JP2002105597A - 良加工性高強度鋼管およびその製造方法 - Google Patents
良加工性高強度鋼管およびその製造方法Info
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Abstract
鋼管を提供する。 【解決手段】 質量%で、C:0.0005〜0.30
%、Si:0.001〜2.0%、Mn:0.01〜
3.0%、S:0.0001〜0.0050%、O:
0.0001〜0.0040%、N:0.0001 〜
0.030%、および、必要に応じて他の元素を含有
し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、アスペク
ト比(圧延方向に平行な長さ/圧延方向に垂直(板厚方
向に平行)な長さ)が2以上の非金属介在物が面積率で
(以下同じ)0.05%以下かつアスペクト比が2未満
の非金属介在物が0.03%以下であることを特徴とす
る良加工性高強度鋼管。
Description
足廻り、メンバーなどに用いられる鋼材で、特に、ハイ
ドロフォーム等の成形性に優れた高強度鋼管およびその
製造方法に関するものである。
強度化が望まれている。高強度化することで、板厚減少
による軽量化や、衝突時の安全性向上が可能となる。ま
た、最近では、複雑な形状の部位について、高強度鋼の
素鋼板または鋼管から、ハイドロフォーム法を用いて成
形加工する試みが行われている。これは、自動車の軽量
化や低コスト化のニーズに伴い、部品数の減少や溶接フ
ランジ箇所の削減などを狙ったものである。このよう
に、ハイドロフォーム(特開平10−175026号公
報参照)などの新しい成形加工方法が実際に採用されれ
ば、コストの削減や設計の自由度が拡大されるなどの大
きなメリットが期待される。
トを充分に生かすためには、これらの新しい成形法に適
した材料が必要となる。例えば、第50回塑性加工連合
講演大会(1999,447頁)にあるように、ハイド
ロフォーム成形に及ぼすr値の影響が示されている。し
かし、ここでは、シミュレーションによる解析により、
長手方向のr値が、ハイドロフォームでの1基本成形モ
ードであるT字成形では効果的であることが示されてい
るのみである。
2000A420(於Seoul, June 12-15 2000) にあるように、
結晶粒微細化を活用して高強度高延性化を図った高加工
性鋼管の開発も進められつつあり、このなかでも、管長
手方向のr値の向上が述べられている。しかし、細粒化
は厚手系の材料の靱性確保効力が大きいが、比較的低温
での温間加工により細粒化を実現させる点や、加工度
(ここでは縮径率や減面率)を高くすることからする
と、ハイドロフォーム等の成形に重要なn値が低くなっ
てしまうことや、成形性の指標である平均r値を向上さ
せる結果には至らないことが懸念される。
す材料特性値(n値やr値など)の影響については、よ
うやく研究開発が開始された状況にある。一方では、こ
れらの新しい成形方法にどのような金属組織が適してい
るのかについては、不明確な部分が多く、特に、析出物
や介在物の影響については、いっさい明らかになってい
ない。
研究開発では、ハイドロフォーム等の1基本成形モード
だけでなく、種々の成形に適した材料開発は実用レベル
ではほとんど行われておらず、既存の高r値鋼板や高延
性鋼板がハイドロフォーム成形に使用されつつある。
イドロフォーム等の成形性に及ぼす影響を調査し、これ
らの新しい成形方法に適した良加工性高強度鋼管および
その製造方法を提供するものである。
フォーム等の成形性に優れた材料の介在物形態およびそ
の制御方法を見出し、これを限定することで、ハイドロ
フォーム等の成形性に優れた良加工性高強度鋼管および
その製造方法を提供するものである。即ち、本発明の要
旨とするところは、次のとおりである。 (1)面積率で、50%以上のフェライトを主相とし、
質量%で、C:0.0005〜0.30%、Si:0.
001〜2.0%、Mn:0.01〜3.0%、S:
0.0001〜0.0050%、O:0.0001〜
0.0040%、N:0.0001 〜0.030%を含
有し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、さら
に、アスペクト比が2以上の非金属介在物が、面積率で
(以下同じ)0.05%以下であり、かつ、アスペクト
比が2未満の非金属介在物が、0.03%以下であるこ
とを特徴とする良加工性高強度鋼管。 (2)さらに、アスペクト比が2以上の非金属介在物の
最大長さが、主相であるフェライトの平均粒径の0.5
倍以下であることを特徴とする前記(1)に記載の良加
工性高強度鋼管。 (3)さらに、アスペクト比が2未満の非金属介在物の
平均径が、フェライトの平均粒径の0.2倍以下である
ことを特徴とする前記(1)または(2)に記載の良加
工性高強度鋼管。 (4)フェライト粒の結晶粒径が0.1〜200μmの
範囲にあり、フェライトの平均粒径(μm):dα、ア
スペクト比が2以上の非金属介在物の面積率(%):R
1 および最大長さ(μm):lmax 、および、アスペク
ト比が2未満の非金属介在物の面積率(%):R2 およ
び平均径(μm):dI の関係が、以下の(1)式を満
たすことを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1
項に記載の良加工性高強度鋼管。 10/dα≧R1 ×lmax + R2 ×dI …(1)
ZrおよびMgの1種または2種以上を合計で0.00
01〜0.5%含むことを特徴とする前記(1)〜
(4)のいずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 (6)鋼中に、さらに、質量%で、Ti、VおよびNb
の1種または2種以上を合計で0.001〜0.5%以
下含むことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか
1項に記載の良加工性高強度鋼管。 (7)鋼中に、さらに、質量%で、Pを0.001〜
0.20%含むことを特徴とする前記(1)〜(6)の
いずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 (8)鋼中に、さらに、質量%で、Bを0.0001〜
0.01%含むことを特徴とする前記(1)〜(7)の
いずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 (9)鋼中に、さらに、質量%で、Cr、Cu、Ni、
Co、WおよびMoの1種または2種以上を合計で0.
001〜1.5%含むことを特徴とする前記(1)〜
(8)のいずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 (10)鋼中に、さらに、質量%で、Caおよび希土類
元素の1種または2種を合計で0.0001〜0.5%
含むことを特徴とする前記(1)〜(9)のいずれか1
項に記載の良加工性高強度鋼管。 (11)鋼管の集合組織として、 少なくとも、鋼板1/2板厚での板面の{111}<
110>のX線ランダム強度比、鋼板1/2板厚での板
面の{110}<110>〜{332}<110>の方
位群のX線ランダム強度比の平均、および、鋼板1/2
板厚での板面の{110}<110>のX線ランダム強
度比のいずれか1つまたは2つ以上が3.0以上である
こと、 少なくとも、鋼板1/2板厚での板面の{100}<
110>〜{223}<110>の方位群のX線ランダ
ム強度比の平均、および、鋼板1/2板厚での板面の
{100}<110>のX線ランダム強度比のいずれか
一方または両方が3.0以下であること、 少なくとも、鋼板1/2板厚での板面の{111}<
110>〜{111}<112>および{554}<2
25>の方位群のX線ランダム強度比の平均が2.0以
上、および、鋼板1/2板厚での板面の{111}<1
10>のX線ランダム強度比が3.0以上であることの
いずれか一方または両方であること、の上記〜のう
ちの1項目または2項目以上を満たすことを特徴とする
前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の良加工性
高強度鋼管。 (12)前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の
良加工性高強度鋼管を製造するに当たり、母管を造管
後、Ac3 変態点−50℃以上Ac3 変態点+200℃
以下に加熱し、650〜900℃で縮径率が10〜70
%となる縮径加工を行うことを特徴とする良加工性高強
度鋼管の製造方法。 (13)前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の
良加工性高強度鋼管を製造するに当たり、母管を造管
後、1000℃以下500 ℃以上で焼鈍を行うことを特
徴とする良加工性高強度鋼管の製造方法。
る。 主相フェライトの面積率:50%未満になると成形性が
劣化するため、50%を下限とした。さらに、フェライ
ト以外の金属組織として、パーライト、ベイナイト、マ
ルテンサイト、オーステナイトおよび炭窒化物等の組織
をいずれか1種または2種以上含んでもよい。
%以上の添加とするが、集合組織を制御する上では、多
量添加は好ましいものではなく、上限を0.30%とし
た。 Si:Siは強化元素であり、脱酸元素でもあることか
ら、下限を0.001%とし、一方、過剰添加は、メッ
キのぬれ性や加工性の劣化を招くので、上限を2.0%
とした。
ため、下限を0.01%とした。また、過剰添加は延性
の低下を招くので、上限を3.0%とした。 S:Sの低減は介在物の量および大きさを減少させる点
で重要であり、上限を0.0050%とし、一方で、極
低S化はコスト的に不利になるため、介在物の無害化に
問題のないレベルとして、0.0001%を下限とし
た。
および大きさを減少させる点で重要であり、上限を0.
0040%とし、一方、極低O化はコスト的に不利にな
るため、介在物の無害化に問題のないレベルとして、
0.0001%を下限とした。 N:Nは高強度化に有効で、0.0001%以上の添加
とするが、溶接欠陥制御の点で多量添加は好ましいもの
ではなく、上限を0.030%とした。
在物の存在はハイドロフォーム等の成形性に悪影響を及
ぼす。特に、アスペクト比が2以上になると、管周方向
に大きな歪みおよび/または内圧がかかる加工モードで
は、極端に成形加工性が劣化する。これを防止するた
め、面積率で0.05%以下とした。さらに、介在物の
最大長さが主相フェライトの平均粒径の0.5倍以下と
なると、良好な成形性が得られるので好ましい。
スペクト比が2未満で、形状が比較的等方的な場合に
は、管周方向および長手方向に、大きな引張り歪みおよ
び/または内圧がかかる加工モードになると、極端に成
形加工性が劣化する。これを防止するため、面積率で
0.03%以下とした。さらに、介在物の平均径が主相
フェライトの平均粒径の0.2倍以下となると、良好な
成形性が得られるので好ましい。
確保する場合には重要で、0.1〜200μmに制御す
ることが必要である。0.1μm未満の再結晶粒を工業
的に作製することは困難であるので、0.1μmを下限
とし、一方、200μm超の粒が混在すると、ハイドロ
フォーム成形に重要な集合組織形成を阻害するので、2
00μmを上限とした。
および平均径を測定するにあたり、管長手方向に平行な
断面を観察面とし、数μm の研磨用ダイヤモンドまたは
バフ研磨で仕上げ、光学顕微鏡にて200〜600倍で
60視野観察した。アスペクト比は、圧延方向と平行な
方向の長さ/板厚方向の厚さとして1個1個の非金属介
在物について全視野測定し、それらの値の単純平均とし
て求めた。所定のアスペクト比を有する非金属介在物の
面積率は、JISG055にある点算法で求めた。平均
径は円相当径として画像解析により求めた。
0視野の中でアスペクト比が2以上である1個1個の非
金属介在物の中で、最大の値を有する介在物の長さとし
て求めた。なお、本発明において、非金属介在物とは、
酸化物、例えば、アルミナ;Al 2 O3 やシリケート、
硫化物、例えばMnS、TiS、Ti4 C2 S2 、Mg
SやCaS、炭化物・窒化物、例えば、Ti添加鋼では
TiC、TiN、Ti(C、N)などの合金添加による
析出・晶出した化合物、および、それらの複合化したも
のをさす。
粒界を明確化する必要がある。観察断面を数μm の研磨
用ダイヤモンドまたはバフ研磨で仕上げて、炭素量の比
較的高い鋼種については、2〜5%ナイタール液を用い
て、極低炭素鋼(例えばIF鋼)については、特殊エッ
チング液:SULC−Gを用いて、それぞれ、フェライ
ト粒界を明確に出現させることとする。
る。水100mlに、ドデシルベンゼンスルホン酸:2
〜10g、蓚酸:0.1〜1g、ピクリン酸:1〜5g
を溶かした後、6Nの塩酸:2〜3mlを加えることで
作製できる。これらの手法を用いて得られる組織には、
フェライト粒界や、そのサブグレインの一部が出現する
ことがある。ここで言うフェライト粒界とは、これらの
一部出現したサブグレインのような界面も含めて、上記
の試料調整により、光学顕微鏡により可視化された界面
をさし、この界面において粒径を測定するものとする。
ここで、フェライト粒径は、100〜500倍の20視
野以上の画像解析により測定を行い、平均粒径は円相当
径として画像解析により求めた。
関係:部品の形状から、局部的に大きな加工度が加わる
ような厳しい成形加工においては、成形性を十分に確保
するため、フェライトの平均粒径(μm):dα、アス
ペクト比が2以上の非金属介在物の面積率(%):R1
および最大長さ(μm):lmax 、および、アスペクト
比が2未満以上の非金属介在物の面積率(%):R2 お
よび平均径(μm):dI の関係が、以下の(1)式を
満たすこととした。 10/dα≧R1 ×lmax + R2 ×dI …(1)
にも適量添加は効果的である。また、Alは、特に、箱
焼鈍を行う場合に、成形性の向上に寄与する。一方、過
剰添加は、酸化物、硫化物や窒化物の多量晶出・析出を
招き、清浄度を劣化させ、延性を低下させてしまう上、
メッキ性をも著しく損なう。したがって、必要に応じ
て、これらの1種または2種以上を合計で0.0001
〜0.5%含むこととした。
b、TiおよびVは、これらの1種または2種以上を合
計で0.001%以上添加して、炭化物、窒化物または
炭窒化物を形成せしめ、鋼材を高強度化することができ
るが、その合計の含有量が0.5%を超えた場合には、
母相であるフェライト粒内または粒界に、多量の炭化
物、窒化物または炭窒化物が析出して、延性を低下させ
ることになるので、添加量の範囲を、1種または2種以
上の合計で0.001〜0.5%とした。
溶接性や鋳片の耐置き割れ性の劣化や、疲労特性、靱性
の劣化を招くことから、必要に応じて添加することとし
て、その範囲を0.001〜0.20%とした。 B:必要に応じて、0.0001%以上添加するBは、
粒界の強化や鋼材の高強度化に有効ではあるが、その添
加量が0.01%を超えると、その効果が飽和するばか
りでなく、必要以上に鋼板強度を上昇させ、加工性を低
下させることから、0.0001〜0.01%とした。
i、Cr、Cu、Co、Mo、Wは強化元素であり、必
要に応じて、1種または2種以上の合計で0.001%
以上の添加とした。また、過剰の添加は、延性の低下を
招くことから、1種または2種以上の合計で1.5%以
下とした。 Ca、希土類元素(Rem):介在物制御に有効な元素
で、適量添加は成形加工性を向上させるが、過剰の添加
は、逆に、熱間脆化を助長させるので、必要に応じて、
合計で0.0001〜0.5%添加することとした。こ
こで、希土類元素(Rem)とは、Y、Srおよびラン
タノイド系の元素を指し、工業的には、これらの混合物
であるミッシュメタルとして添加することがコスト的に
有利である。
ど、それぞれ、0.01%以下の混入では、本発明の効
果を失することはない。 集合組織:ハイドロフォーム成形を行う上で重要な特性
値の1つである。板厚中心位置での板面のX線回折を行
い、ランダム結晶に対する各方位の強度比を求めたと
き、下記条件を満たすことが好ましい。 (1)少なくとも、鋼板1/2板厚での板面の{11
1}<110>のX線ランダム強度比、鋼板1/2板厚
での板面の{110}<110>〜{332}<110
>の方位群のX線ランダム強度比の平均、および、鋼板
1/2板厚での板面の{110}<110>のX線ラン
ダム強度比のいずれか1つまたは2つ以上が3.0以上
であること、(2)少なくとも、鋼板1/2板厚での板
面の{100}<110>〜{223}<110>の方
位群のX線ランダム強度比の平均、および、鋼板1/2
板厚での板面の{100}<110>のX線ランダム強
度比のいずれか一方または両方が3.0以下であるこ
と、(3)少なくとも、鋼板1/2板厚での板面の{1
11}<110>〜{111}<112>および{55
4}<225>の方位群のX線ランダム強度比の平均が
2.0以上、および、鋼板1/2板厚での板面の{11
1}<110>のX線ランダム強度比が3.0以上であ
ることのいずれか一方または両方であること、の上記
(1)〜(3)のうちの1項目または2項目以上。
いては、少なくとも、{111}<110>のX線ラン
ダム強度比、{110}<110>〜{332}<11
0>からなる方位群の平均強度比、および、{110}
<110>のX線ランダム強度比のいずれか1つまたは
2つ以上が3.0以上であれば、本発明の意味する高成
形性(各ハイドロフォームの条件での拡管率で概ね1.
25以上)を達成することが可能である。このように、
鋼板1/2板厚での板面の{110}<110>〜{3
32}<110>の方位群および{111}<110>
のX線ランダム強度比が、ハイドロフォーム成形を行う
上で重要な特性値の1つである。
くとも、鋼板1/2板厚での板面の{100}<110
>〜{223}<110>の方位群のX線ランダム強度
比の平均が3.0を超え、または、鋼板1/2板厚での
板面の{100}<110>のX線ランダム強度比が
3.0を超えると、本発明の目的とする、特に、各ハイ
ドロフォーム成形における拡管率等が1.2以下程度に
まで低くなるため、それぞれ3.0以下とした。
くとも、鋼板1/2板厚での板面の{111}<110
>〜{111}<112>および{554}<225>
の方位群のX線ランダム強度比の平均が2.0未満、ま
たは、鋼板1/2板厚での板面の{111}<110>
のX線ランダム強度比が3.0未満であると、やはり、
ハイドロフォームにおける拡管率が低くなる傾向にある
ため、それぞれ、2.0以上および3.0以上の集積度
を確保することとし、前記の(1)および(2)と併せ
て、少なくとも、1項目以上を満たすこととし、ハイド
ロフォーム成形時の加工性を確保するものとした。
明する。{110}<110>〜{332}<110>
の方位群に含まれる主な方位は、{110}<110
>、{661}<110>、{441}<110>、
{331}<110>、{221}<110>、{33
2}<110>、{443}<110>、{554}<
110>、である。
<110>の方位群に含まれる主な方位は、{100}
<110>、{116}<110>、{114}<11
0>、{113}<110>、{112}<110>、
{335}<110>および{223}<110>、で
ある。また、{111}<110>〜{111}<11
2>の方位群に含まれる主な方位は、{111}<11
0>および{111}<112>、である。
{110}極点図よりベクトル法により計算した3次元
集合組織や、{110}、{100}、{211}、
{310}の各極点図のうちの複数の極点図を基に、級
数展開法で計算した3次元集合組織から求めればよい。
例えば、{110}<110>〜{332}<110>
については、後者の方法で各結晶方位のX線ランダム強
度比を求めるには、3次元集合組織のφ2=45度断面に
おける(110)[110]、(661)[110]、
(441)[110]、(331)[110]、(22
1)[110]、(332)[110]、(443)
[110]、(554)[110]で、{100}<1
10>〜{223}<110>の方位群では、(00
1)[110]、(116}[1−10]、(114)
[1−10]、(113)[1−10]、(112)
[1−10]、(335)[1−10]および(22
3)[1−10]で、{111}<110>〜{11
1}<112>方位群では、(111)[1−10]お
よび(111)[−1−12]で、それぞれ代表でき
る。
{332}<110>の方位群について、上記方位のす
べての強度が得られない場合には、(110)[11
0]、(441)[110]、(221)[110]の
方位の相加平均で代替してもよい。なお、本発明の集合
組織は通常の場合、φ2=45°断面において上記の方
位群の範囲内に最高強度を有し、この方位群から離れる
にしたがって、徐々に強度レベルが低下するが、X線の
測定精度の問題や、鋼管製造時の軸周りのねじれの問
題、X線試料作製の精度の問題などを考慮すると、最高
強度を示す方位が、これらの方位群から±5°〜10°
程度ずれる場合も有りうる。
弧状試験片を切り出し、これをプレスして平板とし、X
線解析を行う。また、弧状試験片から平板とするとき
は、試験片加工による結晶回転の影響を避けるため、極
力、低歪みで行うものとし、加えられる歪み量の上限を
10%とした。このようにして得られた板状の試料につ
いては、機械研磨によって所定の板厚まで減厚した後、
化学研磨などによって歪みを除去すると同時に、板厚中
心層が測定面となるように調整する。
れる場合には、板厚の3/8〜5/8の範囲で偏析帯の
ない場所について測定すればよい。また、偏析帯が認め
られない場合においても、板厚1/2の板面以外の板
面、例えば3/8〜5/8で、本発明で規定する集合組
織が得られてもよい。さらに、X線測定が困難な場合に
は、EBSP法やECP法により測定しても差し支えな
い。本発明の集合組織は、上述の通り、板厚中心または
板厚中心近傍の面におけるX線測定結果により規定され
るが、中心付近以外の板厚においても、同様の集合組織
を有することが好ましい。
4程度までは、後述する縮径加工によるせん断変形に起
因して集合組織が変化し、上記の集合組織の要件を満た
さない場合もあり得る。なお、{hkl}<uvw>と
は、上述の方法でX線用試料を採取したとき、板面に垂
直な結晶方位が<hkl>で、鋼管の長手方向が<uv
w>であることを意味する。
逆極点図や正極点図だけでは表すことができないが、た
とえば、鋼管の半径方向の方位を表す逆極点図を板厚の
中心付近に関して測定した場合、各方位のX線ランダム
強度比は以下のようになることが好ましい。 <100>:2以下、<411>:2以下、<211
>:4以下、<111>:15以下、<332>:15
以下、<221>:20.0以下、<110>:30.
0以下。
<110>:10以上、上記の<110>以外の全ての
方位:3以下。 加熱温度:溶接部の成形性向上のために縮径前の加熱温
度をAc3 変態点−50℃以上とし、粒の粗大化や表面
性状劣化を防止するため、加熱温度をAc3 変態点+2
00℃以下と規定する。
ために、縮径時の加工温度を650℃以上とし、粒の粗
大化防止のため、900℃以下と限定する。また、縮径
率は、母管外径で製品外径を除した値を1から差し引い
た値を百分率で示すものとして、集合組織形成の点から
10%以上とした。また、縮径率の上限は、縮径加工時
の破断を防止する点から、上限を70%とした。
するため、また、非金属介在物を本発明に規定する形状
に制御するため、造管後、熱処理を施す。歪み硬化を回
復させるために、下限の熱処理温度を500℃とし、粒
の粗大化防止や表面の過剰酸化防止、および、析出・介
在物の粗大化防止のため、上限の熱処理温度を1000
℃とする。
影響部に対し、必要とする特性に応じて、局部的な固溶
化熱処理を、単独あるいは複合して、場合によっては、
複数回重ねて行ってもよく、本発明の効果をさらに高め
ることになる。この熱処理は、溶接部と溶接熱影響部の
みに付加することが目的であって、製造時にオンライン
で、あるいは、オフラインで施行できる。また、縮径
後、または、縮径前に均質化熱処理を施しても、なんら
本発明の効果を阻害しない。また、縮径時に潤滑を施す
ことは、成形性向上の点で望ましく、特に、表層の集合
組織を本発明で規定するようなものとして、板厚全面へ
の{111}<110>および/ または{110}<1
10>〜{332}<110>の集積度が高い成形加工
性の優れた鋼管を製造でき、本発明の効果を助長するも
のである。
ては、高炉、転炉、電炉等による溶製に続き各種の2次
製錬を行い、インゴット鋳造や連続鋳造を行い、連続鋳
造の場合にはそのまま熱間圧延するなどの製造方法を組
み合わせて製造しても、なんら本発明の効果を阻害する
ものではない。また、1050〜1300℃に鋼塊を加
熱して、熱間圧延をAr3 変態点−10℃以上Ar3 変
態点+120℃未満で行うことや、熱延時に潤滑圧延を
施すこと、熱延板の巻き取り処理を750℃以下で行う
こと、さらには、冷間圧延を施すこと、その後に箱焼鈍
または連続焼鈍にて焼鈍を行うことなどの造管前の鋼板
の製造方法を組み合わせて製造しても、なんら本発明の
効果を阻害するものではない。すなわち、造管用の鋼板
として、熱延板、冷延板または冷延焼鈍板を用いること
ができる。
接、TIG、MIG、レーザー溶接、UOや鍛接等の溶
接・造管手法等を用いることができる。
鋼(表1:発明鋼、表2:比較鋼)を、実験室規模で溶
製して1200℃に加熱後、熱間圧延して、各鋼の成分
と冷却速度で決まるAr3 変態点−10℃以上Ar3 変
態点+120℃未満(概ね900℃)で、2.2mmお
よび7mm厚さで熱間圧延を終了し、造管用の元板およ
び冷間圧延用の鋼板にそれぞれ用いた。また、一部につ
いては、更に、冷延後焼鈍して2.2mm厚さの冷延焼
鈍板を作製した。その後、外径205〜89.1mmに
冷間でレーザーまたは電縫溶接を用いて造管した後、A
c3 変態点−50℃〜Ac 3 変態点+200℃に加熱し
て、外径63.5〜20mmに、900〜650℃で縮
径して高強度鋼管を作製した。
m、75bar/mmの条件で行い、バーストに至るま
で行った。前もって鋼管に10mmφのスクライブドサ
ークルを転写し、内圧と軸押し量を制御して、成形を行
った。種々の押し込み量および内圧にて、ハイドロフォ
ーム成形を挫屈またはバーストするまで行い、バースト
直前での最大拡管率(拡管率=成形後の最大周長/母管
の周長)を示す部位および破断部近傍もしくは最大板厚
減少部分の管の長手方向歪み:εφと周方向歪み:εθ
を測定した。
管率をプロットし、εφ/ εθが−0.1〜−0.3
(板厚は減少するためマイナスとなる)になる拡管率を
求めて、これもハイドロフォーム成形性の1指標として
評価した。X線解析は、鋼管から弧状試験片を切り出
し、プレスして平板として行った。また、X線の相対強
度はランダム結晶と対比することで求めた。
よび表4において、炭窒化物は、セメンタイトを始め合
金炭窒化物(例えばTi添加鋼では、TiC、TiN)
をすべて含み、また、介在物は、製錬・凝固〜熱延段階
等で析出・晶出する酸化物・硫化物をすべて含む。ただ
し、光学顕微鏡レベルでこれらの析出・晶出物の正確な
面積率を測定するのは困難である。
さく正確な測定が困難な場合である場合、その90%超
はフェライトとなり、フェライトの面積率は90%超と
標記した。また、フェライトが10%未満の場合には、
その方位および方位群の強度比を正確には測定できない
ため測定不可とした。発明鋼のA〜Jは、面積率でアス
ペクト比(圧延方向に平行な長さ/圧延方向に垂直(板
厚方向に平行)な長さ)が2以上の非金属介在物が0.
05%以下、かつ、アスペクト比が2未満の非金属介在
物が0.03%以下で、さらに、アスペクト比が2以上
の非金属介在物の最大長さが、主相であるフェライトの
平均粒径の0.5倍以下であること、および/または、
アスペクト比が2未満の非金属介在物の平均径がフェラ
イトの平均粒径の0.2倍以下であることを満たす。
200μmの範囲にあることも平均粒径測定時に確認し
ている。フェライトの平均粒径(μm):dα、アスペ
クト比が2以上の非金属介在物の面積率(%):R1 お
よび最大長さ(μm):lma x 、アスペクト比が2未満
の非金属介在物の面積率(%):R2 および平均径(μ
m):dI の関係が10/dα≧R1 ×lmax +R2 ×
dI を満たしており、各集合組織の方位または方位群の
X線ランダム強度比についても規定の値を満たしている
ことから、概ね1.4程度以上の高い拡管率を示し、H
Fにおいて優れた成形性を示すことが判る。
l+Mg+Zrの高いCB、Nbの高いCC、Bの高い
CE、Oの高いCHは介在物の面積率やその大きさが規
定範囲を超え、また、一部鋼種については集合組織の方
位群および/または方位のX線ランダム強度比について
も規定の値を満たしていない。結果、拡管率は1.1以
下と低い値となる。また、Pの高いCD、Remの高い
CGについては、造管時に割れが発生してしまい、工業
的に鋼管製造ができない。また、CrおよびMoの高い
CFについては、マルテンサイトおよびベイナイトが主
で、これらの硬質相が主相であるため、加工性が低く拡
管率も低い。
HおよびCA鋼における熱間縮径加工条件と拡管率の関
係を示す。縮径率が高いものや縮径加工の終了温度が低
いものは、縮径加工途中に破断してしまう。
金炭窒化物(例えばTi添加鋼では、TiC、TiN)
をすべて含み、また、介在物は製錬・凝固〜熱延段階等
で析出・晶出する酸化物・硫化物をすべて含む。ただし
光学顕微鏡レベルでこれらの析出・晶出物の正確な面積
率を測定するのは困難である。
さく正確な測定が困難な場合である場合、その90%超
はフェライトとなり、フェライトの面積率は90%超と
標記した。また、フェライトが10%未満の場合には、
その方位および方位群の強度比を正確には測定できない
ため測定不可とした。
たA、B、C、IおよびCB鋼の造管後の熱処理と拡管
率の関係を示す。ハイドロフォーム成形は、実施例1と
同じ条件で行った。介在物量およびサイズが規定範囲内
かつ熱処理温度が1000℃〜500℃の範囲内の鋼管
では良好な拡管率が得られる。
金炭窒化物(例えばTi添加鋼では、TiC、TiN)
をすべて含み、また、介在物は製錬・凝固〜熱延段階等
で析出・晶出する酸化物・硫化物をすべて含む。ただし
光学顕微鏡レベルでこれらの析出・晶出物の正確な面積
率を測定するのは困難である。
さく正確な測定が困難な場合である場合、その90%超
はフェライトとなり、フェライトの面積率は90%超と
標記した。また、フェライトが10%未満の場合には、
その方位および方位群の強度比を正確には測定できない
ため測定不可とした。
性に優れた材料の介在物および集合組織、および、その
制御方法を見い出だし、これを限定することで、ハイド
ロフォーム等の成形性に優れた高強度鋼管を提供するこ
とができる。
Claims (13)
- 【請求項1】 面積率で、50%以上のフェライトを主
相とし、質量%で、 C :0.0005〜0.30%、 Si:0.001〜2.0%、 Mn:0.01〜3.0%、 S :0.0001〜0.0050%、 O :0.0001〜0.0040%、 N :0.0001 〜0.030%、 を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、さ
らに、アスペクト比(圧延方向に平行な長さ/圧延方向
に垂直(板厚方向に平行)な長さ)が2以上の非金属介
在物が、面積率で(以下同じ)0.05%以下であり、
かつ、アスペクト比が2未満の非金属介在物が、0.0
3%以下であることを特徴とする良加工性高強度鋼管。 - 【請求項2】 さらに、アスペクト比が2以上の非金属
介在物の最大長さが、主相であるフェライトの平均粒径
の0.5倍以下であることを特徴とする請求項1に記載
の良加工性高強度鋼管。 - 【請求項3】 さらに、アスペクト比が2未満の非金属
介在物の平均径が、フェライトの平均粒径の0.2倍以
下であることを特徴とする請求項1または2に記載の良
加工性高強度鋼管。 - 【請求項4】 フェライト粒の結晶粒径が0.1〜20
0μmの範囲にあり、フェライトの平均粒径(μm):
dα、アスペクト比が2以上の非金属介在物の面積率
(%):R1 および最大長さ(μm):lmax 、およ
び、アスペクト比が2未満の非金属介在物の面積率
(%):R2 および平均径(μm):dI の関係が、以
下の(1)式を満たすことを特徴とする請求項1〜3の
いずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 10/dα≧R1 ×lmax + R2 ×dI …(1) - 【請求項5】 鋼中に、さらに、質量%で、Al、Zr
およびMgの1種または2種以上を合計で0.0001
〜0.5%含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の良加工性高強度鋼管。 - 【請求項6】 鋼中に、さらに、質量%で、Ti、Vお
よびNbの1種または2種以上を合計で0.001〜
0.5%以下含むことを特徴とする請求項1〜5のいず
れか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 - 【請求項7】 鋼中に、さらに、質量%で、Pを0.0
01〜0.20%含むことを特徴とする請求項1〜6の
いずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 - 【請求項8】 鋼中に、さらに、質量%で、Bを0.0
001〜0.01%含むことを特徴とする請求項1〜7
のいずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 - 【請求項9】 鋼中に、さらに、質量%で、Cr、C
u、Ni、Co、WおよびMoの1種または2種以上を
合計で0.001〜1.5%含むことを特徴とする請求
項1〜8のいずれか1項に記載の良加工性高強度鋼管。 - 【請求項10】 鋼中に、さらに、質量%で、Caおよ
び希土類元素の1種または2種を合計で0.0001〜
0.5%含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
1項に記載の良加工性高強度鋼管。 - 【請求項11】 鋼管の集合組織として、(1)少なく
とも、鋼板1/2板厚での板面の{111}<110>
のX線ランダム強度比、鋼板1/2板厚での板面の{1
10}<110>〜{332}<110>の方位群のX
線ランダム強度比の平均、および、鋼板1/2板厚での
板面の{110}<110>のX線ランダム強度比のい
ずれか1つまたは2つ以上が3.0以上であること、
(2)少なくとも、鋼板1/2板厚での板面の{10
0}<110>〜{223}<110>の方位群のX線
ランダム強度比の平均、および、鋼板1/2板厚での板
面の{100}<110>のX線ランダム強度比のいず
れか一方または両方が3.0以下であること、(3)少
なくとも、鋼板1/2板厚での板面の{111}<11
0>〜{111}<112>および{554}<225
>の方位群のX線ランダム強度比の平均が2.0以上、
および、鋼板1/2板厚での板面の{111}<110
>のX線ランダム強度比が3.0以上であることのいず
れか一方または両方であること、の上記(1)〜(3)
のうちの1項目または2項目以上を満たすことを特徴と
する請求項1〜10のいずれか1項に記載の良加工性高
強度鋼管。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
の良加工性高強度鋼管を製造するに当たり、母管を造管
後、Ac3 変態点−50℃以上Ac3 変態点+200℃
以下に加熱し、650〜900℃で縮径率が10〜70
%となる縮径加工を行うことを特徴とする良加工性高強
度鋼管の製造方法。 - 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
の良加工性高強度鋼管を製造するに当たり、母管を造管
後、1000℃以下500 ℃以上で焼鈍を行うことを特
徴とする良加工性高強度鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000292765A JP2002105597A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 良加工性高強度鋼管およびその製造方法 |
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JP2000292765A JP2002105597A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 良加工性高強度鋼管およびその製造方法 |
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JP2000292765A Pending JP2002105597A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 良加工性高強度鋼管およびその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200036339A (ko) * | 2018-09-28 | 2020-04-07 | 주식회사 포스코 | 강관용 열연강판 및 그 제조방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000144329A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-26 | Kawasaki Steel Corp | 強度一延性バランスに優れた鋼管 |
JP2000212694A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-08-02 | Nippon Steel Corp | 加工性に優れた電縫鋼管とその製造方法 |
-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000292765A patent/JP2002105597A/ja active Pending
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JP2000144329A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-26 | Kawasaki Steel Corp | 強度一延性バランスに優れた鋼管 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200036339A (ko) * | 2018-09-28 | 2020-04-07 | 주식회사 포스코 | 강관용 열연강판 및 그 제조방법 |
KR102109269B1 (ko) | 2018-09-28 | 2020-05-11 | 주식회사 포스코 | 강관용 열연강판 및 그 제조방법 |
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