JP2002102918A - 金属管製造装置 - Google Patents

金属管製造装置

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JP2002102918A
JP2002102918A JP2000290486A JP2000290486A JP2002102918A JP 2002102918 A JP2002102918 A JP 2002102918A JP 2000290486 A JP2000290486 A JP 2000290486A JP 2000290486 A JP2000290486 A JP 2000290486A JP 2002102918 A JP2002102918 A JP 2002102918A
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JP
Japan
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collecting chamber
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metal
metal material
mandrel
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JP2000290486A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Tonoki
達也 外木
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属材料に変形抵抗の大きな金属を用いた場
合でも、押し出し圧力を低下させることなく押し出しが
可能な金属管製造装置を提供する。 【解決手段】 回転ホイール1に設けられた外周溝2と
シューブロック12で形成された通路に金属材料4を供
給し、外周溝2と金属材料4との間の接触摩擦力により
せき止め用突起5でせき止められた金属材料4を材料集
合室13へ導入する。材料集合室13には回転するマン
ドレル14が配設され、その先端部には押出ダイス7が
配設されている。マンドレル14には螺旋溝15が設け
られ、この螺旋溝15によって金属材料4は押出ダイス
7方向に押し出され、同時に、回転部分との摩擦により
金属材料4の変形抵抗が下げられ、流動性が増すように
なる。このため、材料集合室13内の金属材料4の押し
出し圧力が上昇し、薄肉管の押し出しが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属管製造装置に
関し、特に、押出ダイスとマンドレルの隙間から回転ホ
イール側より材料集合室に供給された金属材料を押し出
し加工する際、銅のような変形抵抗の大きなものでも支
障なく製管することが可能な金属管製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の金属管製造装置を示す。A
方向に回転する回転ホイール1の外周には、1周する外
周溝2が設けられている。回転ホイール1の上部には、
シューブロック3が配設されている。また、外周溝2に
対峙して矢印B方向に回転する補助ロール11が設けら
れている。外周溝2と補助ロール11の間の空間(溝)
内に金属材料4が供給される。回転ホイール1の上端に
到達した金属材料4をシューブロック3内に導くため
に、せき止め用突起5が配設されている。このせき止め
用突起5とシューブロック3の上部との間に押出ダイス
7が配設され、この押出ダイス7とマンドレル8の先端
部とにより金属管9の押し出し口が形成される。この押
出ダイス7の入り側のシューブロック3内には外周溝2
に連通する材料集合室6が形成されており、この材料集
合室6に金属材料4が導入される。また、材料集合室6
内には、押出ダイス7の中心に同軸にして固定式のマン
ドレル8が設けられている。
【0003】図2の構成において、矢印C方向から金属
材料4が供給され、回転ホイール1の回転に伴って外周
溝2にガイドされながら回転ホイール1とシューブロッ
ク3の間に外周溝2によって形成された通路内に導入さ
れ、回転ホイール1の上方に到達し、せき止め用突起5
に衝止する。外周溝2と金属材料4との間の接触摩擦力
により、金属材料4の進路はせき止め用突起5によって
後退することなく垂直方向(図示の上方向)に変換さ
れ、金属材料4は材料集合室6内に流入する。材料集合
室6に流入した金属材料4は、材料集合室6に流入する
金属材料4の流入圧力によって、押出ダイス7とマンド
レル8の間に生じている間隙から押出ダイス7内に押し
出され、金属管9となって矢印D方向へ引き出される。
【0004】同様の構成を有する金属管製造装置が特開
平9−295040号公報に開示されている。この場
合、図2のマンドレル8を回転型のマンドレルにし、そ
の先端(自由端)に先端加工部を設け、この先端加工部
に回転する溝を設けている。この先端加工部に設けた溝
により、金属管の押出時に、この金属管の内面に螺旋状
のフィンが形成されるようにしている。これにより、フ
ィン付きの金属管を製造することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の金属管
製造装置によると、図2の構成及び特開平9−2950
40号公報の構成のいずれにおいても、押し出し圧力は
回転ホイールの摩擦力によってのみ発生するので、金属
材料4が材料集合室までの経路及び材料集合室内を進む
間の抵抗により、押出ダイスまで到達した金属材料の正
味の押し出し圧力は初期に比べ大幅に低下する。このた
め、金属材料が銅のような変形抵抗の大きなものでは、
押し出しが困難になる。特に肉厚が1mm以下の薄肉管
の押し出しは全く不可能である。
【0006】したがって、本発明の目的は、金属材料に
変形抵抗の大きな金属を用いた場合でも、押し出し圧力
を低下させることなく押し出しが可能な金属管製造装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、外周面を一周する外周溝が設けられた回
転ホイールと、前記外周溝を介して供給されてくる金属
材料が導入される材料集合室を備えて前記回転ホイール
に近接配置されたシューブロックと、前記シューブロッ
クの前記材料集合室の入り口部分に設けられて前記外周
溝からの前記金属材料をせき止めて前記材料集合室へ導
くせき止め用突起と、前記材料集合室の押出口部分に設
けられた押出ダイスと、先端の一部が前記押出ダイス内
に介在した状態で前記押出ダイスに同軸及び回転自在に
配置され、前記材料集合室内に露出する部分の外周面に
螺旋溝が設けられたマンドレルを備えることを特徴とす
る金属管製造装置を提供する。
【0008】この構成によれば、押し出し圧力が低下し
た状態で材料集合室に導入された金属材料に対し、マン
ドレルに設けられた螺旋溝は、その回転によって材料集
合室内の金属材料を押出ダイス側へ押し出しすととも
に、マンドレル及び螺旋溝が回転することによる摩擦熱
により金属材料の変形抵抗を下げ、流動性が増すように
機能する。したがって、螺旋溝により金属材料の押し出
し圧力が上昇し、金属材料が銅系金属のような変形抵抗
の大きなものであっても薄肉管の押し出しが可能にな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面をもとに説明する。図1は、本発明の金属管製造
装置を示す。図1においては、図2と同一又は同一機能
を有するものには同一引用数字を用いたので、以下にお
いては重複する説明を省略する。回転ホイール1の上部
には、内部に材料集合室13を有するシューブロック1
2が設置されている。材料集合室13に連通する金属管
9の押し出し口部分には、押出ダイス7が配設され、押
出ダイス7の中心と同一軸上には回転するマンドレル1
4が設けられている。マンドレル14の材料集合室13
に露出する部分には、軸支部寄りには螺旋溝15が設け
られ、先端部には螺旋溝15を有しないベアリング部1
6が設けられている。マンドレル14が図示のように左
回りに回転するとき、螺旋溝15は押し出し方向に対し
て右回りに進むように設けられている。マンドレル14
の他端はシューブロック12の側部に突出しており、こ
の端部にVベルト車17が取り付けられている。Vベル
ト車17と同一平面上にVベルト車18が配置され、V
ベルト車間にはVベルト19が懸架されている。Vベル
ト車18はモータ等による駆動源20の回転軸21に装
着されている。
【0010】図1において、回転ホイール1の外周溝2
に供給された金属材料4(例えば、銅または銅合金)
は、回転ホイール1の回転に伴って、外周溝2にガイド
されながら回転ホイール1の上部へ移動する。せき止め
用突起5の先端面に到達した金属材料4は、外周溝2と
金属材料4との間の接触摩擦力により、せき止め用突起
5に押し付けられて押出圧力を発生するとともに、上記
接触摩擦力による摩擦熱によって高温になって材料集合
室13内に送り込まれる。材料集合室13内では螺旋溝
15が回転しているため、この回転力によって材料集合
室13に送り込まれた金属材料4は押し出し方向に送ら
れる。これにより、押し出し圧力が増加する。また、螺
旋溝15の回転による金属材料4との摩擦熱によって、
金属材料4は更に昇温する結果、金属材料4の流動性が
増し、ベアリング部16と押出ダイス7の間の間隙から
押し出され、金属管9が製管される。
【0011】以上のように、本発明によれば、マンドレ
ル14に螺旋溝15を設けたことにより、金属材料4の
材料集合室13から押出ダイス7内への押し出し圧力の
増加及び金属材料4の流動性の増加が可能になり、金属
材料4が変形抵抗の大きな銅や銅合金であっても、押し
出しを容易にし、押出ダイス7まで到達した金属材料4
の正味の押し出し圧力の低下を防止することができる。
【0012】上記実施の形態においては、回転ホイール
1に設けた外周溝2を1条(1本)にしたが、2条(2
本)以上にすることもできる。外周溝2の数を増やすこ
とにより、材料の供給量を上げることができる。
【0013】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の金属
管製造装置によれば、マンドレルに螺旋溝を設けたこと
により、金属材料が押し出し圧力が低下した状態で材料
集合室に導入されても、金属材料は押出ダイス側へ押し
出され、さらにマンドレル及び螺旋溝が回転することに
よる摩擦熱により金属材料の変形抵抗が下げられ、流動
性が増すようになるので、材料集合室内の金属材料の押
し出し圧力が上昇し、銅系金属のような変形抵抗の高い
金属材料を用いた場合でも、薄肉管の押し出しが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属管製造装置の構成を示す断面
図である。
【図2】従来の金属管製造装置の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転ホイール 2 外周溝 4 金属材料 5 せき止め用突起 7 押出ダイス 9 金属管 12 シューブロック 13 材料集合室 14 マンドレル 15 螺旋溝 16 ベアリング部 20 駆動源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面を一周する外周溝が設けられた回
    転ホイールと、 前記外周溝を介して供給されてくる金属材料が導入され
    る材料集合室を備えて前記回転ホイールに近接配置され
    たシューブロックと、 前記シューブロックの前記材料集合室の入り口部分に設
    けられて前記外周溝からの前記金属材料をせき止めて前
    記材料集合室へ導くせき止め用突起と、 前記材料集合室の押出口部分に設けられた押出ダイス
    と、 先端の一部が前記押出ダイス内に介在した状態で前記押
    出ダイスに同軸及び回転自在に配置され、前記材料集合
    室内に露出する部分の外周面に螺旋溝が設けられたマン
    ドレルを備えることを特徴とする金属管製造装置。
  2. 【請求項2】 前記螺旋溝は、前記マンドレルの回転に
    ともなって前記金属材料が前記押出ダイス方向に進行す
    るように溝切りが行われていることを特徴とする請求項
    1記載の金属管製造装置。
  3. 【請求項3】 前記外周溝は、2本以上であることを特
    徴とする請求項1記載の金属管製造装置。
  4. 【請求項4】 前記金属材料は、銅または銅合金である
    ことを特徴とする請求項1記載の金属管製造装置。
JP2000290486A 2000-09-25 2000-09-25 金属管製造装置 Pending JP2002102918A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011502794A (ja) * 2007-11-15 2011-01-27 ビーダブリュイー リミテッド 連続押し出し装置
JP2014518772A (ja) * 2011-05-18 2014-08-07 インスィティテュート オブロブキー プラスティツナイ エレメント、特に金属製エレメントの押出し方法およびエレメント、特に金属製エレメントの押出しシステム
CN104741415A (zh) * 2015-03-23 2015-07-01 昆明理工大学 一种薄壁管的生产方法

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