JP2020141998A - 細隙灯顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検眼に照射される光のケラレを防止し且つ被検眼の良好な観察を行うことができる細隙灯顕微鏡を提供する。【解決手段】スリット光を出射する細隙灯と、細隙灯から出射されたスリット光を被検眼に向けて偏向する偏向光学素子であって且つ細隙灯よりも上方位置に設けられた偏向光学素子と、対物レンズを有し且つ被検眼を観察するための顕微鏡と、顕微鏡における偏向光学素子よりも上方位置のみに設けられ且つ対物レンズの光軸と平行な照明光軸を有する複数種類の光源であって、光源の種類ごとに互いに異なる種類の光を被検眼に対して照射する複数種類の光源と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、細隙灯を備える細隙灯顕微鏡に関する。
細隙灯顕微鏡(スリットランプ又はスリットランプマイクロスコープともいう)は、眼科において被検眼の観察に用いられる。この細隙灯顕微鏡は、スリット光(細隙光ともいう)を用いて被検眼の注目部位の光切片を切り取ることによって注目部位の断面を観察したり、この断面の画像を取得したりする。
細隙灯顕微鏡は、照明系及び観察系を備える(特許文献1参照)。照明系は、スリット幅が調整されたスリット光を出射する細隙灯と、細隙灯から出射されたスリット光を被検眼に向けて偏向(反射を含む)するミラー又はプリズム等の偏向光学素子を有する偏向光学系と、を備える。観察系は、照明系からのスリット光の入射(照明)に応じて被検眼にて反射された反射光を、対物レンズを通して接眼部の接眼レンズまで導く顕微鏡を備える。検者は、顕微鏡を通して被検眼の観察像を観察する。
ところで、スリット光だけを被検眼に照射すると、例えばインフォームドコンセント時において顕微鏡で撮影した撮影画像を被検者に提示した場合に、被検者が被検眼のいずれの箇所にスリット光が照射されているのかが判り難いという問題がある。このため、細隙灯顕微鏡にはバックグラウンド光源(バックライト光源ともいう)が設けられている(特許文献2及び3参照)。このバックグラウンド光源から被検眼に向けて出射されるバックグラウンド光(バックライト光ともいう)によって、被検眼に照射されているスリット光の背景が照明される。
特許文献2に記載の細隙灯顕微鏡では、顕微鏡の被検眼に対向する側の前面に複数のバックグラウンド光源を設けている。また、特許文献3に記載の細隙灯顕微鏡では、被検眼に対して斜め方向からバックグラウンド光を照射するバックグラウンド光源を偏向光学系に設けている。
特開2011−177273号公報 特開2002−102173号公報 特許第5747924号公報
ところで、特許文献2に記載の細隙灯顕微鏡では、顕微鏡の前面の全領域に複数のバックグラウンド光源が設けられているので、顕微鏡と偏向光学系の偏向光学素子との位置関係によっては1又は複数のバックグラウンド光源から出射されたバックグラウンド光が偏向光学素子等によりケラレてしまうおそれがある。
また、特許文献3に記載の細隙灯顕微鏡では、バックグラウンド光源により、被検眼に対して斜め方向からバックグラウンド光を照射するので、被検眼の観察面に照度斑が生じるおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、被検眼に照射される光のケラレを防止し且つ被検眼の良好な観察を行うことができる細隙灯顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための細隙灯顕微鏡は、スリット光を出射する細隙灯と、細隙灯から出射されたスリット光を被検眼に向けて偏向する偏向光学素子であって且つ細隙灯よりも上方位置に設けられた偏向光学素子と、対物レンズを有し且つ被検眼を観察するための顕微鏡と、顕微鏡における偏向光学素子よりも上方位置のみに設けられ且つ対物レンズの光軸と平行な照明光軸を有する複数種類の光源であって、光源の種類ごとに互いに異なる種類の光を被検眼に対して照射する複数種類の光源と、を備える。
この細隙灯顕微鏡によれば、複数種類の光源から出射される光を、偏向光学素子によりケラレることなく被検眼に対して水平(略水平)に入射させることができる。
本発明の他の態様に係る細隙灯顕微鏡において、複数種類の光源が、対物レンズよりも上方位置に設けられている。これにより、複数種類の光源から出射される光が、偏向光学素子によりケラレることが防止される。
本発明の他の態様に係る細隙灯顕微鏡において、複数種類の光源が、被検眼に照射されているスリット光の背景を照明するバックグラウンド光を出射する可視光源と、赤外光を出射する赤外光源と、被検眼に投与された蛍光剤を励起発光させる励起光を出射する励起光源と、を含む。可視光源からバックグラウンド光を出射することでスリット光の背景が照明され、赤外光源から赤外光を出射することで被検眼のマイボーム腺を鮮明に観察することができ、さらに励起光源から励起光を出射することで被検眼の蛍光観察が可能となる。
本発明の他の態様に係る細隙灯顕微鏡において、複数種類の光源から出射される光の全てが通過する共通レンズを備える。これにより、複数種類の光源を密に配置することができると共に、各光源で被検眼に対して均一な照明を行うことができる。
本発明の他の態様に係る細隙灯顕微鏡において、顕微鏡に着脱自在に取り付けられ且つ被検眼の眼圧を測定するアプラネーショントノメータを備え、全ての光源が、対物レンズの光軸方向側から見て、アプラネーショントノメータに対して対物レンズの光軸方向及び上下方向の双方に垂直な方向に位置ずれしている。これにより、複数種類の光源から出射される光が、アプラネーショントノメータによりケラレることが防止される。
本発明の他の態様に係る細隙灯顕微鏡において、光源から出射される光の光量を調整する光量調整操作を光源ごとに受け付ける操作部と、操作部が受け付けた光量調整操作に基づき、光量調整操作に対応する光源から出射される光の光量を調整する光源制御部と、を備える。これにより、光源ごとの光量調整操作を簡単に実行することができる。
本発明は、被検眼に照射される光のケラレを防止し且つ被検眼の良好な観察を行うことができる細隙灯顕微鏡を提供する。
細隙灯顕微鏡の側面図である。 上部光源を前方向側(被検者側)から見た正面図である。 光源操作部及び制御装置の概略図である。 別実施形態1の細隙灯顕微鏡の上部光源の上面概略図である。 別実施形態2の細隙灯顕微鏡の側面図である。 別実施形態2の上部光源を前方向側(被検者側)から見た正面図である。
[細隙灯顕微鏡の構成]
図1は、細隙灯顕微鏡10の側面図である。図1に示すように、細隙灯顕微鏡10は、所謂Zeiss式(Littman式)であり、ベース12と、顔支持部材14と、電動駆動部16と、可動テーブル18と、操作レバー20と、第1の支持部材22と、顕微鏡支持アーム24と、回動軸26と、第2の支持部材28と、回動軸30と、照明系32と、顕微鏡34と、上部光源36と、光源操作部38と、を備える。
ベース12は、不図示の検眼テーブル上に載置されている。このベース12の上面で且つ被検者(被検眼E側)の前端部には顔支持部材14が設けられている。また、ベース12の上面には、電動駆動部16及び光源操作部38が設けられていると共に、可動テーブル18が水平方向(前後方向及び左右方向)に移動自在に保持されている。なお、前後方向は被検者に近づく前方向と被検者から遠ざかる後方向であり、左右方向は被検者の眼幅方向である。
顔支持部材14は、ベース12に固定され且つ上下方向に延びた一対の支柱14aと、一対の支柱14aの上下方向の中間部に設けられた顎受14bと、一対の支柱14aの上下方向の上端部に設けられた額当14cと、を有する。被検者が顎受14bに顎を載せると共に額当14cに額を当てることで、被検者の顔が顔支持部材14により支持される。これにより、被検眼Eの位置が固定される。
電動駆動部16は、ベース12上で可動テーブル18を水平方向(前後方向及び左右方向)に移動させる移動機構である。また、可動テーブル18の上面で且つ後方向側(検者側)の後端部には操作レバー20が設けられている。さらに、可動テーブル18の上面には、第1の支持部材22が上下方向に移動可能(昇降可能)に設けられている。
電動駆動部16は、不図示の複数のモータと、各モータの回転をそれぞれ水平方向及び上下方向の駆動力に変換する不図示の駆動伝達機構と、を備えている。この電動駆動部16は、操作レバー20の操作に応じて可動テーブル18を水平方向に移動させると共に、第1の支持部材22を上下方向に移動させる。これにより、被検眼Eに対する第1の支持部材22(照明系32及び顕微鏡34)の位置調整が可能となる。
操作レバー20は、第1の支持部材22(照明系32及び顕微鏡34)を水平方向と上下方向とにそれぞれ手動で移動操作するための操作部材である。例えば、操作レバー20を前後方向又は左右方向に傾倒操作することで、電動駆動部16が可動テーブル18を前後方向又は左右方向に移動させる。また、操作レバー20の軸線周りの回動操作により、電動駆動部16が第1の支持部材22を上下方向に移動させる。なお、操作レバー20の頂部には、撮影等に用いるスイッチ20aが設けられている。
第1の支持部材22には顕微鏡支持アーム24が配設されている。この顕微鏡支持アーム24は、水平アーム部24aと鉛直アーム部24bとを有しており、略L字状に形成されている。
水平アーム部24aの前方向側の端部は、上下方向に延びた回動軸26を介して、第1の支持部材22上に水平回動可能に取り付けられている。また、この水平アーム部24a上には、回動軸26の延長線上に位置する回動軸30を介して、第2の支持部材28が水平回動可能に取り付けられている。
なお、回動軸26を中心とした顕微鏡支持アーム24の水平回動、及び回動軸30を中心とした第2の支持部材28の水平回動は、検者の手動操作で行ったり或いは不図示の電動回動機構を用いて電動で行ったりしてもよい。
鉛直アーム部24bの上端部には顕微鏡34(観察系ともいう)が取り付けられている。また、第2の支持部材28には照明系32が設けられている。
照明系32は、細隙灯44及び偏向光学系46を備える。細隙灯44は、偏向光学系46に向けてスリット光を出射する。偏向光学系46は、細隙灯44の上方位置に設けられており、且つ細隙灯44よりも上方位置に設けられた偏向光学素子48を有する。偏向光学素子48は、例えばミラー(反射鏡)又はプリズム等であり、細隙灯44から出射されたスリット光を被検眼Eに向けて偏向する。なお、本実施形態では偏向光学素子としてプリズムを用いる。これにより、被検眼Eに対してスリット光が照射される。なお、細隙灯44及び偏向光学系46は図1に示したものに限定されるものでなく、Zeiss式の細隙灯顕微鏡10で用いられるものであれば、その形状、構造、及び配置は特に限定されない。
照明系32は、回動軸30を中心として第2の支持部材28と一体に水平回動される。これにより、被検眼Eに対するスリット光の照射方向を調整することができる。
顕微鏡34は、照明系32からのスリット光が照射されている被検眼Eの観察、或いは後述の上部光源36からの各種光が照射されている被検眼Eの観察に用いられる。この顕微鏡34の前方向側(被検眼E側)の前端部には対物レンズ50が設けられ、且つ後方向側(検者側)の後端部には接眼レンズ52が設けられている。図1中の符号LAは、顕微鏡34の対物レンズ50の光軸(観察軸)である。なお、顕微鏡34内の光学系の構成については公知技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
顕微鏡34は、回動軸26を中心として顕微鏡支持アーム24と一体に水平回動される。これにより、顕微鏡34による被検眼Eの観察方向を調整することができる。また、顕微鏡34には、顕微鏡34の光学系を介して被検眼Eを撮影するデジタルカメラ56が設けられている。
顕微鏡34の前端部の上面には、詳しくは後述するが、被検眼Eに対して互いに異なる3種類の光(可視光、赤外光、及び励起光)を選択的に照射する上部光源36が設けられている。なお、本実施形態の細隙灯顕微鏡10はZeiss式であるので、照明系32が偏向光学素子48の上方に設けられている公知のHaag式(Goldmann式)とは異なり、顕微鏡34の前端部の上面側に上部光源36を設置可能なスペースが確保される。
ベース12の上面で後方向側(検者側)の後端部には、光源操作部38が設けられている。この光源操作部38は、詳しくは後述するが、検者による細隙灯44のオンオフ操作及び光量調整操作と、上部光源36のオンオフ操作及び光量調整操作と、に用いられる。
図2は、上部光源36を前方向側(被検者側)から見た正面図である。図2に示すように、上部光源36は、顕微鏡34の前端部の上面に設けられている。このため、上部光源36は、偏向光学素子48及び対物レンズ50の双方よりも上方位置に設けられている。この上部光源36には、可視光源62、赤外光源64(赤外線光源ともいう)、及び励起光源66(蛍光用光源ともいう)を含む3種類の光源が設けられている。これら可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66は、本発明の複数種類の光源に相当する。
可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66は、例えばLED(light emitting diode)光源が用いられる。そして、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66は、左右方向に沿って一列に並べて設けられており、各光源が対物レンズ50の光軸LAに対して平行な照明光軸LBを有している。これにより、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66から出射される光を、被検眼Eに対して水平(略水平)に入射させることができる。
可視光源62は、被検眼Eに照射されているスリット光の背景を照明するために、例えば白色光等の可視光の波長域の光であるバックグラウンド光を被検眼Eに照射する。これにより、被検眼Eに照射されているスリット光の背景がバックグラウンド光により照明される。その結果、例えばインフォームドコンセント時においてデジタルカメラ56で撮影した被検眼Eの撮影画像を被検者に提示する場合に、被検眼Eのいずれの箇所にスリット光が照射されているのかを被検者に容易に認識させることができる。また、可視光源62(照明光軸LB)は、顕微鏡34(光軸LA)の同軸近傍に配置されているので、スリット光の背景をバックグラウンド光により照明する際に照明ムラの発生が抑えられる。
赤外光源64は、赤外波長域の光である赤外光(近赤外光を含む)を被検眼Eに照射する。このように被検眼Eを赤外光で照明することで、被検眼Eのマイボーム腺を鮮明に観察することができる。
励起光源66は、公知の蛍光剤であるフルオレセインを励起発光させる励起光(例えば波長470nmの青色光)を被検眼Eに照射する。蛍光剤が投与されている被検眼Eに対して、励起光源66から励起光を照射して蛍光剤を励起発光させることで、被検眼Eの蛍光観察及び蛍光撮影が可能となる。その結果、被検眼Eの表面状態を容易に観察することができる。この際に、本実施形態では上部光源36に蛍光観察専用の励起光源66を設けることで、従来の細隙灯顕微鏡10に設けられているような白色光を励起光に変換するフィルター機構が不要となり、省スペース化及び省コスト化が図れる。
このような可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66は、顕微鏡34における対物レンズ50の上方位置のみ、すなわち偏向光学素子48よりも上方位置のみに設けられている。このため、顕微鏡34と偏向光学系46(偏向光学素子48)との位置関係に関係なく、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66からそれぞれ出射される光は偏向光学素子48の上方空間を通って被検眼Eに照射される。その結果、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66からそれぞれ出射される光が、偏向光学素子48によりケラレることが防止される。
なお、赤外光源64から赤外光が出射されている場合及び励起光源66から励起光が出射されている場合には、細隙灯44からのスリット光の出射は行われない。
図3は、光源操作部38及び制御装置40の概略図である。図3に示すように、光源操作部38は、本発明の操作部に相当するものであり、細隙灯光源操作部70と、可視光源操作部72と、赤外光源操作部74と、励起光源操作部76と、を備える。
細隙灯光源操作部70は、細隙灯44のオンオフ操作と、細隙灯44から出射されるスリット光の光量調整操作と、を受け付ける。可視光源操作部72は、可視光源62のオンオフ操作と、可視光源62から出射される可視光の光量調整操作と、を受け付ける。赤外光源操作部74は、赤外光源64のオンオフ操作と、赤外光源64から出射される赤外光の光量調整操作と、を受け付ける。励起光源操作部76は、励起光源66のオンオフ操作と、励起光源66から出射される励起光の光量調整操作と、を受け付ける。
制御装置40は、例えば可動テーブル18内に設けられており(細隙灯顕微鏡10の外部でも可)、細隙灯顕微鏡10の各部の動作を統括的に制御する。この制御装置40は、例えばパーソナルコンピュータのような演算装置であり、各種のプロセッサ(Processor)及びメモリ等から構成された演算回路を備える。各種のプロセッサには、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、及びプログラマブル論理デバイス[例えばSPLD(Simple Programmable Logic Devices)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、及びFPGA(Field Programmable Gate Arrays)]等が含まれる。なお、制御装置40の各種機能は、1つのプロセッサにより実現されてもよいし、同種または異種の複数のプロセッサで実現されてもよい。
制御装置40は、操作レバー20の前後方向又は左右方向の傾倒操作に応じて、電動駆動部16を駆動して可動テーブル18を前後方向又は左右方向に移動させ、且つ操作レバー20の軸線周りの回動操作に応じて、電動駆動部16を駆動して第1の支持部材22を上下方向に移動させる。
また、制御装置40は、光源操作部38に対するオンオフ操作及び光量調整操作の入力に応じて、細隙灯44、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66の各光源のオンオフと、各光源から出射される光の光量調整と、を制御する。これにより、光源操作部38が受け付けたオンオフ操作及び光量調整操作に基づき、オンオフ操作に対応する光源のオンオフが切り替えられると共に、光量調整操作に対応する光源から出射される光の光量が調整される。このため、制御装置40は、本発明の光源制御部として機能する。このように本実施形態では、検者が光源操作部38を操作することで、光源ごとに独立してオンオフと光量調整とが可能になる。これにより、光源の切替及び光量調整等を、手動操作(例えばフィルター切り替え等)で行う場合と比較して簡単に実行することができる。
[本実施形態の効果]
以上のように本実施形態では、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66を、顕微鏡34における偏向光学素子48よりも上方位置のみに設けているので、各光源から出射された光が偏向光学素子48によりケラレることが防止される。また、本実施形態では、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66が対物レンズ50の光軸LAと平行な照明光軸LBを有しているので、各光源から出射される光を被検眼Eに対して水平(略水平を含む)に入射させることができ、被検眼Eの観察面に照度斑が生じることが防止される。その結果、上部光源36から被検眼Eに照射される光のケラレを防止し且つ被検眼Eの良好な観察を行うことができる。
[別実施形態1]
図4は、別実施形態1の細隙灯顕微鏡10の上部光源36Aの上面概略図である。図4に示すように、別実施形態1の細隙灯顕微鏡10は、上部光源36の代わりに上部光源36Aを備える点を除けば上記実施形態の細隙灯顕微鏡10と基本的に同じ構成である。このため、上記実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
上部光源36Aは、既述の可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66の他に、各光源から出射される光の全てが通過する共通レンズ80を備えている。これにより、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66にそれぞれ個別にレンズを配置する場合と比較して、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66を密に配置することができる。また、上部光源36Aに3種類の光源(可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66)を設けた場合であっても、各光源で被検眼Eに対して均一な照明を行うことができる。
[別実施形態2]
図5は、別実施形態2の細隙灯顕微鏡10の側面図である。図5に示すように、別実施形態2の細隙灯顕微鏡10は、アプラネーショントノメータ90が顕微鏡34に対して着脱自在に取り付けられている点と、上部光源36Bを備える点と、を除けば上記実施形態の細隙灯顕微鏡10と基本的に同じ構成である。このため、上記実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
アプラネーショントノメータ90は、被検眼Eに接触してその眼圧を測定する接触式の眼圧検査器であり、メジャリングプリズム90aと加圧アーム90bとトノメータ本体90cと支持部90dとを備える。なお、アプラネーショントノメータ90の各部の詳細について公知技術であるので、ここでは具体的な説明は省略する。このアプラネーショントノメータ90は、顕微鏡34に取り付けられたトノメータマウント92に対して着脱自在に取り付けられる。
トノメータマウント92は、上部光源36Bの上面に設けられている。換言すると、上部光源36は、顕微鏡34の前端部の上面と、トノメータマウント92との間に設けられている。このトノメータマウント92は、対物レンズ50と被検眼Eとの間(より具体的には偏向光学素子48と被検眼Eとの間)にメジャリングプリズム90aが配置されるように、アプラネーショントノメータ90を支持する。
図6は、別実施形態2の上部光源36Bを前方向側(被検者側)から見た正面図である。図6に示すように、顕微鏡34のトノメータマウント92にアプラネーショントノメータ90が取り付けられていると、上部光源36Bの一部がアプラネーショントノメータ90の後方に隠れてしまう。
そこで、別実施形態2の上部光源36Bでは、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66の全てが、対物レンズ50の光軸方向側から見て、アプラネーショントノメータ90と非重複になるように上部光源36Bに設けられている。すなわち、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66の全てが、対物レンズ50の光軸方向側から見て、アプラネーショントノメータ90に対して左右方向(対物レンズ50の光軸方向と上下方向との双方に垂直な方向)に位置ずれしている。これにより、アプラネーショントノメータ90を顕微鏡34に取り付けた場合であっても、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66からそれぞれ出射される光がアプラネーショントノメータ90により遮られること(ケラレること)が防止される。
[その他]
上記各実施形態では、可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66の各光源が顕微鏡34における対物レンズ50よりも上方位置に設けられているが、少なくとも偏向光学素子48よりも上方位置であればよく、例えば対物レンズ50の左右の側方位置に設けられていてもよい。この場合、顕微鏡34の上面以外に各光源が設けられていてもよい。また、上記各実施形態では、各光源が左右方向に沿って一列に並べて設けられているが、各光源の配置パターンは特に限定はされない。
上記各実施形態の上部光源36,36A,36B(可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66)は、被検眼Eに対して互いに異なる3種類の光(可視光、赤外光、及び励起光)を選択的に照射しているが、2種類以上の光源から同時に光を被検眼Eに照射してもよい。例えば上部光源36に赤色光源、緑色光源、及び青色光源が設けられている場合には、各色光源の光量を適宜調整することで、被検眼Eに照射される光の色調を任意に調整することができる。
上記各実施形態では、上部光源36,36A,36Bに可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66がそれぞれ1つずつ設けられているが、それぞれ2以上設けられていてもよい。
上記各実施形態では、上部光源36,36A,36Bに可視光源62、赤外光源64、及び励起光源66の3種類の光源が設けられているが、光源の種類は2種類又は4種類以上であってもよい。
10…細隙灯顕微鏡,
32…照明系,
34…顕微鏡,
36,36A,36B…上部光源,
38…光源操作部,
40…制御装置,
44…細隙灯,
46…偏向光学系,
48…偏向光学素子,
50…対物レンズ,
62…可視光源,
64…赤外光源,
66…励起光源,
72…可視光源操作部,
74…赤外光源操作部,
76…励起光源操作部,
80…共通レンズ,
90…アプラネーショントノメータ

Claims (6)

  1. スリット光を出射する細隙灯と、
    前記細隙灯から出射された前記スリット光を被検眼に向けて偏向する偏向光学素子であって且つ前記細隙灯よりも上方位置に設けられた偏向光学素子と、
    対物レンズを有し且つ前記被検眼を観察するための顕微鏡と、
    前記顕微鏡における前記偏向光学素子よりも上方位置のみに設けられ且つ前記対物レンズの光軸と平行な照明光軸を有する複数種類の光源であって、光源の種類ごとに互いに異なる種類の光を前記被検眼に対して照射する複数種類の光源と、
    を備える細隙灯顕微鏡。
  2. 複数種類の前記光源が、前記対物レンズよりも上方位置に設けられている請求項1に記載の細隙灯顕微鏡。
  3. 複数種類の前記光源が、前記被検眼に照射されている前記スリット光の背景を照明するバックグラウンド光を出射する可視光源と、赤外光を出射する赤外光源と、前記被検眼に投与された蛍光剤を励起発光させる励起光を出射する励起光源と、を含む請求項1又は2に記載の細隙灯顕微鏡。
  4. 複数種類の前記光源から出射される前記光の全てが通過する共通レンズを備える請求項1から3のいずれか1項に記載の細隙灯顕微鏡。
  5. 前記顕微鏡に着脱自在に取り付けられ且つ前記被検眼の眼圧を測定するアプラネーショントノメータを備え、
    全ての前記光源が、前記対物レンズの光軸方向側から見て、前記アプラネーショントノメータに対して前記対物レンズの光軸方向及び上下方向の双方に垂直な方向に位置ずれしている請求項1から4のいずれか1項に記載の細隙灯顕微鏡。
  6. 前記光源から出射される前記光の光量を調整する光量調整操作を前記光源ごとに受け付ける操作部と、
    前記操作部が受け付けた前記光量調整操作に基づき、前記光量調整操作に対応する前記光源から出射される前記光の光量を調整する光源制御部と、
    を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の細隙灯顕微鏡。
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