JP2002102340A - 過酸化脂質吸着材 - Google Patents
過酸化脂質吸着材Info
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Abstract
的に酸化LDLを吸着しうる吸着材を提供する。 【解決手段】アルキル基の炭素数が2〜16であるアル
キル化ポリアルキレンイミンを支持体に付与した吸着材
は酸化LDLを選択的に吸着するため、体液中の他の成
分をほとんど損なうことなく、酸化LDLを取り除くこ
とができる。
Description
質(酸化LDL)の吸着材に関するものである。さらに
詳しくは体液中より酸化LDLを選択的に除去し、動脈
硬化症の諸症状の軽減または進展を抑えるための吸着材
に関するものである。
かつ弾力を失い硬化をきたした病変の総称であり、その
なかでも、頻度がずば抜けて高く、かつ重要な疾患が粥
状動脈硬化症であり、一般的にも動脈硬化症といえば粥
状動脈硬化症を意味することが多い。粥状動脈硬化巣の
形成に重要な役割を果たしているのが、過酸化脂質であ
る。その中でも、特に酸化LDLは様々な生物作用をも
っており、内皮細胞から一酸化窒素(NO)産生を抑制
するなどの作用以外にも、単球を内皮下に遊送、集積さ
せ、そのものをマクロファージとさせ、酸化LDLそれ
自身を取り込み泡沫細胞とさせ、動脈壁のプラーク形成
を促進するほか、内皮細胞や平滑筋細胞傷害を促進する
など、動脈硬化の発症、進展に重要な役割を果たしてい
る。従って、血中から過酸化脂質、特に酸化LDLを除
去することが望ましい。
ては外科的に狭窄した血管を押し広げたり、薬剤を用い
てLDLの代謝を阻害したりするものしかなかった。前
者は、侵襲度が高く、また動脈硬化症の進展予防はでき
ない。後者はLDLの代謝異常のない動脈硬化症患者に
は有効ではないという問題点があった。
解決するために体液中の有効成分をほとんど失うことな
く選択的に酸化LDLを吸着しうる吸着材を提供するも
のである。
にアルキル基の炭素数が2以上、16以下であるアルキ
ル化ポリアルキレンイミンが付与されていることを特徴
とする過酸化脂質吸着材によって達成される。
に説明する。
選択的な親和性をもつアルキル化ポリアルキレンイミン
が付与されてなることを特徴とするものである。
が多いため、LDLを除去してやることにより動脈硬化
の進展予防などに有効であるが、透析患者や心疾患を有
する患者の場合は、血中のLDL濃度は健常者と同レベ
ルであることが多い。また、高密度リポ蛋白質(HD
L)は動脈硬化防御因子としての機能を有するため、透
析患者や心疾患を有する患者の血中のHDL濃度を下げ
てはいけない。このように、透析患者や心疾患を有する
患者からは、過酸化脂質、特に酸化LDLを選択的に除
去することが望ましい。本発明においては、支持体表面
積1m2あたりの血漿量が3.3×102ml/m2であ
る条件で吸着材と血漿を相互作用させたときに、該血漿
中に含まれている初期濃度2μg/mlの酸化低密度リ
ポ蛋白の吸着除去率が60%以上、低密度リポ蛋白の吸
着除去率が20%未満、高密度リポ蛋白の吸着除去率が
15%未満であることを、その選択性の指標とすること
ができる。
アルキレンイミンを付与するための水に溶解しない性質
をもつ物質をいう。本発明に用いる支持体は有機性、無
機性いずれであってもよい。支持体の材料の具体例とし
ては、ポリスチレンで代表される芳香族ポリビニル化合
物、ポリスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアミド、
ポリイミド、ポリエーテル、ポリフェニレンサルファイ
ドなどがあげられるが、目的とする酸化LDL以外の体
液成分が吸着しにくいポリスルホンが好ましい。ここで
いう体液とは、血液、腹水、リンパ液、関節内液、その
他の生体由来の液性成分および、これらから得られた分
画成分のことを指す。
を付与する方法としては、物理吸着による方法、イオン
結合による方法、共有結合により固定化する方法などを
用いることができる。しかしながら、吸着材の保存性、
安定性のためにはアルキル化ポリアルキレンイミンが、
支持体から脱離溶出しないことが重要であるので、強固
な固定が可能な共有結合法により付与することが望まし
い。すなわち、支持体の表面に、アルキル化ポリアルキ
レンイミンの固定化反応に用いうるアミン結合性基が存
在していると好都合である。そのようなアミン結合性基
の具体例としては、ハロメチル基、ハロアセチル基、ハ
ロアセトアミドメチル基、ハロゲン化アルキル基、エポ
キサイド基、カルボキシル基、イソシアン酸基、チオイ
ソシアン酸基、酸無水物基などがあげられる。とりわ
け、活性ハロゲン基は、製造が容易な上に反応性が高
く、固定化反応を温和な条件で行えることに加え、この
際生じる共有結合が化学的に安定なので、本発明では好
ましく用いられる。
料の具体例としては、クロロアセトアミドメチルポリス
チレン、クロロアセトアミドメチル化ポリスルホン、ク
ロロアセトアミドメチル化したポリエーテルイミドなど
があげられる。さらに、これらは有機溶媒に対して可溶
性であると成形しやすいので好ましい。中でも、クロロ
アセトアミドメチル化ポリスルホンが特に好ましい。
分子量は、通常5000以上、100万以下、とりわけ
1万以上、20万以下のものが好ましく用いられる。
ミンは、ポリアルキレンイミンの窒素原子の一部をアル
キル化したものである。アルキル化は、ポリアルキレン
イミンを、ブチルブロマイド、オクチルブロマイド、ラ
ウリルブロマイドなどで代表されるハロゲン化炭化水素
の単独または混合物でアルキル化することにより行うこ
とができる。アルキル基は直鎖のものでも、分岐したも
のでもどちらでも良い。また、ポリアルキレンイミン
は、入手のしやすさから、ポリエチレンイミンが好まれ
る。このようなアルキル化ポリアルキレンイミンは、ア
ルキル基の炭素数、アルキル化率に依存して吸着性能が
変化する。
において、アルキル基の炭素数は、2以上、16以下で
ある。アルキル基の炭素数が少なくなると酸化LDL吸
着能が低くなる。また炭素数20以上のアルキルハロゲ
ン化物は一般的に高価であるうえ、酸化LDLに対する
選択性が低くなる。アルキル基の炭素数は、とりわけ4
以上、12以下が好ましい。
て、アルキル化率が小さすぎると吸着能が下がり、大き
すぎると酸化LDLに対する選択性が低くなる。したが
ってアルキル化率は、20%以上、50%以下が好まし
い。
て、ポリアルキレンイミンの平均重合度は、小さすぎる
と吸着能が下がり、大きすぎると酸化LDLに対する選
択性が低くなるため、40〜2500が好ましく、とり
わけ200〜700が好ましい。
レンイミンの調製は、ポリアルキレンイミンの溶液に、
室温ないし100℃以下の温度で、臭化アルキルのよう
なハロゲン化炭化水素を混合することにより容易に行う
ことができる。この反応は、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、テトラヒドロフランおよびジメチル
ホルムアミドのような極性溶媒中において、アルキル化
率が50%以下ならば、室温でも仕込み量に対して定量
的に進行する。
体とアルキル化ポリアルキレンイミンを溶液にして反応
させる均一系反応の方法と、支持体の成形品にアルキル
化ポリアルキレンイミン溶液を接触させる不均一系反応
の方法がある。
ロルアセトアミドメチル化ポリスルホンの溶液中にアル
キル化ポリアルキレンイミンを適当量加えて、0〜10
0℃の温度で反応させることにより、容易に合成するこ
とができる。このとき、アルキル化ポリアルキレンイミ
ンのアルキル化率が高いとクロルアセトアミドメチル化
ポリスルホンを溶かしている溶媒に溶けにくい。また、
アルキル化していないポリアルキレンイミンを、クロル
アセトアミドメチル化ポリスルホンと反応させるとゲル
化しやすい。したがって、低アルキル化率のアルキル化
ポリアルキレンイミンを導入したのち、さらに臭化アル
キルを添加し、目標のアルキル化率を得る方法が便利で
ある。また、均一系で反応させる場合の溶媒としては、
テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
およびメチルピロリドンなどが好ましく用いられる。
る方法も可能で、そのためには支持体を溶かさず、アル
キル化ポリアルキレンイミンを溶かす溶媒が好ましく用
いられる。
ミドメチル化ポリスルホンの繊維または中空糸などの成
形品を、アルキル化ポリアルキレンイミンのイソプロパ
ノール溶液中に浸し、0〜100℃の温度で反応させる
ことにより容易に製造することができる。
填し、体外循環治療に用いることができる。すなわち、
均一反応によって直接、繊維状や膜状などに成形した
り、またはコーティングによって成形品に固定化した
り、不均一反応によって、繊維や中空糸、ビーズなどに
固定化して用いることができる。人工腎臓用の中空糸に
アルキル化ポリアルキレンイミンを固定化することで、
尿毒素や水分などの除去という従来の機能に加え、体液
中の酸化LDL除去という新たな機能を付加させること
もできるので好ましい。とりわけ、長期に血液透析を行
っている患者の中には、血中抗酸化作用の低下や過酸化
脂質が高値であることが確認されており、これに起因す
ると思われる長期透析患者の動脈硬化性疾患等が増加し
ているため、透析患者の体液中の酸化LDLを除去する
目的で本発明の吸着材を用いることは好ましい。
を記載する。 (1)抗酸化LDL抗体の作製 板部らが作製したものを用いた(H.Itabe et
al.,J.Biol.Chem.269:1527
4、1994)。すなわち、ヒト粥状硬化病巣ホモジェ
ネートをマウスに注射して免疫、そのマウスの脾臓から
ハイブリドーマを作製し、硫酸銅処理LDLと反応する
ものを選別した。抗体クラスは、マウスIgMで、未処
理LDL、アセチルLDL、マロンジアルデヒドLDL
とは反応しない。フォスファチジルコリンのアルデヒド
誘導体やヒドロペルオキシドを含めていくつかのフォス
ファチジルコリン過酸化反応生成物と反応する。150
mMのNaClを含む10mMほう酸緩衝液(pH8.
5)に溶解したものを用いた(蛋白濃度0.60mg/
ml)。 (2)酸化LDLの調製 市販のLDL(フナコシ製)を脱塩した後、0.2mg
/mlとなるようにリン酸緩衝液(以下PBSという)
で希釈後、0.5mM硫酸銅水溶液を1wt%添加し、
37℃で16時間反応させた。25mMのエチレンジア
ミン四酢酸(以下EDTAという)を1wt%、10w
t%アジ化ナトリウムを0.02wt%となるように添
加したものを酸化LDL標品とした。 (3)吸着実験操作 健常者血漿(日本人、30歳、LDL(βリポ蛋白)濃
度275mg/dl,HDL−コレステロール濃度70
mg/dl)に上記酸化LDLを2μg/mlとなるよ
うに添加した。
ml中に37℃、4時間静置した。(支持体表面積1m
2あたりの血漿量は3.3×102ml/m2)。
LDL、HDL濃度を定量することにより、それぞれの
吸着除去率を下記式により算出した。
(相互作用前の濃度−相互作用後の濃度)/相互作用前
の濃度 (4)酸化LDL、LDL、HDL濃度の測定 抗酸化LDL抗体をPBSで5μg/mlに希釈し、9
6穴のプレートに100μl/ウェルずつ分注し、室温
で2時間震盪した後、4℃にて一晩以上壁に吸着させ
た。
vine Serum Albmin(BSA、”フラ
クションV”、生化学工業)を含むトリス−塩酸緩衝液
(pH8.0)を200μl/ウェルずつ分注し、室温
で2時間震盪して壁をブロッキングした後、ウェル中の
BSA溶液を捨て、酸化LDLを含んだ血漿および検量
線作成用のスタンダード(0〜2μg/mlの酸化LD
Lを含むPBS緩衝液)を100μl/ウェルずつ分注
した。その後、室温で30分震盪した後、4℃で一晩放
置した。
05wt%”トゥイーン−20”(片山化学)を含むト
リス−塩酸緩衝液(pH8.0)でウェルを3回洗浄し
た。洗浄したウェルにPBSで2000倍に希釈したヒ
ツジ抗アポB抗体(THEBINDING SITE)
を100μl/ウェルずつ分注し、室温で2時間震盪し
た後、ウェル中の抗アポB抗体を捨て、0.05wt%
トゥイーン−20を含むトリス−塩酸緩衝液(pH8.
0)でウェルを3回洗浄した。洗浄したウェルに2wt
%”ブロックエース”(大日本製薬)を含むトリス−塩
酸緩衝液(pH8.0)で2000倍に希釈したアルカ
リ性フォスファターゼ標識ロバ抗ヒツジIgG抗体(C
HEMICON)を100μl/ウェルずつ分注し、室
温で2時間震盪した。その後、ウェル中の標識抗体を捨
て、0.05wt%”トゥイーン−20”を含むトリス
−塩酸緩衝液(pH8.0)でウェルを3回洗浄し、さ
らにトリス−塩酸緩衝液(pH8.0)で2回洗浄し
た。続いて、p−ニトロフェニルリン酸(Boehri
nger Mannheim GmbH)の1mg/m
l溶液(0.0005M MgCl2、1Mジエタノー
ルアミン緩衝液、pH9.8)を100μl/ウェルず
つ分注し、適当な時間室温で反応させた後、415nm
の吸光度をプレートリーダーで測定した。スタンダード
の結果から検量線を引き、酸化LDL濃度を決定した。
純薬)を用いて行った。
光純薬)を用いて行った。
説明するが、本発明はこのような実施例に限定されるも
のではない。
ロール−α−クロルアセトアミドを加えて溶解し、これ
を10℃の”ユーデル”(ポリスルホン)のニトロベン
ゼン溶液に、よく撹拌しながら加えた。これを室温で3
時間撹拌した。その後、反応混合物を大過剰の冷メタノ
ール中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物をメタノ
ールでよく洗った後、乾燥して、α−クロルアセトアミ
ドメチル化ポリスルホンを得た。
ポリスルホンをDMAcに室温にて、20wt%になる
ように溶解させた。その後、0.1mmスペーサー付き
のガラス板に、溶液を塗布し、ドクターブレードにて平
膜に引き延ばしたものを水中(室温)に浸たし、凝固さ
せた。 (2)N−ブチル化ポリエチレンイミンの支持体への付
与 水で十分に洗浄したα−クロルアセトアミドメチル化ポ
リスルホン平膜を、平均分子量1万(平均重合度23
3)のポリエチレンイミン/イソプロパノール溶液(ポ
リエチレンイミン濃度5wt%)に浸し、室温にて24
時間撹拌することで、ポリエチレンイミンを平膜に共有
結合により付与した。その後、ブチル化率が30%にな
るように臭化N−ブチルを添加し、室温にて24時間撹
拌することで、ポリエチレンイミンにN−ブチル基を導
入した。反応終了後、平膜をイソプロパノールで十分に
洗浄した後、吸着実験に供した。
分子量1万(平均重合度233)、ラウリル化率30%
であるラウリル化ポリエチレンイミンが付与された平膜
を作成し、吸着実験を行った。
アセトアミドメチル化ポリスルホン平膜について、実施
例1と同様にして吸着実験を行った。
33)のポリエチレンイミンを付与した平膜について、
実施例1と同様にして吸着実験を行った。
酸化LDL、LDL、HDLの吸着除去率の結果を表1
に示した。
吸着するため、体液中の他の成分をほとんど損なうこと
なく、酸化LDLを取り除くことができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 支持体にアルキル基の炭素数が2以上、
16以下であるアルキル化ポリアルキレンイミンが付与
されていることを特徴とする過酸化脂質吸着材。 - 【請求項2】 請求項1記載のアルキル化ポリアルキレ
ンイミンのアルキル化率が20%以上、50%以下であ
ることを特徴とする請求項1記載の過酸化脂質吸着材。 - 【請求項3】 請求項1記載のアルキル化ポリアルキレ
ンイミンにおいてポリアルキレンイミンの平均重合度
が、40以上2500以下であることを特徴とする請求
項1または2記載の過酸化脂質吸着材。 - 【請求項4】 素材表面積1m2あたりの血漿量が3.
3×102ml/m2である条件で素材と血漿を相互作用
させたときに、該血漿中に含まれている初期濃度2μg
/mlの酸化低密度リポ蛋白の吸着除去率が60%以上
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の過酸化脂質吸着材。 - 【請求項5】 請求項4記載の条件で低密度リポ蛋白の
吸着除去率が20%未満であることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の過酸化脂質吸着材。 - 【請求項6】 請求項4記載の条件で高密度リポ蛋白の
吸着除去率が15%未満であることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の過酸化脂質吸着材。 - 【請求項7】 支持体がアミン結合性基を有するポリス
ルホンからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
かに記載の過酸化脂質吸着材。 - 【請求項8】 請求項7記載のアミン結合性基がα−ク
ロロアセトアミドメチル基であることを特徴とする請求
項1〜7のいずれかに記載の過酸化脂質吸着材。
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JP2000298993A JP4783970B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 酸化低密度リポ蛋白吸着用吸着材 |
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JPS53135896A (en) * | 1977-04-30 | 1978-11-27 | Unitika Ltd | Adsorbent with superior selective adsorbing property, production thereof, and adsorbing method |
JPS60246766A (ja) * | 1984-05-23 | 1985-12-06 | 東レ株式会社 | 血液処理剤 |
JPH03218766A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-09-26 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 消臭用高分子及びその製造方法 |
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-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000298993A patent/JP4783970B2/ja not_active Expired - Fee Related
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