JPS60246766A - 血液処理剤 - Google Patents

血液処理剤

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JPS60246766A
JPS60246766A JP59102473A JP10247384A JPS60246766A JP S60246766 A JPS60246766 A JP S60246766A JP 59102473 A JP59102473 A JP 59102473A JP 10247384 A JP10247384 A JP 10247384A JP S60246766 A JPS60246766 A JP S60246766A
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acid
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睦夫 村上
和雄 寺本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の産業上の利用分野) 本発明は、肝機能障害時に脳障害や肝壊死などを起こす
血液中の有害成分並びに血液中のコレステロール等脂質
を特異的に吸着する血液処理剤に関する。
”(従来技術) ビールス、薬物あるいは癌が原因で肝機能が著しく低下
したとき、肝臓で解毒されるべき毒性物質が大量に血液
中に流出し、それが脳に達して脳に重大な損傷を与える
ことが知られている。また、血液中のコレステロールは
動脈硬化を促進し、脳卒中や心筋要塞の発作に導くもの
である。これら血液中の有毒成分並びに血液中のコレス
プロール等脂質を選択的に除去することは、高価な免疫
学的手法を用いない限り非常に回能である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは臨床分析や治療に用いることが可能な、血
液中の有害成分並びにコレステロールを選択的に除去す
る吸着剤を提供する。
(問題点を解決するための手段) 側、鎖として、下記一般式(1)で示される官能基を導
入した芳香核を有するビニル系重合体からなる血液処理
剤。
[上式中、R1,R2は水素原子または低級アルキル基
を示し、R3は2個以上のメチレン鎖長を有するアルキ
レン基を示す。またR5はアルキル基、アルケニル基、
アシル基、、Re −QC−。
1 R7−NHC−を示す。 O 12 また、Re、R7はアルケニル基またはアルギル基を示
す。R4はRsまたiよ水素原子、低級アルキル基を示
す。] (手段の説明) 本発明でいう芳香核を有するビニル系重合体とはスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンなどで代表さ
れる芳香核を有するビニル系モノ1 7の単独重合体も
しくはこれらを主成分とする共重合体を意味し、これら
の重合体は架橋されていればさらに好ましい。また該重
合体は結晶性ポリプロピレン、ポリエチレンなどで代表
されるポリα−オレフィンで補強されていれば、機械的
性質が向上するので、さらに好ましい。例えば、ジビニ
ルベンゼンあるいはメチレンビスアクリルアミド等で代
表されるポリビニル化合物との共重合体のほか、上記モ
ノビニル化合物重合体成形品をホルムアルデヒド、クロ
ルスルホン酸等で架橋処理したもの等があげられる。架
橋重合体は流動性がなく、成形が困難なので、該重合体
成形品が繊維、膜等の場合は成形後架橋処理する方法が
好ましく採用される。
本発明の血液処理剤の表面積はあまり小さすぎると、固
定化密度が低くなるが、あ茎り大きすぎても、これを充
填したカラムの通液性が悪くなるので、該処理剤の表面
積は0.01以上50tn”/q以下、より好ましくは
0.05以上101+1’/Q以下がよい。具体的には
繊維形態のものが特に好ましい。
本発明で芳香核を有するビニル系重合体に導入される側
鎖は下記一般式(1)で示される官能基である。
[上式中、R1,R2は水素原子または低級アルキル基
を示し、R3は2個以」−のメチレン鎖長を有するアル
キレン基を示す。またR5はアルキルまた、Re、Rr
はアルケニル基またはアルキル基を示す。R4はR5ま
たは水素原子、低級アルキル基を示す。] 上記式中、R3は長いメチレン鎖である方が吸着能が大
きくなるので、6個以上、より好ましくは12個IX上
のメチレン鎖であるのが良い。また、R5のメチレン鎖
長は長い程コレステロール等脂質との親和雅は良いが、
メチレン鎖長が24個以上のものは原料が入手しにくい
。R5がアシル基のとぎの具体的な例をあげるとラウリ
ン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、リルイン酸、エライジン酸、グルク0ン酸なと
のアシル基をあげることができる。
一般式(1)で示される官能基の密度は、低すぎると吸
着能が低くなるので、好ましくは該重合体1qあたり0
.2ミリモル以上、さらに好ましくは1.0ミリモル以
上存在させる。
さらに、本発明の芳香核を有するビニル系重合体中に側
鎖として、上記一般式(1)で表される官能基の他に第
3級アミノ基を有する官能基を存在させると、吸着能が
高(なる特徴があるので好ましい。かかる官能基の化学
構造には特に限定はないが、製造の容易さから通常、下
記一般式(2)で表わされる官能基が好ましく選択され
る。
[上記式中、R8およびR9は水素原子または低級アル
キル基を示す。]゛ かかる官能基を共存させる場合でも一般式(1)の官能
基は少なくとも該重合体1gあたり0.01ミリモルは
存在させるのが好ましい。一般式(2)で示される官能
基を共存させる場合、一般式り1)とり2〉の官能基の
和が、該重合体1Qあたり少なくとも1.0ミリモル、
より好ましくは2.0ミリモル以上であるのが吸着能の
点から選択される。
本発明の血液処理剤の製造の一例をあげると、α−ハロ
アセトアミドメチル化芳香族ビニル系重合体(特開昭5
7−12008)からなる成形品を一般式(3)で表わ
されφアミンの溶液、あるいは、該アミンと一般式(4
)で表わされるアミンとの混合溶液に浸漬することによ
り、まず担体を得る。
Rs −N H−R9(4) 次に、ジメチルスルホキサイド、N、N−ジメチルホル
ムアミドおよびN、N−ジメチルアセトアミド等で代表
される非プロトン性極性溶剤に溶かした、下記一般式(
5)で示される長鎖カルボン酸とN、N’ −ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド膏 混合溶液に、上記担体を浸漬することにより、本発明の
血液処理剤を製造することができる。
RsCOOH (5) なお2、R5が次のような官能基のときは、以下のよう
に調製する。
イ.アルキル基のとき: ハロゲン化アルキルと担体を混合する。あるいはアルキ
ル化したジアミンを反応させる。
口.Re−QC−のとき: 1 R e−O C−Cσ(クロル炭酸エステル)と担体を
1 まぜるだけでよい。
ハ.R7−NH’C−のとき: 1 R 7−N G (イソシアネート)と担体をまぜれば
1 0 よい。
(実施例) 実施例1 ポリプロピレン(三井゛ノーブレン”J3HG)50部
を島成分とし、ポリスチレン(゛スタイロン”666)
46部、ポリプロピレン(住友゛)−ブレン”WF−7
27−F)4部の混合物を海成分とする海島型複合繊維
(島数16、単糸繊度2、6デニール、引張強度2.9
Q/d’,伸度50%、フィラメント数42)100a
を、N−メヂロールーα−り0ルアセトアミド120g
、ニトロベンザ28000198%硫111800gお
よびバラホルムアルデヒド1.70からなる混合液中に
浸し、20℃で1時間反応させた。繊維を反応液から取
り出し、0℃の氷水10n中に投じて、反応停止させた
のち、水で洗浄し、次に、繊維に付着しているニトロベ
ンゼンをメタノールで抽出除去した。この繊維([IA
)を50℃で真空乾燥して.、クロルアセトアミドメチ
ル化繊維140qを得た。
ドデカメチレンジアミン23.70を2100IIIα
の50%ジメチルアミン水溶液に溶解して得た混合溶液
に、上記で得られた繊@A68gを加えて室温で48時
間反応させた。繊維を取り出し、希塩酸および水でよく
洗って、混合アミノ化繊維(繊11c)を得た。
この繊維C中のジメチルアミノ基量は2.51ミリ当量
/g、ドデカメチレンジアミン量は0。
−NaOH水溶液で処理した後、十分に水洗し、次に乾
燥してアミノ化繊維(IIED)を得た。
次に、ステアリン酸2.350を200 1(DN・N
ジメチルホルムアミド(以下DMF)に溶解したくE液
)。一方、N,N’ −ジシクロへキシルカルボジイミ
ド(DCCD)2.05aを20IIIQのDMFに溶
解し、上記E液の中に加えた。
直しにかきまぜて均一溶液とし、その中へ繊維D6CI
(乾重邑)を入れ、室温で72時間反応させた。反応m
*を取り出し、クロマトカラムに詰めr250mj2の
D’M Fで洗浄し、1N−NaOl−1水溶液で洗い
、さらに水で洗って本発明の血液.処理剤である繊維(
1)を得た。このものは、交換容置2、39ミリ当量/
9で、cm型含水度は0.71であった。
この交換容量と一雑Cの交換容量の差をm維に固定化さ
れたステアリン#l!量とみ゛なした。固定化量は33
1+10 /Qであった。
実施例2 エアー1”)>酸2.33aを200 wff(7)D
MFに溶解した(F液)。一方、DCCD2.05gを
20mmのDMFに溶解し、上記F液の中へ加えた。直
ちにかきまぜて均一溶液とし、その中へ1J11106
.50 (乾重量)を入れ、室温で72時間反応させた
。反応繊維を取り出し、クロマト力5ムに詰めT250
 +11fl(7)DMFT−洗浄し、1N−NaOH
水溶液で洗い、さらに水で洗って本発明の血液処理剤で
ある繊維(2)を得た。このものは交換容量2.51ミ
リ当量/gで、CQ型含水度は0.74であった。固定
化量は2’5+110/Gであった。
実施例3 実施例1.2で得た本発明血液処理剤のilN <1>
 。
(2)について以下の吸着実験を行なった。
1 ヒト血清1019Mにサンプル(上記繊維(1)ま
たは(2)) 20010を加え、37℃で3時間振と
うした後、上澄みについて血液成分の量を調べ、各成分
に対する吸着率をめた。結果を表1に示す。
但し、1−IDL−コレステロールはヘパリンマンガン
沈澱酵素法でめた。
表1 表中 比較試料1: イオン交換樹脂(オルガノ社II: IRA−938)
を用いた。このものは、交換容@3.7ミリ当量/g、
含水度2.4 (PH7,4>であった。
比較試料2: 繊維Δ100gを1009のヨウ化カリウムを含む10
%含水エタノール2Qに浸し、50℃で4時間加熱して
、ヨードアヒトアミドメチル化繊維を得、この8M5a
をトリn−プロピルアミン30g、ジメチルスルホキシ
ド60(1、およびエタノール60gからなる溶液中に
浸し、55℃で12時間加熱したのち、希塩酸および1
M食塩水で洗浄して得た塩化トリn−プロピルアンモニ
ウムアセトアミドメチル化繊維である。このものの中性
塩分解容量は1.64ミリ当邑/gで、弱塩基性基量は
なく、CQ型含水度は1.57であった。
表1から本発明の血液処理剤である繊11(1) 、(
2>はピリルじンで代表される毒性物質や、l−1[)
L−コレステロール、過酸化脂質をいずれもよく吸着す
ることがわかる。
実施例4 実施例1.2で得た本発明血液処理剤の繊維(1)。
(2)について以下の内毒素@肴実験を行なった。
各サンプル毎に5本の試験管(外径2411+11)を
用意し、その中に20Il1g、4011g、60mg
、100I!19.20011gのサンプルを入れ、次
に10111fl+7)!、Iホ多糖多糖溶水溶液、 
Co11 055:B5、トリクロル酢酸抽出法、ディ
フコラボラトリーズ社製、0.11mg/ l)e入t
LT、37℃で4時間振とうしたのち、NO12の定性
ろ紙でろ過し、ろ液についてリポ多糖体の濃度をフェノ
ール・硫酸法(試料21fl+5%フェノール水1 m
(1+98%硫酸5 mQ ;485mμ>で測定した
。母液中のリポ多糖体S度と初期m洩(0,11m a
 / mff)との差を吸着されたリポ多糖体勢とみな
し、等温吸着線をめた。各サンプルの吸着能を比較する
ため母液lI疫が0.05m 、g / mθのときの
@@能を等mm肴線からめた結果を表2に示す。
表2 表中゛ 比較試料(3): イオン交換樹脂(オルガノ社製;アンバーライFXAD
−2)を用いた結果である。
比較試料(4): 実施例1で得た繊維B109をN、N−ジメチルラウリ
ルアミン30gおよびDMF270qの混合溶液に浸し
、80℃で5時間加熱処理した後、さらに、このSaW
をソックスレー抽出器で10時間メタノール抽出した後
、クロマトカラムに詰め、1 n (7) I N −
塩酸水WJWl、571(7)水、I Q(7)I N
−Na5ty(水溶液、5Qおよび10D、の1M−食
塩水で洗浄して得られた塩化N、N−ジメチルーN−ラ
ウリルアンモニウムアセトアミドメチル化繊atである
。このm維の中性塩分解容量は0.73ミリ当11/g
で、弱塩基性基量はなく、ca型含水度は0.71であ
った。
表2から本発明の血液処理剤である繊維(1)ならびに
(2)は内毒素に対してすぐねた吸着性を有することが
わかる。
(発明の効果) 本発明の血液処理剤は、ピリルじンで代表される血液中
の有害成分や内毒素並びに血液、血漿または血清中のコ
レステロール等脂−を選択的に吸着除去できるという特
徴を有し、黄痙や内毒素血症の治療および高脂血症、高
コレステロール血症の治療に連用され得るものである。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 側鎖として、下記一般式(1)で示される官能基を導入
    した芳香核を有するビニル系重合体からなる血液処理剤
    。 〔上式中、R1,R24を水素原子または低級ア、ルキ
    ル基を示し、R3は2個以上のメチレン鎖長を有するア
    ルキレン基を示す。R5はアルキル基。 また、R6,R7はアルケニル基またはアルキル基を示
    す。R4はR5または水素原子、低級アルキル基を示す
    。]
JP59102473A 1984-05-23 1984-05-23 血液処理剤 Granted JPS60246766A (ja)

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JP59102473A JPS60246766A (ja) 1984-05-23 1984-05-23 血液処理剤

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JP59102473A JPS60246766A (ja) 1984-05-23 1984-05-23 血液処理剤

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JPS60246766A true JPS60246766A (ja) 1985-12-06
JPH0526507B2 JPH0526507B2 (ja) 1993-04-16

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JP (1) JPS60246766A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028461A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着用中空糸膜およびそれを用いたモジュール
JP2002102339A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着材
JP2002102340A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着材
JP2002102341A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着材

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028461A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着用中空糸膜およびそれを用いたモジュール
JP2002102339A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着材
JP2002102340A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着材
JP2002102341A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Toray Ind Inc 過酸化脂質吸着材

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JPH0526507B2 (ja) 1993-04-16

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