JP2002103586A - プラテンを汚すことなく印刷媒体の端部まで行う印刷 - Google Patents

プラテンを汚すことなく印刷媒体の端部まで行う印刷

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JP2002103586A JP2000294216A JP2000294216A JP2002103586A JP 2002103586 A JP2002103586 A JP 2002103586A JP 2000294216 A JP2000294216 A JP 2000294216A JP 2000294216 A JP2000294216 A JP 2000294216A JP 2002103586 A JP2002103586 A JP 2002103586A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテンにインク滴を着弾させることなく印
刷用紙の端部まで印刷を行う。 【解決手段】 印刷用紙Pが上流側紙送りローラ25
a,25bに保持され、送られる(副走査送り)。印刷
用紙Pの前端Pfが溝部26mの開口の上にあるとき、
印刷ヘッド28のノズル#5〜#9からインク滴Ipを
吐出して印刷を開始する。印刷用紙Pの前端Pfがノズ
ル#5よりも後(副走査方向の上流)にあるときに印刷
を開始するので、多少の紙送り誤差があっても、前端部
Pfに余白を作ることなく端まで画像を印刷することが
できる。また、使用されるノズルは、溝部26m上のノ
ズルであるので、印刷用紙Pに着弾しなかったインク滴
がプラテン26の上面に付着して、後に送られてくる印
刷用紙を汚すことがない。以降、ノズル#5〜#9によ
って印刷用紙Pへの画像の印刷が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドット記録ヘッ
ドを用いて記録媒体の表面にドットの記録を行う技術に
関し、特に、プラテンを汚すことなく印刷用紙の端部ま
で印刷を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
印刷ヘッドのノズルからインクを吐出するプリンタが広
く普及している。図20は、従来のプリンタの印刷ヘッ
ドの周辺を示す側面図である。印刷用紙Pは、プラテン
26o上でヘッド28oに向かい合うように支持され
る。そして、印刷用紙Pは、プラテン26oの上流に配
された上流側紙送りローラ25p,25q、およびプラ
テン26の下流に配された下流側紙送りローラ25r,
25sによって、矢印Aの方向に送られる。ヘッドから
インクが吐出されると、印刷用紙P上に順次、ドットが
記録されて、画像が印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプリンタ
において印刷用紙の端まで画像を印刷しようとすると、
印刷用紙の端が印刷ヘッド下方、すなわちプラテン上に
位置するように印刷用紙を配し、印刷ヘッドからインク
滴を吐出させる必要がある。しかし、そのような印刷に
おいては、印刷用紙の送りの誤差やインク滴の着弾位置
のずれなどによって、インク滴が本来着弾すべき印刷用
紙端部からはずれてプラテン上に着弾してしまう場合が
ある。そのような場合には、プラテン上に着弾したイン
クによって、その後にプラテン上を通過する印刷用紙
が、汚されてしまう。
【0004】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、プラテンにイン
ク滴を着弾させることなく印刷用紙の端部まで印刷を行
う技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、インク滴を吐出する複数のドット形成要素からなる
ドット形成要素群が設けられたドット記録ヘッドを用い
て印刷媒体の表面にドットの記録を行うドット記録装置
を対象として、所定の処理を行う。このドット記録装置
は、ドット記録ヘッドと印刷媒体の少なくとも一方を駆
動して主走査を行う主走査駆動部と、主走査の最中に複
数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動して
ドットの形成を行わせるヘッド駆動部と、主走査の行路
の少なくとも一部においてドット形成要素群と向かい合
うように、主走査の方向に延長して設けられ、印刷媒体
をドット記録ヘッドと向かい合うように支持するプラテ
ンと、主走査の合間に印刷媒体を主走査の方向と交わる
方向に駆動して副走査を行う副走査駆動部と、各部を制
御するための制御部と、を備える。そして、プラテン
は、複数のドット形成要素のうちの副走査の方向の所定
の範囲内に位置する特定のドット形成要素からなる特定
ドット形成要素群と向かい合う位置に、主走査の方向に
延長して設けられた溝部を有している。
【0006】このようなドット記録装置において、印刷
媒体の上端と下端の少なくとも一方について余白を設け
ずに端まで画像を印刷する第1の画像印刷モードにおい
て、少なくとも印刷媒体の余白を設けずに画像を印刷す
る端部については、特定ドット形成要素群のみを使用し
て、ドットを形成する。このような態様とすれば、印刷
の際にドット形成要素から印刷媒体の端部に向けて吐出
したインク滴が、結果として印刷媒体から外れても、そ
のインク滴は溝部内に着弾することとなる。よって、印
刷媒体の上下の端までドットを形成する印刷において、
プラテン上面を汚す可能性が低い。なお、ここで「特定
ドット形成要素群のみを使用する」とは、特定ドット形
成要素群以外のドット形成要素を使用せず、特定ドット
形成要素群に含まれるドット形成要素の少なくとも一部
を使用するという意味である。
【0007】特定ドット形成要素群は、複数のドット形
成要素のうちの副走査の方向の中央近辺の所定の範囲内
に位置するドット形成要素からなるドット形成要素群で
あることが好ましい。このような態様とすれば、記録媒
体の端部の印刷において、中央近辺のドット形成要素を
使用してドットを形成することができる。このため、記
録媒体の上端部を、中央近辺のドット形成要素を使用し
て記録しながら、記録媒体の中央部を、中央近辺よりも
副走査の方向の上流側のノズルで記録することができ
る。同様に、記録媒体の下端部を、中央近辺のドット形
成要素を使用して記録しながら、記録媒体の中央部を、
中央近辺よりも下流側のノズルで記録することができ
る。
【0008】なお、溝部は、プラテンの副走査の方向の
略中央の所定の位置に設けることが好ましい。このよう
な態様においては、印刷媒体は溝部の前後(副走査の方
向の上流側と下流側)のプラテンに支えられることとな
り、副走査の際に印刷媒体の上端や下端が溝部内に落ち
込みにくい。
【0009】また、特定ドット形成要素群を、複数のド
ット形成要素のうちの副走査の方向の上流の端に位置す
るドット形成要素を含み、複数のドット形成要素のうち
の副走査の方向の下流の端に位置するドット形成要素を
含まないドット形成要素群とすることもできる。このよ
うな態様とすれば、記録媒体の下端部を、比較的上流側
に位置する特定ドット形成要素群を使用して記録しなが
ら、記録媒体の中央部を、特定ドット形成要素群よりも
下流側のノズルで記録することができる。
【0010】そして、特定ドット形成要素群を、複数の
ドット形成要素のうちの副走査の方向の下流の端に位置
するドット形成要素を含み、複数のドット形成要素のう
ちの副走査の方向の上流の端に位置するドット形成要素
を含まないドット形成要素群とすることもできる。この
ような態様とすれば、記録媒体の上端部を、比較的下流
側に位置する特定ドット形成要素群を使用して記録しな
がら、記録媒体の中央部を、特定ドット形成要素群より
も副走査の方向の上流側のノズルで記録することができ
る。
【0011】また、第1の画像印刷モードにおいて、特
定ドット形成要素群のみを使用して、印刷媒体上におい
て画像を構成するすべてのドットを形成することもでき
る。このような態様とすれば、印刷媒体へのドットの形
成に際して、プラテンを汚す可能性が低い。
【0012】また、第2の画像印刷モードにおいて、特
定ドット形成要素群と、特定ドット形成要素群以外のド
ット形成要素と、を使用して、印刷媒体上において画像
を構成するドットを形成することとしてもよい。このよ
うな態様とすれば、印刷媒体に余白を設けない第1の画
像印刷モードと、余白を設ける第2の画像印刷モード
と、を実施することができる。そして、第2の画像印刷
モードにおいては、第1の画像印刷モードに比べて多く
のドット形成要素を使用して、より高速な印刷を行うこ
とができる。なお、ここで「特定ドット形成要素群を使
用する」とは、特定ドット形成要素群に含まれるドット
形成要素の少なくとも一部を使用するという意味であ
る。
【0013】ドット記録ヘッドが、主走査の方向に並ぶ
ように設けられ、それぞれ異なるインクを吐出する複数
のドット形成要素群を有している場合には、次のように
することが好ましい。すなわち、複数のドット形成要素
群の特定ドット形成要素群と向かい合うように、溝部を
一つ設ける。このような態様とすれば、第1の画像印刷
モードにおいて、異なるインクを使用してドットを形成
することができる。そして、プラテンには、溝部は一つ
設けられているだけであるので、印刷媒体をプラテン上
で安定して支えることができる。
【0014】なお、印刷媒体への印刷に際して、第1の
画像印刷モードと第2の画像印刷モードの両方行う態様
とすることもでき、また、いずれか一方を選択する態様
とすることもできる。
【0015】また、溝部が、主走査の方向について、印
刷媒体の主走査の方向の巾よりも長く設けられている場
合には、特定ドット形成要素群に含まれるドット形成要
素が、プラテンに支持された印刷媒体の側端部と向かい
合う位置にあるとき、および、プラテンに支持された印
刷媒体の外側の領域でかつ溝部と向かい合う位置にある
ときに、ドット形成要素からインク滴を吐出して、印刷
媒体の側端部におけるドットの記録を行うことが好まし
い。このような態様とすれば、プラテン上面を汚すこと
なく、印刷媒体の側端まで余白なく印刷を行うことがで
きる。
【0016】なお、本発明は、以下に示すような種々の
態様で実現することが可能である。 (1)ドット記録装置、印刷制御装置、印刷装置。 (2)ドット記録方法、印刷制御方法、印刷方法。 (3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラム。 (4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体。 (5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
【0017】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の実施の形態を実
施例に基づいて以下の順序で説明する。 A.実施形態の概要: B.第1実施例: B1.装置の構成: B2.画像印刷モードの選択: B3.印刷: C.第2実施例: E.変形例: E1.変形例1: E2.変形例2: E3.変形例3: E4.変形例4:
【0018】A.実施形態の概要:図1は、本発明の実
施の形態におけるインクジェットプリンタの印刷ヘッド
の周辺の構造を示す側面図である。図1では、印刷用紙
Pが上流側紙送りローラ25a,25bに保持され、送
られており(副走査送り)、その前端Pfが溝部26m
の開口の上に至っている。このとき印刷ヘッド28のノ
ズル#5〜#9からインク滴Ipを吐出して印刷を開始
する。なお、印刷用紙Pの送り誤差を大きめに見積もっ
た場合には、前端Pfが溝部26mの開口の上に至る前
にインク滴Ipの吐出を始めることもある。いずれにし
ても、印刷用紙Pの前端Pfがノズル#5よりも後(副
走査方向の上流)にあるときに印刷を開始するので、多
少の紙送り誤差があっても、印刷用紙Pの前端部Pfに
余白を作ることなく端まで画像を印刷することができ
る。また、使用されるノズル#5〜#9は、溝部26m
上のノズルであるので、印刷用紙Pに着弾しなかったイ
ンク滴は、溝部26mの底に設けられた吸収部材27m
に吸収される。よって、プラテン26の上面である上流
側支持部26sf、下流側支持部26srに付着して、
後に送られてくる印刷用紙を汚すことがない。以降、ノ
ズル#5〜#9によって印刷用紙Pへの画像の印刷が行
われる。印刷用紙Pの下端についても、下端部が溝部2
6mの開口の上にあるときに行われるので、余白なく画
像が形成される。
【0019】B.第1実施例: B1.装置の構成:図2は、本印刷装置のソフトウェア
の構成を示すブロック図である。コンピュータ90で
は、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケ
ーションプログラム95が動作している。オペレーティ
ングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドラ
イバ96が組み込まれており、アプリケーションプログ
ラム95からは、これらのドライバを介して、プリンタ
22に転送するための画像データDが出力されることに
なる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプロ
グラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これ
に対して所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介
してCRT21に画像を表示している。スキャナ12か
ら供給されるデータORGは、カラー原稿から読み取ら
れ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3
色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
【0020】このアプリケーションプログラム95が、
印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドラ
イバ96が、画像データをアプリケーションプログラム
95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な信
号(ここではシアン、マゼンタ、ライトシアン、ライト
マゼンタ、イエロ、ブラックの各色についての多値化さ
れた信号)に変換している。図2に示した例では、プリ
ンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール9
7と、色補正モジュール98と、ハーフトーンモジュー
ル99と、ラスタライザ100とが備えられている。ま
た、色補正テーブルLUT、ドット形成パターンテーブ
ルDTも記憶されている。
【0021】解像度変換モジュール97は、アプリケー
ションプログラム95が扱っているカラー画像データの
解像度、即ち、単位長さ当りの画素数をプリンタドライ
バ96が扱うことができる解像度に変換する役割を果た
す。こうして解像度変換された画像データは、まだRG
Bの3色からなる画像情報であるから、色補正モジュー
ル98は色補正テーブルLUTを参照しつつ、各画素ご
とにプリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンタ
(M)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(L
M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の各色のデータに
変換する。なお、「画素」とは、インク滴を着弾させド
ットを記録する位置を規定するために、印刷媒体上に
(場合によっては印刷媒体の外側にまで)仮想的に定め
られた方眼状の升目である。
【0022】色補正されたデータは、例えば256階調
等の幅で階調値を有している。ハーフトーンモジュール
99は、ドットを分散して形成することによりプリンタ
22で、この階調値を表現するためのハーフトーン処理
を実行する。ハーフトーンモジュール99は、ドット形
成パターンテーブルDTを参照することにより、画像デ
ータの階調値に応じて、それぞれのインクドットのドッ
ト形成パターンを設定した上で、ハーフトーン処理を実
行する。こうして処理された画像データは、ラスタライ
ザ100によりプリンタ22に転送すべきデータ順に並
べ替えられ、最終的な印刷データPDとして出力され
る。印刷データPDは、各主走査時のドットの記録状態
を表すラスタデータと副走査送り量を示すデータとを含
んでいる。本実施例では、プリンタ22は印刷データP
Dに従ってインクドットを形成する役割を果たすのみで
あり画像処理は行っていないが、勿論これらの処理をプ
リンタ22で行うものとしても差し支えない。
【0023】次に、図3によりプリンタ22の概略構成
を説明する。図示するように、このプリンタ22は、紙
送りモータ23によって用紙Pを搬送する機構と、キャ
リッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン2
6の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭
載された印刷ヘッド28を駆動してインクの吐出および
インクドットの形成を行う機構と、これらの紙送りモー
タ23、キャリッジモータ24、印刷ヘッド28および
操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40
とから構成されている。
【0024】キャリッジ31をプラテン26の軸方向に
往復動させる機構は、印刷用紙Pの搬送方向と垂直な方
向に架設され、キャリッジ31を摺動可能に保持する摺
動軸34とキャリッジモータ24との間に無端の駆動ベ
ルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31の原
点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されて
いる。
【0025】キャリッジ31には、黒インク(K)用の
カートリッジ71とシアン(C),ライトシアン(L
C)、マゼンタ(M),ライトマゼンダ(LM)、イエ
ロ(Y)の6色のインクを収納したカラーインク用カー
トリッジ72が搭載可能である。キャリッジ31の下部
の印刷ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61
ないし66が形成されており、キャリッジ31に黒
(K)インク用のカートリッジ71およびカラーインク
用カートリッジ72を上方から装着すると、各インクカ
ートリッジから吐出用ヘッド61ないし66へのインク
の供給が可能となる。
【0026】図4は、印刷ヘッド28におけるインクジ
ェットノズルNの配列を示す説明図である。これらのノ
ズルの配置は、ブラック(K)、シアン(C)、ライト
シアン(LC)、マゼンタ(M)、ライトマゼンダ(L
M)、イエロ(Y)各色ごとにインクを吐出する6組の
ノズルアレイから成っており、それぞれ48個のノズル
が一定のノズルピッチkで一列に配列されている。これ
らの6組のノズルアレイは主走査方向に沿って並ぶよう
に配列されている。なお、「ノズルピッチ」とは、印刷
ヘッド上に配されるノズルの副走査方向の間隔が何ラス
タ分(すなわち、何画素分)であるかを示す値である。
例えば、間に3ラスタ分の間隔をあけて配されているノ
ズルのピッチkは4である。なお、「ラスタ」とは、主
走査方向に並ぶ画素の列である。
【0027】これら各色のインクを吐出するノズルの列
が特許請求の範囲にいう「ドット形成要素群」である。
そして、各ノズル列のノズルのうち、図4に破線で示し
た範囲R26m内に設けられているノズルが、特許請求
の範囲にいう「特定ドット形成要素群」である。図4に
破線で示した範囲R26mは、印刷ヘッド28上のノズ
ルのうちの副走査方向の中央近辺の所定の範囲である。
印刷ヘッド28と向かい合うプラテン26において、こ
の範囲R26m相当する部分には、溝部26mが設けら
れている。すなわち、これら各色ノズル列の「特定ドッ
ト形成要素群」は、溝部26mと向かい合う位置に設け
られている。これら各色ノズル列の「特定ドット形成要
素群」の集合を、ノズル群Nmと表記する。
【0028】ここで、「中央近辺の所定の範囲」とは、
副走査方向の両端のノズルを含まない範囲とすることが
できる。そして、副走査方向の中央に位置するノズルを
含み、副走査方向に設けられているノズルのうちの1/
2以下のノズルを含む範囲とすることが好ましい。ま
た、副走査方向の中央に位置するノズルを含み、副走査
方向に設けられているノズルのうちの1/3以下のノズ
ルを含む範囲とすることもできる。なお、副走査方向の
中央に位置するノズルを一つに特定できず、2個のノズ
ルが中央から等しい距離にある場合は、この「中央近辺
の所定の範囲」はそれらのノズルを両方含むものとする
ことができる。
【0029】図5は、プラテン26の周辺を示す平面図
である。プラテン26は、主走査の方向に、このプリン
タ22で使用可能な印刷用紙Pの最大幅よりも長く設け
られている。そして、プラテン26の上流には、上流側
紙送りローラ25a、25bが設けられている。上流側
紙送りローラ25aが一つの駆動ローラであるのに対
し、上流側紙送りローラ25bは自由に回転する複数の
小ローラである。また、プラテンの下流には、下流側紙
送りローラ25c、25dが設けられている。下流側紙
送りローラ25cが駆動軸に設けられた複数のローラで
あり、下流側紙送りローラ25dは自由に回転する複数
の小ローラである。下流側紙送りローラ25dの外周面
には、回転軸方向に平行に溝が設けられている。すなわ
ち、下流側紙送りローラ25dは、外周面に放射状に歯
(溝と溝の間の部分)を有しており、回転軸方向から見
た場合に歯車状の形状に見える。この下流側紙送りロー
ラ25dは、通称「ギザローラ」と呼ばれ、印刷用紙P
をプラテン26上に押しつける役割を果たす。なお、下
流側紙送りローラ25cと上流側紙送りローラ25aと
は、外周の速さが等しくなるように同期して回転する。
【0030】プラテン26には、副走査方向の中央近辺
に中央溝部26mが設けられている。この中央溝部26
mの上流側のプラテン上面を上流側支持部26sfと呼
び、上流側のプラテン上面を下流側支持部26srと呼
ぶ。中央溝部26mは、それぞれ主走査方向に沿って、
このプリンタ22で使用可能な印刷用紙Pの最大幅より
も長く設けられている。そして、中央溝部26mの底部
にはそれぞれインク滴Ipを受けてこれを吸収するため
の吸収部材27mが配されている。そして、中央溝部2
6mは、印刷ヘッド28上のノズルNのうち副走査の方
向の中央近辺の所定の範囲内に位置する所定のノズルか
らなるノズル群Nm(図5において斜線で示す部分のノ
ズル)と向かい合う位置に設けられている。
【0031】印刷ヘッド28は、上流側紙送りローラ2
5a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25d
に挟まれたプラテン26上を主走査において往復動す
る。印刷用紙Pは、上流側紙送りローラ25a、25b
および下流側紙送りローラ25c、25dに保持され、
その間の部分をプラテン26の上面によって印刷ヘッド
28のノズル列と向かい合うように支持される。そし
て、上流側紙送りローラ25a、25bおよび下流側紙
送りローラ25c、25dによって副走査送りを実施さ
れて、印刷ヘッド28のノズルから吐出されるインクに
より順次画像を記録される。
【0032】印刷用紙Pは、上流側紙送りローラ25
a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25dに
よって副走査送りを実施されているときには、上流側支
持部26sfと下流側支持部26srに支持されて、中
央溝部26mの開口上を通過していく。印刷用紙Pの前
端Pfが中央溝部26m上を通るときには、その後側の
部分が上流側支持部26sfに支持されているため、前
端Pfが中央溝部26m内に落ち込むことがない。ま
た、印刷用紙Pの後端Prが中央溝部26mを通るとき
には、その前側の部分が下流側支持部26srに支持さ
れているため、後端Prが中央溝部26m内に落ち込む
ことがない。なお、溝部は必ずしもプラテンの副走査方
向の中央に設けられている必要はなく、印刷ヘッドの複
数のノズル(ドット形成要素)のうちの副走査の方向の
中央近辺の所定の範囲内に位置するノズル群と向かい合
う位置に設けられていればよい。
【0033】次に、プリンタ22の制御回路40(図3
参照)の内部構成を説明する。制御回路40の内部に
は、CPU41、PROM42、RAM43の他、コン
ピュータ90とのデータのやり取りを行うPCインタフ
ェース45と、インク吐出用ヘッド61〜66にインク
ドットのON、OFFの信号を出力する駆動用バッファ
44などが設けられており、これらの素子および回路は
バスで相互に接続されている。制御回路40は、コンピ
ュータ90で処理されたドットデータを受け取り、これ
を一時的にRAM43に蓄え、所定のタイミングで駆動
用バッファ44に出力する。
【0034】以上説明したハードウェア構成を有するプ
リンタ22は、紙送りモータ23により用紙Pを搬送し
つつ、キャリッジ31をキャリッジモータ24により往
復動させ、同時に印刷ヘッド28の各ノズルユニットの
ピエゾ素子を駆動して、各色インク滴Ipの吐出を行
い、インクドットを形成して用紙P上に多色の画像を形
成する。
【0035】B2.画像印刷モードの選択:図6は、印
刷処理の手順を示すフローチャートである。プリンタ2
2は、印刷用紙Pの外周、すなわち上下左右の端に余白
を設けずに印刷を行う第1の画像印刷モードと、印刷用
紙Pの外周に余白を残して印刷を行う第2の画像印刷モ
ードとを有している。プリンタ22は、第2の画像印刷
モードにおいては、全てのノズルを使用して印刷を行う
のに対して、第1の画像印刷モードでは、ノズル群Nm
のみで印刷を行う。図6に示すように、ユーザは印刷に
際してまず第1の画像印刷モードと第2の画像印刷モー
ドのいずれかを選択する。そして、コンピュータ90
(図2参照)に接続されたキーボード14、マウス13
などの入力機器を通じてアプリケーション95に対して
画像印刷モードの選択情報を入力する。アプリケーショ
ン95、プリンタドライバ96は、選択された画像印刷
モードに応じて印刷データPDを準備する。
【0036】図7は、第1の画像印刷モードにおける画
像データDと印刷用紙Pとの関係を示す平面図である。
第1の画像印刷モードでは、印刷用紙Pの上端Pfを超
えて印刷用紙Pの外側まで画像データDが設定される。
また、下端Pr、左側端Pa、右側端Pbについても同
様に、印刷用紙Pの端を超えて印刷用紙Pの外側まで画
像データDを設定する。したがって、第1の画像印刷モ
ードにおいては、画像データDと印刷用紙Pの大きさ、
及び印刷時の画像データDの想定位置と印刷用紙Pの配
置の関係は、図7に示すようになる。第1の画像印刷モ
ードにおいては、この画像データDに基づいて、印刷用
紙の端まで余白なく画像が印刷される。なお、左側端P
a、右側端Pbの左右の名称については、プリンタ22
の左右の名称と対応させたため、印刷用紙Pにおいて
は、実際の左右と左側端Pa、右側端Pbの名称とが逆
になっている。
【0037】なお、本明細書では、印刷用紙Pに記録す
る画像データの上下に対応させて印刷用紙Pの端を呼ぶ
場合は、「上端(部)」、「下端(部)」の語を使用す
る。そして、プリンタ22上での印刷用紙Pの副走査送
りの進行方向に対応させて印刷用紙Pの端を呼ぶ場合
は、「前端(部)」、「後端(部)」の語を使用するこ
とがある。本明細書では、印刷用紙Pにおいて「上端
(部)」が「前端(部)」に対応し、「下端(部)」が
「後端(部)」に対応する。
【0038】図8は、第2の画像印刷モードにおける、
画像データD2と印刷用紙Pとの関係を示す平面図であ
る。図8に示すように、第2の画像印刷モードにおいて
は、画像データD2は、印刷用紙Pよりも小さい領域に
画像を形成するためのデータである。そして、画像は、
印刷用紙P上に上下左右に余白を設けて印刷される。
【0039】B3.印刷:第1の画像印刷モードと第2
の画像印刷モードとでは、印刷の際の副走査送りのパタ
ーンが異なる。以下では、第1の画像印刷モードと第2
の画像印刷モードとに分けて印刷の際の副走査送りにつ
いて説明する。
【0040】(1)第1の画像印刷モードにおける副走
査送り:図9は、第1の画像印刷モードにおいて、各ラ
スタがどのノズルによってどのように記録されていくか
を示す説明図である。ここでは、説明を簡単にするた
め、複数存在するノズル列のうち1列のノズル列のみを
使用して説明する。そして、1列のノズル列は13個の
ノズルを有するものとする。そして、各ノズルは3ラス
タ分の間隔をあけて配されているものとする。なお、第
1の画像印刷モードにおいて使用されるのは、13個の
ノズルのうちの中央の5個のノズル(ノズル群Nm)で
ある。
【0041】図9において、縦に並ぶ1列の升目は、印
刷ヘッド28を表している。各升目の中の5〜9の数字
が、ノズル番号を示している。すなわち、第1の画像印
刷モードにおいては、13個あるノズルのうち、#5〜
#9の5個のノズルのみが使用される。なお、明細書中
では、ノズルの番号に「#」を付して各ノズルを表す。
図9では、時間とともに副走査方向に相対的に送られる
印刷ヘッド28を、順に左から右にずらして示してい
る。図9に示すように、第1の画像印刷モードにおいて
は、5ドットづつの定則送りを行う。その結果、各ラス
タは、それぞれ一つのノズルによってドットを記録され
る。なお、副走査送り量の単位の「ドット」は、副走査
方向の印刷解像度に対応する1ドット分のピッチを意味
しており、これはラスタのピッチとも等しい。図9にお
いて太枠で囲まれたノズルが、ラスタにドットを記録す
るノズルである。
【0042】一方、図9において、最上段から2〜4番
目、7,8番目、12番目のラスタは、ノズルが一度も
通過しない。すなわち、これらのラスタにはドットを記
録することができない。よって、本実施例では、これら
最上段から12番目までのラスタは、画像を記録するた
めに使用することはしないものとする。すなわち、本実
施例において画像を記録するために使用できるラスタ
は、印刷ヘッド28上のノズルがドットを記録しうるラ
スタのうち、副走査方向上流の端から13番目以降のラ
スタとする。この画像を記録するために使用できるラス
タの領域を「印刷可能領域」と呼ぶ。また、画像記録の
ために使用しないラスタの領域を「印刷不可領域」と呼
ぶ。図9においては、印刷ヘッド28上のノズルがドッ
トを記録しうるラスタについて、上から順に付した番号
を、図の左側に記載している。以降、上端処理のドット
の記録を説明する図面においても同様である。
【0043】図10は、印刷開始時の印刷ヘッド28と
印刷用紙Pの関係を示す説明図である。ここでは、中央
溝部26mは、印刷ヘッド28の#5のノズルから数え
て2ラスタ分前の位置から、#9のノズルから数えて2
ラスタ分後の位置までの範囲R26mに設けられている
ものとする。したがって、印刷用紙がない状態で各ノズ
ルからインク滴Ipを吐出させた場合でも、#5〜#9
のノズルからのインク滴はプラテン26上面(上流側支
持部26sf、下流側支持部26sr)に着弾すること
はない。
【0044】印刷開始時において、印刷用紙Pの上端P
fは、図9に示すように、印刷ヘッド28上のノズルが
ドットを記録しうるラスタのうち、副走査方向上流の端
から23番目のラスタの位置にある。すなわち、印刷用
紙Pの上端は、#9のノズルの6ラスタ分上流(#10
のノズルの2ラスタ分上流)の位置にあることとなる
(図10参照)。しがたって、この状態から印刷を開始
することとすると、印刷可能領域の最上段のラスタ(図
9において、上から13番目のラスタ)が#8のノズル
によって記録され、5番目のラスタ(図9において、上
から17番目のラスタ)が#9のノズルによって記録さ
れるはずであるが、それらのノズルの下方にはまだ印刷
用紙Pはない。したがって、印刷用紙Pが上流側紙送り
ローラ25a,25bによって正確に送られていれば、
ノズル#8,#9から吐出されたインク滴Ipは、その
まま中央溝部26mに落下することとなる。印刷可能領
域の上から10番目までのラスタ(図9において、上か
ら22番目までのラスタ)を記録する場合についても、
同様のことがいえる。
【0045】しかし、何らかの理由により、印刷用紙P
が本来の送り量よりも多く送られてしまった場合には、
印刷用紙Pの上端が印刷可能領域の上から11番目(想
定上端位置。図9において、上から23番目のラスタ)
よりも上のラスタの位置に来てしまう場合もある。本実
施例では、そのような場合でも、それらのラスタに対し
てインク滴Ipを吐出しているため、印刷用紙Pの上端
に画像を記録することができ、余白ができてしまうこと
がない。すなわち、印刷用紙Pが本来の送り量よりも多
く送られてしまった場合でも、その余分の送り量が10
ラスタ分(図10において一点鎖線で示す位置)以下で
ある場合には、印刷用紙Pの上端に余白ができてしまう
ことがない。
【0046】逆に、何らかの理由により、印刷用紙Pが
本来の送り量よりも少なく送られてしまうことも考えら
れる。そのような場合には、本来印刷用紙があるべき位
置に印刷用紙がないこととなり、インク滴Ipが下方の
構造物に着弾してしまうこととなる。しかし、図10に
示すように、第1の画像記録モードにおいては、各ラス
タは、#5〜#9のノズルで記録されることとなってい
る。そして、これらのノズルの下方には中央溝部26m
が設けられている。よって、仮に、インク滴Ipが印刷
用紙Pに着弾しなかったとしても、そのインク滴Ipは
中央溝部26mに落下し、吸収部材27mに吸収される
こととなる。したがって、インク滴Ipがプラテン26
上面部に着弾して、のちに印刷用紙を汚すことはない。
すなわち、本実施例においては、印刷開始時に、印刷用
紙Pの上端Pfが想定上端位置よりも後ろにある場合で
も、インク滴Ipがプラテン26上面部(上流側支持部
26sf、下流側支持部26sr)に着弾して、のちに
印刷用紙Pを汚すことはない。
【0047】印刷用紙Pの下端の印刷についても、同様
に、下端を超えて設置されている画像データD(図7参
照)に基づいて、中央溝部26mのノズルによって印刷
用紙P上にドットが形成される。このため、印刷用紙P
の下端の印刷についても、プラテン26を汚さずに、余
白なく画像を印刷することができる。
【0048】図11は、第1の画像印刷モードにおける
印刷用紙Pの左右側端部の印刷を示す説明図である。図
11および図5に示すように、中央溝部26mは、それ
ぞれ主走査方向に印刷用紙Pの幅よりも長く設けられて
いる。また、印刷用紙Pは、ガイド29a,29b(図
5参照)によって中央溝部26mの主走査方向のほぼ中
央に位置決めされて送られてくる。そして、印刷用紙P
上へのドットの形成に際しては、左右の端を超えて設置
されている画像データD(図7参照)に基づいて、中央
溝部26m上のノズル(#5〜#9)によってドットが
形成される。その際、図11に示すように、ノズルが印
刷用紙Pの側端部と向かい合う位置にあるとき、およ
び、印刷用紙Pの外側の領域でかつ中央溝部26mと向
かい合う位置にあるときに、インク滴を吐出してドット
の記録を行う。したがって、印刷用紙Pの左右の端につ
いても、プラテン26を汚さずに余白なく印刷をするこ
とができる。
【0049】第1の画像印刷モードにおける印刷では、
副走査方向について、溝部上にあるノズルのみを使用し
て印刷を行う。また、主走査方向については、主走査に
おいて、ノズルが溝部上にあるときに印刷を行う。よっ
て、プラテンを汚すことなく、印刷媒体の端まで画像を
印刷することができる。
【0050】上記効果は、プラテン上において印刷媒体
が適正な向きに送られず、端部のラインが主走査方向に
対して斜めになってしまった場合も同様に発揮される。
そして、印刷媒体が適正に副走査送りされても、端部の
ラインが主走査方向に平行とはならない、台形の印刷媒
体や、端部の形状が直線的でない印刷媒体の場合につい
ても同様である。さらに、印刷媒体に一部穴があいてい
たり、印刷媒体が網目状のものであって、一部のインク
滴が印刷媒体を通過してしまう場合であっても、プラテ
ン上面を汚すことがない。また、インク滴が印刷媒体に
着弾した際に印刷媒体の裏側にまで浸透した場合にも、
溝部を通過するまでにインクが乾けば、プラテン上面を
汚すことがない。
【0051】なお、これら所定の印刷媒体に端まで余白
なく印刷を行う場合は、ユーザが、印刷媒体の種類(サ
イズ、形状、材質などによって決まる種類)を指定し、
端部まで余白なく印刷を行う旨を指定して、印刷を行う
ようにすることができる。印刷媒体の種類の指定は、あ
らかじめ用意された選択肢の中からユーザが選択する形
式とすることもでき、また、様々なパラメータ(サイ
ズ、形状、材質など)をユーザ自らが設定して、印刷媒
体の種類を設定するようにすることもできる。
【0052】以上に説明したように、第1の画像印刷モ
ードにおいて、各部を制御して印刷を行うのはCPU4
1である。すなわち、CPU41が特許請求の範囲にい
う「第1の制御部」として機能する。そして、CPU4
1は特許請求の範囲にいう「側端印刷部」としても機能
する。これらCPU41の機能部としての第1の制御部
41aと側端印刷部41bを図3に示す。
【0053】(2)第2の画像印刷モードにおける副走
査送り:第2の画像印刷モードにおいては、#1〜#1
3までの全てのノズルが使用される。なお、ここでいう
「全てのノズルが使用される」とは、「全てのノズルが
必要に応じて使用可能である」という意味である。した
がって、印刷する画像のデータによっては、あるノズル
が使用されない場合もある。
【0054】図12は、第2の画像印刷モードにおい
て、各ラスタがどのノズルによってどのように記録され
ていくかを示す説明図である。図12に示すように、第
2の画像印刷モードにおいては、13ドットの定則送り
が行われる。その結果、各ラスタは、一つのノズルでド
ットを記録される。第2の画像印刷モードでは、印刷用
紙Pの上端と下端には、それぞれ第1の画像印刷モード
に比べて広い印刷不可領域ができる。例えば、図9にお
いては、上端側の印刷不可領域は上端から12ラスタ分
であったが、図12においては36ラスタ分である。印
刷ヘッドがドットを形成しうる最上段のラスタの位置が
印刷用紙Pの想定上端位置であるとすると、この36ラ
スタ分の領域が印刷用紙Pの上端における余白となる。
第2の画像印刷モードにおいては、中央溝部26m上に
位置するノズル#5〜#9でドットを形成されるわけで
はない。しかし、印刷用紙Pの端部に余白を残して印刷
を行う第2の画像印刷モードにおいては、印刷用紙Pの
余白を超えて外側にインク滴が吐出される可能性は少な
いため、不都合はない。一方で、第2の画像印刷モード
においては、#1〜#13までの全てのノズルを使用す
るため、限定されたノズルで印刷を行う第1の画像印刷
モードに比べて、高速な印刷を実現できる。
【0055】以上に説明したように、第2の画像印刷モ
ードにおいて、各部を制御して印刷を行うのはCPU4
1である。すなわち、CPU41が特許請求の範囲にい
う「第2の制御部」として機能する。このCPU41の
機能部としての第2の制御部41cを図3に示す。
【0056】C.第2実施例:図13は、第2実施例に
おける印刷ヘッド28と中央溝部26maの関係を示す
側面図である。ここでは、中央溝部26maがノズル#
4〜#9の下方に設けられている態様の印刷装置につい
て説明する。他の点は第1実施例の印刷装置と同様の構
成である。
【0057】この第2実施例では、オーバーラップ印刷
を行う。すなわち、各ラスタは2度の主走査によって二
つのノズルでドットを記録される。そして、印刷用紙P
に余白を設けずに画像の印刷を行う第1の画像印刷モー
ドでは、ノズル#4〜#9のみを使用して印刷を行い、
余白を設けて印刷を行う第2の画像印刷モードでは、ノ
ズル#1〜#13のすべてを使用する。ノズル#4〜#
9は、中央溝部26maと向かい合う範囲に存在するた
め、ノズル#4〜#9から吐出されたインク滴は、印刷
用紙Pに着弾しなかった場合にも、プラテン26aの上
面に着弾することなく、中央溝部26ma内に着弾す
る。このノズル#4〜#9をノズル群Nmaとする。
【0058】(1)第1の画像印刷モードにおける副走
査送り:図14は、第2実施例の第1の画像印刷モード
において、各ラスタがどのノズルによってどのように記
録されていくかを示す説明図である。この第1の画像印
刷モードにおいては、印刷ヘッド28の#4〜#9のノ
ズル以外のノズルは使用しない。そして、図14に示す
ように、3ドットづつの定則送りを行う。その結果、各
ラスタは二つの異なるノズルによって記録される。図に
おいて太枠で囲まれたノズルが、ラスタにドットを記録
するノズルである。
【0059】図14において、最上段から15番目や1
8番目のラスタは、印刷の際に一つのノズルが通過する
だけである。したがって、これらのラスタについては、
二つのノズルで画素を分担して印刷することができな
い。よって、本実施例では、このようなラスタが存在す
る、18番目のラスタ以上の領域は、画像を記録するた
めに使用することはしないものとする。すなわち、本実
施例においては、印刷可能領域は、副走査方向上流の端
から19番目以降のラスタである。
【0060】第2実施例では、印刷ヘッド28上のノズ
ルがドットを記録しうるラスタのうち、副走査方向上流
の端から19番目以降のラスタ(印刷可能領域)を使用
して、画像を記録することができる。よって、印刷に使
用する画像データD2は、その19番目のラスタから設
定する。しかし、第1実施例と同様の理由から、印刷
は、印刷用紙Pの上端が副走査方向上流の端から19番
目の位置にあるときではなく、31番目のラスタの位置
にあるときから開始する。すなわち、印刷開始時の各ラ
スタに対する印刷用紙Pの上端の想定位置は、図14に
示すように、副走査方向上流の端から31番目のラスタ
の位置である。よって、第2実施例においては、想定さ
れる印刷用紙Pの上端の位置を越えて12ラスタ分だけ
画像データD2が設けられる。このため、印刷用紙Pの
送りに誤差が生じて印刷用紙Pが余分に送られてしまっ
ても、その誤差が12ラスタ分以内であれば、印刷用紙
Pの上端まで余白なく画像を形成することができる。
【0061】また、第2実施例においては、各ラスタは
ノズル#4〜#9のみで記録される。そして、ノズル#
4〜#9の下方には、中央溝部26maが設けられてい
る。よって、印刷用紙Pの上端の想定位置をこえて(す
なわち、印刷用紙が存在しない範囲に)設定された、上
述の12ラスタに対してインク滴を吐出しても、プラテ
ン26a上にインク滴を着弾させてしまうことがない。
また、印刷用紙Pの送りに誤差が生じて印刷用紙Pが想
定位置まで送られなかった状態で、印刷用紙Pの上端部
に割り当てられたラスタに対してインク滴を吐出して
も、プラテン26a上にインク滴を着弾させてしまうこ
とがない。
【0062】(2)第2の画像印刷モードにおける副走
査送り:図15は、第2実施例の第2の画像印刷モード
において、各ラスタがどのノズルによってどのように記
録されていくかを示す説明図である。第2の画像印刷モ
ードにおいては、#1〜#13までの全てのノズルが使
用される。図15に示すように、第2の画像印刷モード
においては、印刷全体にわたって、6ドットと7ドット
の副走査送りが繰り返される。その結果、各ラスタにつ
いて二つのノズルでドットが形成される、オーバーラッ
プ印刷が行われる。
【0063】第2の画像印刷モードにおいては、印刷用
紙Pの上端と下端には、それぞれ第1の画像印刷モード
に比べて広い印刷不可領域ができる。例えば、図14に
おいては、上端側の印刷不可領域は上端から18ラスタ
分であったが、図15においては、印刷不可領域は42
ラスタ分である。最上段のラスタの位置を印刷用紙の想
定上端位置とすると、この42ラスタ分の領域が印刷用
紙Pの上端における余白となる。この第2の画像印刷モ
ードにおいては、#1〜#13までの全てのノズルが使
用されるため、限定されたノズルで印刷を行う第1の画
像印刷モードに比べて、高速な印刷を実現できる。
【0064】D.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0065】D1.変形例1:第1実施例では、ノズル
#5〜#9の下方に中央溝部26mを設け、ノズル#5
〜#9で第1の画像印刷モードにおける縁なし印刷を行
った。そして、第2実施例では、ノズル#4〜#9の下
方に溝部26maを設け、ノズル#4〜#9で第1の画
像印刷モードにおける縁なし印刷を行った。しかし、印
刷用紙の端部を印刷するノズルと溝部との関係はこれら
に限られるものではない。例えば、ノズル列のノズル数
が48個である態様において、ノズル#17〜#32の
下方に中央溝部26mを設けて、ノズル#17〜32で
第1の画像印刷モードの印刷を行うこととしてもよい。
【0066】図16および図17は、変形例において印
刷用紙の上端部を印刷する際の、印刷ヘッド28と印刷
用紙Pの関係を示す説明図である。上記実施例では、溝
部は、複数のノズルのうちの副走査の方向の中央近辺の
所定の範囲内に位置する特定のノズルと向かい合う位置
にある中央溝部26mであった(図10、図13参
照)。しかし、溝とノズルの関係はこれに限られるもの
ではない。すなわち、図16に示すように、複数のノズ
ルのうちの副走査の方向の上流の端に位置するノズル#
13を含み、下流の端に位置するノズル#1を含まない
ノズル群(ノズル#9〜#13)と向かい合う位置に、
溝部27fが設けられていてもよい。また、図17に示
すように、複数のノズルのうちの副走査の方向の下流の
端に位置するノズル#1を含み、上流の端に位置するノ
ズル#13を含まないノズル群(ノズル#1〜#5)と
向かい合う位置に、溝部27rが設けられていてもよ
い。さらに、副走査方向に並べて複数の溝部を設けるこ
ととしてもよい。すなわち、溝部がどのノズルと向かい
合う範囲に設けられていても、印刷媒体の余白を設けず
に画像を印刷する端部について、溝部と向かい合う位置
にあるノズルのみを使用してドットを形成することとす
れば、プラテンを汚すことなく、印刷媒体の端まで画像
を印刷することができる。
【0067】また、実施例では、第1の画像印刷モード
で使用されるノズル群Nmは、各色のノズル列について
同じノズル番号を有し、副走査方向について同じ範囲に
設けられているノズルであった。しかし、各ノズル列内
の第1の画像印刷モードで使用されるノズルは、必ずし
も副走査方向について同じ範囲に設けられているノズル
である必要はなく、副走査方向について異なる位置に設
けられているノズル群であってもよい。すなわち、溝部
と向かい合う位置に設けられているノズル群を使用し
て、印刷媒体にドットを形成するようにすれば、プラテ
ンを汚すことなく端まで余白なく画像を印刷することが
できる。
【0068】ただし、第1の画像印刷モードで使用する
各ノズル列のノズルからなるノズル群Nmと向かい合う
ようにプラテンに溝部を設ける態様とすれば、第1の画
像印刷モードにおいても複数色のインクを使用すること
ができる。そして、溝部を一つとすれば、プラテンに
は、他のノズルと向かい合う部分で溝部が設けられてい
ない部分が存在することとなる。よって、その部分で有
効に印刷用紙を支持することができる。
【0069】D2.変形例2:上記実施例では、印刷用
紙の上端を超えて設定される画像は、第1実施例におい
ては10ラスタ分であり、第2実施例においては12ラ
スタであった。しかし、印刷用紙の端を超えて設定され
る画像の大きさは、これに限られるものではない。例え
ば、印刷用紙Pの上端Pfを超えて印刷用紙Pの外側ま
で設定する画像データDの部分の幅は、中央溝部26m
の幅の1/2相当分とすることができる。同様に、印刷
用紙Pの下端Prを超えて印刷用紙Pの外側まで設定す
る画像データDの部分の幅は、中央溝部26mの幅の1
/2相当分とすることができる。すなわち、印刷用紙の
端を超えて印刷用紙の外側まで設定する画像データの部
分の幅は、中央溝部26mの幅よりも小さければよい。
そのようにすれば、印刷用紙Pの端が想定した位置にな
い場合にも、印刷用紙Pを超えて設定した画像を記録す
るためのインク滴Ipが、プラテン26上面に着弾して
しまうことがない。ただし、溝部の幅の1/2とすれ
ば、印刷用紙Pが上流側にずれる場合についても下流側
にずれる場合についても、同程度のずれ量を許容するこ
とができる。
【0070】D3.変形例3:上記各実施例では、上端
処理のみを示したが、下端処理についても同様に行うこ
とができる。そして、上端処理とか端処理は、両方行う
こととしてもよいし、必要に応じていずれか一方のみを
実行するようにしてもよい。
【0071】D4.変形例4:図18は、印刷用紙Pに
おいて、第1の画像印刷モードで印刷を行う領域Rf、
Rrと第2の画像印刷モードで印刷を行う領域Rmとを
示す平面図である。上記各実施例では、第1の画像印刷
モードと第2の画像印刷モードとは、選択的に実施され
ることとした(図6参照)。しかし、一つの印刷用紙へ
の印刷において、第1の画像印刷モードと第2の画像印
刷モードの両方を実施することとしてもよい。たとえ
ば、印刷用紙Pの上端部Pfと下端部Prをそれぞれ印
刷するための領域Rf,Rrについては、溝上のノズル
のみを使用する第1の画像印刷モードでドットの形成を
行い、中間部Rmにおいては他のノズルも使用する第2
の画像印刷モードで印刷を行うこととすることができ
る。
【0072】図19は、変形例において印刷用紙の上端
部を印刷する際の、印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係
を示す説明図である。印刷用紙Pの上端部Pfと対応す
る領域Rfについては、溝部と向かい合うノズル#5〜
#9のみを使用して印刷を行いながら、同時に、印刷用
紙Pの中央部Pmと対応する領域Rmについては、溝部
と向かい合わないノズル#10〜#13を使用して印刷
を行うことができる。同様に、印刷用紙Pの下端部Pr
と対応する領域Rrについては、溝部と向かい合うノズ
ル#5〜#9のみを使用して印刷を行いながら、同時
に、印刷用紙Pの中央部Pmと対応する領域Rmについ
ては、溝部と向かい合わないノズル#1〜#4を使用し
て印刷を行うことができる。
【0073】このような態様とすれば、印刷用紙の端の
位置が想定した位置からずれたとしても、印刷用紙の端
の位置が溝上であるかぎり、プラテンを汚すことなく、
印刷用紙の端まで画像を印刷することができる。そし
て、溝部と向かい合うノズルのみを使用して印刷を行う
場合に比べて、高速に印刷を行うことができる。
【0074】ここで、画像データD3は、上下端のみ印
刷用紙Pを超える範囲にまで設定され、左右について
は、印刷用紙P内に収まる領域に設定されている。この
ような態様とすれば、上端と下端について余白なく印刷
を行うことができる。しかも、中間部Rmにおいて第2
の画像印刷モードを実施するので、すべての領域を第1
の画像印刷モードで印刷する場合に比べて高速に印刷を
行うことができる。また、この変形例4においては、左
右の側端部については、余白を残して画像が印刷され
る。したがって、中間部Rmの印刷の際に、溝上に設け
られたノズル以外のノズルを使用して印刷を行っても、
プラテンの上面にインク滴が着弾してしまうことがな
い。
【0075】D5.変形例5:上記実施例において、ハ
ードウェアによって実現されていた構成の一部をソフト
ウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウ
ェアによって実現されていた構成の一部をハードウェア
に置き換えるようにしてもよい。例えば、CPU41
(図3)の機能の一部をホストコンピュータ90が実行
するようにすることもできる。
【0076】このような機能を実現するコンピュータプ
ログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で
提供される。ホストコンピュータ90は、その記録媒体
からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置
または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を
介してプログラム供給装置からホストコンピュータ90
にコンピュータプログラムを供給するようにしてもよ
い。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、
内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホ
ストコンピュータ90のマイクロプロセッサによって実
行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプ
ログラムをホストコンピュータ90が直接実行するよう
にしてもよい。
【0077】この明細書において、ホストコンピュータ
90とは、ハードウェア装置とオペレーションシステム
とを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の
下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピ
ュータプログラムは、このようなホストコンピュータ9
0に、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機
能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペ
レーションシステムによって実現されていても良い。
【0078】なお、この発明において、「コンピュータ
読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク
やCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各
種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置
や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている
外部記憶装置も含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるインクジェットプ
リンタの印刷ヘッドの周辺の構造を示す側面図。
【図2】本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロッ
ク図。
【図3】本印刷装置の機械部分の構成を示す図。
【図4】印刷ヘッド28におけるインクジェットノズル
Nの配列を示す説明図。
【図5】プラテン26の周辺を示す平面図。
【図6】印刷処理の手順を示すフローチャート。
【図7】第1の画像印刷モードにおける、画像データD
と印刷用紙Pとの関係を示す平面図。
【図8】第2の画像印刷モードにおける、画像データD
2と印刷用紙Pとの関係を示す平面図。
【図9】第1の画像印刷モードにおいて、各ラスタがど
のノズルによってどのように記録されていくかを示す説
明図。
【図10】印刷開始時の印刷ヘッド28と印刷用紙Pの
関係を示す側面図。
【図11】第1の画像印刷モードにおける印刷用紙Pの
左右側端部の印刷を示す説明図。
【図12】第2の画像印刷モードにおいて、各ラスタが
どのノズルによってどのように記録されていくかを示す
説明図。
【図13】第2実施例における印刷ヘッド28と中央溝
部26maの関係を示す側面図。
【図14】第2実施例の第1の画像印刷モードにおい
て、各ラスタがどのノズルによってどのように記録され
ていくかを示す説明図。
【図15】第2実施例の第2の画像印刷モードにおい
て、各ラスタがどのノズルによってどのように記録され
ていくかを示す説明図。
【図16】変形例において印刷用紙の上端部を印刷する
際の、印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す説明
図。
【図17】変形例において印刷用紙の上端部を印刷する
際の、印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す説明
図。
【図18】印刷用紙Pにおいて、第1の画像印刷モード
で印刷を行う領域Rf、Rrと第2の画像印刷モードで
印刷を行う領域Rmとを示す平面図。
【図19】変形例において印刷用紙の上端部を印刷する
際の、印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す説明
図。
【図20】従来のプリンタの印刷ヘッドの周辺を示す側
面図。
【符号の説明】
12…スキャナ 13…マウス 14…キーボード 21…CRT 22…プリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 25a,25b…上流側紙送りローラ 25c,25d…下流側紙送りローラ 25p,25q…上流側紙送りローラ 25r,25s…下流側紙送りローラ 26,26a,26o…プラテン 26sf…上流側支持部 26m,26ma…中央溝部 26sr…下流側支持部 27m…吸収部材 28…印刷ヘッド 28o…ヘッド 29a,29b…ガイド 31…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 41…CPU 42…PROM 43…RAM 44…駆動用バッファ 45…PCインタフェース 61〜66…インク吐出用ヘッド 67…導入管 68…インク通路 71…カートリッジ 72…カラーインク用カートリッジ 90…ホストコンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色補正モジュール 99…ハーフトーンモジュール 100…ラスタライザ A…矢印 D,D2,D3…画像データ DT…ドット形成パターンテーブル Ip…インク滴 LUT…色補正テーブル N…インクジェットノズル Nm,Nma…ノズル群 ORG…原カラー画像データ P…印刷用紙 PD…印刷データ Pa…左側端 Pb…右側端 Pf…上端(部) Pr…下端(部) R26m…溝部が設けられている範囲 Rf…第1の画像印刷モードで印刷を行う領域 Rm…第2の画像印刷モードで印刷を行う領域(中間
部) Rr…第1の画像印刷モードで印刷を行う領域 k…ノズルピッチ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出する複数のドット形成要
    素からなるドット形成要素群が設けられたドット記録ヘ
    ッドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録を行うドッ
    ト記録装置であって、 前記ドット記録ヘッドと前記印刷媒体の少なくとも一方
    を駆動して主走査を行う主走査駆動部と、 前記主走査の最中に前記複数のドット形成要素のうちの
    少なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッ
    ド駆動部と、 前記主走査の行路の少なくとも一部において前記ドット
    形成要素群と向かい合うように、前記主走査の方向に延
    長して設けられ、前記印刷媒体を前記ドット記録ヘッド
    と向かい合うように支持するプラテンと、 前記主走査の合間に前記印刷媒体を前記主走査の方向と
    交わる方向に駆動して副走査を行う副走査駆動部と、 前記各部を制御するための制御部と、を備え、 前記プラテンは、 前記複数のドット形成要素のうちの前記副走査の方向の
    所定の範囲内に位置する特定のドット形成要素からなる
    特定ドット形成要素群と向かい合う位置に、前記主走査
    の方向に延長して設けられた溝部を有しており、 前記制御部は、 前記印刷媒体の上端と下端の少なくとも一方について余
    白を設けずに端まで画像を印刷する第1の画像印刷モー
    ドにおいて、少なくとも前記印刷媒体の余白を設けずに
    画像を印刷する端部については、前記特定ドット形成要
    素群のみを使用して、ドットを形成する第1の制御部を
    備える、ドット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記特定ドット形成要素群は、前記複数のドット形成要
    素のうちの前記副走査の方向の中央近辺の所定の範囲内
    に位置するドット形成要素からなる、ドット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のドット記録装置であっ
    て、 前記溝部は、前記プラテンの前記副走査の方向の略中央
    の所定の位置に設けられている、ドット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記特定ドット形成要素群は、前記複数のドット形成要
    素のうちの前記副走査の方向の上流の端に位置するドッ
    ト形成要素を含み、前記複数のドット形成要素のうちの
    前記副走査の方向の下流の端に位置するドット形成要素
    を含まないドット形成要素群である、ドット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記特定ドット形成要素群は、前記複数のドット形成要
    素のうちの前記副走査の方向の下流の端に位置するドッ
    ト形成要素を含み、前記複数のドット形成要素のうちの
    前記副走査の方向の上流の端に位置するドット形成要素
    を含まないドット形成要素群である、ドット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記第1の制御部は、 前記第1の画像印刷モードにおいて、前記特定ドット形
    成要素群のみを使用して、前記印刷媒体上において画像
    を構成するすべてのドットを形成する、ドット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のドット記録装置であっ
    て、 前記制御部は、さらに、 前記印刷媒体の上端および下端に余白を設けて画像を印
    刷する第2の画像印刷モードにおいて、前記特定ドット
    形成要素群と、前記特定ドット形成要素群以外の前記ド
    ット形成要素と、を使用して、前記印刷媒体上において
    画像を構成するドットを形成する第2の制御部を備え
    る、ドット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のド
    ット記録装置であって、 前記ドット記録ヘッドは、前記主走査の方向に並ぶよう
    に設けられて、それぞれ異なるインクを吐出する複数の
    ドット形成要素群を有し、 前記溝部は、前記複数のドット形成要素群の前記特定ド
    ット形成要素群と向かい合うように一つ設けられてい
    る、ドット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれかに記載のド
    ット記録装置であって、 前記溝部は、前記主走査の方向について、前記印刷媒体
    の前記主走査の方向の巾よりも長く設けられており、 前記第1の制御部は、 前記特定ドット形成要素群に含まれるドット形成要素
    が、前記プラテンに支持された前記印刷媒体の側端部と
    向かい合う位置にあるとき、および、前記プラテンに支
    持された前記印刷媒体の外側の領域でかつ前記溝部と向
    かい合う位置にあるときに、前記ドット形成要素からイ
    ンク滴を吐出して、前記印刷媒体の側端部におけるドッ
    トの記録を行う側端印刷部を備える、ドット記録装置。
  10. 【請求項10】 インク滴を吐出する複数のドット形成
    要素からなるドット形成要素群が設けられたドット記録
    ヘッドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録を行うド
    ット記録装置において、前記ドット記録ヘッドと前記印
    刷媒体の少なくとも一方を駆動して主走査を行いつつ、
    前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆
    動してドットの形成を行い、前記主走査の合間に前記印
    刷媒体を前記主走査の方向と交わる方向に駆動して副走
    査を行うドット記録方法であって、(a)前記主走査の
    行路の少なくとも一部において前記ドット形成要素群と
    向かい合うように、前記主走査の方向に延長して設けら
    れ、前記印刷媒体を前記ドット記録ヘッドと向かい合う
    ように支持し、前記複数のドット形成要素のうちの前記
    副走査の方向の所定の範囲内に位置する特定のドット形
    成要素からなる特定ドット形成要素群と向かい合う位置
    に前記主走査の方向に延長して設けられた溝部を有して
    いるプラテンを準備する工程と、(b)前記印刷媒体の
    上端と下端の少なくとも一方について余白を設けずに端
    まで画像を形成する第1の画像印刷モードにおいて、少
    なくとも前記印刷媒体の余白を設けずに画像を印刷する
    端部については、前記特定ドット形成要素群のみを使用
    して、ドットを形成する工程と、を備える、ドット記録
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のドット記録方法であ
    って、 前記特定ドット形成要素群は、前記複数のドット形成要
    素のうちの前記副走査の方向の中央近辺の所定の範囲内
    に位置するドット形成要素からなるドット形成要素群で
    ある、ドット記録方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のドット記録方法であ
    って、 前記特定ドット形成要素群は、前記複数のドット形成要
    素のうちの前記副走査の方向の上流の端に位置するドッ
    ト形成要素を含み、前記複数のドット形成要素のうちの
    前記副走査の方向の下流の端に位置するドット形成要素
    を含まないドット形成要素群である、ドット記録方法。
  13. 【請求項13】 請求項10記載のドット記録方法であ
    って、 前記特定ドット形成要素群は、前記複数のドット形成要
    素のうちの前記副走査の方向の下流の端に位置するドッ
    ト形成要素を含み、前記複数のドット形成要素のうちの
    前記副走査の方向の上流の端に位置するドット形成要素
    を含まないドット形成要素群である、ドット記録方法。
  14. 【請求項14】 請求項10記載のドット記録方法であ
    って、 前記工程(b)は、前記第1の画像印刷モードにおい
    て、前記特定ドット形成要素群のみを使用して、前記印
    刷媒体上において画像を構成するすべてのドットを形成
    する工程である、ドット記録方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のドット記録方法であ
    って、さらに、(c)前記印刷媒体の上端および下端に
    余白を設けて画像を印刷する第2の画像印刷モードにお
    いて、前記特定ドット形成要素群と、前記特定ドット形
    成要素群以外の前記ドット形成要素と、を使用して、前
    記印刷媒体上において画像を構成するドットを形成する
    工程を備える、ドット記録方法。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし15のいずれかに記
    載のドット記録方法であって、 前記溝部は、前記主走査の方向について、前記印刷媒体
    の前記主走査の方向の巾よりも長く設けられており、 前記ドット記録方法は、さらに、(d)前記特定ドット
    形成要素群に含まれるドット形成要素が、前記プラテン
    に支持された前記印刷媒体の側端部と向かい合う位置に
    あるとき、および、前記プラテンに支持された前記印刷
    媒体の外側の領域でかつ前記溝部と向かい合う位置にあ
    るときに、前記ドット形成要素からインク滴を吐出し
    て、前記印刷媒体の側端部におけるドットの記録を行う
    工程を備える、ドット記録方法。
  17. 【請求項17】 インク滴を吐出する複数のドット形成
    要素からなるドット形成要素群が設けられたドット記録
    ヘッドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録を行うド
    ット記録装置において、前記ドット記録ヘッドと前記印
    刷媒体の少なくとも一方を駆動して主走査を行いつつ、
    前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆
    動してドットの形成を行い、前記主走査の合間に前記印
    刷媒体を前記主走査の方向と交わる方向に駆動して副走
    査を行うドット記録方法であって、(a)前記主走査の
    行路の少なくとも一部において前記ドット形成要素群と
    向かい合うように、前記主走査の方向に延長して設けら
    れ、前記印刷媒体を前記ドット記録ヘッドと向かい合う
    ように支持し、前記複数のドット形成要素のうちの前記
    副走査の方向の所定の範囲内に位置する特定のドット形
    成要素からなる特定ドット形成要素群と向かい合う位置
    に前記主走査の方向に延長して設けられた溝部を有して
    いるプラテンを準備する工程と、(b)前記印刷媒体の
    上端と下端の少なくとも一方について余白を設けずに端
    まで画像を形成する第1の画像印刷モードと、前記印刷
    媒体の上端および下端に余白を設けて画像を印刷する第
    2の画像印刷モードと、のいずれかを選択する工程と、
    (c)前記第1の画像印刷モードが選択された場合に、
    少なくとも前記印刷媒体の余白を設けずに画像を印刷す
    る端部については、前記特定ドット形成要素群のみを使
    用して、ドットを形成する工程と、(d)前記第2の画
    像印刷モードが選択された場合に、前記特定ドット形成
    要素群と、前記特定ドット形成要素群以外の前記ドット
    形成要素と、を使用して、前記印刷媒体上において画像
    を構成するドットを形成する工程と、を備える、ドット
    記録方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のドット記録方法であ
    って、 前記特定ドット形成要素群は、前記複数のドット形成要
    素のうちの前記副走査の方向の中央近辺の所定の範囲内
    に位置するドット形成要素からなるドット形成要素群で
    ある、ドット記録方法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載のドット記録方法であ
    って、 前記工程(c)は、前記第1の画像印刷モードにおい
    て、前記特定ドット形成要素群のみを使用して、前記印
    刷媒体上において画像を構成するすべてのドットを形成
    する工程である、ドット記録方法。
  20. 【請求項20】 請求項17ないし19のいずれかに記
    載のドット記録方法であって、 前記溝部は、前記主走査の方向について、前記印刷媒体
    の前記主走査の方向の巾よりも長く設けられており、 前記ドット記録方法は、さらに、(e)前記特定ドット
    形成要素群に含まれるドット形成要素が、前記プラテン
    に支持された前記印刷媒体の側端部と向かい合う位置に
    あるとき、および、前記プラテンに支持された前記印刷
    媒体の外側の領域でかつ前記溝部と向かい合う位置にあ
    るときに、前記ドット形成要素からインク滴を吐出し
    て、前記印刷媒体の側端部におけるドットの記録を行う
    工程を備える、ドット記録方法。
  21. 【請求項21】 インク滴を吐出する複数のドット形成
    要素からなるドット形成要素群が設けられたドット記録
    ヘッドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録を行うド
    ット記録装置を備えるコンピュータに、前記ドット記録
    ヘッドと前記印刷媒体の少なくとも一方を駆動して主走
    査を行いつつ、前記複数のドット形成要素のうちの少な
    くとも一部を駆動してドットの形成を行い、前記主走査
    の合間に前記印刷媒体を前記主走査の方向と交わる方向
    に駆動して副走査を行わせるためのコンピュータプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 前記ドット記録装置は、 前記主走査の行路の少なくとも一部において前記ドット
    形成要素群と向かい合うように、前記主走査の方向に延
    長して設けられ、前記印刷媒体を前記ドット記録ヘッド
    と向かい合うように支持し、前記複数のドット形成要素
    のうちの前記副走査の方向の所定の範囲内に位置する特
    定のドット形成要素からなる特定ドット形成要素群と向
    かい合う位置に前記主走査の方向に延長して設けられた
    溝部を有している、プラテンを備えており、 前記記録媒体は、 前記印刷媒体の上端と下端の少なくとも一方について余
    白を設けずに端まで画像を印刷する第1の画像印刷モー
    ドにおいて、少なくとも前記印刷媒体の余白を設けずに
    画像を印刷する端部については、前記特定ドット形成要
    素群のみを使用して、ドットを形成する機能を、前記コ
    ンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム
    を記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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