JP2002098464A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
環送風機が配置され、この冷気循環送風機から送られる
冷気を冷蔵室の上面部に形成された上面ダクトと冷蔵室
の背面に形成された背面ダクトに分配して冷蔵室へ供給
する冷蔵庫において、冷気循環送風機をプロペラファン
又はターボファン構成とした場合の上面ダクトと背面ダ
クトへの冷気分配と冷気循環送風機の配置とを考慮し
て、これらが効果的になる構成を提供するものである。 【解決手段】 冷気循環送風機はプロペラファン又はタ
ーボファン構成であって上面ダクトと背面ダクトの分岐
部分に対応して配置され、上面ダクトは冷気循環送風機
から送られる冷気が入り口側では左右に分流した後、冷
蔵室への冷気吹き出し口に向けて広がる通路を形成し、
この通路には冷気循環送風機からの冷気流の偏りを整流
する整流部を設けた技術手段である。
Description
冷気を冷気循環送風機によって冷蔵室へ循環する冷蔵庫
に関する。
室、野菜室、冷凍室に区画し、冷蔵室用冷却器及び冷蔵
室用冷気循環送風機によって冷蔵室と野菜室を冷却し、
冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機によって冷
凍室を冷却する冷蔵庫があり、冷蔵室の前面開口部に上
から下へ流れるエアカーテンを形成する方式を採ってい
るものがある。この場合、冷蔵室の扉が開いている間に
運転されるエアカーテン専用送風機を設けて前記エアカ
ーテンを形成する方式である。このため、冷蔵室を冷却
する冷気通路とは別の独立したエアカーテン用通路が形
成されていて、このエアカーテン用通路には冷蔵室用冷
却器は含まれていない。
とは別に、エアカーテン用の特別の送風機とその空気ダ
クトが必要になり、構造的に複雑となる問題がある。
面部に冷却器と前記冷却器の上方に冷気循環送風機が配
置され、この冷気循環送風機から送られる冷気を前記冷
蔵室の上面部に形成された上面ダクトと前記冷蔵室の背
面に形成された背面ダクトに分配して前記冷蔵室へ供給
する冷蔵庫の技術を本出願人は開発している。
面部に冷却器と前記冷却器の上方に冷気循環送風機が配
置され、この冷気循環送風機から送られる冷気を前記冷
蔵室の上面部に形成された上面ダクトと前記冷蔵室の背
面に形成された背面ダクトに分配して前記冷蔵室へ供給
する冷蔵庫において、上面ダクトと背面ダクトへの冷気
分配と冷気循環送風機の配置とを考慮して、これらが効
果的になる構成を提供するものである。そして、冷気循
環送風機をプロペラファン又はターボファン構成とした
場合に、上面ダクトから吹き出される冷気流の均一化を
目的とした構成を提供するものである。
手段として、冷蔵室の背面部に冷却器と前記冷却器の上
方に冷気循環送風機が配置され、前記冷気循環送風機か
ら送られる冷気を前記冷蔵室の上面部に形成された上面
ダクトと前記冷蔵室の背面に形成された背面ダクトに分
配して前記冷蔵室へ供給する冷蔵庫において、前記冷気
循環送風機はプロペラファン又はターボファン構成であ
って前記両ダクトの分岐部分に対応して配置され、前記
上面ダクトは、前記冷気循環送風機から送られる冷気が
入り口側では左右に分流した後、前記冷蔵室への冷気吹
き出し口に向けて広がる通路を形成し、この通路には前
記冷気循環送風機からの冷気流の偏りを整流する整流部
を設けた技術手段を採用した。
態について説明する。図1乃至図6は本発明の一つの実
施の形態を示しており、図1は冷蔵庫の正面図、図2は
冷蔵庫の縦断側面図、図3は冷蔵庫本体の正面図、図4
は冷気分配ダクトの分解斜視図、図5は背面ダクト部材
と送風機の分解斜視図、図6は冷気分岐部分と上面ダク
ト部の構成を示す説明図である。
あり、外箱(外壁板)3と内箱(内壁板)2との間に発
泡断熱材4を充填した断熱構造である。冷蔵庫本体1内
には、上から冷蔵室5、野菜室6、冷凍室7が区画され
て設けられ、冷蔵室5内の底部にはその上方の冷蔵室5
と区画板(区画壁)8にて区画された特定低温室9が設
けられ、また冷凍室7は上冷凍室10と下冷凍室11と
更に製氷室20に区分されている。冷蔵室5の前面開口
は、冷蔵庫本体1の一側部にヒンジ装置にて横方向に回
動して開閉される回動式扉12にて閉塞される。野菜室
6の前面開口は、野菜室6内に設けた左右のレール又は
ローラ装置によって前後方向へ引き出し可能に支持した
野菜容器13と共に前方へ引き出される引き出し式扉1
4にて閉塞されている。上冷凍室10と下冷凍室11の
前面開口は、それぞれ野菜室6と同様に、冷凍室内に設
けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し
可能に支持した容器15、16と共に前方へ引き出され
る引き出し式扉17、18にて閉塞されている。19は
冷蔵室5内に複数段に設けた棚である。
され、製氷室20内には、上部に自動製氷機を設けその
下部に貯氷容器を配置している。貯氷容器は、野菜室6
と同様に、製氷室20内の左右壁に設けた左右のレール
に対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持されて
おり、製氷室20の前面開口を開閉する引き出し式扉2
1と共に前方へ引き出される仕組みである。
は冷凍システムの冷媒の凝縮器、27は凝縮器26の熱
にて後述の冷却器の除霜水を蒸発させる蒸発皿である。
28、29は冷凍システムの冷媒の冷却器(蒸発器)で
あり、28は冷凍室7用冷却器であり、29は冷蔵室5
用冷却器である。30は冷凍室7用冷気循環送風機、3
1は冷蔵室5用冷気循環送風機である。送風機30、3
1はプロペラファン或いはターボファン構成である。冷
凍室7用冷却器28で冷却した冷気は送風機30によっ
て、製氷室20、上冷凍室10及び下冷凍室11を経て
冷却器28へ帰還する循環をする。また冷蔵室5用冷却
器29で冷却した冷気は送風機31によって、後述のダ
クト配置構成によって、冷蔵室5、特定低温室9及び野
菜室6を経て冷却器28へ帰還する循環をする。特定低
温室9は、特定低温室9内に設けた左右のレールに対し
てそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器50
が設けられている。22は冷却器28の除霜用電気ヒー
タ、23は冷却器29の除霜用電気ヒータである。
成について説明する。図2乃至図6に示すように、上部
に冷蔵室5、下部に冷凍室7を有し、冷蔵室5と冷凍室
7に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器29及び冷蔵
室用冷気循環送風機31と、冷凍室用冷却器28及び冷
凍室用冷気循環送風機30を設け、冷蔵室5及び冷凍室
7を冷却する冷蔵庫において、冷蔵室5と冷凍室7との
間に野菜室6を設け、冷蔵室内下部に特定低温室9を設
け、冷蔵室用冷却器29は冷蔵室5の背面上部に形成し
た冷却器室51に配置され、冷蔵室用冷気循環送風機3
1は冷却器室51の上方部に配置されている。
蔵室5へ循環する冷気ダクト52は、冷気分配ダクト5
2Aと冷気戻りダクト58とから構成されている。各室
へ冷気を分配供給する冷気分配ダクト52Aは、冷蔵室
5の上面部に形成された上面ダクト53と冷却器室51
の左右側に縦方向に形成された背面ダクト54とを有す
る。上面ダクト53は、冷蔵室5の前面開口部の略横幅
全域に渡って上から下へ流れる冷気カーテンを形成する
ための冷気吹き出し口55を前面部に形成している。冷
気吹き出し口55は多数のハニカム形状の冷気吹き出し
口からなる。
室5の背面部の左右端部に縦方向に延びていて、冷蔵室
5の各棚19上へ冷蔵室5の背面の冷気供給口56から
冷気を供給し、野菜室6の背面まで延びて特定低温室9
用冷気供給口59と野菜室6用冷気供給口57を有す
る。冷却器室51へ冷気を戻す冷気戻りダクト58は、
左右の冷気分配ダクト即ち、背面ダクト54、54間に
位置して冷却器室51の下方に配置され、野菜室6の背
面まで延びて野菜室6の冷気戻り部60を下端部に有す
る。
している。背面ダクト54と上面ダクト53を構成する
冷気分配ダクト52Aにおいて、背面ダクト54を構成
する背面ダクト部材は、主として、ポリプロピレン等の
合成樹脂を成形した表板61と、その裏に組み合わされ
る発砲スチロール等の成形断熱材62とで構成されてい
る。そして上面ダクト53を構成する上面ダクト部材
は、主として、ポリプロピレン等の合成樹脂を成形した
表板63と、その裏に組み合わされる発砲スチロール等
の成形断熱材64とで構成されている。表板61は冷蔵
室5の背面壁を形成し、表板63は冷蔵室5の上面壁を
形成する。また成形断熱材62はダクト部分を窪ませた
成形がされており、また成形断熱材64もダクト部分を
窪ませた成形がされている。成形断熱材62に窪ませた
ダクト部分62Aは、発砲スチロール等の成形断熱材カ
バー62Bによって覆われることによって背面ダクト5
4を形成している。表板61と成形断熱材62は組み合
わされた状態で、冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込ま
れる。もし、このカバー62Bを設けない構成の場合に
は、表板61と成形断熱材62が組み合わされた状態で
冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込むことによって、前
記窪ませたダクト部分62Aに内箱(内壁板)2と成形
断熱材62との間で、冷蔵室5の背面部の左右に縦方向
に延びた背面ダクト54が形成される。また、表板63
と成形断熱材64が組み合わされた状態で、冷蔵庫本体
1へ前面開口から組み込まれることによって、前記窪ま
せたダクト部分64Aに内箱(内壁板)2と成形断熱材
64との間で、冷蔵室5の上面部に水平方向の上面ダク
ト53が形成される。この組み合わせによって、表板6
1と表板63、及び成形断熱材62と成形断熱材64と
が接合して上面ダクト53と背面ダクト54が連通した
状態に形成される。
には、冷却器29を配置する冷却器室51とその上方に
送風機31を配置する部分31Aが形成されている。具
体的には、表板61で覆われた成形断熱材62の裏側
に、冷却器29を配置する冷却器室部分51Aが窪ませ
て形成されており、その上方に送風機31を配置する部
分31Aが形成され、更に冷却器室部分51Aの左右側
には冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6へ冷気を供給
するための背面ダクト部分64Aが下方へ延びている。
成形断熱材62を表板61で覆った背面ダクト部材を冷
蔵庫本体1へその前面開口から組み込むことによって、
内箱(内壁板)2との間にシールされた冷却器室51と
背面ダクト54が冷蔵室の背面に形成される。成形断熱
材62は図4に示すように、冷却器室部分51Aのすぐ
下の部分70は表板61が前方へ膨らんだ形状をしてお
り、この部分70が除霜用電気ヒータ23とその下方に
設けられる露受け皿24の配置部分である。また、冷却
器29と送風機31、更には除霜用電気ヒータ23、露
受け皿24等は、表板61と成形断熱材62とを冷蔵庫
本体1へ組み込む前に冷蔵庫本体1の内箱(内壁板)2
へ予め固定されて、所要の電気配線された状態である。
54間に位置して冷却器室51の下方に配置されるよう
に、表板61と冷蔵庫本体1の内箱(内壁板)2との間
に形成される。これは、実質的に背面ダクト54から冷
蔵室5等へ供給される冷気よりも温度が高く、断熱の必
要がないためである。冷気戻りダクト58は、その下端
部の冷気戻り部60が野菜室6の背面に形成した冷気戻
り口65に連通している。冷蔵室5の冷気が野菜室6へ
流入するように冷蔵室5と野菜室6の区画壁に連通路8
3が形成されている。
54との分岐部分66には、冷蔵室用冷気循環送風機3
1から送られる冷気が上面ダクト53へ制限した量とし
て供給されるゲート部68と、このゲート部68から左
右の背面ダクト54へ向けて冷気を案内するガイド部6
7を設けた構成である。具体的には、背面ダクト54を
構成する背面ダクト部材の一つである成形断熱材62
は、上面ダクト53との接合部に、冷気分岐部66を形
成した発砲スチロール等の成形断熱材90を一部に含
む。冷気分岐部66は、送風機31の中心の前方位置に
上面ダクト53へ冷気を供給するゲート部68と、この
ゲート部68の左右に形成された流線形上のガイド壁6
7とを有する。また、冷気分岐部66はその底面94が
ゲート部68から背面ダクト54へ向けて流線形に垂下
した形状である。これによって、送風機31から供給さ
れる冷気は、図6に矢印で示すように、ゲート部68か
ら前方の上面ダクト53へ流れる部分と、ガイド壁67
に案内されて左右の背面ダクト54へ流れる部分とに分
流される。ゲート部68の出口側は上面ダクト53との
マッチングのために広がった領域69を有する。上面ダ
クト53は、ゲート部68から出た冷気が左右の通路へ
分流されるように中央部に分流壁部74を有する形状に
成形断熱材64を成形している。
は、広がった領域69から分流壁部74の左右の冷気通
路64Aを通って冷気吹き出し口55から略均等な冷気
カーテンとして冷蔵室5の前面開口部を上から下へ流れ
る。また、ガイド壁67から背面ダクト54へ流入した
冷気は、背面ダクト54を下方へ流れながらそれぞれの
冷気供給口から冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6へ
の分配供給され、各室への十分な冷気供給量が確保され
る。72は冷気供給口59から特定低温室9へ供給され
る冷気量の調節を行う手動式ダンパ装置である。73は
特定低温室9の冷気を冷気戻りダクト58へ戻すための
冷気戻り口である。
れた冷気は、図6に矢印で示すように、送風機31によ
って上面ダクト53と背面ダクト54とに分流され、冷
気吹き出し口55から略均等な冷気カーテンとして冷蔵
室5の前面開口部を上から下へ流れる。背面ダクト54
へ流入した冷気は、背面ダクト54を下方へ流れながら
冷気供給口56から冷蔵室5へ吐出され、冷気供給口5
9から特定低温室9へ吐出され、冷気供給口57から野
菜室6への供給され、これら各室を冷却する。また冷蔵
室5の冷気は連通路83から野菜室6へ供給される。特
定低温室9の冷気は冷気戻り口73から冷気戻りダクト
58へ戻り、野菜室6の冷気は冷気戻り口65から冷気
戻りダクト58へ戻り、再び冷却器29によって冷却さ
れて上記循環を繰り返す。
機30によって製氷室20、上冷凍室10及び下冷凍室
11へ循環されてこれら各室を冷却する。
よって、冷凍室7の温度範囲は、例えば―18℃〜―2
0℃の範囲に制御され、冷蔵室5は例えば、平均温度が
約3℃になるように下限温度1.8℃〜上限温度4.2
℃に制御され、野菜室4が約3〜5℃に制御される。
温室9は、約1℃のチルド室であったり、0℃よりも低
く食品の凍結温度よりも高い約―1〜―2℃の氷温室で
あったり、また、貯蔵食品の表面に薄い氷の層が形成さ
れる程度の約―4℃のパーシャル室であったりする。特
定低温室9はこのように温度管理が厳しい範囲であるた
め、背面ダクト54を流れる冷気量をかなり厳しく設定
する必要がある。
3と背面ダクト54との分岐部分には、冷蔵室用冷気循
環送風機31から送られる冷気が上面ダクト53へ制限
した量として供給されるゲート部68と、このゲート部
68から左右の背面ダクト54へ向けて冷気を案内する
ガイド部67を設けた構成である。このため、送風機3
1から送られる冷気は、ゲート部68の大きさによって
上面ダクト53と背面ダクト54との分岐される量が調
整されるので、冷蔵室の前面側の供給冷気量と背面側の
供給冷気量とのバランスが取り易くなる。
きる。また、特定低温室9の仕様が例えば上記氷温室の
場合には、氷温室が所定の温度に維持できるようにゲー
ト部68の幅を定めて上面ダクト53と背面ダクト54
への分岐量を設定した成形断熱材90を製作する。ま
た、特定低温室9が上記パーシャル室の仕様の場合に
は、パーシャル室が所定の温度に維持できるようにゲー
ト部68の幅を定めて上面ダクト53と背面ダクト54
への分岐量を設定した成形断熱材90を製作する。この
ようにゲート部68の変更によって各種の冷蔵庫に対応
できる。上記の構成では、成形断熱材90の変更によっ
てこれを行うことができる効果がある。92は成形断熱
材90と冷蔵室5の内箱2の上面との間のシール材であ
る。
とこの冷却器29の上方に冷気循環送風機31が配置さ
れ、冷気循環送風機31から送られる冷気を冷蔵室5の
上面部に形成された上面ダクト53と冷蔵室5の背面に
形成された背面ダクト54に分配して冷蔵室5へ供給す
る冷蔵庫において、冷気循環送風機31はプロペラファ
ン又はターボファン構成であって両ダクト53、54の
分岐部分66に対応して配置され、上面ダクト53は、
冷気循環送風機31から送られる冷気が入り口側では左
右の通路64Aに分流した後、冷蔵室5への冷気吹き出
し口55に向けて広がる通路64Aを形成し、この通路
64Aには冷気循環送風機31からの冷気流の偏りを整
流する整流部76を設けた技術構成である。
53は、ゲート部68から供給される冷気を左右の通路
64Aにほぼ均等に分流するように分流壁74がゲート
部68に対応して設けられている。ダクト53に相当す
る通路64Aは、入り口側から出口側まで略均一な深さ
を有し、ゲート部68に近い入り口側では幅が狭く冷気
吹き出し口55側では冷気吹き出し口55に対応して幅
が広くなった流線形を構成している。また、冷気循環送
風機31がプロペラファン又はターボファン構成である
ため、その回転方向によって吹き出される冷気量に偏り
が生じる。このため、通路64Aにはその偏った状態で
冷気が入るが、冷気吹き出し口55に至るときにはこれ
が補正された状態とするために、通路64Aには整流部
76を設けている。整流部76は通路64Aの底から立
ち上がるリブで形成され、整流部76を通過した後の左
右の通路64Aを流れる冷気流は整流されて略均一な孔
の冷気吹き出し口55の全体的に亘って略均一した冷気
の吹き出しが形成されるように作用する。この実施形態
では冷気循環送風機31は冷蔵庫本体1の正面視で時計
方向へ回転するので、冷気循環送風機31の上部では右
向きの風が生じる。上面ダクト53はこの右向きの風が
流れる位置にあるため、この風によって上面ダクト53
には図6で右側通路64Aの風量が左側通路64Aの風
量よりも多くなる。特に図6で右側通路64Aの右側壁
寄りの風量が多くなる。これをそのまま冷気吹き出し口
55から吹き出すと、冷蔵室5の前面部には偏りの冷気
流が生じて冷却の不均一等が生じる。このため、整流部
76を形成するリブによって、この風量の偏りを整流し
て冷気吹き出し口55の全体的に亘って略均一した冷気
の吹き出しが形成されるようにしている。
又はターボファン構成である冷気循環送風機31によっ
てゲート部68から供給される冷気は、冷気吹き出し口
55へ至る間に整流されて冷気吹き出し口55からは略
均一化された冷気の吹き出しがなされる。このために、
冷気吹き出し口55の孔は均一した大きさに形成できる
ので製作が容易となり意匠的にも好ましい。また、上面
ダクトと背面ダクトの分岐部分に対応して上記送風機を
配置してダクト構成を簡素化した場合に適した構成とな
る。
発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えら
れ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
トの分岐部分に上記送風機を配置してダクト構成を簡素
化した場合に適した構成とであり、上面ダクトの冷気吹
き出し口へ至る間に整流されて冷気吹き出し口からは略
均一化された冷気の吹き出しが達成できる。
る。
る。
ある。
トの分解斜視図である。
材と送風機の分解斜視図である。
と上面ダクト部の構成を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 冷蔵室の背面部に冷却器と前記冷却器の
上方に冷気循環送風機が配置され、前記冷気循環送風機
から送られる冷気を前記冷蔵室の上面部に形成された上
面ダクトと前記冷蔵室の背面に形成された背面ダクトに
分配して前記冷蔵室へ供給する冷蔵庫において、前記冷
気循環送風機はプロペラファン又はターボファン構成で
あって前記両ダクトの分岐部分に対応して配置され、前
記上面ダクトは、前記冷気循環送風機から送られる冷気
が入り口側では左右に分流した後、前記冷蔵室への冷気
吹き出し口に向けて広がる通路を形成し、この通路には
前記冷気循環送風機からの冷気流の偏りを整流する整流
部を設けてなる冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000293901A JP3825620B2 (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000293901A JP3825620B2 (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002098464A true JP2002098464A (ja) | 2002-04-05 |
JP3825620B2 JP3825620B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=18776608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000293901A Expired - Fee Related JP3825620B2 (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3825620B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010249394A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Sharp Corp | 冷蔵庫 |
JP2010249397A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Sharp Corp | 冷蔵庫 |
US7984623B2 (en) | 2006-05-19 | 2011-07-26 | Lg Electronics Inc. | Refrigerator for controlling cool air supplied to a refrigerating chamber independently of cool air supplied to a freezing chamber |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000293901A patent/JP3825620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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---|---|
JP3825620B2 (ja) | 2006-09-27 |
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