JP2002096204A - 板バイト及び板バイトのツールブロックへの取り付け構造 - Google Patents

板バイト及び板バイトのツールブロックへの取り付け構造

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JP2002096204A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削精度が維持・安定できる板バイト及びそ
のツールブロックを提供すること。 【解決手段】 先端部22の厚み方向が異なった角度の
逆テーパ面で形成されていることを特徴とする板バイト
20並びにこの板バイト20をネジ止めして保持するツ
ールブロック10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板バイト及び板バ
イトのツールブロックへの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、精度の良い溝入れ切削
(例えばピストンのリング溝の切削)を行う場合、板バ
イトが用いられる。また、板バイトは、ツールブロック
に装着されて使用されるが、この装着は、ツールブロッ
クの長手方向の凹部に嵌着された後、クランプ力により
ツールブロックに固定される
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして板バイトは、
先端部の幅方向に非常に小さな逆テーパ(先端部とは反
対の基部に向うほど先細りになっている)が形成されて
おり、板バイトの姿勢が板バイトの進行方向に一致しな
いと、板バイトの側面が必要以上にワークの被切削部に
接触し、切削精度の低下及び板バイト自身が寿命低下す
るという不具合がある。
【0004】また、ツールブロックの一部が、板バイト
の装着のためのクランプ力により、変形し、これによ
り、板バイトの姿勢が微妙に変化し、切削精度に影響を
与えていた。
【0005】それ故に、本発明は、板バイトで切削を行
う場合、切削精度を維持・安定させることを、その技術
的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は、請求項1に示
すように、「先端部の厚み方向が異なった角度の逆テー
パ面で形成されていることを特徴とする板バイト」を構
成したことである。
【0007】上記した技術的課題を解決するために講じ
た第2の技術的手段は、請求項2に示すように、「被削
部及び基部を有し、該被削部から基部に向って幅が徐々
に狭くなる逆テーパを有する板バイトにおいて、前記逆
テーパは、前記被削部から基部に向った所定の位置まで
の幅が徐々に狭くなる第1の逆テーパと、前記所定の位
置から前記基部までの幅が徐々に狭くなる第2の逆テー
パを有し、前記第1の逆テーパの逆テーパ角度は、前記
第2の逆テーパの逆テーパ角度よりも小さいことを特徴
とする板バイト」を構成したことである。
【0008】尚、上記「幅」とは、JIS B 4151
に規定されている板バイトの幅Wである。
【0009】上記した技術的課題を解決するために講じ
た第3の技術的手段は、請求項3に示すように、「ツー
ルブロックの長手方向側面に、板バイトをネジ止めして
なる、板バイトのツールブロックへの取り付け構造。」
を構成したことである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の具体例を、添付図面に基
づいて説明する。
【0011】図1及び図2において、ツールホルダーな
いしツールブロック10は、長手方向に沿って段付き部
12が形成されており、この段付き部12上には一対の
ライナー14に挟まれた板バイト20が一対のボルト3
0にて、ツールブロック10の肩部10aの側面に固定
されている。尚、ボルト30の頭部とライナー14との
間にはワッシャー18が介装される。
【0012】上記した取り付け構造においては、ボルト
30の締め付け力により発生する応力がツールブロック
10の肩部10aに対して略均等に作用するので、肩部
10aの局所的変形に伴う板バイト20の位置と姿勢ズ
レひいてはこれによる切削精度の低下がない。
【0013】図3乃至図5は、板バイトを示す図であ
り、図3は板バイトの側面図、図4は正面図、図5は図
4のA部拡大図である。図3に示すように、本例におけ
る板バイト20は、全長L、高さHとされている。ま
た、図4、5に示すように、板バイト20の先端部22
は、第1の側面22a、第2の側面22b、被削部22
c、基部22dを持ち、図5における図示左端辺で示さ
れる被削部22cでワーク(図示略だが、図4、5では
被削部22cの左側に位置する)を切削することによ
り、ワークに溝入れ加工する。また、板バイト20は、
その先端部22が幅Wの方向に異なった角度の逆テーパ
ー面で形成されている。すなわち、図5に示すように、
第1の側面22aは、被削部22cから基部22dに向
った所定の位置Aまでの幅Wが、長さ軸方向(全長Lの
軸方向)に対して角度(逆テーパ角度)θ1で徐々に狭
くなる第1の逆テーパと、所定の位置Aから基部22d
までの幅Wが、長さ軸方向(全長Lの軸方向)に対して
角度(逆テーパ角度)θ2で徐々に狭くなる第2の逆テ
ーパを有している。しかして、角度θ1は角度θ2より
も小さく設定されているので、仮に、板バイト20が大
きく振動又は湾曲しても、板バイト20の先端部22の
第2の側面22bがワークの加工面との干渉がなくな
り、溝の形状精度が安定する。また、板バイト20の先
端部22の第2の側面22b自体の摩耗も減少する。
【0014】尚、図3に示すように、板バイト20のボ
ルト挿通孔24を長孔にしておけば、板バイト20の突
出量を調整できる。
【0015】以上、本発明の具体例について説明した
が、本発明は上述した具体例に限定される意図はなく、
本発明の趣旨に沿った形態の方法・装置であれば、どの
ようなものでもよい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
板バイトにおいて、先端部が異なった角度の逆テーパ面
で形成され、被削部側の逆テーパ角度(θ1)を、基部
側の逆テーパ角度(θ2)よりも小さく設定しているの
で、大きい方の角度(θ2)の側面(第2の側面22
b)がワークの加工面と干渉することがなく、加工精度
が向上・安定する。
【0017】また、本発明においては、ツールブロック
の長手方向側面に、板バイトをネジ止めして、板バイト
をツールブロックへの取り付けたので、締め付けトルク
が均一にツールブロックの長手方向側面に作用し、ツー
ルブロックの局所的変形に伴う板バイトの位置ずれ・姿
勢ずれによる加工精度の不良は惹起されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板バイトのツールブロックへの取り付
け構造を示す平面図である。
【図2】図1に示す構造の側面図である。
【図3】本発明の板バイトの側面図である。
【図4】図3に示す板バイトの平面図である。
【図5】図4のA部拡大図である。
【符号の説明】
10 :ツールブロック 20 :板バイト 22 :板バイトの先端部 22a:第1の側面、22b:第2の側面、22c:被
削部、22d:基部 A:所定の位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が幅方向に異なった角度の逆テー
    パ面で形成されていることを特徴とする板バイト。
  2. 【請求項2】 被削部及び基部を有し、該被削部から基
    部に向って幅が徐々に狭くなる逆テーパを有する板バイ
    トにおいて、前記逆テーパは、前記被削部から基部に向
    った所定の位置までの幅が徐々に狭くなる第1の逆テー
    パと、前記所定の位置から前記基部までの幅が徐々に狭
    くなる第2の逆テーパを有し、前記第1の逆テーパの逆
    テーパ角度は、前記第2の逆テーパの逆テーパ角度より
    も小さいことを特徴とする板バイト。
  3. 【請求項3】 ツールブロックの長手方向側面に、板バ
    イトをネジ止めしてなる、板バイトのツールブロックへ
    の取り付け構造。
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