JPH05169135A - 回転ホイール式連続押出方法 - Google Patents
回転ホイール式連続押出方法Info
- Publication number
- JPH05169135A JPH05169135A JP35512191A JP35512191A JPH05169135A JP H05169135 A JPH05169135 A JP H05169135A JP 35512191 A JP35512191 A JP 35512191A JP 35512191 A JP35512191 A JP 35512191A JP H05169135 A JPH05169135 A JP H05169135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary wheel
- extruded
- passage
- abutment
- type continuous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高品質の押出製品を効率よく製造し得る回転
ホイール式連続押出方法を提供する。 【構成】 周縁にエンドレス溝１を設けた回転ホイール
２の前記エンドレス溝１と固定シューブロック３とによ
り通路４を形成し、この通路４に押出素材５を連続的に
供給し、前記回転ホイール２の回転により押出素材５に
押出圧力を発生させて、押出素材５を通路４の前方に配
置したアバットメントのメタル流入口９から集合室８内
に圧入し、更に集合室８の前方に配置したダイ10を通し
て所定形状の製品に押出す回転ホイール式連続押出方法
において、アバットメントのメタル流入口９の断面積Ｓ
mm2 を〔63＋ 4.2Ａ〕以下、〔21＋ 4.2Ａ〕以上の範囲
内（但し，Ａは押出製品の肉部断面積，単位mm2 。）に
限定して、空気の巻込み欠陥及びフラッシュ率を低減す
る。
ホイール式連続押出方法を提供する。 【構成】 周縁にエンドレス溝１を設けた回転ホイール
２の前記エンドレス溝１と固定シューブロック３とによ
り通路４を形成し、この通路４に押出素材５を連続的に
供給し、前記回転ホイール２の回転により押出素材５に
押出圧力を発生させて、押出素材５を通路４の前方に配
置したアバットメントのメタル流入口９から集合室８内
に圧入し、更に集合室８の前方に配置したダイ10を通し
て所定形状の製品に押出す回転ホイール式連続押出方法
において、アバットメントのメタル流入口９の断面積Ｓ
mm2 を〔63＋ 4.2Ａ〕以下、〔21＋ 4.2Ａ〕以上の範囲
内（但し，Ａは押出製品の肉部断面積，単位mm2 。）に
限定して、空気の巻込み欠陥及びフラッシュ率を低減す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気巻込み等の欠陥の
ない高品質の押出製品を効率良く製造し得る回転ホイー
ル式連続押出方法に関する。
ない高品質の押出製品を効率良く製造し得る回転ホイー
ル式連続押出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】回転ホイール式連続押出機は、図１にそ
の要部を示したように、周縁にエンドレス溝１を設けた
回転ホイール２の前記エンドレス溝１と固定シューブロ
ック３とにより形成される通路４内に押出素材５を連続
的に供給し、前記ホイール２を回転させてホイール２と
前記素材５との間に生じる接触摩擦抵抗により前記素材
５に押出圧力を発生させて、前記素材５を前記通路４の
前方に配置したアバットメント６の押出素材当接面７に
て方向を90度転換して、横方向に位置する集合室８内に
アバットメント６のメタル流入口９を通して圧入し、更
に前記集合室８の先端部位に配置したダイ10を通して所
定形状の製品に押出すもので、例えば図３に示したよう
な熱交換器用の多穴管11或いは図示しないＡｌ被覆鋼線
のような、小断面の長尺材の製造に適している。尚、前
述の如き中空状の多穴管11を押出す時はダイ10の中央部
位に中子12を配置する。又この押出機では、押出素材５
の外周部分がアバットメント６の先端部とエンドレス溝
１との間隙16から押出されフラッシュ（屑）13として除
去される。前記のアバットメント６の先端部とエンドレ
ス溝１との間隙16は、通常エンドレス溝１内面とアバッ
トメント６先端部とが、ホイール２が多少ブレても直接
接触しない範囲でできるだけ狭く設定してフラッシュ13
の発生を少なく抑えている。
の要部を示したように、周縁にエンドレス溝１を設けた
回転ホイール２の前記エンドレス溝１と固定シューブロ
ック３とにより形成される通路４内に押出素材５を連続
的に供給し、前記ホイール２を回転させてホイール２と
前記素材５との間に生じる接触摩擦抵抗により前記素材
５に押出圧力を発生させて、前記素材５を前記通路４の
前方に配置したアバットメント６の押出素材当接面７に
て方向を90度転換して、横方向に位置する集合室８内に
アバットメント６のメタル流入口９を通して圧入し、更
に前記集合室８の先端部位に配置したダイ10を通して所
定形状の製品に押出すもので、例えば図３に示したよう
な熱交換器用の多穴管11或いは図示しないＡｌ被覆鋼線
のような、小断面の長尺材の製造に適している。尚、前
述の如き中空状の多穴管11を押出す時はダイ10の中央部
位に中子12を配置する。又この押出機では、押出素材５
の外周部分がアバットメント６の先端部とエンドレス溝
１との間隙16から押出されフラッシュ（屑）13として除
去される。前記のアバットメント６の先端部とエンドレ
ス溝１との間隙16は、通常エンドレス溝１内面とアバッ
トメント６先端部とが、ホイール２が多少ブレても直接
接触しない範囲でできるだけ狭く設定してフラッシュ13
の発生を少なく抑えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回転ホイール式連続押出機を用いて、前述の多穴管
等を押出すと、押出製品に空気の巻込み欠陥が生じると
いう問題があった。
うな回転ホイール式連続押出機を用いて、前述の多穴管
等を押出すと、押出製品に空気の巻込み欠陥が生じると
いう問題があった。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】本発明はかかる状況に鑑み
鋭意研究を行ない、前述の空気巻き込み欠陥の発生は、
アバットメントのメタル流入口の大きさによって左右さ
れることを見出し、更に研究を進めて本発明を完成する
に至ったものである。即ち、本発明は、周縁にエンドレ
ス溝を設けた回転ホイールの前記エンドレス溝と固定シ
ューブロックとにより通路を形成し、この通路に押出素
材を連続的に供給し、前記ホイールの回転に伴い生じる
回転ホイールと押出素材との間の接触摩擦抵抗により押
出素材に押出圧力を発生させて、押出素材を前記通路の
前方に配置したアバットメントのメタル流入口から集合
室内に圧入し、更に前記集合室の前方に配置したダイを
通して所定形状の製品に押出す回転ホイール式連続押出
方法において、アバットメントのメタル流入口の断面積
Ｓmm2 と押出製品の肉部の断面積Ａmm2 との間に、次の
関係式、63＋ 4.2Ａ≧Ｓ≧21＋ 4.2Ａが成り立つことを
特徴とする回転ホイール式連続押出方法である。本発明
方法において、アバットメントのメタル流入口の断面積
Ｓを、63＋ 4.2Ａ≧Ｓ≧21＋ 4.2Ａの関係式を満足する
ように限定した理由は、Ｓが63＋ 4.2Ａを超える断面積
では、前記流入口手前のメタル圧力が低下して集合室内
に空気が侵入し、押出製品に空気の巻込み欠陥が生じる
為である。又Ｓが21＋ 4.2Ａを下回る断面積では、前記
流入口手前のメタル圧力が増加してメタルがアバットメ
ントとエンドレス溝との間隙から大量に押出されて製品
歩留りが著しく低下する為である。
鋭意研究を行ない、前述の空気巻き込み欠陥の発生は、
アバットメントのメタル流入口の大きさによって左右さ
れることを見出し、更に研究を進めて本発明を完成する
に至ったものである。即ち、本発明は、周縁にエンドレ
ス溝を設けた回転ホイールの前記エンドレス溝と固定シ
ューブロックとにより通路を形成し、この通路に押出素
材を連続的に供給し、前記ホイールの回転に伴い生じる
回転ホイールと押出素材との間の接触摩擦抵抗により押
出素材に押出圧力を発生させて、押出素材を前記通路の
前方に配置したアバットメントのメタル流入口から集合
室内に圧入し、更に前記集合室の前方に配置したダイを
通して所定形状の製品に押出す回転ホイール式連続押出
方法において、アバットメントのメタル流入口の断面積
Ｓmm2 と押出製品の肉部の断面積Ａmm2 との間に、次の
関係式、63＋ 4.2Ａ≧Ｓ≧21＋ 4.2Ａが成り立つことを
特徴とする回転ホイール式連続押出方法である。本発明
方法において、アバットメントのメタル流入口の断面積
Ｓを、63＋ 4.2Ａ≧Ｓ≧21＋ 4.2Ａの関係式を満足する
ように限定した理由は、Ｓが63＋ 4.2Ａを超える断面積
では、前記流入口手前のメタル圧力が低下して集合室内
に空気が侵入し、押出製品に空気の巻込み欠陥が生じる
為である。又Ｓが21＋ 4.2Ａを下回る断面積では、前記
流入口手前のメタル圧力が増加してメタルがアバットメ
ントとエンドレス溝との間隙から大量に押出されて製品
歩留りが著しく低下する為である。
【０００５】以下に本発明を図を参照して具体的に説明
する。図２イは回転ホイール式連続押出機におけるアバ
ットメント６のメタル流入口９部分の態様例を示す縦断
面図である。又図２ロは、図２イのＡ−Ａ矢視部の横断
面図である。而して、アバットメント６のメタル流入口
９の断面形状は角形の他、円形，楕円形等任意の形状の
ものが適用できる。又流入口９に奥行きがあり、場所に
より断面積が異なる場合は、最も狭い部位の断面積をＳ
とする。本発明方法は、図３に示した如き多穴管の他、
パイプ材や中実棒材等の任意の断面形状の押出製品の製
造に応用してその効果を発揮するものである。尚、多穴
管等の断面積Ａは、肉部14の断面積を指し、中空部15は
含まない。
する。図２イは回転ホイール式連続押出機におけるアバ
ットメント６のメタル流入口９部分の態様例を示す縦断
面図である。又図２ロは、図２イのＡ−Ａ矢視部の横断
面図である。而して、アバットメント６のメタル流入口
９の断面形状は角形の他、円形，楕円形等任意の形状の
ものが適用できる。又流入口９に奥行きがあり、場所に
より断面積が異なる場合は、最も狭い部位の断面積をＳ
とする。本発明方法は、図３に示した如き多穴管の他、
パイプ材や中実棒材等の任意の断面形状の押出製品の製
造に応用してその効果を発揮するものである。尚、多穴
管等の断面積Ａは、肉部14の断面積を指し、中空部15は
含まない。
【０００６】
【作用】本発明の回転ホイール式連続押出方法では、ア
バットメントのメタル流入口の断面積を、押出製品の肉
部の断面積の大きさに応じて、所定の断面積に限定した
ので、流入口が広すぎることによるメタル内への空気の
巻込みが減少し、又流入口が狭すぎることによるフラッ
シュ量の増大が改善され、依って高品質の押出製品が歩
留りよく製出される。
バットメントのメタル流入口の断面積を、押出製品の肉
部の断面積の大きさに応じて、所定の断面積に限定した
ので、流入口が広すぎることによるメタル内への空気の
巻込みが減少し、又流入口が狭すぎることによるフラッ
シュ量の増大が改善され、依って高品質の押出製品が歩
留りよく製出される。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。ベルトホイール式連続鋳造圧延方法により製造した
9.8ｍｍφのＡｌ荒引線を伸線及び皮剥加工後、脱脂処
理して 9.3ｍｍφの押出素材となし、この素材を図１に
示した回転ホイール式連続押出機により、種々断面積の
多穴管に10ｍ／min.の速度で押出成形した。アバットメ
ントのメタル流入口の断面形状は、図２ロに示した角形
とし、縦，横の寸法ａ，ｂは種々に変えた。又エンドレ
ス溝内面とアバットメント先端部との間隙は 0.5ｍｍに
設定した。このようにして製造した各々の多穴管につい
て空気の巻込み欠陥等を調査した。結果は表１に示し
た。
る。ベルトホイール式連続鋳造圧延方法により製造した
9.8ｍｍφのＡｌ荒引線を伸線及び皮剥加工後、脱脂処
理して 9.3ｍｍφの押出素材となし、この素材を図１に
示した回転ホイール式連続押出機により、種々断面積の
多穴管に10ｍ／min.の速度で押出成形した。アバットメ
ントのメタル流入口の断面形状は、図２ロに示した角形
とし、縦，横の寸法ａ，ｂは種々に変えた。又エンドレ
ス溝内面とアバットメント先端部との間隙は 0.5ｍｍに
設定した。このようにして製造した各々の多穴管につい
て空気の巻込み欠陥等を調査した。結果は表１に示し
た。
【０００８】
【表１】
【０００９】表１より明らかなように、本発明方法品
（No１〜９）は、空気巻込み欠陥及びフラッシュ率が共
に小さく、品質及び生産性に優れるものであった。これ
に対し、比較例品のNo10,12,14はメタル流入口が広すぎ
て空気巻込み欠陥が増え、又No11,13,15はメタル流入口
が狭すぎた為、フラッシュ率が増加して生産性が低下し
た。
（No１〜９）は、空気巻込み欠陥及びフラッシュ率が共
に小さく、品質及び生産性に優れるものであった。これ
に対し、比較例品のNo10,12,14はメタル流入口が広すぎ
て空気巻込み欠陥が増え、又No11,13,15はメタル流入口
が狭すぎた為、フラッシュ率が増加して生産性が低下し
た。
【００１０】
【効果】以上述べたように、本発明方法によれば、高品
質の押出製品を効率良く製造することができ、工業上顕
著な効果を奏する。
質の押出製品を効率良く製造することができ、工業上顕
著な効果を奏する。
【図１】回転ホイール式連続押出機の要部説明図であ
る。
る。
【図２】回転ホイール式連続押出機におけるアバットメ
ントのメタル流入口の縦，横断面説明図である。
ントのメタル流入口の縦，横断面説明図である。
【図３】多穴管の横断面図である。
１ エンドレス溝 ２ 回転ホイール ３ 固定シューブロック ４ 通路 ５ 押出素材 ６ アバットメント ７ アバットメントの押出素材当接面 ８ 集合室 ９ メタル流入口 10 ダイ 11 多穴管 12 中子 13 フラッシュ 14 肉部 15 中空部 16 エンドレス溝内面とアバットメント先端部との間隙
Claims (1)
- 【請求項１】 周縁にエンドレス溝を設けた回転ホイー
ルの前記エンドレス溝と固定シューブロックとにより通
路を形成し、この通路に押出素材を連続的に供給し、前
記ホイールの回転に伴い生じる回転ホイールと押出素材
との間の接触摩擦抵抗により押出素材に押出圧力を発生
させて、押出素材を前記通路の前方に配置したアバット
メントのメタル流入口から集合室内に圧入し、更に前記
集合室の前方に配置したダイを通して所定形状の製品に
押出す回転ホイール式連続押出方法において、アバット
メントのメタル流入口の断面積Ｓmm2 と押出製品の肉部
の断面積Ａmm2 との間に、次の関係式、63＋ 4.2Ａ≧Ｓ
≧21＋ 4.2Ａが成り立つことを特徴とする回転ホイール
式連続押出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35512191A JPH05169135A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 回転ホイール式連続押出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35512191A JPH05169135A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 回転ホイール式連続押出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05169135A true JPH05169135A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18442063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35512191A Pending JPH05169135A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 回転ホイール式連続押出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05169135A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115228959A (zh) * | 2022-07-18 | 2022-10-25 | 山东大学 | 一种大尺寸构件整体挤压成形设备 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP35512191A patent/JPH05169135A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115228959A (zh) * | 2022-07-18 | 2022-10-25 | 山东大学 | 一种大尺寸构件整体挤压成形设备 |
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