JP4083990B2 - 虚像表示式メータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハーフミラーを透過して目視する指針などの実像部と、ハーフミラーで反射して目視する数字などの虚像部とを重ね合わせて両者を目視可能とする虚像表示式メータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、半透過性のハーフミラーを透過して目視される指針などの実像部と、ハーフミラーで反射する数字などの虚像部とを同一平面上に重ね合わせて表示するようにした、虚像表示メーターが提案されている。
【0003】
例えば、特開平10−185628号公報には、この種の計器構造が開示されている。かかる計器構造は、図6に示すように、インストルメントパネルに取り付けられるケース本体101を有している。このケース本体101には、透明な見返し102が前方に、後部カバー103が後方に、上部カバー104が上部にそれぞれ設けられている。そして、後部カバー103の前方には、指針105及び指針105を駆動するムーブメント106を取り付けるためのケース内壁107が設けられている。
【0004】
また、上部カバー104の前方には、前記指針105に対応する目盛や文字などからなる意匠部を備えた文字盤108が設けられている。そして、ケース本体101をほぼ二分するように半透過性のハーフミラー109が傾斜して配置されている。
【0005】
この計器構造によれば、指針105については、目視方向から見てハーフミラー109を透過して実像として目視され、一方、文字盤108上の意匠部については、目視方向から見てハーフミラーで反射することで、透過方向前側に実像である指針105と同一面上に虚像として表示され、これら実像と虚像が合成されて立体的に目視可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の計器構造においては、例えば速度計、回転計、燃料計或いは水温計等は同一面上にそれぞれ表示されるため、立体的表示ができない。
【0007】
そこで、本発明は、立体的な虚像表示を実現することのできる視覚的効果に優れた虚像表示式メーターを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、目視者の視線方向に対して傾斜配置された半透過性のハーフミラーと、目視者から見てハーフミラーの裏面側に設けられた指針を駆動するムーブメント及び目盛りが刻まれた第1の文字盤と、ハーフミラーに対して前記指針及び第1の文字盤と鏡面対称位置に配置された文字等が印刷された第2の文字盤とがメーターケースに設けられ、前記指針及び第1の文字盤に刻まれた目盛りを実像とし、前記第2の文字盤に印刷された文字等を虚像として、それら実像と虚像とを組み合わせて同一平面上に指針表示するようにした虚像表示式メータにおいて、前記第2の文字盤は、各種指針計器の数に対応してそれぞれ独立して設けられ、且つ、前記メーターケースに対するその取り付け高さを相対的に高低差を持って該メーターケースに取り付けられており、また、前記第2の文字盤を覆って前記目盛り及び文字等を立体的に見せるドーム形状の背景ケースを取り付け、目視者には、各メータが奥行き感を持って立体的な表示を実現したことを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、各種指針計器に対応して独立して設けた第2の文字盤を、メーターケースに対してその取り付け高さを相対的に高低差を持って取り付けてあることから、目視者から見ると、各メーターに奥行き感が得られ、立体的な表示が可能となる。また、本発明によれば、ドーム形状の背景ケースを取り付けたことで、文字等がより一層立体的に見えるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は本実施形態の虚像表示式メータの概略的な斜視図、図2は目視者に実像部と虚像部の合成像が認識される状態を示す説明図、図3は第2の文字盤を覆って背景ケースを取り付ける前の状態を模式的に示す分解斜視図、図4はメーターケースに対する第2の文字盤の取り付け高さに高低差を設けた状態を示す説明図、図5は各メータが奥行き感を持って表示される状態を示す模式図である。
【0014】
<虚像表示装置の構成>
本実施形態の虚像表示装置1は、図1に示すように、表示パネル部となる見返り部2を露出させるようにしてインストルメントパネル(図示は省略する)に取り付けられるメーターケース3を有している。
【0015】
メーターケース3の内部には、図2に示すように、目視者の視線方向に対して傾斜配置されるハーフミラー4と、目視者から見てハーフミラー4の裏面側に設けられた指針5を駆動するムーブメント6及び目盛が刻まれた第1の文字盤7と、ハーフミラー4に対して指針5及び第1の文字盤7と鏡面対称位置に配置された文字等が印刷された第2の文字盤8とが設けられている。
【0016】
本実施形態では、燃料計、速度計、回転計及び水温計の4つの指針計器がメーターケース3内に設けられている。
【0017】
ハーフミラー4は、半透過性のミラーであり、図2に示すように、目視者の視線方向に対して約45度の角度を持って斜めに配置されている。指針5を駆動する内機としてのムーブメント6は、ハーフミラー4の裏面側であって目視者の視線方向に配置されている。
【0018】
第1の文字盤7は、例えばアクリル樹脂などの透明樹脂板からなり、その表面に前記指針5の指標となる目盛が刻まれている。第1の文字盤7に刻まれた目盛は、透過性のインクを印刷することによって形成されているが、目盛以外の部分は黒色塗装されている。このため、ムーブメント6の背面側に配置された光源(図示は省略する)からの光りは、第1の文字盤7のうち目盛部分のみを透過し、ハーフミラー4を透過して目視者側に至ることになる。目視者側から見ると、ハーフミラー4を介して指針5と目盛とが実像として見える。
【0019】
第2の文字盤8は、第1の文字盤7と同様にアクリル樹脂などの透明樹脂板からなり、目視者から見てハーフミラー4の上方に設けられている。かかる第2の文字盤8は、燃料計、速度計、回転計及び水温計に対応してそれぞれ独立して設けられている。例えば、所定間隔を置いて並べられた速度計の文字盤8Bと回転計の文字盤8Cの両側に、燃料計の文字盤8Aと水温計の文字盤8Dをそれぞれ配置してある。
【0020】
第2の文字盤8Aには、図3に示すように、ハーフミラー4と対向する面8aに文字や数字或いは目盛等の意匠9が印刷されている。かかる意匠9は、やはり透過性のインクで印刷されており、目視者がハーフミラー4を介して見たときに正規の向きで見えるように鏡像反転形状とされている。
【0021】
そして、この第2の文字盤8A〜8Dの裏面には、図1及び図3に示すように、当該第2の文字盤8A〜8Dを覆ってドーム形状の背景ケース10A〜10Dが取り付けられている。かかる背景ケース10A〜10Dは、第2の文字盤8A〜8Dに印刷された目盛や文字等の意匠9等を立体的に見せる役目をする。また、この背景ケース10A〜10Dの内面10aには、必要に応じて意匠9などの背面で視覚効果を高めるための色彩や図柄を付した塗装がなされている。
【0022】
そして、本実施形態では、背景ケース10A〜10Dが取り付けられた第2の文字盤8A〜8Dは、図1及び図4に示すように、メーターケース3に対するその取り付け高さを相対的に高低差を持って取り付けられている。具体的には、燃料計の文字盤8Aと水温計の文字盤8Dに対して、速度計の文字盤8B及び回転計の文字盤8Cをメーターケース3に対し所定高さHを持って取り付けてある。
【0023】
なお、図示は省略するが、背景ケース10A〜10D内には、第2の文字盤8に光りを照射する光源が配置されている。
【0024】
<作用>
このように構成された虚像表示式メータにおいては、メーターケース3に対してそれぞれの第2の文字盤8A〜8Dを、相対的に高低差を持って該メーターケース3に取り付けているので、目視者には、各メータが奥行き感を持って見えることになる。例えば、図5に示すように、燃料計の文字盤8Aと水温計の文字盤8Dの奥に、速度計の文字盤8Bと回転計の文字盤8Cが見るようようになる。
【0025】
また、第2の文字盤8A〜8Dを覆うようにしてドーム形状の背景ケース10A〜10Dを取り付けたことにより、当該第2の文字盤8A〜8Dに印刷された文字9をより一層立体的なものとすることができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、各種指針計器に対応して独立して設けた第2の文字盤を、メーターケースに対してその取り付け高さを相対的に高低差を持って取り付けてあることから、目視者から見ると、各メーターに奥行き感が得られ、立体的な表示を実現することができる。したがって、視覚的効果に優れた虚像表示式メーターを提供することができる。また、本発明によれば、第2の文字盤を覆ってドーム形状の背景ケースを取り付けたことで、文字等がより一層立体的に見えるようになり、さらなる視覚的効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の虚像表示式メータの概略的な斜視図である。
【図2】本実施形態の虚像表示式メータを示すもので、目視者に実像部と虚像部の合成像が認識される状態を示す説明図である。
【図3】本実施形態の虚像表示式メータを示すもので、第2の文字盤を覆って背景ケースを取り付ける前の状態を模式的に示す分解斜視図である。
【図4】本実施形態の虚像表示式メータを示すもので、メーターケースに対する第2の文字盤の取り付け高さに高低差を設けた状態を示す説明図である。
【図5】本実施形態の虚像表示式メータを示すもので、各メータが奥行き感を持って表示される状態を示す模式図である。
【図6】従来の虚像表示式メータである計器構造の断面図である。
【符号の説明】
1 虚像表示式メータ
2 見返り部
3 メーターケース
4 ハーフミラー
5 指針
6 ムーブメント
7 第1の文字盤
8A〜8D 第2の文字盤
10A〜10D 背景ケース
Claims (1)
- 目視者の視線方向に対して傾斜配置された半透過性のハーフミラーと、目視者から見てハーフミラーの裏面側に設けられた指針を駆動するムーブメント及び目盛りが刻まれた第1の文字盤と、ハーフミラーに対して前記指針及び第1の文字盤と鏡面対称位置に配置された文字等が印刷された第2の文字盤とがメーターケースに設けられ、前記指針及び第1の文字盤に刻まれた目盛りを実像とし、前記第2の文字盤に印刷された文字等を虚像として、それら実像と虚像とを組み合わせて同一平面上に指針表示するようにした虚像表示式メータにおいて、
前記第2の文字盤は、各種指針計器の数に対応してそれぞれ独立して設けられ、且つ、前記メーターケースに対するその取り付け高さを相対的に高低差を持って該メーターケースに取り付けられており、また、前記第2の文字盤を覆って前記目盛り及び文字等を立体的に見せるドーム形状の背景ケースを取り付け、目視者には、各メータが奥行き感を持って立体的な表示を実現したことを特徴とする虚像表示式メータ。
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