JP4908339B2 - ディスク記憶装置及びディスク媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクリート・トラック型のディスク媒体を使用するディスク記憶装置に関する。
近年、ハードディスクドライブを代表とするディスク記憶装置(以下、ディスクドライブと表記する場合がある)の分野では、凸状の磁性層と凹状の非磁性層(空隙)とからなる凹凸磁性パターンにより、サーボデータが記録されたサーボ領域と、データトラックが形成されているデータ領域とがディスク基板上に構成されたディスク媒体(又は磁気ディスク)が注目されている(例えば、特許文献1を参照)。
このようなディスク媒体は、ディスクリート・トラック(discrete track)型ディスク媒体、またはディスクリート・トラック・メディア(discrete track media)とも呼ばれており、ヘッドにより書き込まれる磁気データを記録する。ここで、データトラック間に形成されて、隣接データトラックを分断する空隙は、特にガードバンドとも呼ばれている。
このディスク媒体の製造工程では、ディスク基板上に、凸状の磁性層と凹状の空隙からなる凹凸磁性パターンが形成された後に、ヘッドの本体であるスライダの浮上安定性を確保するために、ディスク媒体の表面の平坦化処理が行なわれる。この平坦化処理では、非磁性材あるいは軟磁性材からなる埋め込み材料を埋め込み、さらに当該埋め込み材料をエッチング処理して表面の平坦化がなされる。
しかしながら、特にサーボ領域において、円周方向の幅(長さ)が相対的に大きい、即ちデータトラックの半径方向の凸幅よりも大きい幅の凸状の磁性層(凸状領域)が形成されている場合、エッチング処理により不要な埋め込み材料を十分に除去されずに、凸状領域上に残留して十分な平坦化が得られない場合が多い。
特開2006−85819号公報
前述の先行技術文献では、大きい幅の凸状領域を分断して、一定幅の空隙を形成することにより、ディスク媒体の表面に対する十分な平坦化を得る方法が提案されている。しかしながら、このような方法は、表面の平坦化を図る上では有効な方法であるが、サーボ領域からサーボデータを再生する再生信号処理において、以下のような問題がある。
即ち、大きい幅の凸状領域はサーボデータの一部であるビットパターンを構成しており、ディスクドライブでは、凸状領域からヘッドにより読出された再生信号を処理して、サーボデータのビットパターンを復号化する再生信号処理が実行される。この再生信号処理時に、凸状領域を分断するために形成された一定幅の空隙は、再生信号ノイズとなり、再生信号処理の復号化性能を劣化させる要因となる。
そこで、本発明の目的は、十分な表面の平坦化を実現したディスク媒体を使用し、かつサーボデータを確実に再生できるディスク記憶装置を提供することにある。
実施形態によれば、ディスク記憶装置は、データの読出し、書き込みを実行するヘッドと、ディスク基板上に凸状の磁性層からなる複数のデータトラックが半径方向に形成されているデータ領域と、凸状の磁性層と凹状の非磁性層である空隙からなるサーボデータのビットパターンが形成されているサーボ領域とを有するディスク媒体と、前記ディスク媒体の前記サーボ領域から、前記ヘッドにより読出された再生信号を処理して前記サーボデータを復号する再生信号処理手段とを具備し、前記ディスク媒体は、前記サーボ領域において、円周方向に前記凸状の磁性層が連続する凸状領域では当該凸状領域を分断し、円周方向の幅が前記ビットパターンの1ビット分に相当する1ビット幅未満である凹状の分断用空隙が設けられて、かつ前記ビットパターンを形成するための前記凹状の空隙が円周方向に連続する凹状領域の範囲内には、前記分断用空隙に対応する再生ノイズを抑制するための凸状の磁性層で前記1ビット幅未満である非サーボデータ部が設けられている構成である。
本発明によれば、ディスク媒体の表面を十分に平坦化できると共に、ディスク媒体上からサーボデータを再生するための再生信号処理において、サーボデータの復号化性能を十分に確保できるディスク記憶装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(ディスクドライブの構成)
図1は、本実施形態に関するディスクドライブの構成を示すブロック図である。
ディスクドライブ1は、図1に示すように、ディスクリート・トラック型のディスク媒体10と、当該ディスク媒体10を回転させるスピンドルモータ(SPM)11と、ヘッド12を搭載しているアクチュエータ13とを有する。ディスク媒体10は、後述するように、表面上には磁性及び非磁性の凹凸パターンからなるサーボ領域とデータ領域が形成されている(図3を参照)。また、本実施形態では、ディスク媒体10は、垂直磁気記録用ディスク媒体である。
ヘッド12は、スライダ上に実装されたリードヘッド素子とライトヘッド素子を有する磁気ヘッドであり、ディスク媒体10上にデータを記録再生するためのリード動作及びライト動作を実行する。ヘッド12は、リードヘッド素子によりサーボ領域からサーボデータを再生し、かつデータ領域からユーザデータを再生するためのリード動作を実行する。また、ヘッド12は、ライトヘッド素子によりデータ領域にユーザデータを記録するためのライト動作を実行する。
アクチュエータ13は、ヘッド12保持しているサスペンション14、アーム15、回転軸となるピボット16、及び駆動力を発生するボイスコイルモータ(VCM)17を有する。VCM17は、コイル18、磁石19、及びヨーク20で構成されており、VCMドライバ27からのフレキシブル回路基板29を介して供給される電流により駆動制御される。アクチュエータ13は、後述するマイクロプロセッサ(CPU)24の位置決め制御(サーボ制御)に従って、ヘッド12をディスク媒体10上の目標位置(目標トラック)に位置決めする。
さらに、ディスクドライブ1は、フレキシブル回路基板29上に実装されたヘッドアンプ回路21と、リード/ライトチャネル22と、ハードディスクコントローラ(HDC)23と、マイクロプロセッサ(CPU)24と、メモリ25と、モータドライバ26とを有する。ヘッドアンプ回路21以外の制御・信号処理系の各要素22〜26は、プリント回路基板上に実装されている。
ヘッドアンプ回路21は、ヘッド12とリード/ライトチャネル22に対して、電気的に接続されており、リードヘッド素子により読出された再生信号を増幅してリード/ライトチャネル22に送出する。また、ヘッドアンプ回路21は、リード/ライトチャネル22から出力されるライト信号を電流に変換してライトヘッド素子に伝送する。
リード/ライトチャネル22は、記録信号(ライト信号)及び再生信号(リード信号)を処理する信号処理回路であり、サーボデータの再生処理及びユーザデータの記録再生処理を実行する。リード/ライトチャネル22は、リード/ライトチャネル22は、サーボ領域から読出された再生信号を処理して、サーボデータを復号する再生信号処理回路(図2を参照)を含む。
ハードディスクコントローラ(以下、ディスクコントローラと表記する)23は、ディスクドライブ1とホストシステム(パーソナルコンピュータやディジタル機器)2とのインタフェースを構成する。ディスクコントローラ23は、ホストシステム2との間でユーザデータのリード/ライトデータの転送制御などを実行する。また、ディスクコントローラ23は、リード/ライトチャネル22のリード/ライト動作を制御する。さらに、ディスクコントローラ23は、誤り訂正(ECC)回路を内蔵し、リード/ライトチャネル22から送出されたユーザデータの再生データの誤り訂正処理を実行する。
CPU24は、ディスクドライブ1のメインコントローラであり、ヘッド12を目標トラックに位置決めするための位置決め制御(サーボ制御)を実行する。サーボ制御は、シーク動作及びトラック追従動作を含む。CPU24は、サーボ制御動作として、VCMドライバ27の入力値(制御電圧値)を制御することにより、VCM17を駆動制御してアクチュエータ13を駆動制御する。メモリ25は、RAM、ROM及びフラッシュEEPROMを含み、CPU24の制御プログラムや各種制御データを格納する。
モータドライバ26は、VCM17のコイル18に駆動電流を供給するVCMドライバ27と共に、SPM11に駆動電流を供給するSPMドライバ28を内蔵したドライバICである。
(サーボデータの再生信号処理系)
図2は、リード/ライトチャネル22に含まれるサーボデータの再生信号処理回路の要部を示すブロック図である。なお、再生信号処理回路は、ユーザデータの再生信号処理にも使用されて、狭義のリードチャネルに含まれている。
図2に示すように、再生信号処理回路は、高域通過フィルタ(HPF)30と、連続時間フィルタ(CTF:continuous time filter)31と、A/Dコンバータ32と、FIR(finite impulse response)フィルタ33と、ビタビ(Viterbi)復号器(以下、ビタビデコーダと表記する)34とを有する。
本実施形態のディスクドライブ1は、垂直磁気記録用のディスク媒体10を使用する垂直磁気記録方式のドライブである。ここで、垂直記録再生チャネルとして、サーボデータの再生信号処理を行なうリードチャネルの伝達特性を、伝達関数(1+D)としてモデル化する。
HPF30は、ヘッドアンプ回路21から出力される再生信号の波形等化を行なうハイパスフィルタであり、伝達特性がほぼ伝達関数(1−D)となるように波形等化を行なう。次に、CTF31は、微分器と低域通過フィルタ(LPF)からなり、HPF30から出力される再生信号に対して、高域ノイズの除去と共に、伝達特性がほぼ伝達関数「−(1−D)」となるように波形等化を行なう。
A/Dコンバータ32は、サーボ領域に含まれるプリアンブル領域の同期信号に応じて同期調整されたクロックのタイミングで、CTF31から出力される再生信号波形をサンプリングして、各サンプル点での振幅値をディジタル値に変換する。即ち、A/Dコンバータ32は、アナログ再生信号波形をディジタル信号波形に変換する。
さらに、FIRフィルタ33は、ディジタルフィルタからなるディジタル波形等化器であり、ビタビデコーダ34の復号性能に適応するように最終的な波形等化を行なう。具体的には、ビタビデコーダ34は、例えば応答特性が(−1+2D−D)であって、それに従ってサーボデータを復号化することを想定する。FIRフィルタ33は、ビタビデコーダ34の入力信号(ディジタル値)が、応答特性「−(1−D)(1+D)=(−1+2D−D)」を持つ信号となるように、A/Dコンバータ32の出力に対するディジタル波形等化を行なう。FIRフィルタ33は、予め設定されるフィルタパラメータに基づいて、ビタビデコーダ34の復号性能に適応するディジタル波形等化を行なう。
(ディスク媒体の構造)
図3及び図4は、本実施形態に関するディスクリート・トラック型のディスク媒体10の構造を説明するための図である。なお、図4において、矢印400はディスク媒体10上の半径方向を示し、また矢印401はディスク媒体10上の周方向を示す。
図3に示すように、ディスク媒体10は、表面上には磁性及び非磁性の凹凸パターンからなるサーボ領域100とデータ領域110が形成されている。また、本実施形態では、ディスク媒体10は、垂直磁気記録用ディスク媒体である。
データ領域110には、ユーザデータの記録用領域であり、同心円状に構成される多数のデータトラック120が形成されている。各データトラック120は、それぞれ凸状磁性層からなり、隣接トラック間が空隙からなる非磁性層のガードバンド130により分離されている。ガードバンド130は、空隙として形成されるため、凸状磁性層のデータトラック120に対して凹状の溝となる。
サーボ領域100は、図4(A)に示すように、プリアンブル領域200、アドレスマーク領域201、アドレスデータ領域202、及びサーボバーストパターン領域203を有し、ヘッド12の位置決め制御に使用されるサーボデータが記録されている。
プリアンブル領域200は、振幅調整やクロック再生のための同期信号の記録領域である。アドレスマーク領域201は、サーボデータの先頭を検出するための領域である。アドレスデータ領域202は、トラック(シリンダ)及びセクタのアドレスを示すアドレスコードを記録している領域である。サーボバーストパターン領域203は、トラック範囲内の精細位置を検出するためのサーボバーストパターンA〜Dを記録している領域である。
このような各領域200〜203からなるサーボ領域100は、凸状磁性領域220と非磁性層で空隙からなる凹状領域(以下、空隙領域と表記する場合がある)230とにより凹凸磁性パターンが形成されている。この凹凸磁性パターンは、図4(C)に示すように、サーボデータのビットパターンに対応している。
ここで、図4(B)は、同図(A)に示す符号X−Xで切断した断面を示す図である。図4(B)に示すように、ディスク媒体10の製造工程では、ディスク媒体10は、非磁性材からなるディスク基板10A上に下地層10Bが形成されて、この下地層10B上に、凸状磁性領域120,220および空隙領域130,230からなる凹凸磁性パターンが形成される。
さらに、製造工程では、前述したように、ヘッド12の本体であるスライダの浮上安定性を確保するために、ディスク媒体表面の平坦化処理が行なわれる。この平坦化処理では、非磁性材あるいは軟磁性材からなる埋め込み材料を空隙領域の凹部に埋め込み、さらに当該埋め込み材料をエッチング処理して表面の平坦化がなされる。
図4(D)は、サーボデータにおいて、データビット“0”および“1”からなるデータビット列を、バイフェーズ(bi-phase)記録符号化(バイフェーズ記録変調)方式により符号化(変調)された記録符号化データを示す図である。以下、この記録符号化データを、バイフェーズ変調データと表記する。
即ち、本実施形態のディスク媒体10のサーボ領域100には、サーボバーストパターンA〜Dを除いて、データビット(“0”,“1”)列からなるサーボデータは、バイフェーズ変調方式により変調されたバイフェーズ変調データとして記録されている。従って、本実施形態のリード/ライトチャネル22は、図2に示す再生信号処理回路により再生されたバイフェーズ変調データ(ビタビデコーダ34の出力)を、元のデータビット列からなるサーボデータに復号化(復調)する回路を含む。
ここで、バイフェーズ記録変調方式では、図4(D)に示すように、サーボデータのデータビット“0”および“1”は、ビットパターン“0011”および“1100”のバイフェーズ変調データに変調される。また、バイフェーズ変調データでは、ビット“0”または“1”が連続するビットパターンは、“00”、“11”、“0000”、“1111”の4通りだけである。バイフェーズ変調データのビット“0”および“1”は、基本的に、図5に示すように、凸状磁性領域220及び空隙領域230により形成される。
このようなサーボ領域100において、本実施形態のディスク媒体10上には、図4(A)に示すように、周方向401に一定幅以上の凸状磁性領域220において、その中央部に、1ビット幅未満の円周方向の幅を有する空隙領域(凹状の非磁性領域)250が設けられる。この空隙領域250は、凸状磁性領域220を2分割する分断用空隙であり、以下分断用空隙と呼ぶ。
さらに、周方向401に一定幅以上の空隙領域230において、その中央部に、分断用空隙250とほぼ同じ円周方向の幅(1ビット幅未満)を有する凸状磁性領域240が設けられる。この凸状磁性領域240は、サーボデータと区別するために、非サーボデータ部と呼ぶ。
(分断用空隙及び非サーボデータ部の構造)
以下、図5を参照して、分断用空隙250及び非サーボデータ部240に関する構造を説明する。
図5(A)に示すように、分断用空隙250は、周方向401に一定幅以上の凸状磁性領域220を、第1の凸状磁性領域220Aと第2の凸状磁性領域220Bに分断するように中央部に設けられている。この一定幅以上の凸状磁性領域220とは、図4(A)に示すデータトラック120の半径方向400の凸幅よりも、円周方向401の凸幅が広いサーボ領域100に含まれる凸状磁性領域220である。換言すれば、一定幅以上の凸状磁性領域220とは、図5(C)に示すように、バイフェーズ変調データのビットパターン“1111”に対応する凸状磁性領域220である。さらに、分断用空隙250の幅は、図5(A)に示すように、1ビット幅未満である。なお、図5(B)は、サーボデータにおいて、変調前のデータビット列を示す図である。
一方、図5(A)に示すように、非サーボデータ部240は、周方向401に一定幅以上の空隙領域230の中央部に設けられている。この一定幅以上の空隙領域230とは、図4(A)に示すデータトラック120の半径方向400の凸幅よりも、円周方向401の空隙幅が広いサーボ領域100に含まれる空隙領域230である。換言すれば、一定幅以上の空隙領域230とは、図5(C)に示すように、バイフェーズ変調データのビットパターン“0000”に対応する空隙領域230である。さらに、非サーボデータ部240は、分断用空隙250の幅と略同じ幅であり、図5(A)に示すように、1ビット幅未満の凸状磁性領域である。
このような分断用空隙250及び非サーボデータ部240を有するサーボ領域100であれば、分断用空隙250を設けることにより、前述したディスク媒体10の製造工程において、ディスク媒体表面の十分な平坦化を図ることが可能となる。即ち、ディスク媒体10の製造工程では、埋め込み材料を空隙領域の凹部に埋め込む平坦化処理が実行される。この平坦化処理時に、分断用空隙250を設けることにより、凸幅が広い凸状領域220上に埋め込み材料が残留する事態を回避することができる。従って、ディスク媒体表面の十分な平坦化を図ることが可能となる。
一方、サーボ領域100からサーボデータを再生する再生信号処理時に、分断用空隙250は再生ノイズとなり、サーボデータの復号化(復調)性能を劣化させる可能性がある。そこで、本実施形態では、非サーボデータ部240を設けることにより、サーボデータの再生信号処理時に、分断用空隙250による再生ノイズをキャンセルすることにより、サーボデータの復号化性能の劣化を未然に防止することができる。
以下、このようなサーボデータの復号化性能の劣化を防止する作用効果については、図2、図10及び図11を参照して後述する。
(変形例)
図6は、図5に示す本実施形態の分断用空隙250及び非サーボデータ部240に関する構造の第1の変形例を示す図である。なお、図6(B),(C)は、図5(B),(C)と同様であるため、説明を省略する。
本変形例は、図6(A)に示すように、バイフェーズ変調データのビットパターン“1111”に対応する凸状磁性領域220において、その中心位置から一定量Nだけ円周方向401にシフトした位置に、1ビット幅以下の分断用空隙250を設ける構造である。また、バイフェーズ変調データのビットパターン“0000”に対応する空隙領域230において、その中心位置から一定量Nだけ円周方向401にシフトした位置に、1ビット幅以下の非サーボデータ部240を設ける構造である。
なお、本変形例において、バイフェーズ変調データのビットパターン“1111”に対応する凸状磁性領域220において、分断された第1の凸状磁性領域220Aまたは第2の凸状磁性領域220Bの一方の円周方向の幅が、データトラック120の半径方向400の幅よりも小さくなるように、シフト量Nは制限される。
さらに、図7から図9は、本実施形態の第2の変形例に関する図である。本変形例は、図7に示すように、ディスク媒体10のサーボ領域100において、相対的に外周側領域150と内周側領域151に区別して、外周側領域150のみに本実施形態の分断用空隙250及び非サーボデータ部240を設ける構造である。
即ち、外周側領域150のサーボ領域100では、図8(A)に示すように、データトラック120の半径方向400の凸幅Wに対して、広い幅P0(P0>W)の空隙領域230の中央部には、非サーボデータ部240が形成される。この場合、同図(B)に示すように、当該広い幅P0の空隙領域230は、バイフェーズ変調データのビットパターン“0000”に対応する空隙領域230である。
また、図8(A)に示すように、データトラック120の半径方向400の凸幅Wに対して、広い幅P1(P1>W)の凸状磁性領域220の中央部には、分断用空隙250が形成される。この場合、同図(B)に示すように、当該広い幅P1の凸状磁性領域220は、バイフェーズ変調データのビットパターン“1111”に対応する凸状磁性領域220である。
一方、内周側領域151のサーボ領域100では、図9(A)に示すように、データトラック120の半径方向400の凸幅Wに対して、バイフェーズ変調データのビットパターン“0000”に対応する空隙領域230の幅P0は、「P0<WまたはP0=W」の関係となる。従って、幅P0の空隙領域230の中央部には、非サーボデータ部240は形成されない。ここで、同図(B)は、バイフェーズ変調データのビットパターンを示す。
同様に、図9(A)に示すように、データトラック120の半径方向400の凸幅Wに対して、バイフェーズ変調データのビットパターン“1111”に対応する凸状磁性領域220の幅P1は、「P1<WまたはP1=W」の関係となる。従って、幅P1の凸状磁性領域220の中央部には、分断用空隙250は形成されない。
(サーボデータの再生方法)
次に、図2、図10及び図11を参照して、本実施形態のサーボデータの再生(復号)方法を説明する。
前述したように、本実施形態のサーボ領域100に記録されているサーボデータは、ヘッド12のリードヘッド素子により読出される。リードヘッド素子から出力されるサーボデータに対応するアナログ再生信号は、ヘッドアンプ回路21を介して、リード/ライトチャネル22に送られて、サーボデータに復号化される。リード/ライトチャネル22は、図2に示すような再生信号処理回路を含む。再生信号処理回路は、ビタビデコーダ34により、バイフェーズ変調データであるサーボデータを復号化(復調)する。
再生信号処理回路では、前述したように、A/Dコンバータ32は、サーボ領域に含まれるプリアンブル領域の同期信号に応じて同期調整されたクロックのタイミングで、CTF31から出力されるアナログ再生信号波形をサンプリングして、各サンプル点での振幅値をディジタル値に変換する。さらに、FIRフィルタ33は、ディジタルフィルタからなるディジタル波形等化器であり、ビタビデコーダ34の復号性能に適応するように最終的な波形等化を行なう。即ち、FIRフィルタ33は、ビタビデコーダ34の入力信号(ディジタル値)が、応答特性「−(1−D)(1+D)=(−1+2D−D)」を持つ信号となるように、A/Dコンバータ32の出力に対するディジタル波形等化を行なう。要するに、FIRフィルタ33は、予め設定されるフィルタパラメータに基づいて、ビタビデコーダ34の復号性能に適応するディジタル波形等化を行なう。
ここで、図10は、サーボ領域100において、本実施形態に関する分断用空隙250及び非サーボデータ部240が設けられていない場合での信号波形を示す図である。
図10(A)は、ヘッド12により読出されたサーボデータに対応するアナログ再生信号波形を示す図である。同図(B)は、FIRフィルタ33の出力を、便宜的にアナログ信号波形として示す図である。なお、ビタビデコーダ34に入力される信号は、サンプル点でのディジタル振幅値であり、振幅レベルが±1、±2の4値のディジタル値である。
一方、図11は、サーボ領域100において、本実施形態に関する分断用空隙250及び非サーボデータ部240が設けられている場合での信号波形を示す図である。
図11(A)は、ヘッド12により読出されたサーボデータに対応するアナログ再生信号波形を示す図である。ここで、分断用空隙250が設けられたビットパターン“1111”に対応する凸状磁性領域220では、その再生信号波形には、再生波形ノイズ1000が発生している。一方、非サーボデータ部240が設けられたビットパターン“0000”に対応する空隙230では、振幅を有する再生信号波形1200が発生している。
ここで、分断用空隙250及び非サーボデータ部240はそれぞれ、バイフェーズ変調データの1ビット幅の4/7(=0.57)の幅を有する。
図11(B)は、FIRフィルタ33の出力、即ちビタビデコーダ34に入力される信号を、便宜的にアナログ信号波形として示す図である。図11(B)から明白であるように、分断用空隙250及び非サーボデータ部240が形成されている場合でも、FIRフィルタ33の出力には、図10(B)に示す場合と同様に、等化誤差が生じていない。図11(B)の信号波形(便宜的アナログ波形)1100は、分断用空隙250及び非サーボデータ部240部分のみに対応するFIRフィルタ33の出力を抽出して示したものである。分断用空隙250によって生じる等化誤差を、非サーボデータ部240によってキャンセルする信号となっている。従って、ビタビデコーダ34には、サンプル点での振幅レベルが±1、±2の4値のディジタル値となるように、等化された信号が入力されることになる。即ち、ビタビデコーダ34の応答特性「−1+2D−D」を持つ信号となるように、FIRフィルタ33により等化される。
ここで、図13は、本実施形態に対して、従来例である分断用空隙250のみが設けられている場合での信号波形を示す。前記と同様に、図13(A)はヘッド12により読出されるサーボデータに対応するアナログ再生信号波形を示し、図13(B)はFIRフィルタ33の出力、即ちビタビデコーダ34に入力される信号を示す図である。また、信号波形1200は、分断用空隙250部分に対応するFIRフィルタ33の出力を抽出して示したものである。このように、単に、分断用空隙250だけが設けられた場合では、FIRフィルタ33の出力において、FIRフィルタのパラメータをどのように調整しても等化誤差を零にできない、すなわち再生ノイズを発生してしまうことを、信号波形1200は示している。
これに対して、分断用空隙250及び非サーボデータ部240が形成されている場合には、FIRフィルタ33のフィルタパラメータを調整することにより、ビタビデコーダ34の応答特性、即ち復号性能に適応するディジタル等化を実現できる。これは、FIRフィルタ33のフィルタパラメータを調整することにより、分断用空隙250による再生波形ノイズを、いわば、非サーボデータ部240により、その再生波形ノイズをキャンセルすることが可能となっている。
要するに、本実施形態の再生信号処理回路は、ディスク媒体10の表面の平坦化を確保するための分断用空隙250による等化誤差を、非サーボデータ部240で補償するように、ビタビデコーダ34の応答特性に適応するディジタル等化を実行している。
(再生信号処理回路の変形例)
図12は、本実施形態の再生信号処理回路の変形例を示す図である。
本変形例では、リードチャネルの伝達特性を伝達関数(1+D)としてモデル化した場合、CTF31により伝達特性がほぼ(1−D)となるように波形等化が行われる。さらに、FIRフィルタ33により、ビタビデコーダ34の入力信号(ディジタル値)が、応答特性「(1+D)(1−D)=(1−D)」を持つ信号となるように、A/Dコンバータ32の出力に対するディジタル波形等化が行なわれる。
本変形例では、ビタビデコーダ34に入力されるサンプル点での信号振幅レベルは、0、±1の3値である。ビタビデコーダ34では、応答特性(1−D)に従って、サーボデータの復号化が実行される。
このような本変形例の再生信号処理回路においても、分断用空隙250及び非サーボデータ部240が形成されている場合でも、FIRフィルタ33の出力には、等化誤差が生ずることなく、ビタビデコーダ34には、サンプル点での振幅レベルが0、±1の3値のディジタル値となるように、等化された信号が入力されることになる。
以上のように本実施形態によれば、分断用空隙250を設けることで、ディスク媒体10の表面の平坦化を実現すると共に、非サーボデータ部240の形成により、サーボデータの再生時に、分断用空隙250による再生信号波形ノイズをキャンセルしたディジタル等化波形を取得することができる。従って、ビタビデコーダ34には、応答特性、即ち復号性能に適応するように、等化誤差のないディジタル値を入力できるため、サーボデータの復号性能劣化を防止できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関するディスクドライブの構成を示すブロック図。 本実施形態に関するリード/ライトチャネルに含まれる再生信号処理回路を説明するためのブロック図。 本実施形態に関するディスク媒体の概略的構造を説明するための図。 本実施形態に関するディスク媒体の構造を説明するための図。 本実施形態に関する凹凸磁性パターンの構造を説明するための図。 本実施形態の第1の変形例に関し、凹凸磁性パターンの構造の変形例を説明するための図。 本実施形態の第2の変形例に関し、サーボ領域の概略的構造を説明するための図。 本実施形態の第2の変形例に関し、サーボ領域の外周側の構造を説明するための図。 本実施形態の第2の変形例に関し、サーボ領域の内周側の構造を説明するための図。 本実施形態に関する再生信号処理回路の動作を説明するための図。 本実施形態に関する再生信号処理回路の作用効果を説明するための図。 本実施形態に関する再生信号処理回路の変形例を説明するためのブロック図。 従来の問題点を本実施形態と対比して説明するための図。
符号の説明
1…ディスクドライブ、2…ホストシステム、10…ディスク媒体、
11…スピンドルモータ(SPM)、12…ヘッド、13…アクチュエータ、
14…サスペンション、15…アーム、16…ピボット、
17…ボイスコイルモータ(VCM)、21…ヘッドアンプ回路、
22…リード/ライトチャネル、23…ハードディスクコントローラ(HDC)、
24…マイクロプロセッサ(CPU)、25…メモリ、26…モータドライバ、
27…VCMドライバ、28…SPMドライバ、30…高域通過フィルタ(HPF)、
31…連続時間フィルタ(CTF)、32…A/Dコンバータ、33…FIRフィルタ、
34…ビタビ復号器(ビタビデコーダ)、100…サーボ領域、110…データ領域、
120…データトラック、130…ガードバンド、220…凸状磁性領域、
230…凹状領域(空隙領域)、240…非サーボデータ部、250…分断用空隙。

Claims (10)

  1. データの読出し、書き込みを実行するヘッドと、
    ディスク基板上に凸状の磁性層からなる複数のデータトラックが半径方向に形成されているデータ領域と、凸状の磁性層と凹状の非磁性層である空隙からなるサーボデータのビットパターンが形成されているサーボ領域とを有するディスク媒体と、
    前記ディスク媒体の前記サーボ領域から、前記ヘッドにより読出された再生信号を処理して前記サーボデータを復号する再生信号処理手段とを具備し
    前記ディスク媒体は、
    前記サーボ領域において、円周方向に前記凸状の磁性層が連続する凸状領域では当該凸状領域を分断し、円周方向の幅が前記ビットパターンの1ビット分に相当する1ビット幅未満である凹状の分断用空隙が設けられて、
    かつ前記ビットパターンを形成するための前記凹状の空隙が円周方向に連続する凹状領域の範囲内には、前記分断用空隙に対応する再生ノイズを抑制するための凸状の磁性層で前記1ビット幅未満である非サーボデータ部が設けられているディスク記憶装置。
  2. 前記ディスク媒体において、
    前記分断用空隙は、前記凸状領域を円周方向に第1の凸状領域と第2の凸状領域に分割する中央部分である請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記ディスク媒体において、
    前記非サーボデータ部は、前記凹状領域の中央部分に設けられた凸状の磁性層である請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記ディスク媒体において、
    前記データ領域では、前記各データトラックはそれぞれ、隣接間に設けられた空隙からなる凹状のガードバンド領域により半径方向に分断されており、
    前記凸状領域及び前記凹状領域の長さは、前記データトラックの半径方向で1トラック分に相当する幅以上である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記サーボデータは、データビット“0”および“1”からなるデータビット列をバイフェーズ記録符号化方式により符号化された記録符号化データとして前記サーボ領域に記録されており、
    前記再生信号処理手段は、前記ヘッドにより読出された前記記録符号化データから前記サーボデータのデータビット列を復号化する手段を含み、
    前記サーボ領域において、前記サーボデータとして記録されている記録符号化データに含まれるビット列パターンの中で、前記凸状領域はビット列パターン“1111”に相当する領域で、かつ前記凹状領域はビット列パターン“0000”に相当する領域である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  6. 前記サーボデータは、データビット“0”および“1”からなるデータビット列をバイフェーズ記録符号化方式により符号化された記録符号化データとして前記サーボ領域に記録されており、
    前記再生信号処理手段は、前記ヘッドにより読出された前記記録符号化データから前記サーボデータのデータビット列を復号化する手段を含み、
    前記サーボ領域において、前記サーボデータとして記録されている記録符号化データに含まれるビット列パターンの中で、前記凸状領域はビット列パターン“1111”に相当する領域で、かつ前記凹状領域はビット列パターン“0000”に相当する領域であり、
    前記分断用空隙及び前記非サーボデータ部はそれぞれ、円周方向の幅が前記ビット列パターン“1111”または“0000”の1ビット分に相当する1ビット幅未満である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  7. 前記再生信号処理手段は、
    前記ヘッドにより読出された前記サーボデータに対応するアナログ再生信号波形をディジタル値に変換するA/Dコンバータと、
    前記A/Dコンバータによりサンプリングされた前記アナログ再生信号波形のサンプル点振幅値に基づいて、前記サーボデータを復号する復号化手段と、
    前記A/Dコンバータから出力されて、前記分断用空隙及び前記非サーボデータ部に対応するアナログ再生信号波形のディジタル値を含むディジタル値に対して、前記復号化手段の復号化特性に適応する波形等化処理を実行するディジタル等化手段と
    を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  8. 前記復号化手段はビタビ復号器からなり、
    前記ディジタル等化手段はFIR型ディジタルフィルタからなり、前記ビタビ復号器の復号化特性に適応するフィルタパラメータに基づいて、前記分断用空隙及び前記非サーボデータ部に対応するアナログ再生信号波形のディジタル値を含むディジタル値に対して波形等化処理を実行するように構成されている請求項7に記載のディスク記憶装置。
  9. データの読出し、書き込みを実行するヘッドと、前記ヘッドにより読出された再生信号を処理して前記サーボデータを復号する再生信号処理手段とを有するディスク記憶装置に使用されるディスク媒体であって、
    ディスク基板上に凸状の磁性層からなる複数のデータトラックが半径方向に形成されているデータ領域と、
    凸状の磁性層と凹状の空隙からなるサーボデータのビットパターンが形成されているサーボ領域とを有し、
    前記サーボ領域において、円周方向に前記凸状の磁性層が連続する凸状領域では当該凸状領域を分断し、円周方向の幅が前記ビットパターンの1ビット分に相当する1ビット幅未満である凹状の分断用空隙が設けられて、
    かつ前記ビットパターンを形成するための前記凹状の空隙が円周方向に連続する凹状領域の範囲内には、前記分断用空隙に対応する再生ノイズを抑制するための凸状の磁性層で前記1ビット幅未満である非サーボデータ部が設けられているディスク媒体。
  10. 前記データ領域では、前記各データトラックはそれぞれ、隣接間に設けられた空隙からなる凹状のガードバンド領域により半径方向に分断されており、
    前記凸状領域及び前記凹状領域の長さは、前記データトラックの半径方向で1トラック分に相当する幅以上である請求項9に記載のディスク媒体。
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