JP3155734B2 - 回転ホイール式連続押出装置 - Google Patents

回転ホイール式連続押出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多穴管などの金属
製品などの押出成形に用いられる回転ホイール式連続押
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より金属製品などの加工品製造装置
として、図1に示すような回転ホイール式連続押出装置
が用いられている。
【0003】図1において、3は、シャフト1と一体に
装着され矢印A方向に回転する回転ホイールで、該ホイ
ール3の外周面には溝2が設けられている。14は固定
シューで、固定シュー本体5とダイチャンバー11とか
らなり、回転ホイール3の外周面に設けられた溝2の一
部を所定の間隔を空けて覆って素材案内通路4を形成し
ている。前記間隔は、素材Sの温度、溝のサイズ、素材
Sの送り込み速度等に応じて適宜設定される。例えば、
0.5〜2mm程度がその一例である。案内通路4の素
材S入口には押し込みローラー6が設置され、素材Sを
案内通路4に強制的に送り込むように構成されている。
案内通路4の終端は固定シュー本体5に組み込まれたダ
イチャンバー11に形成されたアバットメント7で塞が
れている。このアバットメント7の幅は溝2の幅よりも
若干狭くなっている。8はダイチャンバー11内に設け
られた押出室で、該押出室8には案内通路4に開口する
通路流出口8aに通じる流入口8bと、押出室8に流入
したメタルを流出する流出口8cが形成され、流出口8
cにはダイス9、マンドレル15が取り付けられてい
る。マンドレル15は、流入口8bから流出口8cにか
けて設けられており、ダイス9よりも上流側はブリッジ
17と呼ばれる。例えば金属線材等の素材Sは、押し込
みローラー6により案内通路4に連続的に強制的に供給
され、回転ホイール3の回転による接触摩擦抵抗により
案内通路4内を進み、終端のアバットメント7の端部1
3に達すると後続金属線材によって加圧され、可塑的状
態となって通路流出口8aから押し出され、流入口8b
R>を経て押出室8へ押し出される。押出室8に導入され
たメタルはブリッジ17の上下に分流されて進み、ダイ
ス9を介して製品Pとして連続的に押し出される。図中
10は、回転ホイール3の溝2の内壁および外周面に残
留したメタルを削り落とすスクレーパーである。上述の
通り、アバットメント7の幅は溝2の幅よりも若干狭く
なっているので、溝2には金属線材の主に表層部分のメ
タルが残留する。スクレーパー10はこれらの残留した
メタルを削り落として、回転ホイール3の溝内壁および
外周面を清掃する。
【0004】このような回転ホイール式連続押出装置
は、断面が円形状の金属パイプや図4に示すような中空
状であって内部が複数に仕切られた熱交換器用多穴管1
6のような比較的断面積が小さく複雑な形状の長尺材の
製造に適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる回転ホイール式
連続押出装置での生産性を向上させようとする場合に
は、素材の供給速度を増せば製品の押出速度が上がる。
しかし、素材の供給速度を増すと加工中の仕事量が増大
して製品表面にピックアップが生じるなどの不良が増加
する。また、ダイスまたはマンドレル表面に焼き付きが
生じて部品を交換する頻度が高まってコスト高になるな
どの問題があった。
【0006】本発明はこれらの問題を解決することを目
的としてなされたもので、素材加工時に発生する過剰な
加工発熱をできるだけ抑え、従来よりもより速い押出速
度で押出可能な回転ホイール式連続押出装置を提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明におい
ては、回転ホイールの外周部に設けられた溝と、該溝の
一部を覆う固定シューとで形成される素材案内通路と、
該素材案内通路の終端部を塞ぐアバットメントと、素材
案内通路に開口する通路流出口と、該通路流出口に通じ
ている流入口を有し該流入口の下流方向にダイスが配置
された押出室とを備える回転ホイール式連続押出装置で
あって、前記素材案内通路の断面積S1と、押出室の流
入口とダイスの間の部分の被加工物押出方向に対して垂
直な断面の断面積S2 との比S2 /S1 が5≦(S2
1 )≦15である、回転ホイール式連続押出装置が提
供される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1の回転ホイール式連続押出装
置12において、素材案内通路4に供給された素材S
は、アバットメント7で大きなひずみを受けて、半溶融
温度にまで発熱して変形抵抗が低下し、通路流出口8
a、流入口8bを経て押出室8に流入する。押出室8内
の流入口8bとダイス9との間の空間に流入したメタル
は、ブリッジ17で上下に分流されるが、この時に発生
する仕事量は、図1のx−x断面図である図2に示され
る素材案内通路4の断面積S1 と、図1におけるダイチ
ャンバー11のy−y断面図である図3に示される流入
口8bとダイス9の間の部分の金属押出方向に対して垂
直な断面(以下単に押出室8の断面と称す)の断面積S
2 (ブリッジ17部分を含む)とを調整することによっ
て、ある程度コントロールすることが可能であることと
がわかった。そこで発明者らが鋭意研究した結果、従来
3程度であった断面積S1 とS2 の比S2 /S1 を5以
上15以下とすることで効果的に仕事量を低減し、加工
発熱を抑制できることを突き止めた。S2 /S1 が大き
ければ大きいほど、すなわち押出室8の断面積S2 を大
きくすればするほど、メタルが分流されるときの仕事量
およびデッドゾーン界面で生じる剪断摩擦仕事量の増加
分に比べて、体積の増加分の方が大きくなるために加工
発熱量が低減されるので好ましいが、押出室8の断面積
が大きくなりすぎると押出室8の壁面に過度にデッドゾ
ーンが発生してしまい、加工発熱量低下の効果は少なく
なってしまう。また、押出室8が大きくなることでダイ
ス9で受ける荷重が大きくなるため、工具や装置全体の
サイズを大きくしなければならなくなり実用的でない。
したがって、S2 /S1 は15以下とする。また、特に
好ましくは8≦(S2 /S1 )≦10である。
【0009】
【実施例】
(実施例1〜9)ベルトホイール式連続鋳造圧延方法に
より製造したアルミ荒引線に脱脂処理を施し直径9.3
mmの金属線材を得た。この金属線材を、図1に示す回
転ホイール式連続押出装置12を用い、図1のx−x断
面図である図2に示される素材案内通路4の断面積S1
と、図1におけるダイチャンバー11のy−y断面図で
ある図3に示される押出室8の断面積S2 (ブリッジ1
7部分を含む)を表1に示す大きさとなるように回転ホ
イール式連続押出装置の構成部品を調整し、図4に示す
ような熱交換器用多穴管16を押出成形し、それぞれ良
好な品質の製品が得られる最高押出速度を調べた。結果
を表1に示す。なお、品質の良、不良は、製品外表面の
穴あきの有無、肌荒れ箇所の有無、多穴管の内部の肌荒
れ箇所の有無を観察し、これらの欠陥がないものを品質
良、いずれかの欠陥箇所が1つでも観察されたものを不
良と判断した。
【0010】(従来例)(比較例) 素材案内通路4の断面積S1 と、押出室8の断面積S2
を表1に示す大きさとした以外は、上述の本発明の実施
例と同様の手順に従って熱交換器用多穴管16を押出成
形し、良好な品質の製品が得られる最高押出速度を調べ
た。
【0011】
【表1】
【0012】表1より明らかなように、素材案内通路と
押出室の断面積の比S2 /S1 が5未満であると良好な
品質の製品を得るためには押出速度を下げなければなら
いことがわかる。それに対して、素材案内通路と押出室
の断面積の比S2 /S1 が5以上となるように調整した
回転ホイール式連続押出装置を用いれば、より大きな押
出速度で安定して、品質良好な製品を製造できることが
わかる。
【0013】
【発明の効果】本発明の回転ホイール式連続押出装置
は、素材案内通路の断面積S1 と、押出室の通路流出口
とダイスの間の部分の金属押出方向に対して垂直な断面
の断面積S2 の比S2 /S1 が5以上であるために、よ
り大きな押出速度で安定して、品質良好な製品を製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ホイール式連続押出装置を説明するための
概略説明図。
【図2】図1のx−x断面図。
【図3】図1におけるダイチャンバー11のy−y断面
図。
【図4】熱交換器用多穴管を示す斜視図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 溝 3 回転ホイール 4 素材案内通路 5 固定シュー本体 6 押し込みローラー 7 アバットメント 8 押出室 8a 通路流出口 8b 流入口 8c 流出口 9 ダイス 10 スクレーパー 11 ダイチャンバー 12 回転ホイール式連続押出装置 13 アバットメント端部 14 固定シュー 15 マンドレル 16 熱交換器用多穴管 17 ブリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−183716(JP,A) 特開 昭59−223113(JP,A) 特開 平4−333318(JP,A) 特開 平5−169135(JP,A) 特開 平5−245531(JP,A) 特開 平8−187509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 23/00 - 35/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ホイールの外周部に設けられた溝
    と、該溝の一部を覆う固定シューとで形成される素材案
    内通路と、該素材案内通路の終端部を塞ぐアバットメン
    トと、素材案内通路に開口する通路流出口と、該通路流
    出口に通じている流入口を有し該流入口の下流方向にダ
    イスが配置された押出室とを備える回転ホイール式連続
    押出装置であって、前記素材案内通路の断面積S1 と、
    押出室の流入口とダイスの間の部分の被加工物押出方向
    に対して垂直な断面の断面積S2との比S2 /S1 が5
    ≦(S2 /S1 )≦15であることを特徴とする回転ホ
    イール式連続押出装置。
  2. 【請求項2】 前記S1 とS2 との比S2 /S1 が、8
    ≦S2 /S1 ≦10である請求項1に記載の回転ホイー
    ル式連続押出装置。
JP31115697A 1997-10-28 1997-10-28 回転ホイール式連続押出装置 Expired - Fee Related JP3155734B2 (ja)

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CN115228959B (zh) * 2022-07-18 2023-03-21 山东大学 一种大尺寸构件整体挤压成形设备

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