JP2002105363A - インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法

Info

Publication number
JP2002105363A
JP2002105363A JP2000293697A JP2000293697A JP2002105363A JP 2002105363 A JP2002105363 A JP 2002105363A JP 2000293697 A JP2000293697 A JP 2000293697A JP 2000293697 A JP2000293697 A JP 2000293697A JP 2002105363 A JP2002105363 A JP 2002105363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
dye
substituted
carbon atoms
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000293697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Kayano
智裕 茅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2000293697A priority Critical patent/JP2002105363A/ja
Publication of JP2002105363A publication Critical patent/JP2002105363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録用、筆記用具等に使用さ
れた場合、記録画像の色調が鮮明で、印字濃度、耐光
性、耐水性が優れたマゼンタ色の記録液を提供する。 【解決手段】 フルカラー記録を行うための複数の水性
記録液からなるインクジェット記録用インクセットであ
って、マゼンタインクが、遊離酸の形として下記一般式
(1)で表されるマゼンタ色素を少なくとも1種以上含
有する水性記録液であり、かつシアンインクが、下記A
群から選ばれるC.I.リアクティブブルー染料を少な
くとも一種含む水性記録液であることを特徴とするイン
クジェット記録用インクセット。 【化1】 A群:C.I.リアクティブブルー11、15:01、
18、21、23、25、35、38、41、48、6
3、71、72、77、80、85、92、95、10
5、107、118:1、123、124、136、1
38、140、143、148、152、153、15
9、174、197、207、215、227、22
9、231

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
方法に関するものである。詳しくは、保存安定性に優れ
たカラー画像を形成するためのマゼンタ色記録液と、フ
タロシアニン色素を含有するシアン色記録液との、好ま
しい組み合わせを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】直接染料や酸性染料の水溶性色素を含む
記録液の液滴を微小な吐出オリフィスから飛翔させて記
録を行う、所謂インクジェット記録方法が実用化されて
いる。これに使用される記録液に関しては、長時間安定
した吐出が可能であることの他、電子写真用紙等のPP
C(プレインペーパー コピア(登録商標))用紙、フ
ァンホールド紙(コンピューター等の連続用紙等の一般
事務用に汎用される記録紙)に対する定着が速く、しか
も印字物の印字品位が良好であること、即ち印字に滲み
がなく輪郭がはっきりしていることが要求されると共
に、記録液としての保存時の安定性も優れていることが
必要であるので、記録液に使用できる溶剤は著しく制限
される。
【0003】一方、記録液用の色素に関しては、上記の
ような限られた溶剤に対して充分な溶解性を有すると共
に、記録液として長時間保存した場合にも安定であり、
また印字された画像の濃度が高く、しかも耐水性、耐光
性に優れていること等が要求されるが、これ等の多くの
要求を同時に満足させることは困難であった。加えて、
昨今のインクジェット記録には、従前のインクジェット
記録に比して大幅に改善された、フォトライクな画像や
グラフィック画像等(以下写真画像と略記する)を印刷
することへの適性も求められている。
【0004】これに対応して、昨今のインクジェットプ
リンターは数ピコリットルという微小な液滴を紙上に精
度よく、着弾させることができるように性能が向上して
おり、高精細な写真画像を印刷することが可能になって
いる。しかし、印刷した高精細な写真画像は、染料のマ
イグレーションにより画像が乱れるという問題点があっ
た。特に、イエロー、マゼンタ、シアンという3原色重
ねて印刷している部分、例えば、黒などの色はマイグレ
ーションによって、変色してしまうので、著しく画像を
損なってしまう。
【0005】更に、IJ記録、特に写真画像印刷時など
に、高精細高鮮明な画像を具現化すべく、専用コート紙
や専用光沢紙等(以下専用紙と略記する)が利用されて
いるが、一般にフォト光沢紙やインクジェット専用紙等
と呼ばれる、それら記録媒体上では、高精細高鮮明な画
像を形成すべく添加されている酸化珪素や酸化アルミニ
ウム、あるいはポリアミンに代表される耐水化剤等の作
用により、色素の光による分解が促進されがちである。
結果としてインクジェットによる写真画像印刷物を室内
外に掲示した際、容易に画像が変退色してしまうことが
問題になっていた。
【0006】画像の保存安定性を改善すべく、従来か
ら、種々の色素や記録方法が提案されているが、上記の
ように複雑化かつ高度化する、市場の要求を充分に満足
するには至っていない。例えば、特開平3−20397
0号公報においては、シアンインクとしてフタロシアニ
ン色素であるC.I.リアクテイブブルー14及び63を用
いて、これを特定のマゼンタ色素と特定のイエロー色素
を組み合わせて記録することが記載されているが、この
インクを組み合わせて記録を行った場合、画像が長期保
存時に染料のマイグレーションによって、高精細な画像
が乱れてしまうという問題があった。これはシアンイン
クのフタロシアニン色素とマゼンタインクの相性が悪い
ためと考えられる。このように、本発明で用いる特定の
フタロシアニン化合物自体を用いたインクジェット記録
液自体は知られていたが、マゼンタ記録液と組み合わせ
てカラー記録を行った場合に、優れた画像保存安定性が
得られる組合せは知られていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、専用紙に印
刷記録した場合でも、充分な画像保存安定性を有する記
録が得られるインクジェット記録方法を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、検討を重
ね記録液成分として上記の目的を満足する性能を有する
特定の記録液の組み合わせを見出し、本発明を達成した
ものである。即ち、本発明によれば、特定のマゼンタ色
素を含有するマゼンタ水性記録液と、特定のフタロシア
ニン色素を含有するシアン水性記録液とを組み合わせて
インクジェット記録を行うことにより、マイグレーショ
ンを抑えて、かつ高い画像保存安定性を有するカラー画
像が達成できる。
【0009】即ち本発明の第1の要旨は、複数の水性記
録液を用いてフルカラー記録を行うためのインクジェッ
ト記録用インクセットであって、マゼンタインクが、遊
離酸の形として下記一般式(1)で表されるマゼンタ色
素を少なくとも1種以上含有する水性記録液であり、か
つシアンインクが、下記A群から選ばれるC.I.リア
クティブブルー染料を少なくとも一種を含む水性記録液
であることを特徴とするインクジェット記録用インクセ
ット、である。
【0010】
【化5】
【0011】(式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独
立に、炭素数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル
基、炭素数1〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素
原子、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のカルバモ
イル基、置換もしくは非置換のスルファモイル基、置換
もしくは非置換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エス
テルの基、炭素数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素
数6〜15のアリールスルホニル基、カルボキシル基、
または、カルボン酸エステルの基を表す。mは0、1ま
たは2の数を表す。
【0012】R4、R5及びR6はそれぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のア
ルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリサイクリ
ック基、またはヘテロサイクリック基を表し、これらの
うち水素原子以外は置換基を有していてもよい。) A群:C.I.リアクティブブルー11、15:01、
18、21、23、25、35、38、41、48、6
3、71、72、77、80、85、92、95、10
5、107、118:1、123、124、136、1
38、140、143、148、152、153、15
9、174、197、207、215、227、22
9、231 また、本発明の第2の要旨は、遊離酸の形が前記一般式
(1)で表されるマゼンタ色素を少なくとも1種以上含
有する水系記録液と、上記A群から選ばれるC.I.リ
アクティブブルー染料を少なくとも一種を含む水系記録
液とを、組み合わせて用いることを特徴とするインクジ
ェット記録方法、に存する。本発明に用いる特定のフタ
ロシアニン系シアン色素が室内保存性に優れた優れた色
素であるのに加え、これをさらに本発明で用いる特定の
マゼンタ色素と組み合わせた場合に、色素のマイグレー
ションが効果的に抑制することが出来、長期保存性に優
れた画像を得ることが出来る。このようなマイグレーシ
ョンが抑制できるメカニズムは明らかではないが、マゼ
ンタ色素に反応性基として存在するトリアジン基と本願
で用いる特定のシアン色素が有する有機性基との相性が
特に良く、そのため両色素分子が、引っ張り合い、マイ
グレーションを抑制するためものと考えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明ではマゼンタインクとし
て、遊離酸の型が前記一般式(1)で表される色素を用
いるものである。詳しくは前記一般式(1)において、
1 ,R2 およびR3 で表される置換基としては、それ
ぞれ独立に炭素数1〜9の置換または非置換のアルキル
基(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、2−エチルヘキシル基、
トリフロロメチル基、ジメチルアミノメチル基等)、炭
素数1〜9のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、イソ
プロポキシ基、n−ブトキシ基等)、ハロゲン原子(例
えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、水素原
子、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のカルバモイ
ル基(例えば、カルバモイル基、N,N−ジメチルカル
バモイル基、フェニルカルバモイル基等)、置換もしく
は非置換のスルファモイル基(例えば、スルファモイル
基、N−メチルスルファモイル基、N−エチルスルファ
モイル基、N−エチル−N−フェニルスルファモイル
基、N,N−ジメチルスルファモイル基、p−カルボキ
シフェニルスルファモイル基等)、置換もしくは非置換
のアミノ基(例えば、N−メチルアミノ基、カルバモイ
ルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、アセチルアミ
ノ基等)、ニトロ基、スルホン酸エステルの基(例えば
フェノキシスルホニル基等)、炭素数1〜9のアルキル
スルホニル基(例えば、メチルスルホニル基、ヒドロキ
シエチルスルホニル基等)、炭素数6〜15のアリール
スルホニル基(例えばフェニルスルホニル基、ベンジル
スルホニル基等)、カルボキシル基(COOH)及びカ
ルボン酸エステルの基(例えば、メトキシカルボニル基
等)が挙げられる。
【0014】mは0,1または2を表す。R4 ,R5
びR6 で表される置換基としては、それぞれ独立に、水
素原子、炭素数1〜18の置換または非置換のアルキル
基(例えば、エチル基、n−ブチル基、n−オクチル
基、エチルヘキシル基、ヒドロキシエチル基、カルボキ
シプロピル基、カルボキシシクロヘキシルメチル基、1
−カルボキシ−2−メルカプトエチル基、1−カルボキ
シ−2−カルバモイル−エチル基、1−イソプロピル−
1−カルボキシメチル基、1,2−ジカルボキシプロピ
ル基等のカルボキシル基を有するアルキル基等)、炭素
数2〜18の置換または非置換のアルケニル基(例え
ば、2−メチル−1−プロペニル基、ビニル基、アリル
基等)、アリール基(例えば、3,4−ジカルボキシフ
ェニル基、4−ブチルフェニル基、4−カルボキシフェ
ニル基等)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、1−
カルボキシ−2−フェニル−エチル基、1−カルボキシ
−2−ヒドロキシフェニルエチル基、4−カルボキシベ
ンジル基等)、アリサイクリック基(例えば、シクロヘ
キシル基、4−カルボキシシクロヘキシル基等)、ヘテ
ロサイクリック基(例えば、ピリジル基、チアジアゾリ
ル基、ベンゾチアゾリル基、2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジニル基等)が挙げられ、特にR4 ,R5
又はR6 の少なくとも一つが1〜4個のCOOH基で置
換されているアルキル基、アルケニル基、アリール基、
アリサイクリック基、アラルキル基もしくはヘテロサイ
クリック基等であることが好ましい。
【0015】より好ましくはR4 、R5 又はR6 の少な
くとも1つが1〜4個のCOOH基で置換されているア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基も
しくはシクロヘキシル基が挙げられ、また特に好ましい
マゼンタ色の記録液とするためには、R4 及びR5 が各
々独立に、水素原子、又は下記一般式(2)で表される
基が挙げられる。
【0016】
【化6】
【0017】(式中、X、Y、Zは各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、水酸基、炭素数1〜9の置換もしく
は非置換のアルキル基、炭素数1〜9のアルコキシ基、
置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換もしくは非
置換のスルファモイル基、置換もしくは非置換のアミノ
基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホン酸エステルの
基、又はカルボン酸エステルの基を表す。)あるいは、
4 またはR5 のいずれか一方が水素原子であり、他方
が下記一般式(3)で示される基の色素も、マゼンタ色
として好ましい。
【0018】
【化7】
【0019】(式中、B1 、B2 及びB3 は各々独立に
水素原子、炭素数4〜15の直鎖状アルキル基、炭素数
4〜9のアルキル基でモノ置換もしくはジ置換されたア
ミノ基、カルバモイル基もしくはスルファモイル基又は
炭素数4〜9のアルコキシカルボニル基を表わす。但
し、B1 、B2 及びB3 は同時に水素原子であることは
ない。) 一般式(1)で示される色素は構造中に、SO3 H基及
びCOOH基又はこれらの酸の塩の基を合計で6個以
下、好ましくは5個以下、特に好ましくは4個以下有す
るものが特に好ましい。
【0020】本発明で使用される色素は一般式(1)で
示される遊離酸型のまま使用してもよいが製造時、塩型
で得られた場合はそのまま使用してもよいし、所望の塩
型に変換してもよい。また酸基の一部が塩型のものであ
ってもよく、塩型の色素と遊離酸型の色素が混在してい
てもよい。このような塩型の例としてNa、Li、K等
のアルカリ金属の塩、アルキル基もしくはヒドロキシア
ルキル基で置換されていてもよいアンモニウムの塩、又
は有機アミンの塩があげられる。有機アミンの例とし
て、低級アルキルアミン、ヒドロキシ置換低級アルキル
アミン、カルボキシ置換低級アルキルアミン及び炭素数
2〜4のアルキレンイミン単位を2〜10個有するポリ
アミン等があげられる。これらの塩型の場合、その種類
は1種類に限られず複数種混在していてもよい。
【0021】また、本発明で使用する色素の構造におい
て、その1分子中に酸基が複数個含まれる場合は、その
複数の酸基は塩基あるいは酸型であり互いに異なるもの
であってもよい。これ等の色素の具体例としては、例え
ば以下の表1においてNo.(1)−(55)に示す構
造の色素が挙げられる。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】
【表7】
【0029】
【表8】
【0030】
【表9】
【0031】
【表10】
【0032】
【表11】
【0033】
【表12】
【0034】
【表13】
【0035】
【表14】
【0036】本発明で用いるもう一方の水性記録液は、
シアンインクであり、下記A群から選ばれる特定のリア
クティブブルー染料を必須成分として用いる。 A群:C.I.リアクティブブルー11、15:01、
18、21、23、25、35、38、41、48、6
3、71、72、77、80、85、92、95、10
5、107、118:1、123、124、136、1
38、140、143、148、152、153、15
9、174、197、207、215、227、22
9、231 また、A群で選ばれるC.I.リアクティブブルー染料
のうちでも、下記B群から選ばれるC.I.リアクティ
ブブルー染料を用いるのがさらに好ましい。 B群:C.I.リアクティブブルー11、21、23、
35、41、63、105、118:1、124、13
6、138、148、197、117、231。
【0037】これらの中でも、とりわけ、C.I.リア
クティブブルー21、C.I.リアクティブブルー6
3、及びC.I.リアクティブブルー231から選ばれ
た染料を用いるのが特に望ましい。最も好ましくは、
C.I.リアクティブブルー63を用いた場合に、とり
わけ優れた堅牢性のインクジェット記録が可能となる。
上記C.I.リアクティブブルーの色素は、市販の色素
を用いてもよいし、また公知の方法によって合成しても
よい。例えば、C.I.リアクティブブルー63は三井
バスフ社製、Procian Turquoise SP-2Gとして、また
C.I.リアクティブブルー231は住友化学社製、Su
mifix Supra Turquoise Blue Blue BGFとして市販され
ている。
【0038】また、上記A群から選ばれる特定のリアク
ティブブルー染料は、それらリアクティブブルー染料の
みを1種類以上用いて水性記録液としてもよいが、それ
らリアクティブブルー染料を、それら以外の一般的なフ
タロシアニン化合物と混合し調製して水性記録液として
もよい。そのような、上記A群から選ばれる特定のリア
クティブブルー染料以外のフタロシアニン色素として、
具体的にはC.I.ダイレクトブルー86やC.I.ダ
イレクトブルー199等が好ましいが、とりわけC.
I.ダイレクトブルー199と配合するのが好ましい。
この場合、上記A群から選ばれる特定のリアクティブブ
ルー染料の配合割合は、他の色素に対して40重量%以
上が好ましく、60重量%以上が更に好ましい。
【0039】上記A群から選ばれる特定のリアクティブ
ブルー染料を含有する水性記録液には、その性能を損な
わない限りフタロシアニン以外の骨格のシアン色素を混
合しても良い。インクジェット記録によって本発明のカ
ラー画像を得るには、インクジェットプリンターの機種
にもよるが、(1)ブラック、マゼンタ、シアン、イエ
ロー色等からなるフルカラーのインクセットを用いてイ
ンクジェット記録を行う、(2)それぞれブラック、マ
ゼンタ、シアン、イエロー等の単色インクカートリッジ
を用いてインクジェットプリンターでフルカラー記録を
行う方法などによって、得ることが出来る。
【0040】また、カラー画像を形成するにあたり、本
発明のマゼンタ色素を含有するマゼンタ色インクと、フ
タロシアニン化合物を含有するシアンインクに併用され
る、黒色インクやイエローインクには特に制限はない。
例えば、イエローインクとしては、通常インクジェット
記録に用いられているイエロー色素、具体的にはC.
I.アシッドイエロー17:1、C.I.アシッドイエ
ロー23、C.I.アシッドイエロー49、C.I.ア
シッドイエロー65、C.I.アシッドイエロー10
4、C.I.アシッドイエロー155、C.I.アシッ
ドイエロー183、C.I.アシッドイエロー194、
C.I.ダイレクトイエロー86、C.I.ダイレクト
イエロー106、C.I.ダイレクトイエロー132、
C.I.ダイレクトイエロー142等が好適に用いられ
る。
【0041】本発明の一般式(1)で示されるマゼンタ
色素は、それ自体周知の方法〔例えば、細田豊著「新染
料化学」(昭和48年12月21日 技報堂発行)第3
96〜409頁参照〕に従って、製造することができ
る。例えば表1のNo.(1)で示される色素は下記
(A)〜(C)の工程で製造できる。 (A)2−アミノ安息香酸(アントラニル酸)と1−ア
ミノ−8−ヒドロキシ−3,6−ナフタレンジスルホン
酸(H酸)とから常法[例えば、細田豊著「新染料化
学」(昭和48年12月21日、技報堂発行)第135
〜160頁参照に従って、ジアゾ化、カップリング工程
を経てモノアゾ化合物を製造する。 (B)得られたモノアゾ化合物を塩化シアヌル懸濁液に
pH4〜6、温度0〜5℃を保持しながら加えて、数時
間反応を行う。次いで室温にてアルカリ性にならない様
に、2−アミノ安息香酸(アントラニル酸)水溶液を加
えて数時間縮合反応を行う。次いで、25%水酸化ナト
リウム水溶液を50〜60℃にて加え、強アルカリ性と
し、加水分解反応を行い、反応を完結させる。 (C)冷却後、塩化ナトリウムで塩析することにより目
的の色素No.(1)が得られる。
【0042】本発明で用いる前記A群から選ばれるリア
クティブブルー染料は、それ自体周知の方法〔例えば、
細田豊著「染料化学」(昭和43年7月15日 技報堂
発行)第385〜392頁参照〕に従って、たとえば銅
フタロシアニンのクロロスルホン化、アミド化と加水分
解、シアヌル化、アミノ化やアルコキシ化等の置換反応
を経て合成される。
【0043】本発明のリアクティブブルー染料は、それ
自体周知の方法〔例えば、細田豊著「染料化学」(昭和
43年7月15日 技報堂発行)第385〜392頁参
照〕に従って、たとえば銅フタロシアニンのクロロスル
ホン化、アミド化と加水分解、シアヌル化、アミノ化や
アルコキシ化等の置換反応を経て合成され得るが、市販
の染料を用い、脱塩、精製処理を施すことによって調整
しても良い。
【0044】本発明で用いられる記録液の調製に当た
り、遊離酸の形が一般式(1)で表されるマゼンタ色
素、及び前記A群から選ばれるリアクティブブルー染料
は、遊離酸の形のまま使用しても良いが、酸基の一部又
は全部を所望の塩型に変換して使用しても良い。塩を形
成する対イオンとしては、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、及
び置換アミン類からなる群から選ばれる、1種または2
種以上のイオンが用いられる。置換アミン類の具体例と
しては、置換基が炭素数1〜4のアルキル基及び/又は
炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であるモノ−、ジ
−、トリ−置換アミンが挙げられる。また、それら対イ
オンは異なる種類のものが併用されても良い。
【0045】本発明で用いられる記録液中における、遊
離酸の形が一般式(1)で表されるマゼンタ色素、及
び、上記A群より選ばれるリアクティブブルー染料は、
色素、及びフタロシアニン化合物の含有量としては、記
録液全量に対して1〜10重量%、特に2〜7重量%程
度が好ましい。本発明で使用される記録液に用いられる
溶剤としては、水及び水溶性有機溶剤として、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール(#200)、ポリエチ
レングリコール(#400)、グリセリン、N−メチル
ピロリドン、N−エチルピロリドン、1,3−ジメチル
イミダゾリジノン、チオジエタノール、ジメチルスルホ
キシド、エチレングリコールモノアリルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、2−ピロリドン、スルホラ
ン、エチルアルコール、イソプロパノール等を含有して
いるのが好ましい。これ等の水溶性有機溶剤は、通常記
録液の全量に対して1〜50重量%の範囲で使用され
る。一方、水は記録液の全量に対して45〜95重量%
の範囲で使用される。
【0046】本発明で用いられる記録液は、その全量に
対して0.1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%の
尿素、チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ば
れる化合物を添加したり、又0.001〜5.0重量%
の界面活性剤を添加することによって、印字後の速乾性
及び印字品位をより一層改良することができる。本発明
の記録方法によれば、専用紙にインクジェット記録した
場合、良好な保存安定性を有する画像を得ることができ
る。
【0047】
【実施例】以下本発明を実施例について更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。なお、実施例中で用いた
色素No.は前記表−1における色素No.に対応する。
又「部」は特記しない限り「重量部」を意味する。 実施例1 (1)マゼンタ記録液調製 ジエチレングリコールモノブチルエーテル10部、グリ
セリン10部、2ーピロリドン5部、ソフタノール70
(界面活性剤、日本触媒(株)製)0.5部、前記表1
の色素No.(1)5部に水を加え、水酸化ナトリウム
水溶液でpHを9に調整して全量を100部とした。こ
の組成物を充分に混合して溶解し、孔径1μmのテフロ
ン(登録商標)フィルターで加圧濾過した後、真空ポン
プ及び超音波洗浄機で脱気処理してマゼンタ記録液を調
製した。 (2)シアン記録液調製 C.I.リアクティブブルー63(三井バスフ社製、P
rocian Turquise SP−2G)70部
を1000部の水に溶解して、150部の食塩を加え、
生じた固形分を濾取した。得られた湿ケーキを1000
部の水に溶解して、1500部のイソプロピルアルコー
ルを加え、生じた結晶を濾取した。得られた色素を乾燥
して、該色素粉体30部をナトリウム塩の形で得た。得
られた色素の水中での最大吸収波長は612nmであっ
た。
【0048】一方、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル10部、グリセリン10部、2ーピロリドン5
部、ソフタノール70(界面活性剤、日本触媒(株)
製)0.5部、上記の方法によって得たリアクティブブ
ルー63の色素粉体5部に水を加え、水酸化ナトリウム
水溶液でpHを9に調整して全量を100部とした。こ
の組成物を充分に混合して溶解し、孔径1μmのテフロ
ンフィルターで加圧濾過した後、真空ポンプ及び超音波
洗浄機で脱気処理してシアン記録液を調製した。 (3)印字 インクジェットプリンター(商品名BJC―420J、
キヤノン(株)製)を用いて、上記の手順で得られた2
種の記録液と、該プリンター純正のイエロー記録液を使
用し、インクジェット用フォト光沢紙GP―201(キ
ヤノン(株)製)に単色ベタのインクジェット記録を行
った。この際、MS−Word(ワードプロセシングソ
フト、マイクロソフト社製)の網掛け機能を用い、印字
濃度が、最高濃度ベタ印字と、最高濃度ベタ印字の80
%、60%、40%の、計4段階の階調が得られるよう
に調節し、ハーフトーンのブラック印字物を得た。 (4)画像の保存性確認試験 評価1 キセノンフェードメーター(アトラス社製)を用い、記
録紙に80時間照射し、その前後の変退色度合いを、グ
レタグマクベスSPM50にて測定し、△E値の形で定
量化した。ここで△E値は、変退色度合いを表す数値で
あり、数値が大きければ変退色度合いが大きく、すなわ
ちその画像の光堅牢性が低い事を表す。また、評価には
上記階調のうち、100%濃度印字部分を用いた。
【0049】試験の結果、本色素の、インクジェット用
フォト光沢紙における耐光堅牢度は△E値にして、6.
0と良好な値であった。 評価2 上記の手順で得られた印字物を、南向き窓に並行に設置
したパネルに掲示し、28℃の条件下、45日間放置し
た。得られた暴露試験後の印字物と、同時に印字した後
冷暗所に密封保存しておいた標準印字物とを比較しつつ
違いを目視観察したが、その差は殆ど感じられなかっ
た。 評価3 上記の手順で得られた印字物を、40℃、90%恒温恒
湿槽内に印字物を1時間放置し、印字した字のニジミの
程度を目視で判定した。その結果、印字物のニジミは全
く認められなかった。 比較例1 実施例1において用いた、表1の色素No.(1)の代
わりに、下記式で表される色素5部使用した以外は、実
施例1の方法と同様の操作により記録液を調製し、印字
した。印字した字のニジミの程度を目視で判断すると、
印字物のニジミが確認され、保存性不足との結果しか得
られなかった。
【0050】
【化8】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、特定のマゼンタ色素
と、特定のフタロシアニン系シアン色素を組合わせてイ
ンクジェット記録を行うことにより、色素のマイグレー
ションを抑制し、長期保有性に優れた画像を得ることが
できる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルカラー記録を行うための複数の水性
    記録液からなるインクジェット記録用インクセットであ
    って、マゼンタインクが、遊離酸の形として下記一般式
    (1)で表されるマゼンタ色素を少なくとも1種以上含
    有する水性記録液であり、かつシアンインクが、下記A
    群から選ばれるC.I.リアクティブブルー染料を少な
    くとも一種含む水性記録液であることを特徴とするイン
    クジェット記録用インクセット。 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に、炭素数
    1〜9の置換もしくは非置換のアルキル基、炭素数1〜
    9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキ
    シル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換も
    しくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置換
    のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、炭素
    数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素数6〜15のア
    リールスルホニル基、カルボキシル基、または、カルボ
    ン酸エステルの基を表す。mは0、1または2の数を表
    す。R4、R5及びR6はそれぞれ独立に水素原子、炭素
    数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル
    基、アリール基、アラルキル基、アリサイクリック基、
    またはヘテロサイクリック基を表し、これらのうち水素
    原子以外は置換基を有していてもよい。) A群:C.I.リアクティブブルー11、15:01、
    18、21、23、25、35、38、41、48、6
    3、71、72、77、80、85、92、95、10
    5、107、118:1、123、124、136、1
    38、140、143、148、152、153、15
    9、174、197、207、215、227、22
    9、231
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、mが0で、R1
    R2及びR3のうち少なくとも1つが水素原子であり、か
    つR1、R2及びR3の少なくとも1つが、トリフルオロメ
    チル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換も
    しくは非置換のスルファモイル基、スルホン酸の低級ア
    ルキルエステル基、カルボキシル基又はカルボン酸低級
    アルキエステル基である構造の色素から選ばれる少なく
    とも1種の色素を含有することを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載のインクジェット記録用インクセッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記一般式(1)において、R4、R5及び
    R6のうち少なくとも1つが1〜4個のカルボキシル基で
    置換されているアルキル基、アルケニル基、アリール
    基、アラルキル基もしくはシクロヘキシル基で示される
    構造の色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用
    記録インクセット。
  4. 【請求項4】 一般式(1)において、R4及びR5が各
    々独立に、水素原子又は、下記一般式(2)で表される
    基で示される構造の色素から選ばれる少なくとも1種の
    色素を含有することを特徴とする、請求項1〜3の何れ
    かに記載のインクジェット記録用インクセット。 【化2】 (式中、X、Y、Zは各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、水酸基、炭素数1〜9の置換基もしくは非置換のア
    ルキル基、炭素数1〜9のアルコキシ基、置換もしくは
    非置換のカルボモイル基、置換もしくは非置換のアミノ
    基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホン酸エステルの
    基、またはカルボン酸エステルの基を表す。)
  5. 【請求項5】 上記A群から選ばれるC.I.リアクテ
    ィブブルー染料が、C.I.リアクティブブルー21、
    C.I.リアクティブブルー63、C.I.リアクティ
    ブブルー231から選ばれた少なくとも一種の染料であ
    ることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のイン
    クジェット記録用インクセット。
  6. 【請求項6】シアンインクが、上記A群から選ばれる少
    なくとも一種のC.I.リアクティブブルー染料と、
    C.I.ダイレクトブルー86及びC.I.ダイレクト
    ブルー199からなる群から選ばれる少なくとも一種の
    色素との混合物であることを特徴とする請求項1〜6の
    何れかに記載のインクジェット記録用インクセット。
  7. 【請求項7】 遊離酸の形が下記一般式(1)で表され
    るマゼンタ色素を少なくとも1種以上含有する水系記録
    液と、下記A群から選ばれるC.I.リアクティブブル
    ー染料を少なくとも一種含む水性記録液とを組み合わせ
    て用いることを特徴とするインクジェット記録方法。 【化3】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に、炭素数
    1〜9の置換もしくは非置換のアルキル基、炭素数1〜
    9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキ
    シル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換も
    しくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置換
    のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、炭素
    数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素数6〜15のア
    リールスルホニル基、カルボキシル基、または、カルボ
    ン酸エステルの基を表す。mは0、1または2の数を表
    す。R4、R5及びR6はそれぞれ独立に水素原子、炭素
    数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル
    基、アリール基、アラルキル基、アリサイクリック基、
    またはヘテロサイクリック基を表し、これらのうち水素
    原子以外は置換基を有していてもよい。) A群:C.I.リアクティブブルー11、15:01、
    18、21、23、25、35、38、41、48、6
    3、71、72、77、80、85、92、95、10
    5、107、118:1、123、124、136、1
    38、140、143、148、152、153、15
    9、174、197、207、215、227、22
    9、231
  8. 【請求項8】 一般式(1)において、mが0で、R1
    R2及びR3のうち少なくとも1つが水素原子であり、か
    つR1、R2及びR3の少なくとも1つが、トリフルオロメ
    チル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換も
    しくは非置換のスルファモイル基、スルホン酸の低級ア
    ルキルエステル基、カルボキシル基又はカルボン酸低級
    アルキエステル基である構造の色素から選ばれる少なく
    とも1種の色素を含有することを特徴とする請求項7に
    記載のインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 前記一般式(1)において、R4、R5及び
    R6のうち少なくとも1つが1〜4のカルボキシル基で置
    換されているアルキル基、アルケニル基、アリール基、
    アラルキル基もしくはシクロヘキシル基で示される構造
    の色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含有するこ
    とを特徴とする請求項7〜8に記載のインクジェット記
    録方法。
  10. 【請求項10】 一般式(1)において、R4及びR5
    各々独立に、水素原子、又は下記一般式(2)で表され
    る基で示される構造の色素から選ばれる少なくとも1種
    の色素を含有することを特徴とする請求項9に記載のイ
    ンクジェット記録方法。 【化4】 (式中、X、Y、Zは各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、水酸基、炭素数1〜9の置換基もしくは非置換のア
    ルキル基、炭素数1〜9のアルコキシ基、置換もしくは
    非置換のカルボモイル基、置換もしくは非置換のアミノ
    基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホン酸エステルの
    基、またはカルボン酸エステルの基を表す。)
  11. 【請求項11】 上記A群から選ばれるC.I.リアク
    ティブブルー染料が、C.I.リアクティブブルー2
    1、C.I.リアクティブブルー63、C.I.リアク
    ティブブルー231から選ばれた少なくとも一種の染料
    であることを特徴とする請求項7〜10の何れかに記載
    のインクジェット記録方法。
  12. 【請求項12】 シアンインクが、上記A群から選ばれ
    る少なくとも一種のC.I.リアクティブブルー染料
    と、C.I.ダイレクトブルー86及びC.I.ダイレ
    クトブルー199からなる群から選ばれる少なくとも一
    種の色素との混合物であることを特徴とする、請求項7
    〜11の何れかに記載のインクジェット記録方法。
JP2000293697A 2000-09-27 2000-09-27 インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法 Pending JP2002105363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293697A JP2002105363A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293697A JP2002105363A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002105363A true JP2002105363A (ja) 2002-04-10

Family

ID=18776449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293697A Pending JP2002105363A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002105363A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1462492A1 (en) * 2003-03-27 2004-09-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink and ink set
EP1462494A1 (en) * 2003-03-26 2004-09-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink and ink set
EP1462491A1 (en) * 2003-03-25 2004-09-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet ink and inkjet ink set

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1462491A1 (en) * 2003-03-25 2004-09-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet ink and inkjet ink set
EP1462494A1 (en) * 2003-03-26 2004-09-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink and ink set
EP1462492A1 (en) * 2003-03-27 2004-09-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ink and ink set
US7267715B2 (en) 2003-03-27 2007-09-11 Fujifilm Corporation Ink and ink set

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3396997B2 (ja) 記録液
JPH11209673A (ja) 記録液
JP2001002966A (ja) インクジェット用インク組成物
JP2002080762A (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
WO1996026985A1 (fr) Fluide d'enregistrement
JP3396998B2 (ja) 記録液
JP2002105363A (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JPH07278478A (ja) 記録液
JPH0790212A (ja) 記録液
JP3511677B2 (ja) 記録液
JP3829420B2 (ja) 記録液及びインクジェット記録方法
JP2002088283A (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JP3829462B2 (ja) 記録液、インクジェット記録方法、及び水溶性色素
JP4595341B2 (ja) インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物
JP4193483B2 (ja) 記録液
JP4193484B2 (ja) 記録液
JP6345329B2 (ja) インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
JP2006232924A (ja) 記録液及びその利用
JP4385609B2 (ja) 記録液
JP3911973B2 (ja) アゾ色素、これを用いた記録液及びインクジェット用記録液
JP4136078B2 (ja) 記録液
JP3384218B2 (ja) 記録液
JPH11130997A (ja) 記録液
JP3882261B2 (ja) 記録液、インクジェット記録方法、及び記録液用色素
JP2002097394A (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070109