JP2002095620A - 床用掃除具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 的確かつ迅速にごみをかき集めると共に、ご
みを掻出す事ができる床用掃除具を提供する。 【解決手段】 横長の基台１２と、基台の底面側に着脱
可能に形成された軟質材または起毛布等でおおった矩形
の断面からなる横長の掃き部１５を有し、基台の長手方
向の一部に掻出し用ブラシ１６が形成されている、又掃
き部の矩形の断面が、少なくとも１個の９０度以下の角
度から形成されている床用掃除具を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、床用掃除具に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のものとして、例えば特開
平７−３２７９０６号公報に記載されているものがあっ
た。図１を用いて説明する。

【０００３】図１は、例えば特開平７−３２７９０６号
公報に開示された掃除具の一例を示す斜視図である。１
はハンドル、２は押台、３は基台、４は不織布シート、
５は清掃面である。この方式において、床面のごみをか
き集める時には、清掃面５をごみに押し当てて使用す
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記の図１の掃除具に
おいては、清掃面は長方形の板面になっている為、清掃
面を、ごみから離して操作すると、ごみをかき集める事
ができない。また、上記の図１の掃除具においては、ご
みを掻出す為のブラシを有していないので、角に集まっ
たごみを掻出す事ができない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、次のように構
成したものである。 （１）横長の基台と、基台の底面側に着脱可能に形成さ
れた軟質材または起毛布等でおおった矩形の断面からな
る横長の掃き部を有し、基台の長手方向の一部に掻出し
用ブラシが形成されている床用掃除具を使用する。 （２）掃き部の矩形の断面が、少なくとも１個の９０度
以下の角度から形成されている（１）記載の床用掃除具
を使用する。

【０００６】

【発明の実施の形態】実施の形態 図２〜図７に実施の形態を示す。図２は床用掃除具を前
面側から見た正面図であり、図３、図４、図５は床用掃
除具の掃き部の断面図である。また、図６、図７は床用
掃除具の使用状態図である。図２において、１１は継ぎ
手部、１２は基台、１３、１４は着脱部、１５は掃き
部、１６はブラシである。基台１２は、底面側に起毛布
等でおおわれた矩形の断面からなる横長の掃き部１５
を、両側から支持する様に着脱部１３、１４が形成され
てあり、着脱部１３を介して掃き部１５の反対側には掻
出し用のブラシ１６が形成されている。

【０００７】基台１２は、長手方向の一部にブラシ１６
が形成されている為、床面の隅に溜まったごみでも、ブ
ラシ１６を使用して掻出す事ができる。また、基台１２
は掃き部１５を着脱する為の着脱部１３、１４が形成さ
れている為、使用の頻度に応じて、適時、掃き部１５を
基台１２から着脱する事ができる。

【０００８】また、図３において、２０は掃き部、２１
は起毛布、２２は芯部、２３、２４は角部である。掃き
部２０は、９０度以下の角度の角部２３、２４から形成
されている略菱形形状の断面を有する芯部２２と、芯部
２２の外周に巻かれた起毛布２１から形成されてある。

【０００９】掃き部２０は、角部２３、２４の角度が９
０度以下になっている為、床面に角部２３または角部２
４を押し当てる事により、ごみを容易に集める事ができ
る。

【００１０】また、図４において、３０は掃き部、３１
は起毛布、３２は芯部、３３は角部である。掃き部３０
は、９０度以下の角度の角部３３から形成されている略
台形形状の断面を有する芯部３２と、芯部３２の外周に
巻かれた起毛布３１から形成されてある。

【００１１】また、図５において、４０は掃き部、４１
は起毛布、４２は芯部、４３、４４は角部、４５は硬質
起毛布である。掃き部４０は、９０度以下の角度の角部
４３、４４から形成されている略菱形形状の断面を有す
る芯部４２と、芯部４２の外周部の２箇所に形成された
起毛布４１、及び角部４３、４４の外周部に形成された
硬質起毛布４５から構成されてある。硬質起毛布４５
は、起毛の密度が起毛布４１より疎であり、かつ起毛の
硬度が起毛布４１より高い毛材から形成されてある。そ
の為、硬質起毛布４５は、人毛、綿ほこり等のごみを、
起毛布４１よりも捕捉しやすい。

【００１２】さらにまた、図６において、６０は床面、
６１は継ぎ手部、６２は基台、６５は掃き部である。図
６においては、床用掃除具を、略菱形形状の断面を有す
る掃き部６５の斜面６６が、床面６０に当接する角度に
傾けて使用している。その為、床面６０のごみを、斜面
６６の全面で、効率よく集める事ができる。

【００１３】また、図７において、７０は床面、７１は
継ぎ手部、７２は基台、７５は掃き部である。図７にお
いては、床用掃除具を、略菱形形状の断面を有する掃き
部７５の側面７６が、床面６０に当接する角度まで傾け
て使用している。その為、家具の隙間等の狭い場所であ
っても、床面７０のごみを、側面７６の全面で、効率よ
く集める事ができる。

【００１４】なお、本発明の実施の形態は、起毛布等を
有する掃き部が使用されてあるが、軟質材等であっても
何ら支障はない。また、掃き部の断面形状については、
少なくとも１つの角部が９０度以下であれば、他の断面
形状であっても何ら支障はない。

【００１５】

【発明の効果】本発明の床用掃除具は、基台の長手方向
の一部に掻出し用ブラシが形成されている構造とした
為、床面の隅に溜まったごみでも、ブラシを使用して掻
出す事ができる。また、基台には着脱部が形成されてい
る為、使用の頻度に応じて、適時、掃き部を着脱する事
ができる。また、掃き部は、角部の角度が９０度以下に
なっている為、床面に角部を押し当てる事により、ごみ
を容易に集める事ができる。また、掃き部は、起毛布お
よび硬質起毛布から形成されている為、人毛、綿ほこり
等のごみを、効率よく捕捉できる。さらにまた、掃き部
は、略菱形形状の断面を有している為、家具の隙間等の
狭い場所であっても、床面のごみを、効率よく集める事
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 従来の床用掃除具を示す斜視図である。

【図２】 本発明の実施の形態の前面側から見た正面図
である。

【図３】 本発明の実施の形態の掃き部の断面図であ
る。

【図４】 本発明の他の実施の形態の掃き部の断面図で
ある。

【図５】 本発明の他の実施の形態の掃き部の断面図で
ある。

【図６】 本発明の床用掃除具の使用状態を示す断面図
である。

【図７】 本発明の床用掃除具の使用状態を示す断面図
である。

【符号の説明】

１ ハンドル ２ 押台 ３、１２、６２、７２ 基台 ４ 不織布シート ５ 清掃面 １１、６１、７１ 継
ぎ手部 １３、１４ 着脱部 １５、２０、３０、４０、６５、
７５ 掃き部 １６ ブラシ ２１、３１、４１ 起毛布 ２２、３
２、４２ 芯部 ２３、２４、３３、４３、４４ 角部 ４５ 硬質起毛
布 ６０、７０ 床面 ６６ 斜面 ７６ 側面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 横長の基台と、基台の底面側に着脱可能
   に形成された軟質材または起毛布等でおおった矩形の断
   面からなる横長の掃き部を有し、基台の長手方向の一部
   に掻出し用ブラシが形成されていることを特徴とする床
   用掃除具。
2. 【請求項２】 掃き部の矩形の断面が、少なくとも１個
   の９０度以下の角度から形成されていることを特徴とす
   る請求項１記載の床用掃除具。