JP2002097599A - 基板メッキ装置 - Google Patents

基板メッキ装置

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JP2002097599A JP2000283627A JP2000283627A JP2002097599A JP 2002097599 A JP2002097599 A JP 2002097599A JP 2000283627 A JP2000283627 A JP 2000283627A JP 2000283627 A JP2000283627 A JP 2000283627A JP 2002097599 A JP2002097599 A JP 2002097599A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板などにメッキ液が残留しないよう洗浄除
去でき、残留メッキ液による基板やマスク部材の汚染が
防止できる基板メッキ装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、基板Wの処理面Wsの周辺部
をマスク部材としての当接部17aでマスクしてスピン
ベース3に支持された基板Wの処理面Wsをメッキ処理
する基板メッキ装置において、メッキ処理された基板W
を、スピンベース3に支持された状態のまま洗浄カップ
39に移送するように、このスピンベース3を移動させ
る反転,昇降駆動機構部13,15を備え、洗浄カップ
39は、スピンベース3に支持された基板Wの処理面W
sと当接部17aとに洗浄液を供給し、基板Wの周辺部
が当接部17aでマスクされたままで処理面Wsと当接
部17aとを洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示装置用のガラス基板など(以下、単に基板と称す
る)に対してメッキ処理を施す基板メッキ装置に係り、
特に、基板の処理面にメッキ液を供給した状態で給電し
て電解メッキ処理を施し、このメッキ処理後の基板など
を洗浄する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメッキ処理としては、例えば、基
板の表面(処理面)に銅配線を施すためのメッキ処理が
ある。このように、基板に銅配線を施すためのメッキ処
理では、基板の裏面全体や、基板の処理面の周辺部にあ
たる所定範囲(例えば、数ミリの範囲)には、メッキに
よる成膜がされたり、メッキ液による汚染が生じたりす
ると、不都合となる部分が存在している。
【0003】このためメッキ処理を施す際には、処理面
の周辺部分をメッキ液から遮断するためのリング状のマ
スク部材を基板に取り付け、このマスク部材とともに基
板の処理面をメッキ液中に接触させたり、処理面に対し
てメッキ液を供給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例に係るメッキ処理の場合には、次のような問
題がある。すなわち、メッキ処理を終えるためにメッキ
液の供給を停止したり、基板をメッキ液中から引き上げ
ても、マスク部材と基板の処理面とが近接している角部
分にはメッキ液が残留したままとなっている。この残留
メッキ液は、たとえ基板とマスク部材とを高速回転(例
えば、2000rpm)させたとしても、角部分が回転
中心位置よりも外周側に位置し、なおかつ、基板の処理
面より突出している関係上、完全に除去することはでき
ない。そして、このような残留メッキ液がある基板のマ
スク部材を外すと、残留メッキ液が基板の周辺部にも拡
がってしまい、周辺部を汚染してしまうという問題があ
る。
【0005】また、残留メッキ液は、基板の周辺部を汚
染するだけでなくマスク部材のカソード電極(陰極)に
も拡がって付着するので、メッキ処理を施すために次な
る基板が搬送されてくると、その基板の周辺部に残留メ
ッキ液が転写されて汚染されるという二次汚染が生じる
という問題もある。
【0006】さらに、洗浄処理のために、残留メッキ液
で周辺部が汚染された基板を洗浄装置に搬送すると、搬
送系などを汚染してしまうという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板やマスク部材にメッキ液が残留し
ないように洗浄除去でき、残留メッキ液による基板やマ
スク部材の汚染が防止できる基板メッキ装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の基板メッキ装置は、基板の処理面
の周辺部をマスク部材でマスクしてこの基板を支持する
基板支持部と、前記基板支持部に支持された基板の処理
面にメッキ液を接触させてこの処理面をメッキ処理する
メッキ処理部とを有する基板メッキ装置において、前記
メッキ処理部でメッキ処理された基板を、前記基板支持
部に支持された状態のまま洗浄手段に移送するように、
前記基板支持部と前記洗浄手段とを相対的に移動させる
移動手段を備え、前記洗浄手段は、前記基板支持部に支
持された基板の処理面とマスク部材とに洗浄液を供給し
て、基板の周辺部を前記マスク部材でマスクした状態の
ままで基板の処理面とマスク部材とを洗浄することを特
徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の基板メッキ装置
は、請求項1に記載の基板メッキ装置において、前記洗
浄手段は、前記メッキ処理部の上方あるいは下方の位置
に設けられ、前記移動手段は、前記メッキ処理部でメッ
キ処理された基板を、前記基板支持部に支持された状態
のまま前記洗浄手段に移送するように、前記基板支持部
と前記洗浄手段とを相対的に上下方向に移動させること
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に記載の基板メッキ装置
は、請求項1または請求項2に記載の基板メッキ装置に
おいて、前記移動手段は、メッキ処理時と洗浄処理時の
少なくとも一方において、前記基板支持部に支持された
基板をこの基板の処理面の鉛直軸周りに回転させるよう
にこの基板支持部を回転させる基板回転機構部を備えて
いることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4に記載の基板メッキ装置
は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の基板メッ
キ装置において、前記洗浄手段は、洗浄処理後に、基板
の処理面上に洗浄液の液膜を残す程度に余剰液の振り切
りを行うことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5に記載の基板メッキ装置
は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の基板メッ
キ装置において、前記移動手段は、前記基板支持部に支
持された基板の処理面を上方と下方とに切り換えて向け
れるように前記基板支持部を反転させる反転機構部と、
基板の処理面側を前記メッキ処理部と前記洗浄手段とに
切り換えて装着するように上下方向に移動させる上下移
動機構部とを備えていることを特徴とするものである。
【0013】また、請求項6に記載の基板メッキ装置
は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の基板メッ
キ装置において、前記洗浄手段は、洗浄液として純水
を、前記基板支持部に支持された基板の処理面とマスク
部材とに供給することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。基板支持部は、基板の処理面の周辺部をマスク部材
でマスクしてこの基板を支持する。メッキ処理部は、基
板支持部に支持された基板の処理面にメッキ液を接触さ
せて基板の処理面をメッキ処理する。移動手段は、メッ
キ処理部でメッキ処理された基板を、基板支持部に支持
された状態のまま洗浄手段に移送するように、基板支持
部と洗浄手段とを相対的に移動させる。洗浄手段は、基
板支持部に支持された基板の処理面とマスク部材とに洗
浄液を供給して、基板の周辺部をマスク部材でマスクし
た状態のままで基板の処理面とマスク部材とを洗浄す
る。したがって、基板やマスク部材にメッキ液が残留し
ないように洗浄除去され、残留メッキ液による基板やマ
スク部材の汚染が防止される。
【0015】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
浄手段は、メッキ処理部の上方あるいは下方の位置に設
けられている。移動手段は、メッキ処理部でメッキ処理
された基板を、基板支持部に支持された状態のまま洗浄
手段に移送するように、基板支持部と洗浄手段とを相対
的に上下方向に移動させる。したがって、基板洗浄を行
う洗浄手段の設置スペース、特に、平面視したときの設
置スペースが縮小される。
【0016】また、請求項3に記載の発明によれば、移
動手段は、メッキ処理時と洗浄処理時の少なくとも一方
において、基板支持部に支持された基板をこの基板の処
理面の鉛直軸周りに回転させるようにこの基板支持部を
回転させる基板回転機構部を備えている。したがって、
メッキ処理時に基板支持部を基板の処理面の鉛直軸周り
に回転させることで、メッキ処理の均一性が高められ、
洗浄処理時に基板支持部を基板の処理面の鉛直軸周りに
回転させると清浄度が高められる。
【0017】また、請求項4に記載の発明によれば、洗
浄手段は、洗浄処理後に、基板の処理面上に洗浄液の液
膜を残す程度に余剰液の振り切りを行う。したがって、
基板の処理面上には、液膜を残す程度に洗浄液を残存さ
せており、基板の処理面が大気に直接に曝露されないよ
うにしており、基板の処理面が大気に直接に曝されて乾
燥することに起因する基板の処理面の変質が防止され
る。
【0018】また、請求項5に記載の発明によれば、移
動手段は、基板支持部に支持された基板の処理面を上方
と下方とに切り換えて向けれるようにこの基板支持部を
反転させる反転機構部と、基板の処理面側をメッキ処理
部と洗浄手段とに切り換えて装着するように上下方向に
移動させる上下移動機構部とを備えている。したがっ
て、基板支持部に支持された基板の処理面が、上下に配
置されたメッキ処理部と洗浄手段とに適切に切り換えて
装着される。
【0019】また、請求項6に記載の発明によれば、洗
浄手段は、洗浄液として純水を、基板支持部に支持され
た基板の処理面とマスク部材とに供給する。したがっ
て、基板やマスク部材にメッキ液が残留しないように純
水によって洗浄除去され、残留メッキ液による基板やマ
スク部材の汚染が防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。本実施例に係る基板メッキ装置の概
略構成を、図1を参照しながら説明する。図1は、本実
施例に係る基板メッキ装置の概略構成を示す図である。
本実施例に係る基板メッキ装置は、メッキ処理部29で
基板Wの処理面Wsにメッキ処理を施し、メッキ処理部
29とは分離されて近接配置された洗浄カップ39でこ
のメッキ処理後の基板Wなどを洗浄液(例えば、純水)
によって洗浄するものである。
【0021】メッキ処理を受ける被対象物としての基板
Wは、メッキ処理を施すための処理面Wsを上向きにし
た状態でメカチャック1に水平姿勢で支持される。メカ
チャック1は、基板Wの下面周辺部と端縁の複数箇所に
当接して基板Wを支持する。このメカチャック1は、ス
ピンベース3に配設されている支柱5(例えば、3本)
の内側面に取り付けられている。図2に示すように、基
板Wは、基板搬送機構(図示省略)によって、隣接する
支柱5の間からスピンベース3の内側に水平姿勢で搬送
される。図2は、基板の搬入時の状態を示す斜視図であ
る。なお、図2では、図示の都合上、メカチャック1と
後述するサセプタ23とを省略してある。
【0022】スピンベース3は、下部の回転軸7が中空
に形成されており、この回転軸7の外周側に配備された
回転駆動機構部9によって、図1に矢印aで示すように
鉛直軸周りに回転可能に構成されている。また、このス
ピンベース3は、矢印aで示す鉛直軸周りに回転自在な
状態で反転ベース11に支持されており、この反転ベー
ス11を反転駆動機構部13によって、図1に矢印bで
示すように水平軸周りに回転させることで、基板Wの処
理面Wsが上方あるいは下方に向くように反転可能に構
成されている。さらに、このスピンベース3は、反転ベ
ース11を昇降駆動機構部15によって、図1に矢印c
で示す昇降方向に昇降させることで、昇降可能に構成さ
れている。
【0023】なお、上述した回転駆動機構部9と反転駆
動機構部13と昇降駆動機構部15とが本発明の移動手
段に相当し、これらの具体的な構成については後述す
る。
【0024】続いて、スピンベース3の3本の支柱5の
上部には、平面視環状のカソードリング17が配設され
ている。このカソードリング17の要部構成について、
図3を用いて説明する。図3は、カソードリングの要部
構成を示す概略断面図である。図3に示すように、この
カソードリング17は、その内周側に、基板Wの処理面
Wsの周辺にあたる周辺部に当接する当接部17aを備
えている。この当接部17aは、基板Wの処理面Wsの
周辺部にメッキ液が浸入することを防止するとともに、
スピンベース3の回転軸7を介して供給された負電圧を
基板Wの処理面Wsに対して印加する。具体的には、こ
の当接部17aには、シール部材19を設けることで、
基板Wの処理面Wsの周辺部へのメッキ液の浸入を防止
しており、基板Wの処理面Wsの周辺部に接触するよう
にカソード電極(陰極)21を設けることで、負電圧を
基板Wの処理面Wsに対して印加している。
【0025】なお、上述したカソードリング17の当接
部17aが本発明のマスク部材に相当する。
【0026】図1に戻って、スピンベース3の内部に
は、回転軸7に沿って昇降可能に構成されたサセプタ2
3が配備されている。このサセプタ23の下部側には、
伝達部材25が取り付けられ、この伝達部材25と反転
ベース11との間にはエアシリンダ27が配設されてい
る。このようにすることで、エアシリンダ27のピスト
ンによる直線方向dの運動(伸縮運動)がサセプタ23
に伝達され、このサセプタ23がメカチャック1とカソ
ードリング17との間で昇降するようになっている。
【0027】また、このサセプタ23の上部側には、メ
カチャック1とカソードリング17との間で基板Wを昇
降させる際に基板Wを載置する載置部23aが形成され
ている。ここでは、この載置部23aとしては、基板W
の裏面を面支持するものを採用しているが、基板Wの裏
面の所定の複数箇所をピン支持するものなど、種々のタ
イプのものを採用しても良い。この載置部23aは、メ
カチャック1の下方に待機しており、所要時にはその位
置とカソードリング17との間で昇降移動する。例え
ば、サセプタ23の載置部23aに基板Wが載置される
と、サセプタ23は、カソードリング17の当接部17
aに基板Wの処理面Wsの周辺部を当接させるように上
昇する。この状態では、基板Wは、カソードリング17
の当接部17aとサセプタ23の載置部23aとによっ
て挟持されている状態となっている。なお、回転駆動機
構部9によって、スピンベース3が図1に矢印aで示す
鉛直軸周りに回転するときには、サセプタ23も一緒に
同一方向に回転することになるが、サセプタ23の回転
運動は伝達部材25には伝達されないので、伝達部材2
5が図1に矢印aで示すように鉛直軸周りに回転するこ
とはない。
【0028】なお、上述したカソードリング17とサセ
プタ23が本発明の基板支持部に相当する。
【0029】続いて、スピンベース3の下方位置には、
基板Wの処理面Wsにメッキ処理を施すためのメッキ処
理部29が備えられている。このメッキ処理部29に
は、メッキ液供給源(図示省略)からメッキ液が供給さ
れ、そのメッキ液を上部開口部31aから溢れ出させる
方式のメッキ液供給カップ31が備えられている。この
メッキ液供給カップ31は、基板Wの処理面Wsにメッ
キ液を接触させるように、スピンベース3に支持された
基板Wの処理面Wsが上部開口部31aに近接されて、
なおかつ、スピンベース3を図1に矢印aで示す鉛直軸
周りに回転させることで基板Wを回転させて、この基板
Wの処理面Wsをメッキする。そして、このメッキ液供
給カップ31の周囲には、メッキ液供給カップ31の上
部開口部31aから溢れ出たメッキ液を回収するための
メッキ液回収カップ33が備えられている。また、この
メッキ液回収カップ33の周囲には、メッキ処理時に生
じるミストを好適に回収するためのミスト回収カップ3
5が備えられている。このように、メッキ処理部29
は、メッキ液供給カップ31、メッキ液回収カップ3
3、ミスト回収カップ35が中心からその順に配設され
た三重筒構造となっている。メッキ液供給カップ31の
上部開口部31aに基板Wの処理面Wsを近接させるの
で、メッキ液回収カップ33およびミスト回収カップ3
5の上部には、少なくとも基板Wなどが出し入れできる
程度の大きさの開口部を有している。また、このメッキ
液供給カップ31には、正電圧を印加するためのアノー
ド電極(陽極)37が配設されている。
【0030】さらに、スピンベース3の上方位置には、
メッキ処理を受けた基板Wを洗浄するためのドーナツ状
の洗浄カップ39が備えられている。この洗浄カップ3
9の下側には、メッキ処理を受けた基板Wをスピンベー
ス3で支持したままの状態で基板Wの処理面Wsを洗浄
カップ39の内部に向けた状態で装着可能な下部開口部
39aを有している。この洗浄カップ39は、下部開口
部39aから外側下方に向かって傾斜する傾斜面41a
が形成された排水回収路41を備えている。また、この
洗浄カップ39の上部側方には、洗浄液(例えば、純
水)を吐出するための洗浄ノズル43が配備されてい
る。なお、この洗浄カップ39には、基板Wに純水を吐
出して行われる洗浄処理に起因するミストが外部に飛散
するのを防止するために、飛散防止カバー45が備えら
れている。洗浄動作時には、回転駆動機構部9によっ
て、スピンベース3を図1に矢印aで示す鉛直軸周りに
回転させ、回転中の基板Wに洗浄ノズル43からの純水
を吐出している。基板Wに吐出された洗浄液は、基板W
の遠心力により、傾斜面41a並びに排水回収路41の
方に好適に飛ばされて案内され、洗浄カップ39とカソ
ードリング17との間から漏れ落ちるようなことはな
い。
【0031】なお、上述した洗浄カップ39が本発明の
洗浄手段に相当する。
【0032】回転駆動機構部9は、スピンベース3に支
持された基板Wを、この基板Wの処理面Wsの鉛直軸周
り(矢印aの方向)に回転させるように、このスピンベ
ース3を回転させる。この回転駆動機構部9は、例え
ば、反転ベース11に配設された第1電動モータ47
と、この第1電動モータ47の回転軸に嵌入された第1
外歯車49と、スピンベース3の回転軸7の外周に設け
られた第2外歯車51と、この第1電動モータ47の回
転を伝動するために第1外歯車49と第2外歯車51と
にかけられた輪状の第1タイミングベルト53とを備え
ている。
【0033】なお、上述した回転駆動機構部9が本発明
の基板回転機構部に相当する。
【0034】反転駆動機構部13は、スピンベース3に
支持された基板Wの処理面Wsを上方と下方とに切り換
えて向けれるように、矢印bの方向にスピンベース3な
どを反転させる。この反転駆動機構部13は、例えば、
上下ベース55に配設された第2電動モータ57と、こ
の第2電動モータ57の回転軸に嵌入された第3外歯車
59と、上下ベース55の所定箇所に軸芯が嵌入されて
回転自在に支持された第4外歯車61と、この第2電動
モータ57の回転を伝動するために第3外歯車59と第
4外歯車61とにかけられた輪状の第2タイミングベル
ト63とを備えている。そして、この第4外歯車61の
一方の平面(上下ベース55から遠い方の平面)には、
反転ベース11の一端が装着されている。なおここで
は、反転駆動機構部13を、上述したように第2電動モ
ータ57と第3,第4外歯車59,61と第2タイミン
グベルト63とで構成しているが、上下ベース55に配
設された第2電動モータ57の回転軸を反転ベース11
の一端に装着して、第2電動モータ57の回転を反転ベ
ース11に直接に伝動させて反転ベース11を直接に回
転させるようにしても良い。
【0035】昇降駆動機構部15は、基板Wの処理面W
s側をメッキ処理部29と洗浄カップ39とに切り換え
て装着するようにスピンベース3などを矢印cで示す上
下方向に移動させる。この昇降駆動機構部15は、例え
ば、位置が固定である基台65に回転軸が上下方向に向
くようにして配設された第3電動モータ67と、この第
3電動モータ67の回転軸に嵌合されて上下方向に向く
ようにしたボールネジ69と、上下ベース55に固着さ
れてボールネジ69が螺入されたナット部71とを備え
ている。ボールネジ69の回転動作は、ナット部71に
よって、上下ベース55を矢印cで示す上下方向に移動
させる直線運動に変換される。
【0036】なお、上述した反転駆動機構部13が本発
明の反転機構部に相当し、上述した昇降駆動機構部15
が本発明の上下移動機構部に相当する。
【0037】次に、上記のように構成されている基板メ
ッキ装置の動作について詳細に説明する。
【0038】(1)メッキ準備動作 〔S1〕基板Wの搬入(図2及び図4参照) まず、基板搬送機構(図示省略)により、基板Wが、こ
の基板Wの処理面Wsを上向きにした水平姿勢の状態
で、隣接する支柱5の間からスピンベース3の内側に搬
入され、処理面Wsを上向きにした水平姿勢の状態でメ
カチャック1に支持される。このとき、サセプタ23の
載置部23aは、メカチャック1の下方に待機してい
る。
【0039】〔S2〕基板Wの支持(図5及び図3参
照) そして、エアシリンダ27のピストンを縮めることでサ
セプタ23をカソードリング17の方に近づけ、すなわ
ち、サセプタ23を上昇させて、このサセプタ23の載
置部23a上に基板Wを載置して、さらに、基板Wの処
理面Wsの周辺部をカソードリング17の当接部17a
に当接させる。このとき、基板Wの処理面Wsの周辺部
は、図3に示すように、カソードリング17のシール部
材19とカソード電極21とに押圧されている。
【0040】〔S3〕基板Wの反転(図6参照) 反転駆動機構部13により反転ベース11を矢印bの方
向に反転させることで、基板Wの処理面Wsが下向きと
なるように、スピンベース3を反転させる。
【0041】(2)メッキ処理動作 〔S4〕基板Wの下降(図7参照) 昇降駆動機構部15により、基板Wの処理面Wsをメッ
キ液供給カップ31の上部開口部31aに近接させるよ
うに、メッキ処理高さまでスピンベース3などを下降さ
せる。
【0042】〔S5〕基板Wのメッキ処理(図7参照) メッキ液供給カップ31へのメッキ液の供給を開始し
て、メッキ液供給カップ31の上部開口部31aからメ
ッキ液を溢れ出させるようにして、基板Wの処理面Ws
にメッキ液を接触させるようにする。回転駆動機構部9
により、スピンベース3の回転軸7を矢印aの方向に回
転させることで、基板Wをゆっくり回転させる。そし
て、基板Wがゆっくり回転している状態で、メッキ液供
給カップ31のアノード電極(陽極)37と、基板Wの
処理面Wsの周辺部に接触させているカソード電極21
との間に所定電圧を印加する。このように基板Wをメッ
キ処理高さで矢印a方向にゆっくり回転させながら、メ
ッキ液流を基板Wの処理面Wsにあてて通電し、所定時
間だけ電解メッキ処理する。
【0043】〔S6〕基板Wのメッキ処理終了(図8参
照) メッキ処理の所定時間が経過した後、通電を停止すると
ともに、メッキ液供給カップ31に対するメッキ液の供
給を停止し、昇降駆動機構部15により、基板Wの処理
面Wsをメッキ液から離間させたメッキ液振り切り高さ
までスピンベース3を上昇させる。そして、回転駆動機
構部9により、スピンベース3の回転軸7の回転速度を
所定の振り切り速度まで上げて、基板Wの処理面Wsや
カソードリング17に付着しているメッキ液を遠心力で
振り切る。しかしながら、遠心力が加わる方向の関係
上、カソードリング17と基板Wの処理面Wsとが近接
している角部分には、メッキ液が付着して残留する。な
お、この振り切り後に、スピンベース3の回転軸7の回
転速度を所定の回転速度まで下げる。
【0044】(3)水洗準備動作 〔S7〕基板Wの上昇と反転(図9参照) 振り切りを行った後、昇降駆動機構部15により、スピ
ンベース3を反転位置高さまで上昇させる。そして、こ
の反転位置高さにおいて、反転駆動機構部13により反
転ベース11を矢印bの方向に反転させることで、基板
Wの処理面Wsが上向きとなるように、スピンベース3
を反転させる。
【0045】〔S8〕基板Wの洗浄カップ39への装着
(図10参照) 昇降駆動機構部15により、スピンベース3を水洗高さ
まで上昇させて、洗浄カップ39の下部開口部39a
に、メッキ処理を受けた基板Wをスピンベース3で支持
したままの状態で基板Wの処理面Wsを洗浄カップ39
の内部に向けるようにして装着する。
【0046】(4)水洗動作 〔S9〕基板Wの水洗(図10参照) 基板Wを矢印a方向にゆっくり回転させながら、洗浄ノ
ズル43から基板Wに純水を所定時間だけ吐出する。基
板Wに吐出された純水は、基板Wの処理面Wsを流れ、
カソードリング17と処理面Wsとが近接している角部
分に付着している残留メッキ液を洗い流しつつ、傾斜面
41a並びに排水回収路41を流れて排水される。
【0047】〔S10〕基板Wの水洗終了(図11参
照) 所定時間が経過した後、純水の基板Wへの供給を停止し
て、回転駆動機構部9により、スピンベース3の回転軸
7の回転速度を所定の余剰液振り切り速度まで上げて、
基板Wの処理面Wsやカソードリング17に付着してい
る純水を遠心力でそこそこに振り切る。具体的には、基
板Wの処理面Ws上に純水の水膜を残す程度に余剰液の
振り切りを行っている。
【0048】(5)処理完了動作 〔S11〕基板Wの下降(図12参照) 昇降駆動機構部15により、スピンベース3を搬送高さ
まで下降させる。
【0049】〔S12〕基板Wの支持解除(図12参
照) エアシリンダ27のピストンを伸ばすことでサセプタ2
3をカソードリング17から遠ざけ、すなわち、サセプ
タ23を下降させて、基板Wの処理面Wsの周辺部をカ
ソードリング17の当接部17aから離間させて、基板
Wの処理面Wsの周辺部に対するカソードリング17の
シール部材19とカソード電極21との押圧を解除す
る。さらに、サセプタ23の載置部23a上に載置され
ている基板Wがメカチャック1に支持されるように、こ
のサセプタ23をメカチャック1の下方にまで下降させ
る。
【0050】〔S13〕基板Wの搬出(図12参照) 基板搬送機構(図示省略)により、上述した一連の処理
を受けた基板Wが、この基板Wの処理面Wsを上向きに
した水平姿勢の状態で、スピンベース3の内側から隣接
する支柱5の間を介して搬出される。このようにして、
基板Wの処理面Wsに対するメッキ処理、並びに、基板
Wやカソードリング17に残留するメッキ液の洗浄除去
処理が行われて次工程に搬出される。
【0051】したがって、メッキ処理部29でメッキ処
理された基板Wは、スピンベース3に支持された状態の
まま洗浄カップ39に移送され、洗浄カップ39は、ス
ピンベース3に支持された基板Wの処理面Wsとカソー
ドリング17とに洗浄液(純水)を供給して、基板Wの
周辺部をカソードリング17でマスクした状態のままで
基板Wの処理面Wsとカソードリング17とを洗浄する
ので、基板Wやカソードリング17にメッキ液が残留し
ないように洗浄除去でき、残留メッキ液による基板Wや
カソードリング17の汚染が防止できる。また、残留メ
ッキ液によって汚染されているカソードリング17に次
の基板Wが取り付けられることでこの基板Wに残留メッ
キ液が転写されて汚染されるという二次汚染も防止でき
る。
【0052】また、洗浄カップ39はメッキ処理部29
の上方位置に設けられ、メッキ処理部29でメッキ処理
された基板Wを、スピンベース3に支持された状態のま
ま、メッキ処理部29の上方位置にある洗浄カップ39
に移送するので、洗浄カップ39の設置スペース、特
に、平面視したときの設置スペースを縮小することがで
きる。また、基板Wの大型化に伴い洗浄カップ39が大
きくなっても、平面視した状態の設置スペースは拡大し
ないので、大型の基板Wを扱う基板メッキ装置であって
も、全体として装置をコンパクトに構成することも可能
である。
【0053】また、メッキ処理時及び洗浄処理時に、ス
ピンベース3に支持された基板Wをこの基板Wの処理面
Wsの鉛直軸周りに回転させるようにこのスピンベース
3を回転させる回転駆動機構部9を備えているので、メ
ッキ処理時にスピンベース3を基板Wの処理面Wsの鉛
直軸周りに回転させることで、メッキ処理の均一性を高
めることができ、洗浄処理時にスピンベース3を基板W
の処理面Wsの鉛直軸周りに回転させることで清浄度を
高めることができる。
【0054】また、洗浄処理後に、基板Wの処理面Ws
上に純水の水膜を残す程度に余剰液の振り切りを行って
いるので、基板Wの処理面Wsを大気に直接に曝露させ
ないようにでき、基板Wの処理面Wsが大気に直接に曝
されて乾燥することに起因する基板Wの処理面Wsの酸
化等の変質を防止できる。
【0055】また、基板W上に残ったメッキ液による好
ましくないエッチング反応(例えば、銅を溶かす等の反
応)をその場で純水洗浄により停止させることができる
ので、メッキ処理終了から上記エッチング反応の停止ま
での時間を、常に同じ時間間隔に保つことができ、搬送
系のタイミング等に影響されない再現性の良い処理が実
現でき、品質のバラツキが少ない高品質な基板Wを得る
ことができる。また、本実施例装置に基板Wを搬送する
ための搬送系や、本実施例装置外の次工程の処理部にメ
ッキ液を持ち出さないので、前記の搬送系や次工程の処
理部に耐薬液性の負担を強いることがない。
【0056】なお、本発明は以下のように変形実施する
ことも可能である。
【0057】(1)上述した実施例では、洗浄液として
純水を用いているが、酸、アルカリ、及びオゾンを純水
に溶解したオゾン水等に例示されるように、通常の基板
洗浄で用いられる洗浄液を用いても構わない。
【0058】(2)上述した実施例では、メッキ処理部
29でメッキ処理された基板Wを、スピンベース3に支
持された状態のまま洗浄カップ39に移送するように、
スピンベース3を移動させているが、スピンベース3に
替えて洗浄カップ39を移動させたり、スピンベース3
と洗浄カップ39の両方を移動させたりしても良い。
【0059】(3)上述した実施例では、回転駆動機構
部9によって、メッキ処理時と洗浄処理時の両方の場合
において、スピンベース3に支持された基板Wをこの基
板Wの処理面Wsの鉛直軸周りに回転させるようにこの
スピンベース3を回転させているが、メッキ処理時また
は洗浄処理時の一方において必要がある場合のみスピン
ベース3を回転させても良い。
【0060】(4)上述した実施例では、洗浄カップ3
9は、メッキ処理部29の上方位置に設けられている
が、メッキ処理部29の下方位置に設けるようにしても
良い。この場合は、洗浄カップ39は、スピンベース3
に支持された基板Wがこのカップ内に挿入されるように
上部に開口部を有し、メッキ処理部29は、フェイスア
ップの状態で基板Wを回転させながら通電してメッキす
るものを採用することで実現できる。
【0061】(5)上述した実施例では、洗浄カップ3
9は、メッキ処理部29の上方位置に設けられている
が、メッキ処理部29の側方位置に設けるようにしても
良い。この場合は、平面視したときの洗浄カップ39の
設置スペースを縮小することはできないが、基板Wやカ
ソードリング17にメッキ液が残留しないように洗浄除
去でき、残留メッキ液による基板Wやカソードリング1
7の汚染が防止できる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、基板の処理面の周辺部をマス
ク部材でマスクしてこの基板を支持する基板支持部と、
前記基板支持部に支持された基板の処理面にメッキ液を
接触させてこの処理面をメッキ処理するメッキ処理部と
を有する基板メッキ装置において、メッキ処理部でメッ
キ処理された基板を、基板支持部に支持された状態のま
ま洗浄手段に移送するように、基板支持部と洗浄手段と
を相対的に移動させる移動手段を備え、洗浄手段は、基
板支持部に支持された基板の処理面とマスク部材とに洗
浄液を供給して、基板の周辺部をマスク部材でマスクし
た状態のままで基板の処理面とマスク部材とを洗浄する
ので、基板やマスク部材にメッキ液が残留しないように
洗浄除去でき、残留メッキ液による基板やマスク部材の
汚染が防止できる。
【0063】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
浄手段は、メッキ処理部の上方あるいは下方の位置に設
けられ、移動手段は、メッキ処理部でメッキ処理された
基板を、基板支持部に支持された状態のまま洗浄手段に
移送するように、基板支持部と洗浄手段とを相対的に上
下方向に移動させるので、基板洗浄を行う洗浄手段の設
置スペース、特に、平面視したときの設置スペースを縮
小することができる。また、基板の大型化に伴い洗浄手
段が大きくなっても、平面視した状態の設置スペースは
拡大しないので、大型の基板を扱う基板メッキ装置であ
っても、全体として装置をコンパクトに構成することも
可能である。
【0064】また、請求項3に記載の発明によれば、移
動手段は、メッキ処理時と洗浄処理時の少なくとも一方
において、基板支持部に支持された基板をこの基板の処
理面の鉛直軸周りに回転させるようにこの基板支持部を
回転させる基板回転機構部を備えているので、メッキ処
理時に基板支持部を基板の処理面の鉛直軸周りに回転さ
せることで、メッキ処理の均一性を高めることができ、
洗浄処理時に基板支持部を基板の処理面の鉛直軸周りに
回転させると清浄度を高めることができる。
【0065】また、請求項4に記載の発明によれば、洗
浄処理後に、基板の処理面上に洗浄液の液膜を残す程度
に余剰液の振り切りを行う洗浄手段を備えているので、
基板の処理面を大気に直接に曝露させないようにでき、
基板の処理面が大気に直接に曝されて乾燥することに起
因する基板の処理面の変質を防止できる。
【0066】また、請求項5に記載の発明によれば、移
動手段は、基板支持部に支持された基板の処理面を上方
と下方とに切り換えて向けれるようにこの基板支持部を
反転させる反転機構部と、基板の処理面側をメッキ処理
部と洗浄手段とに切り換えて装着するように上下方向に
移動させる上下移動機構部とを備えているので、基板支
持部に支持された基板の処理面を、上下に配置されたメ
ッキ処理部と洗浄手段とに適切に切り換えて装着するこ
とができ、上下に配置されたメッキ処理部と洗浄手段と
から良好にメッキ処理と洗浄処理とが受けられ、なおか
つ、平面視したときの設置スペースが縮小された構成を
実現することができる。
【0067】また、請求項6に記載の発明によれば、洗
浄手段は、洗浄液として純水を、基板支持部に支持され
た基板の処理面とマスク部材とに供給するので、基板や
マスク部材にメッキ液が残留しないように純水によって
洗浄除去でき、残留メッキ液による基板やマスク部材の
汚染が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基板メッキ装置の概略構
成を示す図である。
【図2】基板の搬入時の状態を示す斜視図である。
【図3】カソードリングの要部構成を示す概略断面図で
ある。
【図4】基板の搬入時の状態を示す図である。
【図5】メッキ処理の説明に供する図である。
【図6】メッキ処理の説明に供する図である。
【図7】メッキ処理の説明に供する図である。
【図8】メッキ処理の説明に供する図である。
【図9】洗浄処理の説明に供する図である。
【図10】洗浄処理の説明に供する図である。
【図11】洗浄処理の説明に供する図である。
【図12】基板の搬出時の状態を示す図である。
【符号の説明】
3 … スピンベース 9 … 回転駆動機構部 13 … 反転駆動機構部 15 … 昇降駆動機構部 17 … カソードリング 17a… 当接部 23 … サセプタ 23a… 載置部 29 … メッキ処理部 39 … 洗浄カップ W … 基板 Ws… 処理面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の処理面の周辺部をマスク部材でマ
    スクしてこの基板を支持する基板支持部と、前記基板支
    持部に支持された基板の処理面にメッキ液を接触させて
    この処理面をメッキ処理するメッキ処理部とを有する基
    板メッキ装置において、 前記メッキ処理部でメッキ処理された基板を、前記基板
    支持部に支持された状態のまま洗浄手段に移送するよう
    に、前記基板支持部と前記洗浄手段とを相対的に移動さ
    せる移動手段を備え、 前記洗浄手段は、前記基板支持部に支持された基板の処
    理面とマスク部材とに洗浄液を供給して、基板の周辺部
    を前記マスク部材でマスクした状態のままで基板の処理
    面とマスク部材とを洗浄することを特徴とする基板メッ
    キ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板メッキ装置におい
    て、 前記洗浄手段は、前記メッキ処理部の上方あるいは下方
    の位置に設けられ、 前記移動手段は、前記メッキ処理部でメッキ処理された
    基板を、前記基板支持部に支持された状態のまま前記洗
    浄手段に移送するように、前記基板支持部と前記洗浄手
    段とを相対的に上下方向に移動させることを特徴とする
    基板メッキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板メ
    ッキ装置において、 前記移動手段は、 メッキ処理時と洗浄処理時の少なくとも一方において、
    前記基板支持部に支持された基板をこの基板の処理面の
    鉛直軸周りに回転させるようにこの基板支持部を回転さ
    せる基板回転機構部を備えていることを特徴とする基板
    メッキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の基板メッキ装置において、 前記洗浄手段は、洗浄処理後に、基板の処理面上に洗浄
    液の液膜を残す程度に余剰液の振り切りを行うことを特
    徴とする基板メッキ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれかに記載
    の基板メッキ装置において、 前記移動手段は、 前記基板支持部に支持された基板の処理面を上方と下方
    とに切り換えて向けれるように前記基板支持部を反転さ
    せる反転機構部と、 基板の処理面側を前記メッキ処理部と前記洗浄手段とに
    切り換えて装着するように上下方向に移動させる上下移
    動機構部とを備えていることを特徴とする基板メッキ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の基板メッキ装置において、 前記洗浄手段は、洗浄液として純水を、前記基板支持部
    に支持された基板の処理面とマスク部材とに供給するこ
    とを特徴とする基板メッキ装置。
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