JPH09155414A - 管材の冷間圧延方法 - Google Patents

管材の冷間圧延方法

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JPH09155414A
JPH09155414A JP31266795A JP31266795A JPH09155414A JP H09155414 A JPH09155414 A JP H09155414A JP 31266795 A JP31266795 A JP 31266795A JP 31266795 A JP31266795 A JP 31266795A JP H09155414 A JPH09155414 A JP H09155414A
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roll
diameter
plug
pipe material
rolling
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JP31266795A
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English (en)
Inventor
Yoichi Imamura
陽一 今村
Koichi Kuroda
浩一 黒田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】マンドレルバーの破断の懸念なく、プラグの位
置調整不要な4ロールスタンド管圧延機による管材の冷
間圧延方法の提供。 【解決手段】大径のガイド部3aと小径の平行仕上げ部
3cとの間に所定のテーパ部3bを形成してなる、テー
パプラグ3をパスライン上の被圧延管材4の内面に配置
する一方、非駆動ロールとして被圧延管材の噛込み角度
θs が(2β+2)〜25°になる溝底間直径Ds を有
する小径ロールを用い、駆動ロールとして被圧延管材の
噛込み角度θb が10°以下になる溝底間直径Db を有
する大径ロールを用いるとともに、駆動大径ロール対の
回転中心を非駆動小径ロール対の回転中心よりも圧延方
向へ所定の値を満たす範囲内に変位設定して圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管材の冷間圧延
法、特に4ロールスタンドを連続配置してなる管圧延機
による管材の冷間圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外径が30mm以下である小径の
管材製品は、熱間継目無管製管法、熱間押出し製管法あ
るいは溶接製管法などで比較的大きな外径の素管を製作
し、この素管を主に冷間引抜加工法を用いて外径のみま
たは外径と肉厚とを減じて所定の寸法に仕上げることに
より製造されている。
【0003】冷間引抜加工法は、図6に示すように、円
孔を有するダイス51に管材52を通して白抜き矢符方
向に引き抜くことにより、管材52の外径を縮径する方
法である。この際、管材52の内面にプラグ53を配置
して肉厚も同時に減じる場合が一般的で、通常、プラグ
53はマンドレルバー54で支持されている。この冷間
引抜き加工法では、最初に管材52をダイス51に通す
ために管材52の先端部の外径をダイス51の孔径より
も小さくする口絞り工程が必要で、加工能率が低く、ま
た材料歩留りも悪いという欠点を有している。
【0004】この欠点を解決する方法としては、図7に
示すように、孔型63を画成する溝62を有する溝底間
直径Dが同一の4個のロール61を備える4ロールスタ
ンドを、前後でA配置とB配置の45゜相互に位相させ
てパスライン方向に複数連続配置した管圧延機を用いて
冷間圧延する方法(以下、4ロール圧延法という)があ
る。この4ロール圧延法では、前記孔型63が後段スタ
ンドほど小さくなっており、通常、外径のみを縮径して
所定寸法の製品管に仕上げるが、管材内部にプラグを配
置し、外径と同時に肉厚をも減じる場合もある。
【0005】図8は、外径と肉厚とを同時に減じる場合
の一般的な4ロール圧延法を示す模式図であり、管材6
4の内部にマンドレルバー66で支持された軸長方向に
同一直径の円筒状プラグ65が配置されている。この方
法で外径と肉厚とを同時に減じる場合は、マンドレルバ
ー66に引張力が作用する。従って、マンドレルバー6
6にその許容強度を超える引張力が作用するとマンドレ
ルバー66が破断するので、肉厚圧下量をあまり大きく
できないという問題がある。
【0006】この問題を解消するため、本発明者らは、
孔型63の部分に配置するプラグとして、図9に示すよ
うに、直径が入側で大きく出側で小さいテーパプラグ8
2とすることで、そのテーパ面に作用する圧下力Pの軸
方向成分F(後述の図10参照)によてマンドレルバー
66に作用する張力を低減させ、1パスでの肉厚圧下量
を大幅に増加できる方法を先に提案した(特開平7−1
009号公報)。
【0007】しかし、上記特開平7−1009号公報に
提案の4ロール圧延法によっても、マンドレルバー66
が破断しないようにするには、1パスでの総肉厚圧下量
が制限されるという欠点を有している。すなわち、各ス
タンドの孔型63部分に配置された各プラグ82には、
管材64の内面との摩擦により出側に向けた張力が発生
し、これが各プラグ82を連結するマンドレルバー66
に重畳される。この重畳された張力は、1パスでの総肉
厚圧下量の増加に対応して増加するため、この重畳張力
がマンドレバー66の許容強度内に納まるように総肉厚
圧下量を決定する必要があるためである。
【0008】また、この特開平7−1009号公報で提
案の方法は、プラグ82の軸方向の位置調整が極めて煩
わしいという欠点を有している。
【0009】図10は、これを説明するための図である
が、図に示すように、プラグ82は加工時に管材64の
内面と接する。このため、パスライン方向にプラグ82
の位置が移動すると肉厚の圧下量が変化するとともに、
マンドレルバー66に作用する張力も変化する。すなわ
ち、プラグ82の位置が出側(図中の右方)に移動する
と肉厚の圧下量が増加し、プラグ82と管材64内面と
の接触面積が増加し、かつその接触面積に働く加工面圧
も増加するため、プラグ82に働く図10に示す圧下力
Pも増加する。この圧下力Pの増加に伴ってプラグ82
を入側(図中の左方)に押し戻す力Fも増加するが、同
時に出側方向に作用するプラグテーパ面での摩擦力も増
加する。そして、後述するように、4ロール圧延法では
プラグ82のテーパ角度βを大きくできないので、上記
摩擦力の増加分の方が力Fの増加分よりも大きくなる結
果、マンドレルバー66に作用する張力が極めて大きく
なる。これとは逆に、プラグ82の位置が入側(図中の
左方)に移動すると、肉厚の圧下量が減少してプラグ8
2と管材64内面との接触面積が減少し、かつその接触
面積に働く加工面圧も減少するため、プラグ82に働く
図10に示す圧下力Pも減少する。この圧下力Pの減少
に伴ってプラグ82を入側(図中の左方)に押し戻す力
Fが減少すると同時に出側方向に作用するプラグテーパ
面での摩擦力も減少する。この結果、マンドレルバー6
6に作用する張力は小さくなる。
【0010】従って、例えば、総肉厚加工量を最大にと
った場合、換言すれば各プラグ82を連結するマンドレ
ルバー66に作用する張力をその許容強度に設定した場
合、プラグ82の位置設定が、その設定時もしくは加工
時に目標位置よりも入側にずれると、上記許容強度値を
超えた張力がマンドレルバー66に作用し、マンドレル
バー66が破断する。これを防止ためには、プラグ82
の位置調整が必要不可欠で、これには多大の工数を要す
のみならず、極めて煩わしいという欠点があった。
【0011】さらに、この特開平7−1009号公報で
提案の方法では、プラグ82を連結した状態の圧延前の
管材(素管)64よりも長いマンドレルバー66が必要
で、工具費が嵩むという欠点を有している。また、マン
ドレルバー66を管圧延機入側に移送載置された素管内
に挿入し、その後端を固定把持して圧延するため、コイ
ル状の素管を用いての圧延加工を行うことが不可能であ
るという欠点も有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実情
に鑑みなされたもので、その課題は、マンドレルバー破
断を全く懸念する必要がなく、しかもプラグの位置調整
が不要で、高肉厚圧下量での加工が可能であり、かつコ
イル状素管を用いての加工が可能な4ロールスタンド管
圧延機による管材の冷間圧延方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を達成するために種々実験研究の結果、次のことを知
見し、本発明を完成するに至った。
【0014】圧延使用中のプラグに作用する張力が「ゼ
ロ」となり、圧延中、その位置が自動的に決定されるフ
ルフローティングプラグとしては、管材の冷間引抜き加
工法におけるフルフロートプラグのようなテーパプラグ
を用いればよいことになる。
【0015】ただし、4個一対の孔型ロールからなる4
ロールスタンドを用い、ロールの回転によって管材を移
動させる管材の冷間圧延では、ダイス出側で管材を引っ
張る管材の冷間引抜き加工法とはその管材移動機構が全
く異なる。このため、冷間引き抜き加工法の技術を単に
適用するのみでは上記テーパプラグをフルフロート状態
に維持させることはできない。
【0016】しかし、テーパプラグの平行仕上げ部直径
とテーパ角度、並びに4ロールスタンドの相対向する各
ロール対にする被圧延管材の噛み込み角度、および各ロ
ール対相互の回転中心の位置関係を一定の関係に設定
し、かつ各ロール対の駆動有無を特定すると、孔型ロー
ルを用いた管材の冷間圧延においてもテーパプラグを完
全にフルフロート状態に維持させる得ることを知見し
た。
【0017】すなわち、 (a)テーパプラグとしては、大径の入側ガイド部の直径
Dk が素管内径dilよりも小さいことは当然であるが、
小径の出側仕上げ部直径Dp が、圧延後の管外径をd2
、圧延前の素管肉厚をt1 としたとき、下記式を満
たし、かつテーパ角度2βが12〜23°であるものを
用いる必要があること。
【0018】 Dp ≦d2 −1.7t1 ・・・・・・ (b)4ロールスタンドを構成する孔型ロールのうち、相
対向する一方のロール対には駆動ロールにして管材送り
機能を持たせ、他方のロール対には無駆動ロールにして
テーパプラグのフロート機能を持たせる。このために
は、管材送り機能を持たせる駆動ロール対は、被圧延管
材の噛込み角度θb が10°以下になる溝底間直径Db
を有する大径ロールにする必要があること。また、テー
パプラグのフロート機能を持たせる非駆動ロール対は、
被圧延管材の噛込み角度θs が(2β+2)〜25°に
なる溝底間直径Db を有する小径ロールにする必要があ
ること。換言すれば、後に詳述するが、駆動ロール対を
非駆動ロール対の溝底間直径よりも2.0倍以上の大径
ロールとする必要があること。
【0019】(c)上記各ロール対に、それぞれの機能を
確実に発揮させるためには、管材送り機能を持たせる駆
動ロール対の回転中心を、テーパプラグのフロート機能
を持たせる非駆動ロール対の回転中心よりも圧延進行方
向へ下記式を満たす範囲内に変位設定する必要のある
こと。
【0020】 0.05(Lb −Ls )≦E≦1.0(Lb −Ls )・・・・ ただし、 E:変位量 Lb :駆動ロールの溝底部におけるパスライン方向投影
管材接触長 Ls :非駆動ロールの溝底部におけるパスライン方向投
影管材接触長 上記の知見に基づく本発明の要旨は、次の管材の冷間圧
延方法にある。
【0021】パスライン周りに相対向する一対の駆動ロ
ールと、相対向するもう一対の非駆動ロールとを備える
4ロール型の孔型スタンドを連続配置してなる管圧延機
により管材の外径と肉厚を冷間で同時に減ずるに際し、
大径のガイド部と小径の平行仕上げ部とを備え、ガイド
部と平行仕上げ部との間にテーパ部を形成してなり、前
記平行仕上げ部の直径Dp が下記式を満たし、かつテ
ーパ部のテーパ角度2βが12〜23°であるテーパプ
ラグをパスライン上の被圧延管材の内面に配置する一
方、非駆動ロールとして被圧延管材の噛込み角度θs が
(2β+2)〜25°になる溝底間直径Ds を有する小
径ロールを用い、駆動ロールとして被圧延管材の噛込み
角度θb が10°以下になる溝底間直径Db を有する大
径ロールを用いるとともに、駆動大径ロール対の回転中
心を非駆動小径ロール対の回転中心よりも圧延進行方向
へ下記式を満たす範囲内に変位設定して圧延すること
を特徴とする管材の冷間圧延方法。
【0022】Dp ≦d2 −1.7t1 ・・・・・・ ただし、 d2 :圧延後の管外径 t1 :圧延前の管肉厚 θs :小径ロールに対する管材噛込み角度 0.05(Lb −Ls )≦E≦1.0(Lb −Ls )・・・・ ただし、 E:変位量 Lb :駆動ロールの溝底部におけるパスライン方向投影
管材接触長 Ls :非駆動ロールの溝底部におけるパスライン方向投
影管材接触長 上記本発明の方法において、テーパプラグの平行仕上げ
部の直径Dp の下限は(d2 −2t1 )とするのが望ま
しい。また、駆動ロールは被圧延管材の噛込み角度θb
が4°以上になる溝底間直径Db を有する孔型ロールと
するのが望ましい。
【0023】なお、特開昭60−44109号公報に
は、上記の本発明方法と同様、一方のロール対を大径の
駆動ロールとし、他方のロール対を小径の非駆動ロール
とした4ロールスタンドによる管圧延法が示されてい
る。しかし、この公報に示される方法は、ロール縁部に
よるロールマーク発生を防止するため、図11に示すよ
うに、小径の非駆動ロール72の溝底幅bS を大径の駆
動ロール72の溝底幅bbよりも小さくしたものでしか
ない。すなわち、この公報には、外径と同時に肉厚をも
減じるに際し、管内にテーパプラグを配置すればよいこ
とは勿論、このテーパプラグのフルフロート条件を示唆
する記載は全くなく、本発明をなすに何等の参考にもな
らないものである。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本原理を、前述
の図10を参照して説明する。
【0025】孔型ロール61とテーパプラグ82を用い
た管材64の減肉圧延において、テーパプラグ82をマ
ンドレルバー66を用いずにフルフロート状態に維持す
るには、テーパプラグ82のテーパ部のテーパ角度βを
大きくとり、テーパプラグ82に作用する圧下力Pの入
側方向への軸方向成分Fを大きくする必要がある。
【0026】また、管材内面の孔型ロール61に対する
噛込み角度γを上記テーパ角度βよりも大きくする必要
がある。すなわち、上記噛込み角度γがテーパ角度β以
下であると、テーパプラグ82の肩部83が管材64の
内面に接触し、孔型ロール61のテーパプラグ82を引
込む力が増加し、プラグをフルフロートできなくなるか
らである。
【0027】上記管材内面の噛込み角度γを大きくする
方法としては、次の二つの方法が考えられる。
【0028】第1の方法は、肉厚加工スタンドでの外径
圧下量を大きくし、噛込み角γを大きくする方法であ
る。この方法では、外径圧下量が過大になると、材料が
孔型ロールの縁部に流れてロールフランジ間に噛み出し
を発生する。この噛出しは、ロールの縁部の逃がし(サ
イドリリーフ)量を大きくすることである程度防止でき
るが、圧延後の管材の外径真円度および肉厚精度が悪化
する。従って、この方法は、高寸法精度の製品が得られ
るという冷間圧延の特徴をなくするので、採用できな
い。
【0029】第2の方法は、全孔型ロールのロール径、
すなわち溝底間直径を一律に小さくする方法である。こ
の場合、管材内面の噛込み角度γは大きくなるが、テー
パプラグをフルフロート状態に維持できるまで小さくす
ると、管材のロールに対する噛込み性が著しく悪化し、
スリップにより圧延が不可能になるので、これも採用す
ることができない。
【0030】従って、本発明においては、4ロールスタ
ンドを構成する4個一対の孔型ロールのうち、相対向す
る一方のロール対は圧延を可能ならしめるために管材の
ロールに対する噛込み性が悪化することのない大径ロー
ルとし、他方のロール対は管材内面の噛込み角度γを大
きくしてテーパプラグに大きな入側方向への軸方向成分
F(図10参照)を発生させてテーパプラグをフルフロ
ート状態に維持させるために小径ロールとするのであ
る。
【0031】以下、本発明の方法を、図1〜図5を参照
して詳細に説明する。
【0032】図1は、本発明を実施するための4ロール
スタンドを示す正面図であり、図中、符号1、1は溝底
間直径(以下、単にロール径という)がDb の大径ロー
ル、符号2、2はロール径がDs の小径ロール、符号3
は各ロール対1および2で画成される孔型部分に配置さ
れたテーパプラグ(以下、単にプラグという)、符号4
は被圧延管材(以下、単に管材という)である。
【0033】上記プラグ3は、図2に示すように、入側
に一定直径Dk のガイド部3a、出側に一定直径Dp の
平行仕上げ部3cを備え、ガイド部3aと平行仕上げ部
3c間に出側に向けて直径が順次小さくなるテーパ部3
bを備えている。
【0034】また、大径ロール1、1は、図示しない駆
動源に連結させれおり、回転駆動されて管材4を噛込ん
で軸長方向に移動させる。一方、小径ロール2、2は、
非駆動ロールとされており、駆動大径ロール1、1の回
転により移動する管材4に追従して自由に回転し、管材
4内面の噛込み角度2γを大きくし、プラグ3が肉厚圧
下後の管材4内に引き込まれるのを防止する。
【0035】この時、小径ロール2、2対によりプラグ
3が肉厚圧下後の管材4内に引き込まれるのを防止す
る、換言すればプラグ3をフルフロート状態に維持させ
るためには、プラグ3の形状、具体的にはテーパ部3b
のテーパ角度2βと平行仕上げ部直径Dp および小径ロ
ール2のロール径Ds を次に述べるようにする必要があ
る。
【0036】図3は小径ロール2の溝底部でのパスライ
ン平行断面を示す模式図であるが、図においてプラグ3
のテーパ部3bのテーパ角度2βが12°未満である
と、圧延時にプラグ3のテーパ部3bに作用する圧下力
Pの入側方向への軸方向成分F(図10参照)が小さす
ぎ、摩擦力による出側方向への引き込み力の方が相対的
に大きくなってプラグ3をフルフロートできなくなる。
従って、上記テーパ角度2βは12°以上とする必要が
ある。
【0037】ところが、上記テーパ角度2βが12°以
上でも、小径ロール2に対する管材4内面の平均噛込み
角度2γが小さすぎると、プラグ3の肩部3dが管材4
内面に接触してプラグ3を出側に引込む力が急増し、プ
ラグ3をフルフロートできなくなる。この管材4内面の
噛込み角度2γは、小径ロール2に対する管材4の噛込
角度θs を大きくすると大きくなり、逆に噛込角度θs
を小さくすると小さくなり、噛込角度θs が(2β+
2)°未満では、プラグ3の肩部3dに管材4内面が接
触してしまう。従って、上記噛込み角度θs は(2β+
2)°以上、具体的には14°以上にする必要がある。
【0038】しかし、上記噛込み角度θs を大きくし過
ぎると、そのロール径Ds が小さくなり過ぎて圧延反力
に耐える圧延スタンドを製造することが不可能になるの
で上記噛込み角度θs は25°以下とする必要がある。
このことから、プラグ3のテーパ角度2βも、その上限
を上記噛込み角度θs の上限値である25°よりも2°
小さい23°以下とする必要がある。
【0039】上記噛込み角度θs は、管材4の外径圧下
量△dと小径ロール2のロール径Ds を用いて下式
(イ)で表すことができる。従って、小径ロール2とし
ては、下式(ロ)、より具体的には下式(ハ)を満たす
ものを用いる必要のあることを意味している。
【0040】 θs =cos-1(1−△d/Ds )・・・・・・(イ) △d/(1−cos25°)≦Ds ≦△d/(1−co
s14°)・・・・(ロ) 10.7△d≦Ds ≦33.7△d・・・・・・(ハ) 一方、プラグ3の平行仕上げ部3cの直径Dp は、出側
の管材4の内径di2(=Dp )および肉厚t2 を決定す
る。このため、平行仕上げ部3cの直径DP を大きくし
すぎると肉厚圧下量が増加し、その結果、平行仕上げ部
3cでの摩擦力が大きくなり、プラグ3を出側に引込む
力が増加してプラグ3をフルフロートできなくなる。そ
して、ここでの下式(ニ)で求められる肉厚圧下率が1
5%を越えると、プラグ3をフルフロートすることがで
きなくなる。
【0041】 肉厚圧下率=(t1 −t2 )/t1 ・・・・・(ニ) ただし、 t1 :圧延前の管材肉厚 t2 :圧延後の管材肉厚 d2 :圧延後の管材外径 従って、プラグ3の平行仕上げ部3cの直径DP は、肉
厚圧下率が15%以下となるように、下記式の条件を
満たすものである必要がある。
【0042】DP ≦d2 −2(1−0.15)t1 、す
なわち DP ≦d2 −1.7t1 ・・・・・・・・・・ なお、プラグ3の平行仕上げ部3cの直径Dp の下限は
特に制限する必要はない。しかし、管材4の内面を平行
仕上げ部3cに確実に接触させて軸長方向の肉厚を確実
に一定にする観点から、その下限は(d2 −1.7t1
)以上とするのが望ましい。
【0043】また、プラグ3のガイド部3a、換言すれ
ば肩部3dの直径Dk は、管材4の内面がプラグ3と接
触を開始する点Cでのプラグ直径DC よりも小さく設定
すると、肩部3dが管材4内面と接触し、プラグ3をフ
ロートできなくなる。従って、肩部3dの直径Dk は、
「Dk >DC 」となるように予め定められる。ただし、
点Cは、様々の要素(例えば、上記のDP 、2β、Ds
等)の影響を受けて変化し、直径DC が変化するので、
Dk は肩部3dが圧延前の管材4の内面と干渉しない程
度に大きく設定するのが望ましく、圧延前の管材内径を
di1とすると、Dk =(di1−0.5)mm程度に設定
しておくのが好ましい。
【0044】さらに、上記において、圧延前の管材外
径、肉厚とは、各スタンドの入側における外径、肉厚を
意味する(以下、同じ)。
【0045】上記小径ロール2に対し、大径ロール対
1、1は、管材4を円滑に噛込んでパスライン方向に進
めるが、大径ロール1に対する管材4の噛込角θb (後
述の図4参照)が10°を超えると、管材4が大径ロー
ル1に噛込まず、スリップが発生して圧延できなくな
る。従って、上記噛込み角度θb は10°以下にする必
要がある。
【0046】ここで、上記噛込み角度θb は、小径ロー
ル2の場合と同様に、管材4の外径圧下量△dと大径ロ
ール1のロール径Db を用いて下式(ホ)で表すことが
できる。これは、大径ロール1としてロール径Db が、
下式(ヘ)を満たすものを用いる必要のあることを意味
している。
【0047】 θb =cos-1(1−△d/Db )≦10°・・・・・・(ホ) Db ≦△d/(1−cos10°)=65.8△d・・・(ヘ) なお、上記噛込み角度θb の下限は特に制限する必要は
ない。しかし、噛込み角度θb を小さくすればするほど
大径ロール1のロール径Db が大きくなり、圧延スタン
ド自体が大型化し不経済である。このため、圧延スタン
ドを可及的に小型化でき、かつ管材4を安定して噛み込
ませ得てスリップなく圧延する観点から、上記噛込み角
度θb の下限は4°以上とするのが好ましい。
【0048】上記(ハ)式と(ヘ)式とからわかるよう
に、大径ロール1は、そのロール径Db が小径ロール2
ロール径Ds の2.0倍以上のものを用いる必要のある
ことを意味している。
【0049】本発明において、プラグ3を完全にフルフ
ロート状態に維持するためには、上記した条件のみでは
不十分で、大径ロール1、1対と、小径ロール2、2対
の回転中心をパスライン方向に変位させる、具体的には
大径ロール1の回転中心を小径ロール2の回転中心より
も圧延進行方向の下流側に変位設定する必要がある。
【0050】図4は、このことを説明するための図で、
図1のA−A線矢視およびB−B線矢視断面図を併記し
て示す図であり、上側に大径ロール1による圧延状態
を、下側に小径ロール2による圧延状態を示してある。
【0051】図4に示すように、大径ロール1の回転中
心Ob は、小径ロール2の回転中心Os よりも圧延進行
方向の下流側に位置するように、変位量Eを与えた状態
で変位設定されている。これは、ロールと管材のパスラ
イン方向投影接触長さを大径ロール1側のLb と小径ロ
ール2側のLs とで比較すると、Lb の方がLs よりも
長くなる。このため、大径ロール1の回転中心Ob と小
径ロール2の回転中心Os とを圧延進行方向の同位置に
設定すると、ロールスタンドの入側で大径ロール1に管
材4が先に接触開始し、小径ロール2に管材4が接触開
始する点では既に大径ロール1によって管材4を圧下し
た状態になる。この結果、管材4の内面が大径ロール1
側で、先にプラグ3に接触してしまい、プラグ3の肩部
3dが管材4内面と接触してプラグ3が圧延進行方向に
引込まれ、プラグ3をフロートできなくなる。
【0052】この現象を防止するため、大径ロール1の
回転中心Ob を小径ロール2の回転中心Os よりも圧延
進行方向の下流側に変位させるのであるが、その変位量
Eが0.5(Lb −Ls )以下であると管材4が小径ロ
ール1に最初に接触するようになり、ロールに噛込まな
くって圧延できなくなる。一方、変位量Eが1.0(L
b −Ls )以上であると上記した現象が生じてプラグ3
をフロートできなくなる。従って、その変位量Eは下記
式を満足する範囲にする必要がある。
【0053】 0.5(Lb −Ls )<E<Lb −Ls ・・・・・・ 上記した条件で圧延を行う場合は、プラグを完全なフロ
ート状態に維持して管圧延することが可能であるが、管
材4がロールフランジ間隙に噛出すのを確実に防ぐため
は各ロールの孔型形状を、図4に示すようにするのが望
ましい。すなわち、孔型を画成する各ロールの孔型溝の
両端を真円(破線で示す)よりも若干大きくし、各ロー
ル対の溝底部径(短径)dm よりも縁部径(長径)dc
が大きい孔型形状とするのがよい。より具体的には、長
径dc と短径dm との比dc /dm が1.02〜1.0
6の孔型形状とするのがこの好ましく、この場合には高
い寸法精度を確保した上で、ロールフランジ間隙に管材
が噛み出すのを事実上防止できる。
【0054】
【実施例】図1〜図3に示す本発明方法により、低炭素
鋼製の外径20mm、肉厚2.0mmの素管を、外径1
8mm、肉厚1.75mmの製品に仕上げる製造試験を
行った。試験に際し、ロールは、SKD11製で、熱処
理によって表面硬さをロックウェル硬度(HRC)で60
以上に調整する一方、材料の噛出しを防ぐため、その孔
型を短径dm が18.0mm、長径dc が19.05m
mで、その比dc /dm を1.06としたものを用い
た。さらに、プラグの潤滑は、素管の内面に硫化油脂を
主成分とする潤滑油を予め塗布することによって行っ
た。
【0055】《試験1》大径ロールに対する管材の噛込
み性を調べるため、管材噛込み角度θs が18.2°に
なるロール径Ds が40mmの非駆動小径ロールを用
い、駆動大径ロールに対する管材の噛込み角度θb を種
々変化させるべく、大径ロールのロール径Db を種々変
化(100〜200mm)させて圧延を行った。この
時、テーパプラグとしてはテーパ角度2βが14°、ガ
イド部直径Dk が15.5mm、平行仕上げ部直径Dp
が14.4mmで、肉厚圧下率が12.5%になるもの
を用いた。また、大径ロールの回転中心Ob を小径ロー
ルの回転中心Os よりも圧延進行方向へ変位量Eが3.
0mmとなるように変位設定した。なお、駆動大径ロー
ルはロール径に係わらず30rpmで駆動した。その結
果を、表1に示した。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示す結果から明らかなように、駆動
大径ロールに対する管材の噛込み角度θb が10°以下
の範囲では管材が大径ロールに噛込み圧延することが可
能であったが、噛込み角度θb が10°を超えると管材
が大径ロールに噛込まず、圧延することができなかっ
た。
【0058】《試験2》非駆動小径ロールによるプラグ
のフロート性を調べるため、管材噛込み角度θb が9.
1°になるロール径Db が160mmの駆動大径ロール
を用い、プラグのテーパ角度2βを種々変化(8〜14
°)させると共に、非駆動小径ロールに対する管材噛込
み角度θs を種々変化させるべく、小径ロールのロール
径Ds を種々変化(20〜80mm)させて圧延を行っ
た。なお、プラグの平行仕上げ部直径DP およびガイド
部直径Dk は、それぞれ14.5mm、15.5mm一
定とし、肉厚圧下率が12.5%の一定になるようにし
た。また、駆動大径ロールの回転中心Ob は、非駆動小
径ロールの回転中心Os よりも圧延進行方向へ変位量E
が3.0mmとなるように変位設定した。さらに、駆動
大径ロールは30rpmで駆動した。その結果を、表2
に示す。
【0059】
【表2】
【0060】表2に示す結果から明らかなように、テー
パ角度2βが12°以上のテーパプラグを用い、小径ロ
ールとしてその管材噛込み角θs が14゜以上で、かつ
(θs −2β)が2゜以上、換言すればθs が(2θ+
2)°以上の場合にのみテーパプラグをフロートしての
圧延が可能であったが、上記以外ではテーパプラグをフ
ロートできなかった。また、小径ロールに対する管材噛
込み角θs が25°を超えると、圧延時の反力によって
小径ロールの軸変形が生じて圧延することができなかっ
た。
【0061】《試験3》テーパプラグの平行仕上げ部直
径DP 、換言すれば肉厚圧下率の影響を調べるために、
管材噛込み角度θs が18.2°になるロール径Ds が
40mmの非駆動小径ロールと、管材噛込み角度θb が
8.5°になるロール径Db が180mmの駆動大径ロ
ールとを、その回転中心Os とOb との変位量Eが3.
0mmになるように変位設定し、テーパ角度2βが14
°であり、肉厚圧下率を種々変化させるべく、平行仕上
げ部直径DP を種々変化(14.0〜15.0mm)さ
せる一方、ガイド部直径Dk を15.5mm一定にした
テーパプラグを用いて圧延を行った。なお、駆動大径ロ
ールは30rpmで駆動した。その結果を、表3に示
す。
【0062】
【表3】
【0063】表3に示す結果から明らかなように、肉厚
圧下率が15%以下の場合にはテーパプラグをフロート
しての圧延が可能であったが、肉厚圧下率が15%を越
えるとテーパプラグをフロートできなかった。
【0064】《試験4》駆動大径ロールと非駆動小径ロ
ールの回転中心の変位量Eの影響を調べるために、ロー
ル径Db が160mm(管材噛込み角度θb =9.1
°)で、ロール孔型溝底部での管軸長方向の投影接触長
さLb が12.6mmになる駆動大径ロールと、ロール
径Ds が40mm(管材噛込み角度θs =18.2°)
で、上記ロール孔型溝底部での管軸長方向の投影接触長
さLs が6.2mmになる非駆動小径ロールとを用い、
その回転中心Ob とOs との変位量Eを種々変化(0〜
8.0mm)させて圧延を行った。この時、テーパプラ
グとしては、テーパ角度2βが14°、平行仕上げ部の
直径DP が14.5mm、ガイド部直径Dk が15.5
mmで、肉厚圧下率が12.5%になるものを用いた。
また、駆動大径ロールは30rpmで駆動した。その結
果を、表4に示した。
【0065】
【表4】
【0066】表4に示す結果から明らかなように、変位
量Eが6.0〜3.5mmの範囲、換言すれば(Lb −
Ls )の0.5〜1.0倍の範囲内に場合にはテーパプ
ラグをフロートしての圧延が可能であったが、変位量E
が(Lb −Ls )の1.0倍を超えると駆動大径ロール
に管材が噛込まず、圧延不可能であった。また逆に、変
位量Eが(Lb −Ls )の0.5倍未満であると、駆動
大径ロールに管材が噛込むものの、テーパプラグをフロ
ートできなかった。
【0067】以上の試験結果から明らかなように、本発
明で規定する範囲外ではテーパプラグをフルフロートし
ての圧延が不可能であることがわかる。
【0068】
【発明の効果】本発明の方法によれば、4ロールスタン
ドの管材冷間圧延法でフルフロートプラグ圧延が可能と
なる。この結果、従来のプラグを用いた4ロ−ル圧延法
では必要であったマンドレルバーによるプラグ支持が不
要で、かつその位置調整が全く不要となり、小量多品種
の生産に適用して特に有効である。また、4ロール圧延
法の特徴である高寸法精度圧延を維持したまま、コイル
状の素管を圧延することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用いる4ロールスタンドのロー
ル配置を示す正面図である。
【図2】本発明の方法で用いるテーパプラグを示す側面
図である。
【図3】本発明の方法で用いる4ロールスタンドを構成
する非駆動小径ロールとテーパプラグ、および被圧延管
材との関係を説明するための一部破断側面図である。
【図4】図1のA−A線およびB−B線矢視断面を併記
して示し、駆動大径ロールと被駆動小径ロールの位置関
係を説明するための図である。
【図5】本発明の方法で用いるロール孔がの一例を示す
図である。
【図6】従来の冷間引き抜き加工方法を説明するための
一部破断側面図である。
【図7】従来の4ロール圧延法を説明するための図であ
る。
【図8】従来の4ロール圧延法で肉厚圧下圧延を行う方
法を説明するための一部破断側面図である。
【図9】従来の4ロール圧延法で肉厚圧下圧延を行う他
の方法を説明するための一部破断側面図である。
【図10】図9の部分拡大図である。
【図11】従来の4ロール圧延機の一例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1:駆動大径ロール、 2:非駆動小径ロール、 3:テーパプラグ、 3a:ガイド部、 3b:テーパ部、 3c:平行仕上げ部、 3d:肩部、 4:被圧延管材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パスライン周りに相対向する一対の駆動ロ
    ールと、相対向するもう一対の非駆動ロールとを備える
    4ロール型の孔型スタンドを連続配置してなる管圧延機
    により管材の外径と肉厚を冷間で同時に減ずるに際し、
    大径のガイド部と小径の平行仕上げ部とを備え、ガイド
    部と平行仕上げ部との間にテーパ部を形成してなり、前
    記平行仕上げ部の直径Dp が下記式を満たし、かつテ
    ーパ部のテーパ角度2βが12〜23°であるテーパプ
    ラグをパスライン上の被圧延管材の内面に配置する一
    方、非駆動ロールとして被圧延管材の噛込み角度θs が
    (2β+2)〜25°になる溝底間直径Ds を有する小
    径ロールを用い、駆動ロールとして被圧延管材の噛込み
    角度θb が10°以下になる溝底間直径Db を有する大
    径ロールを用いるとともに、駆動大径ロール対の回転中
    心を非駆動小径ロール対の回転中心よりも圧延進行方向
    へ下記式を満たす範囲内に変位設定して圧延すること
    を特徴とする管材の冷間圧延方法。 Dp ≦d2 −1.7t1 ・・・・・・ ただし、 d2 :圧延後の管外径 t1 :圧延前の管肉厚 θs :小径ロールに対する管材噛込み角度 0.05(Lb −Ls )≦E≦1.0(Lb −Ls )・・・・ ただし、 E:変位量 Lb :駆動ロールの溝底部におけるパスライン方向投影
    管材接触長 Ls :非駆動ロールの溝底部におけるパスライン方向投
    影管材接触長
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