JP2002099393A - データ送信装置、データ送信方法、およびデータ送信プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

データ送信装置、データ送信方法、およびデータ送信プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2002099393A
JP2002099393A JP2000288742A JP2000288742A JP2002099393A JP 2002099393 A JP2002099393 A JP 2002099393A JP 2000288742 A JP2000288742 A JP 2000288742A JP 2000288742 A JP2000288742 A JP 2000288742A JP 2002099393 A JP2002099393 A JP 2002099393A
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destination device
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JP2000288742A
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Hajime Takei
一 武井
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送経路のデータ転送速度を考慮して、送信
される印刷データの形式を選択する。 【解決手段】 サーバ400aは、ページ記述言語で記
述されたデータとビットマップデータとを記憶してい
る。プリンタ500bのサーバ400bに対して印刷デ
ータを送信する場合には、サーバ400aと同一のLA
N100aに送信先機器が存在する。したがって、送信
先機器へのデータ送信速度が高いことが認識され、ビッ
トマップデータが印刷データとして選択され、送信され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信装置、
データ送信方法、およびデータ送信プログラムを記録し
たコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタや複写機などの画像形
成装置に対して印刷データを送信する方法には、ページ
記述言語で記述されたデータを送信する方法と、当該デ
ータをラスタライズしたビットマップデータを送信する
方法とがある。
【0003】近年、印刷データの送信先機器の種類に応
じて、ページ記述言語で記述されたデータあるいはビッ
トマップデータのいずれかを印刷データとして選択する
データ処理装置が提案されている(特開2000―10
1671号公報、特開平8―79398号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報記載の装置によれば、ページ記述言語で記述されたデ
ータあるいはビットマップデータのいずれかを印刷デー
タとして選択する際に、送信先機器へのデータ転送速度
が考慮されない。したがって、印刷データの転送時間が
長くなる場合が生じる。
【0005】ビットマップデータを印刷データとして送
信する場合、送信先機器において新たにラスタライズす
る必要がない。したがって、送信先機器におけるラスタ
ライズの処理を省略するためには、ビットマップデータ
を印刷データとして選択することが望ましい。
【0006】しかしながら、ビットマップデータは、一
般に、ページ記述言語で記述されたデータに比べてデー
タ量が多くなる。特にカラーデータの場合、ビットマッ
プデータは、ページ記述言語で記述されたデータに比較
して10倍以上のデータ量を有する。したがって、送信
先へのデータ転送速度が低い場合には、むしろページ記
述言語で記述されたデータを印刷データとして選択する
ことが望ましい。
【0007】特に、辞典、カタログ、およびマニュアル
などの情報量が多い文書を電子的なデータとして記憶し
ておき、必要に応じて記憶されているデータを画像形成
装置に送信し、プリントアウトを行なう文書サーバシス
テムにおいて、送信先へのデータ転送速度を考慮して印
刷データ形式を選択することは重要である。文書サーバ
システムでは、扱われるデータ量が多いため、送信先へ
のデータ転送速度が低い場合に、ビットマップデータを
印刷データとして送信すると、膨大な転送時間がかか
り、処理効率が悪化する。
【0008】本発明は、以上の課題を解決するためにな
されたものである。
【0009】本発明の目的は、送信先機器へのデータ転
送速度を考慮して、ページ記述言語で記述されたデータ
あるいはビットマップデータのいずれかを印刷データと
して選択することができるデータ送信装置、データ送信
方法、およびデータ送信プログラムを記録したコンピュ
ータ読取可能な記録媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係るデー
タ送信装置は、第1データを記憶する第1記憶手段と、
第1データを展開した第2データを記憶する第2記憶手
段と、送信先機器を指定する送信先指定手段と、送信先
機器へのデータ転送速度を認識するデータ転送速度認識
手段と、データ転送速度に応じて、第1データあるいは
第2データのいずれかを選択する選択手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0011】(2)上記(1)の第1データはページ記
述言語で記述されたデータである。
【0012】(3)上記(1)の第1データはベクタデ
ータである。
【0013】(4)上記(1)〜(3)のデータ送信装
置は、第1データをラスタライズする展開手段を有す
る。
【0014】(5)上記(1)〜(4)の選択手段は、
データ転送速度が所定速度未満のとき、第1データを選
択し、所定速度以上のとき、第2データを選択する。
【0015】(6)上記(1)〜(4)のデータ転送速
度認識手段は、送信先機器が同一ローカルエリアネット
ワーク内にあるか否かに応じて、データ転送速度を認識
する。
【0016】(7)上記(1)〜(4)のデータ転送速
度認識手段は、送信先機器に対して返答要求信号を送信
し、返答要求信号送信時から返答受信までに要した時間
に基づいて、データ転送速度を認識する。
【0017】(8)本発明に係るデータ送信方法は、第
1データを記憶するステップと、第1データを展開した
第2データを記憶するステップと、送信先機器を指定す
るステップと、送信先機器へのデータ転送速度を認識す
るステップと、データ転送速度に応じて、第1データあ
るいは第2データのいずれかを選択するステップと、を
有することを特徴とする。
【0018】(9)本発明に係るコンピュータ読取可能
な記録媒体は、第1データを記憶するステップと、第1
データを展開した第2データを記憶するステップと、送
信先機器を指定するステップと、送信先機器へのデータ
転送速度を認識するステップと、データ転送速度に応じ
て、第1データあるいは第2データのいずれかを選択す
るステップと、をコンピュータに実行させるためのデー
タ送信プログラムを記録したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しつ
つ、本発明の実施形態を説明する。 (第1の実施形態)第1の実施形態は、本発明を文書サ
ーバシステムに適用した場合の一実施形態である。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態における
ネットワーク環境を示す図である。
【0021】複数のローカルエリアネットワーク(以下
「LAN」と称する)100a,100b,100c
は、各々ルータ200a,200b,200cを介して
ワイドエリアネットワーク(以下「WAN」と称する)
300に接続されている。
【0022】ここで、各LAN100a〜cは、データ
を高速に転送することが可能な高速回線である。各LA
N100a〜cは、10MBps以上のデータ転送速度
性能を有する。具体的には、各LAN100a〜cは、
IEEE802.3標準規格、またはIEEE802.
5標準規格などで定められたネットワークである。ま
た、各LAN100a〜cは、FDDI(Fiber
DistributedData Interfac
e)と呼ばれる光ファイバを使った100Mbps以上
のデータ転送速度性能を有する光LANであってもよ
い。
【0023】一方、WAN300は、低速回線箇所を含
んでいる。低速回線箇所におけるデータ転送速度は、各
LAN100a,100b,100cに比べて低い。W
AN300には、電話回線やISDNなどが含まれる。
【0024】LAN100a内には、サーバ400a,
400b、プリンタ500a,500b、および、クラ
イアントコンピュータ600a(以下「クライアント」
と称する)が設けられている。同様に、LAN100b
内には、サーバ400c、プリンタ500c、および、
クライアント600bが設けられている。さらに、LA
N100c内には、プリンタ500dが設けられてい
る。
【0025】各サーバ400a、400b、400c
は、それぞれ専用回線550a、550b、550cを
通じてプリンタ500a、500b、500cと接続さ
れている。各サーバ400a〜cは、対応する各プリン
タ500a〜cのプリンタサーバとしても機能する。
【0026】各サーバ400a〜cは、印刷の対象とな
るデータ(以下「印刷データ」という)として、ページ
記述言語で記述されたデータと、当該データをラスタラ
イズしたビットマップデータとを共に記憶している。
【0027】また、クライアント600a,bから指示
を受けたサーバ400a〜cは、指定された送信先機器
に対して、印刷データを送信する。この際、送信先機器
へのデータ転送速度に応じて、ページ記述言語で記述さ
れたデータあるいはビットマップデータのいずれかが印
刷データとして選択される。
【0028】例えば、サーバ400aがクライアント6
00aによる指示を受けて、プリンタ500bのサーバ
400bに対して印刷データを送信する場合には、送信
先機器であるサーバ400bは、サーバ400aと同一
のLAN100a内に存在する。したがって、サーバ4
00aと送信先機器との間の接続経路には、低速回線箇
所が含まれない。この場合、ビットマップデータが印刷
データとして選択される。
【0029】一方、サーバ400aがプリンタ500c
のサーバ400cに対して印刷データを送信する場合に
は、接続経路にWAN300が含まれる。したがって、
接続経路に低速回線箇所が含まれるので、ページ記述言
語で記述されたデータが印刷データとして選択される。
【0030】なお、本実施形態と異なり、WAN300
を介することなく、各LAN400a〜c間がルータ2
00a〜cを介して接続されていてもよい。なお、ルー
タの代わりに、デジタル構内交換機(デジタルPBX)
を用いることもできる。
【0031】図2は、本発明に係るデータ送信装置とし
て機能するサーバのハードウエア構成を示すブロック図
である。
【0032】本実施形態によれば、各サーバ400a〜
cは、共通した構成を有する。図2では、サーバ400
aの内部構成を例にとって説明する。
【0033】CPU401は、サーバ400aの全体を
制御する。操作パネル402は、ユーザーによる指示を
受け付けるとともに、サーバ400aの処理の実行状態
を表示する。なお、操作パネル402に代えて、通常の
キーボードとディスプレイとを設けることもできる。
【0034】RAM403は、データを一時的に記憶す
る。ROM404は、制御プログラムを記憶する。不揮
発性RAM405は、同一のLAN100a内にある全
機種が登録されたネットワーク機器テーブル、および回
線毎のデータ転送速度情報が登録されたデータ転送速度
テーブルを記憶する。なお、本実施形態と異なり、各制
御プログラムや各テーブルは、ハードディスク406に
記憶されていてもよい。
【0035】ハードディスク406は、ビットマップデ
ータを記憶するビットマップ記憶部407と、ページ記
述言語で記述されたデータを記憶するPDL記憶部40
8とを備える。ここで、ビットマップ記憶部407とP
DL記憶部408とは、物理的に分離されている必要は
ない。
【0036】なお、ページ記述言語で記述されたデータ
は、クライアント600a〜bのアプリケーションソフ
トウエアを使用して作成された後、サーバ400aに送
信され、PDL記憶部408に記憶されたものである。
一方、ビットマップデータは、この記憶されたページ記
述言語のデータをラスタライズすることによって得られ
たものである。
【0037】本実施形態のサーバ400aは、ラスタラ
イズ後においても、ページ記述言語で記述されたデータ
を保持しつづける点で、通常のプリンタサーバと異な
る。
【0038】また、ハードディスク406内に記憶され
ているデータのファイル名、データサイズ、更新日等
を、操作パネル部402に表示することができる。さら
に、データのファイル名などをネットワークインタフェ
ース409を介して、各クライアント600aのディス
プレイ上に表示することもできる。なお、本実施形態と
異なり、ハードディスク406に代えて、光磁気ディス
クなどの他の記録メディアを用いることもできる。
【0039】ネットワークインタフェース409は、ク
ライアント600a,bや他のサーバ400b,cと相
互に通信を行なうためのインタフェースである。一方、
専用インタフェース410は、プリンタ500aと、専
用回線550aを介して直接的に通信するためのインタ
フェースである。
【0040】図3は、サーバのソフトウエア構成を示す
ブロック図である。
【0041】スプーラ411は、スプール処理を行な
う。一般に、プリンタエンジンによるプリントアウトに
要する時間に比べて、ラスタライズに要する時間は長
い。したがって、受信された印刷データを一旦ハードデ
ィスク406上に蓄積して、ラスタライズが完了した後
に、プリンタエンジンにデータを出力する。この結果、
プリンタエンジンを専有する時間を軽減することができ
る。また、スプーラ411は、印刷ジョブの実行状態を
管理する。具体的には、スプーラ411は、ラスタライ
ズが開始された旨、待ち状態にある旨、および、ラスタ
ライズ時のエラーが発生した旨を操作パネル402に表
示する。
【0042】ラスタライザ412は、ラスタライズを行
なう。ラスタライズは、RIP(ラスターイメージプロ
セッシング)と呼ばれる。具体的には、ラスタライザ4
12は、ページ記述言語で記述されたデータをビットマ
ップデータに展開する。ラスタライザ412によって展
開されたビットマップデータは、ビットマップ記憶部4
07に記憶される。
【0043】ネットワーク管理部413は、ネットワー
クの状態を管理する。ネットワーク管理部413は、L
AN100aに接続されている全機種の情報をネットワ
ーク機器テーブルとして管理している。また、LAN1
00a以外の他の回線毎のデータ転送速度情報をデータ
転送速度テーブルとして管理している。さらに、ネット
ワーク管理部413は、テストパケットを送信すること
によって各ネットワークのデータ転送速度を認識するた
めのPING(パケットインターネットグロウパー)機
能を有する。なお、ネットワーク管理部413の処理の
詳細については、後述する。
【0044】ネットワークドライバ414は、ネットワ
ークに接続されている機器間の通信を行なうための制御
コマンドを送受信する。機器間の制御コマンドは、ネッ
トワークプロトコルに基づいて定められている。例え
ば、ネットワークプロトコルとしては、TCP/IPが
用いられる。
【0045】プリンタエンジン管理部415は、プリン
タ500aを管理し、より具体的には、プリンタエンジ
ンを管理する。例えば、プリンタエンジン管理部415
は、接続されているプリンタの最大印字サイズ、カラー
印刷機能の有無、接続台数、エンジンの印字速度、フィ
ニッシング機能を管理する。また、接続しているプリン
タの用紙の残量、トナー残量、プリンタのステイタス情
報も管理される。さらに、プリンタエンジン管理部41
5は、複数の印刷ジョブが、一つのプリンタに過度に集
中しないように、印刷ジョブを各プリンタに配分する。
【0046】プリンタエンジンドライバ416は、印刷
データを実際にプリンタ500a〜dに出力するための
データ制御およびステイタス情報の制御を行なう。プリ
ンタエンジンドライバ416は、専用インタフェース4
10を介して直接的に接続されたプリンタ500aの状
態をリアルタイムに取得する。取得されたプリンタ50
0aの状態は、プリントエンジン管理部415に通知さ
れる。また、プリンタエンジンドライバ416は、プリ
ンタエンジン管理部415で作成されたプリンタ制御用
コマンドを、プリンタ500aに送信する。なお、接続
されているプリンタ500aがラスタライズ機能を有し
ていないプリンタエンジンである場合には、ビットマッ
プデータが専用インタフェース410を介してプリンタ
500aに送信される。この際、データ転送の高速化を
図るために、CPU401の制御を経由せずに直接デー
タ転送を行なうDMA(ダイレクトメモリアクセス)を
用いることができる。
【0047】以上のように構成されるサーバは、以下の
ように処理を行なう。
【0048】図4は、各サーバによる印刷データ送信処
理の内容を示すフローチャートである。なお、図4に示
されるフローチャートの内容は、各サーバのROM40
4等のメモリに制御プログラムとして記憶されており、
CPU401によって実行される。
【0049】まず、ステップS100では、クライアン
ト600a,bから印刷データの指定を受ける。具体的
には、ハードディスク406内に記憶されている文書デ
ータの中から、印刷データとして送信されるデータが指
定される。
【0050】ステップS101では、クライアント60
0a,bから印刷データの送信先機器についての指定を
受ける。この結果、プリントアウトを行なうプリンタま
たは当該プリンタを制御するサーバが送信先機器として
指定される。なお、各送信先機器は、例えばIPアドレ
スによって指定される。
【0051】ステップS102では、送信先機器へのデ
ータ転送速度が認識され、接続経路に低速回線箇所が含
まれているか否かが判断される。
【0052】ステップS103では、ステップS102
における認識結果に基づいて、接続経路に低速回線箇所
が含まれていると判断される場合には(ステップS10
3:YES)、ステップS104の処理が行なわれる。
一方、低速回線箇所が含まれていないと判断される場合
には(ステップS103:NO)、ステップS107の
処理が行なわれる。
【0053】ステップS104では、接続経路に低速回
線箇所が含まれている場合の処理として、ページ記述言
語で記述されたデータが印刷データとして選択される。
【0054】ステップS105では、ページ記述言語で
記述されたデータに、ヘッダ部分が付与され、印刷ジョ
ブが作成される。したがって、印刷ジョブは、印刷デー
タと、印刷部数などの印刷条件と、を含む。
【0055】ステップS106では、作成された印刷ジ
ョブが指定された送信先機器に対して送信される。
【0056】一方、ステップS107では、接続経路に
低速回線箇所が含まれていない場合の処理として、ビッ
トマップデータが印刷データとして選択される。この結
果、送信先機器において、再度のラスタライズを行なう
必要がなくなる。
【0057】ステップS108では、印刷データの送信
先機器であるプリンタが、自装置であるサーバ400a
に専用インタフェース410で接続されているプリンタ
500aであるか否かが確認される。送信先機器が専用
インタフェース410で接続されているプリンタ500
aである場合には(ステップS108:YES)、送信
先機器へのデータ転送速度が最も高く、LAN100a
のトラフィックの増加も生じない。したがって、そのま
まビットマップデータが送信され(ステップS10
6)、処理が終了する。一方、送信先が専用インタフェ
ース410で接続されているプリンタ500a以外であ
る場合には(ステップS108:NO)、ステップS1
09の処理が行なわれる。
【0058】ステップS109では、データ量が判断さ
れる。
【0059】ステップS110では、データ量が所定量
以上であるか否かが判断される。例えば、データ量が3
MB(メガバイト)以上であるか否かが判断される。デ
ータが所定量以上の場合には(ステップS110:YE
S)、ステップS111の処理が行なわれ、所定量未満
の場合には(ステップS110:NO)、ステップS1
12の処理が行なわれる。
【0060】ステップS111では、データが圧縮され
る。すなわち、印刷データとして選択されるビットマッ
プデータは、生データとしてのビットマップデータ(R
AW−BITMAP)であってもよく、データ圧縮され
たビットマップデータであってもよい。データ圧縮を行
なうことによって、送信先機器への印刷データの送信負
担が軽減される。なお、送信先機器、すなわちプリンタ
側の処理効率を考慮して、一般的なランレングス圧縮の
ような伸長時間が短いタイプのデータ圧縮方法を採用す
ることが望ましい。
【0061】ステップS112では、ビットマップデー
タにヘッダ部分が付与され、印刷ジョブが作成される。
その後、ステップS106に進み、印刷ジョブが送信先
機器に対して送信される。
【0062】印刷データの送信先機器では、以下の処理
が行なわれる。なお、本実施形態におけるサーバシステ
ムでは、印刷データの送受信は、主として各サーバ40
0a〜400c間で行なわれる。ただし、送信先機器
は、図1に示されているプリンタ500dのようにサー
バに直接接続されていないプリンタであってもよい。以
下では、サーバが印刷ジョブを受信した場合を例に説明
する。
【0063】図5は、各サーバの印刷データ受信処理を
示すフローチャートである。図5に示されるフローチャ
ートの内容は、各サーバ400a〜cのROM404等
のメモリに制御プログラムとして記憶されており、CP
U401によって実行される。
【0064】ステップS200では、印刷データと印刷
条件とを含む印刷ジョブが受信される。
【0065】ステップS201では、印刷ジョブに含ま
れる印刷データが、ページ記述言語で記述されているか
否かが判断される。印刷データがページ記述言語で記述
されている場合(ステップS201:YES)、ステッ
プS202の処理が行なわれる。一方、印刷データが、
ビットマップデータである場合(ステップS201:N
O)、ステップS204の処理が行なわれる。
【0066】ステップS202では、印刷データがペー
ジ記述言語で記述されている場合の処理として、スプー
ル処理が行なわれる。さらに、ステップS203では、
ラスタライズが行なわれる。
【0067】ステップS204では、印刷データがビッ
トマップデータである場合の処理として、データが圧縮
されているか否かが判断される。データが圧縮されてい
る場合には(ステップS204:YES)、ステップS
205の処理が行なわれる。データが圧縮されていない
場合には(ステップS204:NO)、そのまま、ステ
ップS206の処理が行なわれる。
【0068】ステップS205では、データの伸長処理
がされる。
【0069】ステップS206では、ビットマップデー
タの蓄積が完了したか否かが判断され、一つの印刷ジョ
ブに対応するビットマップデータの蓄積が完了するま
で、処理が継続される。
【0070】ステップS207では、蓄積されたビット
マップデータがプリンタ500a〜dに出力される。こ
の結果、プリンタ500a〜dによってプリントアウト
がされる。
【0071】なお、図5では、一つの印刷ジョブに対応
する総てのビットマップデータの蓄積の完了を待って、
プリンタへの出力がされる場合を説明したが、ラスタラ
イズ処理とプリンタへの出力とを並行して行なうことも
可能である。
【0072】次に、本実施形態において、送信先機器へ
のデータ転送速度を認識する具体的な方法を説明する。
【0073】図6は、送信先機器へのデータ転送速度を
認識する処理の具体的な内容を示すフローチャートであ
る。図6のフローチャートは、図4のステップS102
の内容を詳細に示している。
【0074】ステップS300では、ネットワーク管理
部413によって管理され、不揮発性RAM405に記
憶されているネットワーク機器テーブルが参照される。
【0075】図7は、ネットワーク機器テーブルの構成
例を示す。ネットワーク機器テーブル420には、サー
バ400aが接続されているLAN100a内にある全
機種の情報が登録されている。例えば、ネットワーク機
器テーブル420には、同一LAN100a内にある各
機器別に機種名421とIPアドレス422とが登録さ
れている。管理者であるユーザーが操作パネル402ま
たはクライアントコンピュータ600aを用いてデータ
を入力することによって、登録が行なわれる。
【0076】図6のステップS301では、送信先機器
がネットワーク機器テーブル420に登録されているか
否かが判断される。送信先機器が登録されている場合に
は(ステップS301:YES)、ステップS302の
処理が行なわれ、登録されていない場合には(ステップ
S301:NO)、ステップS303の処理が行なわれ
る。
【0077】ステップS302では、接続経路に低速回
線箇所が含まれていないと判断される。送信先機器がネ
ットワーク機器テーブル420に登録されている場合に
は、データ送信装置であるサーバ400aと印刷データ
の送信先機器とが同一のLAN100a内に存在する。
したがって、接続経路に、電話回線やISDNなどのW
AN300が介在する可能性がないため、接続経路は、
低速回線箇所を含まない。この結果、送信先機器へのデ
ータ転送速度が高いことが認識され、ビットマップデー
タが印刷データとして選択される。
【0078】一方、ステップS303では、ネットワー
ク管理部413によって管理され、不揮発性RAM40
5に記憶されているデータ転送速度テーブルが参照され
る。
【0079】図8は、データ転送速度テーブルの構成例
を示す。
【0080】ネットワークテーブル430には、サーバ
400自体が接続されているLAN100a以外の回線
毎に回線名431とデータ転送速度情報432とが登録
されている。具体的には、管理者であるユーザーが各ク
ライアント600a,bを用いてデータを事前に入力す
ることにより、登録が行なわれる。例えば、事業所やフ
ロア単位でLANが構築されている場合であれば、各事
業所および各フロアのLANのデータ転送速度や各LA
Nの間を接続する回線のデータ転送速度が順次登録され
る。
【0081】ステップS304では、接続経路と、デー
タ転送速度テーブル430に登録されている回線とが比
較される。比較の結果に基づいて、送信先機器へのデー
タ転送速度が、所定速度未満であるか否かが判断され
る。データ転送速度が所定速度以上である場合(ステッ
プS304:NO)、ステップS302に進む。ステッ
プS302では、接続経路に低速回線箇所が含まれてい
ないと判断される。したがって、ビットマップデータが
印刷データとして選択される。一方、データ転送速度が
所定速度未満である場合には(ステップS304:YE
S)、ステップS305に進み、接続経路に低速回線箇
所が含まれていると判断される。したがって、ページ記
述言語で記述されたデータが印刷データとして選択され
る。
【0082】なお、図6では、ネットワーク機器テーブ
ル420およびデータ転送速度テーブル430の双方を
使用して、データ転送速度を評価する場合を示したが、
本発明は、この場合に限られない。例えば、ネットワー
ク機器テーブル420のみを用い、接続経路に低速回線
箇所が含まれているか否かを判断することもできる。こ
の処理によれば、データ送信装置と同一のLANに送信
先機器があるか否かに応じて、データ転送速度が認識さ
れる。
【0083】図9は、送信先機器へのデータ転送速度を
認識するための別の処理方法を示すフローチャートであ
る。図9に示される処理は、以下に示すように、ネット
ワーク管理部413が有するPING機能を用いて行わ
れる。
【0084】ステップS400では、印刷ジョブの送信
前に、送信先機器に対してテストパケットが送信され
る。具体的には、送信先機器のIPアドレスに基づい
て、テストパケットが数回にわたって送信される。ここ
で、テストパケットは、送信先機器に対して返答を要求
する信号である。
【0085】ステップS401では、送信先機器からの
返答が受信される。
【0086】ステップS402では、ステップS400
においてテストパケットの送信時点からステップS40
1において返答が受信されるまでに要した返答時間が算
出される。
【0087】ステップS403では、返答時間が所定時
間よりも長いか否かが判断される。返答時間が所定時間
よりも長い場合には(ステップS403:YES)、ス
テップS404に進み、接続経路に低速回線箇所が含ま
れていると判断される。一方、返答時間が所定時間以下
の場合には(ステップS403:NO)、ステップS4
05に進み、接続経路に低速回線箇所が含まれない旨が
判断される。すなわち、返答時間によって接続経路にお
けるデータ転送速度が認識され、そのデータ転送時間に
応じて、ページ記述言語で記述されたデータあるいはビ
ットマップデータのいずれかが印刷データとして選択さ
れる。
【0088】なお、上記説明では、送信先機器に送信さ
れる印刷データが、クライアント600a〜bによって
直接的に指示される場合を説明したが、本発明は、この
場合に限られない。図1に図示されていないマスターサ
ーバを用いて、各サーバ400a〜cに記憶されている
データに関する情報を一元的に管理してもよい。マスタ
ーサーバは、文書データがどのサーバ400a〜cに入
っているかという情報を管理している。この場合、各ク
ライアントは、印刷を所望する文書データについてマス
ターサーバを用いて指定することができる。
【0089】また、ページ記述言語で記述されたデータ
とビットマップデータとは、常に同一の装置内に存在す
るとは限られない。例えば、図1に示されたシステムに
おいて、ページ記述言語で記述された印刷データがサー
バ400aに記憶されている一方、ビットマップデータ
に展開された印刷データがサーバ400bに記憶されて
いる場合にも、本発明に係るデータ送信方法を適用する
ことができる。
【0090】以上のように、本実施形態によれば、送信
先機器へのデータ転送速度を認識し、認識されたデータ
転送速度に応じて、適切な形式を選択して印刷データを
送信することができる。 (第2の実施形態)第2の実施形態は、印刷ジョブに含
まれるページ数が少ない場合、すなわち、データ量が少
ない場合に限って、送信先機器へのデータ転送速度に応
じた印刷データの選択を行なう場合である。なお、印刷
ジョブに含まれるページ数が多い場合には、印刷ジョブ
の分割処理が併用される。
【0091】第2の実施形態によれば、送信先機器への
データ転送速度が低い場合には、第1の実施形態と同様
に、一律にページ記述言語で記述された印刷データが送
信される。一方、印刷ジョブに含まれるページ数が多
く、かつ送信先機器へのデータ転送速度が高い場合に
は、印刷ジョブは、前半部と後半部とに分割される。後
半部に含まれる印刷データは、第1の実施形態と同様
に、ラスタライズされた後のビットマップデータの形式
で送信される。前半部に含まれる印刷データは、ページ
記述言語の形式で送信される。
【0092】なお、本実施形態の構成は、第1の実施形
態において示された図1、図2、および図3と同様であ
るので、詳しい説明を省略する。また、同様の部材に
は、同じ符号を用いる。
【0093】図10は、印刷ジョブの分割処理を併用す
る場合の処理例を示すフローチャートである。
【0094】ステップS500〜ステップS506の処
理は、図4におけるステップS100〜ステップS10
6の処理と同様であり、ステップS507は、図4にお
けるステップS108の処理と同様である。
【0095】ステップS508では、印刷ジョブの分割
処理が実行される。この点は、送信先へのデータ転送速
度が所定速度以上の場合に一律にビットマップデータを
送信する図4の処理と異なる。
【0096】図11は、図10におけるステップS50
8の処理の詳細を示すフローチャートである。
【0097】ステップS600では、印刷ジョブに含ま
れるページ数が取得される。
【0098】ステップS601では、所定数以上のペー
ジが印刷ジョブに含まれているか否かが判断される。例
えば、印刷ジョブに含まれているページが100ページ
以上か否かが判断される。判断の結果、所定数以上のペ
ージが印刷ジョブに含まれていない場合(ステップS6
01:NO)、ステップS602の処理が実行される。
所定数以上のページが印刷ジョブに含まれている場合
(ステップS601:YES)、ステップS603の処
理が実行される。
【0099】ステップS602では、ビットマップデー
タが印刷データとして選択される。この結果、ビットマ
ップデータが送信先に送信される。このように、所定数
以上のページが印刷ジョブに含まれていない場合には、
第1の実施形態と同様の処理がされる。
【0100】ステップS603では、所定数以上のペー
ジが印刷ジョブに含まれている場合の処理として、印刷
ジョブを複数の部分に分割する。具体的には、印刷ジョ
ブが二分割される。
【0101】ステップS604では、印刷ジョブが分割
されて送信される旨を送信先機器に通知するための情報
を含むヘッダ部分が送信される。
【0102】ステップS605では、分割された前半部
分の印刷データとして、ページ記述言語で記述された印
刷データが送信される。
【0103】ステップS606では、分割された後半部
分の印刷データとして、ビットマップデータが送信され
る。
【0104】図12は、分割された印刷ジョブの受信処
理を示すフローチャートである。
【0105】ステップS700では、印刷ジョブのヘッ
ダ部分が受信される。この結果、印刷ジョブが分割され
て送信されたことが認識される。
【0106】ステップS701では、ページ記述言語で
記述されている前半部分の印刷データが受信される。
【0107】ステップS702では、受信された前半部
分の印刷データについて、ラスタライズが開始される。
【0108】ステップS703では、前半部分の印刷デ
ータについて、ラスタライズを行ないつつ、ビットマッ
プ形式で作成されている後半部分の印刷データが受信さ
れる。
【0109】ステップS704およびステップS705
では、後半部分の印刷データの受信が完了し、かつ、前
半部分のラスタライズが完了するまで、処理が継続され
る。
【0110】ステップS706では、前半部分のデータ
と後半部分のデータとが結合(マージ)される。
【0111】ステップS707では、マージされたデー
タがプリンタに出力され、プリントアウトがされる。
【0112】このように、第2の実施形態によれば、印
刷ジョブに含まれるページ数が所定数未満の場合に限っ
て、送信先機器へのデータ転送速度に応じた印刷データ
の選択処理が行なわれる。一方、印刷ジョブに含まれる
ページ数が所定数以上の場合には、印刷ジョブの分割処
理を併用した処理を行なう。この分割処理の結果、印刷
ジョブの前半部分に含まれる印刷データをラスタライズ
する間に、後半部分のビットマップデータを受信するこ
とができるので、処理効率を高めることができる。 (第3の実施形態)第3の実施形態は、印刷データの送
信装置とは別の装置によって、送信先機器へのデータ転
送速度に応じてページ記述言語で記述されたデータある
いはビットマップデータのいずれかを印刷データとして
選択する処理が実行される場合である。
【0113】本実施形態によれば、データ転送速度を認
識し、ページ記述言語で記述されたデータあるいはビッ
トマップデータのいずれかを印刷データとして選択する
ための構成は、図1におけるクライアント600a,b
に備えられている。具体的には、クライアント600
a,bは、第1の実施形態で説明したネットワーク管理
部413と同様の構成を有している。なお、その他の本
実施形態の構成は、第1の実施形態において示された図
1、図2、および図3と同様であるので、詳しい説明を
省略する。また、同様の部材には、同じ符号を用いる。
【0114】各クライアント600a,bは、ページ記
述言語で記述されたデータおよびビットマップデータを
記憶しているサーバと印刷データの送信先機器との間の
接続経路を取得する。そして、この接続経路におけるデ
ータ転送速度が認識される。データ転送速度の認識は、
各クライアント600a,600bに設けられたネット
ワーク管理部413による処理に基づいて行なわれる。
具体的な処理は、第1の実施形態において図6に示され
た処理と同様であるので、詳しい説明を省略する。
【0115】以上のように、本実施形態に係るデータ送
信方法は、印刷データを記憶しているサーバがインター
ネットで利用されるFTPサーバである場合に好適に適
用することができる。 (第4の実施形態)第4の実施形態は、送信先機器への
データ転送速度のみならず、印刷データの内容も考慮し
て、ページ記述言語で記述されたデータとビットマップ
データのいずれかを印刷データとして選択する場合であ
る。
【0116】なお、本実施形態の構成は、第1の実施形
態において示された図1、図2、および図3と同様であ
るので、詳しい説明を省略する。また、同様の部材に
は、同じ符号を用いる。
【0117】本実施形態に係るサーバ400a〜cは、
データ圧縮されたビットマップデータを送信先機器へ送
信する。データの圧縮率を高く設定することができる場
合には、送信先機器へのデータ転送速度が比較的低い場
合であっても、ビットマップデータが印刷データとして
選択される。
【0118】本実施形態によれば、生データとしてのビ
ットマップデータ(RAW BITMAP)と、データ
圧縮されたビットマップデータとのデータ量の比率(以
下、「圧縮率」という)が算出される。ページ記述言語
で記述されたデータあるいはビットマップデータのいず
れかを印刷データとして選択する際の基準となる所定速
度(しきい値)が、圧縮率に基づいて変更される。
【0119】具体的には、算出された圧縮率が高くなる
のに伴ってデータ転送速度の所定速度が低く設定され
る。この結果、送信先機器へのデータ転送速度が比較的
低い場合であってもビットマップデータが印刷データと
して選択される。
【0120】一方、ラスタライズに要する時間が短い印
刷データの場合、例えば、ぺジェ曲線が多用されている
データなどの場合には、送信先機器へのデータ転送速度
が比較的高い場合であっても、ページ記述言語で記述さ
れたデータが印刷データとして選択される。例えば、ラ
スタライズに要する時間やぺジェ曲線の使用頻度が算出
され、算出された結果に応じて、前記基準となるデータ
転送速度の所定速度が変更される。具体的には、ぺジェ
曲線の使用頻度が高くなるのにしたがってデータ転送速
度の所定速度が高く設定される。この結果、送信先機器
へのデータ転送速度が比較的高い場合であってもページ
記述言語で記述されたデータが印刷データとして選択さ
れる。
【0121】したがって、本実施形態は、前記基準とな
るデータ転送速度の所定速度が固定されている第1の実
施形態とは異なる。 (第5の実施形態)第5の実施形態は、本発明を一般的
なネットワークプリンタシステムに適用した場合であ
る。より具体的には、第5の実施形態は、通常のコンピ
ュータから直接的にプリンタに印刷指示がなされる場合
である。
【0122】図13は、本発明を一般的なネットワーク
プリンタシステムに適用した場合のネットワーク環境を
示す図である。
【0123】コンピュータ800は、ページ記述言語で
記述されたデータとビットマップデータを記憶してい
る。コンピュータ800は、プリンタ900aまたはプ
リンタ900bに印刷指示する場合には、接続経路に低
速回線箇所を含まないので、ビットマップデータを印刷
データとして選択する。一方、プリンタ900cまたは
プリンタ900dに印刷指示する場合には、接続経路
に、低速回線箇所として扱われるWAN300を含むの
で、ページ記述言語で記述されたデータが印刷データと
して選択される。
【0124】本発明は、上記した実施形態のみに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改
変することができる。
【0125】例えば、上記実施形態では、ラスタライズ
される前の印刷データが、ページ記述言語で記述された
データである場合を説明した。ただし、これらの実施形
態と異なり、ラスタライズされる前の印刷データとし
て、ページ記述言語以外のベクタデータを用いることが
できる。なお、ベクタデータとは、描画の対象となる図
形や文字の輪郭を表したデータである。より具体的に
は、ベクタデータは、図形や文字の主要点の座標および
座標間を結ぶ曲線の方程式を含むパラメータによって記
述されている。曲線としては、例えば、ぺジェ曲線が用
いられる。
【0126】なお、印刷データの送信制御手順(図4、
図6、および図9等を参照)を記述した所定のプログラ
ムをCPU401が実行することによって、送信先機器
へのデータ転送速度に応じたデータ送信を実行すること
ができる。この所定のプログラムは、フレキシブルディ
スクやCD−ROMによって提供され得る。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、第1データと、第1デ
ータを展開した第2データとを記憶し、送信先機器への
データ転送速度を認識する。認識されたデータ転送速度
に応じて、第1データあるいは第2データのいずれかを
選択する。したがって、データ転送速度が高い場合に
は、送信先機器での再度のラスタライズを行なう無駄を
避けることができる。一方、データ転送速度が低い場合
には、展開される前の第1データを送信するため、転送
にかかる時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるネットワーク環
境を示す図である。
【図2】 本発明のサーバのハードウエア構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 本発明のサーバのソフトウエア構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 印刷データ送信処理のフローチャートであ
る。
【図5】 印刷データ受信処理のフローチャートであ
る。
【図6】 データ転送速度の認識処理の一例を示すフロ
ーチャートである
【図7】 ネットワーク機器テーブルの構成例を示す概
略図である。
【図8】 データ転送速度テーブルの構成例を示す概略
図である。
【図9】 データ転送速度の認識処理の他の例を示すフ
ローチャートである
【図10】 図10は、印刷ジョブの分割処理を併用す
る場合の処理例を示すフローチャートである。
【図11】 図10におけるステップS508の処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図12】 分割された印刷ジョブの受信処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】 本発明を一般的なネットワークプリンタシ
ステムに適用した場合のネットワーク環境を示す図であ
る。
【符号の説明】
100a〜c…LAN、 200a〜c…ルータ、 300…WAN、 400a〜c…サーバ、 500a〜d…プリンタ、 600a〜b…クライアント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HH03 HH06 HJ08 HK11 HK19 HK21 HN05 HN15 5B021 AA01 AA05 AA19 BB02 BB04 CC06 DD07 JJ10 5K033 AA01 DA06 5K034 AA03 FF19 MM08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信装置において、 第1データを記憶する第1記憶手段と、 第1データを展開した第2データを記憶する第2記憶手
    段と、 送信先機器を指定する送信先指定手段と、 送信先機器へのデータ転送速度を認識するデータ転送速
    度認識手段と、 データ転送速度に応じて、第1データあるいは第2デー
    タのいずれかを選択する選択手段と、 を有することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 第1データはページ記述言語で記述され
    たデータであることを特徴する請求項1に記載のデータ
    送信装置。
  3. 【請求項3】 第1データはベクタデータであることを
    特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  4. 【請求項4】 第1データをラスタライズする展開手段
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載のデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 選択手段は、 データ転送速度が所定速度未満のとき、第1データを選
    択し、所定速度以上のとき、第2データを選択すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のデー
    タ送信装置。
  6. 【請求項6】 データ転送速度認識手段は、 送信先機器が同一ローカルエリアネットワーク内にある
    か否かに応じて、データ転送速度を認識することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のデータ送信
    装置。
  7. 【請求項7】 データ転送速度認識手段は、 送信先機器に対して返答要求信号を送信し、返答要求信
    号送信時から返答受信までに要した時間に基づいて、デ
    ータ転送速度を認識することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか一つに記載のデータ送信装置。
  8. 【請求項8】 データ送信方法において、 第1データを記憶するステップと、 第1データを展開した第2データを記憶するステップ
    と、 送信先機器を指定するステップと、 送信先機器へのデータ転送速度を認識するステップと、 データ転送速度に応じて、第1データあるいは第2デー
    タのいずれかを選択するステップと、 を有することを特徴とするデータ送信方法。
  9. 【請求項9】 データ送信プログラムを記録したコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体であって、 第1データを記憶するステップと、 第1データを展開した第2データを記憶するステップ
    と、 送信先機器を指定するステップと、 送信先機器へのデータ転送速度を認識するステップと、 データ転送速度に応じて、第1データあるいは第2デー
    タのいずれかを選択するステップと、 をコンピュータに実行させるためのデータ送信プログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な
    記録媒体。
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