JP3756931B1 - モップ用掃除具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、モップ17を使用して掃除をした後に、掃除機を利用してモップ17に付いた埃、塵を、回りに飛散させることなく除去することを課題としたものである。
【解決手段】
長方形の箱状体4の上面に吸引部材6を設け、この長方形の箱状体4の長手一方の側板3の下方端辺と底板2との間にスリット1を設け、この側板3の外面に、吸引ホース用接続口7を一箇所設けた長方体状の両端を密閉した角筒5を、この角筒5の底面8と上記底板2とを同一平面になるように連設したことである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家庭で使用するモップや体育館など広い床を掃除する時に使用するモップに付着した埃、塵を除去する方法に関するものである。
従来、家庭で日常的に家具、置物、床など掃除をする時に使用している掃除具としては掃除機やモップなどがある。短い取手を取り付けたハンディータイプのものや長い取手を取り付けたフロァー用のものなど様々なものが開発されている。そして埃、塵を拭き取って汚れた拭布部をそのままにしていたのでは掃除機能を果たさなくなるので、拭布部の埃、塵を払い落とすことによって再度使用することが出来る。この埃、塵を除去する方法としてはゴミ袋の中や屋外で何かに叩き付けて除去している。また体育館など広い床の掃除用としては、長い握り棒の先に付いた横長の底面に布や紐を取り付けたモップを使用している。体育館の広い床を掃除するには複数の人が横に並んで順次握り棒の先端に取り付けたモップを前方にして押しながら埃、塵を集めている。そして集めてきた埃、塵の付いたモップを掃除する方法としてはモップを複数回床に叩き付けて落としている。この時に落ちた埃、塵を掃除機で吸い取るのであるが、この時に細かい埃、塵は周囲に舞い上がり、モップの中に入り込んだ塵は綺麗に除去することは出来ない。
特開平7−350163号 特開平9−173264号 実登3024522号
握り棒の先端に取り付けたモップを前方に押して複数の人が横に並んで埃、塵を集めて戻ってきたモップの中の状態は、モップに付いている紐が絡み合いその中に埃、塵がいっしょに付着しているので、表面に付着したホコリ、ゴミは取り除き易いが、絡み合った紐の中に入ったものは取り難い状態になっている。この紐の中に入った埃、塵を取り除くことが出来るようにするには、掃除機で吸引させている箱状体の上でモップを振動させて振るい落とすか吸引部材に擦って落とせば良く、それによって落ちた埃、塵を掃除機で吸引させて取り除くことが出来るような構造にすれば良い。
本発明は、モップを使用して掃除をした後に、掃除機を利用してモップに付いた埃、塵を回りに飛散させることなく除去することを課題としたものである。
本発明の請求項1記載のモップ用掃除具(以下、本発明1という)は、長方形の箱状体4の上面に吸引部材6を設け、この長方形の箱状体4の長手一方の側板3の下方端辺と底板2との間にスリット1を設け、この側板3の外面に、吸引ホース用接続口7を一箇所設けた長方体状の両端を密閉した角筒5を、この角筒5の底面8と上記底板2とを同一平面になるように連設したことを特徴としている。
本発明1の吸引部材6とは複数の貫通孔、溝を有する多孔板であり、厚みを限定するものではなく、貫通孔の形状を限定するものではない。そして箱状体4内に着脱可能にして格納も出来るものでる。また側板3の取り付け角度も限定するものでなく、斜めに傾斜させて取り付けることも出来る。
かかる構成により、図2に示すように長方体状の両端を密閉した角筒5に取り付けた吸引ホース用接続口7に掃除機のホース16を連結し、吸引部材6上に載せたモップ17を叩くか擦り付けて掃うことによって埃、塵を箱状体4の中に落とし、細長いスリット1から埃、塵を吸引することが出来るものである。
本発明の請求項2記載のモップ用掃除具以下、本発明2という)は、長手方向の両側面に斜め上方に傾斜させた傾斜外側板20、20を設けた逆台形の箱状体14の上面に吸引部材6を設け、この逆台形の箱状体14の両逆台形側板21、21の間に、逆V字状の傾斜内側板22、22を設け、この傾斜内側板22、22の下端辺と底板2との間に隙間15、15を設けるようにして取り付け、上記逆台形側板21、21の一方の逆V形の開口部に対応するところに吸引ホース用接続口7を設けたことを特徴としている。
かかる構成により、図3に示すように逆台形側板21に取り付けた吸引ホース用接続口7に掃除機のホース16を連結し、図4に示すように吸引部材6上に載せたモップ17を叩くか擦り付けて掃うことによって埃、塵を逆台形の箱状体14の中に落とし、隙間15、15から埃、塵を吸引することが出来るものである。
本発明の請求項3記載のモップ用掃除具以下、本発明3という)は、上記吸引部材6が長手方向又は短辺方向に複数の桟9、9・・・を簀の子状にするか、又は碁盤の目状にして設けたものであることを特徴としている。
本発明3で言う桟9は、形状を限定するものではなくグレーチング、細長い平板、角棒、丸棒、パイプなどであり、桟9を短辺方向に並べて設けた場合は、図5に示すように底板2上に接して設けるか又は図8に示すように桟9を設けることが出来る。長手方向に並べて設けた場合は、図6に示すように桟9の下端辺と底板2との間に間隔をあけて設け、桟9の取り付け角度は限定するものではなく図9に示すように斜めに傾斜させて設けることも出来る。また桟9を碁盤の目状にした場合は、長手方向の桟9の下端辺と底板2との間には間隔を開ける必要がある。
かかる構成により、図5、図6、図7に示す吸引部材6の上にモップ17を載せて上下動させて叩くか、左右動又は前後動させて擦るようにして掃うことによって、複数の桟9、9・・・の隙間から埃、塵を下方に落とし、細長いスリット1又は隙間15、15から埃、塵を掃除機で吸引することが出来るものである。
本発明の請求項4記載のモップ用掃除具以下、本発明4という)は、上記箱状体4の長手二方の側板3、31を吸引部材6より高くし、短辺側板32、33の一方又は両方を高くするか高くせずしたことを特徴としている。
側板3、31及び短辺側板32又は33は吸引部材6に取り付けるか又は取り外し可能にして設けることも出来る。
かかる構成により、図10に示すように吸引部材6より側板3、31短辺側板32、33を高く設けることによって、モップ17を掃った時に出る埃が飛散しないように吸引する空気の流入方向を吸引部材6の方向に制御するようにしたものである。
本発明の請求項5記載のモップ用掃除具以下、本発明5という)は、上記箱状体4の一方の短辺側板32又は33を除いた三側面を、吸引部材6より高くした側板3、31及び短辺側板32又は33の上端辺全面に天板10を設けているか、又は長手方向に切欠のある天板11を設けたことを特徴としている。
側板3、31及び短辺側板32又は33は吸引部材6に取り付けるか又は取り外し可能にして設けることも出来る。
かかる構成により、図11、図12に示すように吸引部材6より高くした側板3、31及び短辺側板32又は33の上端辺全面に天板10又は長手方向に切欠のある天板11を設けることによって、モップ17を掃った時に出る埃が飛散しないように吸引する空気の流入方向を吸引部材6の方向に制御するようにしたものである。
本発明の請求項6記載のモップ用掃除具以下、本発明6という)は、上記箱状体4の長手一方の側板3又は長手二方の側板3、31を吸引部材6より高くし、この側板3の上端辺から上記底板2より短い長さの庇12を設け、この両側面を被う形状とした短辺側板32、33を設けたことを特徴としている。
かかる構成により、図13に示すように側板3又は側板3、31の側面を高くし、底板2より短い長さの庇12を設け、両短辺側板32、33を被うことによって、モップ17を掃った時に出る埃が飛散しないように吸引する空気の流入方向を吸引部材6の方向に制御するようにしたものである。
本発明の請求項7記載のモップ用掃除具以下、本発明7という)は、上記吸引部材6の上面全面を網状体13で被ったことを特徴としている。
本発明7の網状体13としては合成樹脂を網状に一体成型したもの、合成繊維、ロープ、針金を編むか織ったもの、針金、棒を間隔を開けて網状に設けたもの、溶接金網など空間率の大きいものを言う。
かかる構成により、図14に示すように吸引部材6の全面を網状体13で被うことによって、モップ17を掃った時に網状体13に接触して埃、塵を落とし易くすることが出来るものである。
本発明1の効果として、図1、図2に示すように本発明1の長方形の吸引部材6の上に、埃、塵の付いたモップ17を載せて上下動させて叩くか左右又は前後動させて擦り付けることによって落ちた軽い塵、埃はスリット1から吸い込み、重い塵は箱状体4の底板2の上に落としてモップ17の掃除をすることが出来るものである。
本発明2の効果として、図3、図4に示すように本発明2逆台形の箱状体14の上面の吸引部材6の上に埃、塵の付いたモップ17を載せて上下動させて叩くか左右又は前後動させて擦り付けることによって落ちた軽い塵、埃はスリット1から吸い込み、重い塵も傾斜外側板20、20とを滑って隙間15、15から吸引してモップ17の掃除をすることが出来るものである。
本発明3の効果として、図5、図6、図7に示すように本発明3の吸引部材6として複数の桟9、9・・・を長手方向又は短辺方向又は簀の子状にして設けていることは、モップ17を載せて上下動させて叩くか左右動させて擦り付けることによって桟9と桟9の隙間にモップ17の紐が入り込み、モップ17の奥に入り込んだ埃、塵をかき出すことが出来るものである。
本発明4の効果として、図10に示すように本発明4の箱状体4の側板3、31、短辺側板32、33を吸引部材6より高くした中にモップ17を入れて上下動又は左右動させて埃、塵を払い落とした時に、埃が飛散しないように吸引する空気の流入方向を吸引部材6の方向に制御するようにしたものである。
本発明5の効果として、図11に示すように本発明の吸引部材6の三方側面を高くし、上面全面に天板10を設けることによって、一方側面だけから空気を吸引することが出来る。又図12に示すように本発明4の吸引部材6の三方側面を高くし、上面に切欠のある天板11を設けることによって、モップ17の握り棒を本体中央部まで入れてモップ17で集めてきた埃、塵を払い落とすことが出来るので、埃が飛散しないように吸引する空気の流入方向を吸引部材6の方向に制御するようにしたものである。
本発明6の効果として、図13に示すように本発明6の吸引部材6の三方又は四方側面と上面に庇12を取り付けることによって、モップ17の握り棒を持ってモップ17で集めてきた埃、塵を払い落とした時に、埃が飛散しないように吸引する空気の流入方向を吸引部材6の方向に制御するようにしたものである。
本発明7の効果として、図14に示すように本発明7の吸引部材6の上面前面に網状体13を設けることによってモップ17に取り付いた埃、塵を掃い易くしている。
長方形の箱状体4の全体に吸引部材6を設け、この長方形の箱状体4の長手一方の側板3の下方端辺と底板2との間にスリット1を設け、この側板3の外面に、吸引ホース用接続口7を一箇所設けた長方体状の両端を密閉した角筒5を、この角筒5の底面8と上記底板2とを同一平面になるように連設し、側面を高くしたり天板10を設けたりすることによって、吸引する空気の流れを吸引部材6の全面から吸引出来るようにした事である。
実施の形態の一例として、図1は本発明1の斜視図であり、図2は図1のA−Aの部分縦断面図である。長方形の箱状体4の上面に吸引部材6を設け、この長方形の箱状体4の長手一方の側板3の下方端辺と底板2との間にスリット1を設け、この側板3の外面に、吸引ホース用接続口7を一箇所設けた長方体状の両端を密閉した角筒5を、この角筒5の底面8と上記底板2とを同一平面になるように連設したことで構成されている。
本発明1の実施例を示している図1は、長方形の箱状体4の上面に吸引部材6を取り外し可能にして嵌め込み、長手一方の側板3の下方端辺と底板2との間にスリット1を全辺に亘り設け、この側板3の外面に、吸引ホース用接続口を上面中央部に設けた角筒5の両端面を密閉し、この角筒5の底面8と底板2とを同一平面となるように連設したものである。
本発明1の使用法は、電気掃除機のホースを吸引ホース用接続口7に取り付けて角筒7のスリット1から吸引させるようにする。そしてモップ17を使用して床上に散らばっている埃、塵を集めて来た後、集めた埃、塵はそのまま床の一箇所に残し、モップ17を吸引部材6の上に静かに載せ、周りに飛び散らないようにして、吸引部材6の上で上下に振動させて叩くか左右前後に擦ることによって、箱状体4の中に埃、塵を落とすことが出来る。軽い埃はスリット1から電気掃除機で吸引されるが重い塵などは箱状体4の底板2上に溜まるので、本発明1本体の長手方向の側面側を上げて傾斜させてスリット1から吸引させるか、電気掃除機のホースの先端に取り付けた細い吸引ヘッドで吸引すれば良い。床に残った塵も後に吸引すれば良い。
実施の形態の一例として、箱状体4はSUS304の厚み1mmを使用して幅97cm、奥行き17cm、高さ2.5cmのものであり、側板3の下端辺と底板2との間に3mmのスリット1を設けている。角筒5は幅97cm、奥行き6.5cm、高さ2.5cmあり、角筒5の中央部上面にSUS304の直径3.2cm、高さ8cmのパイプを吸引ホース用接続口7として取り付けてある。吸引部材6は厚み2mmの20φ×30Pのステンレスパンチングメタルを取り付けて製作したモップ掃除具の吸引ホース用接続口7に電気掃除機の吸引ホースを接続し、吸引部材6の上にモップ17を載せ連続して吸引部材6を叩くようにするか左右動又は前後動させることによって、モップ17に付着した埃、塵をスリット1から吸引することが出来た。吸引されずに箱状体4内の底板21上に溜まった塵は作業終了後に掃除機用吸引ヘッドで吸引して、フロアーとモップ17の両方を掃除することが出来た。
実施の形態の一例として、図3は本発明2の斜視図であり、図4は図3のB−Bの部分縦断面図である。長手方向の両側面に斜め上方に傾斜させた傾斜外側板20、20を設けた逆台形の箱状体14の上面に吸引部材6を設け、この逆台形の箱状体14の両逆台形側板21、21の間に、逆V字状の傾斜内側板22、22を設け、この傾斜内側板22、22の下端辺と底板2との間に隙間15、15を設けるようにして取り付け、上記逆台形側板21、21の一方の逆V形の開口部に対応するところに吸引ホース用接続口7を設けたことで構成されている。
本発明2の実施例を示している図3、図4は、逆台形の箱状体14の上面に吸引部材6を取り外し可能にして嵌め込み、この逆台形の箱状体14の両逆台形側板21、21の間に、逆V字状の傾斜内側板22、22を設け、この傾斜内側板22、22の下端辺と底板2との間に隙間15、15を全辺に亘り設け、逆台形側板21、21の一方に吸引ホース用接続口7を設けたものである。
本発明2の使用法は、逆台形側板21に取り付けた吸引ホース用接続口7に電気掃除機のホースを取り付け、傾斜内側板22、22の下端辺と底板2との間に設けた二箇所の隙間15、15から吸引させるようにしたものである。そしてモップ17を使用して床上に散らばっている埃、塵を集めて来た後、集めた埃、塵はそのまま床の一箇所に残し、モップ17を吸引部材6の上に静かに載せ、周りに飛び散らないようにして、吸引部材6の上で上下に振動させて叩くか左右前後に擦ることによって、箱状体4の中に埃、塵を落とすことが出来る。軽い埃は二箇所の隙間15、15から電気掃除機で吸引され、重い塵などは傾斜内側板22、22の斜面を滑り落ちて二箇所の隙間15、15から吸引させることが出来る。隙間15、15に塵が詰まった場合は吸引部材6を取り外し掃除機の吸引ヘッドで吸引すれば良い。床に残った塵も後に吸引すれば良い。
実施の形態の一例として、逆台形の箱状体14はSUS304の厚み1mmを使用して幅97cm、底面の奥行き9cm、上面の奥行き17cm、高さ4.5cmのものであり、逆V字状の傾斜内側板22の奥行きは5cm、傾斜外側板20との角度は90°である。底板2と傾斜内側板22の下端辺との間に3mmの隙間15を設けている。逆台形側板21の一方にSUS304の直径3.2cm、高さ8cmのパイプを吸引ホース用接続口7として取り付けてある。吸引部材6は厚み2mmの20φ×30Pのステンレスパンチングメタルを取り付けて製作したモップ掃除具の吸引ホース用接続口7に電気掃除機の吸引ホースを接続し、吸引部材6の上にモップ17を載せ連続して吸引部材6を叩くようにするか左右動又は前後動させることによって、モップ17に付着した埃、塵を隙間15、15から吸引することが出来た。
実施の形態の一例として、図5、図6、図7は本発明3の斜視図であり、図8、図9は説明図である。上記吸引部材6が長手方向又は短辺方向に複数の桟9、9・・・を簀の子状にするか、又は碁盤の目状にして設けたものであることで構成されている。
実施の一例として図5に示しているのは、短辺方向に複数の桟9、9・・・を設けたものであり、桟9を垂直にして底板2上に載せて設けることが出来る。桟9の下端辺と低板2との間隔はスリット1よりは大きいが出来るだけ小さくした方が吸引部材6の全面から吸引することが出来る。図6に示しているのは、長手方向に複数の桟9、9・・・を設けたものであり、桟9を垂直にして底板2との間に間隔を空けて設けているが、桟9をスリット1側に斜め下方に傾斜して設けても良い。これらの吸引部材6は取り外し可能にして設けているが、箱状体4に嵌め込んだものでも良い。また図7に示しているのは、桟9を碁盤の目状にして設けたものである。
実施の形態の一例として、図8に示しているのは、本発明2の逆台形の箱状体14の上面に短辺方向に複数の桟9、9・・・を設けたものを載せたものである。吸引部材6の短辺方向に設けた桟9は鉄製の長さ16.5cm、厚み4mmであり、30枚の桟9を等間隔にして長手方向のフレームに固定して設けている。図9に示しているのは、長手方向に複数の桟9、9・・・を設けたものであり、傾斜外側板20、20と傾斜内側板22、22との間に出来たV字状の空間に桟9を傾斜して設けたものである。吸引部材6の長手方向に設けた桟9は鉄製の長さ96.5cm、厚み4mmであり、8枚の桟9を等間隔にして短辺側側面のフレームに固定してある。本実施例として吸引部材6の桟9はステンレス、鉄の板を溶接して製作しているが、アルミ、鋳物で製作することも出来る。吸引部材6の桟9はモップ17で叩いたり擦ったりするので変形し難い構造にしたものである。
実施の形態の一例として、図10は本発明4の斜視図である。上記箱状体4の長手二方の側板3、31を吸引部材6より高くし、短辺側板32、33の一方又は両方を高くするか高くせずしたことで構成されている。
本発明4の実施例を示している図10は、箱状体4の長手二方の側板3、31と両方の短辺側板32、33を吸引部材6より高くし、長手二方の側板3、31を内側に斜めに傾斜させたものである。この側板3、31と両方の短辺側板32、33で囲われた中に、埃、塵の付いたモップ17を載せて吸引部材6の上に左右動させて擦り付けるか、上下動させて叩き付けることによって、モップ17に付いた埃、塵を箱状体4の中に落とすことが出来る。
実施の形態の一例として、側板3、31短辺側板32、33の高さは6cmであり、70°の角度で内側に傾斜させて取り付けている。傾斜させることによって、吸引する空気の流入口を小さくして埃、塵の飛散を防ぐことが出来る。使用するモップ17のタイプは握り棒の長いものが適している。
実施の形態の一例として、図11、図12は本発明5の斜視図である。上記箱状体4の一方の短辺側板32又は33を除いた三側面を、吸引部材6より高くした側板3、31及び短辺側板32又は33の上端辺全面に天板10を設けているか、又は長手方向に切欠のある天板11を設けたことで構成されている。
本発明5の実施例を示している図11は、三側面を吸引部材6より高くし、三側面の上端辺全面に天板10を設けたものである。短いハンドルをモップの側面に取り付けたハンディーモップを空いている側面から挿入し、吸引部材6の上で左右動させて擦り付けるか、上下動させて叩き付けるか前後動させて擦り付けることによって、ハンディーモップに付いた埃、塵を箱状体4、14の中に落とすことが出来るものである。
本発明5の実施例を示している図12は、三側面を吸引部材6より高くし、三側面の上端辺全面に中央部まで切欠のある天板11を設けたものである。長いハンドルを取り付けたモップ17を空いている側面から挿入し、吸引部材6の上に左右動させて擦り付けるか、上下動させて叩き付けることによって、モップ17に付いた埃、塵を箱状体4の中に落とすことが出来るものである。
実施の形態の一例として、側板3、31短辺側板32又は33の高さは6cmあり、吸引する空気の流入口は一方の側面と切欠部だけであり、埃、塵の飛散を完全に防ぐことが出来る。
実施の形態の一例として、図13は本発明6の斜視図である。上記箱状体4の長手一方の側板3又は長手二方の側板3、31を吸引部材6より高くし、この側板3の上端辺から上記底板2より短い長さの庇12を設け、この両側面を被う形状とした短辺側板32、33を設けたことで構成されている。
本発明6の実施例を示している図13は、三側面又は四側面を高くし庇12を設けたカバーを取り付けることによって、長い握り棒を取り付けたモップ17を空いている側面から挿入し、吸引部材6の上で前後動させて擦り付けるか、上下動させて叩き付けることによって、モップ17に付いた埃、塵を箱状体4、14の中に落とすことが出来るものである。
実施の形態の一例として、側板3、31短辺側板32、33の高さは6cmあり、庇12の奥行きは6cmあるので、吸引する空気の流入口は上面の空間部だけであり、モップ17の出し入れもし易く埃、塵の飛散を完全に防ぐことが出来る。
実施の形態の一例として、図14は本発明7の斜視図である。上記吸引部材6の上面全面を網状体13で被ったことで構成されている。
本発明7の実施例を示している図14は、吸引部材6の上面全面にステンレス製の直径1.5mmの2メッシュの網を設けたものである。この網によってモップ17の紐に取り付いた塵を落とすことが出来る。又実施例の形態の一例として、図5に示している短辺方向に桟9を並べた吸引部材6の上には、長手方向に6mmぐらいの金属棒を等間隔に隙間を空けて取り付けるか又は図6に示す長手方向に桟9を並べた吸引部材6の上の短辺方向に金属棒を等間隔に隙間を空けて取り付けて取り付けることも出来る。そしてこれらの網状体13の上にモップ17を載せて叩いたり、擦ったりしてモップ17に付着している埃、塵を掃って網状体13の隙間から箱状体4、14の中に埃、塵を落とすことが出来るものである。
本発明1の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明1の図1のA−Aの部分縦断面図である。 本発明2の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明2の図3のB−Bの部分縦断面図である。 本発明3の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明3の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明3の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明3の実施の形態の一例を示す説明図である。 本発明3の実施の形態の一例を示す説明図である。 本発明4の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明5の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明5の実施の形態の一例を示す説明図である。 本発明6の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明7の実施の形態の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 スリット
2 底板
3 側板
4 長方形の箱状体
5 角筒
6 吸引部材
7 吸引ホース用接続口
8 底面
9 桟
10 天板
11 切欠のある天板
12 庇
13 網状体
14 逆三角形の箱状体
15 三角筒
16 掃除機のホース
17 モップ
20 傾斜外側板
21 逆台形側板
22 傾斜内側板
31 側板
32 短辺側板
33 短辺側板

Claims (7)

  1. 長方形の箱状体(4)の上面に吸引部材(6)を設け、この長方形の箱状体(4)の長手一方の側板(3)の下方端辺と底板(2)との間にスリット(1)を設け、この側板(3)の外面に、吸引ホース用接続口(7)を一箇所設けた長方体状の両端を密閉した角筒(5)を、この角筒(5)の底面(8)と上記底板(2)とを同一平面になるように連設したことを特徴とするモップに付着したゴミを取り除くためのモップ用掃除具。
  2. 長手方向の両側面に斜め上方に傾斜させた傾斜外側板(20、20)を設けた逆台形の箱状体(14)の上面に吸引部材(6)を設け、この逆台形の箱状体(14)の両逆台形側板(21、21)の間に、逆V字状の傾斜内側板(22、22)を設け、この傾斜内側板(22、22)の下端辺と底板(2)との間に隙間(15、15)を設けるようにして取り付け、上記逆台形側板(21、21)の一方の逆V形の開口部に対応するところに吸引ホース用接続口(7)を設けたことを特徴とするモップに付着したゴミを取り除くためのモップ用掃除具。
  3. 上記吸引部材(6)が長手方向又は短辺方向に複数の桟(9、9・・・)を簀の子状にするか、又は碁盤の目状にして設けたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のモップに付着したゴミを取り除くためのモップ用掃除具。
  4. 上記箱状体(4)の長手二方の側板(3、31)を吸引部材(6)より高くし、短辺側板(32、33)の一方又は両方を高くするか高くせずしたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載のモップに付着したゴミを取り除くためのモップ用掃除具。
  5. 上記箱状体(4)の一方の短辺側板(32又は33)を除いた三側面を、吸引部材(6)より高くした側板(3、31)及び短辺側板(32又は33)の上端辺全面に天板(10)を設けているか、又は長手方向に切欠のある天板(11)を設けたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載のモップに付着したゴミを取り除くためのモップ用掃除具。
  6. 上記箱状体(4)の長手一方の側板(3)又は長手二方の側板(3、31)を吸引部材(6)より高くし、この側板(3)の上端辺から上記底板(2)より短い長さの庇(12)を設け、この両側面を被う形状とした短辺側板(32、33)を設けたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載のモップに付着したゴミを取り除くためのモップ用掃除具。
  7. 上記吸引部材(6)の上面全面を網状体(13)で被ったことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のモップに付着したゴミを取り除くためのモップ用掃除具。
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