に至るに従って順次高くなる
ように斜めに取着された磁性体21と、車体5に取付け
た磁気センサ22とから構成されている。窓9が全閉の
場合は、スライドドア4は位置スイッチ8Aが動作する
まで開く。
【0020】窓9が開かれている場合は、開きの距離に
応じて磁性体21と磁気センサ22が交差する位置が変
化して、この磁気センサ22が動作した時点でスライド
ドア4は停止する(図2 STEP4)。図6に示すよ
うに窓9が大きく開かれている場合は、スライドドア4
の移動距離が少ない状態で磁気センサ22が作動されス
ライドドア4が停止される。この場合、スライドドア4
と窓9との間には、斜線で示す広い空間が確保される。
応じて磁性体21と磁気センサ22が交差する位置が変
化して、この磁気センサ22が動作した時点でスライド
ドア4は停止する(図2 STEP4)。図6に示すよ
うに窓9が大きく開かれている場合は、スライドドア4
の移動距離が少ない状態で磁気センサ22が作動されス
ライドドア4が停止される。この場合、スライドドア4
と窓9との間には、斜線で示す広い空間が確保される。
【0021】また、図7に示すように窓9の開きが少な
い場合は、スライドドア4の移動距離が全開位置8に近
い位置で磁気センサ22が作動して、スライドドア4が
停止される。この場合、スライドドア4と窓9との間に
は、斜線で示す小さい空間が確保される。何れの場合に
も、必要空間が確保されるので、腕、手又は指が挟まれ
ることはない。
い場合は、スライドドア4の移動距離が全開位置8に近
い位置で磁気センサ22が作動して、スライドドア4が
停止される。この場合、スライドドア4と窓9との間に
は、斜線で示す小さい空間が確保される。何れの場合に
も、必要空間が確保されるので、腕、手又は指が挟まれ
ることはない。
【0022】尚、コントローラ1は、スライドドア4の
閉鎖移動が完了して全閉位置スイッチ6Aが動作したと
き、或いは、スライドドア4の開放移動が完了して全開
位置スイッチ8A、窓の開度位置調節装置20が動作し
たときモータ3の接続をそれぞれ開方向又は閉方向に切
り換えるので、ドア操作スイッチを操作すれば自動的に
開放移動或いは閉鎖移動が行われる。
閉鎖移動が完了して全閉位置スイッチ6Aが動作したと
き、或いは、スライドドア4の開放移動が完了して全開
位置スイッチ8A、窓の開度位置調節装置20が動作し
たときモータ3の接続をそれぞれ開方向又は閉方向に切
り換えるので、ドア操作スイッチを操作すれば自動的に
開放移動或いは閉鎖移動が行われる。
【0023】次に「オフモード」について説明する。こ
のモードでは、コントローラ1では制御せず、全て手動
でスライドドア4を開閉する。これには2つのケースが
ある。まず、第1のケースはメインスイッチ2がオフの
場合(図8 STEP11)である。この状態ではドア
駆動クラッチはオフ状態にある。
のモードでは、コントローラ1では制御せず、全て手動
でスライドドア4を開閉する。これには2つのケースが
ある。まず、第1のケースはメインスイッチ2がオフの
場合(図8 STEP11)である。この状態ではドア
駆動クラッチはオフ状態にある。
【0024】第2のケースは、「パワーアシストモー
ド」において「パワーアシストモード動作条件が不成立
に変わった」場合である(図8 STEP12)。
ド」において「パワーアシストモード動作条件が不成立
に変わった」場合である(図8 STEP12)。
【0025】次に「ドア停止状態モード」について説明
する(図2 STEP5)。このドア停止状態モードで
は、メインスイッチ2はオン状態であり、駆動クラッチ
がセットされているので、スライドドア4は手動では動
かない。この状態になる第1のケースは、パワーアシス
トモードでドア動作中に「パワーアシストモード動作条
件が不成立になった」ときであり、第2のケースは、ド
ア動作異常を検出したときである(図2 STEP
6)。尚、ドア動作中にモータ負荷電流が20A以上の
状態が1秒間継続した場合ドア動作異常と判断する。
する(図2 STEP5)。このドア停止状態モードで
は、メインスイッチ2はオン状態であり、駆動クラッチ
がセットされているので、スライドドア4は手動では動
かない。この状態になる第1のケースは、パワーアシス
トモードでドア動作中に「パワーアシストモード動作条
件が不成立になった」ときであり、第2のケースは、ド
ア動作異常を検出したときである(図2 STEP
6)。尚、ドア動作中にモータ負荷電流が20A以上の
状態が1秒間継続した場合ドア動作異常と判断する。
【0026】これら3モードの移行図を図9に示す。図
中、 メインスイッチ=オフ→オン かつパワーアシスト動
作条件成立 メインスイッチ=オン→オフ パワーアシスト動作条件=成立→不成立 ドア閉動作時の挟み込み検出で、ドア開動作 ドア動作中の動作異常検出 この「ドア停止状態モード」から「パワーアシストモー
ド」に復帰させるには次のステップによる。 (1)メインスイッチ2をオフにしてオフモードにす
る。 (2)手動でドア4を全閉位置に移動させる。 (3)パワーアシストモード動作条件を成立させる。 (4)メインスイッチ2をオンにする。
中、 メインスイッチ=オフ→オン かつパワーアシスト動
作条件成立 メインスイッチ=オン→オフ パワーアシスト動作条件=成立→不成立 ドア閉動作時の挟み込み検出で、ドア開動作 ドア動作中の動作異常検出 この「ドア停止状態モード」から「パワーアシストモー
ド」に復帰させるには次のステップによる。 (1)メインスイッチ2をオフにしてオフモードにす
る。 (2)手動でドア4を全閉位置に移動させる。 (3)パワーアシストモード動作条件を成立させる。 (4)メインスイッチ2をオンにする。
【0027】尚、パワーアシストモードでドア動作中に
「パワーアシストモード動作条件が不成立」になったと
きの処理は図10により行われる。図中、◎は、閉動作
を続行する。全閉位置で動作停止し、パワーアシストモ
ード動作条件が不成立ならば、「オフモード」とする。
○は、ドア動作を停止し、「ドア停止状態モード」とす
る。×は、ドア動作を停止し、「オフモード」とする。
「パワーアシストモード動作条件が不成立」になったと
きの処理は図10により行われる。図中、◎は、閉動作
を続行する。全閉位置で動作停止し、パワーアシストモ
ード動作条件が不成立ならば、「オフモード」とする。
○は、ドア動作を停止し、「ドア停止状態モード」とす
る。×は、ドア動作を停止し、「オフモード」とする。
【0028】上記実施例においては、次の効果を奏する
ものである。 (1)挟み込み検出手段は、モータ3の負荷電流を所定
時間カウントする構成としたので、従来の感圧センサを
使用する構成に比して著しく簡単になり、コストを低減
できる。 (2)窓の開度位置調節手段20を、窓9に取着され車
両の前部側が低く後部側に至るに従って順次高くなる傾
斜した磁性体21と、車体5に取付けた磁気センサ22
とから構成したので、構造が簡単であり、コストを低減
できる。 (3)磁性体21を窓9に斜めに取付けたので、窓9の
開き度合いに応じてスライドドア4の停止位置を自在に
選択でき、しかも、必要空間が確保されるので、腕、手
又は指が挟まれることはない。
ものである。 (1)挟み込み検出手段は、モータ3の負荷電流を所定
時間カウントする構成としたので、従来の感圧センサを
使用する構成に比して著しく簡単になり、コストを低減
できる。 (2)窓の開度位置調節手段20を、窓9に取着され車
両の前部側が低く後部側に至るに従って順次高くなる傾
斜した磁性体21と、車体5に取付けた磁気センサ22
とから構成したので、構造が簡単であり、コストを低減
できる。 (3)磁性体21を窓9に斜めに取付けたので、窓9の
開き度合いに応じてスライドドア4の停止位置を自在に
選択でき、しかも、必要空間が確保されるので、腕、手
又は指が挟まれることはない。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、モータの駆動力を受
けて開閉移動するスライドドアの制御装置であって、メ
インスイッチにより作動され前記スライドドアの開閉を
制御するコントローラと、前記スライドドアの移動条件
が成立したことを判別する判別手段と、前記モータの電
流を所定時間検知してスライドドアによる挟み込みを検
知する挟み込み検知手段と、前記スライドドアの窓が開
いているときの該スライドドアの開移動により腕、手、
指などの挟み込みを防止する窓の開度位置調節手段とを
備え、前記メインスイッチをオンして前記判別手段によ
り前記スライドドアの移動条件が成立したことを条件に
該スライドドアを移動させるとともに前記挟み込み検知
手段が挟み込みを検知したとき該スライドドアの移動方
向を反転させ、前記窓の開度位置調節手段が作動したと
き該スライドドアの移動を停止するパワーアシストモー
ドと、前記メインスイッチをオフして手動で前記スライ
ドドアを移動させるオフモードと、前記パワーアシスト
モードにおいて前記判別手段が前記スライドドアの移動
条件が不成立に変化したと判別したとき該スライドドア
の移動を停止するドア停止状態モードとを備えたので、
簡単な構成で挟み込みを防止でき、しかもコストを低減
できるという効果を奏するものである。
けて開閉移動するスライドドアの制御装置であって、メ
インスイッチにより作動され前記スライドドアの開閉を
制御するコントローラと、前記スライドドアの移動条件
が成立したことを判別する判別手段と、前記モータの電
流を所定時間検知してスライドドアによる挟み込みを検
知する挟み込み検知手段と、前記スライドドアの窓が開
いているときの該スライドドアの開移動により腕、手、
指などの挟み込みを防止する窓の開度位置調節手段とを
備え、前記メインスイッチをオンして前記判別手段によ
り前記スライドドアの移動条件が成立したことを条件に
該スライドドアを移動させるとともに前記挟み込み検知
手段が挟み込みを検知したとき該スライドドアの移動方
向を反転させ、前記窓の開度位置調節手段が作動したと
き該スライドドアの移動を停止するパワーアシストモー
ドと、前記メインスイッチをオフして手動で前記スライ
ドドアを移動させるオフモードと、前記パワーアシスト
モードにおいて前記判別手段が前記スライドドアの移動
条件が不成立に変化したと判別したとき該スライドドア
の移動を停止するドア停止状態モードとを備えたので、
簡単な構成で挟み込みを防止でき、しかもコストを低減
できるという効果を奏するものである。
【0030】請求項2の発明は、挟み込み検知手段は、
スライドドアが閉移動中にモータの負荷電流を所定時間
カウントして過負荷状態が継続したときスライドドアを
開放方向に反転させ、スライドドアが挟み込み未検出位
置を通過したとき無効化されてスライドドアを全閉位置
まで移動させるので、簡単な構成でスライドドアによる
挟み込みを確実に防止することができ、コストを低減し
得るという効果を奏するものである。
スライドドアが閉移動中にモータの負荷電流を所定時間
カウントして過負荷状態が継続したときスライドドアを
開放方向に反転させ、スライドドアが挟み込み未検出位
置を通過したとき無効化されてスライドドアを全閉位置
まで移動させるので、簡単な構成でスライドドアによる
挟み込みを確実に防止することができ、コストを低減し
得るという効果を奏するものである。
【0031】請求項3の発明のコントローラは、全開位
置スイッチ又は全閉位置スイッチが動作したときモータ
の接続を閉方向又は開方向に切り換えるので、ドア操作
スイッチの構造を簡単になし得るという効果を奏するも
のである。
置スイッチ又は全閉位置スイッチが動作したときモータ
の接続を閉方向又は開方向に切り換えるので、ドア操作
スイッチの構造を簡単になし得るという効果を奏するも
のである。
【図1】 コントローラの構成を示す図である。
【図2】 フローチャートである。
【図3】 位置スイッチの概要を示す図で、(a)は側
面図、(b)は縦断正面図である。
面図、(b)は縦断正面図である。
【図4】 スライドドアの移動範囲を示す図である。
【図5】 窓の開度位置調節装置を示す図である。
【図6】 窓が広く開放されている場合の全開位置を示
す図である。
す図である。
【図7】 窓が小さく開放されている場合の全開位置を
示す図でである。
示す図でである。
【図8】 フローチャートである。
【図9】 3モードの移行図である。
【図10】 ドア動作中に「パワーアシストモード動作
条件が不成立」になったときの処理を示す図である。
条件が不成立」になったときの処理を示す図である。
1 コントローラ 2 メインスイッチ 3 モータ 4 スライドドア 5 車体 20 窓の開度位置調節装置 21 磁性体 22 磁気センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 モータの駆動力を受けて開閉移動するス
ライドドアの制御装置であって、 メインスイッチにより作動され前記スライドドアの開閉
を制御するコントローラと、 前記スライドドアの移動条件が成立したことを判別する
判別手段と、 前記モータの電流を所定時間検知してスライドドアによ
る挟み込みを検知する挟み込み検知手段と、 前記スライドドアの窓が開いているときの該スライドド
アの開移動により腕、手、指などの挟み込みを防止する
窓の開度位置調節手段とを備え、 前記メインスイッチをオンして前記判別手段により前記
スライドドアの移動条件が成立したことを条件に該スラ
イドドアを移動させるとともに前記挟み込み検知手段が
挟み込みを検知したとき該スライドドアの移動方向を反
転させ、前記窓の開度位置調節手段が作動したとき該ス
ライドドアの移動を停止するパワーアシストモードと、 前記メインスイッチをオフして手動で前記スライドドア
を移動させるオフモードと、 前記パワーアシストモードにおいて前記判別手段が前記
スライドドアの移動条件が不成立に変化したと判別した
とき該スライドドアの移動を停止するドア停止状態モー
ドとを備えたことを特徴とする電動スライドドアの制御
装置。 - 【請求項2】 挟み込み検知手段は、スライドドアが閉
移動中にモータの負荷電流を所定時間カウントして過負
荷状態が継続したときスライドドアを開放方向に反転さ
せ、スライドドアが挟み込み未検出位置を通過したとき
無効化されてスライドドアを全閉位置まで移動させるこ
とを特徴とする請求項1記載の電動スライドドアの制御
装置。 - 【請求項3】 コントローラは、全開位置スイッチ又は
全閉位置スイッチが動作したときモータの接続を閉方向
又は開方向に切り換えることを特徴とする請求項1又は
2記載の電動スライドドアの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000296012A JP2002106252A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 電動スライドドアの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000296012A JP2002106252A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 電動スライドドアの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002106252A true JP2002106252A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18778350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000296012A Pending JP2002106252A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 電動スライドドアの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002106252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10253548B2 (en) | 2015-09-17 | 2019-04-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Opening and closing body control device for vehicle |
-
2000
- 2000-09-28 JP JP2000296012A patent/JP2002106252A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10253548B2 (en) | 2015-09-17 | 2019-04-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Opening and closing body control device for vehicle |
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