JPH0623752Y2 - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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JPH0623752Y2
JPH0623752Y2 JP1987180186U JP18018687U JPH0623752Y2 JP H0623752 Y2 JPH0623752 Y2 JP H0623752Y2 JP 1987180186 U JP1987180186 U JP 1987180186U JP 18018687 U JP18018687 U JP 18018687U JP H0623752 Y2 JPH0623752 Y2 JP H0623752Y2
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Japan
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passage
high pressure
pressure
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flow
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JP1987180186U
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JPH0185480U (ja
Inventor
良樹 高井
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株式会社ユニシアジェックス
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/24Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves
    • F04C14/26Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves using bypass channels

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車両用動力操向装置などのパワーソースと
して用いられるベーンポンプの改良に関する。
従来の技術 第3図〜第6図は例えば実開昭57−79278号公報
に記載されている従来のベーンポンプを示し、図中1は
軸受2,3によってエンジンの回転と同期回転する駆動
軸4を回転可能に軸支するハウジングで、このハウジン
グ1には一端が開口する環状凹部5が形成されており、
この環状凹部5内には前記駆動軸にスプライン結合され
たロータ6を収容するカムリング7が収容配置されてい
る。また、前記ロータ6には、複数のベーン8…が略放
射方向に出没自在に取り付けられており、このベーン8
…の先端は、上記カムリング7の内周カム面7aに摺接
して、隣接するベーン8…間に作業室(図示せず)を形
成している。この作業室は、ロータ6の回転に伴ってそ
の容積を変化し、容積が増加する吸入区間と、容積が減
少する圧縮区間が夫々2個所ずつ形成されるようになっ
ている。
9はサイドプレートで、このサイドプレート9は、上記
カムリング7の一側面に接して上記ハウジング1の環状
凹部5内に収容配置され、この環状凹部5内に吐出油の
高圧室10を形成している。また、このサイドプレート
9には、上記作業室の吐出区間に臨み窪設された吐出ポ
ート11及びこの吐出ポート11に連なる吐出通路12
が設けられ、この吐出通路12を介して作動油の全量が
前記高圧室10に導かれるようになっている。また、サ
イドプレート9には複数の貫通孔13…が穿設され、ロ
ータ6との摺接面に形成した円周方向に連続しない環状
溝14と前記高圧室10とを連通しており、これら貫通
孔13及び環状溝14を介して高圧室10内の作動油の
一部をロータ6に有する複数のベーンスロットルの基端
部に導きベーン8…に対して放射方向の力を付与するよ
うになっている。
15は上記高圧室10内の作動油を図外のパワーステア
リング回路に供給する供給通路であって、この供給通路
15は、第4図及び第5図に示すように上流端が上記高
圧室10に連なる、比較的通路断面積の大きな高圧通路
16の高圧室10側下端部に略横方向から接続している
一方、下流端が吐出口17に接続している。また、この
供給通路15の途中には、パワーステアリング回路への
油供給流量を制御するソレノイドバルブ18が設けられ
ている。このソレノイドバルブ18は、第6図にも示す
ように先端部の円柱状弁体18aが供給通路15内に出
没してオリフィス15aの通路断面積を可変するように
なっており、図外の車速センサからの出力パルス信号に
よって開閉作動するようになっている。
図中19はフローコントロールバルブで、このフローコ
ントロールバルブ19は、第4図に示すように上記高圧
通路16と低圧通路20との間に設けられ、高圧通路1
6に連なるスプール室21の内部圧力と、供給通路15
の下流端に形成された圧力感応オリフィス22に作用す
る圧力との差に応じてスプール弁体23が左右方向に摺
動する。これによって高圧室10に集合した吐出油のう
ち、余剰分の油を高圧通路16からスプール室21を経
て上記低圧通路20に戻し、油圧系統の異常な圧力上昇
を防止するようになっている。
尚、第3図の24はハウジング1の開口端を閉塞するカ
バープレートで、このカバープレート24には、上記低
圧通路20に連なる吸入通路25と、この吸入通路25
から分岐して上記作業室の吸入区間に臨んで開口する吸
入ポートが形成されている。図中26は軸封シール、2
7はシールリングである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来のベーンポンプにあっては、供
給通路15が高圧通路16に対して略垂直方向から接続
しているため、ポンプ吐出量Qpがエンジン回転数に比
例して増加すると高圧通路16が流通抵抗となり、高圧
室16の内部圧力Pが増加し、これに伴い供給通路1
5の通路内圧力も増加する。したがって、ソレノイドバ
ルブ18の弁体18aにより可変にされるオリフィス1
5aの前後差圧がエンジンの回転増加に伴い大きくな
り、パワーステアリング回路に供給される作動油の流量
勾配が第7図の斜線域で示すように大きくなる。したが
って、例えば車両走行中にギャチェンジ等を行いエンジ
ン回転数が第8図に示すように大きく変動すると、それ
に応じて作動油の流量も破線で示すように大きく変動し
ソレノイドバルブ18による流量制御が不安定になり、
操舵特性が悪化する。また、これによって、ソレノイド
バルブ18を車速信号の他にエンジン回転数信号によっ
ても補正しなければならず、制御回路の複雑化が余儀な
くされる。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記従来のベーンポンプの問題点に鑑み案
出されたもので、とりわけ高圧通路からフローコントロ
ールバルブに至る流路と、高圧通路からソレノイドバル
ブに至る供給通路の流路とを、通路壁を介して互いに逆
方向に形成したことを特徴としている。
作用 上記構成を有するこの考案によれば、ポンプ回転に伴い
高圧室から高圧通路に送出された作動油は、一部が該高
圧通路からフローコントロールバルブ側へ、他が該高圧
通路から通路壁ら沿って供給通路へUターンする形で送
出される。このため、高圧通路内でつまり供給通路の入
口付近で圧力損失が発生する。この結果、エンジン回転
数と比例してポンプ回転数が上昇し、高圧室内の圧力が
高くなっても供給通路内の作動油の流量勾配が小さくな
り、ソレノイドバルブによる安定した流量制御が可能と
なる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
尚、従来と共通の構成個所には同一符号を付して重複説
明を省略する。
すなわち、第1図及び第2図はこの考案に係るベーンポ
ンプの一実施例を示し、1はハウジング、4はエンジン
のクランクシャフトと同期回転する駆動軸、7はカムリ
ング、9はサイドプレート、10は高圧室、16は該高
圧室10からフローコントロールバルブ19のスプール
室21に上下方向に沿って連通する高圧通路、30は高
圧室10内の作動油を図外の被駆動体たるパワーステア
リングの回路に供給する比較的小さい通路断面積の供給
通路であって、この供給通路30は、入口部30aが上
記高圧通路16の内周一側部に略上下方向に沿って形成
された通路壁31内に上下方向に形成されている。具体
的には、この入口部30aは、高圧通路16の略中央域
に形成された通路壁31によって高圧通路16からスプ
ール室21方向への作動油の流路(矢印A)とは逆方向
の流路(矢印B)つまり高圧通路16の途中からUター
ンするように形成されている。また、上記入口部30a
から略横方向に延長した主部30bの下流端には、パワ
ーステアリング回路へ供給される流量を制御するソレノ
イドバルブ18が設けられていると共に、吐出口17に
接続する出口部30cが形成されている。上記ソレノイ
ドバルブ18は、従来と同様に図外の車速センサからの
出力パルス信号に基づいて弁体18aが供給通路30の
オリフィス30dの通路断面積を可変制御している。
尚、上記フローコントロールバルブ19は、スプール室
21の内部圧力と圧力感応オリフィス22に作用する圧
力との差に応じて左右方向に摺動して高圧室10内の余
剰油を低圧通路20に戻して油圧を一定に制御してい
る。
したがって、この実施例によれば、駆動軸4の回転に伴
い高圧室10から高圧通路16に送出された作動油は、
一部が流路Aにしたがってスプール室21に流入する一
方、他が通路壁31の外周から流路Bに沿って入口部3
0aへUターンする形で送出される。このため、高圧通
路16内つまり供給通路30の入口付近で圧力損失が発
生する。この結果、エンジン回転数の上昇に伴い駆動軸
4の回転数が上昇し、高圧室10内の圧力が高くなって
も供給通路30内の作動油の流量勾配が小さくなる(第
7図実線)。依って、パワーステアリング回路に供給さ
れる作動油のソレノイドバルブ18による流量制御が安
定化し、たとえギャチェンジにおけるエンジン回転数の
変動があっても作動油の安定した流量変化が得られ(第
8図実線)、操舵特性が良好となる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係るベーンポ
ンプによれば、高圧室から高圧通路を介して送出される
作動油のフローコントロールバルブに至る流路と、ソレ
ノイドバルブに至る供給通路の流路とを、逆方向に形成
したため、高圧通路内で作動油の圧力損失が発生する。
この結果、供給通路内の作動油の流量勾配が小さくな
り、ソレノイドバルブによる流量制御の安定化が図れ、
操舵特性が良好となる。
しかも、ソレノイドバルブの制御もエンジン回転数信号
による補正が不要となるため、制御回路の簡素化が図
れ、コストの面で有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るベーンポンプの一実施例を示す
横断面図、第2図は第1図のI−I線の部分断面図、第
3図は従来のベーンポンプを示す側断面図、第4図は同
従来のベーンポンプを示す横断面図、第5図は第4図の
II−II線の部分断面図、第6図は第4図のIII−III線断
面図、第7図はポンプ回転数と供給通路内の作動油の流
量との関係を示す特性図、第8図はギャチェンジ時にお
ける車速とエンジン回転数並びに車速と高圧通路内の流
量との関係を示す特性図である。 4…駆動軸、10…高圧室、15,30…供給通路、1
6…高圧通路、18…ソレノイドバルブ、19…フロー
コントロールバルブ、25…吸入通路、31…通路壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸の回転に伴い吸入通路から高圧室内
    に導入された作動油を高圧通路を介して被駆動体側に供
    給する供給通路と、該供給通路に配置され、かつ車速信
    号に応じて上記作動油の流量を制御するソレノイドバル
    ブと、上記高圧通路の下流側に軸方向へ摺動可能に収納
    され、かつ該高圧通路内の流量を調整するフローコント
    ロールバルブとを備えたベーンポンプにおいて、上記高
    圧通路から上記フローコントロールバルブに至る流路
    と、上記高圧通路から上記ソレノイドバルブに至る供給
    通路の流路とを、通路壁を介して互いに逆方向に形成し
    たことを特徴とするベーンポンプ。
JP1987180186U 1987-11-26 1987-11-26 ベーンポンプ Expired - Lifetime JPH0623752Y2 (ja)

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JP1987180186U JPH0623752Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26 ベーンポンプ
US07/276,458 US5177966A (en) 1987-11-26 1988-11-28 Fluid pump arrangement with flow regulation feature

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JPH0185480U JPH0185480U (ja) 1989-06-06
JPH0623752Y2 true JPH0623752Y2 (ja) 1994-06-22

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ID=16078890

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JPH0185480U (ja) 1989-06-06
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