JP2002102153A - 内視鏡の挿入補助具 - Google Patents

内視鏡の挿入補助具

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JP2002102153A
JP2002102153A JP2000298004A JP2000298004A JP2002102153A JP 2002102153 A JP2002102153 A JP 2002102153A JP 2000298004 A JP2000298004 A JP 2000298004A JP 2000298004 A JP2000298004 A JP 2000298004A JP 2002102153 A JP2002102153 A JP 2002102153A
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JP
Japan
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tube
endoscope insertion
endoscope
operation unit
body cavity
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JP2000298004A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kondo
光夫 近藤
Asako Hanada
朝子 花田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チューブ本体に連設された操作部の連設側端部
を基端部よりも大きく形成することによって、操作部が
体腔内に入りにくく、且つ、体腔内に入った場合に簡単
に取り出すことのできる内視鏡の挿入補助具を提供す
る。 【解決手段】本発明を適用したスライディングチューブ
10は、筒状のチューブ本体12と、該チューブ本体1
2に連設された操作部14とから構成される。操作部1
4の連設側端部14Bに設けた取付部26には、基端部
14Aの外径よりも大きい径の鍔部材16が装着され
る。また、操作部14の基端部14Aに形成された貫通
孔14Dには、紐24が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡の挿入補助具
に係り、特に、大腸鏡等の内視鏡挿入部を患者の体腔内
に挿入する際に該内視鏡挿入部をガイドする内視鏡の挿
入補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】大腸鏡を用いて大腸の深部を検査する場
合、例えばS状結腸部等のように内視鏡挿入部の挿入が
困難な部位があり、これよりさらに深い位置に挿入する
ためにスライディングチューブが用いられる。実公平7
−4003号公報に記載されたスライディングチューブ
は、体腔内に挿入されるチューブ本体と、該チューブ本
体に連設された操作部とから構成される。このスライデ
ィングチューブを使用する場合、まず、内視鏡挿入部を
チューブ本体に挿入し、スライディングチューブの操作
部を内視鏡手元操作部側に引き寄せる。次に、内視鏡挿
入部の先端を体腔内に挿入し、S状結腸部よりも深い位
置に到達させる。そして、内視鏡挿入部の先端を腸の内
部に引っ掛けた後、内視鏡手元操作部を引っ張ることに
よって内視鏡挿入部を略直線状にする。これにより、S
状結腸部が略直線状になる。そして、スライディングチ
ューブを体腔内に挿入し、チューブ本体をS状結腸部に
位置させる。これにより、S状結腸部を略直線状に維持
することで、この部分での内視鏡挿入部への影響を軽減
でき、よって、内視鏡挿入部をさらに深い位置に挿入す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スライディングチューブは、操作部が体腔内に入り込む
おそれがあった。また、万一操作部が体腔内に入り込む
と、スライディングチューブを体腔内から取り出しにく
い。これに対し、操作部を大きく形成することによって
体腔内への入り込みを防止することができるが、この場
合には操作部を把持しにくい問題があった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、操作部が体腔内に入ることを防止でき、且つ、
操作部が体腔内に入った場合に操作部を容易に取り出す
ことのできる内視鏡の挿入補助具を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、体腔内に挿入されるチューブ本体と、該チ
ューブ本体に連設される操作部とから成り、内視鏡挿入
部の体腔内への挿入をガイドする内視鏡の挿入補助具に
おいて、前記操作部は、前記チューブ本体との連設側端
部が基端部よりも大きく形成されることを特徴としてい
る。
【0006】本発明によれば、操作部の連設側端部を大
きく形成したので、操作部が体腔内に入り込むことを防
止できる。また、操作部の連設側端部に顎部を設けるこ
とにより、操作部全体を大きくしないので、術者は、操
作部を把持しやすい。
【0007】また、本発明は、操作部の基端部から連設
側端部にかけて徐々に大きくなるよう、テーパー状に形
成し、さらに、操作部の基端部に形成した孔に紐状部材
を取り付けることにより、万一操作部が体腔内に入り込
んだ際には、紐状部材を引っ張ることによって操作部を
簡単に取り出すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る内視鏡の挿入補助具の好ましい実施の形態について説
明する。
【0009】図1は、第1の実施の形態のスライディン
グチューブ10を示す斜視図であり、図2は、図1のス
ライディングチューブ10の分解図である。
【0010】これらの図に示すように、スライディング
チューブ10は主として、一体的に形成されたチューブ
本体12及び操作部14と、該操作部14に着脱自在に
装着された鍔部材16とから構成される。
【0011】チューブ本体12は、体腔内に挿入される
部分であり、図3に示すように、筒状のチューブベース
18を有している。チューブベース18は、その内径
が、内視鏡挿入部32(図4参照)の外径よりも大きく
形成される。また、チューブ本体12の外周面には、チ
ューブ本体12の保形性を良好ならしめるために、ステ
ンレス薄板等から成るばね帯片20が巻回されており、
このばね帯片20を覆うようにコーティング層22が形
成されている。このコーティング層22及び前記チュー
ブベース18、さらには該チューブベース18に一体形
成された操作部14は、ウレタン樹脂等、軟性の樹脂材
で構成されている。
【0012】操作部14は、チューブベース18の端部
に連設されている。この操作部14は、基端部14A側
の内径がチューブベース18の内径よりも大きく形成さ
れ、チューブベース18との連設側端部14Bにおいて
テーパ部14Cが形成されている。したがって、内視鏡
挿入部32(図4参照)を基端部14Aからチューブベ
ース18内にスムーズに挿入することができる。
【0013】操作部14は、略一定の外径D1で形成さ
れ、その外周面には、複数の凹条溝が形成される。ま
た、操作部14は術者が把持する部分であるので、通
常、チューブ本体12よりも肉厚であり、その外径D1
は、チューブ本体12の外径よりも大きく形成される。
【0014】操作部14の基端部14Aには、貫通孔1
4Dが形成され、この貫通孔14Dに紐24が取り付け
られている。紐24は、内視鏡挿入部32を体腔内に挿
入する際に内視鏡とスライディングチューブ10を固定
したり、検査後、洗浄・消毒を済ませたスライディング
チューブを保管する際、フックに掛けるとき、使用す
る。また、操作部14が万一、体腔内に入り込んだ際
に、操作部14を外部に引っ張り出す場合にも使用す
る。
【0015】操作部14とチューブ本体12との接続部
分には、取付部26が形成されており、この取付部26
に鍔部材16が装着される。鍔部材16は、操作部14
等と同じように、ウレタン樹脂等の軟性の樹脂材で構成
され、その外径D2は、操作部14の外径D1よりも大
きい径で形成されている。また、鍔部材16の中央部に
は、図2に示す如く、取付部26に外嵌させるための取
付孔16Aが形成されている。取付孔16Aは、内周面
に溝16B、16Bを有し、孔径を広げて取付部26に
外嵌させることができる。取付部26のチューブ本体1
2側には、突条部26Aが外周面から突出して形成され
ており、この突条部26Aが前記鍔部材16に係合す
る。これにより、鍔部材16が取付部26に装着され、
チューブ本体12の中心軸に直交する直交面16Dが形
成される。この直交面16Dによって操作部14が体腔
内に入り込むことが防止される。
【0016】また、鍔部材16の外周面には、フラット
面16C、16Cが形成されており、スライディングチ
ューブ10を置いたとき、顎部材16を装着した操作部
14が転がらないようになっている。
【0017】次に上記の如く構成されたスライディング
チューブ10の作用について図4に従って説明する。図
4は、大腸用内視鏡30を肛門から体腔内に挿入する際
に、スライディングチューブ10を使用する例を示して
いる。
【0018】まず、大腸用内視鏡30を体腔内に挿入す
る前に、図4(A)に示すように内視鏡挿入部32を、
スライディングチューブ10の操作部14側から予め挿
入しておく。そして、前記スライディングチューブ10
を内視鏡挿入部32に沿って手元操作部34側に引き寄
せる。
【0019】次に、内視鏡挿入部32を被検者の肛門か
ら大腸36内に挿入する。そして、内視鏡挿入部32の
先端33がS状結腸部37を通過し、図4(B)に示す
ように左結腸曲38に到達した際に、手元操作部34の
操作レバー(不図示)を操作することによって、内視鏡
挿入部32の先端部に位置する湾曲部を湾曲させ、先端
33を左結腸曲38に引っかける。そして、手元操作部
34を少し回転させながら、内視鏡挿入部32を体腔の
外へ少し引き出すことによって、S状結腸部37に位置
する内視鏡挿入部32を略直線状にする。これにより、
S状結腸部37は、内視鏡挿入部32に従い、略直線状
になる。
【0020】次に、図4(C)に示すように、スライデ
ィングチューブ10のチューブ本体12を内視鏡挿入部
32に沿って大腸36内に挿入する。スライディングチ
ューブ10は、その先端位置をX線透視により確認しな
がら挿入し、先端がS状結腸部37を通過したところ
で、その挿入を停止する。これにより、S状結腸部37
はスライディングチューブ10によって略直線形状に保
形されたので、術者の操作力が内視鏡挿入部32に伝わ
りやすくなり、内視鏡挿入部32をさらに深部に挿入す
ることが容易になる。
【0021】内視鏡挿入部32を深部に挿入した際、ス
ライディングチューブ10が内視鏡挿入部32に連れて
徐々に大腸36内に引き込まれることがある。このと
き、スライディングチューブ10の操作部14に大径の
鍔部材16が装着されているので、この鍔部材16の直
交面16Dによって、操作部14が体腔内に入り込むこ
とが防止される。
【0022】このように本実施の形態のスライディング
チューブ10によれば、操作部14の連設側端部14B
に大径の鍔部材16が装着されているので、操作部14
が大腸36内に入り込むことが防止される。
【0023】また、スライディングチューブ10は、操
作部14全体を大径化しないので、術者は操作部14を
把持しやすい。
【0024】図5及び図6は第2の実施の形態のスライ
ディングチューブを示す斜視図、及び側面図である。
【0025】これらの図に示すように第2の実施の形態
のスライディングチューブ40は、操作部14が基端部
14Aから連設側端部14Bにかけて徐々に大きく形成
されている。したがって、連設側端部14Bは、基端部
14Aよりも大きく形成され、その外径D3は、基端部
14Aの外径D4よりも大きく形成されている。
【0026】このように構成されたスライディングチュ
ーブ40は、操作部14が万一、体腔内に入り込んでし
まった場合、肛門の外に出ている紐24の先端部を引っ
張れば、操作部14を肛門の外部にスムーズに引き出す
ことができる。即ち、紐24を引っ張ると、操作部14
は、基端部14Aを先頭として引っ張り出されるが、基
端部14Aから連設側端部14Bにかけて徐々に大きく
なるように形成されているので、操作部14は大腸36
の内壁に引っ掛かることなくスムーズに取り出される。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
の挿入補助具によれば、操作部の連設側端部を大きく形
成したので、操作部が体腔内に入り込むことを防止でき
る。また、万一操作部が体腔内に入り込んだ場合であっ
ても、紐状部材を引っ張ることによって操作部を簡単に
取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡の挿入補助具を適用したス
ライディングチューブの第1の実施の形態を示す斜視図
【図2】図1に示したスライディングチューブの分解図
【図3】図2に示したチューブ本体及び操作部の側面図
【図4】図1に示したスライディングチューブの使用方
法を示す説明図
【図5】スライディングチューブの第2の実施の形態を
示す斜視図
【図6】図5に示したスライディングチューブの側面図
【符号の説明】
10…スライディングチューブ、12…チューブ本体、
14…操作部、14A…基端部、14B…連設側端部、
16…鍔部材、24…紐、26…取付部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入されるチューブ本体と、該
    チューブ本体に連設される操作部とから成り、内視鏡挿
    入部の体腔内への挿入をガイドする内視鏡の挿入補助具
    において、 前記操作部は、前記チューブ本体との連設側端部が基端
    部よりも大きく形成されることを特徴とする内視鏡の挿
    入補助具。
  2. 【請求項2】 前記連設側端部に鍔部を設けることによ
    って、前記操作部の連設側端部を基端部よりも大きくし
    たことを特徴とする請求項1記載の内視鏡の挿入補助
    具。
  3. 【請求項3】 前記操作部を前記基端部から前記連設側
    端部にかけて徐々に大きくなるよう、テーパー状に形成
    したことを特徴とする請求項1記載の内視鏡挿入部補助
    具。
  4. 【請求項4】 前記操作部の基端部に、紐状部材を取り
    付けるための孔を形成したことを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の内視鏡の挿入補助具。
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