JP2002098069A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2002098069A
JP2002098069A JP2000287461A JP2000287461A JP2002098069A JP 2002098069 A JP2002098069 A JP 2002098069A JP 2000287461 A JP2000287461 A JP 2000287461A JP 2000287461 A JP2000287461 A JP 2000287461A JP 2002098069 A JP2002098069 A JP 2002098069A
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chamber
flow control
pressure chamber
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vane pump
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Yoshiharu Inaguma
義治 稲熊
Susumu Honaga
進 穂永
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプール弁体とメータリングオリフィスを同
軸的に配置できないポンプ装置でも、回転速度の増加に
応じて吐出流量を低減させることを可能にする。 【解決手段】 ベーンポンプ部20から作動油が吐出さ
れる圧力室18は、流量制御弁40とバイパス通路14
を介して吸入ポート24に連通されている。圧力室内部
は、流量制御弁の弁孔41に嵌合される円筒部31とそ
の他端から半径方向に延びる仕切板部32よりなるガイ
ド部材30により第1室18aと第2室18bに分割さ
れる。弁孔に嵌合されるスプール弁体42から円筒部内
に突出する突出部42aの先端部には、第1室18aを
上流部18a1と下流部18a2とに分離する絞り44
を形成する絞り部材42bを設け、下流部は円筒部31
に形成した連通孔30aから第2室とメータリングオリ
フィス36を通って吐出口38に連通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用動力舵取装
置などに使用するのに適した、回転速度の増大に応じて
吐出流量が低減する流量低減機能を有するポンプ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両用動力舵取装置では、小形・軽量、
低脈動・低騒音などの長所が得られることから、ロータ
の回転軸線に対し吸入および吐出ポートを対称に配置し
た平衡形のベーンポンプを使用することが多い。また動
力舵取装置用のポンプ装置では、車両用エンジンにより
駆動されるポンプの回転速度の変動にかかわらず常に一
定流量の作動油を供給するために、吐出ポートからの余
剰流量を吸入ポート側に還流するバイパス通路に流量制
御弁を設け、動力舵取装置への吐出通路に設けたメータ
リングオリフィスの前後の圧力差に応じて流量制御弁の
開度が変化するように制御している。
【0003】また車両用動力舵取装置では、高速におい
て操舵アシスト力を低下させる必要性があるので、車両
用エンジンにより駆動されるポンプ装置には、回転速度
の増加に応じて吐出流量を低減させる機構が採用されて
いる。この流量低減機構は、通常は流量制御弁のスプー
ル弁体の先端にテーパを有する調整ロッドを設けてこれ
をメータリングオリフィス内に挿入し、ポンプ装置の回
転速度の増大に応じてメータリングオリフィスの開口面
積を減少させることにより行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造の流量低減機構は、何らかの理由によりスプール
弁体とメータリングオリフィスを同軸的に配置できない
場合には採用することができないという問題がある。本
発明はこのような問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるポ
ンプ装置は、前後方向軸線回りに回転自在に支持された
ロータを有しハウジング内に設けられたベーンポンプ部
と、このベーンポンプ部とハウジングの後部との間に形
成されて同ベーンポンプ部の吐出ポートが開口されると
ともにメータリングオリフィスを介して吐出口に連通さ
れる圧力室と、ハウジング内に形成されて圧力室をベー
ンポンプ部の吸入ポート側に連通するバイパス通路と、
圧力室とバイパス通路の間に設けられて圧力室から吸入
ポート側への還流量を調整する流量制御弁を備えてなる
ポンプ装置において、 流量制御弁は、ハウジング内の
後部に形成され一端が圧力室に開口するとともに側面に
バイパス通路の一端が開口される弁孔と、この弁孔内に
バイパス通路を開閉するように摺動自在に嵌合されメー
タリングオリフィスの前後の圧力差に応じて移動して同
流量制御弁の開度を変化させるスプール弁体よりなり、
圧力室内には、弁孔の圧力室側となる端部内に一端部
が同軸的に嵌合されるとともに内外を連通する連通孔が
形成された円筒部と、この円筒部の他端部から半径方向
外方に伸びる仕切板部よりなり、圧力室内を流量制御弁
に連通される第1室と吐出口に連通される第2室に分割
するガイド部材を設け、 スプール弁体から円筒部内に
突出する突出部の先端部に第1室を上流部と下流部とに
分離する絞りを形成する絞り部材を設け、下流部を第2
室に連通する連通孔を円筒部31に形成したことを特徴
とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、絞り部材はスプール弁体の突出部の先端部に固定さ
れた円板状とし、絞りは絞り部材の外縁とガイド部材の
円筒部の内面の間に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項3の発明は、前2項の発明において
流量制御弁の弁孔はベーンポンプ部のロータと同軸的
に形成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2に示す実施の形態
により本発明の説明をする。この実施の形態のポンプ装
置は、ハウジング10と、ハウジング10内に設けられ
てポンプ軸27により回転駆動されるベーンポンプ部2
0と、このベーンポンプ部20の吐出ポート25から吸
入ポート24への還流量を調整する流量制御弁40と、
ベーンポンプ部20の吐出ポート25とポンプ装置の吐
出口38の間に設けたメータリングオリフィス36と、
吐出ポート25が開口される圧力室18内に設けられた
ガイド部材30を主な構成部材としている。
【0009】ハウジング10はフロントハウジング10
aとその後側にねじ止め固定されてこれを覆うリヤハウ
ジング10bよりなり、フロントハウジング10aの前
端側となる円筒部内には、1対の玉軸受28を介してポ
ンプ軸27が前後方向軸線回りに回転自在に支持されて
いる。フロントハウジング10aにはポンプ軸27と同
軸的に段付き円筒状の内面10cが形成され、この内面
10cの軸線方向中間部には環状の流体流通空間15が
偏心して(図2参照)形成されている。何れも円盤状の
前側サイドプレート11と後側サイドプレート12はこ
の内面10cの最前部および後部に前後方向摺動可能に
嵌合され、この両サイドプレート11,12の間に次に
述べるベーンポンプ部20が設けられている。フロント
ハウジング10aとリヤハウジング10bの間、リヤハ
ウジング10bの前面に形成した円筒部10b1とこれ
に嵌合されるフロントハウジング10aの内面10cの
間およびフロントハウジング10aの内面10cと後側
サイドプレート12の間は、それぞれOリング19a,
19bおよび19cにより液密にシールされている。
【0010】ベーンポンプ部20は、後述のように位置
決めピン26によりフロントハウジング10aに支持さ
れるカムリング21と、ポンプ軸27の内端部に同軸的
にスプライン結合されたロータ22と、ロータ22に形
成された複数の半径方向スリットに摺動自在に支持され
てカムリング21の内周に形成された略楕円形のカム面
に常に当接されているベーン23よりなり、前側サイド
プレート11と後側サイドプレート12の間に位置して
いる。後側サイドプレート12は後述するガイド部材3
0によりベーンポンプ部20のカムリング21の後側面
に弾性的に押圧され、これによりカムリング21は両サ
イドプレート11,12の間に弾性的に挟持されてい
る。カムリング21は流体流通空間15の前後方向幅内
に位置しており、カムリング21と両サイドプレート1
1,12は、軸線方向に伸びる1対の位置決めピン26
により、ハウジング10に対する円周方向の位置決めが
なされる。
【0011】両サイドプレート11,12には、流体流
通空間15内の作動油をベーンポンプ部20内に吸入す
る1対の吸入ポート24が、ロータ22の回転軸線に対
し対称に配置して形成され、また後側サイドプレート1
2にはベーンポンプ部20からの作動油を吐出する1対
の吐出ポート25が、吸入ポート24からほゞ90度離
れた位相方向において、ロータ22の回転軸線に対し対
称に配置して形成されている(何れも図2参照)。各吐
出ポート25は、リヤハウジング10bと後側サイドプ
レート12の間に形成される圧力室18に開口されてい
る。
【0012】リヤハウジング10bには、ロータ22の
回転軸線と同軸的に、前端が圧力室18に開口されて後
端が閉じられた流量制御弁40の弁孔41が形成されて
いる。ハウジング10内には、弁孔41の中間部の側面
と流体流通空間15とを連通するバイパス通路14が、
各吸入ポート24とほゞ等距離となるように、すなわち
ロータ22の回転軸線を含み両吸入ポート24を結ぶ線
とほゞ直交する平面にそって形成されている。このバイ
パス通路14は、リヤハウジング10b内に直交して形
成された第1および第2通路14a,14bと、第1通
路14aに液密に嵌合されてこの両通路14a,14b
を滑らかにつなぐコーナガイド14dと、フロントハウ
ジング10a内に形成された第3通路14cにより形成
されている。第1通路14aの圧力室18側で弁孔41
に接近した位置14eには、リザーバ(図示省略)から
の作動油が供給される吸入通路13が接続されている。
【0013】圧力室18内には、円筒部31と、その前
端部から半径方向外方に伸びる円板状部の外縁を後側サ
イドプレート12に向けて折曲した仕切板部32よりな
るガイド部材30が設けられている。円筒部31は、後
部が弁孔41の圧力室18側となる端部内に嵌合されて
外周面に形成した段部31aが当接することにより軸線
方向後向きの移動が停止され、仕切板部32は弾性的に
多少変形し、折曲された外縁全周が後側サイドプレート
12に当接してこれをカムリング21の後側面に押圧し
ている。
【0014】このガイド部材30は圧力室18内を、流
量制御弁40の弁孔41に連通される第1室18aと、
吐出通路35を介して吐出口38に連通される第2室1
8bに分割し、また円筒部31の前部には、この両室1
8a,18bを連通する連通孔30aが形成されてい
る。第2室18b側となる吐出通路35の入口にはメー
タリングオリフィス36が圧入固定されている。
【0015】流量制御弁40の弁孔41には、バイパス
通路14を開閉するスプール弁体42が摺動自在に嵌合
されて、弁孔41の後端面との間に介装したスプリング
43により圧力室18側に向けて弾性的に付勢され、不
作動状態では円筒部31の後端面に当接して停止され、
バイパス通路14は閉じられている。メータリングオリ
フィス36より後流側となる吐出通路35と、スプール
弁体42の後側となる弁孔41内は、絞り部を有する連
通路37により連通されている。スプール弁体42の前
端中央からガイド部材30の円筒部31内に突出する突
出部42aの先端部には、円板状の絞り部材42bが一
体的に固着されている。この絞り部材42bは、スプー
ル弁体42の作動にともなって、図1に示す円筒部31
内の先端位置から連通孔30a付近まで移動し、移動に
全範囲において絞り部材42bの外縁とガイド部材30
の円筒部31の内面の間に環状の絞り44を形成する。
この絞り44により第1室18a内は、吐出ポート25
に連通される上流部18a1と連通孔30aを通って第
2室18bとに連通される下流部18a2に分離され、
この下流部18a2が連通孔30aを介して後側室18
bに連通されている。
【0016】ポンプ軸27の先端に固定したVプーリ2
9に掛けた駆動ベルトを介して車両のエンジンの回転が
ポンプ軸27に伝達されてベーンポンプ20のロータ2
2が回転されれば、吸入通路13に連通されたリザーバ
(図示省略)内の作動油はバイパス通路14、流体流通
空間15および1対の吸入ポート24を介してベーンポ
ンプ部20内に吸入され、1対の吐出ポート25から圧
力室18の第1室18a内に吐出され、絞り44および
メータリングオリフィス36を通る作動油の流れが生じ
る。この流れにより流量制御弁40を開くようにスプー
ル弁体42に加わる力は、メータリングオリフィス36
の前後に生じる圧力差による第1の力と、絞り部材42
bにより形成される絞り44の前後に生じる圧力差によ
る第2の力の和である。ポンプ軸27の回転速度が低い
状態では、これらの力は何れも小さいので、スプール弁
体42がスプリング43に抗して移動することはなく、
流量制御弁40は閉じたままであり、この作動油は全量
が連通孔30aから第2室18b内に入り、メータリン
グオリフィス36と吐出通路35を通って吐出口38か
ら動力舵取装置などの機器に供給される。この段階で
は、吐出口38からの吐出流量Qは、図3の実線aに示
すように、ポンプ軸27の回転速度の増大に比例して増
大する。
【0017】ポンプ軸27の回転速度が増大してメータ
リングオリフィス36を通って吐出口38から供給され
る作動油の流量が増大するにつれてメータリングオリフ
ィス36前後の圧力差が増大する。この流量が所定値に
達すればメータリングオリフィス36および絞り44前
後の圧力差、従ってスプール弁体42に加わる第1の力
と絞り部材42bに加わる第2の力の和も所定値に達
し、スプリング43に抗してスプール弁体42が後退し
て流量制御弁40が開き、第1室18a内の作動油がバ
イパス通路14および流体流通空間15を通ってベーン
ポンプ部20の吸入ポート24側に還流するようにな
る。
【0018】これ以後はポンプ軸27の回転速度が増大
して吐出ポート25からの作動油の吐出量が増大しよう
とすれば、メータリングオリフィス36前後の圧力差、
従ってスプール弁体42に加わる第1の力も増大し、流
量制御弁40はその分だけ開度が増大して還流量を増大
させるように自動的に調整される。従って絞り部材42
bに加わる第2の力の影響を無視すれば、図3の破線c
に示すように、吐出口38からの作動油の吐出量はほゞ
一定に保たれる。しかしこの状態ではベーンポンプ部2
0から吐出される作動油は全量が絞り44を通るので、
絞り部材42bに加わる第2の力はポンプ装置の回転速
度に比例して流量制御弁40の開度をさらに増大させる
ようにスプール弁体42を制御して吸入ポート24への
還流量を増大させ、その結果、吐出口38からの吐出流
量Qは、図3の実線bに示すように、ポンプ軸27の回
転速度の増大に応じて減少するようになる。これにより
車両用動力舵取装置に使用するのに適した、ポンプ装置
の回転速度の増加に応じて吐出流量を低減させる特性を
与えることができる。
【0019】上述した作動の説明において、流量制御弁
40が開いた状態で、圧力室18からバイパス通路14
に勢いよく噴出するバイパス流は、弁孔41に接近した
位置14eでバイパス通路14に接続された吸入通路1
3から流入する作動油を巻き込んだ後、バイパス通路1
4内で動圧が静圧に変換されて圧力が上昇し流体流通空
間15内に過給される。
【0020】また上述した実施の形態では、図1に示す
ように、スプール弁体42の後側となる弁孔41内を吸
入通路13に連通する管路45にレリーフ用パイロット
弁46を設けている。これは停車状態でストッパに当た
るまで大きく操舵するなどして吐出口38への出力圧が
増大した場合、その出力圧がある限度を超えれば、レリ
ーフ用パイロット弁46を通してスプール弁体42の後
側の圧力を低下させ、これにより流量制御弁40を大き
く開いてベーンポンプ部20から吐出されれる作動油を
すべて吸入ポート24側にバイパスさせるためである。
これによりポンプ装置の負荷を低減させることができ
る。
【0021】また、上述した実施の形態では、ガイド部
材30の仕切板部32は半径方向外方に伸びる円板状部
の外縁を折曲したものとしている。しかしこの仕切板部
32は、絞り部材42bの外周縁との間に絞り44を形
成する円筒部31の内面の長さをスプール弁体42のス
トロークと同程度にとれることを条件として、円錐面状
としてもよい。なお、図3の実線bで示す回転速度の増
加に応じて吐出流量を低減させる特性は、円筒部31の
内径を変化させることにより変えることができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、流量制御弁を
開くようにスプール弁体に加わる力は、メータリングオ
リフィスの前後に生じる圧力差による第1の力と、絞り
部材により形成される絞りの前後に生じる圧力差による
第2の力の和となる。第1の力は、従来と同じく吐出口
からの吐出流量に応じるもので、ポンプ装置の回転速度
にかかわらず吐出流量を一定にするようにスプール弁体
を制御する。一方、ポンプ装置の回転速度に比例してベ
ーンポンプ部から吐出される作動油は全量が絞りを通る
ので、第2の力はポンプ装置の回転速度に比例して流量
制御弁の開度を増大させるようにスプール弁体を制御す
る。従って請求項1の発明によれば、この2つの力の和
がスプール弁体に加わるので、回転速度の増加に応じて
吸入ポートへの還流量を増大させて吐出流量を低減させ
る特性を与えることができ、しかもメータリングオリフ
ィス内に調整ロッドを挿入して開口面積を変化させる必
要がないので、スプール弁体とメータリングオリフィス
を同軸的に配置されていないポンプ装置に適用すること
ができる。
【0023】請求項2の発明によれば、絞り部材はスプ
ール弁体の突出部の先端部に固定された円板状とし、絞
りは絞り部材の外縁とガイド部材の円筒部の内面の間に
形成したので、絞りを形成するために別体の部材を必要
としない。従って製造コストを低減させることができ
る。
【0024】請求項3によれば、流量制御弁の弁孔をベ
ーンポンプ部のロータと同軸的に形成し、これによりポ
ンプ装置の外径が大きくなることがないので、車両など
に搭載しやすいものとなる。また、ベーンポンプ部とし
てよく使用される吸入および吐出ポートをそれぞれ1対
として対称に配置した平衡型のものを使用した場合は、
流量制御弁から各吸入ポートへの流入および各吐出ポー
トから流量制御弁への流入が均等になるように各通路を
配置できるので、平衡形ベーンポンプの低脈動・低騒音
という長所を最大限に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるポンプ装置の一実施形態の全体
構造を示す縦断面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図1に示す実施の形態のポンプ装置の回転速
度に対する吐出流量の特性の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、14…バイパス通路、18…圧力
室、18a…第1室、18a1…上流部、18a2…下
流部、18b…第2室、20…ベーンポンプ部、22…
ロータ、24…吸入ポート、25…吐出ポート、30…
ガイド部材、30a…連通孔、31…円筒部、32…仕
切板部、36…メータリングオリフィス、38…吐出
口、40…流量制御弁、41…弁孔、42…スプール弁
体、42a…突出部、42b…絞り部材、44…絞り。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 EB06 EB07 EB08 3H040 AA03 BB01 BB11 CC22 DD22 DD23 DD24 DD27 DD28 DD33 DD37 3H044 AA02 BB05 CC26 DD10 DD12 DD13 DD15 DD16 DD43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向軸線回りに回転自在に支持され
    たロータを有しハウジング内に設けられたベーンポンプ
    部と、このベーンポンプ部と前記ハウジングの後部との
    間に形成されて同ベーンポンプ部の吐出ポートが開口さ
    れるとともにメータリングオリフィスを介して吐出口に
    連通される圧力室と、前記ハウジング内に形成されて前
    記圧力室を前記ベーンポンプ部の吸入ポート側に連通す
    るバイパス通路と、前記圧力室とバイパス通路の間に設
    けられて前記圧力室から前記吸入ポート側への還流量を
    調整する流量制御弁を備えてなるポンプ装置において、 前記流量制御弁は、前記ハウジング内の後部に形成され
    一端が前記圧力室に開口するとともに側面に前記バイパ
    ス通路の一端が開口される弁孔と、この弁孔内に前記バ
    イパス通路を開閉するように摺動自在に嵌合され前記メ
    ータリングオリフィスの前後の圧力差に応じて移動して
    同流量制御弁の開度を変化させるスプール弁体よりな
    り、 前記圧力室内には、前記弁孔の前記圧力室側となる端部
    内に一端部が同軸的に嵌合されるとともに内外を連通す
    る連通孔が形成された円筒部と、この円筒部の他端部か
    ら半径方向外方に伸びる仕切板部よりなり、前記圧力室
    内を前記流量制御弁に連通される第1室と前記吐出口に
    連通される第2室に分割するガイド部材を設け、 前記スプール弁体から前記円筒部内に突出する突出部の
    先端部に前記第1室を上流部と下流部とに分離する絞り
    を形成する絞り部材を設け、 前記下流部を前記第2室に連通する連通孔を前記円筒部
    31に形成したことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記絞り部材は前記スプール弁体の突出
    部の先端部に固定された円板状とし、前記絞りは前記絞
    り部材の外縁と前記ガイド部材の円筒部の内面の間に形
    成したことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記流量制御弁の弁孔は前記ベーンポン
    プ部のロータと同軸的に形成したことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のポンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110067748A (zh) * 2019-04-26 2019-07-30 无锡职业技术学院 粘流体输送器的隔离密封装置

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CN110067748A (zh) * 2019-04-26 2019-07-30 无锡职业技术学院 粘流体输送器的隔离密封装置

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