JP2002104019A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2002104019A
JP2002104019A JP2000303975A JP2000303975A JP2002104019A JP 2002104019 A JP2002104019 A JP 2002104019A JP 2000303975 A JP2000303975 A JP 2000303975A JP 2000303975 A JP2000303975 A JP 2000303975A JP 2002104019 A JP2002104019 A JP 2002104019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字板の目盛、数字の表示に立体感が得ら
れ、以て変化に富んだ表示意匠が得られること。 【解決手段】 指針4による実像表示手段と、指針4の
前方に傾斜して設けられたハーフミラー6による虚像表
示手段とを備えており、ハーフミラー6の上部に虚像表
示のための透明文字板7を設け、透明文字板7を覆うカ
バー部材11を、光透過性のドーム11aの外表面に光
反射膜11bを設けた構成とし、かつ透明文字板7とカ
バー部材11との間の端部に、光源14を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両情報を表示す
る車両用表示装置に関し、詳しくは、指針およびインジ
ケータによる実像表示と背景意匠による虚像表示の組み
合わせで表示する車両用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の虚像表示可能な車両用表示装置
は、図5に示すように、ケース1内の後部にムーブメン
ト3で駆動される指針4が設けられ、この指針4の前方
には、光透過性の反射部材であるハーフミラー6が上向
きに所定の角度で配置されている。
【0003】また、ケース1の上部には、意匠・インジ
ケータ表示部材15がハーフミラー6に対して略45度
の角度で取付けられている。この意匠・インジケータ表
示部材15の上方にカバー部材16が取付けられてお
り、かつ意匠・インジケータ表示部材15とカバー部材
16との間の両端部に、光源14が配置されている。
【0004】そして、光源14を点灯して、前面カバー
5の前方からハーフミラー6を見ると、意匠・インジケ
ータ表示部材15の目盛意匠およびインジケータ表示が
虚像表示面2に表示され、指針4による実像表示が虚像
表示面2に重なって表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
車両用表示装置は、インジケータ表示が虚像表示面2に
表示され、指針4の表示と、意匠表示およびインジケー
タ表示が全て同一面であるため、立体感に欠け、ひいて
は意匠的に変化の乏しい表示しか得られない、という問
題がある。
【0006】本発明は、上述の点に着目してなされたも
ので、文字板の目盛、数字の表示に立体感が得られ、以
て変化に富んだ表示意匠が得られる車両用表示装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、指針による実像表示手段
と、該指針の前方に傾斜して設けられたハーフミラーに
よる虚像表示手段とを備えた車両用表示装置であって、
前記ハーフミラーの上部に虚像表示のための透明文字板
を設け、該透明文字板を覆うカバー部材を、光透過性の
ドームの外表面に光反射膜を設けた構成とし、かつ前記
透明文字板と前記カバー部材との間の端部に、光源を配
置したことを特徴とするものである。
【0008】このため、請求項1記載の発明では、ハー
フミラーには目盛、数字の直接像とカバー部材からの反
射像が入射され、この直接像と反射像とのずれにより、
観察者には目盛、数字が2重に見え、これにより、目
盛、数字の立体表示が得られる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、指針による
実像表示手段と、該指針の前方に傾斜して設けられたハ
ーフミラーによる虚像表示手段とを備えた車両用表示装
置であって、前記ハーフミラーの上部に虚像表示のため
の透明文字板を設け、該透明文字板を覆うカバー部材
を、ドームの内面に光反射性のスウェード調塗装を施し
た構成とし、かつ前記透明文字板と前記カバー部材との
間の端部に、光源を配置したことを特徴とするものであ
る。
【0010】このため、請求項2記載の発明では、目
盛、数字の背景となる塗装面が、凹凸状態となり、その
ため、観察者には背景の凹凸部が視認でき、背景と目
盛、数字との距離感の違いにより目盛、数字の立体表示
が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図5と同一部材または同一
機能のものは同一符号で示している。
【0012】図1は、本発明の一実施形態としての車両
用表示装置Aを示す。この車両用表示装置Aは、ケース
1内の後部にムーブメント3で駆動される指針4が設け
られ、この指針4の前方には、光透過性の反射部材であ
るハーフミラー6が上向きに所定の角度で配置されてい
る。ケース1の上部には、虚像表示のための意匠が施さ
れた透明文字板7がハーフミラー6に対して略45度の
角度で取付けられている。この透明文字板7は、図2に
示すように、アクリル樹脂材等の光透過性樹脂製の円板
8の表面に目盛9、数字10を印刷したものである。
【0013】この透明文字板7の上方にドーム状のカバ
ー部材11が取付けられている。このカバー部材11
は、アクリル樹脂等の光透過性の樹脂材からなるドーム
11aの外表面に光を反射する光反射膜11bを、印刷
や塗装等により形成したものである。これにより、光は
カバー部材11を透過せずに反射させることができる。
【0014】透明文字板7とカバー部材11との間の両
端部には、光源14が配置されており、光源14により
透明文字板7の表面を照明する。これにより、図3に示
すように、透明文字板7の目盛9、数字10は、直接像
として点線15で示すようにハーフミラー6に入射して
ここで反射されると共に、カバー部材11で反射された
反射像として実線16で示すようにハーフミラー6に入
射してここで反射される。この際、点線15の直接像と
実線16の反射像とがずれて反射されることにより、観
察者18には、目盛9、数字10が各々ずれて2重に見
え、結果的に立体的に見えるようになる。
【0015】図4は、本発明の他の実施形態としての車
両用表示装置Bを示す。この車両用表示装置Bでは、カ
バー部材11は、ドーム11a(材質は任意である)の
内面にスウェード調塗装17を施したものである。
【0016】このようにスウェード調塗装17を施すこ
とにより、目盛9、数字10の背景となる塗装17面が
凹凸状態となる。このため、光源14を点灯すると、透
明文字板7の目盛9、数字10は、その光で表面が照明
されると共に、反射により塗装17面に映り込み、さら
に塗装17面で反射されて、ハーフミラー6を介して観
察者18の視認するところとなる。このとき、観察者1
8には、目盛9、数字10が塗装17面の凹凸状態に起
因して各々ずれて2重に見え、結果的に立体的に見える
ようになる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、ハーフミラーの上部に虚像表示のための
透明文字板を設け、該透明文字板を覆うカバー部材を、
透明ドームの外表面に光反射膜を施した構成としたの
で、ハーフミラーには目盛、数字の直接像とカバー部材
からの反射像が入射され、この直接像と反射像とのずれ
により、観察者には目盛、数字が2重に見え、これによ
り、目盛、数字が立体的に見え、以て変化に富んだ表示
意匠が得られる。
【0018】また、請求項2記載の発明によれば、カバ
ー部材を、ドームの内面に光反射性のスウェード調塗装
を施した構成としたので、目盛、数字の背景となる塗装
面が凹凸状態となり、このため、観察者には、目盛、数
字が塗装面の凹凸状態に起因して各々ずれて2重に見
え、これにより、目盛、数字が立体的に見え、以て変化
に富んだ表示意匠が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用表示装置の一実施の形態を示す
縦断側面図である。
【図2】透明文字板の平面図である。
【図3】図1の車両用表示装置の作用説明図である。
【図4】本発明の車両用表示装置の他の実施の形態を示
す縦断側面図である。
【図5】従来の車両用表示装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
4 指針 6 ハーフミラー 7 透明文字板 11 カバー部材 11a ドーム 11b 光反射膜 14 光源 17 スウェード調塗装 A,B 車両用表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針による実像表示手段と、該指針の前
    方に傾斜して設けられたハーフミラーによる虚像表示手
    段とを備えた車両用表示装置であって、 前記ハーフミラーの上部に虚像表示のための透明文字板
    を設け、該透明文字板を覆うカバー部材を、光透過性の
    ドームの外表面に光反射膜を設けた構成とし、かつ前記
    透明文字板と前記カバー部材との間の端部に、光源を配
    置したことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 指針による実像表示手段と、該指針の前
    方に傾斜して設けられたハーフミラーによる虚像表示手
    段とを備えた車両用表示装置であって、 前記ハーフミラーの上部に虚像表示のための透明文字板
    を設け、該透明文字板を覆うカバー部材を、光透過性の
    ドームの内面に光反射性のスウェード調塗装を施した構
    成とし、かつ前記透明文字板と前記カバー部材との間の
    端部に、光源を配置したことを特徴とする車両用表示装
    置。
JP2000303975A 2000-10-03 2000-10-03 車両用表示装置 Expired - Lifetime JP3765977B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091666A1 (fr) * 2002-04-26 2003-11-06 Nippon Seiki Co.,Ltd. Dispositif d'affichage
WO2004040242A1 (ja) * 2002-10-31 2004-05-13 Nippon Seiki Co.,Ltd. 表示装置

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WO2003091666A1 (fr) * 2002-04-26 2003-11-06 Nippon Seiki Co.,Ltd. Dispositif d'affichage
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