JP2002102173A - 細隙灯顕微鏡 - Google Patents
細隙灯顕微鏡Info
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Abstract
作性を得ることができ、また、最適な背景照明の下で特
定部位を観察できる細隙灯顕微鏡を提供する。 【解決手段】 照明系により被検眼に細隙状の照明光を
照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位から
の反射光を顕微鏡系6にて観察する細隙灯顕微鏡におい
て、前記顕微鏡系6を構成する対物レンズ31の周りの
鏡筒端面に、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景
照明光を照射する発光素子L1 乃至L16からなる発光素
子群を配置したものである。
Description
し、より詳しくは、被検眼の特定の観察部位の細隙像は
もちろん、観察部位の周辺部をも同時に明瞭に観察可能
な細隙灯顕微鏡に関する。
て、細隙灯顕微鏡がある。これは眼科医の日常の診察に
おいて使用されるもので、被検眼への照明方法を工夫す
ることで被検眼の種々の病変部を観察可能とするもので
ある。
すように、光源201からの光を細隙状の光(スリット
光)にして被検眼Eの角膜Edに照射し、角膜Edを光
切断の状態にして、この光切断された角膜部分からの反
射光を対物レンズ202を介して図示しない観察光学
系、画像処理系に取り込み、図15に示すように画像モ
ニタ203の画面に角膜断面像Ed´を表示するもので
ある。
することで、被検眼Eのわずかな病変部を観察すること
ができる(糸井素一、金上貞夫著 「スリットランプ」
p25,Fig34 メディカル葵出版参照)。
場合、例えば角膜断面像Ed´のみを明瞭に観察できる
ものの、角膜断面以外の周辺の組織(強膜、虹彩等)は
全く観察することはできない。これは、角膜をスリット
状の照明光により照明するので照明野が極めて狭く、角
膜断面以外の周辺領域は真っ暗(図15においてクロス
斜線で示す)となって画像化することが困難である。
外観や組織状態も画像化し、被検眼全体に亘って病変部
の位置、大きさが分かるようになれば、適切な診断がで
きるようになることから、ある特定部位の周辺の外観や
組織状態をも観察可能とすることが要請される。このよ
うにすれば、術者以外の第三者(患者やその家族、学会
や雑誌等の関係者等)への病変部の説明が容易になる利
点もある。
光を照射する細隙灯顕微鏡の従来例について図16を参
照して説明する。
は、テーブル102上に移動機構部103を介して水平
横方向及び水平縦方向に移動可能に支持された基台10
4と、傾倒操作により基台104を水平横方向及び水平
縦方向に変位させる操作ハンドル105と、前記基台1
04により支持された顕微鏡系(観察光学系)106、
前記基台104に対して支持枠113を介して支持され
るとともに光源や細隙を内蔵し、支持枠113の所定の
位置に設けたミラー112を介して被検眼Eに細隙状の
照明光を照射する照明系108と、前記顕微鏡系106
の対物レンズを収納した鏡筒本体109に対峙させた被
検者用の顎受部110a、額当て110bを有する顎受
け台110とを具備している。
変倍用の回転軸を突設し、この回転軸に対して外周に顕
微鏡系106の観察倍率を示す6,10,16,25,
40等の数字を付した操作ノブ111を装着している。
系108が発光する照明光の一部を利用する手動操作型
のライトガイド120が取り付けられ、このライトガイ
ド120の先端から前記被検眼Eに向けて背景照明光を
照射するようになっている。図16中、130は前記鏡
筒本体109に取り付けた例えばビデオカメラのようう
な撮像装置である。
うに、その両側端110c、110dに、嵌合状態で同
一寸法の一対の装着受部141a、141bを設けてい
る。そして、装着受部141aに、固視標支持部材15
0を装着すようになっている。固視標支持部材150
は、装着受部141aに挿入する挿入部151と、第1
の回転可能な継手部152と、この第1の回転可能な継
手部152により回転可能に支持した第1アーム153
と、第1アーム153の端部に取り付けた第2の回転可
能な継手部154と、この第2の回転可能な継手部15
4により回転可能に支持した第2アーム155とを備
え、この第2のアーム155の先端部に固視標156を
取り付ける構造となっている。
8に示すように、顎受け台110の上部を支軸として被
検者の顔の前方の領域を回動可能な回動部材160を配
置し、この回動部材160における被検眼Eの近傍を占
める位置に背景照明用のLED161を取り付けた構造
のものも知られている。
110の側端110a(又は側端110b)に対して、
取り付け具171、第1アーム172、継手173、第
2アーム174を介して背景照明用のLED175を取
り付けた構造のものも知られている。
に示す従来の細隙灯顕微鏡100の場合、前記ライトガ
イド120からの背景照明光の光源は前記照明系108
の光源と共通であるため、被検眼Eに対する細隙状の照
明光の光量調製を行うと、これに連動して背景照明光の
光量も変化してしまい、背景照明光のみの光量調整はで
きないという問題がある。このことは、被検眼Eの視覚
観察やビデオカメラによる撮像、スチールカメラによる
撮影等、多角的に被検眼Eの観察、記録を行う各々の場
合に、被検眼Eの特定部位に関する背景照明の最適化が
困難であることを意味する。
00の場合、前記ライトガイド120の先端部近傍に、
光量調整用の複数の穴の空いた遮光部材を設け、穴の位
置を切り換えることで前記背景照明光の光量調整を行う
ように構成している。
行う都度検者が遮光部材を操作するために指をライトガ
イド120の先端部近傍の遮光部材に触らなければなら
ず、このため、被検者に煩雑感を与え、また、細隙灯顕
微鏡100による被検眼Eの観察時の操作性を低下させ
るという問題がある。
18に示すような背景照明用のLED161を設けた
り、図19に示すように各種機構部品を介して背景照明
用のLED175を取り付けた構造の場合、電源部、光
源の付加が必要で細隙灯顕微鏡100の全体構成の大型
化、複雑化を招いてしまう。さらに、電源部、光源は前
記テーブル102外の床上等に設置しなければならず、
このため配線器具が増えたり、配線材の引き回し距離が
長くなってしまい、細隙灯顕微鏡100の可動部分のい
ずれかの箇所に接触する等、細隙灯顕微鏡100自体の
操作性を低下させてしまうという問題も生じる。
ガイドや配線材等を不要とし、省スペース化を図りつつ
良好な操作性を得ることができ、しかも、被検眼の視覚
観察やビデオカメラによる撮像、スチールカメラによる
撮影等、多角的に被検眼の観察、記録を行う場合に、各
々特定部位に対する最適な背景照明を得ることができる
細隙灯顕微鏡を提供するものである。
る細隙灯顕微鏡は、照明系により被検眼に細隙状の照明
光を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位
からの反射光を顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡にお
いて、前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒
端面に、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明
光を照射する発光素子群を配置したことを特徴とするも
のである。
眼に細隙状の照明光を照射して被検眼の特定部位を観察
できるとともに、顕微鏡系を構成する対物レンズの周り
の鏡筒端面に前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景
照明光を照射する発光素子群を配置したものであるか
ら、被検眼の特定部位については、前記細隙状の照明光
に基づき明瞭な画像を得て観察し、記録可能となるとと
もに、その周辺部についても前記発光素子群からの背景
照明光に基づき被検眼の特定部位とともに明瞭に観察
し、記録することが可能となる。
は、被検眼に対する位置を変位可能に配置した照明系に
より被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における
細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に
対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する
細隙灯顕微鏡において、前記顕微鏡系を構成する対物レ
ンズの周りの鏡筒端面に周回配列され、前記細隙状の照
明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群
と、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じ
て、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯す
る発光素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段とを
有することを特徴とするものである。
眼に細隙状の照明光を照射して被検眼の特定部位を観察
できるとともに、顕微鏡系を構成する対物レンズの周り
の鏡筒端面に前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景
照明光を照射する発光素子群を配置し、点灯調整手段に
より、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じ
て、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯す
る発光素子の位置及び個数を調整するものである。
記細隙状の照明光に基づき明瞭な画像を得て観察し、記
録可能となるとともに、その周辺部に対しても前記発光
素子群のうちの点灯する発光素子の位置及び個数を前記
点灯調整手段により調整することで、前記被検眼に対す
る対物レンズの位置関係に応じた最適の背景照明光を照
射でき、前記被検眼の特定部位とともにその周辺領域を
明瞭に観察し、記録することが可能となる。
は、被検眼に対する位置を変位可能に配置した照明系に
より被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検眼における
細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前記被検眼に
対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系にて観察する
細隙灯顕微鏡において、前記顕微鏡系を構成する対物レ
ンズの周りの鏡筒端面に周回配列され、前記細隙状の照
明光の照射野周辺への背景照明光を照射する発光素子群
と、前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じ
て、前記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯す
る発光素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段と、
前記対物レンズの周りの発光素子群からの背景照明光の
照度を調整する調光手段とを有することを特徴とするも
のである。
構成に加えて、前記対物レンズの周りの発光素子群から
の背景照明光の照度を調整する調光手段を設けているの
で、被検眼の特定部位については、前記細隙状の照明光
に基づき明瞭な画像を得て観察し、記録可能となるとと
もに、その周辺部に対しても前記発光素子群のうちの点
灯する発光素子の位置及び個数を前記点灯調整手段によ
り調整することで、前記被検眼に対する対物レンズの位
置関係に応じた最適の背景照明光を照射でき、前記被検
眼の特定部位とともにその周辺領域を明瞭に観察し、記
録することが可能となる。
する発光素子の位置及び個数の調整と、調光手段による
背景照明光の照度調整とを組み合わせることにより、被
検眼の視覚観察やビデオカメラによる撮像、スチールカ
メラによる撮影等、多角的に被検眼の特定部位の観察、
記録を行う場合に、各々最適な背景照明を得ることが可
能となる。
は、支持枠により被検眼に対する位置を変位可能に支持
された照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、
被検眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光
を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡
系にて観察する細隙灯顕微鏡において、前記支持枠にお
ける前記被検眼に対向する領域に、前記被検眼へ照射す
る細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を照射す
る発光素子群を配置したことを特徴とするものである。
眼に細隙状の照明光を照射して被検眼の特定部位を観察
できるとともに、照明系を支持する支持枠における前記
被検眼に対向する領域に配置した発光素子群から、前記
被検眼へ背景照明光を照射することにより、前記細隙状
の照明光に基づく特定部位の周辺領域についても、明瞭
に観察し、記録することが可能となる。
明する。
は、テーブル2上に移動機構部3を介して水平横方向及
び水平縦方向に移動可能に支持された基台4と、傾倒操
作により基台4を水平横方向及び水平縦方向に変位させ
る操作ハンドル5と、前記基台4により被検眼Eに対し
て水平方向に回動変位可能に支持された顕微鏡系6、前
記基台4に対して支持枠15を介して被検眼Eに対して
水平方向に回動変位可能に支持されるとともに、光源や
細隙状の照明光を形成する細隙を内蔵し、さらに細隙状
の照明光の反射用のミラー12を搭載した照明系8と、
前記顕微鏡系6の対物レンズ31を収納した鏡筒本体9
に対峙させた被検者用の顎受部10a、額当て10bを
有する顎受け台10とを具備している。
用の回転軸を突設し、この回転軸に対して外周に顕微鏡
系6の観察倍率を示す6,10,16,25,40等の
数字を付した操作ノブ11を装着するようになってい
る。
の端面9bには、図2、図3に示すように、対物レンズ
31の回りを周回する配列で発光素子群、即ち、合計1
6個の発光素子(例えば白色LED)L1 乃至L16が各
々の発光面が前記顎受け台10側、即ち、被検眼E側を
向くようにして埋設され、これにより従来例のようなラ
イトガイドを採用する場合に比べ省スペース化が図られ
ている。
光学構成の概略を示すものであり、この細隙灯顕微鏡1
は、鏡筒本体9に収納した顕微鏡系6と、鏡筒本体9に
取り付けた例えばビデオカメラのような撮像カメラ43
を使用した撮像装置20と、顕微鏡系6に対し、被検眼
Eに対峙させるミラー12に関して直交配置とした前記
照明系8とを有している。顕微鏡系6は、対物レンズ3
1と、変倍光学系32と、集光レンズ33と、ビームス
プリッタ34と、リレーレンズ35と、光路を接眼鏡筒
9a側に変更するプリズム36と、接眼鏡筒9aに配置
した接眼レンズ37とを具備し、被検眼Eの像を図4に
示す結像点pに結像し検者眼E0 により観察可能とする
ようになっている。
タ34により分岐される光束を集光する集光レンズ41
と、この集光レンズ41からの光束を90度直角に曲げ
るミラー42と、撮像カメラ43とを有している。
51と、この光源51からの光を集光する集光レンズ5
3と、この集光レンズ53を通過した光の一部のみを通
過させる細隙(スリット)54と、細隙54を通過し細
隙状の照明光を集光する集光レンズ55とを有し、細隙
状の照明光を前記ミラー12で反射させ、被検眼Eの特
定部位に照射するように構成している。
55に対して共役の位置になるように配置され、これに
より、前記ミラー12を介して被検眼Eの例えば角膜に
対し、細隙状の照明光を照射し、被検眼Eの角膜断面像
を前記顕微鏡系6により観察可能としている。
た発光素子L1 乃至L16により被検眼Eに向けて背景照
明光が照射される。
要部を示すものであり、前記光源51の点灯制御を含む
全体の動作制御を行う制御部81と、前記撮像カメラ4
3からの画像信号を取り込む画像制御部82と、この画
像制御部82に接続した液晶ディスプレイ等の画像モニ
タ83と、画像制御部82に接続した記憶手段である画
像メモリ84と、前記細隙灯顕微鏡1全体の動作に必要
な電力を供給する電源部85と、以下に詳細を説明する
発光素子L1 乃至L16用の点灯調整手段及び調光手段を
構成する操作パネル90とを有している。
示すように、中央部に前記発光素子L1 乃至L16の全て
を点灯させるためのスイッチS1 を配置するとともに、
このスイッチS1 の回りに8個のスイッチS2 乃至S9
を円形配列し、合計9個のスイッチ構成からなる点灯調
整手段を設けている。
に示すように、前記発光素子L1 乃至L16用の調光釦
(光量増加用)91a、調光釦(光量減少用)91bか
らなる調光スイッチ部と、発光素子L1 乃至L16の光量
(背景照明光による被検眼Eの照射領域の照度)をバー
形式表示で可視的に表示する光量レベル表示部92とか
らなる調光手段を設けている。
9 と、前記発光素子L1 乃至L16との点灯位置及び個数
の対応表を示すものである。
は、例えばスイッチS1 の操作により発光素子L1 乃至
L16の全てを点灯させ、スイッチS2 の操作により対物
レンズ上側の5個の発光素子L1 乃至L5 を点灯させ、
スイッチS4 の操作により対物レンズ左側の5個の発光
素子L5 乃至L9 を点灯させ、スイッチS6 の操作によ
り対物レンズ下側の5個の発光素子L5 乃至L9 を点灯
させ、スイッチS8 の操作により対物レンズ右側の5個
の発光素子L13乃至L1 を点灯させるというように、合
計9個のスイッチ構成により被検眼Eに対する前記発光
素子L1 乃至L16の点灯位置及び個数を任意に調整し、
被検眼Eに照射する背景照明光の最適化が可能となって
いる。
作を図8乃至図9をも参照して説明する。
は、集光レンズ53を介して細隙54を照射する。細隙
54と被検眼Eとは共役に配置されているので、細隙5
4を通過して形成された細隙状の照明光は集光レンズ5
5、ミラー12を経て例えば図8に示すように被検眼E
の角膜断面(図8に斜線を付して示す)Edに照射され
る。
ばスイッチS1 の操作により、被検眼Eに正面から対峙
させている対物レンズ31の回りの発光素子L1 乃至L
16の全てを点灯させ、発光素子L1 乃至L16からの背景
照明光を被検眼Eの角膜断面Edの周辺部に照射する。
これにより被検眼Eの全体(主に周辺部分:虹彩等)が
照明されることになる。
検眼Eの角膜断面Edで反射した光及び被検眼Eの全体
で反射した光束は、前記顕微鏡系6の対物レンズ31に
入射し、さらに、ビームスプリッタ34を経てその一部
が図4に示す結像点pに結像し、検者眼E0 により観察
されることになる。
分岐される光束は前記ミラー42を経て撮像カメラ43
に入射し、これにより、検者眼E0 の観察像と同一の観
察像が撮像カメラ43により撮像され、前記画像制御部
82の制御の基に画像モニタ83に送られて表示され
る。
角膜断面像Ed´は、図11に示すように、良好なコン
トラストを維持した状態で観察でき、同時に被検眼Eに
おける虹彩等を含む全体像E´をも明瞭に観察できるの
で、被検眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観察す
ることが可能となる。
子L1 乃至L16が各々の発光面が前記顎受け台10側、
即ち、被検眼E側を向くようにして顕微鏡系6の対物レ
ンズ31の回りに埋設されているので、省スペース化が
可能であり、また、従来例のようなライトガイドを採用
する場合に比べ、検者が背景照明の調整のために被検眼
Eの近傍に手を伸ばす必要もなく、操作性の向上を図れ
る。
段における調光釦91a又は調光釦91bを操作し、発
光素子L1 乃至L16からの背景照明光を適宜調整するこ
とにより、検者眼E0 より観察する観察像の明るさを調
整したり、撮像カメラ43により撮像する観察像の明る
さを調整したり、さらには、撮像カメラ43の代わりに
スチールカメラで被検眼Eを撮影する場合の被検眼像の
明るさを調整したりすることができる。
ら照射し、対物レンズ31を被検眼Eの上方から見て水
平方向右側に配置した状態で発光素子群からの背景照明
光を被検眼Eに向けて照射する場合を示すものである。
前記スイッチS8 の操作により、被検眼Eに対峙させて
いる対物レンズ31の右側の5個の発光素子L13乃至L
1 を点灯させ、発光素子L13乃至L1 からの背景照明光
を前記細隙状の照明光の周辺部に照射する。これにより
被検眼Eの特定部位を上方から見て水平方向右側から観
察する場合においても、背景照明光が最適化され、被検
眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観察することが
可能となる。
から照射し、対物レンズ31を被検眼Eの上方から見て
水平方向左側に配置した状態で発光素子群からの背景照
明光を被検眼Eに向けて照射する場合を示すものであ
る。
前記スイッチS4 の操作により、被検眼Eに対峙させて
いる対物レンズ31の左側の5個の発光素子L5 乃至L
9 を点灯させ、発光素子L5 乃至L9 からの背景照明光
を前記細隙状の照明光の周辺部に照射する。これにより
被検眼Eの特定部位を上方から見て水平方向左側から観
察する場合においても、背景照明光が最適化され、被検
眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観察することが
可能となる。
前記調光手段における調光釦91a又は調光釦91bの
操作を組み合わせ、検者眼E0 より観察する観察像の明
るさを調整したり、撮像カメラ43により撮像する観察
像の明るさを調整したり、さらには、撮像カメラ43の
代わりにスチールカメラで被検眼Eを撮影する場合の被
検眼像の明るさを調整したりすることも勿論可能であ
る。
すものであり、対物レンズ31の回りに発光素子群を配
置する代わりに、前記基台4上の照明系8を支持する支
持枠15における前記被検眼Eに対向する左右両片15
a、15bに、前記被検眼Eへ照射する細隙状の照明光
の照射野周辺への背景照明光を照射する例えば8個の発
光素子L21乃至L28からなる発光素子群を垂直配列に設
け、これら発光素子L21乃至L28を記述した場合と同様
に点灯制御するように構成したものである。
た構成によっても、被検眼Eに対する背景照明光が最適
化され、被検眼Eの全体像を把握しながら病変部等を観
察することが可能となる。
の変形例の顎受け台10、固視標支持部材23a、LE
D支持部材23bの配置を示す分解図である。
には、図13に示すように、嵌合状態で同一寸法の装着
受部21a、21bを設けている。
る固視標支持部材23aと、前記固視標支持部材23a
と略同一構成からなり背景照明用のLED24を支持す
るLED支持部材23bとを、前記各装着受部21a、
21bに各々着脱可能に、かつ、相互に交換可能に配置
している。
これは、最近高輝度の白色LEDがで実用化されたこ
と、大きさも小さく、しかも安価であることによるもの
である。前記固視標支持部材23aは、装着受部21
a、21bに挿入する挿入部25と、第1の回転可能な
継手部26と、この第1の回転可能な継手部26により
回転可能に支持した第1アーム27と、第1アーム27
の端部に取り付けた第2の回転可能な継手部28と、こ
の第2の回転可能な継手部28により回転可能に支持し
た第2アーム29とを備え、この第2のアーム29の先
端部に固視標22を取り付けている。
アーム29の先端部に、前記固視標22の替わりに背景
照明用のLED24を取り付ける他は、前記固視標支持
部材23aと同様の構成になっている。
れば、顎受け台10の両側端10c、10dに設けた一
対の同様な構成の装着受部21a、21bに対し、固視
標22を支持する固視標支持部材23aと、背景照明用
のLED24を支持するLED支持部材23bとを各々
装着して、前記固視標22による検眼を行なうことはも
ちろんのこと、被検眼Eのスリット観察時に前記LED
24による背景照明光の照射を容易に行なうことが可能
となる。
D支持部材23bは、適宜装着受部21a、21bから
取り外るせるので、顎受け台10に被検者の顔があると
き等に邪魔にならず、また、周辺領域を整然とすること
ができる。
替わりに、別のLED支持部材23bを装着受部21a
に取り付けることができ、この場合には、被検眼Eの左
右両方向からの背景照明を実現でき、より影のない良好
な被検眼の背景像を得ることができる。
のLED24とを同一の支持部材により支持し、切り替
えスイッチにより交互に切り替える構造のものでも良
い。
受け台10に設けた一対の同一の構成の装着部21a、
21bに対し、固視標22を支持する固視標支持部材2
3aと、被検眼Eのスリット観察時の背景照明用のLE
D24を支持するLED支持部材23bとを各々装着し
て、固視標24による被検眼Eの誘導と、前記LED2
4による披検眼Eのスリット観察の背景照明とを各々容
易に行なうことができる。また、被検眼Eの検査時の操
作性の向上、金物部品、電気部品の削減及び共通化によ
る構成の簡素化を図ることができる。
持部材23bとは寸法的に共通化され、しかも、固視標
22のLED、前記LED24の点灯用の電力は、細隙
灯顕微鏡1の主電源から共通に得ることができるので、
別電源の必要性はなく構造の簡略化が図れる。
つ良好な操作性を得ることができ、しかも、被検眼を多
角的に被検眼の観察、記録を行う場合に、各々特定部位
に対する最適な背景照明を得て、被検眼の特定部位、周
辺部ともに明瞭に観察し、記録することが可能な細隙灯
顕微鏡を提供することができる。
物レンズの位置関係に応じた最適の背景照明光を照射で
き、異なる角度から被検眼の特定部位を観察する場合に
おいてもその周辺領域を明瞭に観察し、記録することが
可能な細隙灯顕微鏡を提供することができる。
支持枠における被検眼に対向する領域に発光素子群を配
置した構成で省スペース化を図りつつ良好な操作性の基
に被検眼の特定部位、周辺部ともに明瞭に観察し、記録
することが可能な細隙灯顕微鏡を提供することができ
る。
示す側面図である。
系及び顎受け台の部分斜視図である。
端面の発光素子群を示す説明図である。
の主要部を示す概略図である。
の主要部を示すブロック図である。
ネルを示す平面図である。
との点灯対応表である。
の照明光と背景照明光の照射状態を示す説明図である。
の照明光と背景照明光の照射状態の他例を示す説明図で
ある。
状の照明光と背景照明光の照射状態のさらに別の例を示
す説明図である。
す説明図である。
図である。
受け台、固視標支持部材、LED支持部材の配置を示す
分解図である。
射状態を示す説明図である。
明図である。
る。
示す分解図である。
の一例を示す正面図である。
示す正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 照明系により被検眼に細隙状の照明光を
照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位から
の反射光を顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡におい
て、 前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面
に、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背景照明光を
照射する発光素子群を配置したことを特徴とする細隙灯
顕微鏡。 - 【請求項2】 被検眼に対する位置を変位可能に配置し
た照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検
眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前
記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系に
て観察する細隙灯顕微鏡において、 前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に
周回配列され、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背
景照明光を照射する発光素子群と、 前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じて、前
記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯する発光
素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段と、 を有することを特徴とする細隙灯顕微鏡。 - 【請求項3】 被検眼に対する位置を変位可能に配置し
た照明系により被検眼に細隙状の照明光を照射し、被検
眼における細隙状の照明光の照射部位からの反射光を前
記被検眼に対する位置を変位可能に配置した顕微鏡系に
て観察する細隙灯顕微鏡において、 前記顕微鏡系を構成する対物レンズの周りの鏡筒端面に
周回配列され、前記細隙状の照明光の照射野周辺への背
景照明光を照射する発光素子群と、 前記被検眼に対する対物レンズの位置関係に応じて、前
記対物レンズの周りの発光素子群のうちの点灯する発光
素子の位置及び個数を調整する点灯調整手段と、 前記対物レンズの周りの発光素子群からの背景照明光の
照度を調整する調光手段と、 を有することを特徴とする細隙灯顕微鏡。 - 【請求項4】 支持枠により被検眼に対する位置を変位
可能に支持された照明系により被検眼に細隙状の照明光
を照射し、被検眼における細隙状の照明光の照射部位か
らの反射光を前記被検眼に対する位置を変位可能に配置
した顕微鏡系にて観察する細隙灯顕微鏡において、 前記支持枠における前記被検眼に対向する領域に、前記
被検眼へ照射する細隙状の照明光の照射野周辺への背景
照明光を照射する発光素子群を配置したことを特徴とす
る細隙灯顕微鏡。
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CN110418597A (zh) * | 2017-04-13 | 2019-11-05 | 株式会社来易特制作所 | 裂隙灯显微镜 |
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CN112773323A (zh) * | 2019-11-06 | 2021-05-11 | 上海三联(集团)有限公司 | 一种十字孔镜片及眼镜验配测量架 |
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