JPS5950313B2 - 微生物菌体固定化繊維およびその製造法 - Google Patents

微生物菌体固定化繊維およびその製造法

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JPS5950313B2
JPS5950313B2 JP7646177A JP7646177A JPS5950313B2 JP S5950313 B2 JPS5950313 B2 JP S5950313B2 JP 7646177 A JP7646177 A JP 7646177A JP 7646177 A JP7646177 A JP 7646177A JP S5950313 B2 JPS5950313 B2 JP S5950313B2
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は微生物菌体固定化繊維及びその製造法に関する
ものである。
酵素の高度な反応特異性と効率化を利用して工業プロセ
スとしてアミノ酸、異性化糖などの生産が行なわれるよ
うになり、今後益々各種の産業において新しい利用開発
の進展が期待されている。
酵素反応を工業的プロセスとして採用するには反応過程
における酵素の循環利用を可能にしなければならず、酵
素の固定化が盛んに検討されている。
しかし、微生物菌体から酵素を抽出、分離すく操しかし
、微生物菌体から酵素を抽出、分離する操作が面倒なた
め、また、菌体内の酵素は菌体外に取り出すと一般に不
安定になる場合が多い等の点から、特に近年、微生物菌
体の固定化が盛んに研究されている。
微生物菌体固定化剤としては、第1にDEAE−セルロ
ース、DEAE−セファデックス及び陰イオン交換樹脂
の粉末体や微生体に吸着担持させたもの、第2にグルタ
ルアルデヒド等で架橋させたもの、第3にポリアクリル
アミド等で抱括したもの等が知れている。
しかし、工業的な規模として用いられる固定化剤は操作
が簡単で安価であることが望ましい。
第1の固定化剤は価格が高いうえ粉末体や微生体のため
操作が面倒であり、カラムに充填した時の通液性が極め
て悪い。
第2の固定化剤は架橋剤を使用するため操作が面倒であ
り、また、酵素活性が低い。
第3の固定化剤は抱括操作が面倒であり、機械的な刺激
でこわれやすく、カラムに充填した時の通液性が悪い0 このようにこれらの固定化剤は夫々重大な短所を有し、
なお改良の必要がある。
そこで、本発明者らは、これらの欠点を改良すべく税意
検討した結果、本発明に到達したものである。
即ち、本発明は塩基性アニオン交換繊維に微生物菌体を
吸着させてなる微生物菌体固定化繊維およびその製造法
を検討するものである。
本発明の微生物菌体固定化繊維を構成する塩基性アニオ
ン交換繊維とはアニオン交換基を有し、肉眼でも十分繊
維状であることを判断でき、しかも、容易に粉末化する
ことのない機械的強度を保持している繊維を意味し、D
EAE−セルロース等の如きセルロースイオン交換体と
は全く異なる。
本発明に用いられる塩基性アニオン交換繊維としては、
重合体分子鎖に共有結合でもって結合しているアニオン
交換基を有する不溶性繊維が好ましく用いられる。
例えば、ビニルアルコール系繊維をスルホアルデヒドで
処理するか、ハロゲンアルデヒドでアセタール化した後
、アニオン交換基全導入した繊維、フェノール、ホルム
アルデヒド縮合物にアニオン交換基を導入した繊維、ポ
リ(モノビニル芳香族化合物)含有系に架橋基とアニオ
ン交換基を導入した繊維、アニオン交換基を有するビニ
ルモノマーを共重合したアクリル系繊維を架橋不溶化し
た蕨維等が用いられる。
その中でも、特に、ポリ(モノビニル芳香族化合物)と
補強用ポリマーからなる繊維に架橋基とアニオン交換基
を導入した繊維は機械的強度、耐久性、耐薬品性にすぐ
れ、好ましく用いられる。
ポリ(モノビニル芳香族化合物)(A)、!:補強用ポ
リマー(B)からなる繊維としては、AとBからなる単
純混合繊維、Aを主体としてなるポリマーを鞘成分とし
Bを主体としてなるポリマーを芯成分とする杏鞘型(同
心型、偏心型)複合繊維、Aを主体としてなるポリマー
にBを主体としてなるポリマーが複数分散し、かつ、そ
れらが繊維軸方向に連続した多芯構造を有する多芯型複
合繊維(繊維軸方向にいずれの断面を切っても同じ多芯
構造を有している繊維)等が好ましく用いられる。
その中でも、特に、ポリ(モノビニル芳香族化合物)を
海成分の主成分とし、補強用ポリマーを島成分の主成分
とする多芯海島型複合繊維は、微生物菌体吸着量、糸強
度、耐久性、耐剥離性に優れ最も好ましく用いられる。
さらに、耐久性及び耐剥離性の面では、海成分がポリ(
モノビニル芳香族化合物)と補強用ポリマーとのブレン
ド体であることがより望ましい。
補強用ポリマーとしては、ポリエステル、ポリアミド、
ポリ−ミーオレフィン等のホモ重合体、又はこれらの共
重合体、ブレンド体が用いられる。
その中でも耐薬品性に優れたポリミーオレフィンが最も
好ましく用いられる。
ポリミーオレフィンとしてはポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリ−3−メチルブテン−1、ポリ−4−メチル
ペンテンなどが好ましく用いられる。
ポリ(モノビニル芳香族化合物)としてはスチレン、a
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、
クロルメチルスチレン等のホモ重合体もしくはこれらの
2種以上の共重合体、およびタラフト重合体又はこれら
のブレンド体が好ましく用いられる。
前記ポリ(モノビニル芳香族化合物)と補強用ポリマー
からなる繊維に架橋結合とアニオン交換基を導入する方
法は任意であるが、特に、酸触媒下、ホルムアルデヒド
源で処理して−(CHR)−(ここでRは水素又はアル
キル基)なる架橋結合を導入した後、アニオン交換基を
導入する方法、酸触媒と膨潤剤の存在下で、ホルムアル
デヒド源およびアシルメチル化剤で処理して前記架橋結
合およびアシルアミノメチル基を導入した後、アシルア
ミノメチル基を公知の方法でアニオン交換基に変換する
方法が、反応も緩やかに進行して均一に架橋できるうえ
耐薬品性にもすぐれているので好ましい。
アニオン交換基としては、四級アンモニウム基を有する
強塩基性アニオン交換基、1〜3級アミノ基をもつ弱塩
基性アニオン交換基等が好ましく用いられる。
本発明を構成するアニオン交換繊維の繊維断面は円形の
ほか、非円形断面も表面積が大きくなるので好ましく用
いられる。
また、微生物菌体の大きさに応じた多孔性繊維も好まし
く用いられる。
繊維は通常0.1〜500d程度であるが、細すぎると
糸強力が小さくなり、取り扱いが難しい欠点を生じ、太
すぎると微生物菌体の吸着量が低下するため特に1〜5
0dが望ましい。
使用形態には限定がなく、フィラメント糸、パンチフェ
ルト、織物、編物、不織布、繊維束、詰め綿、短繊維管
種々の形態で用いることカニできる。
本発明を構成する微生物菌体とは、カビ(糸状菌)、酵
母菌、細菌、放線菌等を意味する。
本発明の微生物菌体固定化繊維は、含水度1.0以上の
前記アニオン交換繊維に微生物菌体けん濁液を接触させ
て微生物菌体を吸着担持させることによって製造するこ
とができる。
本発明において塩基性アニオン交換繊維に微生物菌体け
ん濁液を接触させて微生物菌体を吸着担持させる方法と
しては、例えば、微生物菌体けん濁液に塩基性イオン交
換繊維を浸漬して攪拌し、適当な吸着時間の経過後、繊
維を取り出して水洗する方法、あるいは塩基性アニオン
交換繊維を種種の方法で充填した固定層に、微生物菌体
けん濁液を適当々速度で通液して吸着させた後、水洗す
る方法等が好ましく用いられる。
本発明の製造法は、目的とする微生物菌体の性質により
、微生物菌体けん濁液のpH1接触温度および接触時間
等を選別して行なうことができる。
本発明の製造法は、微生物菌体けん濁液と接触させるア
ニオン交換繊維の含水度が1.0以上であるところに特
徴があり、含水度が1.0未満のときは微生物菌体の吸
着量は極めて小さくなる。
含水度が大きくなるほど微生物菌体の吸着量は大きくな
るが、あまり大きすぎると糸の膨潤性が過大となり、取
り扱いが困難となるので、好ましくは1.5〜10、特
に好ましくは2〜5がよい。
ここで含水度とは、乾燥イオン交換繊維0.1〜0.5
g (W。
を微生物菌体けん濁液と同じ液で十分平衡化した後、糸
を取り出し十分紋ってから、ろ紙で繊維表面の水をぬぐ
って、ただちに重量(W)を測定する操作を3回繰り返
し、次式により求めた平均値である。
本発明の微生物菌体固定化繊維は、市販のイオン交換樹
脂(ゲル型およびMR型)に比較して活性表面積が太き
いため微生物菌体の吸着量が非常に大きく、DEAE−
セルロース、D E;AE−セファテックスの如き微粉
末体や微粒体と同等程度の微生物菌体の吸着量を有して
いる。
また、本発明の微生物菌体固定繊維の製造法は非常に簡
単である。
そのうえ、繊維状のだめ微粉末体、微粒体に比べて取り
扱いが容易であり、さらに、使用形態を自由に選べるた
め、例えば、フェルト状の微生物菌体固定化繊維を用い
て口過面積を大きくすることによって、圧力損失を小さ
くすることができ高粘度の基質を容易に通液することが
できる。
また、本発明の繊維は微生物菌体が繊維表面に無数に吸
着しているため酵素活性率が非常に高い。
本発明によって固定化された微生物菌体が酵素活性を失
ったとき、微生物菌体の種類によっては水溶性塩類、鉱
酸、アルカリ溶液又は水溶性塩類と鉱酸もしくはアルカ
リ溶液との混合液等によって微生物菌体を脱着させた後
、再び、酵素活性を有する微生物菌体を固定化すること
ができる。
本発明の微生物菌体繊維は上記の如く、第1に微生物菌
体の吸着量が大きいこと、第2に製造法が容易であるこ
と、第3に酵素活性率が非常に高いこと、第4に再生処
理が可能なこ払第5に取り扱いが容易であること、第6
に使用形態を自由に選べること等の特徴を有している。
本発明の微生物菌体固定化繊維を用いて酵素反応をバッ
チ法及び通液容易な繊維充填密度に形成して固定床式法
によって連続的に行うことができる。
また、固定化され七いる微生物菌体の特異的な作用を利
用して工業用途、医療用途、分析用途等種々の用途に適
用することができる。
以下に実施例を示すが、これに限定されるものではない
なお、実施例中の菌体吸着量は菌体含有液の菌体濃度と
550mμの吸光度値の関係を調べ、検量線を作製して
求めた。
実施例 1 グルコースイソメラーゼナガゼ放線閑(ス:・レプトマ
イセス、フエオクロモゲネス、長瀬産業株式会社製)を
含有するけん濁液(0,05MN a HCo 3.0
.01M MgCl2・6H20X pH8,2)に下
肥する吸着剤を加え、室温で1時間攪拌し、菌体を吸着
させてグルコースイソメラーゼ放線菌固定化剤を得た。
吸着剤は100考(乾燥状態)をpE(8,2の水溶液
(0,05M NaHCO30,01M MgCl
2・6H20)で十分平衡化したものを用いた。
吸着剤として本発明による7種類の塩基性アニオン繊維
、及び比較例として強酸性カチオン交換繊維、キレート
繊維、市販のアンバーライ)IRA−938、DEAE
−セファデックスA25を使用した場合の結果を第1表
に示す。
強−基性ア=オン交換繊維含水度2.5に固定化したグ
ルコースイソメラーゼ放線菌のグルコースイソメラーゼ
活性を調べたところ、吸着量の71係に相当する酵素活
性を示した。
以下余白 実施例 2 パン酵母菌を含有するけん濁液(蒸留水)に下記する吸
着剤を加えて、室温で1時間攪拌し、菌体を吸着させて
パン酵母菌固定化剤を得た。
吸着剤として本発明による6種類の塩基性アニオン交換
繊維、及び比較例として強酸性カチオン交換繊維、キレ
ート繊維、市販のアンバーライ)IRA−938、DE
AE−セファデックスA25を使用した場合の結果を第
2表に示す。
強塩基及び弱塩基アニオン交換繊維に固定化されたパン
酵母菌はそれぞれ10係食塩水、及び1N−NaOHで
容易に脱離することができた。
実施例 3 L−アミノラクタムハイドロレース酵母菌(Crypt
ococcus Laurentii TORAY21
00)を含有するけん濁液(0,05Mトリス緩衝液p
H8,0)に下記する吸着剤を加え、室温で1時間撹拌
し、菌体を吸着させてL−アミノラクタムハイドロレー
ス酵母菌固定化剤を得た。
吸着剤はpH8,0,0,05M)リス緩衝液で十分平
衡化したものを用いた。
固定化剤として本発明による5種類の塩基性アニオン交
換繊維、及び比較例として強酸性カチオン交換繊維、キ
レート繊維、市販のアンバーライ)IRA−938、D
EAg−セファデックスA25を使用**した場合の結
果を第3表に示す。
弱塩基性アニオン交換繊維含水度2.0(100噌)に
固定化したL−アミノラクタムノ・イドロレース酵母m
(6,7”19)のし−アミノラクタムノ・イドロレー
ス活性を調べたところ、吸着量の67係に相当する酵素
活性を示した。
この繊維を100℃の熱水に15分間浸して、酵素活性
を失活させた後、lN−NaOHに浸して菌体を脱離さ
せた。
次に、繊維を水洗し、緩衝化して、酵素活性を有する菌
体を上記方法で吸着させたところ、6.5/llft固
定化され、吸着量の65係に相当する酵素活性を示した
本発明の繊維は容易に再生処理が可能なことがわかる。
実施例 4 アミノラクタムラセマーゼ細菌(Achromobac
terlobae TORAY 1005 ) を含
有するけん濁液に下記する吸着剤を加えて、室温で1時
間攪拌し、菌体を吸着させてアミノラクタムラセマーゼ
細菌固定剤を得た。
吸着剤はpH8,0,0,05Mトリス緩衝液で十分平
衡化したものを用いた。
固定化剤として本発明による5種類の塩基性アニオン交
換繊維、及び比較例として強酸性カチオン交換繊維、キ
レート繊維、市販のアンバーライトIRA−938、θ
EAE−セファデックスA25を使用した場合の結果を
第4表に示す。
弱塩基性アニオン交換繊維含水度3.5(100//2
!/)に固定化したアミノラクタムラセマーゼ菌(8,
41I19)のアミノラクタムラセマーゼ活性を調べた
ところ吸着量の50%に相当する酵素活性を示した。
実施例1〜4より本発明では、含水塵が1.0以上にな
ると菌体吸着量が非常に大きくなること、強偕性カチオ
ン交換繊維及びキレート繊維、イオン交換樹脂アンバー
ライ)IRA−938にはほとんど吸着されないことが
わかる。
また、DEAE−セファデックスA25は本発明に近い
菌体吸着量を示したが、高価なうえに、微粒体のため取
り扱いが極めて面倒であり、カラムに詰めたときの通液
性が極めて悪かった。
本発明では、含水塵が大きいほど吸着量が大きくなるが
5.0以上になると、膨潤性が大きくなり取り扱いがや
や困難であった。
繊度は小さくなるほど吸着量は大きくなるが、■d以下
になると単糸強力が弱くなり、取り扱いがやや困難であ
った。
本発明の繊維は糸強度も強く、取り扱いが極めて容易で
あり、フェルト状のものは特に通液性が良かった。
さらに、酵素活性が高く、いずれの場合も50係以上の
活性を示した。
実施例1〜4で本発明の吸着剤に使用した塩基性アニオ
ン交換繊維及び比較例の強酸性カチオン交換繊維及びキ
レート繊維は以下の方法に従って作製したものである。
ポリメチレフ80部とポリプロピレン20部からなるチ
ップブレンド体を海成分、ポリプロピレンを島成分とし
て、海島比が50:50になるように250℃で溶融複
合紡糸(島成分16)した後、5〜6倍に延伸すること
によって多芯海島型複合繊維(40//10)150(
強度28g/d。
繊度4.3a)を得た。
延伸糸をパラホルムアルデヒド5部、酢酸25部、濃硫
酸70部からなる架橋液に浸して90℃で4時間架橋反
応を行ない、海成分のポリスチレンを架橋不溶化した。
次にクロルメチルエーテル85部と塩化第2スズ15部
からなる溶液に架橋糸を浸して、30℃で1時間反応し
た。
反応終了後、10係塩酸、蒸留水、アセトンで洗浄した
クロルメチル化糸を30係トリメチルアミン水溶液に浸
して、30℃で1時間アミン化することによって強塩基
性アニオン交換繊維(40//10) 15 o、含水
塵1.0(アニオン交換容量2.4 meq/g、強度
1.2 g/d )を得た。
なお、含水塵は菌体含有液と同じ液で十分平衡化した時
の値である。
架橋反応を100℃で4時間、80℃で2時間、及び6
0℃で2時間行なう以外は前述と同様の方法で反応処理
することによってそれぞれ強塩基性アニオン交換繊維(
40///10)150、含水塵0.8(アニオン交換
容量2.3 meq/g % 強度1.1g/d )
、2.5(アニオン交換容量2.6 meq/gs強度
1.5 g/d )および4.0(アニオン交換容量2
、8 me q/g 、強度1.6 g/d )を得た
ポリスチレンとポリプロピレンの比率が50:50に
なるようにチップ混合し、250℃で溶融混合紡糸した
後、5〜6倍に延伸して単純混合繊維50/150〔強
度2.4g/d、繊度3.9d〕 を得た。
延伸糸の架橋処理を70℃で2時間行なう以外は前述と
同じ方法で反応処理することによって強塩基性アニオン
交換繊維50/150、含水度1.8(アニオン交換容
量2.8 meq/g %強度1.0 g/d )を得
た。
前記多芯海島型複合繊維(40//1 o) 150の
延伸糸を硫酸45部、ニトロベンゼン45部、N−メチ
ロールアクリルアミド6部、パラホルムアルデヒド0.
02部からなる液に浸し室温で200時間反応処理て架
橋基とアクリルアミドメチル基を導入した。
反応糸を蒸留水、メタノールで洗浄後、濃塩酸に浸し1
05℃で20hr反応してアクリルアミドメチル基をア
ミノメチル基に変換することによって弱塩基性アニオン
交換繊維(40//10) 150、含水度1.4及び
2.0を得た。
これを塩酸に浸して塩素型にして蒸留水で水洗すると、
含水度3.5(アニオン交換容量3.2meq/g、強
度1.6 g/d )であった。
(このものは緩衝化せずに使用した。
)上記方法で得たアミノメチル化糸を10係のモノクロ
ル酢酸ナトリウムと5%炭酸ナトリウムを含む水溶液に
浸して、100℃で6時間反応することによってイミノ
ニ酢酸基を有するキレート繊維(40//10)150
、含水度2.4(Cu++交換容量2.0meq/g、
強度1.0g/d)を得た。
前記、多芯海島型複合繊維(40//10 )150の
延伸糸をパラホルムアルデヒド5部、酢酸25部、濃硫
酸70部からなる架橋液に浸して80℃で2時間架橋反
応を行なった。
次に、クロルスルホン酸の5係トリクレン溶液中に浸し
て、15℃で2時間反応処理し、酢酸、メタノールで洗
浄した。
次に、2Nの水酸化ナトリウム水溶液中に浸して50℃
で1時間加水分解することによって強酸性カチオン交換
繊維(40//10 )150、含水度3.0(カチオ
ン交換容量2.6 meq /g % 強度1.5g
/d)を得た。
以上の繊維は糸強度が1.0g/d以上であり、耐久性
、耐薬品性に優れたものであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩基性アニオン交換繊維に微生物菌体を吸着させて
    なる微生物菌体固定化繊維。 2 含水度1.0以上の塩基性アニオン交換繊維に微生
    物菌体けん濁液を接触させて微生物菌体を吸着させるこ
    とを特徴とする微生物菌体固定化繊維の製造法。
JP7646177A 1977-06-29 1977-06-29 微生物菌体固定化繊維およびその製造法 Expired JPS5950313B2 (ja)

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