JP3909698B2 - モップ用塵芥除去具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はモップに付着した塵芥を取り除いてモップを常に清潔に使用できるようにしたモップ用塵芥除去具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋内用の乾燥型掃除具の一つであるモップは、棒状把手の先端に、多数の紐状物からなる拭浄部を備えたもので、必要に応じて拭浄部に、塵芥付着剤を塗布して使用しており、使用に供したモップは、拭浄部から付着塵芥を除去するため、屋内で振り払い掃除機で後処理したり、屋外で振り払ったりしている。
【0003】
然し振り払いによる塵芥除去は、極めて不衛生であり、アレルギー発作の原意点ともなり、使用者自身が塵芥まみれになる虞もある。
【0004】
そこで従前において、モップ先端の拭布部が収容可能な大きさの内部空間を有する箱形本体の側壁部適所には掃除機ホース接続用の貫通孔を形成し、箱形本体の内部空間に、スリットもしくは小孔等の連通部を形成した吸引部材を配設したモップ用塵埃除去具が提案されている(特許文献1)。
【0005】
そして前記のモップ用塵埃除去具におけるモップから塵芥を分離させる吸引部材の例として、全体に無数の通孔やスリット等の連通部を形成した平板体、湾曲板体、あるいは、網体、格子体等が採用されるとし、特に吸引板の連通部は、全体が規則的配置とした通孔やスリットとする外、塵埃の吸引を効果的ならしめるため、意図的に不規則配置にしたものとしたり、あるいは、孔の大きさや、配置密度等までも意図的に変えたものとして形成することができると記載されている。更に、吸引板全体形状は、平板状のものとするだけではなく、側断面が下側に向けて膨らむ円弧形状を成す湾曲状のものに形成したり、あるいは、側断面で連続山型状のものとしたり、表面側、即ちモップ拭布部底面に当接する面側に、適宜突起や凹凸部を形成したものとしたり、場合によっては平行する複数本の回転ローラが組み合わされたものとする外、吸引板の背面に摺動可能な調節板を重ね合わせ状態に装着し、この調節板を進退もしくは回動することによって連通部の大きさを調節自在となるようにし、塵埃の付着状態に応じて吸引力を自在に調節できるようにしたものとする等、モップ拭布部にまとわり付いている塵埃を効果的に解き放つことを可能にする様々な手段を併用したものとすることも当然可能であるとの記載がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−173264号公報(明細書0011,0012の欄)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記の従前提案の器具は、基本的に箱形本体の下方空間が掃除機と接続されることになり、モップの拭浄部の塵芥除去は吸引力に頼ることになるので、拭浄部からの塵芥払い落としとしての吸引部材は、特定の形態に限定されず、塵芥の移動する透孔を備えれば良いことのみを示している。
【0008】
前記の従来器具は、吸引装置(掃除機)を絶対条件とするため、コンセントが近い場所での使用に限定されてしまうし、掃除機の装着の手間が煩雑である。
【0009】
そこで本発明は、吸引機構が使用できなくとも、より効率的に拭浄部からの塵芥払い落としが可能である新規なモップ用塵芥除去具を提案したものである。
【0010】
【課題を解決する手段】
本発明に係るモップ用塵芥除去具は、支持基盤となるベース部と、ベース部上に配置すると共に、モップに対して摩擦抵抗の異なる少なくとも二種類以上のネット部材で形成され、且つ前記異種のネット部材が適宜表面側に露出するように組み合わせたネット部とで塵芥除去部を構成し、前記塵芥除去部を塵芥受け容器上に配設してなることを特徴とするものである。
【0011】
従って塵芥を付着させたモップの拭浄部を、塵芥除去部のネット部上を摺動させると、摩擦抵抗の大きいネット部材と拭浄部との接触で、拭浄部の繊維奥方に絡まった塵芥は表面側に掻き出され、摩擦抵抗の小さいネット部材との接触で、拭浄部表面に付着した塵芥が払い落とされる。拭浄部から除去された塵芥は、塵受け容器に落下堆積するので、後に容器より排出する。
【0012】
【実施の形態】
次に本発明の実施形態について説明する。本発明は基本的に塵芥除去部1と、塵受け容器2とで構成されている。
【0013】
塵芥除去部1は、支持基盤となるベース部11とネット部12で構成される。ベース部11は、例えばステンレス製格子板等を採用するもので、所定の間隔とモップAに対しての十分な受け強度を備えていれば良い。また平滑面とせずに波型(表面にうねりを持たせる)としても良く、波形とすると、塵芥能力が向上する。
【0014】
ネット部12は、ベース部11上に配設したもので、モップの拭浄部に対して摩擦抵抗の異なる二種類以上の材質で形成した網体としたものである。具体的にはナイロンロープ(第一繊維ロープ)で形成した第一網体121と、シュロロープ(第二繊維ロープ)で形成した第二網体122とを用いて形成されるもので、図3(イ)に示すように第一網体121と、第二網体122とが互いの網目に位置するように重ね合わせるようにしたり、図3(ロ)に示すように第一網体121の網目に第二網体122を編み込むようにして、モップAの拭浄部に対して、第一網体121及び第二網体122がそれぞれ相応に接触するようにしたものである。
【0015】
また第一網体121のロープ交差部には結び目123を形成し、突起形態とすると、拭浄部の紐部分が引っかかり、付着塵芥を掻き落とす作用がなされ、塵芥除去が効果的になされる。更に図示するように適宜箇所の網目にリング体124を装着すると、結び目123と同様に塵芥除去効果が高められる。
【0016】
塵受け容器2は、適宜な箱形容器であって、上部開口部分に前記塵芥除去部1を載置するもので、図1に例示するとおり、煽り開閉自在に載置してもよい。但し箱形容器であるゴミ受け容器2の開口部分全体を閉塞する構造を採用する場合には、容器2内に落下した塵芥が舞い上がってこないように、容器2の適宜箇所にフィルター21並びに逆流防止弁22を備えた吹き出し口を設け、拭浄部を塵芥除去部1に押しつけた際の僅かな容器内の圧力増加を解消するようにする。
【0017】
勿論図4に例示するように扁平なゴミ受け容器2aを採用しても良いし、このような場合には、塵芥除去部1に脚13を設けて、ネット部12を容器2から浮かせた位置に配置し、前記の拭浄部を塵芥除去部1に押しつけた際に生ずる僅かな空気の流れが、ネット部12とゴミ受け容器2aの間の空間で処理されるようにする。
【0018】
而して掃除に使用したモップの拭浄部を、ネット部12上に載置すると共に摺動させると、拭浄部の紐状体は、ネット部12の網目内に入り移動するとことで、網体のロープに擦られることになる。そしてシュロローブからなる第二網体122は、表面が毛羽立っているので、拭浄部の紐繊維に突き刺さり、繊維奥方に絡まった塵芥を表面側に掻き出すように作用する。同時にナイロンロープから第一網体121との接触並びに、結び目123による紐状物の接触、更にリング体124との接触によって、拭浄部の紐状物に付着した塵芥が掻き落とされることになる。掻き落とされた塵芥は塵容器2内に落下し堆積することになり、後にこれを廃棄すれば良い。
【0019】
尚本願発明は前記の実施形態に示したナイロンロープ(第一繊維ロープ)で形成した第一網体と、シュロロープ(第二繊維ロープ)で形成した第二網体の組み合わせに限定されるものではなく、第二網体は、網体形成ロープの表面に細かい毛羽立ちがあり、モップ拭浄部の紐状物に引っかかり、紐状物の内部に侵入したり紐状物繊維に絡みついた塵芥を掻き落とすことが可能であれば良く、また第一網体もナイロンロープに限定されるものではなく、表面がロープを編んだ際の凹凸面を備え、拭浄部の紐状体の移動抵抗となって、表面に付着した塵芥の剥離作用が発揮されるものであれば良い。勿論第三繊維ロープをネット部材として採用し、3種類以上の摩擦抵抗の異なるネット部材でネット部を形成するようにしても良い。更に網目の大きさやロープの太さ等は、モップの拭浄部の大きさや形態に合わせて適宜選択すればよいものである。
【0020】
また塵芥除去部は固定式とせずに、図5に例示したような駆動方式(第二実施形態)を採用しても良い。例えば、塵受け容器2内に配設した塵芥除去部1aを、コンベア状に組み込んだベース部11aと、前記ベース部11aの表面側に形成したネット部12aとで構成し、ベース部11aを駆動する駆動機構14を付設し、塵受け容器2bには、中間塵受け皿23と、ネット部12aからの付着塵芥の掻き落としブラシ24を付設すると、モップの摺動動作を必要とせずに、モップ拭浄部から付着塵芥除去が可能となる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明は、支持基盤となるベース部と、ベース部上に配置すると共に、モップに対して摩擦抵抗の異なる少なくとも二種類以上のネット部材で形成され、且つ前記の異種のネット部材が適宜表面側に露出するように組み合わせたネット部とで塵芥除去部を構成し、前記塵芥除去部を塵芥受け容器上に配設してなるモップ用塵芥除去具で、複数のネット部材を組み合わせることで、モップ拭浄部の強く絡んだ塵芥も、表面に付着した塵芥も共に容易に除去することができ、しかもこれらの組み合わせで、全体の摩擦抵抗のバランスをとることで、除去作業もスムーズにできるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の断面図。
【図2】同一部平面図。
【図3】同ネット部の説明図。
【図4】同第一実施形態の別例図。
【図5】同第二実施形態の断面図。
【符号の説明】
1,1a 塵芥除去部
11,11a ベース部
12,12a ネット部
121 第一網体
122 第二網体
123 結び目
124 リング体
13 脚
14 駆動機構
2,2a,2b 塵受け容器
21 フィルター
22 逆流防止弁
23 中間塵受け皿
24 掻き落としブラシ
Claims (6)
- 支持基盤となるベース部と、ベース部上に配置すると共に、モップに対して摩擦抵抗の異なる少なくとも二種類以上のネット部材で形成され、且つ前記異種のネット部材が適宜表面側に露出するように組み合わせたネット部とで塵芥除去部を構成し、前記塵芥除去部を塵受け容器上に配設してなることを特徴とするモップ用塵芥除去具。
- ネット部材を、表面が平滑な第一ロープと、表面が毛羽立っている第二ロープとした請求項1記載のモップ用塵芥除去具。
- 第一繊維ロープで形成すると共に交差部に結び目を設けたネットと、第二繊維ロープで形成したネットとを、ロープ部分が互いの網目に位置するように重ね合わせてネット部とした請求項2記載のモップ用塵芥除去具。
- 第一繊維ロープで形成すると共に交差部に結び目を設けたネットの網目に、第二繊維ロープを編み込んでネット部とした請求項2記載のモップ用塵芥除去具。
- 第一繊維ロープをナイロンロープとし、第二繊維ロープをシュロロープとした請求項2乃至4記載の何れかのモップ用塵芥除去具。
- ベース部を波形形状に形成してなる請求項2乃至5記載の何れかのモップ用塵芥除去具。
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