JP2002103424A - 木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置 - Google Patents

木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置

Info

Publication number
JP2002103424A
JP2002103424A JP2000303607A JP2000303607A JP2002103424A JP 2002103424 A JP2002103424 A JP 2002103424A JP 2000303607 A JP2000303607 A JP 2000303607A JP 2000303607 A JP2000303607 A JP 2000303607A JP 2002103424 A JP2002103424 A JP 2002103424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
screw
section
cylinder
kneading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000303607A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tojo
誠 東定
Norikiyo Oda
典聖 織田
Yoshitaka Kimura
嘉隆 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP2000303607A priority Critical patent/JP2002103424A/ja
Publication of JP2002103424A publication Critical patent/JP2002103424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、木材混合合成樹脂材料を低温で押
出すことにより焼け現象及びフィードネック現象を発生
させずに、高品質の材料を得ることを目的とする。 【解決手段】 本発明による木材混合合成樹脂材料の低
温押出し方法および装置は、シリンダ(22)へ主原料が供
給されて溶融され、この主原料中へ副原料である木材原
料が添加され、副原料供給部(C)の下流に位置する溝付
シリンダ部(101)を有する第2混練部(B2)で混練溶融
されることにより、弱練りによって低温押出しを行い、
高品質を維持する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材混合合成樹脂
材料の低温押出し方法及び装置に関し、特に、混練部の
数を少なくし、かつ、溝付シリンダ部を用いて混練する
ことにより、溶融樹脂温度を低く保って焼けを防止し、
品質向上を得るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂を材料とする各種の成形
製品において、用途に応じて、木材粉末を混入した合成
樹脂による成形製品を要求される場合がある。このよう
な要求に対して、予め、合成樹脂と木材粉末とを混練混
合してペレット状の木材混合合成樹脂材料を製造し、製
造されたペレット状材料から製品を成形することが行わ
れている。この中の木材混合合成樹脂材料を製造する装
置に関し、従来より使用されている代表的な装置とし
て、図4および図5に示す構成がある。
【0003】図4において、符号10で示されるものは
木材混合合成樹脂材料製造装置であり、この木材混合合
成樹脂材料製造装置10は二軸スクリュ式混練押出機2
0および二軸スクリュ式サイドフィーダ30により構成
されている。前記二軸スクリュ式混練押出機20は、噛
合いあるいは非噛合い状態で平行に配置された2本のス
クリュ21と、このスクリュ21を回転可能に内挿した
貫通孔が形成された複数種類のシリンダブロックからな
るシリンダ22と、このシリンダ22の下流端すなわち
先端において貫通孔を塞ぐように連結されたダイス23
と、前記シリンダ22の上流端に連結されて前記スクリ
ュ21を回転駆動するための駆動装置24とから構成さ
れている。
【0004】前記二軸スクリュ式サイドフィーダ30
は、フィーダスクリュ31と、フィーダシリンダ32
と、フィーダ駆動装置34とから構成されている。な
お、前記フィーダシリンダ32の先端は、前記シリンダ
22の中間部側面に連結され、フィーダシリンダ32の
貫通孔がシリンダ22の貫通孔へ連通するように構成さ
れている。
【0005】前記二軸スクリュ式混練押出機20のシリ
ンダ22とスクリュ21は、上流から下流へ、主原料供
給部A、第1混練部B1、前記二軸スクリュ式サイドフ
ィーダ30が連結される副原料供給部C、ガス抜き部
D、第2混練部B2、オープンベント部E、吸引ベント
部Fおよび輸送部Gを構成し、それぞれの機能を発揮す
るスクリュ形状のスクリュピースを順次並べて構成され
ている。
【0006】以上のように構成された木材混合合成樹脂
材料製造装置10において、木材混合合成樹脂材料を製
造するには、まず、二軸スクリュ式混練押出機20の第
1混練部B1、副原料供給部C、第2混練部B2、オー
プンベント部E、吸引ベント部Fおよび輸送部Gのそれ
ぞれのシリンダブロックを適宜の所定の温度に温度調節
し、真空吸引装置を作動させる。次に、二軸スクリュ式
混練押出機20の駆動装置24を起動してスクリュ21
を回転駆動させ、サイドフィーダ30のフィーダ駆動装
置34を起動してフィーダスクリュ31を回転駆動させ
る。
【0007】次に、主原料供給部Aに主原料である粉体
状あるいは顆粒状の熱可塑性合成樹脂原料を供給すると
ともに、副原料供給部Cに副原料である粉末状の木材原
料を二軸スクリュ式サイドフィーダ30を経て供給する
と共に、シリンダ22の各シリンダブロックの温度、真
空吸引装置の真空度、駆動装置24およびフィーダ駆動
装置34の回転駆動速度、主原料供給部Aおよび副原料
供給部Cの供給速度を適宜調節し、最適運転条件のもと
で所定混合比率の木材混合合成樹脂材料を連続的に生産
する。
【0008】前記主原料供給部Aに供給された主原料
は、回転駆動されるスクリュ21により混練されながら
順次下流方向すなわち先端方向へ移動する。すなわち、
第1混練部B1において、主原料が主原料供給部Aに引
続き混練溶融されて半溶融状態になる。副原料供給部C
において、二軸スクリュ式サイドフィーダ30により供
給される副原料が半溶融状態の合成樹脂原料に添加され
る。
【0009】次に、ガス抜き部Dおよび第2混練部B2
において、副原料が添加された半溶融状態の主原料が均
質に混合混練溶融され、この混練溶融中に、主原料およ
び副原料の粒子間に含まれていた空気、水分および水蒸
気、ならびに原料から分離した揮発成分の中、原料から
容易に分離したものは、ガス抜き部Dからシリンダ22
の外部へ排気される。
【0010】次に、オープンベント部Eにおいて、溶融
状態の混合原料から比較的容易に分離するガス分および
揮発成分が、シリンダ22の外部へ排気され、吸引ベン
ト部Fにおいて、溶融状態の混合原料から分離し難いガ
ス分および揮発成分が強制的に脱揮され、排気される。
その結果、混合原料中に含まれるガス分および揮発成分
の殆どが分離脱揮され、品質の高い混練製品が選られ
る。前記輸送部Gにおいて、均質に混練された溶融状態
の混合原料を加圧し、木材混合合成樹脂材料としてダイ
ス23から押出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の、木材混合合成
樹脂材料の製造方法および装置は以上のように構成され
ていたため、次のような課題が存在していた。すなわ
ち、合成樹脂原料を混練する第1混練部B1および合成
樹脂原料と木材原料とを混練する第2混練部B2間の距
離が副原料供給部Cを介して比較的短く、いわゆる強練
りの混練が行われていた。その結果、合成樹脂原料に大
きな剪断力が掛り、溶融原料の温度が高温になり、焼け
現象が発生し、製品材料の品質が低下することになって
いた。
【0012】また、合成樹脂原料が粉体状の場合、原料
の粒子間に空気を混入し内包したままの状態でスクリュ
へ供給される。その結果、合成樹脂原料が混練圧縮され
ることにより、内包されていた空気が原料から搾り出さ
れて分離し、一部は逆流して主原料供給部方向へ吹出
し、他の一部は副原料供給部方向へ吹出す。このように
して吹出す空気により、合成樹脂原料および木材原料の
供給が邪魔され、定常運転が阻害されるとともに、所定
の処理能力が発揮されないフィードネック現象が発生し
ていた。
【0013】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、焼け現象を防止し、フィードネ
ック現象を防止して、高品質の材料が供給できる木材混
合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による木材混合合
成樹脂材料の低温押出し方法および装置は、シリンダに
内挿されたスクリュが回転駆動される二軸スクリュ式混
練押出機を用い、前記シリンダの上流端部へ主原料であ
る合成樹脂原料が供給され、前記主原料が下流方向へ輸
送されつつ、順次、混練されて溶融されるとともに内包
する空気およびガス成分が排気され、溶融した前記主原
料中へ副原料である木材原料が副原料供給部に添加さ
れ、副原料供給部の下流に位置し軸方向に形成された溝
を有する溝付シリンダ部によって混合混練され、前記混
合混練により内包する空気およびガス成分が排気されて
押出される方法であり、また、スクリュが回転駆動可能
に内挿されるシリンダと、前記シリンダの下流端に連結
されるダイスと、前記シリンダの上流端に連結されると
ともに前記スクリュと連結されている駆動装置とにより
構成される二軸スクリュ式混練押出機を用い、前記スク
リュを内挿したシリンダが、上流端から下流端へ、順
次、主原料供給部、ガス抜き部、第1混練部、オープン
ベント部、サイドフィーダよりなる副原料供給部、第2
混練部、吸引ベント部および輸送部により構成され、前
記第2混練部に対応する前記シリンダには、軸方向に形
成される溝を有する溝付シリンダ部が設けられている構
成であり、また、前記ガス抜き部は、上部ガス抜き部及
び下部水抜き部よりなる構成であり、また、前記溝は、
前記溝の内孔壁面と前記スクリュの回転外周との間隔が
前記スクリュの回転方向に沿って徐々に狭くなる断面形
状をなす構成である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに本発明による
木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置の好
適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同一
又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
【0016】図1において、符号10で示されるものは
木材混合合成樹脂材料低温押出し装置であり、この木材
混合合成樹脂材料低温押出し装置10は二軸スクリュ式
混練押出機20および二軸スクリュ式サイドフィーダ3
0により構成されている。前記二軸スクリュ式混練押出
機20は、噛合いあるいは非噛合い状態で平行に配置さ
れた2本のスクリュ21と、このスクリュ21を回転可
能に内挿した貫通孔が形成された複数種類のシリンダブ
ロックからなるシリンダ22と、このシリンダ22の下
流端すなわち先端において貫通孔を塞ぐように連結され
たダイス23と、前記シリンダ22の上流端に連結され
て前記スクリュ21を回転駆動するための駆動装置24
とから構成されている。
【0017】前記二軸スクリュ式サイドフィーダ30
は、フィーダスクリュ31と、フィーダシリンダ32
と、フィーダ駆動装置34とから構成されている。な
お、前記フィーダシリンダ32の先端は、後述するよう
に、前記シリンダ22の中間部側面に連結され、フィー
ダシリンダ32の貫通孔がシリンダ22の貫通孔へ連通
するように構成されている。
【0018】前記二軸スクリュ式混練押出機20のシリ
ンダ22とスクリュ21は、上流から下流へ、主原料供
給部A、ガス抜き部D、第1混練部B1、オープンベン
ト部D1、前記二軸スクリュ式サイドフィーダ30を有
する副原料供給部C、第2混練部B2、吸引ベント部F
および輸送部Gを構成し、それぞれの機能を発揮するス
クリュ形状のスクリュピースを順次並べて構成されてい
る。前記第2混練部B2に対応するシリンダ22は、図
3の軸直角断面に示されるように、軸方向に形成された
溝100が複数個円周方向に設けられている溝付シリン
ダ部101で構成されている。なお、この溝付シリンダ
部101は、例えば、特開平7−205142号公報に
て周知の構成を用いることができる。すなわち、この溝
100は、溝100の内孔壁面と前記スクリュ21の回
転外周との間隔が前記スクリュ21の回転方向に沿って
徐々に狭くなる断面形状となるように構成されている。
また、前記ガス抜き部Dは、図示していないが、その上
部に周知の上部ガス抜き部、その下部に周知の下部水抜
き部が形成されている。
【0019】以上のように構成された木材混合合成樹脂
材料の低温押出し装置10において、木材混合合成樹脂
材料を製造するには、まず、二軸スクリュ式混練押出機
20の第1混練部B1、オープンベント部D1、副原料
供給部C、第2混練部B2、吸引ベント部Fおよび輸送
部Gのそれぞれのシリンダブロックを適宜の所定の温度
に温度調節し、真空吸引装置を作動させる。次に、二軸
スクリュ式混練押出機20の駆動装置24を起動してス
クリュ21を回転駆動させ、二軸スクリュ式サイドフィ
ーダ30のフィーダ駆動装置34を起動してフィーダス
クリュ31を回転駆動させる。
【0020】次に、主原料供給部Aを作動させて主原料
である粉体状あるいは顆粒状の熱可塑性合成樹脂原料を
供給するとともに、副原料供給部Cを作動させて副原料
である粉末状の木材原料を二軸スクリュ式サイドフィー
ダ30を経て二軸スクリュ式混練押出機20へ供給す
る。
【0021】主原料供給部Aに供給された主原料は、回
転駆動されるスクリュ21により、混練されながら順次
下流方向すなわち先端方向へ移動し、ガス抜き部Dにお
いて、未溶融状態の主原料が主原料供給部Aに引続いて
混練圧縮されることにより、主原料の粒子間に含まれて
いた空気、水分、水蒸気が分離し、シリンダ22の外部
へ排気される。
【0022】次に、第1混練部B1において、主原料が
混練されて完全に溶融し、第1混練部B1のスクリュ2
1は弱練りに構成されているため、主原料の剪断発熱量
が比較的少なく、温度上昇が小さい。前記オープンベン
ト部D1において、溶融状態の主原料から分離したガス
分および揮発成分が、シリンダ22の外部へ排気され、
副原料供給部Cにおいて、二軸スクリュ式サイドフィー
ダ30により副原料が供給され、溶融状態の主原料に添
加される。
【0023】次に、第2混練部B2において、溶融状態
の主原料と粉末状の副原料とが均質に混練され、第2混
練部B2のスクリュ21は弱練り用に構成されていると
共に、この第2混練部B2に対応するシリンダ22が前
記溝付シリンダ部101で形成されているため、十分に
混練されながら、温度の上昇が抑制される弱練りに保た
れている。また、低温の副原料が添加混練されることに
より、主原料の温度がまず低下し、その後上昇するが、
副原料が未乾燥状態で水分を含む場合、高温の主原料と
混合混練されて水分が気化し、気化潜熱を奪うことによ
り、主原料と副原料との混合原料は、さらに温度の上昇
が抑制される。なお、第2混練部B2に溝付シリンダ部
101を設けた場合について述べたが、第1混練部B1
にも溝付シリンダ部101を設けることもできる。
【0024】次に、第2混練部B2における混練中に混
合原料から分離した空気、水蒸気および揮発成分が、吸
引ベント部Fにおいて、シリンダ22の外部へ排気さ
れ、その結果、原料中に含まれるガス分、水分および揮
発成分の殆どが分離脱揮され、品質の高い混練製品が得
られる。さらに、輸送部Gにおいて、均質に混練された
溶融状態の混合原料が加圧され、木材混合合成樹脂材料
としてダイス23から押出される。
【0025】実施例 図1に示す本発明による構成において、L(スクリュの
有効長)/D(スクリュの直径)=45.5、スクリュ
の直径69mmとし、第2混練部に溝付シリンダ部を装
備する噛合い型木材混合合成樹脂材料の低温押出し装置
により、主原料をメルトインデックス35g/10mi
nの粉体状のABSとし、副原料を水分含有率3〜5%
の平均粒径100μmの木粉とし、それぞれ50重量%
の割合で供給し、本発明による製造方法で木材混合合成
樹脂材料を製造した結果を表1のデータNo1および2
に示す。
【0026】また、比較のために、図4に示す従来の構
成において、L(スクリュの有効長)/D(スクリュの
直径)=42、スクリュの直径69mmとする噛合い型
木材混合合成樹脂材料製造装置により、同一原料から木
材混合合成樹脂材料を製造した結果を表1のデータNo
3に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明による混合合成樹脂材料の低温押
出し方法および装置は以上のように構成されているた
め、次のような効果を得ることができる。 (1)溝付シリンダ部を有する第2混練部において、ス
クリュを弱練り構成としたことにより、樹脂原料と木材
原料との混合原料の必要とする弱練りの混練が確保さ
れ、十分に混練溶融されながら温度の上昇を抑制するこ
とができるようになった。従って、原料の焼け現象が発
生しなくなり、製品材料の品質が確保されるようになっ
た。 (2)第2混練部における混合混練において、原料に含
まれる水分が好影響を及ぼすことにより、木材原料を未
乾燥状態で供給することが可能になった。従って、木材
原料の事前の乾燥処理工程が不要になった。 (3)主原料供給部の直ぐ下流で第1混練部の上流側に
ガス抜き部を配置することにより、未溶融状態の合成樹
脂原料からシリンダの外部へ内包空気を容易に分離排出
することが可能になった。また、第1混練部の直ぐ下流
で副原料供給部の上流側にオープンベント部を配置する
ことにより、混練溶融された合成樹脂原料から分離する
ガス分および揮発成分ならびに副原料供給部に供給され
た木材原料に含まれる空気がシリンダの外部へ容易に排
出される。その結果、主原料供給装置方向および副原料
供給装置方向への吹出しが無くなり、フィードネック現
象が発生せず、所定の処理能力が発揮される定常運転が
可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による木材混合合成樹脂材料の低温押
出し装置を示す構成図である。
【図2】 図1の平面構成図である。
【図3】 図1、図2の溝付シリンダ部を示す拡大断面
図である。
【図4】 従来の木材混合合成樹脂材料製造装置の構成
図である。
【図5】 図4の機能を示す構成図である。
【符号の説明】
10 木材混合合成樹脂材料の低温押出し装置 20 二軸スクリュ式混練押出機 21 スクリュ 22 シリンダ 100 溝 101 溝付シリンダ部 B1 第1混練部 B2 第2混練部 C 副原料供給部 D ガス抜き部 D1 第1オープンベント部 F 吸引ベント部 G 輸送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 嘉隆 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 Fターム(参考) 4F207 AA01 KA01 KA17 KK13 KL34 KL41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(22)に内挿されたスクリュ(21)
    が回転駆動される二軸スクリュ式混練押出機(20)を用
    い、前記シリンダ(22)の上流端部へ主原料である合成樹
    脂原料が供給され、前記主原料が下流方向へ輸送されつ
    つ、順次、混練されて溶融されるとともに内包する空気
    およびガス成分が排気され、溶融した前記主原料中へ副
    原料である木材原料が副原料供給部(C)に添加され、副
    原料供給部(C)の下流に位置し軸方向に形成された溝(1
    00)を有する溝付シリンダ部(101)によって混合混練さ
    れ、前記混合混練により内包する空気およびガス成分が
    排気されて押出されることを特徴とする木材混合合成樹
    脂材料の低温押出し方法。
  2. 【請求項2】 スクリュ(21)が回転駆動可能に内挿され
    るシリンダ(22)と、前記シリンダ(22)の下流端に連結さ
    れるダイス(23)と、前記シリンダ(22)の上流端に連結さ
    れるとともに前記スクリュ(21)と連結されている駆動装
    置(24)とにより構成される二軸スクリュ式混練押出機(2
    0)を用い、前記スクリュ(21)を内挿したシリンダ(22)
    が、上流端から下流端へ、順次、主原料供給部(A)、ガ
    ス抜き部(D)、第1混練部(B1)、オープンベント部
    (D1)、サイドフィーダよりなる副原料供給部(C)、第
    2混練部(B2)、吸引ベント部(F)および輸送部(G)に
    より構成され、前記第2混練部(B2)に対応する前記シ
    リンダ(22)には、軸方向に形成される溝(100)を有する
    溝付シリンダ部(101)が設けられていることを特徴とす
    る木材混合合成樹脂材料の低温押出し装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス抜き部(D)は、上部ガス抜き部
    及び下部水抜き部よりなることを特徴とする請求項2記
    載の木材混合合成樹脂材料の低温押出し装置。
  4. 【請求項4】 前記溝(100)は、前記溝(100)の内孔壁面
    と前記スクリュ(21)の回転外周との間隔が前記スクリュ
    (21)の回転方向に沿って徐々に狭くなる断面形状をなす
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の木材混合合成樹
    脂材料の低温押出し装置。
JP2000303607A 2000-10-03 2000-10-03 木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置 Pending JP2002103424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000303607A JP2002103424A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000303607A JP2002103424A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002103424A true JP2002103424A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18784786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000303607A Pending JP2002103424A (ja) 2000-10-03 2000-10-03 木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002103424A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018504301A (ja) * 2015-02-06 2018-02-15 アランセオ・ドイチュランド・ゲーエムベーハー スタッフィングスクリュー
WO2022259984A1 (ja) * 2021-06-09 2022-12-15 株式会社日本製鋼所 樹脂複合材料の製造方法および製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018504301A (ja) * 2015-02-06 2018-02-15 アランセオ・ドイチュランド・ゲーエムベーハー スタッフィングスクリュー
WO2022259984A1 (ja) * 2021-06-09 2022-12-15 株式会社日本製鋼所 樹脂複合材料の製造方法および製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3434418B2 (ja) 同方向回転2軸押出機による高融点樹脂の脱水システム
US3445890A (en) Two-stage extruder
US2595455A (en) Extruder
JP2732920B2 (ja) 熱可塑性プラスチック溶融体に粉末状又は織維状の添加剤を混合するための単軸又は二軸スクリュー型押出し機
US6280074B1 (en) Continuous mixer
US4461734A (en) Process for plasticization and pumping of low bulk density plastics
JPH10337767A (ja) 2軸型連続混練押出装置
JP3812964B2 (ja) 2軸押出機
JP2002254492A (ja) 2軸押出機によるpva押出方法および2軸押出機
JP2002103424A (ja) 木材混合合成樹脂材料の低温押出し方法および装置
US6254374B1 (en) System for producing polymeric film
JP3689348B2 (ja) 木粉コンパウンドペレット造粒方法および装置
JP2978227B2 (ja) ゴム成分を含む含水重合体の2軸スクリュー型圧搾脱水方法及び同脱水機
JP2010184372A (ja) 二軸スクリュ押出機を使用する混練方法及び装置
JP7236049B2 (ja) ポリアミドイミド樹脂ペレットの製造方法
JP3320599B2 (ja) カーボンマスターバッチの製造方法
JPH09141726A (ja) 塩化ビニール成形品の押出成形方法および押出成形装置
JP2002355879A (ja) コニカル形二軸押出機用スクリュおよびそれを用いた押出成形方法
JP3154953B2 (ja) 木粉入りコンパウンドペレットの製造方法
JP2006026949A (ja) 超臨界流体を利用した混練押出装置
JP2001129870A (ja) 樹脂と木粉のコンパウンド直接シート成形方法及び装置
JPH05228920A (ja) スクリュー式混練機
WO2024034420A1 (ja) 2軸型連続混練押出装置
JP7431297B1 (ja) スクリュ機械及び混練方法
JPH1110708A (ja) 2軸押出機による高滑性材料の混練方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060221