JP2002100134A - 垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置 - Google Patents
垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置Info
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- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/596—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
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Abstract
の再生エラーレートを向上させて、十分なサーボシステ
ムの性能を実現して、垂直磁気記録方式の磁気ディスク
装置の実用化を推進することにある。 【解決手段】垂直磁気記録方式でのサーボデータの記録
変調方法が開示されている。サーボデータ(0/1)
は、変調データ(0101/1010)に変換されて、
ディスク上にNRZI変調方式で垂直磁気記録される。
ディスク上に記録するときにヘッドから出力される記録
電流波形により、正極性の磁化領域30及び負極性の磁
化領域31において、それぞれの長手方向の長さの総和
が等しくなるように変調記録される。
Description
録方式の磁気ディスク装置に関し、特に再生エラーレー
トを向上できる変調データからなるサーボデータが記録
されているディスク記録媒体を有する磁気ディスク装置
に関する。
する磁気ディスク装置の分野では、長手磁気記録(面内
磁気記録)方式での記録密度の限界を超えるための技術
として、垂直磁気記録方式が注目されている。長手磁気
記録方式は、図16(A)に示すように、データ(0/
1)がデータトラック160に記録される場合、当該デ
ータに対応する磁化領域(矢印)がディスク記録媒体
(以下単にディスクと称する)の長手方向(回転方向に
相当する)に形成される。なお、同図(B)は、磁気ヘ
ッド(単にヘッドと称する)により読出された再生信号
波形を示す。
7(A)に示すように、データ(0/1)がデータトラ
ック170に記録される場合、当該データに対応する磁
化領域がディスクの垂直方向(深さ方向)に形成され
る。垂直磁気記録方式は、相対的に信号分解能が高く、
高線記録密度でも信号振幅の減衰が小さいため、高い面
記録密度化を実現できる。しかし、垂直磁気記録方式で
は、同図(B)に示すように、ヘッドにより読出された
再生信号には、直流(DC)を含む低周波成分が含まれ
る。
データ再生回路系(リード/ライトチャネル)は、低域
遮断特性を有するため、再生信号から低周波成分を除去
するような信号処理を実行することになる。このため、
垂直磁気記録方式は、再生信号波形には歪みが発生し、
デコーダによりデータの復号化を行なう場合に、復号エ
ラーレート(再生エラーレート)が高くなるという問題
がある。
ーザデータの記録領域であるデータトラック以外に、予
めサーボデータが記録されているサーボエリアが設けら
れている。サーボデータは、ディスク上の目標位置(目
標トラック)にヘッドを位置決め制御するためのに使用
されるものであり、トラックアドレス(トラック番号又
はシリンダコードとも称する)及びサーボセクタアドレ
ス(サーボセクタ番号)等を含む。以下、トラックアド
レス及びサーボセクタアドレスを総称して、サーボアド
レスと表記する。一般的に、サーボデータは、ユーザデ
ータと比較して記録周波数が低い。このため、垂直磁気
記録方式では、特にサーボデータの再生信号波形の歪み
により再生エラーレートが劣化し、ヘッド位置決め制御
の精度が低下する問題がある。
上に記録されたサーボデータに対する再生特性について
具体的に説明する。ここで、サーボデータには、前記の
サーボアドレス以外に、プリアンブル及びポストアンブ
ルのデータパターンが含まれる。また、サーボデータ
は、NRZI(non return to zero
inverted)変調方式により記録されているもの
と想定する。サーボデータ(0/1)は、例えば変調デ
ータ(0000/1010)に変換される。
変調後データの具体例を示す。同図(A)はプリアンブ
ルであり、同図(B)はサーボアドレスであり、同図
(C)はポストアンブルである。このような各変調後デ
ータがディスク上にNRZI変調方式で記録されている
場合に、ヘッドにより読出された再生信号は、図19
(A)及び図20(A)に示す波形となる。図19
(A)は、低域遮断の影響を受けていない場合の再生信
号波形である。一方、図20(A)は、低域遮断の影響
を受けた場合の再生信号波形である。なお、便宜上、各
再生信号にはノイズは含まれていないものと想定する。
ド/ライトチャネルは、低域遮断周波数fc(振幅特性
が−3dB低下する周波数)が、「fc=−ln(0.
5)/(2πTmin)」の条件を満たすものと想定す
る(図20(A)を参照)。ここで、Tminはサーボ
データの最大磁化反転間隔時間を意味し、「Tmin=
17Tb(Tb:変調後のビット周期)」である。さら
に、リード/ライトチャネルは、PRML(parti
al response maximum likel
ihood)方式の信号処理を実行し、ここではクラス
2(PR2式)の等化処理後の信号に対するML復号方
式(ビタビ復号方式)によるデータ検出(弁別)を実行
する。図19(B)は、同図(A)に示す低域遮断の影
響を受けていない場合の再生信号がPR2式で等化され
た後の波形である。ノイズを含まない信号の場合には、
0,±1,±2の5値のサンプル値を取り、サンプル値
0,±2はデータ「0」に弁別されて、サンプル値±1
はデータ「1」に弁別される。さらに、これらの弁別デ
ータは、「1/1+D」の伝達多項式を有するポストコ
ーダにより復号されて、記録データである変調後データ
に復調される。
場合において、データの変調及び復調のプロセスを示す
図である。同図(A)は、サーボアドレスの変調前デー
タを示す。同図(C)は、同図(B)に示す変調後デー
タをNRZI記録した後に、リード/ライトチャネルで
PR2式の等化処理により得られたサンプル値を示す。
同図(D)は、サンプル値からML復号によりデータ
(0/1)の検出がなされた弁別データを示す。さら
に、同図(E)は、ポストコーダにより復号(復調)さ
れた変調後データである。
場合に対して、図20(A)に示すように、低域遮断の
影響を受けた場合の再生信号には、エンベロープが変動
するような信号歪が発生している。このため、リード/
ライトチャネルにおいて、PR2式で等化された後の再
生波形は、同図(B)に示すように、サンプル値がシフ
トしてしまう(指示範囲200を参照)。このため、サ
ンプル値からML復号によりデータ(0/1)の検出が
なされたときに、弁別データには誤りが発生する。
磁気記録方式を適用したディスクドライブでは、ディス
クから読出された再生信号には低周波成分が含まれてい
るため、特に低周波数のサーボデータの再生信号はリー
ド/ライトチャネルの低域遮断の影響を受けやすい。こ
のため、再生信号波形には歪が発生し、PRML方式の
信号処理において誤ったデータが検出されて、再生エラ
ーレートが高くなる可能性がある。従来においても、直
流成分を含む符号化データを伝送するときに、受信側で
の復号誤りを防止するための技術が提案されている(例
えば特公平5−4866号公報を参照)。しかし、当該
従来技術を、垂直磁気記録方式のディスクドライブには
そのまま適用することは不可能である。
合には、サーボアドレスに誤ったデータが含まれるた
め、特にヘッドをディスク上の目標位置まで移動させる
シーク動作等のヘッド位置決め制御の精度(サーボシス
テムの性能)が低下することになる。結果として,垂直
磁気記録方式では、サーボシステムの性能が実用化を妨
げる問題の一つになっている。
影響を受けやすいサーボデータの再生エラーレートを向
上させて、十分なサーボシステムの性能を実現して、垂
直磁気記録方式の磁気ディスク装置の実用化を推進する
ことにある。
方式において、低域遮断特性を有するリード/ライトチ
ャネルの再生信号処理時に、再生信号歪による誤ったデ
ータ検出を防止できるように変調されたサーボデータを
記録したディスクを有する磁気ディスク装置に関する。
は、半径方向に構成される各トラックの周方向に等間隔
で配置されるサーボエリアが設けられて、当該サーボエ
リアには、正極性を有する磁化領域の長手方向の長さの
総和と、負極性を有する磁化領域の長手方向の長さの総
和とが等しくなるような変調データからなるサーボデー
タが記録されているディスクを備えた磁気ディスク装置
である。
ボエリアから読出された再生信号が低域遮断特性を有す
るリード/ライトチャネルにより再生処理された場合で
も、再生信号歪の発生を抑制することが可能となる。従
って、リード/ライトチャネルのPRML方式により復
号化されるサーボデータの再生エラーレートを低下させ
ることができる。これにより、特にサーボエリアから再
生したサーボアドレスを使用するシーク動作等を十分な
精度で実行できるため、サーボシステムの性能を向上で
きる。
リアには、前記磁化領域の最大磁化反転間隔時間Tmi
nが、「Tmin≦−Ln(N)/2πfc,但しLn
は自然対数」の関係式において、当該Nが0.5以上で
あるような条件を満たすような変調データからなるサー
ボデータが記録されているディスクを備えた磁気ディス
ク装置である。
タに対応する再生信号の振幅がフラットな部分での再生
信号歪の発生を抑制することが可能となる。従って、リ
ード/ライトチャネルのPRML方式により復号化され
るサーボデータの再生エラーレートを低下させることが
できる。これにより、特にサーボエリアから再生したサ
ーボアドレスを使用するシーク動作等を十分な精度で実
行できるため、サーボシステムの性能を向上できる。特
に、本変調方法と、前記の第1の観点での変調方法とを
組み合わせることにより、さらに効果的にサーボデータ
の再生エラーレートの低下を図ることが可能となる。
施の形態を説明する。
ディスクドライブは、図1に示すように、垂直方向に磁
気異方性を有するディスク1と、当該ディスク1を回転
させるスピンドルモータ(SPM)2と、ヘッド3を搭
載してディスク1上の半径方向に移動させるアクチュエ
ータとを有するドライブ機構、及び制御・信号処理回路
系を有する。
るアーム(サスペンションを含む)4と、駆動力を発生
するボイスコイルモータ(VCM)5とからなる。アク
チュエータは、マイクロプロセッサ(CPU)14のサ
ーボ制御により、ヘッド3をディスク1上の目標位置
(目標トラック)に位置決めする。
10と、リード/ライトチャネル11と、ディスクコン
トローラ(HDC)12と、CPU14と、メモリ15
と、モータドライバ13とを有する。プリアンプ回路1
0は、ヘッド3により読出された再生信号を増幅するリ
ードアンプ、及びライトデータをライト電流に変換する
ライトアンプを有する。リード/ライトチャネル11
は、PRML方式の信号処理を実行し、再生信号からデ
ータ(サーボデータを含む)を復号化する。また、リー
ド/ライトチャネル11は、ライトデータの例えばRL
L符号化処理を実行する。HDC12は、ドライブとホ
ストシステム(パーソナルコンピュータやディジタル機
器)とのインターフェースを構成し、リード/ライトデ
ータの転送制御などを実行する。
であり、ヘッド3の位置決め制御(サーボ制御)を実行
するためのサーボシステムのメイン要素である。CPU
14は、リード/ライトチャネル11により再生される
サーボデータに従って、シーク動作及びトラック追従動
作を制御する。具体的には、CPU14は、VCMドラ
イバ13Aの入力値(制御電圧値)を制御することによ
り、アクチュエータのVCM5を駆動制御する。メモリ
15は、RAM,ROM及びフラッシュEEPROMを
含み、CPU14の制御プログラム及び各種制御データ
を格納する。モータドライバ13は、VCMドライバ1
3Aと共に、スピンドルモータ(SPM)3を駆動する
ためのSPMドライバ13Bを有する。
のリード/ライト動作時には、スピンドルモータ2によ
り高速回転される。ディスク1は、図2に示すように、
製造時にサーボライタと称する専用装置により、サーボ
データが記録されるサーボエリア100が設けられる。
ディスク1は、サーボエリア100を含む多数のトラッ
ク101が同心円状に構成される。サーボエリア100
は、周方向に所定の間隔で配置されて、所定範囲の複数
のデータセクタと共にサーボセクタを構成する。
うに、トラックアドレス(シリンダ番号)とサーボセク
タ番号とからなるサーボアドレス20、サーボバースト
データ21、プリアンブル22、シンク(sync)マ
ーク23、及びポストアンブル24を含むサーボデータ
が記録されている。サーボアドレス20は、トラック及
びサーボセクタを識別するためのデータである。サーボ
バーストデータ21は、データトラック(トラック幅T
W)の範囲内(実際にトラック中心線TC上)にヘッド
3を位置決めするためのトラック追従動作に使用される
位置誤差データである。サーボバーストデータ21の単
位は、サーボトラックのトラックピッチTPに対応して
いる。
上のような垂直磁気記録方式のディスクドライブにおい
て、前述したように、ディスク1からヘッド3により読
出された再生信号には低周波成分が含まれている。この
ため、特に低周波数のサーボデータの再生信号は、リー
ド/ライトチャネル11の低域遮断の影響を受けやす
い。このため、再生信号波形には歪が発生し、PRML
方式の信号処理において誤ったデータが検出されて、再
生エラーレートが高くなる可能性がある。
ア100に記録する場合に、記録変調方法を改善した第
1のサーボ変調方法を提案する。以下、図3から図9を
参照して具体的に説明する。
に示すサーボデータ(0/1)を、同図(B)に示す変
調データ(0101/1010)に変換し、ディスク1
上にNRZI変調方式で垂直磁気記録する。同図(C)
は、ディスク1上に記録するときにヘッド3から出力さ
れる記録電流波形であり、またディスク1から読出すと
きにヘッド3から出力される再生信号波形である。ここ
で、当該第1のサーボ変調方法は、記録電流波形に応じ
てディスク1上に形成される正極性の磁化領域30及び
負極性の磁化領域31において、それぞれの長手方向
(矢印33、ディスクの回転方向に相当する)の長さの
総和が等しくなるように磁気記録する(図3(D)を参
照)。なお、同図(D)において、横方向の矢印33に
おいて、縦方向の矢印32はトラック幅(ディスクの半
径方向)を意味する。以下図4及び図5においても方向
関係は同一である。
(0/1)を、同図(B)に示す変調データ(01/1
0)に変換し、ディスク1上にNRZ変調方式で垂直磁
気記録する場合である。同図(C)は、ディスク1上に
記録するときにヘッド3から出力される記録電流波形で
あり、またディスク1から読出すときにヘッド3から出
力される再生信号波形である。この場合も同様に、記録
電流波形に応じてディスク1上に形成される正極性の磁
化領域40及び負極性の磁化領域41において、それぞ
れの長手方向の長さの総和が等しくなるように磁気記録
される(図4(D)を参照)。
データ(0/1)を、同図(B)に示す変調データ(0
011/1010)に変換し、ディスク1上にNRZ変
調方式で垂直磁気記録する場合である。同図(C)は、
ディスク1上に記録するときにヘッド3から出力される
記録電流波形であり、またディスク1から読出すときに
ヘッド3から出力される再生信号波形である。この場合
も同様に、記録電流波形に応じてディスク1上に形成さ
れる正極性の磁化領域50及び負極性の磁化領域51に
おいて、それぞれの長手方向の長さの総和が等しくなる
ように磁気記録される(図5(D)を参照)。
た具体例を、図6から図9を参照して説明する。
調後データの具体例を示す。同図(A)はプリアンブル
であり、同図(B)はサーボアドレスであり、同図
(C)はポストアンブルである。このような各変調後デ
ータがディスク上にNRZI変調方式で記録されている
場合に、ヘッドにより読出された再生信号は、図8
(A)及び図9(A)に示す波形となる。図8(A)
は、低域遮断の影響を受けていない場合の再生信号波形
である。一方、図9(A)は、低域遮断の影響を受けた
場合の再生信号波形である。なお、便宜上、各再生信号
にはノイズは含まれていないものと想定する。
ド/ライトチャネルでは、低域遮断周波数fcと、サー
ボデータの最大磁化反転間隔時間Tminとの関係が、
「Tmin≦−ln(0.5)/(2πfc)」の条件
を満たすものと想定する。ここで、Tminは「Tmi
n=2Tb(Tb:変調後のビット周期)」であり、T
bは「Tb=−ln(0.5)/(4πfc)」であ
る。なお、低域遮断周波数fcが相対的に高い場合に
は、サーボデータ(0/1)は、変調データ(0101
0101/10101010)に変換されて、NRZI
変調方式で記録される。
の信号処理を実行し、ここではクラス2(PR2式)の
等化処理後の信号に対するML復号方式(ビタビ復号方
式)によるデータ検出(弁別)を実行する。図8(B)
は、同図(A)に示す低域遮断の影響を受けていない場
合の再生信号がPR2式で等化された後の波形である。
ノイズを含まない信号の場合には、0,±1,±2の5
値のサンプル値を取り、サンプル値0,±2はデータ
「0」に弁別されて、サンプル値±1はデータ「1」に
弁別される。さらに、これらの弁別データは、「1/1
+D」の伝達多項式を有するポストコーダにより復号さ
れて、記録データである変調後データに復調される。さ
らに、前記の第1のサーボ変調方法によりサーボデータ
がディスク1上に記録されている場合には、リード/ラ
イトチャネル11の低域遮断の影響を受けているにも関
わらず、図9(A)に示すように、再生信号には、当該
影響によるエンベロープの変動が見られない。このた
め、リード/ライトチャネル11において、PR2式で
等化された後の再生波形は、同図(B)に示すように、
サンプル値には多少のシフトが発生するが、図8(B)
に示す低域遮断の影響を受けていない場合の等化再生信
号波形と同様に、サンプル値からML復号によりデータ
(0/1)の検出がなされたときに、正常な弁別データ
を得ることが可能となる。
合において、同実施形態に関するデータの変調及び復調
のプロセスを示す図である。同図(A)は、サーボアド
レスの変調前データを示す。同図(C)は、同図(B)
に示す変調後データをNRZI記録した後に、リード/
ライトチャネルでPR2式の等化処理により得られたサ
ンプル値を示す。同図(D)は、サンプル値からML復
号によりデータ(0/1)の検出がなされた弁別データ
を示す。さらに、同図(E)は、ポストコーダにより復
号(復調)された変調後データである。
り、サーボデータ(0/1)を、正極性の磁化領域及び
負極性の磁化領域それぞれの長手方向の長さの総和が等
しくなるように変調記録した場合でも、再生信号の振幅
がフラットな部分は、ほぼexp(−2π・fc・t)
でゼロレベルに向かって変化し、再生信号波形に信号歪
が発生することが実験的に確認されている。
法として、前述したように、サーボデータの最大磁化反
転間隔時間Tminが、リード/ライトチャネル11の
低域遮断周波数fcに対して、「Tmin≦−ln
(0.5)/(2πfc)」の条件を満たすような変調
記録を行なうことが有効である。ここで、「ln」は自
然対数を意味する。この第2のサーボ変調方法により、
再生信号波形に信号歪が発生した場合でも、サーボデー
タに対する再生エラーレートが高くなることを抑制でき
ることがシミュレーション実験により確認されている。
ン実験の実験結果を示している。当該シミュレーション
実験では、16ビットの全てデータ「0」のサーボアド
レス及び全てデータ「1」のプリアンプル,ポストアン
ブルのサーボデータを想定している。ディスク1には、
サーボデータ(0/1)は、図10(A)に示すよう
に、変調データ(0000/1010)に変換されて、
NRZI変調方式で記録される場合を想定している。こ
こで、変調記録されたサーボデータの最大磁化反転間隔
Tminは「65bit」とする。この場合、ヘッド3
から読出される再生信号は、図10(B)に示すような
再生信号波形となる。なお、当該再生信号にはノイズは
含まれていないものとする。
L方式の信号処理が実行された場合で、低域遮断の影響
を受けていない場合の再生信号では、図11(A)に示
すようなPR2式の等化処理後のサンプル信号が得られ
る。一方、低域遮断の影響を受けた場合の再生信号で
は、同図(B)に示すようなPR2式の等化処理後のサ
ンプル信号が得られる。ここで、リード/ライトチャネ
ルの低域遮断周波数fcは、「fc=−ln(0.7
5)/(2πTmin)」と想定する。
「SNR=37.2dB」の場合を想定する。リード/
ライトチャネルの低域遮断の影響を受けていない場合の
再生信号では、図12(A)に示すようなPR2式の等
化処理後のサンプル信号が得られる。一方、低域遮断の
影響を受けた場合の再生信号では、同図(B)に示すよ
うなPR2式の等化処理後のサンプル信号が得られる。
この場合も、リード/ライトチャネルの低域遮断周波数
fcは「fc=−ln(0.75)/(2πTmi
n)」である。
(SNR)が、「SNR=37.2dB」の場合であっ
て、サーボデータの最大磁化反転間隔時間Tminと、
リード/ライトチャネル11の低域遮断周波数fcとの
関係「Tmin≦−ln(N)/(2πfc)」の条件
を満たす変調記録における「N」に対するビットエラー
レート(再生エラーレート)との関係を示すシミュレー
ション実験結果である。このシミュレーション実験結果
では、「N」が「0.75」以上であれば、ビットエラ
ーレート(再生エラーレート)が著しく抑制されること
が確認される。
2クラスのPRML方式を適用した場合では、「N」が
「0.75」以上でビットエラーレートが改善される
が、異なるPRクラスのPRML方式やその他のデータ
検出方式を適用する場合などを考慮して、「N」は
「0.5」以上になるように設計されるのが望ましい。
直磁気記録方式に適用するデータ記録変調方法により、
特にリード/ライトチャネルの低域遮断の影響を受けや
すい低周波数のサーボデータの再生エラーレートを抑制
することができる。従って、ヘッド位置決め制御時に、
ディスクから再生するサーボデータに含まれる誤りデー
タの発生を抑制できるため、シーク動作等のヘッド位置
決め制御の精度を向上させることができる。これによ
り、結果として十分なサーボシステムの性能を実現し
て、垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置の実用化を推
進することが可能となる。
ディスクドライブの要部を示すブロック図。
するための図。
ための図。
ロセスを示す図。
タ及び変調後データの一例を示す図。
再生信号波形を示す図。
生信号波形を示す図。
シミュレーション実験結果を示す図。
のサンプル信号の状態を示す図。
のサンプル信号の状態を示す図。
レート特性を示す図。
レートを示す図。
す図。
の磁化状態及び再生信号波形を示す図。
の磁化状態及び再生信号波形を示す図。
後データの一例を示す図。
す図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 ディスク記録媒体の垂直方向に記録デー
タに対応する磁化領域が形成されるディスク記録媒体
と、当該ディスク記録媒体に対してデータのリード/ラ
イト動作を実行する磁気ヘッドとを有する垂直磁気記録
方式の磁気ディスク装置において、 前記ディスク記録媒体は、半径方向に構成される各トラ
ックの周方向に等間隔で配置されるサーボエリアが設け
られて、 当該サーボエリアには、正極性を有する磁化領域の長手
方向の長さの総和と、負極性を有する磁化領域の長手方
向の長さの総和とが等しくなるような変調データからな
り、前記磁気ヘッドの位置決め制御に使用されるサーボ
データが記録されている構成であることを特徴とする磁
気ディスク装置。 - 【請求項2】 磁気ヘッドを使用して、ディスク記録媒
体の垂直方向に記録データに対応する磁化領域が形成さ
れるデータ記録手段及び当該磁化領域の磁化転移点でス
テップ状に変化する再生信号を抽出するデータ再生手段
を備えた垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置におい
て、 前記データ再生手段は、所定の遮断周波数fcを有する
低域遮断特性を備えており、 前記ディスク記録媒体は、半径方向に構成される各トラ
ックの周方向に等間隔で配置されるサーボエリアが設け
られて、 前記サーボエリアには、前記磁化領域の最大磁化反転間
隔時間Tminが、「Tmin≦−Ln(N)/2πf
c,但しLnは自然対数」の関係式において、当該Nが
0.5以上であるような条件を満たす変調データからな
り、前記磁気ヘッドの位置決め制御に使用されるサーボ
データが記録されている構成であることを特徴とする磁
気ディスク装置。 - 【請求項3】 前記サーボデータは、前記ディスク記録
媒体上に構成されるトラックを識別するためのトラック
アドレス及び前記サーボエリアを先頭とする所定のデー
タセクタを含む範囲であるサーボセクタを識別するため
のサーボセクタアドレスを含むことを特徴とする請求項
1又は請求項2記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 前記磁気ヘッドにより前記ディスク記録
媒体から記録データを再生するデータ再生時に、前記磁
化領域の磁化転移点でステップ状に変化する再生信号を
抽出し、PRML方式の信号処理回路により元の記録デ
ータに復号化するデータ再生手段を有することを特徴と
する請求項1記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項5】 垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置に
使用されるディスク記録媒体であって、 半径方向に構成される各トラックの周方向に等間隔で配
置されるサーボエリアが設けられて、 当該サーボエリアには、正極性を有する磁化領域の長手
方向の長さの総和と、負極性を有する磁化領域の長手方
向の長さの総和とが等しくなるような変調データからな
るサーボデータが記録されていることを特徴とするディ
スク記録媒体。 - 【請求項6】 垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置に
使用されるディスク記録媒体であって、 半径方向に構成される各トラックの周方向に等間隔で配
置されるサーボエリアが設けられて、 前記サーボエリアには、前記磁化領域の最大磁化反転間
隔時間Tminが、「Tmin≦−Ln(N)/2πf
c,但しLnは自然対数」の関係式において、当該Nが
0.5以上であるような条件を満たすような変調データ
からなるサーボデータが記録されていることを特徴とす
るディスク記録媒体。
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JP2000287590A JP2002100134A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置 |
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- 2000-09-21 JP JP2000287590A patent/JP2002100134A/ja active Pending
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