JP2596406Y2 - 先端部ねじ付け形式のセンターレスグラインダー用受け板 - Google Patents

先端部ねじ付け形式のセンターレスグラインダー用受け板

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JP2596406Y2
JP2596406Y2 JP1992023192U JP2319292U JP2596406Y2 JP 2596406 Y2 JP2596406 Y2 JP 2596406Y2 JP 1992023192 U JP1992023192 U JP 1992023192U JP 2319292 U JP2319292 U JP 2319292U JP 2596406 Y2 JP2596406 Y2 JP 2596406Y2
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receiving plate
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centerless grinder
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好信 立野
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好信 立野
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、センターレスグライン
ダーにおいて研削のとき工作物を支えるセンターレスグ
ラインダー用受け板に関する。
【0002】
【従来の技術】センターレスグラインダーにおいては、
図2のように研削トイシ8と送りトイシ9の間に工作物
Wを入れ、垂直方向のセンターレスグラインダー用受け
板1’で工作物Wを支えながら研削作業を行っている。
受け板1’の上面は研削トイシ8の軸心と正しく平行
で、研削トイシ8側に近く、工作物Wの直径に合わせて
適正な高さに設置される。かつ、工作物Wの真円度を向
上させ、回転効果をよくするために10°〜40°程度
の傾斜面としている。また、受け板1’は耐摩耗性があ
り、工作物Wとの摩擦抵抗が少ないものでなければなら
ないので、先端部2’を高価な特殊鋼材か又は合金材か
ら形成し、保持具10に保持される機能だけである本体
部3’を汎用鋼材から形成し、取り扱い時の簡便さから
先端部2’と本体部3’を突合わせて一体にろう付けし
ていた。Sはろう付け部である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、センタ
ーレスグラインダー用受け板1’の長さが300mm以上
に長くなると、平行精度を出すために先端部2’のろう
付け作業に手間がかかり、作業効率上から課題となって
いた。また先端部2’が摩耗すると一体にろう付けされ
ているため本体部3’も同時に取り換えなければなら
ず、省資源上にも課題となっていた。本考案はセンター
レスグラインダーの受け板における上記の問題点の解決
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の受け板は図1に
示すごとく先端部ねじ付け形式のセンターレスグライン
ダー用受け板1であって、先端部2が摩耗したときは、
簡易に取換え可能であり、かつ作業中には平行精度の維
持を可能としたことを特徴とする。すなわち、本考案は
センターレスグラインダーの受け板を、特殊鋼材又は合
金材からなる先端部2と汎用鋼材からなる本体部3とで
分離可能に構成し、かつ先端部2の下端を突出したV字
型下端4とし、本体部3の上端5を凹入したV字状とな
し、両者をV字状に、かつV字のひらき角度を60〜1
20°にして当接させ、先端部2の下端4にタップ孔6
を加工し、本体部3側から締付ボルト7により一体に締
結したことを特徴とする先端部ねじ付け形式のセンター
レスグラインダー用受け板1である。また、本考案は前
記の先端部2と本体部3を、好ましくは90°角のV字
のひらき角度にして当接させて、一体に締結したことを
特徴とする。
【0005】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づき説明
する。図1は本考案の先端部ねじ付け形式の受け板の側
面断面図であり、図2は従来の受け板を使ったセンター
レスグラインダーにおける研削作業説明図である。図
中、1は先端部ねじ付け形式のセンターレスグラインダ
ー用受け板、1’は従来の先端部ろう付け形式のセンタ
ーレスグラインダー用受け板、2は先端部、2’は従来
の先端部、3は本体部、3’は従来の本体部、4は下
端、5は上端、6はタップ孔、7は締付ボルト、8は研
削トイシ、9は送りトイシ、10は保持具、Wは工作
物、Sはろう付け部である。本考案の先端部ねじ付け形
式のセンターレスグラインダー用受け板1は、従来の先
端部ろう付け形式のセンターレスグラインダー用受け板
1’が先端部2’と本体部3’をろう付け部Sで一体に
ろう付けしていたのに対して、特殊鋼材又は合金材から
なる先端部2と汎用鋼材からなる本体部3とを別個に分
離し、以下に詳述するごとく複数個の締付ボルト7で一
体に締結している。
【0006】先端部2は、従来の先端部2’と同一形状
の傾斜した上面、厚み及び長さを有し、研削作業中は従
来と同様に工作物Wを支えることができる。また、本体
部3は従来の本体部3’と同じ上下に段差を有する凸形
状であって、上段の連結部11は前記の先端部2と同じ
厚み及び長さを有し、下段の保持具12は従来の本体部
3’と同一形状の厚み、長さ及び中央のトイシ用逃げ溝
A、Bを有しており、従来と同様に保持具10に保持可
能となっている。また、先端部2の下端4はV字状に突
出し、本体部3の上端5はV字状に凹入して、両者は整
合して当接されている。また先端部2の下端4には複数
のタップ孔6が加工され、本体部3には前記タップ孔6
に合わせて複数のボルト取付用孔が加工されて、先端部
2は本体部3側から締付ボルト7により一体に適確に締
結される。先端部2と本体部3を一体締結したときのセ
ンターレスグラインダー用受け板1の高さは従来のセン
ターレスグラインダー用受け板1’と同一であり、本考
案の受け板1は外形寸法的に従来の受け板1’と同一と
なる。かくして、従来の受け板1’に代えて本考案の受
け板1を使用した場合、センターレスグラインダーの研
削トイシ8、送りトイシ9及び保持具10並びに工作物
10に対する相対関係も不変であって、従来同様な研削
作業が可能である。
【0007】本考案の先端部ねじ付け形式のセンターレ
スグラインダー用受け板1は先端部2が摩耗したとき簡
易に取換え可能であることを特徴とするが、本体部3と
V字状に当接しているので研削トイシ8の軸心に対する
平行精度を適確に再現及び維持できる。また、研削作業
中に先端部2の傾斜した上面に加わるスラスト荷重は、
前記V字状の当接面及び締付ボルト7を介して本体部3
により支受されると共に、捩り荷重は前記V字状の当接
面を介して本体部3により確実に支受されるから、従来
の一体ろう付けのセンターレスグラインダー用受け板
1’と変わりない平行精度の維持が可能となる。なお、
考案者の実経験によれば、前記V字状当接面のV字のひ
らき角度(当接角度は60°〜120°の範囲が好ま
しく、当接角度が該範囲より小さい場合は先端部2の高
さが高くなって材料が余分に必要となり、当接角度が該
範囲より大きい場合は前記のスラスト荷重及び捩り荷重
に対する支受能力が低下する恐れがあり、当接角度を9
0°にした場合が両方に有効で、かつ製作もし易く最適
であることが判明した。
【0008】
【考案の効果】以上説明したごとく、本考案の先端部ね
じ付け形式のセンターレスグラインダー用受け板は先端
部が摩耗したとき簡易に取換えできるので従来のろう付
け形式に較べて著しく省資源的効果を有する。また、先
端部と本体部をV字状に、V字のひらき角度を60〜1
20°にして当接し締結しているので、取換えたときは
研削トイシの軸心に対する平行精度を適確に再現でき、
研削作業中はスラスト荷重及び捩り荷重を確実に本体部
で支受できて従来のろう付け形式と変わりない平行精度
の維持が可能である。特に、前記V字状当接面のV字の
ひらき角度を90°程度とすることにより省資源的で安
定したセンターレスグラインダーにおける研削作業が期
待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の先端部ねじ付け形式のセンター
レスグラインダー用受け板の側面断面図である。
【図2】従来の先端部ろう付け形式のセンターレスグラ
インダー用受け板を使った研削作業説明図である。
【符号の説明】
1 先端部ねじ付け形式のセンターレスグラインダー用
受け板 1’ 先端部ろう付け形式のセンターレスグラインダー
用受け板 2 先端部 2’ 従来の先端部 3 本体部 3’ 従来の本体部 4 下端 5 上端 6 タップ孔 7 締付ボルト 8 研削トイシ 9 送りトイシ 10 保持具 11 連結部 12 保持部 W 工作物 A 逃げ溝 B 逃げ溝 S ろう付け部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターレスグラインダーの受け板を、特
    殊鋼材又は合金材からなる先端部2と汎用鋼材からなる
    本体部3とで分離可能に構成し、かつ先端部2の下端を
    突出したV字型下端4とし、本体部3の上端5を凹入し
    たV字状となし、両者をV字状に、かつV字のひらき角
    度を60〜120°にして当接させ、先端部2の下端4
    にタップ孔6を加工し、本体部3側から締付ボルト7に
    より一体に締結したことを特徴とする先端部ねじ付け形
    式のセンターレスグラインダー用受け板1。
  2. 【請求項2】 V字のひらき角度が、90°であること
    を特徴とする請求項1記載の先端部ねじ付け形式のセン
    ターレスグラインダー用受け板1。
JP1992023192U 1992-03-19 1992-03-19 先端部ねじ付け形式のセンターレスグラインダー用受け板 Expired - Lifetime JP2596406Y2 (ja)

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JPH0631942U JPH0631942U (ja) 1994-04-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58177263U (ja) * 1982-05-18 1983-11-26 株式会社昭和製作所 心無研削用工作物支持装置
JP3062757U (ja) * 1999-04-06 1999-10-15 紀男 保本 汗吸収具

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JPH0631942U (ja) 1994-04-26

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