JP2002106177A - スタッドの溶接による既存建物の免震化方法 - Google Patents

スタッドの溶接による既存建物の免震化方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所謂「既存建物の居ながら免震化」を可能と
し、地震等によるせん断力を確実に免震装置へ伝達する
ことができるスタッドの溶接による既存建物の免震化方
法を提供する。 【解決手段】 既存建物の鉄筋コンクリート造柱又は杭
の躯体における免震装置2の取り付け部位を切断し、切
断した躯体の上下の切断面に露出した縦鉄筋1cにスタ
ッド3を溶接する。免震装置の上下のプレート4,5に
それぞれ定着部材7を設け、前記免震装置を前記躯体の
上下の切断面との間に隙間を開けて配置し、前記隙間を
囲む型枠9を設けてモルタル等を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、既存建物の鉄筋
コンクリート造柱又は杭の躯体へ免震装置を取り付け
て、既存建物を免震構造に改修する免震化方法の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、地震時の耐震性、免震性を高める
べく、既存建物の鉄筋コンクリート造柱又は杭の躯体へ
免震装置を取り付けて、既存建物を免震構造に改修する
免震化方法が種々開示され、実施されている。免震装置
を既存建物に取り付ける点に注目すると、
【0003】(I)例えば、免震装置を取り付ける鉄筋
コンクリート造柱又は杭の躯体の切断面をブレーカー等
ではつって、露出させた鉄骨又は鉄筋に免震装置の上下
のプレートを直に溶接して同免震装置を取り付けること
により、既存建物を免震化する方法。
【0004】(II)免震装置を取り付ける鉄筋コンクリ
ート造柱又は杭の躯体の切断面に後施工アンカーを打
ち、前記上下の切断面と免震装置の上下のプレートとの
隙間にモルタルを充填し、前記モルタルに打ち込んだ袋
ナットを利用して免震装置の上下のプレートをボルトで
取り付けることにより、既存建物を免震化する方法。等
々がそれぞれ公知に属する。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(I)の免震化方法は、コンクリート躯体のはつり作業
中に大きな騒音と振動が発生し、周囲の環境に悪影響を
及ぼす。
【0006】上記(II)の免震化方法は、後施工アンカ
ーを打つ既存建物の柱又は杭のコンクリートの強度が不
明な場合が多く、地震等によるせん断力を確実に免震装
置へ伝達できない危険性がある。また、上記(I)の免
震化方法と同様に、後施工アンカーを打つために行うド
リル削孔作業中に大きな騒音と振動が発生し、周囲の環
境に悪影響を及ぼす。
【0007】更に、上記(I)、(II)の免震化方法
は、躯体の切断面にはつり作業やドリル削孔などの大が
かりな加工を要するが、短時間に何本もの柱又は杭へ免
震装置を取り付けることができるほど、作業効率が良く
ない。
【0008】従って、本発明の目的は、低騒音、低振動
化施工を可能とすることにより周辺の環境に悪影響を及
ぼすことがなく、所謂「既存建物の居ながら免震化」を
可能とし、既存建物の鉄筋コンクリート造柱又は杭の躯
体コンクリートの強度に左右されることなく地震等によ
るせん断力を確実に免震装置へ伝達することができ、し
かも作業効率を向上することによりコストダウンを実現
できるスタッドの溶接による既存建物の免震化方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、請求項1に記載した発明に係るスタッ
ドの溶接による既存建物の免震化方法は、既存建物の鉄
筋コンクリート造柱又は杭の躯体における免震装置の取
り付け部位を切断し、切断した躯体の上下の切断面に露
出した縦鉄筋にスタッドを溶接する工程と、免震装置の
上下のプレートにそれぞれ定着部材を設け、前記免震装
置を前記躯体の上下の切断面との間に隙間を開けて配置
し、前記隙間を囲む型枠を設けてモルタル等を充填する
工程とから成ることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載した発明に係るスタッドの
溶接による既存建物の免震化方法は、既存建物の鉄筋コ
ンクリート造柱又は杭の躯体における免震装置の取り付
け部位を切断し、切断した躯体の上下の切断面に露出し
た縦鉄筋にスタッドを溶接する工程と、袋ナットを溶接
等の手段で取り付けた取付けプレートを前記躯体の上下
の切断面との間に隙間を開けて配置し、前記隙間を囲む
型枠を設けてモルタル等を充填する工程と、前記モルタ
ルが強度を発現した後に、前記上下の取付けプレートの
間に免震装置を挿入し、前記袋ナットを利用して免震装
置をボルトで取り付ける工程とから成ることを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載のスタッドの溶接による既存
建物の免震化方法は、請求項1又は2に記載した発明に
係るスタッドの溶接による既存建物の免震化方法におい
て、躯体の縦鉄筋にスタッドを溶接するに際し、縦鉄筋
の切断面の略中央にポンチ等による凹みを形成し、前記
凹みとスタッドの先端とを突き合わせて溶接することを
特徴とする。
【0012】請求項4記載のスタッドの溶接による既存
建物の免震化方法は、請求項1又は2に記載した発明に
係るスタッドの溶接による既存建物の免震化方法におい
て、躯体の縦鉄筋にスタッドを溶接するに際し、切断し
た鉄筋又は同鉄筋の周辺の躯体断面にアークシールドを
接着し、この中にスタッドガンを差し込んで溶接するこ
とを特徴とする。
【0013】
【本発明の実施の形態、及び実施例】図1〜図3は、請
求項1及び3、4に記載した発明に係るスタッドの溶接
による既存建物の免震化方法の実施形態を示す。この免
震化方法は、既存建物の鉄筋コンクリート造柱又は杭の
躯体1へ直接免震装置2を取り付けて、既存建物を免震
構造に改修する免震化方法として好適に実施される。
【0014】この免震化方法は、既存建物の鉄筋コンク
リート造柱(又は杭)の躯体1を直接又はその周辺部
を、図示を省略した公知の仮設支持手段で支持し、荷重
の盛り替えを行った後に、免震装置2の取り付け部位を
切断することから始める。
【0015】図2は、前記切断した柱躯体1の上下の切
断面に露出した縦鉄筋1c…にそれぞれスタッド3…を
溶接した段階を示す。上側の躯体1a及び下側の躯体1
bの鉄筋1cの断面は、グラインダー等により平滑化
し、同平滑化した断面の略中央にポンチ等により凹み1
dを形成し(図3B)、前記凹み1dにスタッド3の先
端を突き合わせて溶接する(請求項3記載の発明)。し
たがって、鉄筋1cの断面とスタッド3の先端に芯ずれ
が発生することがなく、溶接強度を確保できる。なお、
図3(A)は柱躯体1の切断面を示し、(B)は鉄筋1
cの拡大断面を示す。
【0016】図1は、上記のようにして用意した柱躯体
1の前記切断部位に、免震装置2を直接挿入して設置し
た段階を示す。即ち、免震装置2の上下の所謂取付けプ
レート4、5にはそれぞれ定着部材7を予め設けてお
く。前記定着部材7は具体的には袋ナットであり、これ
を溶接等の手段で取付けプレート4、5に取り付けてお
く。免震装置2を構成する上下の面板2a、2bと前記
上下の取付けプレート4、5とは予め前記袋ナット7へ
ねじ込んだボルト8で一体化し、完成した免震装置2が
前記切断部位へ配置される。
【0017】前記のように完成状態の免震装置2は、前
記柱躯体1の上下の切断面と各取付けプレート4、5と
の間に相当な隙間を開けて配置される。前記相当な隙間
とは、前記スタッド3と定着部材7とがモルタル6を介
して一体化接合するために必要十分な大きさの隙間を意
味する。そのため、図示は省略したが、特に下側の躯体
1bの切断面には、前記相当な隙間を確保する隙間保持
部材を配置する。前記隙間保持部材は、下側の取付けプ
レート5の下面に溶接等の手段で設けても良い。
【0018】次に、前記上下の取付けプレート4、5と
柱躯体1の上下の切断面との間を包囲して塞ぐ配置で型
枠9を設置し、その後モルタル6を充填する。モルタル
6が硬化し強度を発現すると、前記免震装置2はモルタ
ル6を介して柱躯体1に一体化し定着する。前記モルタ
ル6には、高流動でかつ膨張性に優れたモルタルを用い
る。したがって、充填時に大きな注入圧力を必要とせ
ず、注入作業が容易で作業効率の向上に寄与し、ローコ
スト化を実現できる。
【0019】前記モルタル6が強度を発現した後に、前
記仮設支持手段の軸力を免震装置2による支持に盛り替
え、同仮設支持手段及び型枠9を撤去することにより、
当該柱躯体1に関する免震構造への改修工事を完了す
る。
【0020】上記の免震化方法は、縦鉄筋1cにスタッ
ド3を溶接し、これを免震装置定着の手段として用いる
ため、柱躯体1にはつり作業やドリル削孔などの大がか
りな加工を行う必要がなく、作業効率を向上することが
でき、コストダウンを実現できる。また、低騒音、低振
動化施工を可能とし、周辺の環境に悪影響を及ぼすこと
がないため、所謂「既存建物の居ながら免震化」が可能
である。
【0021】更に、スタッド3…を既存建物の鉄筋コン
クリート造柱(又は杭)の躯体1の縦鉄筋1c…に溶接
するため、地震等によるせん断力を確実にスタッド3…
を介して免震装置2へ伝達することができる。
【0022】なお、上記実施形態では、免震装置2の上
下に面板2a、2bと取付けプレート4、5が設けられ
ているが、取付けプレート4、5は省略しても良い。こ
の場合、免震装置2の上部面板2aの上面及び下部面板
2bの下面にスタッド等を溶接し、同スタッドを定着部
材として用いることにより簡易な構成で実施できる。
【0023】次に、請求項2に記載した発明に係る免震
化方法も、請求項1に記載した発明と同様に、既存建物
の鉄筋コンクリート造柱又は杭の躯体1へ免震装置2を
取り付けて、既存建物を免震構造に改修する免震化方法
として好適に実施される。
【0024】この免震化方法も、既存建物の鉄筋コンク
リート造柱(又は杭)の躯体1を直接又はその周辺部
を、図示を省略した仮設支持手段で支持し、荷重を盛り
替えた後に、免震装置2の取り付け部位を切断すること
から始める。
【0025】そして、前記切断した柱躯体1の上下の切
断面に露出した縦鉄筋1c…にぞれぞれスタッド3…を
溶接する(図2)。上側の躯体1a及び下側の躯体1b
の鉄筋1cの断面は、グラインダー等により平滑化し、
同平滑化した断面の略中央にポンチ等により凹み1dを
形成し(図3B)、前記凹み1dにスタッド3の先端を
突き合わせて溶接する(請求項3記載の発明)。
【0026】図4は、上記のようにして用意した柱躯体
1の前記切断部位に、免震装置2の上下の所謂取付けプ
レート4、5を設置した段階を示す。前記取付けプレー
ト4、5にはそれぞれ、定着部材として免震装置2を取
り付けるために用いる袋ナット7を溶接等の手段で取り
付けておく。前記取付けプレート4、5は、柱躯体1の
上下の切断面と相当な隙間を開けて配置される。前記相
当な隙間とは、上述したように前記スタッド3と袋ナッ
ト7とがモルタル6を介して一体化接合するために必要
十分を大きさの隙間を意味する。そのため、図示は省略
したが、上下の取付けプレート4、5には、前記相当な
隙間を確保する隙間保持部材を溶接等の手段で予め設け
ておくのが良い。なお、前記上側の取付けプレート4に
は、図示を省略した支持手段が設けられ、取付け位置か
らずり落ちないように支持されている。
【0027】上記の取付けプレート4、5は、柱躯体1
の上下の切断面に対峙する配置で設けた型枠として利用
し、更に両者の隙間を外周から包囲して塞ぐ配置で型枠
9を設け、その後モルタル6を充填する。型枠9を上記
取付けプレート4、5の支持手段に兼用することもでき
る。
【0028】前記モルタル6が強度を発現し、取付けプ
レート4、5が柱躯体1へ定着した後に、前記上下の取
付けプレート4、5の間に免震装置2を挿入し、前記袋
ナット7へボルト8をねじ込んで免震装置2を取り付け
一体化する。
【0029】そして、上述した仮設支持手段の軸力を免
震装置2による支持に盛り替え、前記仮設支持手段と型
枠9を撤去することにより、当該柱躯体1に関する免震
構造への改修工事が完了する(図1)。
【0030】この免震化方法も、請求項1に記載した発
明と同様に縦鉄筋1cにスタッド3を溶接し、これを免
震装置定着の手段として用いるため、柱躯体1にはつり
作業やドリル削孔などの大がかりな加工を行う必要がな
く、作業効率を向上することができ、コストダウンを実
現できる。また、低騒音、低振動化施工を可能とし、周
辺の環境に悪影響を及ぼすことがないため、所謂「既存
建物の居ながら免震化」が可能である。
【0031】更に、スタッド3…を既存建物の柱(又は
杭)の躯体1の縦鉄筋1c…に溶接するため、柱躯体1
のコンクリートの強度に左右されることなく地震等によ
るせん断力を確実にスタッド3…を介して免震装置2へ
伝達することができる。
【0032】要するに、本発明は、躯体1の切断面に露
出した縦鉄筋1c…に溶接したスタッド3…を躯体定着
の一部として用いて免震装置2を上下の躯体1へ取り付
ければ良い。
【0033】なお、上記実施形態では、鉄筋1cの断面
とスタッド3の先端とを溶接するに際し、鉄筋1cの断
面の略中央にポンチ等により凹み1dを形成して、前記
凹み1dを目印とし鉄筋1cとスタッド3との芯ずれを
防いで溶接しているが、この限りではない。即ち、鉄筋
1c又は鉄筋1cの周辺の躯体断面にアークシールドを
接着し、この中にスタッドガンを差し込んで溶接するこ
とも可能である(請求項4記載の発明)。要するに、鉄
筋1cとスタッド3との芯ずれを防ぐことができれば良
い。
【0034】
【本発明の奏する効果】本発明に係るスタッドの溶接に
よる既存建物の免震化方法は、縦鉄筋にスタッドを溶接
し、これを免震装置定着の手段として用いるため、躯体
にはつり作業やドリル削孔などの大がかりな加工を行う
必要がなく、作業効率を向上することができ、コストダ
ウンを実現できる。また、低騒音、低振動化施工を可能
とし、周辺の環境に悪影響を及ぼすことがないため、所
謂「既存建物の居ながら免震化」が可能である。
【0035】更に、スタッドを既存建物の柱又は杭の躯
体の縦鉄筋に溶接するため、既存建物の柱又は杭のコン
クリート躯体の強度に左右されることなく地震等による
せん断力を確実にスタッドを介して免震装置へ伝達する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4に記載したスタッドの溶接による
既存建物の免震化方法の実施形態を示した立面図であ
る。
【図2】切断した躯体の上下の切断面に露出した縦鉄筋
にスタッドを溶接した状態を示した立面図である。
【図3】Aは、躯体の切断面を示した断面図である。B
は、鉄筋の切断面を示した断面図である。
【図4】請求項2に記載したスタッドの溶接による既存
建物の免震化方法の途中工程の実施形態を示した立面図
である。
【符号の説明】
1 柱躯体 1a 上側の躯体 1b 下側の躯体 1c 縦鉄筋 1d 凹み 2 免震装置 3 スタッド 4、5 取付けプレート 6 モルタル 7 袋ナット 8 ボルト 9 型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅国 章 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 横井 敏彦 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 平山 雅章 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 水野 彰 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 Fターム(参考) 2D046 CA01 DA13 2E163 DA00 FA02 2E176 AA04 BB27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既存建物の鉄筋コンクリート造柱又は杭の
    躯体における免震装置の取り付け部位を切断し、切断し
    た躯体の上下の切断面に露出した縦鉄筋にスタッドを溶
    接する工程と、 免震装置の上下のプレートにそれぞれ定着部材を設け、
    前記免震装置を前記躯体の上下の切断面との間に隙間を
    開けて配置し、前記隙間を囲む型枠を設けてモルタル等
    を充填する工程とから成ることを特徴とする、スタッド
    の溶接による既存建物の免震化方法。
  2. 【請求項2】既存建物の鉄筋コンクリート造柱又は杭の
    躯体における免震装置の取り付け部位を切断し、切断し
    た躯体の上下の切断面に露出した縦鉄筋にスタッドを溶
    接する工程と、 袋ナットを溶接等の手段で取り付けた取付けプレートを
    前記躯体の上下の切断面との間に隙間を開けて配置し、
    前記隙間を囲む型枠を設けてモルタル等を充填する工程
    と、 前記モルタルが強度を発現した後に、前記上下の取付け
    プレートの間に免震装置を挿入し、前記袋ナットを利用
    して免震装置をボルトで取り付ける工程とから成ること
    を特徴とする、スタッドの溶接による既存建物の免震化
    方法。
  3. 【請求項3】躯体の縦鉄筋にスタッドを溶接するに際
    し、縦鉄筋の切断面の略中央にポンチ等による凹みを形
    成し、前記凹みとスタッドの先端とを突き合わせて溶接
    することを特徴とする、請求項1又は2に記載したスタ
    ッドの溶接による既存建物の免震化方法。
  4. 【請求項4】躯体の縦鉄筋にスタッドを溶接するに際
    し、切断した鉄筋又は同鉄筋の周辺の躯体断面にアーク
    シールドを接着し、この中にスタッドガンを差し込んで
    溶接することを特徴とする、請求項1又は2に記載した
    スタッドの溶接による既存建物の免震化方法。
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