JP2002105062A - カルバモイルトリアゾリノン誘導体および除草剤 - Google Patents

カルバモイルトリアゾリノン誘導体および除草剤

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JP2002105062A
JP2002105062A JP2000292129A JP2000292129A JP2002105062A JP 2002105062 A JP2002105062 A JP 2002105062A JP 2000292129 A JP2000292129 A JP 2000292129A JP 2000292129 A JP2000292129 A JP 2000292129A JP 2002105062 A JP2002105062 A JP 2002105062A
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JP2000292129A
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Masatoshi Onari
正寿 大成
Koichi Nishio
晃一 西尾
Yasuhiro Sakurai
康弘 櫻井
Katsuyuki Morimoto
勝之 森本
Kunimitsu Nakahira
国光 中平
Nobuyuki Hamada
暢之 濱田
Tetsuhiko Yano
哲彦 矢野
Junko Noguchi
順子 野口
Shigeomi Watanabe
重臣 渡辺
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規除草剤の提供 【解決手段】 式(1): 【化1】 〔式中、R1はフェニル基(但し、フェニル基はC1-4
ルキル基等の置換基によ って置換されていてもよい。)を表し、 R2は水素原子、C1-4アルキル基等を表し、 R3およびR4はそれぞれ独立してC1-6アルキル基また
はフェニル基(但し、 フェニル基はC1-4アルキル基等の置換基によって置換
されていてもよい。)を 表す。〕で表されるカルバモイルトリアゾリノン化合
物、それを含有する農薬、 それを含有する除草剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカルバモイルトリア
ゾリノン化合物および該化合物を有効成分とする農薬、
特に除草剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭64−29368号公報およびド
イツ公開特許第3920414号公報にはある種のカル
バモイルトリアゾリノン化合物が除草活性を有すること
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カルバモイルトリアゾ
リノン化合物を有効成分とし、優れた効力を有する農
薬、特に除草剤を提供すること。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明者は上記の課題
を解決すべく鋭意検討した結果、新規なカルバモイルト
リアゾリノン化合物が除草活性および作物への選択性を
有することを見いだし、本発明を完成させた。すなわ
ち、本発明は、式(1):
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、R1はフェニル基(但し、フェニ
ル基はC1-4アルキル基、C1-4ハロアルキル基、C1-4
アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子
から選ばれる同一または相異なった1以上の置換基によ
って置換されていてもよい。)を表し、R2は水素原
子、C1-4アルキル基、C1-4ハロアルキル基、C1-4
ルコキシ基、C1-4アルキルチオ基、C1-4アルキルスル
ホニル基、シアノ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表
し、R3およびR4はそれぞれ独立してC1-6アルキル基
またはフェニル基(但し、フェニル基はC1-4アルキル
基、C1-4ハロアルキル基、C1-4アルコキシ基、シアノ
基、ニトロ基およびハロゲン原子から選ばれる同一また
は相異なった1以上の置換基によって置換されていても
よい。)を表す。〕で表されるカルバモイルトリアゾリ
ノン化合物、該化合物を有効成分として含有する農薬、
該化合物を有効成分として含有する除草剤に関するもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明化合物および本発明化合物
の合成中間体の置換基R1、R2、R3およびR4を具体的
に列記する。但し、記号はそれぞれ以下の意味を示す。
【0008】Me:メチル基、Et:エチル基、Pr−
n:ノルマルプロピル基、Pr−iso:イソプロピル
基、Bu−n:ノルマルブチル基、Bu−iso:イソ
ブチル基、Bu−sec:セカンダリーブチル基、Bu
−ter:ターシャリーブチル基、Pen−n:ノルマ
ルペンチル基、Hex−n:ノルマルヘキシル基、P
h:フェニル基 〔置換基R1の具体例〕Ph, 2-Cl-Ph, 3-Cl-Ph, 4-Cl-P
h, 2, 4-Cl2-Ph, 3, 5-Cl2-Ph, 2, 6-Cl2-Ph, 2,3-Cl2-
Ph, 2, 5-Cl2-Ph, 2-F-Ph, 3-F-Ph, 4-F-Ph, 2, 4-F2-P
h, 3, 5-F2-Ph,2, 3-F2-Ph, 2, 5-F2-Ph, 2, 6-F2-Ph,
3, 4-F2-Ph, 2-F-4-Cl-Ph, 2-Cl-4-F-Ph, 4-F-3-Cl-Ph,
2, 3, 4-F3-Ph, 2, 3, 6-F3-Ph, 2, 4, 5-F3-Ph, 2,
4, 6-F3-Ph, 2, 3, 4, 5-F4-Ph, 2, 3, 4, 6-F4-Ph, 2,
3, 5, 6-F4-Ph, 2, 3, 4, 5, 6-F 5-Ph, 2-Br-Ph, 3-Br
-Ph, 4-Br-Ph, 2-Me-Ph, 3-Me-Ph, 4-Me-Ph, 2, 4-Me2-
Ph,3, 5-Me2-Ph, 2, 6-Me2-Ph, 2, 3-Me2-Ph, 2, 5-Me2
-Ph, 2-MeO-Ph, 3-MeO-Ph,4-MeO-Ph, 2-CF3-Ph, 3-CF3-
Ph, 4-CF3-Ph, 2, 4, 6-Cl3-Ph, 2, 3, 5-Cl3-Ph,2, 3,
4-Cl3-Ph, 2, 4, 5-Cl3-Ph, 3, 4, 5-Cl3-Ph, 2, 3,
5, 6-Cl4-Ph, 2-NO 2-Ph, 3-NO2-Ph, 4-NO2-Ph, 2-CN-P
h, 3-CN-Ph, 4-CN-Ph 〔置換基R2の具体例〕H, Me, Et, Pr-n, Pr-iso, Bu-
n, Bu-iso, Bu-sec, Bu-ter, CH2F, CH2Cl, CH2Br, CH2
I, CHF2, CHCl2, CHBr2, CF3, CCl3, CBr3, CClF2, CBr
F2, CH2FCH2, CHF 2CH2, CF3CH2, CF3CF2, CF3CF2CF2, C
lCH2CH2, BrCH2CH2, CCl3CH2, CF3CH2CH2,CCl3CH2CH2,
ClCH2CH2CH2, FCH2CH2CH2, CF3CF2CH2, ClCH2CH2CH2C
H2, OMe, OEt, OPr-n, OPr-iso, OBu-n, OBu-iso, OBu-
sec, OBu-ter, SMe, SEt, SPr-n, SPr-iso, SBu-n, SBu
-iso, SBu-sec, SBu-ter, SO2Me, SO2Et, SO2Pr-n, SO2
Pr-iso, SO2Bu-n, SO2Bu-iso, SO2Bu-sec, SO2Bu-ter,
CN, NO2, F, Cl, Br, I 〔置換基R3およびR4の具体例〕Me, Et, Pr-n, Pr-is
o, Bu-n, Bu-iso, Bu-sec, Bu-ter, CHMeCHMe2, Pen-n,
Hex-n, Ph, 2-Cl-Ph, 3-Cl-Ph, 4-Cl-Ph, 2, 4-Cl2-P
h, 3, 5-Cl2-Ph, 2, 6-Cl2-Ph, 2, 3-Cl2-Ph, 2, 5-Cl2
-Ph, 3, 4-Cl2-Ph, 2-F-Ph, 3-F-Ph, 4-F-Ph, 2, 4-F 2-
Ph, 3, 5-F2-Ph, 2, 3-F2-Ph, 2, 5-F2-Ph, 2, 6-F2-P
h, 3, 4-F2-Ph, 2-F-4-Cl-Ph, 2-Cl-4-F-Ph, 4-F-3-Cl-
Ph, 2, 3, 4-F3-Ph, 2, 3, 6-F3-Ph, 2, 4, 5-F 3-Ph,
2, 4, 6-F3-Ph, 2-Br-Ph, 3-Br-Ph, 4-Br-Ph, 2-Me-Ph,
3-Me-Ph, 4-Me-Ph, 2, 4-Me2-Ph, 3, 5-Me2-Ph, 2, 6-
Me2-Ph, 2, 3-Me2-Ph, 2, 5-Me2-Ph, 2-MeO-Ph, 3-MeO-
Ph, 4-MeO-Ph, 2-CF3-Ph, 3-CF3-Ph, 4-CF3-Ph, 2, 4,
6-Cl3-Ph,2, 3, 5-Cl3-Ph, 2, 3, 4-Cl3-Ph, 2, 4, 5-C
l3-Ph, 3, 4, 5-Cl3-Ph, 2-NO2-Ph, 3-NO2-Ph, 4-NO2-P
h, 2-CN-Ph, 3-CN-Ph, 4-CN-Ph 本発明化合物(1)は光学異性体が存在する場合もあ
り、その光学異性体はすべて本発明に含まれる。
【0009】本発明化合物(1)は下記の反応式1〜2
により容易に製造できる。
【0010】〔反応式1〕
【0011】
【化3】
【0012】〔式中、R1、R2、R3およびR4は前記と
同様の意味を表し、Zはハロゲン原子を表す。〕 反応式1は、トリアゾリノン類(2)を塩基存在下ある
いは非存在下、ハロゲン化カルバモイル類(3)と反応
させて本発明化合物(1)を製造する方法を示す。
【0013】(3)は(2)に対して通常1〜10倍モ
ル、好ましくは1〜2倍モル使用する。
【0014】塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムおよび水素化
ナトリウム等の無機塩基類、ピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルア
ニリンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−
7−ウンデセン(DBU)等の有機塩基類、n−ブチル
リチウムおよびsec−ブチルリチウム等の有機リチウ
ム類およびリチウムジイソプロピルアミド等の有機リチ
ウムアミド類があげられる。塩基は(2)に対して通常
0〜10倍モル、好ましくは1〜2倍モル使用する。
【0015】本反応は無溶媒でも進行するが、必要に応
じて溶媒を使用できる。溶媒は反応に不活性なものであ
れば特に制限はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ベンゼンおよびトルエン等の脂肪族または芳香族
炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルムおよび1,2−
ジクロロエタン等のハロゲン系炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサンおよびテ
トラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メチルエ
チルケトンおよびメチルイソブチルケトン等のケトン
類、アセトニトリルおよびプロピオニトリル等のニトリ
ル類、N,N−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジ
メチルアセトアミド等の酸アミド類、スルホラン等の含
硫黄極性溶媒類、ヘキサメチルホスホロアミド等の含燐
極性溶媒類並びにピリジン等の有機塩基類があげられ
る。
【0016】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは0〜120℃である。
【0017】反応時間は通常0.05〜100時間、好
ましくは0.5〜10時間である。
【0018】〔反応式2〕
【0019】
【化4】
【0020】反応式2の工程1は、トリアゾリノン類
(2)をホスゲン(5)と反応させてクロロカルボニル
トリアゾリノン類(4)を製造する工程である。
【0021】(5)は(2)に対して通常1〜10倍モ
ル、好ましくは1〜2倍モル使用する。
【0022】本反応は必要に応じて溶媒を使用できる。
溶媒は反応に不活性なものであれば特に制限はないが、
例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼンおよびト
ルエン等の脂肪族または芳香族炭化水素類、四塩化炭
素、クロロホルムおよび1,2−ジクロロエタン等のハ
ロゲン系炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、ジオキサンおよびテトラヒドロフラン等の
エーテル類、アセトン、メチルエチルケトンおよびメチ
ルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリルおよ
びプロピオニトリル等のニトリル類があげられる。
【0023】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは0〜120℃である。
【0024】反応時間は通常0.05〜100時間、好
ましくは0.5〜10時間である。
【0025】反応式2の工程2は、(4)に塩基存在下
あるいは非存在下、アミン類(6)を反応させて本発明
化合物(1)を製造する工程を示す。
【0026】(6)は(4)に対して通常1〜10倍モ
ル、好ましくは1〜2倍モル使用する。
【0027】塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムおよび水素化
ナトリウム等の無機塩基類、ピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルア
ニリンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−
7−ウンデセン(DBU)等の有機塩基類があげられ
る。塩基は(4)に対して通常0〜10倍モル、好まし
くは1〜2倍モル使用する。
【0028】本反応は無溶媒でも進行するが、必要に応
じて溶媒を使用できる。溶媒は反応に不活性なものであ
れば特に制限はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ベンゼンおよびトルエン等の脂肪族または芳香族
炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルムおよび1,2−
ジクロロエタン等のハロゲン系炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサンおよびテ
トラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メチルエ
チルケトンおよびメチルイソブチルケトン等のケトン
類、アセトニトリルおよびプロピオニトリル等のニトリ
ル類、N,N−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジ
メチルアセトアミド等の酸アミド類があげられる。
【0029】反応温度は通常−90〜200℃、好まし
くは0〜120℃である。
【0030】反応時間は通常0.05〜100時間、好
ましくは0.5〜10時間である。
【0031】反応式1および反応式2の原料であるトリ
アゾリノン類(2)は米国特許第5728834号、C
hem.Ber.,第102巻,755頁等を参考にし
て製造できる。
【0032】以下に本発明化合物の合成例を実施例とし
て具体的に述べるが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0033】
【実施例】〔実施例1〕 (1)4−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(N−
(2,4−ジフルオロフェニル)−N−イソプロピルカ
ルバモイル)−1,2,4−トリアゾリン−5−オン
(本発明化合物No.6)の合成
【0034】
【化5】
【0035】アセトニトリル(10ml)に4−(2,
4−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリアゾリン−
5−オン(0.30g、1.3mmol)と無水炭酸カ
リウム(0.45g、3.3mmol)を加え、室温に
て0.5時間攪拌した。得られた懸濁液にN−(2,4
−ジフルオロフェニル)−N−イソプロピルカルバモイ
ルクロリド(0.30g、1.3mmol)を加え、2
時間還流した。室温まで冷却後、無機塩をろ別し、溶媒
溜去した。得られた残渣を酢酸エチルに溶解し炭酸水素
ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液にて
順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒溜去
した。得られた残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄、
乾燥して、目的物0.40gを得た。融点162−16
3℃。 〔実施例2〕 (1)3−ブロモ−4−(2,4−ジクロロフェニル)
−1,2,4−トリアゾリン−5−オンの合成の合成
【0036】
【化6】
【0037】水酸化ナトリウム(0.34g、8.5m
mol)の水(10ml)溶液に、4−(2,4−ジク
ロロフェニル)−1,2,4−トリアゾリン−5−オン
(1.0g、4.3mmol)を加え、0.25時間攪
拌後、臭素(0.69g4.3mmol)を滴下した。
室温にて2時間攪拌後、不溶物をろ別し、ろ液を35%
塩酸にてpH1にした。析出した固体をろ取、水洗、乾
燥した。得られた固体をエタノール/水=1/1にて再
結晶し、目的物0.45gを得た。融点179−180
℃。 (2)3−ブロモ−4−(2,4−ジクロロフェニル)
−1−(N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−イ
ソプロピルカルバモイル)−1,2,4−トリアゾリン
−5−オン(本発明化合物No.7)の合成
【0038】
【化7】
【0039】アセトニトリル(10ml)に3−ブロモ
−4−(2,4−ジクロロフェニル)−1,2,4−ト
リアゾリン−5−オン(0.30g、0.97mmo
l)と無水炭酸カリウム(0.31g、2.2mmo
l)を加え、室温にて10分間攪拌した。得られた懸濁
液にN−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−イソプ
ロピルカルバモイルクロリド(0.23g、0.99m
mol)を加え、2時間還流した。室温まで冷却後、無
機塩をろ別し、溶媒溜去した。得られた残渣を酢酸エチ
ルに溶解し炭酸水素ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリ
ウム飽和水溶液にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、溶媒溜去した。得られた残渣をシリカゲル薄
層クロマトグラフィー(展開液;n−ヘキサン/酢酸エ
チル=2/1)にて精製し、目的物0.20gを得た。
融点137−138℃。
【0040】前記実施例と同様の方法を用いることによ
り合成された化合物の構造式と物性値を、前記実施例の
化合物とともに第1表に示す。
【0041】但し、表中の記号は前記と同様の意味を表
す。
【0042】〔第1表〕
【0043】
【化8】
【0044】
【表1】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― No. R12 −NR34 物性値(融点、℃) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 Ph H -N(Pr-iso)Ph 160-161 2 Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 125-126 3 Ph Br -N(Pr-iso)Ph 102-103 4 Ph Br -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 114-115 5 2, 4-Cl2-Ph H -N(Pr-iso)Ph 107-110 6 2, 4-Cl2-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 162-163 7 2, 4-Cl2-Ph Br -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 137-138 8 2-Cl-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 136-137 9 3-Cl-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 123-124 10 4-Cl-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 148-150 11 2, 5-Cl2-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 207-209 12 2-Me-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 141-142 13 4-Me-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 油状物質 14 3, 4-F2-Ph H -N(Pr-iso)(2,4-F2-Ph) 181-183 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次に、本発明に含まれる化合物の例を、前記実施例で合
成した化合物を含め第2表および第3表に示すが、本発
明化合物はこれらに限定されるものではない。
【0045】但し、表中の記号は前記と同様の意味を表
す。
【0046】〔第2表〕
【0047】
【化9】
【0048】
【化10】
【0049】
【化11】
【0050】
【化12】
【0051】
【化13】
【0052】
【化14】
【0053】
【化15】
【0054】
【化16】
【0055】
【化17】
【0056】
【化18】
【0057】
【化19】
【0058】
【化20】
【0059】
【表2】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― R12 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― Ph H 2-Cl-Ph H 3-Cl-Ph H 4-Cl-Ph H 2, 4-Cl2-Ph H 3, 5-Cl2-Ph H 2, 6-Cl2-Ph H 2, 3-Cl2-Ph H 2, 5-Cl2-Ph H 2-F-Ph H 3-F-Ph H 4-F-Ph H 2, 4-F2-Ph H 3, 5-F2-Ph H 2, 3-F2-Ph H 2, 5-F2-Ph H 2, 6-F2-Ph H 3, 4-F2-Ph H 2-F-4-Cl-Ph H 2-Cl-4-F-Ph H 4-F-3-Cl-Ph H 2, 3, 4-F3-Ph H 2, 3, 6-F3-Ph H 2, 4, 5-F3-Ph H 2, 4, 6-F3-Ph H 2, 3, 4, 5-F4-Ph H 2, 3, 4, 6-F4-Ph H 2, 3, 5, 6-F4-Ph H 2, 3, 4, 5, 6-F5-Ph H 2-Br-Ph H 3-Br-Ph H 4-Br-Ph H 2-Me-Ph H 3-Me-Ph H 4-Me-Ph H 2, 4-Me2-Ph H 3, 5-Me2-Ph H 2, 6-Me2-Ph H 2, 3-Me2-Ph H 2, 5-Me2-Ph H 2-MeO-Ph H 3-MeO-Ph H 4-MeO-Ph H 2-CF3-Ph H 3-CF3-Ph H 4-CF3-Ph H 2, 4, 6-Cl3-Ph H 2, 3, 5-Cl3-Ph H 2, 3, 4-Cl3-Ph H 2, 4, 5-Cl3-Ph H 3, 4, 5-Cl3-Ph H 2, 3, 5, 6-Cl4-Ph H 2-NO2-Ph H 3-NO2-Ph H 4-NO2-Ph H 2-CN-Ph H 3-CN-Ph H 4-CN-Ph H Ph Me 2-Cl-Ph Me 3-Cl-Ph Me 4-Cl-Ph Me 2, 4-Cl2-Ph Me 3, 5-Cl2-Ph Me 2, 6-Cl2-Ph Me 2, 3-Cl2-Ph Me 2, 5-Cl2-Ph Me 2-F-Ph Me 3-F-Ph Me 4-F-Ph Me 2, 4-F2-Ph Me 3, 5-F2-Ph Me 2, 3-F2-Ph Me 2, 5-F2-Ph Me 2, 6-F2-Ph Me 3, 4-F2-Ph Me 2-F-4-Cl-Ph Me 2-Cl-4-F-Ph Me 4-F-3-Cl-Ph Me 2, 3, 4-F3-Ph Me 2, 3, 6-F3-Ph Me 2, 4, 5-F3-Ph Me 2, 4, 6-F3-Ph Me 2-Br-Ph Me 3-Br-Ph Me 4-Br-Ph Me 2-Me-Ph Me 3-Me-Ph Me 4-Me-Ph Me 2, 4-Me2-Ph Me 3, 5-Me2-Ph Me 2, 6-Me2-Ph Me 2, 3-Me2-Ph Me 2, 5-Me2-Ph Me 2-MeO-Ph Me 3-MeO-Ph Me 4-MeO-Ph Me 2-CF3-Ph Me 3-CF3-Ph Me 4-CF3-Ph Me 2, 4, 6-Cl3-Ph Me 2, 3, 5-Cl3-Ph Me 2, 3, 4-Cl3-Ph Me 2, 4, 5-Cl3-Ph Me 3, 4, 5-Cl3-Ph Me 2-NO2-Ph Me 3-NO2-Ph Me 4-NO2-Ph Me 2-CN-Ph Me 3-CN-Ph Me 4-CN-Ph Me Ph F 2-Cl-Ph F 3-Cl-Ph F 4-Cl-Ph F 2, 4-Cl2-Ph F 3, 5-Cl2-Ph F 2, 6-Cl2-Ph F 2, 3-Cl2-Ph F 2, 5-Cl2-Ph F 2-F-Ph F 3-F-Ph F 4-F-Ph F 2, 4-F2-Ph F 3, 5-F2-Ph F 2, 3-F2-Ph F 2, 5-F2-Ph F 2, 6-F2-Ph F 3, 4-F2-Ph F 2-F-4-Cl-Ph F 2-Cl-4-F-Ph F 4-F-3-Cl-Ph F 2, 3, 4-F3-Ph F 2, 3, 6-F3-Ph F 2, 4, 5-F3-Ph F 2, 4, 6-F3-Ph F 2-Br-Ph F 3-Br-Ph F 4-Br-Ph F 2-Me-Ph F 3-Me-Ph F 4-Me-Ph F 2, 4-Me2-Ph F 3, 5-Me2-Ph F 2, 6-Me2-Ph F 2, 3-Me2-Ph F 2, 5-Me2-Ph F 2-MeO-Ph F 3-MeO-Ph F 4-MeO-Ph F 2-CF3-Ph F 3-CF3-Ph F 4-CF3-Ph F 2, 4, 6-Cl3-Ph F 2, 3, 5-Cl3-Ph F 2, 3, 4-Cl3-Ph F 2, 4, 5-Cl3-Ph F 3, 4, 5-Cl3-Ph F 2-NO2-Ph F 3-NO2-Ph F 4-NO2-Ph F 2-CN-Ph F 3-CN-Ph F 4-CN-Ph F Ph Cl 2-Cl-Ph Cl 3-Cl-Ph Cl 4-Cl-Ph Cl 2, 4-Cl2-Ph Cl 3, 5-Cl2-Ph Cl 2, 6-Cl2-Ph Cl 2, 3-Cl2-Ph Cl 2, 5-Cl2-Ph Cl 2-F-Ph Cl 3-F-Ph Cl 4-F-Ph Cl 2, 4-F2-Ph Cl 3, 5-F2-Ph Cl 2, 3-F2-Ph Cl 2, 5-F2-Ph Cl 2, 6-F2-Ph Cl 3, 4-F2-Ph Cl 2-F-4-Cl-Ph Cl 2-Cl-4-F-Ph Cl 4-F-3-Cl-Ph Cl 2, 3, 4-F3-Ph Cl 2, 3, 6-F3-Ph Cl 2, 4, 5-F3-Ph Cl 2, 4, 6-F3-Ph Cl 2-Br-Ph Cl 3-Br-Ph Cl 4-Br-Ph Cl 2-Me-Ph Cl 3-Me-Ph Cl 4-Me-Ph Cl 2, 4-Me2-Ph Cl 3, 5-Me2-Ph Cl 2, 6-Me2-Ph Cl 2, 3-Me2-Ph Cl 2, 5-Me2-Ph Cl 2-MeO-Ph Cl 3-MeO-Ph Cl 4-MeO-Ph Cl 2-CF3-Ph Cl 3-CF3-Ph Cl 4-CF3-Ph Cl 2, 4, 6-Cl3-Ph Cl 2, 3, 5-Cl3-Ph Cl 2, 3, 4-Cl3-Ph Cl 2, 4, 5-Cl3-Ph Cl 3, 4, 5-Cl3-Ph Cl 2-NO2-Ph Cl 3-NO2-Ph Cl 4-NO2-Ph Cl 2-CN-Ph Cl 3-CN-Ph Cl 4-CN-Ph Cl Ph Br 2-Cl-Ph Br 3-Cl-Ph Br 4-Cl-Ph Br 2, 4-Cl2-Ph Br 3, 5-Cl2-Ph Br 2, 6-Cl2-Ph Br 2, 3-Cl2-Ph Br 2, 5-Cl2-Ph Br 2-F-Ph Br 3-F-Ph Br 4-F-Ph Br 2, 4-F2-Ph Br 3, 5-F2-Ph Br 2, 3-F2-Ph Br 2, 5-F2-Ph Br 2, 6-F2-Ph Br 3, 4-F2-Ph Br 2-F-4-Cl-Ph Br 2-Cl-4-F-Ph Br 4-F-3-Cl-Ph Br 2, 3, 4-F3-Ph Br 2, 3, 6-F3-Ph Br 2, 4, 5-F3-Ph Br 2, 4, 6-F3-Ph Br 2-Br-Ph Br 3-Br-Ph Br 4-Br-Ph Br 2-Me-Ph Br 3-Me-Ph Br 4-Me-Ph Br 2, 4-Me2-Ph Br 3, 5-Me2-Ph Br 2, 6-Me2-Ph Br 2, 3-Me2-Ph Br 2, 5-Me2-Ph Br 2-MeO-Ph Br 3-MeO-Ph Br 4-MeO-Ph Br 2-CF3-Ph Br 3-CF3-Ph Br 4-CF3-Ph Br 2, 4, 6-Cl3-Ph Br 2, 3, 5-Cl3-Ph Br 2, 3, 4-Cl3-Ph Br 2, 4, 5-Cl3-Ph Br 3, 4, 5-Cl3-Ph Br 2-NO2-Ph Br 3-NO2-Ph Br 4-NO2-Ph Br 2-CN-Ph Br 3-CN-Ph Br 4-CN-Ph Br 2-Cl-Ph OMe 3-Cl-Ph OMe 4-Cl-Ph OMe 2, 4-Cl2-Ph OMe 3, 5-Cl2-Ph OMe 2, 6-Cl2-Ph OMe 2, 3-Cl2-Ph OMe 2, 5-Cl2-Ph OMe 2-F-Ph OMe 3-F-Ph OMe 4-F-Ph OMe 2, 4-F2-Ph OMe 3, 5-F2-Ph OMe 2, 3-F2-Ph OMe 2, 5-F2-Ph OMe 2, 6-F2-Ph OMe 3, 4-F2-Ph OMe 2-F-4-Cl-Ph OMe 2-Cl-4-F-Ph OMe 4-F-3-Cl-Ph OMe 2, 3, 4-F3-Ph OMe 2, 3, 6-F3-Ph OMe 2, 4, 5-F3-Ph OMe 2, 4, 6-F3-Ph OMe 2-Br-Ph OMe 3-Br-Ph OMe 4-Br-Ph OMe 2-Me-Ph OMe 3-Me-Ph OMe 4-Me-Ph OMe 2, 4-Me2-Ph OMe 3, 5-Me2-Ph OMe 2, 6-Me2-Ph OMe 2, 3-Me2-Ph OMe 2, 5-Me2-Ph OMe 2-MeO-Ph OMe 3-MeO-Ph OMe 4-MeO-Ph OMe 2-CF3-Ph OMe 3-CF3-Ph OMe 4-CF3-Ph OMe 2, 4, 6-Cl3-Ph OMe 2, 3, 5-Cl3-Ph OMe 2, 3, 4-Cl3-Ph OMe 2, 4, 5-Cl3-Ph OMe 3, 4, 5-Cl3-Ph OMe 2-NO2-Ph OMe 3-NO2-Ph OMe 4-NO2-Ph OMe 2-CN-Ph OMe 3-CN-Ph OMe 4-CN-Ph OMe Ph SMe 2-Cl-Ph SMe 3-Cl-Ph SMe 4-Cl-Ph SMe 2, 4-Cl2-Ph SMe 3, 5-Cl2-Ph SMe 2, 6-Cl2-Ph SMe 2, 3-Cl2-Ph SMe 2, 5-Cl2-Ph SMe 2-F-Ph SMe 3-F-Ph SMe 4-F-Ph SMe 2, 4-F2-Ph SMe 3, 5-F2-Ph SMe 2, 3-F2-Ph SMe 2, 5-F2-Ph SMe 2, 6-F2-Ph SMe 3, 4-F2-Ph SMe 2-F-4-Cl-Ph SMe 2-Cl-4-F-Ph SMe 4-F-3-Cl-Ph SMe 2, 3, 4-F3-Ph SMe 2, 3, 6-F3-Ph SMe 2, 4, 5-F3-Ph SMe 2, 4, 6-F3-Ph SMe 2-Br-Ph SMe 3-Br-Ph SMe 4-Br-Ph SMe 2-Me-Ph SMe 3-Me-Ph SMe 4-Me-Ph SMe 2, 4-Me2-Ph SMe 3, 5-Me2-Ph SMe 2, 6-Me2-Ph SMe 2, 3-Me2-Ph SMe 2, 5-Me2-Ph SMe 2-MeO-Ph SMe 3-MeO-Ph SMe 4-MeO-Ph SMe 2-CF3-Ph SMe 3-CF3-Ph SMe 4-CF3-Ph SMe 2, 4, 6-Cl3-Ph SMe 2, 3, 5-Cl3-Ph SMe 2, 3, 4-Cl3-Ph SMe 2, 4, 5-Cl3-Ph SMe 3, 4, 5-Cl3-Ph SMe 2-NO2-Ph SMe 3-NO2-Ph SMe 4-NO2-Ph SMe 2-CN-Ph SMe 3-CN-Ph SMe 4-CN-Ph SMe Ph SO2Me 2-Cl-Ph SO2Me 3-Cl-Ph SO2Me 4-Cl-Ph SO2Me 2, 4-Cl2-Ph SO2Me 3, 5-Cl2-Ph SO2Me 2, 6-Cl2-Ph SO2Me 2, 3-Cl2-Ph SO2Me 2, 5-Cl2-Ph SO2Me 2-F-Ph SO2Me 3-F-Ph SO2Me 4-F-Ph SO2Me 2, 4-F2-Ph SO2Me 3, 5-F2-Ph SO2Me 2, 3-F2-Ph SO2Me 2, 5-F2-Ph SO2Me 2, 6-F2-Ph SO2Me 3, 4-F2-Ph SO2Me 2-F-4-Cl-Ph SO2Me 2-Cl-4-F-Ph SO2Me 4-F-3-Cl-Ph SO2Me 2, 3, 4-F3-Ph SO2Me 2, 3, 6-F3-Ph SO2Me 2, 4, 5-F3-Ph SO2Me 2, 4, 6-F3-Ph SO2Me 2-Br-Ph SO2Me 3-Br-Ph SO2Me 4-Br-Ph SO2Me 2-Me-Ph SO2Me 3-Me-Ph SO2Me 4-Me-Ph SO2Me 2, 4-Me2-Ph SO2Me 3, 5-Me2-Ph SO2Me 2, 6-Me2-Ph SO2Me 2, 3-Me2-Ph SO2Me 2, 5-Me2-Ph SO2Me 2-MeO-Ph SO2Me 3-MeO-Ph SO2Me 4-MeO-Ph SO2Me 2-CF3-Ph SO2Me 3-CF3-Ph SO2Me 4-CF3-Ph SO2Me 2, 4, 6-Cl3-Ph SO2Me 2, 3, 5-Cl3-Ph SO2Me 2, 3, 4-Cl3-Ph SO2Me 2, 4, 5-Cl3-Ph SO2Me 3, 4, 5-Cl3-Ph SO2Me 2-NO2-Ph SO2Me 3-NO2-Ph SO2Me 4-NO2-Ph SO2Me 2-CN-Ph SO2Me 3-CN-Ph SO2Me 4-CN-Ph SO2Me Ph CF3 2-Cl-Ph CF3 3-Cl-Ph CF3 4-Cl-Ph CF3 2, 4-Cl2-Ph CF3 3, 5-Cl2-Ph CF3 2, 6-Cl2-Ph CF3 2, 3-Cl2-Ph CF3 2, 5-Cl2-Ph CF3 2-F-Ph CF3 3-F-Ph CF3 4-F-Ph CF3 2, 4-F2-Ph CF3 3, 5-F2-Ph CF3 2, 3-F2-Ph CF3 2, 5-F2-Ph CF3 2, 6-F2-Ph CF3 3, 4-F2-Ph CF3 2-F-4-Cl-Ph CF3 2-Cl-4-F-Ph CF3 4-F-3-Cl-Ph CF3 2, 3, 4-F3-Ph CF3 2, 3, 6-F3-Ph CF3 2, 4, 5-F3-Ph CF3 2, 4, 6-F3-Ph CF3 2-Br-Ph CF3 3-Br-Ph CF3 4-Br-Ph CF3 2-Me-Ph CF3 3-Me-Ph CF3 4-Me-Ph CF3 2, 4-Me2-Ph CF3 3, 5-Me2-Ph CF3 2, 6-Me2-Ph CF3 2, 3-Me2-Ph CF3 2, 5-Me2-Ph CF3 2-MeO-Ph CF3 3-MeO-Ph CF3 4-MeO-Ph CF3 2-CF3-Ph CF3 3-CF3-Ph CF3 4-CF3-Ph CF3 2, 4, 6-Cl3-Ph CF3 2, 3, 5-Cl3-Ph CF3 2, 3, 4-Cl3-Ph CF3 2, 4, 5-Cl3-Ph CF3 3, 4, 5-Cl3-Ph CF3 2-NO2-Ph CF3 3-NO2-Ph CF3 4-NO2-Ph CF3 2-CN-Ph CF3 3-CN-Ph CF3 4-CN-Ph CF3 Ph CN 2-Cl-Ph CN 3-Cl-Ph CN 4-Cl-Ph CN 2, 4-Cl2-Ph CN 3, 5-Cl2-Ph CN 2, 6-Cl2-Ph CN 2, 3-Cl2-Ph CN 2, 5-Cl2-Ph CN 2-F-Ph CN 3-F-Ph CN 4-F-Ph CN 2, 4-F2-Ph CN 3, 5-F2-Ph CN 2, 3-F2-Ph CN 2, 5-F2-Ph CN 2, 6-F2-Ph CN 3, 4-F2-Ph CN 2-F-4-Cl-Ph CN 2-Cl-4-F-Ph CN 4-F-3-Cl-Ph CN 2, 3, 4-F3-Ph CN 2, 3, 6-F3-Ph CN 2, 4, 5-F3-Ph CN 2, 4, 6-F3-Ph CN 2-Br-Ph CN 3-Br-Ph CN 4-Br-Ph CN 2-Me-Ph CN 3-Me-Ph CN 4-Me-Ph CN 2, 4-Me2-Ph CN 3, 5-Me2-Ph CN 2, 6-Me2-Ph CN 2, 3-Me2-Ph CN 2, 5-Me2-Ph CN 2-MeO-Ph CN 3-MeO-Ph CN 4-MeO-Ph CN 2-CF3-Ph CN 3-CF3-Ph CN 4-CF3-Ph CN 2, 4, 6-Cl3-Ph CN 2, 3, 5-Cl3-Ph CN 2, 3, 4-Cl3-Ph CN 2, 4, 5-Cl3-Ph CN 3, 4, 5-Cl3-Ph CN 2-NO2-Ph CN 3-NO2-Ph CN 4-NO2-Ph CN 2-CN-Ph CN 3-CN-Ph CN 4-CN-Ph CN Ph NO2 2-Cl-Ph NO2 3-Cl-Ph NO2 4-Cl-Ph NO2 2, 4-Cl2-Ph NO2 3, 5-Cl2-Ph NO2 2, 6-Cl2-Ph NO2 2, 3-Cl2-Ph NO2 2, 5-Cl2-Ph NO2 2-F-Ph NO2 3-F-Ph NO2 4-F-Ph NO2 2, 4-F2-Ph NO2 3, 5-F2-Ph NO2 2, 3-F2-Ph NO2 2, 5-F2-Ph NO2 2, 6-F2-Ph NO2 3, 4-F2-Ph NO2 2-F-4-Cl-Ph NO2 2-Cl-4-F-Ph NO2 4-F-3-Cl-Ph NO2 2, 3, 4-F3-Ph NO2 2, 3, 6-F3-Ph NO2 2, 4, 5-F3-Ph NO2 2, 4, 6-F3-Ph NO2 2-Br-Ph NO2 3-Br-Ph NO2 4-Br-Ph NO2 2-Me-Ph NO2 3-Me-Ph NO2 4-Me-Ph NO2 2, 4-Me2-Ph NO2 3, 5-Me2-Ph NO2 2, 6-Me2-Ph NO2 2, 3-Me2-Ph NO2 2, 5-Me2-Ph NO2 2-MeO-Ph NO2 3-MeO-Ph NO2 4-MeO-Ph NO2 2-CF3-Ph NO2 3-CF3-Ph NO2 4-CF3-Ph NO2 2, 4, 6-Cl3-Ph NO2 2, 3, 5-Cl3-Ph NO2 2, 3, 4-Cl3-Ph NO2 2, 4, 5-Cl3-Ph NO2 3, 4, 5-Cl3-Ph NO2 2-NO2-Ph NO2 3-NO2-Ph NO2 4-NO2-Ph NO2 2-CN-Ph NO2 3-CN-Ph NO2 4-CN-Ph NO2 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〔第3表〕
【0060】
【化21】
【0061】
【化22】
【0062】
【化23】
【0063】
【化24】
【0064】
【表3】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― R34 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― Pr-n Ph Pr-n 2-F-Ph Pr-n 3-F-Ph Pr-n 4-F-Ph Pr-n 2, 4-F2-Ph Pr-n 2, 3-F2-Ph Pr-n 2, 5-F2-Ph Pr-n 2, 6-F2-Ph Pr-n 3, 4-F2-Ph Pr-n 3, 5-F2-Ph Pr-n 2 ,3, 4-F3-Ph Pr-n 2 ,3, 6-F3-Ph Pr-n 2 ,4, 5-F3-Ph Pr-n 2 ,4, 6-F3-Ph Pr-n 2-Cl-Ph Pr-n 3-Cl-Ph Pr-n 4-Cl-Ph Pr-n 2, 3-Cl2-Ph Pr-n 2, 4-Cl2-Ph Pr-n 2, 5-Cl2-Ph Pr-n 2, 6-Cl2-Ph Pr-n 3, 4-Cl2-Ph Pr-n 3, 5-Cl2-Ph Pr-n 2, 3, 4-Cl3-Ph Pr-n 2, 4, 5-Cl3-Ph Pr-n 2, 4, 6-Cl3-Ph Pr-n 3, 4, 5-Cl3-Ph Pr-n 2-Br-Ph Pr-n 3-Br-Ph Pr-n 4-Br-Ph Pr-n 2-Me-Ph Pr-n 3-Me-Ph Pr-n 4-Me-Ph Pr-n 2-MeO-Ph Pr-n 3-MeO-Ph Pr-n 4-MeO-Ph Pr-n 2-CF3-Ph Pr-n 3-CF3-Ph Pr-n 4-CF3-Ph Pr-n 2-Cl-4-F-Ph Pr-n 3-Cl-4-F-Ph Pr-n 4-Cl-2-F-Ph Pr-n 2, 4-Me2-Ph Pr-n 3, 5-Me2-Ph Pr-n 2, 6-Me2-Ph Pr-n 2, 3-Me2-Ph Pr-n 2, 5-Me2-Ph Pr-n 2-NO2-Ph Pr-n 3-NO2-Ph Pr-n 4-NO2-Ph Pr-n 2-CN-Ph Pr-n 3-CN-Ph Pr-n 4-CN-Ph Bu-n Ph Bu-n 2-F-Ph Bu-n 3-F-Ph Bu-n 4-F-Ph Bu-n 2, 4-F2-Ph Bu-n 2, 3-F2-Ph Bu-n 2, 5-F2-Ph Bu-n 2, 6-F2-Ph Bu-n 3, 4-F2-Ph Bu-n 3, 5-F2-Ph Bu-n 2 ,3, 4-F3-Ph Bu-n 2 ,3, 6-F3-Ph Bu-n 2 ,4, 5-F3-Ph Bu-n 2 ,4, 6-F3-Ph Bu-n 2-Cl-Ph Bu-n 3-Cl-Ph Bu-n 4-Cl-Ph Bu-n 2, 3-Cl2-Ph Bu-n 2, 4-Cl2-Ph Bu-n 2, 5-Cl2-Ph Bu-n 2, 6-Cl2-Ph Bu-n 3, 4-Cl2-Ph Bu-n 3, 5-Cl2-Ph Bu-n 2, 3, 4-Cl3-Ph Bu-n 2, 4, 5-Cl3-Ph Bu-n 2, 4, 6-Cl3-Ph Bu-n 3, 4, 5-Cl3-Ph Bu-n 2-Br-Ph Bu-n 3-Br-Ph Bu-n 4-Br-Ph Bu-n 2-Me-Ph Bu-n 3-Me-Ph Bu-n 4-Me-Ph Bu-n 2-MeO-Ph Bu-n 3-MeO-Ph Bu-n 4-MeO-Ph Bu-n 2-CF3-Ph Bu-n 3-CF3-Ph Bu-n 4-CF3-Ph Bu-n 2-Cl-4-F-Ph Bu-n 3-Cl-4-F-Ph Bu-n 4-Cl-2-F-Ph Bu-n 2, 4-Me2-Ph Bu-n 3, 5-Me2-Ph Bu-n 2, 6-Me2-Ph Bu-n 2, 3-Me2-Ph Bu-n 2, 5-Me2-Ph Bu-n 2-NO2-Ph Bu-n 3-NO2-Ph Bu-n 4-NO2-Ph Bu-n 2-CN-Ph Bu-n 3-CN-Ph Bu-n 4-CN-Ph Bu-iso Ph Bu-iso 2-F-Ph Bu-iso 3-F-Ph Bu-iso 4-F-Ph Bu-iso 2, 4-F2-Ph Bu-iso 2, 3-F2-Ph Bu-iso 2, 5-F2-Ph Bu-iso 2, 6-F2-Ph Bu-iso 3, 4-F2-Ph Bu-iso 3, 5-F2-Ph Bu-iso 2-Cl-Ph Bu-iso 3-Cl-Ph Bu-iso 4-Cl-Ph Bu-iso 2-Br-Ph Bu-iso 3-Br-Ph Bu-iso 4-Br-Ph Bu-iso 2-Me-Ph Bu-iso 3-Me-Ph Bu-iso 4-Me-Ph Bu-iso 2-MeO-Ph Bu-iso 3-MeO-Ph Bu-iso 4-MeO-Ph Bu-iso 2-CF3-Ph Bu-iso 3-CF3-Ph Bu-iso 4-CF3-Ph Bu-sec Ph Bu-sec 2-F-Ph Bu-sec 3-F-Ph Bu-sec 4-F-Ph Bu-sec 2, 4-F2-Ph Bu-sec 2, 3-F2-Ph Bu-sec 2, 5-F2-Ph Bu-sec 2, 6-F2-Ph Bu-sec 3, 4-F2-Ph Bu-sec 3, 5-F2-Ph Bu-sec 2-Cl-Ph Bu-sec 3-Cl-Ph Bu-sec 4-Cl-Ph Bu-sec 2-Br-Ph Bu-sec 3-Br-Ph Bu-sec 4-Br-Ph Bu-sec 2-Me-Ph Bu-sec 3-Me-Ph Bu-sec 4-Me-Ph Bu-sec 2-MeO-Ph Bu-sec 3-MeO-Ph Bu-sec 4-MeO-Ph Bu-sec 2-CF3-Ph Bu-sec 3-CF3-Ph Bu-sec 4-CF3-Ph Bu-ter Ph Bu-ter 2-F-Ph Bu-ter 3-F-Ph Bu-ter 4-F-Ph Bu-ter 2, 4-F2-Ph Bu-ter 2, 3-F2-Ph Bu-ter 2, 5-F2-Ph Bu-ter 2, 6-F2-Ph Bu-ter 3, 4-F2-Ph Bu-ter 3, 5-F2-Ph CHMeCHMe2 Ph CHMeCHMe2 2-F-Ph CHMeCHMe2 3-F-Ph CHMeCHMe2 4-F-Ph CHMeCHMe2 2, 4-F2-Ph Pen-n Ph Pen-n 2-F-Ph Pen-n 3-F-Ph Pen-n 4-F-Ph Pen-n 2, 4-F2-Ph Hex-n Ph Hex-n 2-F-Ph Hex-n 3-F-Ph Hex-n 4-F-Ph Hex-n 2, 4-F2-Ph ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本発明化合物の除草剤としての施用薬量は適用場面、施
用時期、施用方法、対象雑草および栽培作物等により差
異はあるが、一般には有効成分量としてヘクタール(h
a)当たり0.001〜50kg程度、好ましくは0.0
1〜10kg程度が適当である。
【0065】本発明化合物は水田用の除草剤として、湛
水下の土壌処理および茎葉処理のいずれの処理方法にお
いても使用できる。水田雑草としては、例えば、ヘラオ
モダカ(Alisma canaliculatum)、オモダカ(Sagittar
ia trifolia)およびウリカワ(Sagittaria pygmaea)
等に代表されるオモダカ科(Alismataceae)雑草、タマ
ガヤツリ(Cyperus difformis)、ミズガヤツリ(Cyper
us serotinus)、ホタルイ(Scirpus juncoides)およ
びクログワイ(Eleocharis kuroguwai)等に代表される
カヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、アゼナ(Linderni
a pyxidaria)に代表されるゴマノハグサ科(Scrothula
riaceae)雑草、コナギ(Monochoria vaginalis)に代
表されるミズアオイ科(Potenderiaceae)雑草、ヒルム
シロ(Potamogeton distinctus)に代表されるヒルムシ
ロ科(Potamogetonaceae)雑草、キカシグサ(Rotala i
ndica)に代表されるミソハギ科(Lythraceae)雑草並
びにタイヌビエ(Echinochloa crus-galli)に代表され
るイネ科(Gramineae)雑草等があげられる。
【0066】また、本発明化合物は、畑地用の除草剤と
して、土壌処理、土壌混和処理および茎葉処理のいずれ
の処理方法においても使用でき、水田、畑地および果樹
園などの農園芸分野以外に運動場、空地および線路端な
ど非農耕地における各種雑草の防除にも適用することが
できる。
【0067】本発明化合物は必要に応じて製剤または散
布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植物生長調
節剤または共力剤などと混合施用しても良い。
【0068】特に、他の除草剤と混合施用することによ
り、施用薬量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗
作用による殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効
果が期待できる。この際、同時に複数の公知除草剤との
組み合わせも可能である。
【0069】本発明化合物と混合使用するのに好ましい
除草剤としては、例えば、ピラゾスルフロンエチル(py
razosulfuron-ethyl/一般名)、ベンスルフロンメチル
(bensulfuron-methyl/一般名)、シノスルフロン(ci
nosulfuron/一般名)、イマゾスルフロン(imazosulfu
ron/一般名)、アジムスルフロン(azimsulfuron/一
般名)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl
/一般名)、プレチラクロール(pretilachlor/一般
名)、エスプロカルブ(esprocarb/一般名)、ピラゾ
レート(pyrazolate/一般名)、ピラゾキシフェン(py
razoxyfen/一般名)、ベンゾフェナップ(benzofenap
/一般名)、ダイムロン(daimuron/一般名)、ブロモ
ブチド(bromobutide/一般名)、ナプロアニリド(nap
roanilide/一般名)、クロメプロップ(clomeprop/一
般名)、CNP(一般名)、クロメトキシニル(chlome
thoxynil/一般名)、ビフェノックス(bifenox/一般
名)、オキサジアゾン(oxadiazon/一般名)、オキサ
ジアルギル(一般名)、カフェンストロール(cafenstr
ole/一般名)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone
/一般名)、インダノファン(indanofan/一般名)、
ペントキサゾン(pentoxazone/一般名)、ピリミノバ
ックメチル(pyriminobac-methyl/一般名)、シハロホ
ップブチル(cyhalofop-butyl/一般名)、フェントラ
ザミド(fentrazamide/一般名)、メフェナセット(me
fenacet/一般名)、ブタクロール(butachlor/一般
名)、ブテナクロール(butenachlor/一般名)、ジチ
オピル(dithiopyl/一般名)、ベンフレセート(benfu
resate/一般名)、ピリブチカルブ(pyributicarb/一
般名)、ベンチオカーブ(benthiocarb/一般名)、ジ
メピペレート(dimepiperate/一般名)、モリネート
(molinate/一般名)、ブタミフォス(butamifos/一
般名)、キンクロラック(quinclorac/一般名)、シン
メスリン(cinmethylin/一般名)、シメトリン(simet
ryn/一般名)、ベンスリド(bensulide/一般名)、ジ
メタメトリン(dimethametryn/一般名)、MCPA、MCP
B、エトベンズアニド(etobenzanid)、クミルロン(cu
myluron/一般名)、テニルクロール(thenylchlor/一
般名)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron/一般
名)、キノクラミン(quinoclamine/一般名)、ベンゾ
ビシクロン(benzobicyclon/一般名)、ピリフタリド
(pyriftalid/一般名),ビスピリバック(bispyriba
c)、HSA-961(試験名)、アニロホス(anilofos/一般
名)およびOK-701(試験名)等があげられる。
【0070】本発明化合物を除草剤として施用するにあ
たっては、一般には適当な固体担体又は液体担体と混合
して、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増
粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤または分解防止
剤等を添加し、液剤、乳剤、水和剤、ドライフロアブル
剤、フロアブル剤、粉剤または粒剤等任意の剤型にて実
用に供することができる。
【0071】又、省力化および安全性向上の観点から、
上記任意の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供する
こともできる。
【0072】固体担体としては、例えばカオリナイト、
パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイ
ト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライトおよび珪
藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニ
ウム、硫酸ナトリウムおよび塩化カリウム等の無機塩
類、合成珪酸、並びに合成珪酸塩等が挙げられる。
【0073】液体担体としては、例えば水、アルコール
類(エチレングリコール、プロピレングリコール、イソ
プロパノール等)、芳香族炭化水素類(キシレン、アル
キルベンゼン、アルキルナフタレン等)、エーテル類
(ブチルセロソルブ等)、ケトン類(シクロヘキサノン
等)、エステル類(γ−ブチロラクトン等)、酸アミド
類(N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン
等)および植物油(大豆油、ナタネ油、綿実油、ヒマシ
油等)等が挙げられる。
【0074】これら固体および液体担体は、単独で用い
ても2種以上を併用してもよい。
【0075】界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよびポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオ
ン性界面活性剤、並びにアルキルベンゼンスルホン酸
塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸
塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスル
ホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の
塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物
の塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫
酸または燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニル
エーテル硫酸または燐酸塩およびアルキルアミン塩等の
イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0076】これら界面活性剤の含有量は、特に限定さ
れるものではないが、本発明の製剤100重量部に対
し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。ま
た、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併
用してもよい。
【0077】次に本発明化合物を用いる場合の製剤の配
合例を示す。但し本発明の配合例は、これらのみに限定
されるものではない。なお、以下の配合例において
「部」は重量部を意味する。 水和剤 本発明化合物 0.1〜80部 固体担体 5〜98.9部 界面活性剤 1〜10部 その他 0〜 5部 その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等があげ
れらる。 乳 剤 本発明化合物 0.1〜30部 液体担体 55〜95部 界面活性剤 4.9〜15部 フロアブル剤 本発明化合物 0.1〜70部 液体担体 15〜98.89部 界面活性剤 1〜12部 その他 0.01〜30部 その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられ
る。 ドライフロアブル剤 本発明化合物 0.1〜90部 固体担体 0〜98.9部 界面活性剤 1〜20部 その他 0〜10部 その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられ
る。 液 剤 本発明化合物 0.01〜30部 液体担体 0.1〜50部 水 50〜99.89部 その他 0〜10部 その他として、例えば凍結防止剤等、展着剤等が挙げら
れる。 粒 剤 本発明化合物 0.01〜10部 固体担体 90〜99.99部 その他 0〜10部 その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられ
る。
【0078】使用に際しては上記製剤をそのままで、又
は、水で1〜10000倍に希釈して散布する。
【0079】製剤例 次に具体的に本発明化合物を有効成分とする農薬製剤例
を示すがこれらのみに限定されるものではない。なお、
以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
【0080】〔配合例1〕水和剤 本発明化合物 No.1 20部 パイロフィライト 76部 ソルポール5039 2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス#80 2部 (合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0081】〔配合例2〕乳 剤 本発明化合物 No.1 5部 キシレン 75部 N−メチルピロリドン 15部 ソルポール2680 5部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0082】〔配合例3〕フロアブル剤 本発明化合物 No.1 25部 アグリゾールS−710 10部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス1000C 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) キサンタンガム 0.02部 水 64.48部 以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤と
する。
【0083】〔配合例4〕ドライフロアブル剤 本発明化合物 No.1 75部 ハイテノールNE−15 5部 (アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名) バニレックスN 10部 (アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名) カープレックス#80 10部 (合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥してドライフロ
アブル剤とする。
【0084】〔配合例5〕粒 剤 本発明化合物 No.1 1部 ベントナイト 55部 タルク 44部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤とす
る。
【0085】〔配合例6〕粒 剤 本発明化合物 No.1 1部 化合物(A) 0.07部 DBSN 3部 エポキシ化大豆油 1部 ベントナイト 30部 タルク 64.93部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤とす
る。
【0086】なお、上記の化合物(A)はピラゾスルフ
ロンエチル(pyrazosulfuronethyl、一般名)、DBS
Nはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを意味す
る。
【0087】次に、本発明化合物の除草剤としての有用
性を以下の試験例において具体的に説明する。
【0088】〔試験例1〕湛水条件における雑草発生前
処理による除草効果試験 33.3cm2のスチロールカップ中に沖積土壌を入れた後、
水を入れて混和し水深4cmの湛水条件とした。ノビエ、
ホタルイ、コナギのそれぞれの種子を上記のカップに混
播した後、2.5葉期のイネ苗を移植した。カップを2
5〜30℃の温室内に置いて、播種後当日に水面へ所定
の薬量になるように、配合例1に準じて調整した本発明
化合物の水和剤を水で希釈して処理した。処理後3週間
目に、イネおよび各種雑草に対する除草効果の調査を行
った。0は影響なし、5は完全枯死を示す6段階評価で
ある。結果を第4表に示す。
【0089】〔試験例2〕湛水条件における雑草生育期
処理による除草効果試験 33.3cm2のスチロールカップ中に沖積土壌を入れた後、
水を入れて混和し水深4cmの湛水条件とした。ノビエ、
ホタルイ、コナギのそれぞれの種子を上記のカップに混
播した。カップを25〜30℃の温室内に置いて植物を
育成し、ノビエ、ホタルイ、コナギが1〜2葉期に達し
たとき、水面へ所定の薬量になるように、配合例1に準
じて調整した本発明化合物の水和剤を水で希釈して処理
した。処理後3週間目に、各種雑草に対する除草効果を
試験例1の判定基準に従って調査を行った。結果を第5
表に示す。
【0090】〔試験例3〕土壌処理による除草効果試験 縦21cm、横13cm、深さ7cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、エノコログサ、カラスムギ、ブ
ラックグラス、トウモロコシ、ダイズ、ワタの種子をそ
れぞれスポット状に播種し、約1.5cm覆土した後、有
効成分量が所定の割合となるように土壌表面へ小型スプ
レーで均一に散布した。散布の際の薬液は、前記配合例
1に準じて適宜調整された水和剤を水で希釈して用い、
これを全面に散布した。薬液散布3週間後に植物に対す
る除草効果を試験例1の判定基準に従って調査を行っ
た。結果を第6表に示す。
【0091】なお、各表中の記号は次の意味を示す。A
(ノビエ)、B(ホタルイ)、C(コナギ)、D(エノ
コログサ)、E(カラスムギ)、F(ブラックグラ
ス)、a(移植イネ)、b(トウモロコシ)、c(ダイ
ズ)、d(ワタ) 〔第4表〕
【0092】
【表4】 〔第5表〕
【0093】
【表5】 〔第6表〕
【0094】
【表6】 ―――――――――――――――――――――――――――――― 化合物 処理薬量 No. g/a D E F b c d ―――――――――――――――――――――――――――――― 1 50 2 2 0 0 0 - 2 50 5 3 5 4 3 1 3 25 1 0 0 0 0 0 4 25 5 0 1 3 0 0 5 50 5 4 4 4 1 0 6 50 5 4 5 4 2 0 7 25 4 0 1 0 0 0 ――――――――――――――――――――――――――――――
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 勝之 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 中平 国光 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 濱田 暢之 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 矢野 哲彦 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 野口 順子 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 渡辺 重臣 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 Fターム(参考) 4H011 AB01 BA01 BB14 BC01 BC09 BC18 BC19 BC22 DA02 DA15 DA16 DC03 DC05 DC06 DH03 DH14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 〔式中、R1はフェニル基(但し、フェニル基はC1-4
    ルキル基、C1-4ハロアルキル基、C1-4アルコキシ基、
    シアノ基、ニトロ基およびハロゲン原子から選ばれる同
    一または相異なった1以上の置換基によって置換されて
    いてもよい。)を表し、 R2は水素原子、C1-4アルキル基、C1-4ハロアルキル
    基、C1-4アルコキシ基、C1-4アルキルチオ基、C1-4
    アルキルスルホニル基、シアノ基、ニトロ基またはハロ
    ゲン原子を表し、 R3およびR4はそれぞれ独立してC1-6アルキル基また
    はフェニル基(但し、フェニル基はC1-4アルキル基、
    1-4ハロアルキル基、C1-4アルコキシ基、シアノ基、
    ニトロ基およびハロゲン原子から選ばれる同一または相
    異なった1以上の置換基によって置換されていてもよ
    い。)を表す。〕で表されるカルバモイルトリアゾリノ
    ン化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1のカルバモイルトリアゾリノン
    化合物を有効成分として含有する農薬。
  3. 【請求項3】 請求項1のカルバモイルトリアゾリノン
    化合物を有効成分として含有する除草剤。
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