JPS6118030B2 - - Google Patents

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JPS6118030B2
JPS6118030B2 JP55051013A JP5101380A JPS6118030B2 JP S6118030 B2 JPS6118030 B2 JP S6118030B2 JP 55051013 A JP55051013 A JP 55051013A JP 5101380 A JP5101380 A JP 5101380A JP S6118030 B2 JPS6118030 B2 JP S6118030B2
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oil
discharge
control valve
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flow control
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デイーゼル車用のパワーステアリン
グ装置に用いて好適の定流量型オイルポンプ装置
に関する。
〔従来の技術〕 従来の定流量型オイルポンプ装置では、エンジ
ンによつて駆動されるオイルポンプから吐出され
た油がフローコントロールバルブへ流入され、こ
のバルブでそのうちの設定流量を超えた作動油を
オイルポンプ内部へ戻すことにより、吐出流量制
御部から定流量の吐出が行なわれるようになつて
いる。
このような従来の定流量型オイルポンプ装置と
して、特公昭45−9110号公報に記載された流量調
整弁付きベーンポンプをあげることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の定流量型オイ
ルポンプ装置では、特にデイーゼルエンジンの場
合、エンジンの回転むらにより、ポンプ吐出量が
頻繁に変化し、これにより設定流量を超えた作動
油をオイルポンプ内部へ戻すことができず、定流
量の吐出が行なえないという問題がある。
何故なら、特公昭45−9110号公報のベーポンプ
では、本発明特有の補助フローコントロールバル
ブ17,17′に相当するものの記載がなく、公
報のFig.4に示されたフローコントロールバルブ
(バイパス弁)10の流量制御パターンは、第3
図に示すようになり、エンジン回転数に対応する
ポンプ回転数が所定値よりも高くなつた場合に、
吐出流量が一定になる。
従つて、ポンプの回転数変動は、比較的ゆつく
りした、大きな回転数変動を前提にしていて、例
えば、「1000(rpm)→2000(rpm)→1000
(rpm)」の変化に1秒かかるような、1Hz程度を
前提にしている。
しかし、エンジンで駆動されるオイルポンプ
は、微視的にみれば、極めて僅かな、且つ、周波
数の高い回転変動を受けている。
例えば、4気筒のデイーゼルエンジンが900
(rpm)で回転しているとすれば、クランク軸の
2回転に1回の爆発が生じるので、次式および第
4図に示すごとく、回転速度変動も数(%)のも
のが生じる。
900(rpm)/60(sec)×1/2×4=
30(Hz) このようなエンジンで駆動されるパワーステア
リング用オイルポンプは、当然のことながら、上
述の回転速度変動に応じてその吐出流量が変動
し、この変動により、ハンドル振動やステアリン
グ系の異音発生等の弊割を生じる。
以下、本発明の実施例において補助フローコン
トロールバルブ17,17′および油路22が設
けられていないものを従来例とみなして説明す
る。
ポンプ回転数が低く、第3図中に符号A′で示
す範囲にある場合、フローコントロールバルブ7
がまだ作動する領域でないので、回転速度変動
が、そのまま吐出流量変動となつて現われるとい
う問題点がある。[以下、この問題点を「問題点
(a)」という。] また、ポンプ回転数が高くなつて、第3図中に
符号B′で示す範囲にある場合、フローコントロー
ルバルブ7の制御領域あるが、第4図に示すごと
く、高い周波率で、且つ、僅かな回転数変動には
応答しないため、そのまま吐出流量変動となる。
このフローコントロールバルブ7が応答しない
理由として、次の2つの理由があげられる。
すなわち、フローコントロールバルブ7の制御
精度が問題となるのは、実際にアクチユエータが
作動しているときであるから、第1の油室(上流
側油室)9の流入側圧力、第3の油室(下流側油
室)13の吐出側圧力は高い〔例えば、50〜80
(Kg/cm2)〕。
このとき、吸込側油路15の圧力は、常に低い
[例えば、1(Kg/cm2)以下]ので、フローコン
トロールバルブ7は、油圧によるラジアル荷重を
受け、相手ハウジング(ボデー)2との摺動部に
おいてフリクシヨンが生じる。
これが、微細な流動変動、すなわち、オリフイ
ス10よりも上流側の油室9と下流側の油室11
との間の微細な圧力変動に応答しない第1の理由
である。[以下、この理由を「問題点(b)」とい
う。] さらに、フローコントロールバルブ7は、大き
な流量を制御できるように設定されるため、その
外径もある程大きくなり、重量もそれに応じて増
す。
これにより、フローコントロールバルブ7とコ
ントロールスプリング14とで決定される固有振
動数も比較的低くなり、これが高い周波数の流量
変動すなわち圧力変動に応答しない第2の理由で
ある。[以下、この理由を「問題点(c)」という。] 本発明は、これらの問題点を解決しようとする
もので、フローコントロールバルブへ供給される
作動油のうち設定流を超えた作動油をオイルポン
プの内部へ戻すことにより、定流量吐出を行なえ
るようにした、定流量型オイルポンプ装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明の定流量型オイルポンプ装置
はボデー内に、エンジンによつて駆動されるオイ
ルポンプと、同オイルポンプの吐出側通孔に接続
される吐出側油路と、上記オイルポンプの吸込側
通孔に接続される吸込側油路とをそなえ、上記吐
出側油路に介挿されたオリフイスと同オリフイス
よりも上流側および下流側に形成された上流側油
室および下流側油室とからなる吐出流量検出部を
そなえるととに、上記ボデー内に、定流量の作動
油を吐出させるべく上記吐出流量検出部の上流側
油室および下流側油室からの油圧を受けて設定流
量を超えた作動油を上記吸込側通孔に還流させる
フローコントロールバルブと、同フローコントロ
ールバルブによる上記定流量の作動油吐出の制御
を補助すべく、上記吐出流量検出部の上流側油室
および下流側油室からの流入側圧力と吐出側圧力
との差圧により作動して上記設定流量を超えた作
動油を上記吸込側油路に還流させる上記フローコ
ントロールバルブよりも応答性の高い補助フロー
コントロールバルブとが設けられたことを特徴と
している。
〔作 用〕
上述の本発明の定流量型オイルポンプ装置で
は、エンジンの回転変動に応じてオイルポンプか
らの吐出流量が変化するが、吐出流量検出部でこ
の吐出流量を検出し、検出された吐出流量の変化
に応じてフローコントロールバルブが低周波の流
量変化により設定流量を超えた作動油を吸込側油
路を通じてオイルポンプに還流し、検出された吐
出流量の変化に応じて補助フローコントロールバ
ルブが高周波の流量変化により設定流量を超えた
作動油を吸込側油路を通じてオイルポンプに還流
する。
これにより、吐出側油路から定流量の作動油を
吐出することができる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例としての定
流量型オイルポンプ装置について説明すると、第
1図はその縦断面図、第2図はその補助フローコ
ントロールバルブの変形例を示す部分縦断面図で
ある。
第1図に示すごとく、デイーゼルエンジンによ
つて駆動されるオイルポンプ1が設けられてお
り、このオイルポンプ1は、ポンプボデー2内の
空所にカムリング3を嵌合することにより形成さ
れた空所4と、この空所4内で回転自在に配設さ
れたベーン5a付きロータ5とそなえて構成され
ている。
なおベーン5aは遠心力によりロータ5の半径
方向に沿い形成された溝部を摺動して外方へ突出
するようになつている。
また、ロータ5は上記デイーゼルエンジンによ
つて回転駆動されるシヤフト6に取付けられてい
る。
さらに、カムリング3には、空所4に通じる4
つの通孔3a,3b,3c,3dが形成されてい
る。
ところで、ポンプボデー2内には、フローコン
トロールバルブ7が設けられており、このフロー
コントロールバルブ7は、カムリング3の吐出側
通孔3a,3bに連通した吐出側油路8に通じる
第1の油室(上流側油室)9と、この第1の油室
9に吐出流量制御部としてのオリフイス10を介
して連通した第2の油室(下流側油室)11と、
この第2の油室11の油圧を連通孔12を介して
受ける第3の油室13とをそなえるとともに、第
3の油室13内に装填されたコントロールスプリ
ング14をそなえている。
これらのオリフイス10、第1の油室9および
第2の油室11で吐出流量検出部29が構成され
ている。
また、このコントロールスプリング14により
第1図中左方へ付勢されて第1の油室9内の油圧
と第3の油室13内の油圧との差が所定値以上に
なると、すなわちオイルポンプ1から油路8を通
して第1の油室9への流入量が過剰になると、弁
体16が、第1の油室9とカムリング3の吸込側
通孔3c,3dに連通した吸込側油路15とを連
通させるように開き、それ以外の場合は、弁体1
6が第1の油室9と油路15との連通を遮断する
ようになつている。
さらに、このポンプボデー2内のフローコント
ロールバルブ7の近傍には、フローコントロール
バルブ7より応答性の高い、すなわちばね一質量
系の固有振動数の高い補助フローコントロールバ
ルブ17が設けられている。
補助フローコントロールバルブ17は、フロー
コントロールバルブ7の第1の油室9内の油圧を
受ける第1の油圧18と、フローコントロールバ
ルブ7の第2の油室11内の油圧を受ける第2の
油室19とをそなえており、更に第2の油室19
に装填されたコントロールスプリング20と、こ
のコントロールスプリング20によりバランスロ
ツド21を介して第1図中右方へ付勢される弁体
23をそなえている。そして、この弁体23は、
第1の油室18の油圧と第2の油室19内の油圧
との差が所定値以上になると、第1の油室18と
カムリング3の通孔3c,3dに連通した吸込側
油路22とを連通させるように開き、それ以外の
場合は、弁体23が第1の油室18と油路22と
の連通を遮断するようになつている。
なお、バランスロツド21はポンプボデー2へ
固定された筒状のロツドガイド24に摺動自在に
嵌装されており、コントロールスプリング20は
ロツドガイド24の外周でロツドガイド24のフ
ランジ部とバランスロツド21のフランジ部との
間に介装されている。
また、油路22内の油圧は連通抗二25を通じ
てロツドガイド24内のバランスロツド端面に作
用するようになつており、これにより弁体23に
作用する油路22内に油圧を相殺できるようにな
つている。
また、弁体23はコントロールスプリング20
やバランスロツド21を包囲する円筒部23aを
有しており、この円筒部23aの外周には多条溝
23bが形成されている。ラビリンスシール構造
となつている。
なお、吸込側油路15,22は合流接続され、
その吸込側油路26を介してカムリング3の通孔
3c,3dに連通せしめられている。
また、図示しないリザーバからのり油は、カム
リング3の通孔3c,3dへ導入されるようにな
つている。
さらに、フローコントロールバルブ7の第2の
油室11は、図示しないホースを介して、ステア
リングシヤフトにより駆動されて、適宜切換えら
れる切換制御バルブへ供給され、その後この切換
制御バルブを経て、アクチユエータへ供給され車
輪を転舵しうるようになつている。
本発明の実施例としての定流量型オイルポンプ
装置は、上述のごとく構成されているので、デイ
ーゼルエンジンを作動させることにより、オイル
ポンプ1を第1図の矢印A方向に回転させると、
ロータ5の回転による遠心力により、ベーン5a
がロータ5の半径方向に突出してカムリング3の
内周面に当接する。このようにベーン5aがカム
リング3の内周面に当接しながらロータ5が回転
するので、リザーバからの油がカムリング3の通
孔3a,3bより油路8へ吐出される。
このようにしてオイルポンプ1から吐出された
油は、フローコントロールバルブ7でそのうちの
過剰流入量(設定流量を超える流量)を油路1
5,26を介してオイルポンプ1へ戻されること
により、オリフイス10を介し定流量で吐出され
る。
そして、この定流量の吐出油は図示しない上記
の切換制御バルブを介してアクチユエータへ供給
されるようになつている。
ところで、デイーゼルエンジンに回転むらが生
じて、ポンプ吐出量が頻繁に変化すると、フロー
コントロールバルブ7によるフイードバツク制御
が上記の変化に追従できなくなるが、このとき、
フローコントロールバルブ7の第1の油室9内の
油圧が補助フローコントロールバルブ17の第1
の油室18に、フローコントロールバルブ7の第
2の油室11内の油圧が補助フローコントロール
バルブ17の第2の油室19にそれぞれ作用して
いるので、上記のポンプ吐出量の変化により補助
フローコントロールバルブ17の各油室18,1
9間の差圧が所定値以上になつて、この補助フロ
ーコントロールバルブ17の弁体23が迅速に応
答して開く。
これにより、ポンプ吐出量のうちフローコント
ロールバルブ7へ流入した過剰流入量の一部は、
速やかに補助フローコントロールバルブ17から
油路22,26を経てオイルポンプ1へ還流され
ることになる。
したがつて、エンジンに回、転むらが生じてポ
ンプ吐出量が頻繁に変化した場合でも、コンパク
トな構造で、フローコントロールバルブ7の第2
の油室11から定流量の吐出を行なうことが可能
となるのである。
すなわち、この補助フローコントロールバルブ
17は、比較的小流量の油の流量を制御する補助
的なものであるので、その構成部品を小さくする
ことができ、これによりばね一質量系の固有振動
数を高く設定できるため、高い周波数変動にも応
答できるのである。
また、補助フローコントロールバルブ17の構
成部品間の摩擦およびこれらの部品とポンプボデ
ー2との間の摩擦を小さくすることができると相
まつて、応答性を更に向上させうるのである。
なお、補助フローコントロールバルブとして、
第1図に示すような構造のバルブ17を用いる代
わりに、第2図に示すようや構造のバルブ17を
用いてもよい。
すなわち、第2図に示す補助フローコントロー
ルバルブ17′は、弁体23′のスプール部23′
aが連通孔25内にまで延び、この連通孔25が
ガイドの作用を兼用させるなどして構造の簡素化
をはかつたものである。
なお、第2図中、符号27は弁体23′のスプ
ール部23′aに偏心防止用Oリング28を介し
て取付けられた隔壁部材を示しており、その他の
符号で第1図と同じ符号はほぼ同様の部分を示し
ている。
また、上述の実施例では、補助フローコントロ
ールバルブ17,17′の各油室18,19にオ
リフイス10の流入側圧力(フローコントロール
バルブ7の第1の油室9内の圧力)と吐出側圧力
(フローコントロールバルブ7の第2の油室11
内の圧力)とがそれぞれ作用して、その差圧によ
り補助フローコントロールバルブ17,17′の
作動が行なわれるようになつているが、フローコ
ントロールバルブ7の第2の油室11よりも下流
側におけるポンプボデー2内に、オリフイスその
他の吐出流量検出部材を設けて、その流入側圧力
と吐出側圧力との差圧により流量制御が行なわれ
るように構成してもよい。
本発明の実施例としての定流量型オイルポンプ
装置によれば、従来の各問題点を次のような理由
により、それぞれ解決することができる。
〈問題点(a)について〉 本発明では、メインのフローコントロールバル
ブ7とは別に独立した補助ボデー内17,17′
を設けることにより、フローコントロールバルブ
7の非作動時でも、吐出流量検出部29の差圧に
応じて、吐出流量の制御が可能である。
〈問題点(b)について〉 本発明では、油室18,19がほぼ同じ圧力で
あるため、補助フローコントロールバルブ17,
17′の弁体23,23′の大径部は、油圧による
ラジアル力を受けない。
そして、バランスロツド21は、高低圧にさら
され、油圧力を受けるが、ロツド径dが小さいた
め、そのラジアル力はフローコントロールバルブ
7を比較すると極めて小さい。
また、第5図に示すように、ロツド径dに対す
る摺動部長さの割合(/d)を大きくとれる
ので、摺動時のこじり力も、ほとんど問題になら
ないレベルまで小さくすることができる。
さらに、第6図すように、バランスロツド径d
と弁体23のシール径d′ともをほぼ同一とするこ
とにより、オリフイス10の前後の極めて小さな
圧力変動にも応答が可能となる。
〈問題点(c)について〉 本発明では、補助フローコントロールバルブ1
7,17′の弁体23は、フローコントロールバ
ルブ7と比較して小さく設定することが可能であ
り、従つて、補助フローコントロールバルブ1
7,17′の固有振動数も高くなつて、高い周波
数の圧力変動にも応答することができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の定流量型オイル
ポンプ装置によれば、ボデー内に、エンジンによ
つて駆動されるオイルポンプと、同オイルポンプ
の吐出側通孔に接続される吐出側油路と、上記オ
イルポンプの吸込側通孔に接続される吸込側油路
とをそなえ、上記吐出側油路に介挿されたオリフ
イスと同オリフイスよりも上流側および下流側に
形成された下流側油室および下流側油室とからな
る吐出流量検出部をそなえるとともに、上記ボデ
ー内に、定流量の作動油を吐出させるべく上記吐
出流量検出部の上流側油室および下流側油室から
の油圧を受けて設定流量を超えた作動油を上記吸
込側油路に還流させるフローコントロールバルブ
と同フローコントロールバルブによる上記定流量
の作動油吐出の制御を補助すべく、上記吐出流量
検出部の上流側油室および下流側油室からの流入
側圧力と吐出側圧力との差圧により作動して上記
設定流量を超えた作動油を上記吸込側油路に還流
させる上記フローコントロールバルブよりも応答
性の高い補助フローコントロールバルブとが設け
られるという簡素な構成で、装置のコンパクト化
および応答性の向上をはかりながら、上記フロー
コントロールバルブによる設定流量を超えた作動
油を吸込側油路に還流させて定流量の作動油吐出
の制御を十分に補助することができ、これにより
定流量の吐出を確実行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本発明の一実施例としての定流量
型オイルポンプ装置を示すもので、第1図はその
縦断面図、第2図はその補助フローコントロール
バルブの変形例を示す部分縦断面図であり、第3
〜6図はいずれも本発明および従来の定流量型オ
イルポンプ装置を説明するためのもので、第3図
はそのポンプ回転数−吐出流量特性を示すグラ
フ、第4図はそのポンプ回転数の変動特性を示す
グラフ、第5,6図はそれぞれ本発明のバランス
ロツドおよび補助フローコントロールバルブの弁
体を示す構成図である。 1……オイルポンプ、2……ポンプボデー、3
……カムリング、3a,3b……吐出側通孔、3
c,3d……吸込側通孔、4……空所、5……ロ
ータ、5a……ベーン、6……シヤフト、7……
フローコントロールバルブ、8……吐出側油路、
9……第1の油室(上流側油室)、10……吐出
流量検出部を構成するオリフイス、11……第2
の油室(下流側油室)、12……連通孔、13…
…第3の油室、14……コントロールスプリン
グ、15……吸込側油路、16……弁体、17,
17′……補助フローコントロールバルブ、18
……第1の油室、19……第2の油室、20……
コントロールスプリング、21……バランスロツ
ド、22……吸込側油路、23,23′……弁
体、23a……弁体の円筒部、23′a……スプ
ール部、23b……多条溝、24……ロツドガイ
ド、25……連通孔、26……吸込側油路、27
……隔壁部材、28……Oリング、29……吐出
流量検出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボデー内に、エンジンによつて駆動されるオ
    イルポンプと、同オイルポンプの吐出側通孔に接
    続される吐出側油路と、上記オイルポンプの吸込
    側通孔に接続される吸込側油路とをそなえ、上記
    吐出側油路に介挿されたオリフイスと同オリフイ
    スよりも上流側および下流側に形成された上流側
    油室および下流油室とからなる吐出流量検出部を
    そなえるとともに、上記ボデー内に、定流量の作
    動油を吐出させるべく上記吐出流量検出部の上流
    側油室および下流側油室からの油圧を受けて設定
    流量を超えた作動油を上記吸込側油路に還流させ
    るフローコントロールバルブと、同フローコント
    ロールバルブによる上記定流量の作動油吐出の制
    御を補動すべく、上記吐出流量検出部の上流側油
    室および下流側油室からの流入側圧力と吐出側圧
    力との差圧により作動して上記設定流量を超えた
    作動油を上記吸込側油路に還流させる上記フロー
    コントロールバルブよりも応答性の高い補助フロ
    ーコントロールバルブとが設けられたことを特徴
    とする、定流量型オイルポンプ装置。
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