JP2002103404A - 樹脂製品の成形方法および成形装置 - Google Patents
樹脂製品の成形方法および成形装置Info
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製品の表面におけるシボのムラの発生を抑制
しつつ、局部的に肉薄な部分を持つ樹脂製品をより確実
に成形可能とする。 【解決手段】固定型30と可動型40との間には樹脂成
形用のキャビティCが区画されている。可動型40の成
形面には、樹脂製品の裏面にティアライン溝を付与する
ための突条41aが設けられている。固定型30のシボ
付け用成形面と前記突条41aとの間には、相対的に幅
狭の狭小部CNが存在する。固定型30を構成する金型
部31の背後には、冷却用の配管51〜57が配設され
ている。狭小部CNと対向する中央位置の配管54には
温水が流され、残りの配管51〜53,55〜57には
冷水が流される。
しつつ、局部的に肉薄な部分を持つ樹脂製品をより確実
に成形可能とする。 【解決手段】固定型30と可動型40との間には樹脂成
形用のキャビティCが区画されている。可動型40の成
形面には、樹脂製品の裏面にティアライン溝を付与する
ための突条41aが設けられている。固定型30のシボ
付け用成形面と前記突条41aとの間には、相対的に幅
狭の狭小部CNが存在する。固定型30を構成する金型
部31の背後には、冷却用の配管51〜57が配設され
ている。狭小部CNと対向する中央位置の配管54には
温水が流され、残りの配管51〜53,55〜57には
冷水が流される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製品の成形方
法および成形装置に関する。特に、一方の面にシボが付
与されると共に他方の面にティアライン溝が形成された
エアバッグ内蔵パッド用樹脂製品の成形方法および成形
装置に関する。
法および成形装置に関する。特に、一方の面にシボが付
与されると共に他方の面にティアライン溝が形成された
エアバッグ内蔵パッド用樹脂製品の成形方法および成形
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のステアリングホイールの
中央に設けられたパッド部には、エアバッグ装置が組み
込まれる。衝突時におけるエアバッグ装置の作動を確保
するためには、爆発的に膨張するエアバッグがパッド部
を確実に突き破る必要がある。このため、パッド部を構
成するカバー材には、エアバッグの膨張時において容易
に破られるような工夫が施されている。具体的には、カ
バー材の裏面(非装飾面)にティアラインと呼ばれる溝
を縦横に形成しておき、エアバッグの膨張圧力を受けた
ときにその溝に沿って亀裂が瞬時に発生してエアバッグ
がカバー材を突き破るのを許容している。このようなテ
ィアライン溝付きのカバー材は一般に、射出成形により
軟質合成樹脂(例えば熱可塑性エラストマー(以下「T
PE」という))から作られる。他方、パッド部のカバ
ー材は車内の装飾を担う内装材でもある。安価な合成樹
脂製の内装材であっても皮革のような質感を持つことが
好まれるため、カバー材についても皮革的外観を与える
成形が行われている。具体的には、射出成形用金型の表
面に細かい凹凸を予め付与しておき、この金型を用いて
得られたカバー材の表面(装飾面)に「シボ」と呼ばれ
る皺のような表面装飾を施すことで革模様の外観を演出
している。
中央に設けられたパッド部には、エアバッグ装置が組み
込まれる。衝突時におけるエアバッグ装置の作動を確保
するためには、爆発的に膨張するエアバッグがパッド部
を確実に突き破る必要がある。このため、パッド部を構
成するカバー材には、エアバッグの膨張時において容易
に破られるような工夫が施されている。具体的には、カ
バー材の裏面(非装飾面)にティアラインと呼ばれる溝
を縦横に形成しておき、エアバッグの膨張圧力を受けた
ときにその溝に沿って亀裂が瞬時に発生してエアバッグ
がカバー材を突き破るのを許容している。このようなテ
ィアライン溝付きのカバー材は一般に、射出成形により
軟質合成樹脂(例えば熱可塑性エラストマー(以下「T
PE」という))から作られる。他方、パッド部のカバ
ー材は車内の装飾を担う内装材でもある。安価な合成樹
脂製の内装材であっても皮革のような質感を持つことが
好まれるため、カバー材についても皮革的外観を与える
成形が行われている。具体的には、射出成形用金型の表
面に細かい凹凸を予め付与しておき、この金型を用いて
得られたカバー材の表面(装飾面)に「シボ」と呼ばれ
る皺のような表面装飾を施すことで革模様の外観を演出
している。
【0003】このように部分的に肉薄で且つ表面にシボ
付けされたカバー材の射出成形に用いられる金型は、例
えば図10に示すような断面構造を持つ。すなわち、上
型(固定型)91と下型(可動型)92との間にカバー
材の肉厚相当の高さを持つキャビティCを確保すると共
に、下型92の上面(成形面)にはティアライン溝形成
用の突条93をキャビティC内に突出するように設けて
いる。他方、上型91の下面(成形面)にはシボ付け用
の微細な凹凸(図示略)を形成している。また、上型9
1内には冷却用配管94を配設し、各配管94を流れる
冷却水によってキャビティC内に満たされた樹脂を急冷
して射出成形のサイクルタイムの短縮を図っている。
付けされたカバー材の射出成形に用いられる金型は、例
えば図10に示すような断面構造を持つ。すなわち、上
型(固定型)91と下型(可動型)92との間にカバー
材の肉厚相当の高さを持つキャビティCを確保すると共
に、下型92の上面(成形面)にはティアライン溝形成
用の突条93をキャビティC内に突出するように設けて
いる。他方、上型91の下面(成形面)にはシボ付け用
の微細な凹凸(図示略)を形成している。また、上型9
1内には冷却用配管94を配設し、各配管94を流れる
冷却水によってキャビティC内に満たされた樹脂を急冷
して射出成形のサイクルタイムの短縮を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
射出成形法においては、ティアライン溝の同時成形がシ
ボ付けに不具合をもたらす場合があることが確認されて
いる。図10に即して説明すると、金型の樹脂導入ゲー
トGから図の矢印の向きに樹脂を導入する場合、樹脂は
前記突条93を乗り越えてキャビティCの隅々に行き渡
ることになるが、この金型で作られたカバー材の装飾面
の一部にはシボ付けが不十分な箇所ができてしまう。そ
の不十分な箇所とは、前記突条93の位置に対応する狭
小部CNから樹脂導入方向下流側の一定範囲(図10に
示す領域A)に対応する部分である。当該箇所ではシボ
付けが薄くなり、不均一なシボ付けに起因して艶の濃淡
(「艶ムラ」と呼ばれる)が表れる。そして、装飾面の
見栄えが悪くなり、内装材としてのカバー材の商品価値
を低下させる。尚、艶ムラは特に、ティアライン溝形成
用突条93が樹脂の導入方向に対しほぼ直交する方向に
延びている場合に顕著となる。
射出成形法においては、ティアライン溝の同時成形がシ
ボ付けに不具合をもたらす場合があることが確認されて
いる。図10に即して説明すると、金型の樹脂導入ゲー
トGから図の矢印の向きに樹脂を導入する場合、樹脂は
前記突条93を乗り越えてキャビティCの隅々に行き渡
ることになるが、この金型で作られたカバー材の装飾面
の一部にはシボ付けが不十分な箇所ができてしまう。そ
の不十分な箇所とは、前記突条93の位置に対応する狭
小部CNから樹脂導入方向下流側の一定範囲(図10に
示す領域A)に対応する部分である。当該箇所ではシボ
付けが薄くなり、不均一なシボ付けに起因して艶の濃淡
(「艶ムラ」と呼ばれる)が表れる。そして、装飾面の
見栄えが悪くなり、内装材としてのカバー材の商品価値
を低下させる。尚、艶ムラは特に、ティアライン溝形成
用突条93が樹脂の導入方向に対しほぼ直交する方向に
延びている場合に顕著となる。
【0005】本発明の目的は、樹脂製品の表面における
シボ等の微細形状のムラの発生を抑制しつつ局部的に肉
薄な部分を持つ樹脂製品を確実に成形可能な樹脂製品の
成形方法を提供することにある。また、その方法の実施
に好適な樹脂製品の成形装置を提供することにある。
シボ等の微細形状のムラの発生を抑制しつつ局部的に肉
薄な部分を持つ樹脂製品を確実に成形可能な樹脂製品の
成形方法を提供することにある。また、その方法の実施
に好適な樹脂製品の成形装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明(樹脂製品の
成形方法)は、局部的に狭小な部分を有するキャビティ
に樹脂を充填することで、前記キャビティの狭小部に対
応した薄肉部を有すると共に表面に微細形状が付与され
た樹脂製品を成形する方法であって、少なくとも前記キ
ャビティに樹脂を導入する際に、当該キャビティの狭小
部とその狭小部とは異なる幅広部とで冷却温度を異なら
せることを特徴とする(請求項1)。
成形方法)は、局部的に狭小な部分を有するキャビティ
に樹脂を充填することで、前記キャビティの狭小部に対
応した薄肉部を有すると共に表面に微細形状が付与され
た樹脂製品を成形する方法であって、少なくとも前記キ
ャビティに樹脂を導入する際に、当該キャビティの狭小
部とその狭小部とは異なる幅広部とで冷却温度を異なら
せることを特徴とする(請求項1)。
【0007】キャビティ内を流動する樹脂の流動状態
は、そのキャビティにおける部分的な空間の広狭に応じ
て変化する。ここで、樹脂成形用のキャビティにおいて
外部冷却の温度を一律に等しくした場合には、前記キャ
ビティの部分的な空間の広狭に応じて樹脂の固化速度に
違いが生じ得る。この点、本件方法によれば、同一キャ
ビティにおいて、狭小部を通過し又は狭小部に充填され
る樹脂の冷却温度と、狭小部以外の幅広部に充填される
樹脂の冷却温度との間に意図的に差異を設け、その冷却
温度の差によって空間の広狭に応じた樹脂の固化速度の
違いを緩和する。このように、キャビティ内空間の広狭
に応じた冷却効率の偏在状況を作り出すことにより、キ
ャビティ全体に満たされた樹脂の固化速度の均等化が図
られ、成形した樹脂製品の表面に対して微細形状の付き
ムラが生じることが回避される。
は、そのキャビティにおける部分的な空間の広狭に応じ
て変化する。ここで、樹脂成形用のキャビティにおいて
外部冷却の温度を一律に等しくした場合には、前記キャ
ビティの部分的な空間の広狭に応じて樹脂の固化速度に
違いが生じ得る。この点、本件方法によれば、同一キャ
ビティにおいて、狭小部を通過し又は狭小部に充填され
る樹脂の冷却温度と、狭小部以外の幅広部に充填される
樹脂の冷却温度との間に意図的に差異を設け、その冷却
温度の差によって空間の広狭に応じた樹脂の固化速度の
違いを緩和する。このように、キャビティ内空間の広狭
に応じた冷却効率の偏在状況を作り出すことにより、キ
ャビティ全体に満たされた樹脂の固化速度の均等化が図
られ、成形した樹脂製品の表面に対して微細形状の付き
ムラが生じることが回避される。
【0008】上記樹脂製品の成形方法において、前記キ
ャビティの狭小部における冷却温度を、前記幅広部にお
ける冷却温度よりも高くすることは好ましい(請求項
2)。この方法によれば、キャビティの幅広部よりも狭
小部の冷却効率が相対的に低下し、狭小部及びその近傍
では充填された樹脂が徐々に冷却される格好となる。こ
のため、狭小部及びその近傍においても樹脂製品の表面
に対し、キャビティ内壁面の微細形状がより確実に転写
され、樹脂製品全体として微細形状の付きムラが回避さ
れる。
ャビティの狭小部における冷却温度を、前記幅広部にお
ける冷却温度よりも高くすることは好ましい(請求項
2)。この方法によれば、キャビティの幅広部よりも狭
小部の冷却効率が相対的に低下し、狭小部及びその近傍
では充填された樹脂が徐々に冷却される格好となる。こ
のため、狭小部及びその近傍においても樹脂製品の表面
に対し、キャビティ内壁面の微細形状がより確実に転写
され、樹脂製品全体として微細形状の付きムラが回避さ
れる。
【0009】また、前記樹脂製品はエアバッグ内蔵パッ
ド用のカバー材であり、その表面には微細形状としての
シボが付与され、その裏面にはティアライン溝が付与さ
れていることは更に好ましい(請求項3)。このような
エアバッグ内蔵パッド用のカバー材に対して本件方法の
有用性が高い。即ち、かかるカバー材の成形に本件方法
を適用すれば、裏面にティアライン溝を持つと共に表面
にムラ無くシボ付けがされた樹脂製のカバー材を、一度
の成形で効率的に作り出すことができる。
ド用のカバー材であり、その表面には微細形状としての
シボが付与され、その裏面にはティアライン溝が付与さ
れていることは更に好ましい(請求項3)。このような
エアバッグ内蔵パッド用のカバー材に対して本件方法の
有用性が高い。即ち、かかるカバー材の成形に本件方法
を適用すれば、裏面にティアライン溝を持つと共に表面
にムラ無くシボ付けがされた樹脂製のカバー材を、一度
の成形で効率的に作り出すことができる。
【0010】第2の発明(樹脂製品の成形装置)は、シ
ボ付け用の微細な凹凸が付与された成形面を有する第1
の型と、ティアライン溝形成用の突条が設けられた成形
面を有する第2の型とを備え、前記第1及び第2の型の
成形面間に区画されたキャビティに樹脂を充填すること
で、一方の面にシボが付与されると共に他方の面にティ
アライン溝が付与されたエアバッグ内蔵パッド用樹脂製
品を成形する装置であって、前記第1の型には、その成
形面の背後において、前記ティアライン溝形成用突条に
沿うようにして延びる配管を含む複数の配管を配設する
と共に、前記ティアライン溝形成用突条に沿って延びる
配管には相対的に高温の媒体を流通可能とする一方、そ
の他の配管には相対的に低温の媒体を流通可能としたこ
とを特徴とする(請求項4)。
ボ付け用の微細な凹凸が付与された成形面を有する第1
の型と、ティアライン溝形成用の突条が設けられた成形
面を有する第2の型とを備え、前記第1及び第2の型の
成形面間に区画されたキャビティに樹脂を充填すること
で、一方の面にシボが付与されると共に他方の面にティ
アライン溝が付与されたエアバッグ内蔵パッド用樹脂製
品を成形する装置であって、前記第1の型には、その成
形面の背後において、前記ティアライン溝形成用突条に
沿うようにして延びる配管を含む複数の配管を配設する
と共に、前記ティアライン溝形成用突条に沿って延びる
配管には相対的に高温の媒体を流通可能とする一方、そ
の他の配管には相対的に低温の媒体を流通可能としたこ
とを特徴とする(請求項4)。
【0011】この成形装置によれば、第1及び第2の型
の成形面間に区画されたキャビティにおいて、第2の型
のティアライン溝形成用突条の頂上と第1の型の成形面
との間に狭小部ができ、その狭小部以外の場所では対向
する成形面間に幅広部が確保される。そして、第1の型
の成形面の背後に配設された配管は、キャビティ、特に
第1の型の成形面の冷却又は温度調節に関与する。この
装置では、ティアライン溝形成用突条に沿って延びる配
管に流れる媒体の温度を、その他の配管に流れる媒体の
温度よりも相対的に高くしているので、キャビティの幅
広部よりも狭小部の冷却効率が相対的に低下し、狭小部
及びその近傍では充填された樹脂が徐々に冷却される格
好となる。このため、狭小部及びその近傍においても樹
脂製品の表面に対し、第1の型の成形面の微細な凹凸形
状がより確実に転写され、樹脂製品全体としてシボの付
きムラの発生が抑制される。
の成形面間に区画されたキャビティにおいて、第2の型
のティアライン溝形成用突条の頂上と第1の型の成形面
との間に狭小部ができ、その狭小部以外の場所では対向
する成形面間に幅広部が確保される。そして、第1の型
の成形面の背後に配設された配管は、キャビティ、特に
第1の型の成形面の冷却又は温度調節に関与する。この
装置では、ティアライン溝形成用突条に沿って延びる配
管に流れる媒体の温度を、その他の配管に流れる媒体の
温度よりも相対的に高くしているので、キャビティの幅
広部よりも狭小部の冷却効率が相対的に低下し、狭小部
及びその近傍では充填された樹脂が徐々に冷却される格
好となる。このため、狭小部及びその近傍においても樹
脂製品の表面に対し、第1の型の成形面の微細な凹凸形
状がより確実に転写され、樹脂製品全体としてシボの付
きムラの発生が抑制される。
【0012】前記第2の型の成形面上のティアライン溝
形成用突条は、当該成形装置のゲートからキャビティ内
に導入される樹脂の主たる導入方向に対し、ほぼ直交す
る方向に延びていることは好ましい(請求項5)。樹脂
の主たる導入方向に対しほぼ直交する方向に延びるティ
アライン溝形成用突条の近傍において、従来技術で指摘
したような艶ムラが発生しやすい。このため、請求項5
のような構造においてこそ本件発明の有用性が高い。
形成用突条は、当該成形装置のゲートからキャビティ内
に導入される樹脂の主たる導入方向に対し、ほぼ直交す
る方向に延びていることは好ましい(請求項5)。樹脂
の主たる導入方向に対しほぼ直交する方向に延びるティ
アライン溝形成用突条の近傍において、従来技術で指摘
したような艶ムラが発生しやすい。このため、請求項5
のような構造においてこそ本件発明の有用性が高い。
【0013】また、前記複数の配管は、前記微細な凹凸
が付与された成形面から各配管までの距離がすべて等し
くなるように配設されていることは好ましい(請求項
6)。第1の型の成形面から各配管までの距離が等しい
ことで、各配管を流れる媒体の温度制御により、キャビ
ティ各部における所望の冷却状況を作り出すことが容易
となる。
が付与された成形面から各配管までの距離がすべて等し
くなるように配設されていることは好ましい(請求項
6)。第1の型の成形面から各配管までの距離が等しい
ことで、各配管を流れる媒体の温度制御により、キャビ
ティ各部における所望の冷却状況を作り出すことが容易
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、樹脂製品の成形方法及び
成形装置に関する一実施形態を説明する。成形対象とな
る樹脂製品は、図1(A)及び(B)に示すような自動
車のステアリングホイール11のパッド部12を構成す
る樹脂製のカバー材20である。図1のステアリングホ
イール11は3本のスポークに支えられた三芯タイプの
ホイールであり、その中央にはパッド部12が設けられ
ている。パッド部12の内部にはエアバッグ装置15が
納められる。エアバッグ装置15は、折り畳まれて収縮
した状態のバッグ16と、そのバッグ16に膨張ガスを
供給するインフレータ17とを備え、衝突時には爆発的
にガスを発生させて前記バッグ16を膨張させる仕掛け
となっている。
成形装置に関する一実施形態を説明する。成形対象とな
る樹脂製品は、図1(A)及び(B)に示すような自動
車のステアリングホイール11のパッド部12を構成す
る樹脂製のカバー材20である。図1のステアリングホ
イール11は3本のスポークに支えられた三芯タイプの
ホイールであり、その中央にはパッド部12が設けられ
ている。パッド部12の内部にはエアバッグ装置15が
納められる。エアバッグ装置15は、折り畳まれて収縮
した状態のバッグ16と、そのバッグ16に膨張ガスを
供給するインフレータ17とを備え、衝突時には爆発的
にガスを発生させて前記バッグ16を膨張させる仕掛け
となっている。
【0015】パッド部12を構成するカバー材20は、
図1(A)に示すような正面形状および図1(B)に示
すようにやや丸みを帯びた断面形状という複雑な三次元
形状を持つ。カバー材20の裏面(非装飾面)には、エ
アバッグ装置15を囲む位置においてリブ21が設けら
れると共に、エアバッグ装置15と対向するカバー材中
央位置において3条のティアライン溝22a,22bが
形成されている。中央位置におけるカバー材20の肉厚
はほぼ均一であるが、ティアライン溝22a,22bが
設けられた部分は相対的に肉薄となっている。ティアラ
イン溝22a,22bは図1(A)に破線で示すように
略H字状に延びている。衝突時、バッグ16の膨張圧力
により前記H字状のティアライン溝22a,22bに沿
ってカバー材20が破れると、その中央に上下2面の扉
が出現する。膨張するバッグ16はそれらの扉を押し開
いてパッド部12から外へ飛び出す。なお、カバー材2
0の表面(装飾面)にはシボ付け(図示略)がされてい
る。カバー材20の構成材料としては、例えばTPE等
の軟質樹脂が使用される。
図1(A)に示すような正面形状および図1(B)に示
すようにやや丸みを帯びた断面形状という複雑な三次元
形状を持つ。カバー材20の裏面(非装飾面)には、エ
アバッグ装置15を囲む位置においてリブ21が設けら
れると共に、エアバッグ装置15と対向するカバー材中
央位置において3条のティアライン溝22a,22bが
形成されている。中央位置におけるカバー材20の肉厚
はほぼ均一であるが、ティアライン溝22a,22bが
設けられた部分は相対的に肉薄となっている。ティアラ
イン溝22a,22bは図1(A)に破線で示すように
略H字状に延びている。衝突時、バッグ16の膨張圧力
により前記H字状のティアライン溝22a,22bに沿
ってカバー材20が破れると、その中央に上下2面の扉
が出現する。膨張するバッグ16はそれらの扉を押し開
いてパッド部12から外へ飛び出す。なお、カバー材2
0の表面(装飾面)にはシボ付け(図示略)がされてい
る。カバー材20の構成材料としては、例えばTPE等
の軟質樹脂が使用される。
【0016】図2〜図4は、上記カバー材20の射出成
形に用いられる成形装置の概要を示す。図3及び図4に
示すように、成形装置は、第1の型としての固定型30
と、第2の型としての可動型40とを備えており、固定
型30及び可動型40を接合した状態において成形装置
内には、各型の成形面によってキャビティCが区画され
る。このキャビティCはカバー材20の三次元形状を写
し取った成形用空間であり、成形装置に穿設されたゲー
トGを介して前記キャビティC内に樹脂を導入して固化
することにより、カバー材20が成形される。なお、樹
脂導入用のゲートGは、固定型30と可動型40との境
界に設けられている(図4参照)。
形に用いられる成形装置の概要を示す。図3及び図4に
示すように、成形装置は、第1の型としての固定型30
と、第2の型としての可動型40とを備えており、固定
型30及び可動型40を接合した状態において成形装置
内には、各型の成形面によってキャビティCが区画され
る。このキャビティCはカバー材20の三次元形状を写
し取った成形用空間であり、成形装置に穿設されたゲー
トGを介して前記キャビティC内に樹脂を導入して固化
することにより、カバー材20が成形される。なお、樹
脂導入用のゲートGは、固定型30と可動型40との境
界に設けられている(図4参照)。
【0017】固定型30は、肉厚なニッケル層でできた
付形用の金型部31と、その金型部31の背後に配設さ
れた一群の配管51〜57と、前記金型部の背後及び配
管の周囲を埋めるバックアップ部32とから構成されて
いる。金型部31は、成形対象であるカバー材20の表
面側の形状に対応して湾曲すると共に、その下面(キャ
ビティCの上壁面に相当)にはシボ付けのための微細な
凹凸が付与されており、カバー材20の表面側半分の形
状付与に関与する。このような金型部31は、図5に示
す一連の工程を経て作られる。
付形用の金型部31と、その金型部31の背後に配設さ
れた一群の配管51〜57と、前記金型部の背後及び配
管の周囲を埋めるバックアップ部32とから構成されて
いる。金型部31は、成形対象であるカバー材20の表
面側の形状に対応して湾曲すると共に、その下面(キャ
ビティCの上壁面に相当)にはシボ付けのための微細な
凹凸が付与されており、カバー材20の表面側半分の形
状付与に関与する。このような金型部31は、図5に示
す一連の工程を経て作られる。
【0018】即ち図5(A)に示すように、カバー材2
0の表面側半分の湾曲形状を象った木型61の表面に本
革62を巻き付けた後、それを基台63の凹部内に嵌合
固定する。次に図5(B)に示すように、本革62付き
木型61を嵌め込んだ基台63の上にシリコン樹脂64
を盛り上げ、木型の湾曲形状と本革の表面形状(シボ)
をシリコン樹脂64に写し取る。このシリコン樹脂64
を基台63から取り外して仮型とし、図5(C)に示す
ように、そのシリコン樹脂仮型64の下側にエポキシ樹
脂65を満たして固化させ、シリコン樹脂仮型64から
エポキシ樹脂65側に木型の湾曲形状及び本革の表面形
状を写し取る。その後、シリコン樹脂仮型64を取り除
き、エポキシ樹脂の仮型65を完成させる。
0の表面側半分の湾曲形状を象った木型61の表面に本
革62を巻き付けた後、それを基台63の凹部内に嵌合
固定する。次に図5(B)に示すように、本革62付き
木型61を嵌め込んだ基台63の上にシリコン樹脂64
を盛り上げ、木型の湾曲形状と本革の表面形状(シボ)
をシリコン樹脂64に写し取る。このシリコン樹脂64
を基台63から取り外して仮型とし、図5(C)に示す
ように、そのシリコン樹脂仮型64の下側にエポキシ樹
脂65を満たして固化させ、シリコン樹脂仮型64から
エポキシ樹脂65側に木型の湾曲形状及び本革の表面形
状を写し取る。その後、シリコン樹脂仮型64を取り除
き、エポキシ樹脂の仮型65を完成させる。
【0019】続いて図5(D)に示すように、エポキシ
樹脂の仮型65の上に、ベーパーフォーミングの手法に
よりニッケルを析出させてニッケル製の付形用金型部3
1を形成する。ベーパーフォーミングとは気相メッキの
一種であり、CVD(化学蒸着)及びNVD(ニッケル
蒸着)を含めた蒸着手法をいう。析出させる金属がニッ
ケルである場合の具体的手法は、エポキシ樹脂の仮型6
5を反応室に入れ、その反応室内を不活性ガス雰囲気又
は真空状態とすると共に、エポキシ樹脂仮型65を摂氏
170〜180度に加熱する。その状態の反応室内に、
粉末ニッケルと一酸化炭素とを反応させて生成したニッ
ケルカルボニル、Ni(CO)4 のガスを導入する。
すると、加熱された仮型65の表面でニッケルカルボニ
ルが熱分解反応を起こし、一酸化炭素を分離しつつニッ
ケルが仮型65の表面に析出する。この手法によれば、
得られるニッケル層の厚みが均一化すると共に、ニッケ
ルの析出速度も電気メッキの20倍程度速いという特徴
がある。本実施形態では、ベーパーフォーミングの条件
を、金型部31の厚みが約10mmとなるように選択し
た。ニッケルを必要な厚みまで析出させたらこれを反応
室から取り出し、エポキシ樹脂仮型65を取り除くこと
により、ニッケル製の付形用金型部31ができあがる。
その金型部31の下面には、シボ付けのための微細な凹
凸形状が正確に転写されている。
樹脂の仮型65の上に、ベーパーフォーミングの手法に
よりニッケルを析出させてニッケル製の付形用金型部3
1を形成する。ベーパーフォーミングとは気相メッキの
一種であり、CVD(化学蒸着)及びNVD(ニッケル
蒸着)を含めた蒸着手法をいう。析出させる金属がニッ
ケルである場合の具体的手法は、エポキシ樹脂の仮型6
5を反応室に入れ、その反応室内を不活性ガス雰囲気又
は真空状態とすると共に、エポキシ樹脂仮型65を摂氏
170〜180度に加熱する。その状態の反応室内に、
粉末ニッケルと一酸化炭素とを反応させて生成したニッ
ケルカルボニル、Ni(CO)4 のガスを導入する。
すると、加熱された仮型65の表面でニッケルカルボニ
ルが熱分解反応を起こし、一酸化炭素を分離しつつニッ
ケルが仮型65の表面に析出する。この手法によれば、
得られるニッケル層の厚みが均一化すると共に、ニッケ
ルの析出速度も電気メッキの20倍程度速いという特徴
がある。本実施形態では、ベーパーフォーミングの条件
を、金型部31の厚みが約10mmとなるように選択し
た。ニッケルを必要な厚みまで析出させたらこれを反応
室から取り出し、エポキシ樹脂仮型65を取り除くこと
により、ニッケル製の付形用金型部31ができあがる。
その金型部31の下面には、シボ付けのための微細な凹
凸形状が正確に転写されている。
【0020】固定型30と組み合わされる可動型40は
鉄系材料で作られている。この可動型40には、図3及
び図4に示すように、前記金型部31の下面(成形面)
と対向し且つそれとの間にキャビティCを区画するため
の上面(成形面)が形成されている。この成形面上に
は、カバー材20の裏面にティアライン溝22a,22
bを付与するための突条41a,41bがやはり略H字
状の軌跡を描くように設けられている。キャビティCに
おける固定型30の成形面と可動型40の成形面との間
隔は、カバー材20の肉厚に対応させてほぼ一定となっ
ているが、前記突条41a,41bに沿った位置におい
ては、間隔が非常に狭い狭小部CNが存在する。つま
り、各突条41a,41bの頂上部分とそれに対向する
金型部31の下面との間隔は非常に狭く設定され、その
部分が狭小部CNとなっている。
鉄系材料で作られている。この可動型40には、図3及
び図4に示すように、前記金型部31の下面(成形面)
と対向し且つそれとの間にキャビティCを区画するため
の上面(成形面)が形成されている。この成形面上に
は、カバー材20の裏面にティアライン溝22a,22
bを付与するための突条41a,41bがやはり略H字
状の軌跡を描くように設けられている。キャビティCに
おける固定型30の成形面と可動型40の成形面との間
隔は、カバー材20の肉厚に対応させてほぼ一定となっ
ているが、前記突条41a,41bに沿った位置におい
ては、間隔が非常に狭い狭小部CNが存在する。つま
り、各突条41a,41bの頂上部分とそれに対向する
金型部31の下面との間隔は非常に狭く設定され、その
部分が狭小部CNとなっている。
【0021】また、図4に示すように、可動型40に形
成された凹部42内には、傾斜コア43と呼ばれる型付
け用の補助具が嵌入されている。この傾斜コア43は凹
部42の内壁面との間に、やや長尺な空間を形成する。
この長尺な空間はキャビティCとつながっており、その
中に満たされた樹脂によってカバー材20の裏面に突出
するリブ21が構成される。
成された凹部42内には、傾斜コア43と呼ばれる型付
け用の補助具が嵌入されている。この傾斜コア43は凹
部42の内壁面との間に、やや長尺な空間を形成する。
この長尺な空間はキャビティCとつながっており、その
中に満たされた樹脂によってカバー材20の裏面に突出
するリブ21が構成される。
【0022】更に、固定型30にあっては金型部31の
背後(成形面と反対側)において、複数の配管51〜5
7(本実施形態では7本)が配設されている。これらの
配管51〜57は、キャビティCの温度を調節する目的
で設けられ、所定温度の温度調節媒体(例えば水)を成
形装置内に流通させるべく設けられている。これら7本
の配管51〜57は各々が独立した配管であり、それぞ
れに温度の異なる媒体を流通させることができる。つま
り各配管はそれぞれ異なる熱源又は冷却源(図示略)と
接続されている。図4に示すように、7本の配管51〜
57は、Y方向において湾曲した金型部31に沿って並
んでいるが、個々の配管は主としてX方向に延びている
(図2参照)。
背後(成形面と反対側)において、複数の配管51〜5
7(本実施形態では7本)が配設されている。これらの
配管51〜57は、キャビティCの温度を調節する目的
で設けられ、所定温度の温度調節媒体(例えば水)を成
形装置内に流通させるべく設けられている。これら7本
の配管51〜57は各々が独立した配管であり、それぞ
れに温度の異なる媒体を流通させることができる。つま
り各配管はそれぞれ異なる熱源又は冷却源(図示略)と
接続されている。図4に示すように、7本の配管51〜
57は、Y方向において湾曲した金型部31に沿って並
んでいるが、個々の配管は主としてX方向に延びている
(図2参照)。
【0023】配管51〜57の各々は、金型部31の上
面に対しハンダ付けまたは銀ろう付けにより仮止めさ
れ、その周囲にバックアップ材料を満たすことで固定型
30の内部に固定されている。使用可能なバックアップ
材料としては、フィラー入りのセメント系材料があげら
れる。かかるセメント系材料を使用した場合には、コン
クリートの中に配管群が埋設されると共に、コンクリー
トによって金型部31の背後が支えられる格好となる。
なお、全ての配管51〜57について、金型部31の成
形面から各配管の中心までの距離(最短距離)はほぼ等
しくなっている。この距離的関係に従えば、各配管51
〜57を流れる媒体の温度及び単位時間当りの流量が仮
に全て同じ場合には、キャビティCに沿って設けられた
金型部31の表面温度をほぼ均一にすることができる。
但し、本実施形態では、このような金型部31の表面温
度の分布を均一化する手法は採らない。
面に対しハンダ付けまたは銀ろう付けにより仮止めさ
れ、その周囲にバックアップ材料を満たすことで固定型
30の内部に固定されている。使用可能なバックアップ
材料としては、フィラー入りのセメント系材料があげら
れる。かかるセメント系材料を使用した場合には、コン
クリートの中に配管群が埋設されると共に、コンクリー
トによって金型部31の背後が支えられる格好となる。
なお、全ての配管51〜57について、金型部31の成
形面から各配管の中心までの距離(最短距離)はほぼ等
しくなっている。この距離的関係に従えば、各配管51
〜57を流れる媒体の温度及び単位時間当りの流量が仮
に全て同じ場合には、キャビティCに沿って設けられた
金型部31の表面温度をほぼ均一にすることができる。
但し、本実施形態では、このような金型部31の表面温
度の分布を均一化する手法は採らない。
【0024】図3及び図4に示すように、前記7本の配
管51〜57のうち中央に配置された配管54は、X方
向に延びるティアライン溝22a成形用の突条41aに
沿って延びている。但し、前記突条41aの両端付近で
は、図3に示すように配管54は上(Z方向)に逃げる
ように曲げられている。他方、Y方向に延びるティアラ
イン溝22b成形用の突条41bに対しては、特段の温
度調節用配管は並設されていない。これは、突条41a
がゲートGから樹脂を導入した場合の樹脂の流動方向と
直交する方向(即ちX方向)に延びるのに対し、突条4
1bは樹脂の流動方向(即ちY方向)に延びていること
を配慮してのことである。
管51〜57のうち中央に配置された配管54は、X方
向に延びるティアライン溝22a成形用の突条41aに
沿って延びている。但し、前記突条41aの両端付近で
は、図3に示すように配管54は上(Z方向)に逃げる
ように曲げられている。他方、Y方向に延びるティアラ
イン溝22b成形用の突条41bに対しては、特段の温
度調節用配管は並設されていない。これは、突条41a
がゲートGから樹脂を導入した場合の樹脂の流動方向と
直交する方向(即ちX方向)に延びるのに対し、突条4
1bは樹脂の流動方向(即ちY方向)に延びていること
を配慮してのことである。
【0025】この成形装置の使用に際しては、前記突条
41aの狭小部CNと対向配置関係にある中央の配管5
4には、摂氏90〜150度程度の温水、加圧蒸気等の
熱媒が流される。他方、残り6本の配管51〜53及び
55〜57には、摂氏15〜25度の冷水が流される。
但し、冷水が流される6本の配管にあっても、傾斜コア
43と対向配置関係にある2本の配管52,56には、
摂氏15〜20度のやや冷ための冷水が流され、残り4
本の配管51,53,55及び57には、摂氏25度程
度のやや温めの冷水が流される。即ちこの成形装置のキ
ャビティCにおいては、ティアライン溝22aの形成に
関わる狭小部CNの温度を局部的に高くして樹脂の冷却
効率を意図的に低下させている。又、狭小部CN以外の
キャビティCにおいても、場所に応じて冷却効率に若干
の差を設けている。2本の配管52,56に流す冷水の
温度を4本の配管51,53,55及び57に流す冷水
の温度よりも若干低くしたのは、2本の配管52,56
の対向位置にリブ21を形成するための深い空間があ
り、そこに充填された樹脂の冷却を早めるためには位置
的に最も近い2本の配管52,56の冷却能力を若干高
めることが望ましいとの判断による。
41aの狭小部CNと対向配置関係にある中央の配管5
4には、摂氏90〜150度程度の温水、加圧蒸気等の
熱媒が流される。他方、残り6本の配管51〜53及び
55〜57には、摂氏15〜25度の冷水が流される。
但し、冷水が流される6本の配管にあっても、傾斜コア
43と対向配置関係にある2本の配管52,56には、
摂氏15〜20度のやや冷ための冷水が流され、残り4
本の配管51,53,55及び57には、摂氏25度程
度のやや温めの冷水が流される。即ちこの成形装置のキ
ャビティCにおいては、ティアライン溝22aの形成に
関わる狭小部CNの温度を局部的に高くして樹脂の冷却
効率を意図的に低下させている。又、狭小部CN以外の
キャビティCにおいても、場所に応じて冷却効率に若干
の差を設けている。2本の配管52,56に流す冷水の
温度を4本の配管51,53,55及び57に流す冷水
の温度よりも若干低くしたのは、2本の配管52,56
の対向位置にリブ21を形成するための深い空間があ
り、そこに充填された樹脂の冷却を早めるためには位置
的に最も近い2本の配管52,56の冷却能力を若干高
めることが望ましいとの判断による。
【0026】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下のような効果を得ることができる。 ・ ティアライン溝形成用突条41aによって作り出さ
れた狭小部CNに沿って配管54を並設すると共に該配
管54に90度近い温水を流すことで、狭小部CNを通
過する又は狭小部CNに充填される樹脂が徐冷される。
このため、狭小部CN及びその近傍においても、樹脂に
対して金型部31の成形面の微細な凹凸形状がより確実
に転写される。故に、本件の成形装置を用いて射出成形
したカバー材20の装飾面には、均一にシボが付与され
艶ムラ等の不具合を生じない。つまり、樹脂製品として
のカバー材20に対し、肉厚な部分か肉薄な部分かによ
らず均等なシボ付けが可能となる。
ば、以下のような効果を得ることができる。 ・ ティアライン溝形成用突条41aによって作り出さ
れた狭小部CNに沿って配管54を並設すると共に該配
管54に90度近い温水を流すことで、狭小部CNを通
過する又は狭小部CNに充填される樹脂が徐冷される。
このため、狭小部CN及びその近傍においても、樹脂に
対して金型部31の成形面の微細な凹凸形状がより確実
に転写される。故に、本件の成形装置を用いて射出成形
したカバー材20の装飾面には、均一にシボが付与され
艶ムラ等の不具合を生じない。つまり、樹脂製品として
のカバー材20に対し、肉厚な部分か肉薄な部分かによ
らず均等なシボ付けが可能となる。
【0027】なお、狭小部CNと対向する中央配管54
に温水を流すことから、金型部31の表面温度がやや高
くなり射出成形のサイクルタイムが長くなることが危惧
されるが、サイクルタイムの僅かな長期化よりも艶ムラ
の発生を回避することの方が価値ある選択であることは
言うまでもない。
に温水を流すことから、金型部31の表面温度がやや高
くなり射出成形のサイクルタイムが長くなることが危惧
されるが、サイクルタイムの僅かな長期化よりも艶ムラ
の発生を回避することの方が価値ある選択であることは
言うまでもない。
【0028】・ 固定型30の金型部31をほぼ均一な
厚さのニッケル層で構成すると共に、このニッケル層
(又はキャビティC)から各配管51〜57までの距離
を一定としたので、各配管51〜57を流れる媒体の温
度を変更することで、キャビティCに沿って設けられた
金型部31の成形面に所望の温度分布を持たせることが
容易となる。
厚さのニッケル層で構成すると共に、このニッケル層
(又はキャビティC)から各配管51〜57までの距離
を一定としたので、各配管51〜57を流れる媒体の温
度を変更することで、キャビティCに沿って設けられた
金型部31の成形面に所望の温度分布を持たせることが
容易となる。
【0029】・ ニッケル製の金型部31はベーパーフ
ォーミングの手法によって析出形成されているので、三
次元的に湾曲した形状にもかかわらず、均一な厚みとす
ることができる。この点、仮に電解メッキ等の電気的析
出手法を用いた場合には角張ったコーナー部等において
厚さが不均一になり易いのと好対照である。
ォーミングの手法によって析出形成されているので、三
次元的に湾曲した形状にもかかわらず、均一な厚みとす
ることができる。この点、仮に電解メッキ等の電気的析
出手法を用いた場合には角張ったコーナー部等において
厚さが不均一になり易いのと好対照である。
【0030】・ 金型部31はある程度の厚みを持ちそ
れ自体の剛性が高い。それ故、固定型30の製作過程で
金型部31に対し各配管51〜57をハンダ付けまたは
銀ろう付けで仮止めしても、配管の重み等によって金型
部31が変形しキャビティCを構成する成形面の形状が
崩れるといった不都合を生じることはない。
れ自体の剛性が高い。それ故、固定型30の製作過程で
金型部31に対し各配管51〜57をハンダ付けまたは
銀ろう付けで仮止めしても、配管の重み等によって金型
部31が変形しキャビティCを構成する成形面の形状が
崩れるといった不都合を生じることはない。
【0031】・ 温水用配管54の周囲に満たされたバ
ックアップ材料はセメント系であり、鉄などの金属に比
べて熱伝導率が低い。このため、温水用配管54に対し
てセメント系のバックアップ部32は断熱材又は保温材
として機能し、温水用配管54の機能を補助することが
できる。なお、バックアップ材料としては、他にエポキ
シ樹脂系の材料を使用することもできる。
ックアップ材料はセメント系であり、鉄などの金属に比
べて熱伝導率が低い。このため、温水用配管54に対し
てセメント系のバックアップ部32は断熱材又は保温材
として機能し、温水用配管54の機能を補助することが
できる。なお、バックアップ材料としては、他にエポキ
シ樹脂系の材料を使用することもできる。
【0032】(変形例)なお、前記実施形態は、以下の
ように変形してもよい。 ・上記実施形態では6本の冷水用配管51〜53,55
〜57を互いに独立した配管としたが、図6に示すよう
に、これら6本の配管を全て連結して1本の蛇行した配
管としてもよい。この場合、連結した1本の配管を流れ
る冷水の温度は一定となり、傾斜コア43と向き合った
部分を他部位よりも冷やすことはできないが、冷水用配
管の取り回しが楽になり成形装置が簡素化する。
ように変形してもよい。 ・上記実施形態では6本の冷水用配管51〜53,55
〜57を互いに独立した配管としたが、図6に示すよう
に、これら6本の配管を全て連結して1本の蛇行した配
管としてもよい。この場合、連結した1本の配管を流れ
る冷水の温度は一定となり、傾斜コア43と向き合った
部分を他部位よりも冷やすことはできないが、冷水用配
管の取り回しが楽になり成形装置が簡素化する。
【0033】・上記実施形態ではY方向に延びる2つの
ティアライン溝形成用突条41bに対応した温水用配管
を設けなかったが、これら2つの突条41bに沿った配
管を固定型30内に設けてもよい。例えば、図7に太矢
印及び破線矢印で示したように、温水用配管54の経路
を一筆書き状に設定してもよい。図7における太矢印
は、その配管経路がキャビティCに極めて近い下階層に
配設されていることを意味し、破線矢印は、配管経路が
前記太矢印の階層よりも上の上階層に配設されているこ
とを意味する(なお、太矢印及び破線矢印の意味は図8
及び図9においても同じ)。図7のような温水用配管5
4の経路設定によれば、3つのティアライン溝形成用突
条41a,41bに対応した部位のみが温水であたため
られ、その他の部位が温水の影響を受けることはない。
なお、図7には冷水用配管を図示しないが、その経路設
定は上記実施形態又は図6の変形例に準ずる。
ティアライン溝形成用突条41bに対応した温水用配管
を設けなかったが、これら2つの突条41bに沿った配
管を固定型30内に設けてもよい。例えば、図7に太矢
印及び破線矢印で示したように、温水用配管54の経路
を一筆書き状に設定してもよい。図7における太矢印
は、その配管経路がキャビティCに極めて近い下階層に
配設されていることを意味し、破線矢印は、配管経路が
前記太矢印の階層よりも上の上階層に配設されているこ
とを意味する(なお、太矢印及び破線矢印の意味は図8
及び図9においても同じ)。図7のような温水用配管5
4の経路設定によれば、3つのティアライン溝形成用突
条41a,41bに対応した部位のみが温水であたため
られ、その他の部位が温水の影響を受けることはない。
なお、図7には冷水用配管を図示しないが、その経路設
定は上記実施形態又は図6の変形例に準ずる。
【0034】・3つのティアライン溝形成用突条41
a,41bの全てに温水用配管54を対応させる方法と
しては、図8に示すような経路設定方法もある。図8で
は、二つの分流点P1,P3と二つの合流点P2,P4
が用意されている。即ち入口から導入した温水を、上階
層にある第1の分流点P1で二分し、下階層にある左側
突条41bの両端部にそれぞれ向かわせる。その後、左
側突条41bと中央突条41aとの交点に対応した第1
の合流点P2において二方向からの温水を合流させ、中
央突条41aと右側突条41bとの交点に対応した第2
の分流点P3に向かわせる。そして、その第2の分流点
P3で温水を二分し、右側突条41bの両端部に向かわ
せる。その後、下階層において分流された温水を上階層
にある第2の合流点P4で合流させ出口に導く。
a,41bの全てに温水用配管54を対応させる方法と
しては、図8に示すような経路設定方法もある。図8で
は、二つの分流点P1,P3と二つの合流点P2,P4
が用意されている。即ち入口から導入した温水を、上階
層にある第1の分流点P1で二分し、下階層にある左側
突条41bの両端部にそれぞれ向かわせる。その後、左
側突条41bと中央突条41aとの交点に対応した第1
の合流点P2において二方向からの温水を合流させ、中
央突条41aと右側突条41bとの交点に対応した第2
の分流点P3に向かわせる。そして、その第2の分流点
P3で温水を二分し、右側突条41bの両端部に向かわ
せる。その後、下階層において分流された温水を上階層
にある第2の合流点P4で合流させ出口に導く。
【0035】・上記実施形態及び別例はいずれも、略H
字状に延びるティアライン溝に亀裂が入って上下2面の
扉が出現するカバー材の成形装置を示したが、図9に示
すように、合計6本のティアライン溝(細い破線で示
す)に亀裂が入って合計3面の扉が出現するカバー材の
成形装置に本発明が適用されてもよい。この場合には、
温水用配管を並設すべき箇所が増え且つその配置も複雑
となるため、例えば図9に示すような2系統の配管54
(1)及び54(2)を用いた複雑な経路設定が必要と
なる。
字状に延びるティアライン溝に亀裂が入って上下2面の
扉が出現するカバー材の成形装置を示したが、図9に示
すように、合計6本のティアライン溝(細い破線で示
す)に亀裂が入って合計3面の扉が出現するカバー材の
成形装置に本発明が適用されてもよい。この場合には、
温水用配管を並設すべき箇所が増え且つその配置も複雑
となるため、例えば図9に示すような2系統の配管54
(1)及び54(2)を用いた複雑な経路設定が必要と
なる。
【0036】・図5(D)の工程において金型部31を
析出形成する手法を、ベーパーフォーミングに代えて電
解又は無電解メッキとしてもよい。 ・上記実施形態では、固定型30にセメント系のバック
アップ部32を設けたが、バックアップ部32の全体を
金属としその金属部の中に配管51〜57を予め埋め込
んでおいてもよい。あるいは、固定型30の全体を金属
とし、その金属塊に通路を穿設することで配管相当物を
形成してもよい。
析出形成する手法を、ベーパーフォーミングに代えて電
解又は無電解メッキとしてもよい。 ・上記実施形態では、固定型30にセメント系のバック
アップ部32を設けたが、バックアップ部32の全体を
金属としその金属部の中に配管51〜57を予め埋め込
んでおいてもよい。あるいは、固定型30の全体を金属
とし、その金属塊に通路を穿設することで配管相当物を
形成してもよい。
【0037】また、前記実施形態及び各変形例から、さ
らに把握される技術的思想の要点を次に列挙する。 (イ) 請求項4〜6の成形装置において、前記第1の
型は、シボ付け用の微細な凹凸が付与された成形面を有
する金型部を備えており、その金型部はベーパーフォー
ミングの手法を用い厚みの均一な金属体として作られて
いること。
らに把握される技術的思想の要点を次に列挙する。 (イ) 請求項4〜6の成形装置において、前記第1の
型は、シボ付け用の微細な凹凸が付与された成形面を有
する金型部を備えており、その金型部はベーパーフォー
ミングの手法を用い厚みの均一な金属体として作られて
いること。
【0038】(ロ) 前記(イ)において、前記厚みの
均一な金型部の背面に対して前記複数の配管を固定する
ことにより、前記微細な凹凸が付与された成形面から各
配管までの距離を等しくしていること。
均一な金型部の背面に対して前記複数の配管を固定する
ことにより、前記微細な凹凸が付与された成形面から各
配管までの距離を等しくしていること。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の樹脂製品
の成形方法によれば、樹脂製品の表面におけるシボ等の
微細形状のムラの発生を抑制しつつ、局部的に肉薄な部
分を持つ樹脂製品をより確実に成形することが可能とな
る。また、本発明の樹脂製品の成形装置によれば、上記
成形方法の実施が容易となり、一方の面にシボがほぼ均
一な状態で付与されると共に他方の面にティアライン溝
が付与されたエアバッグ内蔵パッド用樹脂製品を高い品
質で成形することが可能となる。
の成形方法によれば、樹脂製品の表面におけるシボ等の
微細形状のムラの発生を抑制しつつ、局部的に肉薄な部
分を持つ樹脂製品をより確実に成形することが可能とな
る。また、本発明の樹脂製品の成形装置によれば、上記
成形方法の実施が容易となり、一方の面にシボがほぼ均
一な状態で付与されると共に他方の面にティアライン溝
が付与されたエアバッグ内蔵パッド用樹脂製品を高い品
質で成形することが可能となる。
【図1】 自動車のステアリングホイールを示し、
(A)はその正面図、(B)はB−B線での断面図。
(A)はその正面図、(B)はB−B線での断面図。
【図2】 成形装置の一部切り欠き平面図。
【図3】 図2の3−3線での断面図。
【図4】 図2の4−4線での拡大断面図。
【図5】 固定型用金型部の一連の作製工程を示す断面
図。
図。
【図6】 成形装置における配管の配設状況の変形例を
示す概略平面図。
示す概略平面図。
【図7】 成形装置における配管の配設状況の変形例を
示す概略平面図。
示す概略平面図。
【図8】 成形装置における配管の配設状況の変形例を
示す概略平面図。
示す概略平面図。
【図9】 成形装置における配管の配設状況の変形例を
示す概略平面図。
示す概略平面図。
【図10】 従来例を示す断面図。
20…カバー材(樹脂製品)、22a,22b…ティア
ライン溝、30…固定型(第1の型)、31…金型部、
40…可動型(第2の型)、41a,41b…突条、5
1〜57…配管、C…キャビティ、CN…狭小部、G…
ゲート。
ライン溝、30…固定型(第1の型)、31…金型部、
40…可動型(第2の型)、41a,41b…突条、5
1〜57…配管、C…キャビティ、CN…狭小部、G…
ゲート。
Claims (6)
- 【請求項1】局部的に狭小な部分を有するキャビティに
樹脂を充填することで、前記キャビティの狭小部に対応
した薄肉部を有すると共に表面に微細形状が付与された
樹脂製品を成形する方法であって、 少なくとも前記キャビティに樹脂を導入する際に、当該
キャビティの狭小部とその狭小部とは異なる幅広部とで
冷却温度を異ならせることを特徴とする樹脂製品の成形
方法。 - 【請求項2】前記キャビティの狭小部における冷却温度
を、前記幅広部における冷却温度よりも高くすることを
特徴とする請求項1に記載の樹脂製品の成形方法。 - 【請求項3】前記樹脂製品はエアバッグ内蔵パッド用の
カバー材であり、その表面には微細形状としてのシボが
付与され、その裏面にはティアライン溝が付与されてい
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製品の
成形方法。 - 【請求項4】シボ付け用の微細な凹凸が付与された成形
面を有する第1の型と、ティアライン溝形成用の突条が
設けられた成形面を有する第2の型とを備え、前記第1
及び第2の型の成形面間に区画されたキャビティに樹脂
を充填することで、一方の面にシボが付与されると共に
他方の面にティアライン溝が付与されたエアバッグ内蔵
パッド用樹脂製品を成形する装置であって、 前記第1の型には、その成形面の背後において、前記テ
ィアライン溝形成用突条に沿うようにして延びる配管を
含む複数の配管を配設すると共に、前記ティアライン溝
形成用突条に沿って延びる配管には相対的に高温の媒体
を流通可能とする一方、その他の配管には相対的に低温
の媒体を流通可能としたことを特徴とする樹脂製品の成
形装置。 - 【請求項5】前記第2の型の成形面上のティアライン溝
形成用突条は、当該成形装置のゲートからキャビティ内
に導入される樹脂の主たる導入方向に対し、ほぼ直交す
る方向に延びていることを特徴とする請求項4に記載の
樹脂製品の成形装置。 - 【請求項6】前記複数の配管は、前記微細な凹凸が付与
された成形面から各配管までの距離がすべて等しくなる
ように配設されていることを特徴とする請求項4又は5
に記載の樹脂製品の成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000298068A JP2002103404A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 樹脂製品の成形方法および成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000298068A JP2002103404A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 樹脂製品の成形方法および成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002103404A true JP2002103404A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18780081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000298068A Withdrawn JP2002103404A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 樹脂製品の成形方法および成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002103404A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007069446A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Kyowa Kogyo Kk | 安全装置用パネルの成形装置とその成形方法 |
| EP1555107A4 (en) * | 2002-09-30 | 2008-04-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | DEVICE FOR FORMING AIRBAG COVERING BODIES |
| EP1758721A4 (en) * | 2004-06-11 | 2009-04-29 | Samsung Electronics Co Ltd | FORM DEVICE |
-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000298068A patent/JP2002103404A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1555107A4 (en) * | 2002-09-30 | 2008-04-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | DEVICE FOR FORMING AIRBAG COVERING BODIES |
| EP1758721A4 (en) * | 2004-06-11 | 2009-04-29 | Samsung Electronics Co Ltd | FORM DEVICE |
| JP2007069446A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Kyowa Kogyo Kk | 安全装置用パネルの成形装置とその成形方法 |
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