JP2002103525A - 宙づり包装用フィルム - Google Patents

宙づり包装用フィルム

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JP2002103525A
JP2002103525A JP2000303970A JP2000303970A JP2002103525A JP 2002103525 A JP2002103525 A JP 2002103525A JP 2000303970 A JP2000303970 A JP 2000303970A JP 2000303970 A JP2000303970 A JP 2000303970A JP 2002103525 A JP2002103525 A JP 2002103525A
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JP
Japan
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film
ethylene
hanging
tensile
hanging packaging
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Application number
JP2000303970A
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English (en)
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Masahiko Kawashima
政彦 川島
Harunori Takeda
晴典 武田
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃に敏感なこわれやすい被包装物を安全に
輸送・保管する宙づり包装用弾性フィルムにおいて、優
れた緩衝性能をどのような素材および構成であれば達成
できるかを明確にし、さらに緩衝性能以外の性能を付与
することにより機能性の高い宙づり包装用弾性フィルム
を提供する。 【解決手段】 複数枚の弾性フィルム間に被包装物を挟
持することにより包装する宙づり包装用フィルムであっ
て、各弾性フィルムが少なくとも2層からなることを特
徴とする宙づり包装用フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃に敏感なこわ
れやすい被包装物を安全に輸送・保管する宙づり包装用
フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衝撃に敏感なこわれやすい被包装
物(例えば、陶器、ガラス製品、電気部品、電子部品、
精密部品等)や、容器が破損すると内容物が流漏する危
険のある物品(例えば、薬品)等を輸送・保管する場合
は発泡スチロール、エアキャップ、バラ状緩衝材、段ボ
ール等を用いているが、必ずしも十分なものは得られて
いないのである。例えば、発泡スチロールを用いた緩衝
包装方法では、被包装体の形状に合わせた金型を作成
し、それぞれの被包装体の形状にあわせた緩衝体を成形
する必要があり、様々な金型を作成するためにその費用
が膨大になることや様々な金型がさびないように保管・
管理するのに煩雑な作業やかなりの手間がかかる等の問
題がある他、発泡スチロールの廃棄物量が多くなる等、
環境上の問題が生じている。
【0003】また、エアキャップやバラ状緩衝等も嵩密
度が低いために廃棄容量が多くなり、発泡スチロールと
同様の問題が生ずるのである。一方、段ボールを用いた
緩衝包装方法は、廃棄に関する問題はすくないが、包装
容器と被包装体との空間を被包装体の形状に合わせて段
ボールを裁断したり、その段ボールに接着材等を用いて
数枚の段ボールを張り合わせ、被包装物に適した形状の
緩衝体を作成したり、被包装体をしっかり固定したりな
ど煩雑な作業を行う等、加工に多数の手間と時間がかか
るという問題を抱えているのである。
【0004】このような問題に対し、近年、段ボール等
と弾性フィルムを用いる新たな包装形態が開発されてき
た。例えば、特開平7−330034号公報には、開口
が形成された一対の段ボールの枠体に弾性フィルムを張
り、上下より弾性フィルムで挟みこみ、その枠体を箱の
中に入れる包装装置が開示されており、衝撃または機械
的圧力に敏感な物品の包装に用いられていると記述がな
されている。また、特開平10−59353号公報に
は、長方形の箱と、その内部にあって被包装物を箱の壁
から離して支持する上下一対の支持手段とから構成さ
れ、支持手段が、水平支持板の開口部に張り渡した弾性
フィルムを有するものであって、2枚の水平支持板を対
向させて2枚の弾性フィルムの間に被包装物を挟んで保
持するタイプの包装箱において、各支持手段がそれぞれ
の垂直支持板のひとつを介して箱の側壁部分と一体に形
成されていることを特徴とする包装箱が開示されてお
り、被包装物を箱の壁から離した状態で保持することに
より、箱に加わる衝撃から被包装物を保護すると記述が
なされている。
【0005】しかしながら残念なことに、上記の従来技
術である特開平7−330034号公報にはこのような
包装形態に使用される弾性フィルムについて検討がなさ
れてなく、どのような弾性フィルムが宙づり包装用フィ
ルムとして適しているか明らかにされていない。また、
特開平10−59353号公報には弾性フィルムについ
て、明細書中に弾性フィルムの材料および機械的性質
(引張強度、伸び、伸び300%モジュラスにおける引
張弾性率、圧縮永久歪み)についてのみ例示されている
が、上記記載のフィルム物性のみだけでは、様々な剛性
・重量・形状の被包装物に対応して、適宜、フィルムの
物性(引張破断強度・引張破断伸度・引張弾性率等)を
可変することが困難である他、被包装物が突起状であっ
た場合、突起部により、フィルムが破れ、被包装物が破
損する等の課題が残されていて、未だ満足のいくフィル
ムが得られていないのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のこの
ような問題を解決し、被包装物の剛性、重量、形状にあ
わせた優れた緩衝性能を有する宙づり包装フィルムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至
った。すなわち、本発明は下記の通りである。 1)複数枚の弾性フィルム間に被包装物を挟持すること
により包装する宙づり包装用フィルムであって、各弾性
フィルムが少なくとも2層からなることを特徴とする宙
づり包装用フィルム。
【0008】2)オレフィン系多層フィルムよりなるこ
とを特徴とする1)記載の宙づり包装用フィルム。
【0009】3)密度が0.900〜0.925g/c
3のエチレンα−オレフィン共重合体を含む層と密度
が0.855〜0.900g/cm3のエチレンα−オ
レフィン共重合体を含む層の少なくとも2層であること
を特徴とする1)または2)記載の宙づり包装用フィル
ム。 4)表面層に用いられるエチレンα−オレフィン共重合
体の密度が0.900〜0.925g/cm3であり、
内部層の少なくとも1層に密度が0.855〜0.90
0g/cm3のエチレンα−オレフィン共重合体を含む
少なくとも2層であることを特徴とする1),2)また
は3)記載の宙づり包装用フィルム。
【0010】5)下記(a)〜(c)の特性を有するこ
とを特徴とする1)〜4)のいずれかに記載の宙づり包
装用フィルム。 (a)引張破断強度が、縦方向及び横方向ともに19.
62〜147.19N/mm2であること。 (b)引張破断伸度が、縦方向及び横方向ともに110
〜1000%であること。 (c)引張弾性率が、縦方向及び横方向ともに9.81
〜196.14N/mm 2であること。
【0011】6)引張仕事回復率が55%以上であるこ
とを特徴とする1)〜5)のいずれかに記載の宙づり包
装用フィルム。 7)突き刺し強度が0.98〜14.71N/mm2
あることを特徴とする1)〜6)のいずれかに記載の宙
づり包装用フィルム。 8)ヘイズが8.0%以下であることを特徴とする1)
〜7)のいずれかに記載の宙づり包装用フィルム。 9)オレフィン系多層フィルムが厚さ10〜2000μ
mであることを特徴とする1)〜8)のいずれかに記載
の宙づり包装用フィルム。
【0012】10)ゲル分率が10〜80wt%である
ことを特徴とする1)〜9)のいずれかに記載の宙づり
包装用フィルム。 11)主としてエチレンα−オレフィン共重合体に、帯
電防止剤が含有されていることを特徴とする1)〜1
0)のいずれかに記載の宙づり包装用フィルム。
【0013】12)帯電防止剤としてカーボンブラック
および/またはポリエーテルエステルアミドが含有され
ていることを特徴とする1)〜11)のいずれかに記載
の宙づり包装用フィルム。 13)主としてエチレンα−オレフィン共重合体で、気
化性防錆剤が含有されていることを特徴とする1)〜1
2)のいずれかに記載の宙づり包装用フィルム。
【0014】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明が従来技術と最も相違するところは従来技術が様々な
素材とフィルムを組み合わせたりしているのに対し、本
発明は多層フィルムだけを用いることである。上記、従
来技術と相違するところの本発明の構成要件に基づく効
果は、優れた緩衝性能を得ること、機能性の高い宙づり
包装であること、外から内容物を見れる包装をなすこと
である。
【0015】本発明の宙づり包装について説明する。本
発明でいう宙づり包装とは、相対する少なくとも2枚の
弾性フィルムを用い、それらの弾性フィルムの間に被包
装物を狭持させ、弾性フィルムの弾性回復力によって外
部からの衝撃を和らげ、被包装物を狭持した弾性フィル
ムが被包装物の破損を防止する包装形態である。本発明
の多層フィルムについて説明する。本発明の多層フィル
ムにはオレフィン系樹脂を用いた少なくとも2層以上の
フィルムが好ましい。オレフィン系樹脂とはエチレンの
重合体またはエチレンと他の単量体との共重合体やプロ
ピレンまたはプロピレンと他の単量体との共重合体等で
ある。
【0016】密度が0.900〜0.925g/cm3
のエチレンα−オレフィン共重合体について説明する。
本発明の密度はJIS−K−7112に準じて測定され
る値(後述)であるが、本発明では密度が0.900〜
0.925g/cm3のエチレンα−オレフィン共重合
体が好ましく、密度が0.900〜0.925g/cm
3のエチレンα−オレフィン共重合体はフィルムに引張
破断強度や突き刺し強度等の優れた強度と引張弾性率を
付与する役割を担っている。
【0017】本発明に用いられるエチレンα−オレフィ
ン共重合体としては超低密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン等があり、これらはエチレンとプロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン
−1、ヘキセン−1、オクテン−1等の炭素数が3〜1
8のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種類の単
量体との共重合であるが、耐衝撃性や引張破断強度や突
き刺し強度等の点からα−オレフィンとしてはペンテン
−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、オク
テン−1が好ましい。
【0018】また、以上のエチレンα−オレフィン共重
合体はチーグラー触媒等の従来のマルチサイト触媒を用
いて得られた重合体、またはメタロセン系触媒等のシン
グルサイト触媒で重合された分子的(コモノマー分布
等)、分子量分布的に従来の方法で重合されたものよ
り、より均一化されたもの(Mw/Mnで代表される値
が1.5〜3.5のもの、より好ましくは1.5〜3.
0)であり、両者を混合したものでもよく、これらから
少なくとも1種類が用いられる。上記シングルサイト触
媒で重合されたエチレンα−オレフィン共重合体には制
御された長鎖分岐を有したものであったり、上記エチレ
ンα−オレフィン共重合体に加え極性を有する単体やス
チレン系モノマー等のその他の単量体が共重合されたも
のであっても良い。
【0019】また、本発明の表面層に用いられる場合、
エチレンα−オレフィン共重合体はマルチサイト触媒で
重合されたものより、シングルサイト触媒によって重合
されたものの方が、低分子成分が少なく、そのためフィ
ルム表面のべとつきやブロッキングが防止できるので好
ましい。表面層に用いられるエチレンα−オレフィン共
重合体の密度が0.900g/cm3未満である場合、
フィルムを紙管に巻いて輸送・保存する際、夏場や輸送
時のコンテナ内など気温の高いところに長時間放置する
と弾性フィルム同士がブロッキングし、紙管からフィル
ムを引き出しにくくなる場合がある。
【0020】また、本発明の表面層に用いられるエチレ
ンα−オレフィン共重合体の密度が0.925g/cm
3を越える場合、フィルムの表面が荒れ、フィルムが白
っぽくなり、内容物確認がしずらくなる場合がある。表
面層に用いられるエチレンα−オレフィン共重合体の密
度は、より好ましくは0.905〜0.920g/cm
3、さらに好ましくは0.910〜0.918g/cm3
である。密度が0.855〜0.900g/cm3のエ
チレンα−オレフィン共重合体について説明する。本発
明の密度はJIS−K−7112に準じて測定される値
(後述)であるが、密度が0.855〜0.900g/
cm3のエチレンα−オレフィン共重合体が好ましく、
密度が0.855〜0.900g/cm3のエチレンα
−オレフィン共重合体はフィルムに優れた引張破断伸度
および引張弾性率を付与する役割を担っている。
【0021】本発明に用いうる密度が0.855〜0.
900g/cm3のエチレンα−オレフィン共重合体と
しては超低密度ポリエチレン等がある。エチレンα−オ
レフィン共重合体の密度が0.900g/cm3を越え
る場合、フィルムの剛性(いわゆる腰)が高くなり柔軟
性が乏しくなる。そのためフィルムの弾性回復力によっ
て外部からの衝撃を和らげ、被包装物を狭持した弾性フ
ィルムが被包装物の破損を防止する効果が乏しくなる場
合がある。内部層に用いられるエチレンα−オレフィン
共重合体の密度は、より好ましくは0.895g/cm
3以下、さらに好ましくは0.890g/cm3以下であ
る。
【0022】引張破断強度について説明する。本発明に
おいて引張破断強度は引張試験機を使用して測定される
値(後述)であるが、被包装物保護の観点から、19.
62〜147.10N/mm2であることが好ましい。
19.61N/mm2未満であると外的衝撃を受けたと
きにフィルムそのものが破れる場合があり、147.1
0N/mm2を越えると被包装物の破損する場合があ
る。引張破断強度は、より好ましくは22.56〜14
7.10N/mm2、さらに好ましくは24.52〜1
47.10N/mm2である。
【0023】引張破断伸度について説明する。本発明に
おいて引張破断伸度は引張破断強度と同様、引張試験機
を使用して測定される値(後述)であり、その引張破断
伸度は被包装物をしっかりと包み込むためである。その
引張破断伸度は110〜1000%であることが好まし
い。110%未満であると被包装物の破損や包装容器が
変形する場合があり、1000%を越えると外的衝撃等
によって被包装物が包装容器の壁面と衝突し、破損する
場合がある。その引張破断伸度は、より好ましくは12
0〜900%であり、さらに好ましくは130〜850
%である。
【0024】引張弾性率について説明する。本発明にお
いて引張弾性率は引張試験機を使用して測定される値
(後述)であり、被包装物をしっかりと包み込み、か
つ、外的衝撃等によって被包装物が包装容器の壁面と衝
突し、破損することを防ぐためには適度な引張弾性率が
必要で、引張弾性率が9.81〜196.14N/mm
2であることが好ましい。引張弾性率が9.81N/m
2未満であると被包装物が包装容器の壁面と衝突する
ことを防止することができない場合や破損する場合があ
る。また、引張弾性率が196.14N/mm2を越え
ると被包装物が押圧に対して脆い場合、破損する場合が
ある。また、包装容器も変形および破損したりする場合
がある。引張弾性率は、より好ましくは14.71〜1
66.72N/mm2であり、さらに好ましくは17.
65N/mm2〜147.10N/mm 2である。
【0025】引張仕事回復率について説明する。本発明
において引張仕事回復率は引張試験機を使用して測定さ
れる値(後述)であるが、その引張仕事回復率はフィル
ムの有する引張仕事回復力によって、繰り返し外部から
加えられる衝撃をフィルムが繰り返し弾性回復すること
で、被包装物の破損防止するためである。その引張仕事
回復率は55%以上であることが好ましい。引張仕事回
復率は55%未満であると衝撃を繰り返し加えられる場
合では外的衝撃等によってフィルムが伸びてしまい、被
包装物をしっかりと包み込むことができず、破損する場
合がある。より好ましくは60%以上、さらに好ましく
は65%以上である。
【0026】突き刺し強度について説明する。本発明に
おける突き刺し強度は引張試験機を使用して測定される
値(後述)であるが、被包装物保護の観点から、0.9
8〜14.71N/mm2であることが好ましい。0.
98N/mm2未満であると外的衝撃を受けたときにフ
ィルムそのものが破れる場合があり、14.71N/m
2を越えると被包装物が破損する場合がある。より好
ましくは1.47〜12.74N/mm2、さらに好ま
しくは1.96〜10.79N/mm2である。
【0027】ヘイズについて説明する。本発明における
ヘイズは光学測定機械を使用して測定される値(後述)
であるが、ヘイズが8.0%以下であると被包装物を目
で見て確認できるため安心感が得られるため、好まし
い。8.0%を越えると被包装物の目視確認ができない
場合がある。より好ましくは7.5%以下、さらに好ま
しくは7.0%以下である。エチレン系多層フィルムの
フィルム厚さについて説明する。被包装物の保護の観点
から、10〜2000μmであることが好ましい。10
μm未満であると外的衝撃を受けたときにフィルムその
ものが破れる場合があり、2000μm を越えると被
包装物が破損する場合がある。より好ましくは12〜1
800μm、さらに好ましくは15〜1600μmであ
る。
【0028】ゲル分率について説明する。本発明におけ
るゲル分率は、本発明のフィルムの引張破断伸度および
耐久性向上の観点から、10〜80wt%であることが
好ましい。10%未満であると外的衝撃を受けたときに
フィルムそのものが破れる場合があり、80% を越え
る引張破断伸度が乏しくなる他、フィルムの生産性低下
によりコストが高くなる場合がある。より好ましくは1
5〜70wt%、さらに好ましくは18〜65wt%で
ある。
【0029】本発明でいうゲルとは、フィルムにα線、
β線、γ線、中性子線、電子線等の電離性放射線を照射
したり、パーオキサイドの利用によって得られるもので
あり、ゲル分率とは後述の算出式によって求められる架
橋度の割合である。電離性放射線の照射量は30〜18
0N・m/g(3〜18メガラッド)が好ましい。電離
性放射線の照射量は30N・m/g(3メガラッド)未
満であると架橋にバラツキがを生じ易くなり、均一な架
橋を得られなくなる。また、電離性放射線の照射量が1
80N・m/g(18メガラッド)を越えると樹脂の劣
化や分解等が生じ、機械的強度を得られなくなる場合が
ある。
【0030】帯電防止剤について説明する。帯電防止剤
の種類としては炭素系帯電防止剤、金属系帯電防止剤、
有機系帯電防止剤などが挙げられる。炭素系帯電防止剤
には導電性カーボン、炭素繊維などがある。導電性カー
ボンにはアセチレンブラック、ファーネスブラック、サ
マールブラック、チャンネルブラック、ケッチェンブラ
ックなどが挙げられ特にはケッチェンブラックが比表面
積が大きいため本発明において、好ましい場合がある。
【0031】炭素繊維にはPAN系カーボン、ピッチ系
カーボンなどが挙げられる。次に、金属系帯電防止剤に
は金属粉、金属繊維などが挙げられる。金属粉にはアル
ミニウム粉末、ニッケル粉末、銀粉末、銅粉末、ニッケ
ルメッキマイカ粉末などが挙げられ、金属繊維にはアル
ミニウム繊維、黄銅繊維、ステンレススチール繊維、ニ
ッケルメッキガラス繊維などが挙げられる。次に、有機
系帯電防止剤には非イオン系、アニオン系、カチオン
系、高分子系などが挙げられる。
【0032】非イオン系としてはN,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)アルキルアミン、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミンの
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸
エステルなどが挙げられ、アニオン系としてはアルキル
スルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキ
ルサルフェート、アルキルホスフェートなどが挙げら
れ、カチオン系としてはテトラアルキルアンモニウム
塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩などが挙げら
れる。
【0033】高分子系帯電防止剤としてはポリチオフェ
ン系導電性高分子、チオフェン誘導体(一例を挙げると
3―メチルチオフェン、α−ビオチオフェン、α−ター
チェニル、ピロール/フェニルピロール共重合体、ピロ
ール/α−ターチェニル共重合体、ピロール/チオフェ
ン共重合体など)、ポリアミド系高分子(一例を挙げる
と分子量Mwが1000〜10000程度のオリゴマー
(融点約200℃、相対密度1.14g/cm3)な
ど)、ポリアニリン、2、5−ジエトキシポリパラフェ
ニルポリナフタレンビニレン、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリアセチレン、ポリエーテルエステルアミドな
どが挙げられる。
【0034】特に炭素系帯電防止剤、金属系帯電防止
剤、高分子系帯電防止剤を使用すると相対湿度20%以
下、温度5℃〜50℃の低湿度、常温〜中温環境下さら
には相対湿度10%以下、温度5℃〜35℃での特殊環
境下においても導電性能を実用範囲内で維持でき好まし
い場合がある。これら帯電防止剤を単体で使用してもよ
いし複数併用し使用してもよい。また、本発明のフィル
ムに帯電防止剤を添加する場合、表面層のみに添加して
も内部層のみに添加しても表面層及び内部層両方に添加
しても良い。本発明のフィルム表面層樹脂中へ添加され
る場合、添加量としては5.0〜35.0wt %が好
ましい。5.0wt%未満であれば導電性能が乏しく、
また、35.0wt%を越えると帯電防止剤が基材より
遊離し、被包装物を汚染してしまう場合がある。より好
ましくは5.5〜30.0wt%以下、さらに好ましく
は6.0〜25.0wt%である。
【0035】気化性防錆剤について説明する。気化性防
錆剤の種類の具体例としてはジシクロヘキシルアミン、
ジシクロヘキシルアミンナイトライト、ジイソプロピル
アミンナイトライト、シクロヘキシルアンモニウムシク
ロヘキシルカーバメイト、1、2、3−ベンゾトリアゾ
ール、ジシクロヘキシルアミン安息香酸などが挙げられ
これらを単体で使用してもよいし複数併用し使用しても
よい。また、本発明のフィルムに帯電防止剤を添加する
場合、表面層のみに添加しても内部層のみに添加しても
表面層及び内部層両方に添加しても良い。本発明のフィ
ルム表面層樹脂中へ添加される場合、添加量としては
0.3〜8.0wt%が好ましい。0.3wt%未満で
あれば防錆効果が乏しく、また、8wt%を越えると気
化性防錆剤がブリードアウトし、被包装物を汚染してし
まう場合がある。より好ましくは0.5〜6.0wt
%、さらに好ましくは0.8〜5.0wt%である。
【0036】次に、弾性フィルムの製法の一例について
述べる。まず、各層を構成する樹脂をそれぞれの押出機
で溶融して、多層ダイで共押出・急冷固化して多層延伸
用原反を得る。押出方法としては多層のTダイ法、多層
のサーキュラーダイ法等を用いることができるが、好ま
しくは後者がよい。得られた延伸用原反に電子線照射装
置を用いて、架橋処理を行い、その後、熱風による伝熱
加熱あるいはインフラヒーター等の輻射加熱により延伸
用原反を樹脂の融点以上に再加熱した後、延伸を行う。
延伸は延伸用原反を2組のニップロールの間で速度比を
つけて流れ方向に延伸しつつ、延伸用原反内にエアーを
注入して横方向にも延伸する。延伸方法としては、上記
のようなインフレ法(ダブルバブル法を含む)以外にロ
ール延伸法、テンター法等があり、いずれの方法でも良
いが、同時二軸延伸で延伸は面積延伸倍率を変化するこ
とによって種々な厚さの弾性フィルムを製膜でき、好ま
しい。また、必要に応じ、後処理、例えば寸法安定性付
与のためのヒートセット、コロナ処理やプラズマ処理等
の表面処理、印刷処理、他種のフィルム等とのラミネー
ション等が行われても良い。
【0037】また、本発明のフィルムにその他の添加剤
として可塑剤、酸化防止剤、界面活性剤、紫外線吸収
剤、無機フィラー、防曇剤、アンチブロッキング剤、滑
剤、結晶核剤、着色剤等を含んでも良く、樹脂への添加
方法としては直接対象樹脂層に練り込み添加するか、場
合によってマスターバッチをあらかじめ作製して希釈添
加してもよく、。また、フィルムに塗布するなど、いづ
れの方法を用いても良い。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に実施例、比較例に基づき、
詳細に説明する。なお、本発明で用いる評価方法は下記
の通りである。 <エチレン系重合体の密度>JIS―K−7112に準
拠して測定した。 <引張破断強度>フィルムを縦方向(MD)、横方向
(TD)に各々長さ100mm、幅10mmに切り出
し、引っ張り試験機のチャック間50mmにセットし、
23℃、50%RHの条件下で200mm/分の速度で
引っ張り、フィルムが破断したときの応力を引っ張る前
のフィルムの断面積で割った値を採用した。
【0039】<引張破断伸度>引張破断強度と同様な条
件で引っ張り試験を行い、破断したときの変形量を元の
フィルムの長さで割って百分率(%)で示した。 <引張弾性率>ASTM D−882−67に準拠して
測定し、2%伸び時の応力を100%に換算した値で表
示した。
【0040】<引張仕事回復率>引張破断強度と同様な
条件で引張伸度が30%なるまで(65mm)引っ張り
試験を行い、その後、200mm/分の速度で、元の長
さ(50mm)まで圧縮した。この時、X軸に伸度、Y
軸に荷重で表し、元の長さから引張伸度が30%まで引
っ張ったときの仕事量(面積積算値)と引張伸度が30
%から元の長さまで圧縮したときの仕事量(面積積算
値)を求め、引張伸度が30%から元の長さまで圧縮し
たときの仕事量の割合を次式により表示したもので、フ
ィルムの回復率の尺度として用いた。 引張仕事回復率(%)=(引張伸度が30%から元の長
さまで圧縮したときの仕事量/元の長さから引張伸度が
30%まで引っ張ったときの仕事量)×100
【0041】<突き刺し強度>農林規格第10条に準拠
し、フィルムを内寸法で125mm角の木枠に固定し、
その中心部に直径1.0mm、先端形状0.5mmRの
針を50mm/分の速度で突き刺し、針が貫通するまで
の最大荷重を測定し、その値を突き刺し強度とした。 <ヘイズ>ASTM D−1003に準拠して測定し
た。 <ゲル分率>沸騰p−キシレン中で試料を12時間抽出
し、不溶解部分の割合を次式により表示したもので、フ
ィルムの架橋度の尺度として用いた。 ゲル分率(wt%)=(抽出後の試料質量/抽出前の試
料質量)×100
【0042】<緩衝性能>包装容器(包装容器の外寸:
縦130mmX横220mmX高さ150mmであり、
包装容器の開口部が該包装容器の高さ85mmのところ
にある蓋付きのポリプロピレン製包装容器)にフィルム
をヒートシールにて包装容器開口面側縁に固定し、被包
装物(高さ137mmX直径65mmのガラス製ワイン
グラス:質量0.145kg、導電性能付与した弾性フ
ィルムの場合は縦100mmX横60mmX高さ10m
mのIC基板:質量0.105kg 、防錆性能を付与
した弾性フィルムの場合は縦100mmX横50mmX
厚さ3mmの鋼板:質量0.135kg )を包装して
高さ1mから床面(コンクリート製)へ落下試験を行っ
た。
【0043】落下試験は連続して3回行い、3回落下後
のフィルムおよび被包装物の状態を調べた。 評価基準 ○:被包装物、フィルム両方に破損は見られ
ず。 ×:被包装物、フィルム両方に、もしくは、いずれかに
破損が見られた。
【0044】<導電性能>測定装置としてアドバンテス
ト製マルチメーターTR6871/TR68704を使
用し、電極寸法は表面電極内円の外径26mm、ガード
電極の内径37mm、裏面電極の外径50mmで帯電防
止剤を添加したフィルムに導電性銀ペーストで3端子電
極を形成させ印可電流100μAを印可し測定を行っ
た。この際の表面抵抗率ρs(Ω)は次式で求めた。測
定は低湿度特殊環境下(22℃、相対湿度8%環境下)
で測定を行った。
【0045】ρs(Ω)=Rs・π(D+d)/(D−
d) Rs:表面抵抗(Ω) π:円周率 D:ガード電極の内径(cm) d:主電極の外径(cm) 評価基準 ○:表面抵抗率が1012未満であり、導電性
が良好である。 ×:表面抵抗率が1012以上であり、導電性が劣ってい
る。
【0046】<防錆性能>JIS−G−3141に規定
する鋼板を防錆剤を添加したフィルムで包装し、包装体
を得た。この包装体を温度50℃、湿度95%RHと温
度25℃、湿度70%RHの環境下に1日2サイクル繰
り返す試験を30日間行った。 評価基準 ○:30日後に発錆・変色がなく、防錆性が
良好である。 ×:30日後に発錆・変色があり、防錆性が劣ってい
る。
【0047】
【実施例1〜10】表1〜3に示すような樹脂を用い
て、2台の押出機を使用し2種3層の環状ダイスより表
面層と内層からなる3層構成のチューブを溶融押出し、
そのチューブを水冷リングを用いて急冷し、表1〜3記
載の厚みの延伸用原反を得た。この時、2つの表面層と
内層の層比率は表面層が10%と10%で合計20%、
内層が80%であり、実施例9には導電機能を付与し、
実施例10には防錆機能を付与した。実施例9には表面
層に帯電防止剤としてポリエーテルエステルアミドを3
0wt%、実施例10には表面層に防錆剤としてジシク
ロヘキシルアミンを5wt%を添加した。得られた延伸
用原反に500kVの加速電圧で加速した電子線を表1
〜3記載の照射量にて架橋処理を行い、引き続きインフ
ラヒーターによる輻射加熱で、延伸用原反をフィルム構
成樹脂の融点以上まで加熱しつつ、2組のニップロール
間の速度比により流れ方向(MD)および延伸用原反内
にエアーを注入することにより機械の流れ方向と直角方
向(TD)に表1〜3記載の延伸倍率に延伸し、エアー
リングによりバブルの最大径の部分に冷風を当てて冷却
する。その後折りたたんで、それぞれ表1〜3記載の厚
みのフィルムを得た。それぞれのフィルムを評価して、
その結果を表1〜3に示す。
【0048】表1〜3の結果より、得られたフィルムは
優れた機械的強度、緩衝性能および透明性を有し、非常
に良いものであった。また、導電性能、防錆性能を付与
したものも、非常に良いものであった。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【発明の効果】本発明は、衝撃に敏感なこわれやすい被
包装物を安全に輸送・保管する宙づり包装用フィルムに
おいて、宙づり包装用フィルムにオレフィン系多層フィ
ルムを用いることで、被包装物の剛性、質量、形状にあ
わせてフィルム物性を任意に調整でき、宙づり包装にお
いて高度に優れた緩衝性能を得ることと内容物を目視確
認できる効果が発揮されるのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 77/12 C08L 77/12 Fターム(参考) 3E086 AB01 BA04 BA15 BA35 BB66 BB85 BB90 CA31 CA40 4F071 AA15 AA82 AF15Y AF20Y AF30Y AH04 BC01 BC11 BC12 4F100 AD11H AH02H AH03H AK01A AK01B AK01C AK01D AK01E AK03A AK03B AK03C AK03D AK03E AK62A AK62B AK62C AK62D AK62E BA02 BA03 BA04 BA05 BA10A BA10C BA10D BA10E BA13 BA26 CA14 CA22 EH20 EH202 EJ05 EJ052 EJ38 EJ382 EJ50 EJ503 EJ53 EJ532 GB15 JA13A JA13B JA13C JA13D JA13E JK07A JK07B JK07C JK07D JK07E JK10 JN01 YY00A YY00B YY00C YY00D YY00E 4J002 BB051 BB151 CH052 CL082 DA016 DA036 EN017 EN026 EU177 EV246 EW046 EW137 FA046 FD112 FD116 FD207 GG02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の弾性フィルム間に被包装物を挟
    持することにより包装する宙づり包装用フィルムであっ
    て、各弾性フィルムが少なくとも2層からなることを特
    徴とする宙づり包装用フィルム。
  2. 【請求項2】 オレフィン系多層フィルムよりなること
    を特徴とする請求項1記載の宙づり包装用フィルム。
  3. 【請求項3】 密度が0.900〜0.925g/cm
    3のエチレンα−オレフィン共重合体を含む層と密度が
    0.855〜0.900g/cm3のエチレンα−オレ
    フィン共重合体を含む層の少なくとも2層であることを
    特徴とする請求項1または2記載の宙づり包装用フィル
    ム。
  4. 【請求項4】 表面層に用いられるエチレンα−オレフ
    ィン共重合体の密度が0.900〜0.925g/cm
    3であり、内部層の少なくとも1層に密度が0.855
    〜0.900g/cm3のエチレンα−オレフィン共重
    合体を含む少なくとも2層であることを特徴とする請求
    項1,2または3記載の宙づり包装用フィルム。
  5. 【請求項5】 下記(a)〜(c)の特性を有すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の宙づり包
    装用フィルム。 (a)引張破断強度が、縦方向及び横方向ともに19.
    62〜147.19N/mm2であること。 (b)引張破断伸度が、縦方向及び横方向ともに110
    〜1000%であること。 (c)引張弾性率が、縦方向及び横方向ともに9.81
    〜196.14N/mm 2であること。
  6. 【請求項6】 引張仕事回復率が55%以上であること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の宙づり包
    装用フィルム。
  7. 【請求項7】 突き刺し強度が0.98〜14.71N
    /mm2であることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の宙づり包装用フィルム。。
  8. 【請求項8】 ヘイズが8.0%以下であることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の宙づり包装用フ
    ィルム。
  9. 【請求項9】 オレフィン系多層フィルムが厚さ10〜
    2000μmであることを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載の宙づり包装用フィルム。
  10. 【請求項10】 ゲル分率が10〜80wt%であるこ
    とを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の宙づり
    包装用フィルム。
  11. 【請求項11】 主としてエチレンα−オレフィン共重
    合体に、帯電防止剤が含有されていることを特徴とする
    請求項1〜10のいずれかに記載の宙づり包装用フィル
    ム。
  12. 【請求項12】 帯電防止剤としてカーボンブラックお
    よび/またはポリエーテルエステルアミドが含有されて
    いることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載
    の宙づり包装用フィルム。
  13. 【請求項13】 主としてエチレンα−オレフィン共重
    合体で、気化性防錆剤が含有されていることを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれかに記載の宙づり包装用フィ
    ルム。
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