JP2002102740A - フィルム粉砕装置 - Google Patents

フィルム粉砕装置

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JP2002102740A
JP2002102740A JP2000299290A JP2000299290A JP2002102740A JP 2002102740 A JP2002102740 A JP 2002102740A JP 2000299290 A JP2000299290 A JP 2000299290A JP 2000299290 A JP2000299290 A JP 2000299290A JP 2002102740 A JP2002102740 A JP 2002102740A
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JP
Japan
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film
nip
nip rolls
take
roll
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JP2000299290A
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English (en)
Inventor
Hiroharu Tanaka
弘治 田中
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、フィルムが薄いもの、あるいは腰
の弱いものでも、凹凸部によりニップロールに巻付くこ
とがなく連続運転を可能とするフィルム粉砕装置を得る
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明によるフィルム粉砕装置は、ガイ
ドロール(2)、引取装置(3)、シュート(4)および粉砕機
(5)により構成され、前記引取装置(3)を構成する第1、
第2ニップロール(6、7)の外周表面の軸方向に、相互に
噛合う凹凸部(8)を形成し、フィルムを軸方向に拡げつ
つ、粉砕機(5)に供給する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム粉砕装置
に関し、特に、ニップロールに凹凸部を形成することに
より、薄いフィルムでも確実に引取って粉砕することが
できるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック原料からフィルムが
生産される場合、幅広のシートの両端部分すなわち耳部
が切取られて廃棄されている。また、フィルム生産装置
の運転開始時あるいは運転状態が不調の場合、生産され
たフィルムは製品品質基準に合格せず廃棄されている。
このようにフィルムの生産工程で廃棄されるフィルム
は、未使用の製品と同等であり、フィルムあるいはその
他のプラスチック製品の原料として再利用されている。
この再利用に際して、帯状の耳部あるいはシート状のフ
ィルムを、そのままの状態で直接原料として生産装置に
供給することは出来ないため、フィルム粉砕装置により
粉砕し、取扱易くした上でその他の原料と混合するなど
して再利用されている。
【0003】従来のフィルム粉砕装置としては、図3に
示す構成が採用されている。図3において、符号10で
示されるものはフィルム1を粉砕するためのフィルム粉
砕装置であり、このフィルム粉砕装置10は、その上流
側から順次、ガイドロール2、引取装置3、シュート4
および粉砕機5により構成されている。
【0004】前記引取装置3は、一対のフラットロール
からなる第1、第2ニップロール6、7により構成さ
れ、第1ニップロール6は固定装置20で固定され、第
2ニップロール7には加圧装置21が接続されている。
すなわち、平行して配置された一対の前記ニップロール
6、7は、外周面が相互に圧接するように構成されてい
る。また、前記ニップロール6、7は図示しない回転駆
動装置で互いに内側方向に回転するように構成され、各
ニップロール6、7の下方位置には前記シュート4を有
する粉砕機5が設けられている。
【0005】以上のように構成されたフィルム粉砕装置
10において、フィルム1を粉砕処理する場合には、引
取装置3の各ニップロール6、7を加圧装置21により
適宜の圧接力で相互に圧接調節した状態で回転駆動する
とともに、粉砕機5を駆動した状態で、フィルム1を供
給する。このフィルム1は、ガイドロール2に案内され
ながら、引取装置3の各ニップロール6、7に挟まれて
引込まれ、シュート4を経て粉砕機5へ順次供給され、
フィルム1は粉砕され粉砕原料となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルム粉砕装
置は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、粉砕処理するフィルムが
厚さの厚いものは問題なく粉砕処理できるが、薄いも
の、あるいは腰の弱いものの場合、フィルムに引取方向
の剛性が無く、容易に曲折し、各ニップロールに付着し
て巻付くことがあった。また、シュートの内面に付着す
ることもあった。その結果、フィルムがニップロールに
大量に巻付いたり、シュート内に滞留したりして粉砕機
5へ供給されず、粉砕処理が継続できなくなっていた。
このような現象が発生すると、フィルム粉砕装置の運転
を停止し、巻付いたり滞留したフィルムを取除き、改め
て起動しなければならず、多大の労苦を伴い、かつ生産
効率も低下していた。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、フィルムの厚さが薄いも
の、あるいは腰の弱いものである場合でも、ニップロー
ルに巻付くことがなく、かつ、シュートの内面に付着す
ることがなく、連続運転を可能とするフィルム粉砕装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるフィルム粉
砕装置は、フィルムが、ガイドロール、引取装置及びシ
ュートを経て粉砕機に送られて粉砕さけるようにしたフ
ィルム粉砕装置において、前記引取装置を構成する一対
の第1、第2ニップロールの外周表面の軸方向に、相互
に噛合う凹凸部が形成されている構成であり、また、前
記各ニップロールの下流側に、前記各ニップロールの前
記凹凸部に噛合うスクレーパ用凹凸部が形成された第
1、第2スクレーパが配設されている構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるフ
ィルム粉砕装置の好適な実施の形態について説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて
説明する。図1において符号10で示されるものはフィ
ルム粉砕装置であり、このフィルム粉砕装置10は、そ
の上流側から順次、ガイドロール2、引取装置3、シュ
ート4および粉砕機5により構成されている。
【0010】前記引取装置3は、一対の第1、第2ニッ
プロール6、7により構成され、第1ニップロール6は
固定装置20で固定され、第2ニップロール7には加圧
装置21が接続されている。すなわち、互いに平行して
配設された各ニップロール6、7は、外周面が相互に圧
接するように構成され、図示しない回転駆動装置によっ
て互いに内側に回転するように構成されている。さら
に、前記各ニップロール6、7の外周表面には、その軸
方向に、相互に噛合う凹凸部8が形成されている。
【0011】さらに、前記引取装置3の前記ニップロー
ル6、7のそれぞれの下流側には、各ニップロール6、
7の凹凸部8に噛合うスクレーパ用凹凸部9が形成され
た第1、第2スクレーパ10、11が配設されている。
なお、前記凹凸部8及びスクレーパ用凹凸部9の断面形
状は、角、台形、三角山形、滑らかな山形など、何れの
形状でも可である。
【0012】以上のように構成されたフィルム粉砕装置
10において、フィルム1を粉砕処理するには、引取装
置3の各ニップロール6、7を加圧装置21により適宜
の圧接力で相互に圧接した状態で回転駆動するととも
に、粉砕機5を駆動した状態で、フィルム1を供給す
る。このフィルム1は、ガイドロール2に案内されつ
つ、引取装置3の各ニップロール6、7に挟まれて引込
まれ、シュート4を経て粉砕機5へ順次供給される。こ
のフィルム1は、各ニップロール6、7の凹凸部8が噛
合った圧接部を通過する際、幅方向に折り曲げられた状
態となり、長さ方向すなわち流れ方向に剛性が付加さ
れ、湾曲し難くなって各ニップロール6、7への巻付き
が防止される。
【0013】また、各ニップロール6、7のそれぞれの
下流側に配置された各スクレーパ10、11のスクレー
パ用凹凸部9により、各ニップロール6、7に巻付こう
とするフィルム1を掻き落とし、このフィルム1は巻付
くことなく粉砕機5に供給されて粉砕され粉砕原料とな
る。
【0014】
【発明の効果】本発明によるフィルム粉砕装置は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。 (1)各ニップロールの外周表面に凹凸部を形成したこ
とにより、各ニップロールを通過するフィルムは、幅方
向に折り曲げられた状態となり、長さ方向すなわち供給
方向に剛性が付加され、湾曲し難くなる。その結果、処
理されるフィルムが薄いもの、あるいは腰の弱いもので
ある場合でも、ニップロールに付着しにくく、また、シ
ュートの内面に付着することも無くなり、スムーズに粉
砕機へ供給される。 (2)また、各ニップロールの下流側に、ニップロール
の凹凸部と噛合うスクレーパ用凹凸部が形成されたスク
レーパが噛合い状態に配置されたことにより、ニップロ
ールに巻付こうとするフィルムが掻き落とされ、粉砕機
へ供給される。従って、フィルムがニップロールに巻付
くことも、シュート内に滞留することも無くなり、粉砕
処理が継続して行えるようになり、生産効率を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルム粉砕装置の構成図であ
る。
【図2】図1のニップロールとスクレーパとの噛合い状
態を示す部分断面図である。
【図3】従来のフィルム粉砕装置の構成図である。
【符号の説明】
10 フィルム粉砕装置 3 引取装置 4 シュート 5 粉砕機 6、7 第1、第2ニップロール 8 凹凸部 9 スクレーパ用凹凸部 10、11 第1、第2スクレーパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム(1)が、ガイドロール(2)、引取
    装置(3)及びシュート(4)を経て粉砕機(5)に送られて粉
    砕されるようにしたフィルム粉砕装置において、前記引
    取装置(3)を構成する一対の第1、第2ニップロール
    (6、7)の外周表面の軸方向に、相互に噛合う凹凸部(8)
    が形成されていることを特徴とするフィルム粉砕装置。
  2. 【請求項2】 前記各ニップロール(6、7)の下流側に、
    前記各ニップロール(6、7)の前記凹凸部(8)に噛合うス
    クレーパ用凹凸部(9)が形成された第1、第2スクレー
    パ(10、11)が配設されていることを特徴とする請求項1
    記載のフィルム粉砕装置。
JP2000299290A 2000-09-29 2000-09-29 フィルム粉砕装置 Pending JP2002102740A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009298025A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルムの製造方法、光学フィルム及び光学フィルムの製造装置
CN102190808A (zh) * 2010-03-11 2011-09-21 富士胶片株式会社 送风装置及送风方法以及溶液制膜设备
JP2011207216A (ja) * 2010-03-11 2011-10-20 Fujifilm Corp 風送装置及び風送方法並びに溶液製膜設備

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JP2009298025A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルムの製造方法、光学フィルム及び光学フィルムの製造装置
CN102190808A (zh) * 2010-03-11 2011-09-21 富士胶片株式会社 送风装置及送风方法以及溶液制膜设备
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