JP2008505735A - 圧縮可能な弾性表面を清掃するための清掃器具及び基材 - Google Patents

圧縮可能な弾性表面を清掃するための清掃器具及び基材 Download PDF

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Abstract

圧縮可能な弾性表面から微粒子汚れを除去するための清掃器具が提供される。
清掃器具は、微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための傾斜面と、清掃器具が圧縮可能な弾性表面上で動かされるときに、圧縮可能な弾性表面から離れて投げ出された微粒子を収集するための収集部材とを含む。

Description

本発明は、食物くず、穀物、砂などの微粒子汚れ若しくは屑、及び/又は、毛髪、毛羽、糸、綿埃、若しくは他の繊維汚れなどの絡み付き易い汚れを、絨毯、わら製マット(例えば、畳)、クッション、マットレスなどの圧縮可能な弾性表面から除去するための器具に接続された収集部材と共に使用できる清掃器具に関する。収集部材は、再利用可能又は使い捨てのいずれかであることができる。
汚れ及び屑を、絨毯などの圧縮可能な弾性表面から、迅速、簡便且つ便利な方法で除去することは、特に困難な場合がある。困難である理由の一部は、それらの表面に見られる汚れが多岐にわたっており、また、これらの汚れは絨毯に絡み付く性質があって、そのために除去し難いことである。
ビニール床、広葉樹材の床、又はセラミックタイルなどの硬質床面を覆うのは、主に「遊離した」汚れであるが、それとは異なり、圧縮可能な弾性表面は、「遊離した汚れ」と「絡み付き易い汚れ」との両方を含む。「遊離した汚れ」とは、清掃される表面上に固定されず、容易に移動させることができるいかなる汚れをも意味する。典型的な遊離した汚れとしては、食物くず、砂糖粒、穀物、紙、砂利、砂、草などが挙げられる。「絡み付き易い汚れ」とは、例えば絨毯の繊維に捕捉され、容易に移動させることができないいかなる汚れをも意味する。絨毯などの圧縮可能な弾性表面は、繊維を有し、そのため、遊離した汚れが繊維に捕らえられる。絡み付き易い典型的な汚れとしては、人間の毛髪、ペットの毛、糸などが挙げられる。
微粒子汚れ又は屑を除去し、圧縮可能な弾性表面を清掃するのに使用できる、電気掃除機又は絨毯用掃除機などの装置に関する多数の文献がある。
電気掃除機は、一般に、粒子を移送できる空気流を生成するために、電気コンセントへの接続部を必要とする。それに加えて、電気掃除機は比較的重く且つ扱い難く、そのため、毎日使用するには不便である。電池で作動する「より軽い」電気掃除機(約3kg未満の重量を有する)が開発されている。これらは、操作性がより良く使用がより簡単であるという点ではより使い易いが、大きな粒子を除去するという点ではあまり有効ではない。
軽量掃除機もまた開発されており、これは、典型的には、掃除機の前側に位置し、電気駆動又は機械駆動のいずれかであることができる回転ブラシを含む。回転ブラシは、粒子を散らして又は飛ばして収集容器に入れる剛毛を含む。絨毯の清掃を終えると、ユーザは収集容器をごみ箱に空けることができる。しかしながら、毛髪は回転ブラシに巻き付く傾向があることが観察されている。長期間の間に、回転ブラシは毛髪で一杯になり、その結果、回転ブラシ及びその剛毛が微粒子を散らして又は飛ばして収集容器に入れる能力が低減される。最終的に、ユーザが、ブラシの剛毛に絡み付いた毛髪を手で除去する必要がある。巻き付いた毛髪をブラシから除去するプロセスは、不便であり非衛生的でもある。毛髪が回転ブラシに絡み付かないようにするため、絨毯用掃除機には、個々の剛毛ではなく連続的な回転ブレードを含むものがある。これらの掃除機は、微粒子汚れ又は屑を散らして又は飛ばして収集容器に入れるという点では比較的有効であるが、ブラシ又はブレードを回転させるために、機械的又は電気的エネルギー源を必要とする。
したがって、本発明の1つの目的は、便利且つ衛生的な方法で、圧縮可能な弾性表面から微粒子汚れ、又は絡み付き易い屑及び/若しくはごみを除去するための、好ましくは使い捨てである1つ又は複数の収集部材と共に使用される、清掃器具を提供することである。
本発明の更なる1つの目的は、いかなる機械的又は電気的動力源をも必要とすることなく、圧縮可能な弾性表面から微粒子汚れ、又は絡み付き易い屑及び/若しくはごみを除去することができる、清掃器具を提供することである。
一実施形態では、本発明は、圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための清掃器具を対象とし、清掃器具は、微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面であって、下側縁部を有する傾斜面、及び微粒子を収集するための収集部材を含み、収集部材は傾斜面に動作可能に接続され、収集部材は収集表面を有し、傾斜面の外側表面が圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かされ微粒子に押し付けられると、微粒子は圧縮可能な弾性表面から離れて収集表面上に投げ出される。
本発明の別の実施形態では、本発明は、圧縮可能な弾性表面から大きな微粒子を除去するための清掃器具を対象とし、清掃器具は、垂直方向高さ及び水平方向幅を有する外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面を含み、垂直面における外側表面の断面形状が、約2〜30mmの垂直方向高さで測定したときに約70°未満の少なくとも1つの接線角を有するような形状であることにより、傾斜面の外側表面が圧縮可能な弾性表面及び大きな微粒子を圧縮しながらその上で動かされると、傾斜面が大きな微粒子の上を通り、大きな微粒子が圧縮可能な弾性表面から離れて投げ出され、並びに投げ出された微粒子汚れを収集するための収集部材であって、傾斜面に動作可能に接続された収集部材を含む。
別の実施形態では、本発明は、圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための清掃器具を対象とし、清掃器具は、微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面であって、下側縁部を有する傾斜面、微粒子を収集するための収集部材であって、収集表面を有する収集部材を含み、傾斜面の外側表面が圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かされ、微粒子が下側縁部に達すると、微粒子は、圧縮可能な弾性表面から離れて下側縁部から収集部材上に投げ出され、下側縁部と収集部材との間の空間は、微粒子を圧縮可能な弾性表面上に再配向させるいかなる物体をも実質的に有さない。
別の実施形態では、本発明は、圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための清掃器具を対象とし、清掃器具は、清掃器具の前進運動により清掃器具が圧縮可能な弾性表面上で動かされると、微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する第1の傾斜面であって、下側縁部を有する第1の傾斜面、清掃器具の後退運動により清掃器具が圧縮可能な弾性表面上で動かされると、微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する第2の傾斜面であって、下側縁部を有する第2の傾斜面、上側ハウジングと第1及び第2の傾斜面とが実質的に中空の空間を形成するように、第1及び第2の傾斜面に動作可能に接続された上側ハウジング、並びに圧縮可能な弾性表面から投げ出された微粒子を収集するための収集部材であって、収集部材が、清掃器具に動作可能に接続され、収集部材が、清掃器具が圧縮可能な弾性表面の上で動かされる間に圧縮可能な弾性表面と接触しない収集表面を含む収集部材を含む。
別の実施形態では、本発明は、微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面であって、下側縁部を有する傾斜面と、収集表面を有する収集部材とを含む清掃器具を用いて、圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための方法を対象とし、その方法は、
収集部材を清掃器具に接続する工程、及び
微粒子が圧縮可能な弾性表面から離れて収集表面に投げ出されるように、傾斜面の外側表面を、圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かし、微粒子を押し付ける工程
を含む。
別の実施形態では、本発明は、圧縮可能な弾性表面上に位置する微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面と、清掃器具の一面の上に位置する雄又は雌要素とを含む清掃器具と共に使用するための使い捨て収集部材を対象とし、収集部材は、上面及び下面、左側部分及び右側部分を有する使い捨て基材、並びに使い捨て基材の上面に適用された添加剤を含み、左側又は右側部分の少なくとも1つは、清掃器具の雄又は雌要素に係合される又はそれを係合する、対応する雌又は雄要素を含み、それによって、使い捨て基材が清掃器具に接続され、且つ、対応する雌又は雄要素が清掃器具の一面に位置する雌要素の雄に係合された又はそれを係合したときに、使い捨て基材の上面が実質的に上向きに配向される。
本明細書で引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれ、いかなる文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であることを容認するものとして解釈すべきでない。
本明細書全体を通して記載されるあらゆる最大数値限定は、それよりも小さなあらゆる数値限定が本明細書に明示されているものとして、それらのより小さな数値限定を含むことを理解すべきである。本明細書全体を通して記載されるあらゆる最小数値限定は、それよりも大きなあらゆる数値限定が本明細書に明示されているものとして、それらのより大きな数値限定を含む。本明細書全体を通して記載されるあらゆる数値範囲は、それよりも狭いあらゆる数値範囲が本明細書に明示されているものとして、それらのより広い数値範囲内にあるあらゆるより狭い数値範囲を含む。
特に指定がない限り、本明細書の明細、実施例、及び請求の範囲におけるすべての割合、比率、及び百分率は重量基準であり、すべての数値限定は、当該技術分野により提供される通常の程度の精度で使用される。
本明細書の清掃器具の有用性を限定することを意図するものではないが、収集部材と関連付けた用途の簡単な説明が、本発明を明瞭にする助けとなると考えられる。
絨毯などの圧縮可能な弾性表面を清掃する多数の装置が知られている。最も一般的なのは、電気掃除機及び絨毯用掃除機である。電気掃除機は、絨毯に隣接した領域、一般に絨毯の上の領域で負圧又は吸引流を生成することにより、微粒子を除去する。これらの微粒子を除去するその能力は、少なくともある程度、この負圧を生成するのに使用される電動モータの力によって決まる。その結果、ほとんどの強力な電気掃除機は、清掃作業全体の間、コンセントにプラグが差し込まれている必要がある。
典型的な絨毯用掃除機は、微粒子を散らして又は飛ばして収集容器に入れる回転ブラシ又はブレードによって、汚れを除去する。微粒子を除去する掃除機の能力は、ある程度、ブラシ又はブレードの回転速度によって決まる。その結果、電力式の掃除機が、絨毯の掃除に対してより効果的なことが多い。しかしながら、電動の絨毯用掃除機は、コンセントに接続するか、電池で動力を得る必要があるという点で、電気掃除機と同様の不利点を有する。それに加えて、掃除機の回転ブラシは、長期間のうちに絨毯を損傷する恐れがある。
本発明の清掃器具は、機械的又は電気的動力源を必要とすることなく、容易に、有効に、且つ衛生的に、微粒子汚れ、又は絡み付き易い屑及び/若しくは汚れを、絨毯、クッション、又は他の圧縮可能な弾性表面(以下、「CRS」)から除去する能力を、ユーザに提供する。清掃器具は、清掃する表面の圧縮性及び弾力性を利用して、微粒子をCRSから離して収集部材上に投げ出し、収集部材は、清掃作業の終了時に、空にする又は廃棄することができる。清掃器具はまた、綿埃、糸、毛髪、又は他のタイプの繊維など、絡み付き易い汚れの傾向を利用して、CRSから解きほぐれたときに、それらをまとめて三次元の繊維性の塊を形成する。
清掃器具は、傾斜面が清掃する表面を圧縮しながらその上で動かされるときに微粒子をCRSに押し付けるための傾斜面を含む。傾斜面の下側縁部が微粒子の上を通過した後、圧縮されていた表面は弛緩状態に戻り、微粒子を清掃される表面から離して収集部材上に投げ出す。
本明細書は、本発明を特定して指摘し明白に請求する請求項によって結論とするが、以下の説明を添付図面と併せ読むことにより、本発明は更に良く理解されると考えられる。
いかなる理論によっても束縛又は制限されるものではないが、本発明の基本的原理は、図1〜6に概略的に示される。
図1は、傾斜面10及び傾斜面に動作可能に接続される収集部材20の概略斜視図を示す。好ましい一実施形態では、収集部材20が実質的に静的に傾斜面10に接続されるように、収集部材20は動作可能に傾斜面10に接続される。「静的に接続される」とは、収集部材20が、傾斜面10と実質的に同じ速度で実質的に同じ方向に動くことを意味する。傾斜面10は、表面30の上に位置する微粒子40を投げ出すために、CRS30を圧縮しながらその上で動かされる。
図2〜6は、5つの異なる段階で示される図1の概略断面図である。図1及び2はどちらも、下側部分がCRSを圧縮しながらそれに当てられている傾斜面10を示す。実質的に下向きの力が傾斜面10に印加されると、傾斜面の下側部分は、その下側部分に隣接した領域でCRSを変形させる。実質的に下向きの力を維持したまま、傾斜面10が、例えば図1及び2に示す直線の矢印で示される方向に、CRSの上で動かされると、CRSのそれまで圧縮されていた部分が、少なくともある程度その弾力性によって元の弛緩状態に戻り、今度はCRSの新たな部分が傾斜面の下側部分によって圧縮される。例として、CRSの圧縮された部分は、圧力がばねに印加されなくなると「反発して戻る」圧縮されたばねと考えることができる。
図3は、微粒子40に向かって動かされて、微粒子40の1つに隣接するようになった傾斜面10と、この微粒子に隣接するCRSの部分を圧縮しながら変形させている傾斜面の下側部分とを示す。
図4は、傾斜面が微粒子40の方向に更に動かされると、それまで傾斜面の下側部分に隣接していた微粒子が、今度は傾斜面10の下でCRSに押し付けられていることを示す。
図5は、傾斜面10がCRSの上で更に動かされると、第1の微粒子が傾斜面10の下側縁部110の下を通過し、それまで圧縮されていたCRSの部分が元の弛緩状態に戻ることによって、この微粒子がCRSから離れて投げ出されることを示す。この第1の微粒子は、実質的に傾斜面10から離れて投げ出される。
図6は、第2の微粒子をCRSに押し付けている傾斜面10と、収集部材20の収集表面25上に投げ出された第1の微粒子とを示す。
当業者であれば、微粒子がCRSに押し付けられると、微粒子に隣接するCRSの領域が変形することを理解するであろう。下向きの圧力がこの微粒子に対して印加されなくなると(例えば、傾斜面がCRSの別の部分に向かって動かされると)、傾斜面及び微粒子によってそれまで圧縮されていたCRSの部分が「跳ね返って」又は「反発して」元の弛緩状態に戻り、結果として、それが微粒子をCRSから離して投げ出す。
図7は、傾斜面10の下側部分、CRS30、及び傾斜面と接触している微粒子40の、垂直面における拡大断面図を示す。
驚くべきことに、傾斜面の前にある微粒子を単に押す又は押しやるのとは対照的に、CRSに対する傾斜面の接線角αが、傾斜面が微粒子をCRSに押し付ける能力、及び傾斜面が微粒子の上を通過する能力に影響することを、発明者らは見出した。いかなる理論によっても束縛又は制限されるものではないが、微粒子を押す又は押しやるのとは対照的に、微粒子が傾斜面に接触する点における傾斜面の接線と、水平面上におけるこの接線の突出とによって形成される接線角は、傾斜面が微粒子を押し付ける能力に影響すると考えられる。
換言すれば、驚くべきことに、接線角αの特定の値では、微粒子、及び特に大きな微粒子は傾斜面の前側で押される一方、接線角αの他の値では、傾斜面は微粒子の上を通過できることを、発明者らは見出した。「大きな微粒子」とは、約2mmよりも大きい少なくとも1つの寸法を有する三次元の微粒子を意味する。
明瞭且つ簡潔にするため、(O,x,z)参照系(即ち、垂直面において直交するx及びz軸)を、傾斜面の下側部分の先端に位置する参照Oと共に、図7に示す。傾斜面の下側部分の先端は、一般に、CRSを係合する傾斜面の「最低」点である。接線角αは、外側表面12のある点に対する(及び(O,x,z)面に位置する)接線と(O;x)軸との間の角度を測定することにより、傾斜面10の外側表面12に位置する任意の点で得られる。この参照系では、傾斜面の外側表面12上に位置する任意の点、又は傾斜面の外側表面12上に位置する2つの点の間の、垂直方向高さVh(z軸上の突出)及び水平方向幅(x軸上の突出)を、(o,x,z)面におけるそれらの座標を計算することによって測定することができる。結果として、この表面上に位置する1以上の点の垂直方向高さ及び水平方向幅によって、傾斜面の外側表面を特徴付けることができる。
一実施形態では、(O,x,z)面(即ち、CRSに実質的に垂直な面)における傾斜面の外側表面の断面形状は、約2mm〜30mmの、傾斜面の外側表面の垂直方向高さで測定したときに、傾斜面が、約70°未満、好ましくは約60°未満、より好ましくは約50°未満、更により好ましくは約45°未満の少なくとも1つの接線角を有するような形状である。
一実施形態では、垂直面における傾斜面の外側表面の断面形状は、約3mm〜15mmの、傾斜面の外側表面の垂直方向高さで測定したときに、傾斜面が、約70°未満、好ましくは約60°未満、より好ましくは約50°未満、更により好ましくは約45°未満の少なくとも1つの接線角を有するような形状である。
当業者であれば、傾斜面の外側表面が実質的に平坦である場合、接線角は外側表面のいずれの点においても実質的に同じであることを理解するであろう。
一実施形態では、傾斜面の外側表面は湾曲している。
図8に示す一実施形態では、傾斜面の外側表面は凸形状であり、接線角αは、傾斜面の頂部から下側部分にかけて連続的に減少する。
図9に示す一実施形態では、傾斜面の外側表面は凹形状であり、接線角αは、傾斜面の頂部から下側部分にかけて連続的に増大する。この実施形態では、垂直面における傾斜面の外側表面の断面形状は、下側縁部における(即ち、参照Oにおける)傾斜面の接線角が、約70°未満、好ましくは約60°未満、より好ましくは約50°未満、更により好ましくは約45°未満であるような形状であることが好ましい。
傾斜面の外側表面は、他の及び/又はより複雑な形状を有するが、依然として同じ利益を提供することができることが理解されるであろう。
一実施形態では、傾斜面は実質的に剛性である。「実質的に剛性」とは、傾斜面の下側部分がCRSに当てられ、下向きの力が傾斜面に印加されたときに、傾斜面が、CRSを圧縮しながら変形させるのに十分に剛性であることを意味する。しかしながら、傾斜面自体又は傾斜面の一部は変形可能であるが、依然として同じ利益を提供することができることが理解されるであろう。
当業者であれば、異なる複数の傾斜面が同じCRSに対して配置され、それらの傾斜面に同じ下向きの力が印加された場合、CRSの変形は、少なくとも部分的に、CRSと接触している傾斜面の外側表面の総面積によって決まることを理解するであろう。結果として、最も大きい変形は、理論的には、下側縁部(即ち、線)のみがCRSと接触しているときに得られる。反対に、傾斜面の平坦な外側表面全体がCRSに接触できる場合に得られる変形量は最も少ない。CRSが微粒子を投げ出す能力は、少なくとも部分的に、傾斜面が生成する変形量によって決まるので、清掃作業中にCRSと接触している傾斜面の外側表面の面積を制御及び/又は制限することが好ましい。
一実施形態では、垂直面における傾斜面の外側表面の断面形状は、約2mm〜約40mmの、傾斜面の外側表面の垂直方向高さで測定したときに、傾斜面が、約5mm〜約100mm、好ましくは約10mm〜約80mm、より好ましくは約15mm〜約60mmの水平方向幅Hwを有するような形状である。
傾斜面の外側表面は、実質的に平滑及び/又は非平滑であることができる。
一実施形態では、傾斜面の外側表面は実質的に連続的である。「実質的に連続的」とは、外側表面が、傾斜面の厚さ全体を通して作られた穴、切欠き、又は切込みを含まないことを意味する。
一実施形態では、傾斜面の外側表面は不連続的である。「不連続的」とは、傾斜面が、傾斜面の厚さ全体を通して作られた、少なくとも1つの穴、切欠き、又は切込みを含むことを意味する。
図10は、傾斜面の厚さ全体を通して作られ、傾斜面上に「歯」様のパターンを形成している複数の切込み14を有する、不連続的な傾斜面を示す。特に、このような不連続的な傾斜面は、特にCRSが絨毯などの繊維性表面である場合に、CRS内に埋まった微粒子を引き出すために、少なくとも部分的にCRS内を突き抜くことができる。それに加えて、不連続的な傾斜面は、絨毯に対して望ましい櫛通り効果を提供することができ、更に、毛髪などの実質的に二次元の汚れを除去することができる。特に、不連続的な傾斜面により、毛髪が絡み付き巻き付くブラシとは対照的に、不連続な傾斜面によってCRSから除去された毛髪を、容易に除去することが可能になる。
傾斜面に印加された下向きの力による、傾斜面特有の通常の変形を除いて、またCRSの上を横切るその動きを除いて、傾斜面は、(x;z)参照において実質的に静的であることが理解されるであろう。換言すれば、絨毯用掃除機の回転ブラシ又はブレードとは対照的に、傾斜面は回転しない。それに加えて、器具自体の重量によって生じる下向きの力、及び/又は本発明の傾斜面の1つを含む清掃器具のユーザによって印加される下向きの力を除いて、傾斜面は、微粒子、特に大きな微粒子をCRSから除去するために、例えばモータ又はギアによって提供される、他のいかなるエネルギー源をも必要としないことが理解されるであろう。
上述したように、収集部材は、傾斜面10と実質的に同じ速度で実質的に同じ方向に動くように、傾斜面10に動作可能に接続される。
発明者らは、CRS上にある微粒子のサイズ又は量、並びに清掃される表面の圧縮性及び弾力性特性が、CRSから離れて投げ出された微粒子が移動する軌跡及び距離に影響することを見出した。発明者らは、大きな微粒子は、より小さな微粒子(例えば、砂、砂糖)よりもはるかに長い距離投げ出される傾向があることを見出した。発明者らは、直径約4mmのプラスチックのビーズなどのある種の微粒子が、CRS上の元の位置から200cmまで離れて投げ出されたことを観察した。発明者らはまた、直径約0.25〜約0.5mmまでふるい分けされた、砂などの小さな微粒子の無視できない量(即ち、約50重量%)が、CRS上の元の位置から20cm未満離れた距離で投げ出されたことを観察した。絨毯などのCRSは、典型的には大きな微粒子と小さな微粒子との両方を含むので、大量の小さな微粒子がCRS上に戻るように収集部材が傾斜面の下側縁部に対して配置されていると、不利益となる。
図11に示す一実施形態では、傾斜面10の下側部分と収集表面25との最短距離dは、約1mm〜約200mm、好ましくは約2mm〜約150mm、より好ましくは約5mm〜約100mmである。
上述したように、大きな微粒子は、小さな微粒子よりも長い距離で投げ出される傾向があることが観察されている。したがって、大きな微粒子の一部が収集部材を越えて投げ出されてしまうと、清掃器具の清掃性能及び消費者の認識に不利益となる。収集部材は、長い距離で投げ出された大きな微粒子を捕捉するのに必要なだけ長く作製することができるが、それらの大きな微粒子を収集部材の収集表面に向かって再配向することが好ましい。大きな微粒子を収集表面に向かって再配向することは、それらの大きな微粒子が再配向要素から収集表面に向かって跳ね返るように、再配向要素が大きな微粒子の経路に沿って配置された場合に、達成される。
図12は、本発明の傾斜面、収集部材、及び再配向要素を含む、清掃器具5を示す。
一実施形態では、清掃器具5は、ハウジングの上面に動作可能に接続された、ハンドル70、好ましくは細長いハンドルを含む。好ましい一実施形態では、ハンドルは、ユーザがCRS上で清掃器具を操作できるようにする自在継手150によって、ハウジングの上面に旋回可能に接続される。
好ましい一実施形態では、ユーザが細長いハンドルを付けて又はそれを外して清掃器具を使用できるように、ハンドル50は、自在継手150の把持部分250に取外し可能に接続される。
図13は、傾斜面10、収集部材20、及び再配向要素60を示す、図12の清掃器具のヘッド部分の断面図である。
一実施形態では、再配向要素は、少なくとも部分的に収集部材の収集表面を取り囲むように、実質的に収集表面の上及びそれから離れて位置する、上側ハウジングである。好ましい一実施形態では、ハウジングは傾斜面10に接続される。傾斜面及びハウジングは、構造を提供し傾斜面がCRSを圧縮しながらその上で動かされることができるようにする、当該技術分野において既知のいかなる材料で作製することもできる。傾斜面及びハウジングに好適な材料の非限定例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック、又はスチレンベースのポリマー、木材、紙、波形材、セラミック、ガラス、金属、及びそれらのいかなる組み合わせもが挙げられる。
一実施形態では、清掃器具5は、第1の傾斜面10の外側表面12と第2の傾斜面15の外側表面17が同じ方向を向かないよう、ハウジングに接続された、第2の傾斜面15を含む。第2の傾斜面15は、第1の傾斜面10の下側縁部110に向いた下側縁部115を含む。特に、第1の傾斜面の外側表面と第2の傾斜面の外側表面が同じ方向を向かないように第1及び第2の傾斜面を有する清掃器具により、ユーザが、清掃器具の異なる側面又は部分を使用して、CRSから微粒子を除去することができるようになる。好ましい一実施形態では、第1及び第2の傾斜面の外側表面は、傾斜面が交互にCRSに微粒子を押し付けるように配向される。例えば、清掃器具が前方に動かされると第1の傾斜面10がCRSに微粒子を押し付け、清掃器具が後方に動かされると第2の傾斜面15がCRSに微粒子を押し付ける。
一実施形態では、収集部材20は、収集部材が第1及び第2の傾斜面の間に位置するように、ハウジングに接続される(好ましくは取外し可能に接続される)。好ましい一実施形態では、収集部材は、第1及び第2の傾斜面から実質的に等しい距離に位置する。好ましい一実施形態では、清掃器具5は、ハウジングの内側表面から収集表面に向かって延びる、第2の再配向要素65を含む。第2の再配向要素65は、ハウジングの長さにわたって延びる、バッフル又はストリップであることができる。特に、第2の再配向要素は、第1の傾斜面の下側縁部から投げ出された一部の微粒子が、(第1の傾斜面、ハウジング及び第2の傾斜面で画定される閉じた空間内で)第2の傾斜面に達して、第2の傾斜面に隣接したCRS上に戻る可能性があるというリスクを低減する。一実施形態では、第2の再配向要素65は、収集部材と接触していることもできる。
一実施形態では、収集部材20は、CRSから離れて投げ出された微粒子を受けるための収集表面25を含む。
好ましい一実施形態では、収集部材20は、収集表面25が清掃作業中にCRSに接触しないように、清掃器具に動作可能に、好ましくは取外し可能に接続される。特に、清掃作業中にCRSに接触しないように収集表面を配置することにより、微粒子がCRS上に戻る可能性があるというリスクが低減される。
図14は、収集表面が実質的にCRSの方に向かって配向される(即ち、下向きの)が、清掃作業中にCRSと接触しない、収集部材20を備えた清掃器具の断面図である。この実施形態では、微粒子がCRS上に戻るのを防ぐための手段を備えた収集表面を提供することが有益である。微粒子がCRS上に戻るのを防ぐための好適な手段の一例は、収集表面の少なくとも一部に適用され、収集表面への微粒子の接着を向上させることのできる添加剤である。好ましい一実施形態では、添加剤は、接着剤、好ましくは感圧性接着剤、ワックス、粘着性ポリマー、又はそれらの混合物のうちの少なくとも1つから選択される。好適な接着剤又は粘着性ポリマーの非限定例としては、アクリル、シリコンベースの材料、ゴムベースの材料、スチレンブロックコポリマー、アクリルエマルション、エポキシド、PVPベースのシアノアクリレートなどが挙げられ、それらは使用することができる多数の接着剤の一部である。
一実施形態では、微粒子の接着性を向上させ、且つ/又は絡み付き易い汚れを除去若しくは捕捉するための添加剤は、約10g/m2〜約700g/m2、好ましくは約20g/m2〜500g/m2、最も好ましくは約40g/m2〜約400g/m2のレベルで、収集部材の収集表面の上面又は下面に適用される。
微粒子がCRS上に戻るのを防ぐための好適な手段の別の例は、収集表面上に形成されたポケットであることができる。
好ましい一実施形態では、収集表面25は、図13に示すように、CRSから実質的に離れて配向される。上述したように、収集表面は、微粒子がCRS上に戻るのを防ぐための手段を有することができる。一実施形態では、微粒子が戻るのを防ぐための手段は添加剤である。別の実施形態では、微粒子が戻るのを防ぐための手段は、収集表面の外側縁部から延びて少なくとも1つの容器又は箱を形成する、少なくとも1つ、好ましくは複数の側壁である。収集表面はまた、空間を作るために、凹形状に形成されることができ、それによって、この空間内に落ちる微粒子はCRS上に戻ることができなくなる。一実施形態では、収集表面は、微粒子が限定された空間内に落ちることができるようにする上側開口部を有するポケットを含むことができる。これらのポケットは、収集表面から延びる壁を有し、当該技術分野で既知のいかなる幾何学形状をも有することができる。好ましくは、これらのポケットはハニカム形状を有する。一実施形態では、収集表面は、微粒子を捕捉するように波形化することができる。一実施形態では、収集表面は、微粒子を捕捉することができる、実質的に多孔質の不織布材料で作製されるか、又はそれを含むことができる。好適な多孔質不織布材料の非限定例としては、詰綿、嵩高材料、目に見える孔を有する不織布材料、目に見える孔を有する発泡体、及びそれらのいかなる組み合わせもが挙げられる。
一実施形態では、収集部材は、傾斜面を含む清掃器具に取外し可能に接続され、また再利用可能である。収集部材は、清掃作業の終了時に、ユーザが単に収集部材を取り除き、その中身をごみ箱に空け、次に収集容器を清掃器具に再接続することができるという点で、再利用可能である。
好ましい一実施形態では、収集部材は、清掃器具に取外し可能に接続され、収集部材の少なくとも一部は使い捨てである。好ましい一実施形態では、収集表面を含む収集部材の部分は使い捨てである。更に好ましい一実施形態では、収集部材全体が使い捨てである。使い捨て収集部材は、当該技術分野で既知のいかなる好適な使い捨て材料で作製することもできる。好適な材料の非限定例としては、繊維を含む織布若しくは不織布基材、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリ塩化ビニルなどのプラスチック、又はスチレンベースのポリマー、木材、紙、波形材、セラミック、ガラス、発泡体、あるいは金属、及びそれらのいかなる組み合わせもが挙げられる。収集部材は、上述の材料の一層を含むことができ、又は、上述の材料の複数層を有する積層構造であることができる。
一実施形態では、清掃器具は、絡み付き易い汚れをCRSから捕捉及び/又は除去するための手段を含む。
傾斜面が微粒子を投げ出す能力により、CRS上に見られる大量の遊離した汚れが除去される。絡み付き易い汚れの一部も、収集部材上に投げ出されることが見出されているが、それらの汚れの一部は、CRSにしっかり絡み付き過ぎていて上述したような傾斜面では投げ出されないことも見出されている。
例えば接着性絨毯ローラなどの、CRSから汚れを除去できる典型的な清掃器具は、遊離した汚れ及び絡み付き易い汚れの両方を、それらの汚れを分離することなく除去しようとしている。発明者らは、CRSの清掃作業中にそれらの汚れを分離することがより有効であり得ると考える。
一実施形態では、絡み付き易い汚れ(毛髪など、実質的に二次元の汚れ)を除去及び/又は捕捉するための手段127は、図13に示すように、収集部材20の下面27上に位置し、収集部材の上面は、遊離した汚れ(即ち、実質的に三次元の微粒子)を捕捉するための収集表面25を含むことができる。一実施形態では、絡み付き易い汚れを除去及び/又は捕捉するための手段127は、添加剤、好ましくは、感圧性接着剤又は粘着性ポリマーなどの、粘着性ポリマー添加剤であり、収集部材の下面の少なくとも一部に適用される。この実施形態では、収集部材は、収集部材の下面がCRSに少なくとも隣接する、好ましくはそれと接触しているように、ハウジングに動作可能に接続されるのが好ましい。
図15に示す好ましい一実施形態では、絡み付き易い汚れを除去及び/又は捕捉するための手段は、使用中にCRSに向かって延びるように、収集部材の下面27から延びる、又はそれに固着された複数の突出部である。突出部の非限定例としては、プラスチック材料で作られたフック、又はプラスチックフィルム、不織布、若しくは紙料で作られた突出部が挙げられる。これらの突出部は、いかなる所望の形状に作ることもできる。清掃器具がCRS上で動かされると、突出部又はフックは、毛髪及び他の実質的に二次元の汚れを「掴持」してCRSから除去することができる。
別の実施形態では、絡み付き易い汚れを除去及び/又は捕捉するための手段は、収集部材の下面に位置するのではなく、又はそれに加えて、清掃器具上に位置することができる。一実施形態では、清掃器具の前縁部及び/又は後縁部は、絡み付き易い汚れを除去及び/又は捕捉するための手段を含む。好ましい一実施形態では、絡み付き易い汚れを除去及び/又は捕捉するための手段は、傾斜面の底部がCRSを圧縮したときにCRSと接触しないように器具に接続される。ユーザが絡み付き易い汚れをCRSから除去したい場合、ユーザは単に清掃器具のヘッド部分を「傾ける」又は「反転させる」ことができ、それによって、その手段が今度はCRSと接触して絡み付き易い汚れを除去することができる。
上述したように、収集部材は、好ましくは取外し可能に清掃器具に接続される。収集部材は、当該技術分野において既知のいかなる方法又は機構によっても、器具に接続することができる。
一実施形態では、収集部材は接着剤で清掃器具に接続される。好ましい一実施形態では、収集部材は機械的に清掃器具に接続される。
図16Aに示す一実施形態では、収集部材20は、溝170を含む、少なくとも1つ、好ましくは2つの支持部材70、75によって、清掃器具5に機械的に接続される。ユーザは、収集部材が傾斜面10と実質的に同じ速度で実質的に同じ方向に動くように、収集部材の少なくとも一部を1つ又は複数の溝170の少なくとも一部に挿入することができる。
図16Bは、溝170を有する支持部材70の拡大断面図である。一実施形態では、溝170は、少なくとも約1mm、好ましくは少なくとも約2mm、より好ましくは少なくとも約3mmであって、且つ約15mm未満、好ましくは約12mm未満、より好ましくは約9mm未満の「アクセス」高さhを有する。一実施形態では、溝170は、少なくとも約1mm、好ましくは少なくとも約5mm、より好ましくは少なくとも約10mmの幅wを有する。溝の上側部分及び下側部分は、実質的に平行であるか、湾曲させるか、又は勾配を付けることができるが、依然として同じ利益を提供することができる。ユーザは、収集部材が清掃器具の支持部材に接続されたまま維持されるように、収集部材の少なくとも一部を各支持部材の溝170の少なくとも一部に挿入することができる。
図16Cに示す一実施形態では、収集部材の幅Wcは、収集部材の対向する側部をそれぞれ、第1及び第2の支持部材の溝に挿入できるような幅である。一実施形態では、収集部材の幅は、約1cm〜約30cm、好ましくは約2cm〜約25cm、より好ましくは約3cm〜約20cm、更により好ましくは約5cm〜約15cmである。
一実施形態では、収集部材の長さは、約5cm〜約50cm、好ましくは約10cm〜約40cm、より好ましくは約15cm〜約30cmである。
上述したように、収集部材20は、好ましくは収集表面上及び/又は収集部材の下面上に位置する、添加剤120を含むことができる。更に好ましい一実施形態では、添加剤は、接着剤又は粘着性ポリマーなどの粘着性ポリマー添加剤であることができる。この実施形態では、収集部材の上面及び/又は下面の側部部分220及び320は、いかなる粘着性添加剤をも実質的に有さないことが好ましい。「いかなる粘着性添加剤をも実質的に有さない」とは、側部部分が、約10g/m2未満、好ましくは約5g/m2未満、より好ましくは約1g/m2未満、更により好ましくは約0.5g/m2未満の粘着性添加剤を含むことを意味する。
一実施形態では、いかなる粘着性添加剤をも実質的に有さない収集部材の側部部分220及び320は、少なくとも約2mm、好ましくは少なくとも約5mm、より好ましくは少なくとも約10mmの幅Wsを有する。一実施形態では、いかなる粘着性添加剤をも実質的に有さない収集部材の側部部分220及び320は、約25mm未満、好ましくは約25mm未満、より好ましくは約15mm未満の幅Wsを有する。一実施形態では、側部部分は、約0.5mm〜約2.5mm、好ましくは約1mm〜約2.5mmの厚さを有する。
一実施形態では、収集表面の側部部分は、粘着性添加剤でコーティングされ、次に側部部分が支持部材に粘着しないように「不粘着性素材を付ける」。側部部分は、添加剤の粘着性を低減する任意の液体、固体、又は粉末を添加することによって、不粘着性素材を付けることができる。
別の実施形態では、側部部分は粘着性添加剤でコーティングすることができ、ユーザが次に、各側部部分を内側に折り畳んで、折り畳まれた部分がいかなる粘着性添加剤をも実質的に有さないようにすることができる。
特に、いかなる粘着性添加剤をも実質的に有さない、及び/又は不粘着性素材が付けられた側部部分により、ユーザが収集部材を支持部材の溝に容易に挿入することができるようになる。側部部分がいかなる粘着性添加剤をも実質的に有さない場合、粘着性添加剤が側部部分の溝への挿入を妨害しないので、側部部分は容易に溝170を滑動することができる。
図17Aに示す一実施形態では、ハウジング60の左側及び/又は右側は、少なくとも第1の傾斜面及びハウジングによって画定される空間内に収集部材を挿入するための側部開口部160を含む。好ましい一実施形態では、ハウジング60の左側又は右側の一方のみが側部開口部を含み、他方は閉止されて、収集部材がこの方向に更に動くのを防ぐ。
一実施形態では、収集表面及び/又は収集部材の下面に存在する添加剤は、ユーザに容易に認知されるように、収集表面及び/又は収集部材の下面の色と対比する色を添加剤に提供するために、染料を含むことができる。一実施形態では、添加剤を適用して、ユーザが容易に認知可能な模様を形成することができる。一実施形態では、この模様は、収集部材を清掃器具に適切に挿入し接続する方法についての情報/指示をユーザに伝えることができる。
一実施形態では、収集部材は、任意に、香料、消失する染料、暗闇で光ることができる染料、抗菌剤、殺真菌剤、殺虫剤、及びそれらのいかなる組み合わせをも含むことができる。
一実施形態では、上述したいずれかの添加剤、好ましくは粘着性添加剤は、エアゾール容器などの別個の容器に保管することができ、添加剤を収集部材の少なくとも1つの表面に適用するように、ユーザに指示することができる。
収集部材は、添加剤でコーティングされた「未使用の」収集表面を提供するために、少なくとも1つの剥離紙又はライナーで分離された、添加剤の複数層を含むこともできる。
一実施形態では、清掃器具は、器具が実質的に横向きに動かされるときに、収集部材が偶然に清掃器具から外れないようにするための、妨害要素260を含む。
支持部材70、支持部材の溝170内に挿入された収集部材20、及び妨害要素260の断面図を、概略的に図17Bに示す。当業者であれば、妨害部材260がなければ、清掃器具が実質的に横向きに、より具体的にはハンドル50に関連して側部開口部160とは反対の方向に動かされるときに、収集部材が滑動して支持部材の溝160から外れる恐れがあることを理解するであろう。妨害要素260は、好ましくは、支持部材70及び75の近位端から離れて位置し、実質的に垂直に延びる。清掃器具が実質的に横向きに動かされると、収集部材は、収集部材が滑動して清掃器具から実質的に外れるのを防ぐ妨害要素260に当接することができる。妨害要素260は、収集部材20の下面の少なくとも一部が清掃作業中にCRSと接触しているとき、並びに収集部材の下面が、絡み付き易い汚れをCRSから除去するための粘着性添加剤及び/又はフック式の突出を含む場合に、特に有益である。一実施形態では、収集部材が清掃器具の内側に挿入されたときに、収集部材の下面、特にそこに存在する粘着性ポリマー添加剤と、妨害部材との接触を最小限にするために、妨害部材の長さは収集部材の幅(Ws)よりも短い。
一実施形態では、収集部材が滑動して清掃器具から外れる可能性があるというリスクを低減するために、支持部材70及び75の近位部分を湾曲させることができる。
発明者らは、収集部材の下面が、清掃作業中にCRSと直接接触している、絡み付き易い汚れを除去/捕捉するための少なくとも1つの手段を含むとき、その手段がCRSと緊密に相互作用するので、清掃器具をCRS上で動かすことが更に困難になる場合があり、それがユーザの不満足な体験につながる可能性があることを見出した。発明者らはまた、収集部材の下面がCRSに隣接するか、又はそれと直接接触しているとき、収集部材の底部にある添加剤は、埃又は小さな繊維などの繊維性汚れの小さな微粒子によって非常に速く「不粘着性素材が付く」可能性があるので、絡み付き易い汚れを除去/捕捉するための手段の清掃効率、より具体的にはその手段が粘着性ポリマー添加剤である場合の清掃効率が低減されることも見出した。更に、添加剤がCRSと直接接触することにより、CRS上への添加剤の付着をもたらし得る可能性がある。
収集部材の下面とCRSとの直接的な相互作用又は接触を防ぐために、収集部材の下面の少なくとも一部、好ましくは収集部材の下面全体を、清掃作業中にCRSに対して上に上げることが有益であり得る。
図18は、収集部材の下面の少なくとも一部がCRSに対して上に上げられた、清掃器具の一実施形態の断面図を概略的に示す。この実施形態では、ヘッド部分の下面と、支持部材の少なくとも1つの収集部材と接触している表面との間の高さH1が、約1mm〜約50mm、好ましくは約5mm〜約40mm、より好ましくは約10mm〜約30mmとなるように、支持部材70、75を、ヘッド部分に接続することができる。一実施形態では、各支持部材は同じ高さに位置する。別の実施形態では、第1の支持部材は第2の支持部材よりもCRSに近い。
別の実施形態では、溝170がCRSから上向き又は下向きに突出するように、支持部材70、75のうちの少なくとも1つ、好ましくは両方に角度を付けることができる。当業者であれば、両方の支持部材が、上向き又は下向きのいずれかで同じ方向に「向く」場合、可撓性の収集部材は、実質的に凹形状、CRSに関してはそれぞれ凸形状の形をとることができることを理解するであろう。
図19A〜19Dに示す一実施形態では、清掃器具は、収集部材の下面の少なくとも一部を上げる又は下げるための、少なくとも1つの高さ調節部材78を更に含むことができる。一実施形態では、高さ調節部材78は、側部開口部160からヘッド部分の反対側に向かって延びる。好ましい一実施形態では、高さ調節部材78は、器具のヘッド部分の前側及び後側に対して実質的に中央に位置し、また、側部開口部160に実質的に垂直であることができる。収集部材が側部開口部160を介して清掃器具に挿入されると、収集部材は、実質的に上向き又は下向きに曲げられ、図19A〜19Cに概略的に示すように、清掃作業中、CRSに関して凹形状又は凸形状の形をとる。
高さ調節部材78は、いかなる幾何学的断面形状を有することもできる。好適な断面形状の非限定例としては、円形、四角形、及び三角形が挙げられる。好ましい一実施形態では、高さ調節部材と収集部材の下面又は上面との接触に利用できる表面を限定するために、高さ調節部材78の断面形状は、尖った又は丸みを帯びた形状のいずれかであることができる先端又は頂点178を含む。当業者であれば、高さ調節部材と収集部材の下面又は上面との接触に利用できる表面を限定することにより、特に収集部材の下面及び/又は上面が粘着性ポリマー添加剤を含む場合に、収集部材が清掃器具に挿入されるときの摩擦が低減されることを理解するであろう。先端又は頂点部分を有する高さ調節部材の代わりに、又はそれに加えて、高さ調節部材78と接触できる収集部材の表面の部分は、収集部材の挿入を容易にするため、粘着性ポリマー添加剤を実質的に有さなくてもよく、又は「不粘着性素材が付けられる」ことができる。別の実施形態では、高さ調節部材78と接触できる、収集部材の上面及び下面の両方の部分は、ユーザが収集部材を挿入及び取外しできるようにするために、粘着性ポリマー添加剤を実質的に有さなくてもよく、又は「不粘着性素材が付けられる」ことができる。
一実施形態では、高さ調節部材78が収集部材と接触している部分と、清掃器具の下面との間の高さH2が、約2mm〜約50mm、好ましくは約3mm〜約40mm、より好ましくは約5mm〜約30mmであり、ヘッド部分の下面と、収集部材と接触している支持部材の少なくとも1つの表面との間の高さH1が、約1mm〜約50mm、好ましくは約2mm〜約40mm、より好ましくは約3mm〜約30mmであるように、高さ調節部材がヘッド部分と接続される。
図19Bは、高さ調節部材が収集部材20を上に上げている場合のヘッド部分の概略断面図であり、図19Cは、高さ調節部材が収集部材を下に下げている場合のヘッド部分の概略断面図である。
一実施形態では、収集部材に接触可能な高さ調節部材78の部分と、収集部材と接触している支持部材のうちの少なくとも1つの表面との間の「高低差」ΔHは、約1mm〜約50mm、好ましくは約2mm〜約40mm、より好ましくは約3mm〜約30mmである。
高さH2を有する高さ調節部材78により、収集部材の少なくとも一部をCRSから離して上げるか、又はCRSに近付けることができることが理解されるであろう。
いかなる理論によっても束縛されるものではないが、高さ調節部材によって、絡み付き易い汚れを捕捉/除去するための手段とCRSとの直接的な接触/相互作用を減少させることができるので、高さH1及びH2により、収集部材の下面における絡み付き易い汚れを捕捉/除去するための手段の効率が増大することが意外にも見出された。
更に、ユーザが、前後に掃く動きで清掃器具の下面をCRSに対して及び/又はその上で動かすと、CRS上に存在しCRSに非常に僅かに絡み付いた絡み付き易い汚れの少なくとも一部が、それらの汚れを除去/捕捉するための手段と接触することも理解されるであろう。
典型的なCRS、特に絨毯は、絨毯の繊維に強く絡み付いた、絡み付き易い汚れを有する場合があり、その結果、解きほぐすのに追加の機械的動作を必要とすることが観察された。
図19A、19B、及び19Dに示す一実施形態では、清掃器具は、絡み付き易い汚れを少なくとも部分的にCRSから解きほぐすための、少なくとも1つの解きほぐし部材80を含む。図19Dは、第1の解きほぐし部材80及び第2の解きほぐし部材85を示す、清掃器具の底面図である。「解きほぐし部材」とは、CRSに強く絡み付いた、絡み付き易い汚れを引張る及び/又は掴持することができる、いかなる特徴、装置、機構、及び/又は表面をも意味する。好適な解きほぐし部材の非限定例としては、プラスチックフィルム又はカード用紙などの不織布材料上に形成又は成型された突出部、櫛、レーキ、製織又は形成されたフック、剛毛、織布地、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、スクリム又はメッシュ材料、サンドペーパー、網状発泡体、研磨パッド、及びそれらのいかなる組み合わせもが挙げられる。
好ましい一実施形態では、解きほぐし部材80は一方向性である。「一方向性解きほぐし部材」とは、解きほぐし部材がCRS上で一方向に動かされると、解きほぐし部材はCRSから繊維性汚れを掴持する及び/又は引張ることができるが、解きほぐし部材がCRS上で反対方向に動かされると、解きほぐし部材は、一旦解きほぐされた汚れの少なくとも一部、好ましくは実質的に全部を解放することもできることを意味する。好適な一方向性解きほぐし部材の非限定例としては、押し出されたフック、偏向させた繊維、剛毛、櫛、リントブラシ布地としても一般に知られる、すべてが一方向に傾斜している起立した繊維で覆われた表面を有する織布地、及びそれらのいかなる組み合わせもが挙げられる。好ましい一実施形態では、一方向性解きほぐし部材は、コリンズ・アンド・アイクマン社(Collins & Aikman Corp.)(27573ノースカロライナ州ロックスボロー(Roxboro,NC))からDE LINTの商標名で入手可能な、リントブラシ布地又は材料である。好適なリントブラシ布地は、米国特許第6,763,977B2号及び米国特許第4,639,965号にも開示されている。
一実施形態では、解きほぐし部材80は、清掃作業中に絡み付き易い汚れを係合し、少なくとも部分的に解きほぐすことができるように、清掃器具のヘッド部分に接続される。絡み付き易い汚れが少なくとも部分的にCRSから解きほぐされると、収集部材の下面によってより容易に捕捉/除去され、且つ/又は傾斜面によって収集部材の収集表面に投げ出されることができる。
好ましい一実施形態では、ユーザが、前後に掃く動きでヘッド部分の下面をCRS上で動かすと、少なくとも部分的に絡み付き易い汚れを解きほぐすことができるように、解きほぐし部材80はヘッド部分の下面に接続される。
一実施形態では、解きほぐし部材は、高さ調節部材68の下面に接続される。
一実施形態では、解きほぐし部材は傾斜面10の湾曲表面に接続される。
一実施形態では、少なくとも1つの解きほぐし部材80は、傾斜面10の下側縁部と収集部材20の下面との間に位置するように、ヘッド部分の下面に接続される。好ましい一実施形態では、解きほぐし部材80は、一方向性であり、ヘッド部分の下面に接続され、また、ヘッド部分がCRS上で動かされ、収集部材がヘッド部分の前側の傾斜面10に関して「先導」すると(即ち、ヘッドがユーザに向かって動かされると)、解きほぐし部材は繊維性汚れを掴持及び/又は引張り、傾斜面又はヘッドの前側部分が収集部材に対して「先導」すると(即ち、ヘッドがユーザから離れるように動かされると)、解きほぐし部材は解きほぐされた繊維性汚れを解放するように配向される。解きほぐし部材は、例えば高さ調節部材に接続され、また上述したように配向されることによって、収集部材の下面の下に位置することができ、且つ依然として同じ利益を提供することが理解されるであろう。
別の実施形態では、第2の解きほぐし部材85が、器具のヘッド部分の下面に接続される。一実施形態では、第2の解きほぐし部材85は、第2の傾斜面15の下側縁部と収集部材20の下面との間に位置するように、器具のヘッド部分の下面に接続される。好ましい一実施形態では、第2の解きほぐし部材85は、一方向性であり、ヘッド部分の下面に接続され、また、ヘッド部分がCRS上で動かされ、ヘッド部分の前側に位置する傾斜面10が収集部材20に関して「先導」すると(即ち、ヘッドがユーザから離れるように動かされると)、第2の解きほぐし部材は繊維性汚れを掴持及び/又は引張り、収集部材20が前側傾斜面10又はヘッドの前側部分に関して「先導」すると(即ち、ヘッドがユーザに向かって動かされると)、第2の解きほぐし部材85は解きほぐされた繊維性汚れを解放するように配向される。第2の解きほぐし部材85は、例えば高さ調節部材に接続され、また上述したように配向されることによって、収集部材の下面の下に位置することができ、且つ依然として同じ利益を提供することが理解されるであろう。
いかなる理論によっても束縛されるものではないが、前後に掃く動きでユーザが繊維性汚れ(即ち、絡み付き易い汚れ)を含むCRS上でヘッド部分を動かすと、第1及び第2の解きほぐし部材80、85が交互に、繊維性汚れを掴持し/引張り、次に解きほぐされた繊維性汚れを解放すると考えられる。
絡み付き易い汚れの捕捉/除去プロセスを、概略的に図20A〜20Bに示す。
図20Aは、繊維性汚れ130を含むCRS30に対して、矢印で示すように前方に(即ち、ユーザから離れるように)動かされているヘッド部分を概略的に示す。それぞれの配向のため、第1(前側)の解きほぐし部材80は、繊維性汚れ130を実質的に掴持する又は引張ることなくそれらの上を動き、第2(後側)の解きほぐし部材85は、第2の解きほぐし部材によって収集された繊維性汚れを掴持する/引張る。
図20Bは、CRSに対して、矢印で示すように後方に(即ち、ユーザに向かって)動かされているヘッド部分を概略的に示し、第2の解きほぐし部材85はそれまでに収集した繊維性汚れを解放し、第1の解きほぐし部材80は今度は繊維性汚れを引張り/掴持し、収集している。CRS上に存在し、第2の解きほぐし部材85によって収集された繊維性汚れの量によって、これらの汚れは、ある程度の三次元性を有する繊維性の塊230の形態で解放される。当業者であれば、CRSが比較的少量の繊維性汚れのみを含む場合、繊維性の塊はほとんど三次元性を有さないことが理解されるであろう。反対に、CRSが比較的大量の繊維性汚れを含む場合、より大量の繊維性汚れがより三次元性を有する繊維性の塊の形態で解放される。
CRS上に存在する繊維性汚れの量が、第2の解きほぐし部材によって解放された大きな/多量の三次元の繊維性の塊になると、この解放された繊維性の塊は、収集部材20の下面の、これらの汚れを除去/捕捉するための手段によって、特に、図20Bに示すようにこれらの汚れを除去/捕捉するための手段が粘着性ポリマー添加剤の場合に、捕捉/除去される。
CRS上に存在する繊維性汚れの量が、第2の解きほぐし部材によって解放された小さな繊維性の塊になると、この解放された繊維性の塊は、収集部材20の下面の、これらの汚れを除去/捕捉するための手段によって捕捉/除去されないが、代わりに、この小さな繊維性の塊は次に、第1の解きほぐし部材によって収集される。ユーザがCRSに対してヘッド部分を前方に動かすと、第1の解きほぐし部材80は、本来は小さな繊維性の塊を、収集された追加の繊維性汚れと共に解放する。
当業者であれば、典型的な前後に掃く動きの間、繊維性汚れは、解放される繊維性の塊のサイズが、これらの汚れを除去し捕捉するための、収集部材の手段によって、捕捉されるのに十分な大きさ及び/又は量になるまで、2つの解きほぐし部材によって収集され解放されることが理解されるであろう。
一実施形態では、清掃器具は、ヘッド部分の左側及び右側にそれぞれ位置する、第3及び第4の一方向性解きほぐし部材80’、85’を含むことができ、上述したのと同じ収集プロセスにしたがって、左側に位置する解きほぐし部材80’は、ヘッドがユーザに関して右に動かされるときに、繊維性汚れを引張り又は掴持し、「右側」の解きほぐし部材85’は、ヘッドがユーザに関して左に動かされるときに、繊維性汚れを引張り又は掴持するように配向される。特に、左側及び右側の一方向性解きほぐし部材は、ユーザがヘッド部分を横向きに動かしたときに、繊維性の塊がヘッド部分から「抜け出す」のを防ぐ。
上述したように、収集部材の下面の少なくとも一部を、清掃作業中にCRSに対して上に上げて、この上げられた表面が、清掃作業中にCRSと相互作用しない、又は直接接触しないようにすることが有益であり得る。
いかなる理論によっても束縛されるものではないが、収集部材の下面が少なくとも1つの凹状部分及び/又は1つの凸状部分を含む場合、凹状部分及び又は凸状部分は積極的に繊維性の塊を捕捉し、それで一杯になると考えられる。
やはり上述したように、CRSから離れた支持部材を提供することによって、並びに/又は収集部材を下げる及び/若しくは上げるための高さ調節部材を含むことによって、収集部分を上に上げることができる。
一実施形態では、収集部材は、少なくとも1つの凹状部分及び/又は凸状部分を含むように、予備形成することができる。収集部材は、複数の凹状部分及び凸状部分を含む波形材料で作製することもできる。
一実施形態では、収集部材は、実質的に平坦であることができ、また、隆起領域及び陥凹領域を作るために、ユーザが少なくとも部分的に収集部材を容易に折り畳むことができるようにするための、少なくとも1つの「脆弱」線を含むことができる。
図19Aに示す一実施形態では、妨害部材は、粘着性ポリマー添加剤でコーティングされた場合の収集部材の下面と妨害部材との間で利用できる接触表面を限定するために、突起又は隆起部分1260を含む。妨害部材のこの突起又は隆起部分によって、収集部材を清掃器具のヘッドに挿入することが容易になる。
一実施形態では、添加剤、好ましくは粘着性ポリマー添加剤を含む収集部材の表面は、収集部材の挿入後にユーザが容易に除去することができる、剥離紙又はライナーで覆うことができる。一実施形態では、添加剤の少なくとも一部を保護するために、挿入後に剥離紙をすべて除去せず、必要な場合にのみ紙を除去し、その結果として収集部材の「使用可能期間」又は効果を延長するように、ユーザに指示することができる。剥離紙の一部のみの除去を容易にするため、ユーザが、剥離紙の予め画定された部分のみを除去し、添加剤の一部のみを露出させることができるように、剥離紙は、予め切断されたスリット又は穿孔線を含むことができる。
一実施形態では、剥離紙又はライナーは、織布又は不織布材料で作製することができる。剥離紙又はライナーの坪量は、約150g/m2未満、好ましくは約100g/m2未満、より好ましくは約75g/m2未満である。
清掃器具が、側部開口部160、並びに溝170へのアクセスを少なくとも部分的に妨害する妨害要素を含む場合、並びに/又は清掃器具が高さ調節部材を含む場合、収集部材が少なくとも部分的に屈曲可能であることが有益な場合がある。「少なくとも部分的に屈曲可能」とは、ユーザが、収集部材を開口部を通して溝170に挿入し、押し込むときに、収集部材が曲がることを意味する。
収集部材の屈曲又は変形特性は、図21A及び21Bに概略的に示す次の試験方法にしたがって測定することができる。
幅約150mm及び長さ約300mmの5つの方形のストリップを、約2.5mm未満の厚さを有する第1の試験サンプル材料から切断する。
サンプル材料の第1のストリップAを、厚さ約12.7mm(0.5インチ)の機械加工されたアルミニウムで作製された水平面Bの上面に、実質的に平らに載せる。水平面と接触しているストリップAの表面は、ストリップAが水平面に対して滑る又は滑動することを妨げ得るいかなる粘着性添加剤をも実質的に有さない。
アルミニウムCの平坦で、剛性且つ細長いストリップを、このアルミニウムストリップが水平面と実質的に平行であって、水平面から約12.7mm(0.5インチ)に位置するように、水平面の下に取り付けることができる。
第1のストリップAは、その長辺が、水平面Bの直線縁部と実質的に垂直になるように保持される。
ストリップAは、水平面Bと接触しているストリップの部分が、水平面上で実質的に平らに維持され、ストリップの他の部分が水平面から「垂れ」たままであるように、表面の直線縁部に向かって動かされる。
当業者であれば、サンプル材料の硬さ又は曲げ特性によって、水平面から垂れているストリップの部分が、その自重によって曲がることができることを理解するであろう。
ストリップは、表面から垂れているストリップの前縁がアルミニウムストリップCに触れるまで動かされる。ストリップAの前縁がアルミニウムストリップCに触れたとき、ストリップAの下向きの変形Ddは、図21Bに示すように、約12.7mm(0.5インチ)である。
ストリップAは次に、表面Bの直線縁部で印を付けられる。
ストリップAは次に、水平面Bから除去され、水平面から垂れてアルミニウムストリップCと接触していたストリップの前縁から、直前に付けた印までの距離が測定される。
同じ測定を、同じ試験サンプル材料の他の4つのストリップに対して行う。
これらの測定の平均から「平均垂値(Average Drape Value)」が得られる。
ストリップAのほとんど(即ち、約290mm超過)が表面レベルから垂れ、前縁が依然としてアルミニウムストリップCに触れない場合は、より長いサンプルを準備することができ、前縁がアルミニウムストリップに触れるまで試験される。
一実施形態では、収集部材は、約150mm未満の幅、及び約2.5mm未満の厚さ又はキャリパーを有する基材で作られる。
一実施形態では、基材は、少なくとも約40mm、好ましくは少なくとも約50mm、より好ましくは少なくとも約60mm、更により好ましくは少なくとも約70mm、最も好ましくは少なくとも約80mmの「平均垂値」を有する。
一実施形態では、基材は、約300mm未満、好ましくは約280mm未満、より好ましくは約260mm未満、更により好ましくは約240mm未満、最も好ましくは220mm未満の「平均垂値」を有する。
一実施形態では、収集部材の上面及び/又は下面のうちの少なくとも1つは、粘着性添加剤を含む。粘着性添加剤は、少なくとも約10g/m2、好ましくは少なくとも約20g/m2、より好ましくは少なくとも約40g/m2、更により好ましくは少なくとも約80g/m2のレベルで適用される。
発明者らは、収集部材が低過ぎる(即ち、約40mm未満の)「平均垂値」を有する基材で作られた場合、特に少なくとも基材の上面及び/又は下面のうちの少なくとも1つが粘着性添加剤を含むと、収集部材がそれ自体の上で潰れる傾向になるので、収集部材を器具のヘッド部分に挿入することが困難になり得ることを見出した。
反対に、発明者らは、収集部材が高過ぎる(即ち、約300mm超過の)「平均垂値」を有する基材で作られた場合、収集部材が、曲がって妨害部材を越え、且つ/又は高さ調節部材の形状に適応することができない恐れがあるので、収集部材を器具のヘッド部分に挿入することがやはり困難になり得ることを見出した。
これらの範囲外にある収集部材は、所望の「平均垂値」を提供するために変性できることが理解されるであろう。例えば、収集部材の基材に部分的及び/若しくは一体の切込み、スリット、又は穴を作製して、拘束下で曲がるその能力を増大させることができる。逆に、材料はその曲がる能力を低減するように強化することもできる。例えば、収集部材のために選択される材料は、折り畳まれ、曲げられ、波形化され、非平滑化され、積層されることができ、且つ/又は結合剤などの強化添加剤を含むことができる。
図17A及び17Bに既に示した一実施形態では、清掃器具は、収集部材の左側又は右側部分のいずれかに位置する、対応する雌又は雄要素を係合する又はそれによって係合されるための、ハウジングの一方の側に位置する雄又は雌要素360を含む。好ましい一実施形態では、雄又は雌要素360は、側部開口部160に隣接して配置される。
雌要素420を有する収集部材20を図22A〜22Bに示す。好ましい一実施形態では、清掃器具の雄又は雌要素360は、側部開口部160に隣接する。収集部材が側部開口部160に挿入されると、ユーザは、次に、清掃作業中に収集部材が偶然に清掃器具から取外されるのを防ぐために、雄及び雌要素を係合することができる。雄及び雌要素の非限定例としては、フック・ループ式ファスナー、トング及び溝、穴及び突出、又は当該技術分野で既知の他のいかなる雄及び雌要素もが挙げられる。
一実施形態では、収集部材20の雄又は雌要素420は、収集表面が所望の方向/配向に向けられたときにのみ、好ましくは収集表面が実質的に上を向いているときにのみ、この雄又は雌要素が清掃器具の雌又は雄要素を係合する又はそれによって係合されるように、収集部材20上に配置される。当業者であれば、前述の雄/雌構成によって、特に収集表面が、ポケット及び/又は添加剤などの微粒子を保持するための手段を含み、微粒子が、収集表面上のこの微粒子を保持するための手段の上に落ちることが望ましい場合に、ユーザが適切な形で収集部材を挿入できることが理解されるであろう。
図22Bに示す一実施形態では、収集部材の上面及び/又は下面のうちの少なくとも1つは、収集部材を清掃器具に接続する適切な方法をユーザに伝える印を含むことができる。適切な印の非限定例としては、収集部材が器具に接続されたときに、収集部材のどちらの側又は表面がCRSに向いているべきかをユーザに伝える、1つ又は複数の単語、1つ又は複数のアイコン、1つ又は複数の絵、1つ又は複数の図面が挙げられる。
一実施形態では、収集部材は、実質的に方形であり、ユーザが収集部材を開口部に挿入したときに、収集部材の部分520が清掃器具の外に残るように、その長さLcは溝170の長さよりも長い。ユーザは次に、ハウジングの外に残った収集部材の部分を折り畳んで、又は曲げて、図23に示すように、収集部材の雄又は雌要素が、清掃器具の対応する雌又は雄要素を係合する又はそれによって係合されるようにすることができる。
好ましい一実施形態では、収集部材は、収集部材の雄又は雌要素420が清掃器具5の対応する雌又は雄要素360を係合する又はそれによって係合されることができるように、ユーザが収集部材20の部分520を折り畳む助けとなる、折り畳み線620を含む。折り畳み線は、部分520の折り畳みを容易にする、穿孔、スリット、又は穴を含むことができる。
一実施形態では、清掃器具5の再配向部材60の少なくとも一部、好ましくは上側部分460は、完全に不透明ではなく、透明又は半透明であることができる。「完全に不透明ではない」とは、通常の日光において、また少なくとも約1.5mの距離内で、ユーザがこの部分460を透かして見ることができ、この部分を通して物体を識別できることを意味する。特に、不透明ではない部分によって、収集部材の収集表面が微粒子汚れで飽和しているか、及び収集部材が側部開口部に適切に挿入され且つ/又は器具に接続されているかを、ユーザが判断することができるようになる。
上述した清掃器具のいずれも、染み抜き又は絨毯の全体的なフレッシュニングのために、粉末、微粒子、液体、泡、ゲル、及びそれらのいかなる組み合わせの形態でも絨毯の上に分配できる、既知の絨毯用清掃製品と組み合わせて使用することもできる。
主題発明の特定の実施形態を記載してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、主題発明の様々な変更や修正が可能であることが当業者には明らかであろう。それに加えて、本発明をその特定の実施形態と関連して記載してきたが、本発明の範囲は、添付の請求項によって定義され、先行技術が許容する限り広範に解釈されるべきである。
圧縮可能な弾性表面上で動かされる傾斜面及び収集部材を概略的に示す斜視図。 第1段階にある図1の傾斜面及び収集部材の断面図。 第2段階にある図1の傾斜面及び収集部材の断面図。 第3段階にある図1の傾斜面及び収集部材の断面図。 第4段階にある図1の傾斜面及び収集部材の断面図。 第5段階にある図1の傾斜面及び収集部材の断面図。 図3の傾斜面の拡大断面図。 凸状傾斜面の拡大断面図。 凹状傾斜面の拡大断面図。 別の傾斜面の斜視図。 傾斜面及び収集部材の概略断面図。 本発明の清掃器具の斜視図。 図12の清掃器具の断面図。 別の清掃器具の断面図。 突出部を有する収集部材の底面斜視図。 部分的に挿入された収集部材を示す図12の清掃器具の底面斜視図。 支持部材の断面図。 添加剤を有する収集部材の平面図。 図12の清掃器具の側面斜視図。 図17Aの器具の拡大断面図。 別の清掃器具の断面図。 高さ調節部材を有する清掃器具の等角断面図。 収集部材を有する図19Aの清掃器具の等角断面図。 別の高さ調節部材を有する清掃器具の等角断面図。 解きほぐし部材を有する清掃器具の底面図。 清掃作業の第1段階にある清掃器具の概略断面図。 清掃作業の第2段階にある清掃器具の概略断面図。 「平均垂値」を測定するための試験の側面図。 「平均垂値」を測定するための試験の別の側面図。 雌要素を有する収集部材の平面図。 雌要素を有する収集部材の底面図。 器具の雄要素が収集部材の雌要素を係合している、清掃器具及び収集部材の斜視図。

Claims (51)

  1. 圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための清掃器具であって、
    前記微粒子を前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面であって、下側縁部を有する傾斜面、及び
    前記微粒子を収集するための収集部材
    を含み、前記収集部材が前記傾斜面に動作可能に接続され、前記収集部材が収集表面を有し、前記傾斜面の前記外側表面が前記圧縮可能な弾性表面上を圧縮しながらその上で動かされ前記微粒子に押し付けられると、前記微粒子が前記圧縮可能な弾性表面から離れて前記収集表面上に投げ出される、清掃器具。
  2. 前記収集部材と前記下側縁部との距離が約1mm〜約200mmである、請求項1に記載の清掃器具。
  3. 前記収集部材と前記下側縁部との距離が約2mm〜約100mmである、請求項2に記載の清掃器具。
  4. 前記収集部材と前記下側縁部との距離が約5mm〜約50mmである、請求項3に記載の清掃器具。
  5. 前記傾斜面が前記圧縮可能な弾性表面の上で動かされるとき、前記収集部材が前記傾斜面に静的に接続される、請求項1に記載の清掃器具。
  6. 前記収集部材が前記清掃器具に取外し可能に接続される、請求項1に記載の清掃器具。
  7. 前記収集部材が、前記微粒子が前記圧縮可能な弾性表面上に戻ることを実質的に防止する、請求項6に記載の清掃器具。
  8. 前記収集部材が使い捨てである、請求項6に記載の清掃器具。
  9. 前記収集部材が上面及び下面を有し、前記微粒子が前記収集部材の前記上面によって収集される、請求項1に記載の清掃器具。
  10. 前記収集表面が前記清掃器具の第1及び第2の傾斜面の間に位置するように、前記微粒子を前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する、少なくとも第2の傾斜面を更に含む、請求項1に記載の清掃器具。
  11. 前記第1の傾斜面の前記外側表面及び前記第2の傾斜面の前記外側表面が同じ方向に向いていない、請求項10に記載の清掃器具。
  12. 前記清掃器具が上側部分及び下側部分を有する実質的に中空の本体を含み、前記傾斜面が前記本体の前記下側部分の一部である、請求項1に記載の清掃器具。
  13. 前記中空の本体の前記上側部分に動作可能に接続されるハンドルを更に含む、請求項12に記載の清掃器具。
  14. 前記ハンドルが前記中空の本体の前記上側部分に旋回可能に接続される、請求項13に記載の清掃器具。
  15. 前記収集表面が、前記中空の本体内に、前記圧縮可能な弾性表面から離れて位置する、請求項12に記載の清掃器具。
  16. 圧縮可能な弾性表面から大きな微粒子を除去するための清掃器具であって、
    垂直方向高さ及び水平方向幅を有する外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面を含み、垂直面における前記外側表面の断面形状が、約2〜30mmの垂直方向高さで測定したときに約70°未満の少なくとも1つの接線角を有するような形状であることにより、前記傾斜面の前記外側表面が前記圧縮可能な弾性表面及び前記大きな微粒子を圧縮しながらその上で動かされると、前記傾斜面が前記大きな微粒子の上を通り、前記大きな微粒子が前記圧縮可能な弾性表面から離れて投げ出され、並びに
    前記投げ出された微粒子汚れを収集する収集部材であって、前記傾斜面に動作可能に接続された収集部材
    を含む、清掃器具。
  17. 垂直面における前記傾斜面の前記断面形状が、約2〜30mmの垂直方向高さで測定したときに少なくとも約60°未満の接線角を有するような形状である、請求項16に記載の清掃器具。
  18. 垂直面における前記傾斜面の前記断面形状が、約2〜30mmの垂直方向高さで測定したときに少なくとも約50°未満の接線角を有するような形状である、請求項17に記載の清掃器具。
  19. 前記傾斜面の前記外側表面が、実質的に平坦、実質的に凸形状、実質的に凹形状、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つである、請求項16に記載の清掃器具。
  20. 外側表面を有する少なくとも第2の傾斜面を更に含み、前記第2の傾斜面の前記外側表面が垂直方向高さ及び水平方向幅を有し、垂直面における前記第2の傾斜面の前記外側表面の断面形状が、約2〜30mmの垂直方向高さで測定したときに、約70°未満の少なくとも1つの接線角を有するような形状であることにより、前記第2の傾斜面の前記外側表面が前記圧縮可能な弾性表面及び前記大きな微粒子を圧縮しながらその上で動かされると、前記第2の傾斜面が前記大きな微粒子の上を通り、前記大きな微粒子が前記圧縮可能な弾性表面から離れて投げ出される、請求項16に記載の清掃器具。
  21. 前記収集部材が、実質的に前記第1及び第2の収集傾斜面の間に位置する、請求項20に記載の清掃器具。
  22. 前記傾斜面の前記水平方向幅が約5mm〜100mmである、請求項16に記載の清掃器具。
  23. 圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための清掃器具であって、
    前記微粒子を前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面であって、下側縁部を有する傾斜面、
    前記微粒子を収集するための収集部材であって、収集表面を有する収集部材
    を含み、前記傾斜面の前記外側表面が前記圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かされ、前記微粒子が前記下側縁部に達すると、前記微粒子が、前記圧縮可能な弾性表面から離れて前記下側縁部から前記収集部材上に投げ出され、前記下側縁部と前記収集部材との間の空間が、前記微粒子を前記圧縮可能な弾性表面上に再配向させるいかなる物体をも実質的に有さない、清掃器具。
  24. 前記圧縮可能な弾性表面によって前記下側縁部から投げ出された前記微粒子を、前記収集部材の方に再配向するように、再配向要素を更に含む、請求項23に記載の清掃器具。
  25. 前記揺動要素が、前記収集部材を封入するように前記傾斜面及び前記収集部材に動作可能に接続されたハウジングである、請求項24に記載の清掃器具。
  26. 前記ハウジングに動作可能に接続されたハンドルを更に含む、請求項25に記載の清掃器具。
  27. 前記ハンドルが、自在継手によって前記ハウジングに旋回可能に接続された、請求項26に記載の清掃器具。
  28. 圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための清掃器具であって、
    前記清掃器具の前進運動により前記清掃器具が前記圧縮可能な弾性表面上で動かされると、前記微粒子を前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する第1の傾斜面であって、下側縁部を有する第1の傾斜面、
    前記清掃器具の後退運動により前記清掃器具が前記圧縮可能な弾性表面上で動かされると、前記微粒子を前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する第2の傾斜面であって、下側縁部を有する第2の傾斜面、
    上側ハウジングと前記第1及び第2の傾斜面とが実質的に中空の空間を形成するように、前記第1及び第2の傾斜面に動作可能に接続された上側ハウジング、並びに
    前記圧縮可能な弾性表面から投げ出された微粒子を収集するための収集部材であって、前記収集部材が、前記清掃器具に動作可能に接続され、前記収集部材が、前記清掃器具が前記圧縮可能な弾性表面の上で動かされる間に前記圧縮可能な弾性表面と接触しない収集表面を含む、収集部材
    を含む、清掃器具。
  29. 前記収集部材が前記清掃器具に取外し可能に接続された、請求項28に記載の清掃器具。
  30. 前記収集部材が使い捨て基材である、請求項29に記載の清掃器具。
  31. 前記使い捨て表面の前記収集表面が添加剤を含む、請求項30に記載の清掃器具。
  32. 前記添加剤が、ワックス、感圧性接着剤、粘着性ポリマー、及びそれらの混合物のうちの少なくとも1つである、請求項31に記載の清掃器具。
  33. 前記収集部材が少なくとも部分的に前記清掃器具に接続されると、前記微粒子が前記収集表面上に投げ出され、前記収集部材が前記清掃器具に接続されていないと、前記微粒子が前記圧縮可能な弾性表面上に戻る、請求項29に記載の清掃器具。
  34. 圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去する方法であって、
    請求項1による清掃器具を準備する工程、
    前記微粒子が前記収集表面上に投げ出されるように、前記傾斜面の前記外側表面を、前記圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かし、前記微粒子を押し付ける工程
    を含む、方法。
  35. 微粒子を圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面であって、下側縁部を有する傾斜面と、収集表面を有する収集部材とを含む清掃器具を用いて、圧縮可能な弾性表面から微粒子を除去するための方法であって、
    前記収集部材を前記清掃器具に接続する工程、及び
    前記微粒子が前記圧縮可能な弾性表面から離れて前記収集表面に投げ出されるように、前記傾斜面の前記外側表面を、前記圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かし、前記微粒子を押し付ける工程
    を含む、方法。
  36. 前記傾斜面の前記外側表面が前記圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かされるときに、前記収集表面が前記圧縮可能な弾性表面と接触しないように、前記収集部材が前記清掃器具に接続された、請求項35に記載の方法。
  37. 前記収集部材が使い捨て基材である、請求項36に記載の方法。
  38. 前記使い捨て基材の前記収集表面が添加剤を含む、請求項37に記載の方法。
  39. 前記添加剤が、ワックス、感圧性接着剤、粘着性ポリマー、及びそれらのいずれかの混合物のうちの少なくとも1つから選択される、請求項38に記載の方法。
  40. 前記収集部材が、前記傾斜面の前記外側表面が前記圧縮可能な弾性表面の上で動かされるときに、前記清掃器具に接続された前記収集部材を解放可能に維持するための係止部材を含む、請求項35に記載の方法。
  41. 前記圧縮可能な弾性表面上に位置する微粒子を前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面と、前記清掃器具の一面の上に位置する雄又は雌要素とを有する清掃器具と共に使用するための使い捨て収集部材であって、前記収集部材が
    上面及び下面、左側部分及び右側部分を有する使い捨て基材、並びに
    前記使い捨て基材の前記上面に適用された添加剤
    を含み、
    前記左側又は右側部分の少なくとも1つが、前記清掃器具の前記雄又は雌要素に係合される又はそれを係合する、対応する雌又は雄要素を含み、それによって、前記使い捨て基材が前記清掃器具に接続され、且つ、前記対応する雌又は雄要素が前記清掃器具の一面に位置する雌要素の前記雄に係合された又はそれを係合したときに、前記使い捨て基材の前記上面が実質的に上向きに配向される、使い捨て収集部材。
  42. 前記使い捨て基材の前記下面に適用された添加剤を更に含む、請求項41に記載の使い捨て収集部材。
  43. 前記使い捨て基材の下面に接続された突出部を更に含む、請求項41に記載の使い捨て収集部材。
  44. 前記圧縮可能な弾性表面上に位置する微粒子を前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面を有する清掃器具と共に使用するための使い捨て収集部材であって、
    上面及び下面、左側部分及び右側部分を有する使い捨て基材、
    前記使い捨て基材の前記上面に適用された添加剤、並びに
    前記使い捨て基材の下面に接続された突出部を含む、使い捨て収集部材。
  45. 前記使い捨て基材の前記下面に適用された添加剤を更に含む、請求項44に記載の使い捨て収集部材。
  46. 圧縮可能な弾性表面から微粒子汚れ及び絡み付き易い汚れを除去するための清掃器具であって、前記清掃器具が、
    上面及び下面を有するヘッド部分を含み、前記ヘッド部分が、前記微粒子汚れを前記圧縮可能な弾性表面に押し付けるための外側表面を有する少なくとも1つの傾斜面及び圧縮可能な弾性表面から前記絡み付き易い汚れを係合する及び解きほぐすための解きほぐし部材を含み、前記傾斜面の前記外側表面が前記圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かされると、前記微粒子汚れが前記圧縮可能な弾性表面から離れて投げ出される、清掃器具。
  47. 上面及び下面を有する収集部材を更に含み、前記収集部材が前記ヘッド部分に動作可能に接続された、請求項46に記載の清掃器具。
  48. 前記傾斜面が前記圧縮可能な弾性表面を圧縮しながらその上で動かされると、前記収集部材の前記上面が微粒子汚れを収集し、前記収集部材の前記下面が絡み付き易い汚れを収集する、請求項47に記載の清掃器具。
  49. 前記収集部材の前記上面が添加剤を含む、請求項48に記載の清掃器具。
  50. 前記収集部材の前記下面が添加剤を含む、請求項48に記載の清掃器具。
  51. 前記収集部材の前記下面が複数の突出部を含む、請求項48に記載の清掃器具。
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