JP3113060U - 掃除道具用吸引式除塵具 - Google Patents

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Abstract

【課題】紡糸モップ・紙モップ等の掃除具でかき集めた塵や該掃除具に付着した粉塵を、周囲に飛散させることなくかつ簡単に除去できる吸引式除塵具を提供することを目的とする。
【解決手段】電気掃除機あるいは電気掃除機接続部を備える本体2と、スロープ板4と、該スロープ板の頂上付近に配置される一または二以上の吸引孔を有する吸引板5と、該吸引板と本体とを結ぶ吸引通路と、からなる構成を採り、使用後のモップをいったん持ち上げることなく、該スロープ板の上でモップを動かすだけで、モップに付着したゴミを取り除いて、再びモップの集塵能力を向上させることができる構成とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、紡糸モップや紙モップ等の掃除道具に付着した塵を除くための吸引式除塵具に関するものである。
業務用や一般家庭用における掃除道具として、紡糸モップや紙モップ、電気掃除機、ほうき等種々のものが存在する。これら掃除道具は、それぞれ長所を有し、その長所を活かすべく使用場面に応じて適宜選択され、使用されることとなる。紡糸モップは、糸の形状と含浸吸着剤により大量の塵やほこりを簡単に集めることが可能である。また紙モップは、手軽に集塵することが可能であるため、最近特に一般家庭において普及しつつある。さらに電気掃除機は、フローリングやじゅうたん、畳など幅広く使用可能であって、集塵能力も非常に高い。そしてほうきは、日本古来の伝統的道具として畳や板の間の掃き掃除に大変重宝されている。
しかしながら、かかる掃除道具には、逆に短所が存在するのも事実である。すなわち、紡糸モップの場合、集塵力を持続させるためには表面に付着した大きめのゴミの塊を取り除く必要があった。現状におけるゴミの取り除き方としては、室内や屋外もしくはゴミ袋の中でモップを上下左右前後にゆすって払い落としたり、モップをひっくり返して電気掃除機で吸引するしかない。また紙モップの場合、ゴミの付着・保持容量が上記紡糸モップより少ないため、短時間で容量オーバーとなってしまって充分に掃除をすることができず、さらには該紙モップが一回限りで使い捨てとなりやすく、ゴミ削減という現代のニーズに逆行している。さらに電気掃除機の場合、取り回しの容易さは上記各モップの方が断然に上であって、なおかつ音がうるさくて排気によりほこりが舞ってしまう。そしてほうきの場合、吸着機能を有さないため、掃くたびにほこりが空中へ舞い上がってしまうこととなる。
かかる問題を解決すべく、下記列挙した文献にあるように、モップに付着した塵やほこりを除塵するための掃除機がいくつか提案されている。しかしながら、これらは確かにモップに付着したゴミを取り除いて再びモップの集塵能力を向上させる効果はあるものの、使用後のモップをいったん持ち上げて掃除機まで運ぶ必要があるため、せっかく集塵したゴミがその間にモップから落下してしまうおそれがある。また、これらは紡糸モップについての除塵についてのみ使用可能であって、紙モップの除塵については考慮されていない。
特開2003−339584号公報 特開2002−159423号公報 特開平9−173264号公報
上記問題点に鑑み、本考案は、紡糸モップ・紙モップ等の掃除道具でかき集めた塵や該掃除道具に付着した粉塵を、周囲に飛散させることなくかつ簡単に除去できる吸引式除塵具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案は、電気掃除機を備える本体と、スロープ板と、該スロープ板の頂上付近に配置される一または二以上の吸引孔を有する吸引板と、該吸引板と本体とを結ぶ吸引通路と、からなる構成となっている。
また、本考案は、電気掃除機接続部を備える本体と、スロープ板と、該スロープ板の頂上付近に配置される一又は二以上の吸引孔を有する吸引板と、該吸引板と本体とを結ぶ吸引通路と、からなる構成とすることができる。
さらに、本考案は、掃除道具感知センサーを設けることにより、該センサーが掃除道具を感知した際に自動的に電気掃除機を作動させ、あるいは、掃除道具の除塵度合いを感知して吸引圧力を自動調整する構成を採用することができる。
またさらに、本考案は、自動・手動切換スイッチを設け、前記掃除道具感知センサーのON・OFF制御が可能である構成とすることができる。
さらにまた、本考案は、前記本体の所定箇所に、掃除道具の柄部を掴んで該掃除道具を立て掛け保持するための掴持部を設けた構成とすることもできる。
そして、本考案は、前記スロープ板における本体側並びにそれに対向する側のいずれか一辺あるいは両辺に、ガイド板を備えた構成を採ることができる。
そしてまた、本考案は、前記本体の所定箇所に、回動自在に取付けられ且つスロープ板を被覆する蓋体を設けた構成を採用することもできる。
そしてさらに、本考案は、前記本体に吸引用ホース取付部を設けるとともに、吸引方向切替操作部を設けた構成とすることもできる。
さらに、本考案は、前記吸引板における本体側並びにそれに対向する側のいずれか一方あるいは両方に、吸引孔を備える巻込部を設けた構成を採ることもできる。
またさらに、本考案は、前記吸引孔の縁部所定箇所に、凸部を設けた構成とすることもできる。
そしてまた、本考案は、前記吸引板に吸引孔が複数配置されるとともに、該吸引孔の位置に応じて吸引通路が仕切板によって複数に仕切られている構成を採用することができる。
さらにまた、本考案は、前記仕切板の下端部に隙間を設け、該仕切板によって仕切られた吸引通路同士が該隙間によって互いに連通している構成とすることもできる。
そしてまた、本考案は、前記スロープ板、吸引板、吸引通路、ガイド板、巻込部のうちいずれか、あるいは、これらを任意に組合せて一体成型された部材が、取外し・交換可能である構成を採用することができる。
本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具によれば、紡糸モップ・紙モップ等種類を問わず、さらには大小を問わずに、様々な掃除道具に対応することが可能であり、電気掃除機での吸引中にスロープ板上で、掃除道具を左右に軽く動かすだけで、該掃除道具でかき集めた塵や付着した塵を容易に取り除くことが可能である。
また、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具によれば、使用後の掃除道具を持ち上げることなく塵を吸い取るので、例えば従来におけるモップに付着した塵を振り落とす作業に起因する粉塵の撒き散らしや、該粉塵を吸い込むことによる清掃者の健康侵害という問題が生じない。さらに、掃除道具により集められた塵を電気掃除機やほうき等で除去するといった二度手間を省略することが可能となる点において、作業者の清掃負担を軽減できるという効果も奏する。
またさらに、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具によれば、掃除道具が紙モップである場合に、使用する紙の一枚あたりの使用回数や交換サイクルを延長でき、上述した紙モップのゴミ削減問題を改善して、省資源・環境保全に資することとなる。また、掃除道具が紡糸モップである場合にも使用回数の増加が図れ、電気掃除機の電気使用量削減にも効果を奏する。
そしてまた、従来であれば、掃除を行う都度に電気掃除機を持ち出し、吸引用アタッチメントを取替えて電源コードをコンセントへ差し込むという手間が必要であったところ、電気掃除機一体型とする構成を採用した場合、これを常時設置して前記準備工程を全て省略することが可能となり、手軽さが向上するとともに、清掃作業全体の時間を短縮できる。さらに、掃除道具感知センサーを設けることで、電気掃除機のON・OFF操作を不要にさせ、あるいは、掃除道具の除塵度合いから吸引圧力の自動調整を可能にして、さらなる利便性の向上に資することとなる。
本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1は、各種掃除道具Mでかき集めた塵をそのまま電気掃除機3に吸引させて除去することができるとともに、該掃除道具Mに付着した粉塵をも吸引させて除塵することが可能である構造としたことを最大の特徴とする。以下、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1の第一の実施形態を示す斜視図である。該掃除道具用吸引式除塵具1は、電気掃除機3を備える本体2と、スロープ板4と、該スロープ板4の頂上付近に配置される一または二以上の吸引孔6を有する吸引板5と、該吸引板5と本体2とを結ぶ吸引通路7とから構成される。すなわち、電気掃除機一体型の掃除道具用吸引式除塵具1である。尚、図1及び図2は、電気掃除機3の形態が異なること以外はその基本的構造に相違はない。
電気掃除機3の内部機構については特に限定するものではなく、一般的な家庭用電気掃除機及び業務用電気掃除機等に用いられている構造を採用することが可能である。図1は電気掃除機3を横型に内蔵した状態を示しており、図2は、縦型に設置した状態を示している。図1の形態を採用する場合は、図3に示すように、スロープ板4を立てることによって未使用時の収納性を向上させることが可能となる。図2は、本考案の形態を、愛らしいムササビをモチーフにした装飾を施した実施例を示したものであり、不使用時においてもそのままリビング等に常設可能となる装飾的効果を有することを示している。
前記電気掃除機3の電源については、図3に示すように、充電器Fにより掃除道具用吸引式除塵具1に内蔵したバッテリーに充電することによって、電源のない場所でも使用することが可能となる構成とすることもできる。また、電源コードEを内蔵し、通常の家庭用コンセントに差し込んで使用できることはいうまでもない。
尚、上記の通り掃除道具用吸引式除塵具1を電気掃除機一体型とした場合に、掃除道具感知センサーを設けることで、該センサーが掃除道具Mを感知した際に自動的に電気掃除機3を作動させ、あるいは、掃除道具Mの除塵度合いを感知して吸引圧力を自動調整しながら、掃除道具Mの除塵を行う構成を採用することができる。センサーは特に限定するものではないが、機械的なリミットスイッチを使用すると、塵等による誤動作のおそれが生じるため、光センサー等を利用した非接触型センサー等を用いることが望ましい。また、該センサーによる電気掃除機3の動作はタイマー機能等によって若干の時間的な作動時間を確保する構成とする。すなわち、該センサーによって、掃除道具Mがスロープ板4に置かれたことを検出して動作を開始し、自己保持回路とタイマー機能を組み合わせて、一定時間電気掃除機3を作動する機構とする。
また、かかる掃除道具感知センサーによる動作について、自動・手動切換スイッチを設けることにより、該センサーのON・OFF制御を任意に行うことが可能とすることが有効である。
図4は、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1の第二の実施形態を示す斜視図である。該掃除道具用吸引式除塵具1は、電気掃除機接続部8を備える本体2と、スロープ板4と、該スロープ板4の頂上付近に配置される一または二以上の吸引孔6を有する吸引板5と、該吸引板5と本体2とを結ぶ吸引通路7とから構成される。すなわち、電気掃除機別体型の掃除道具用吸引式除塵具1である。尚、図4において、電気掃除機接続部8に縦型の電気掃除機3を接続した場合を示しているが、接続される電気掃除機3の形態に限定はない。
上記第一及び第二の実施形態にかかる掃除道具用吸引式除塵具1において、図2及び図4に示すように、本体2の所定箇所には、掴持部9を有する構成とすることができる。かかる構成とした場合には、図面に示すように、掃除道具Mの柄部を該掴持部9で掴むことにより、該掃除道具Mを立て掛けておいて物置等に収納しなくて済むという効果が得られる。
スロープ板4は、接地面から吸引板5まで緩やかに傾斜する形状とし、掃除道具Mに付着した塵を吸引孔5へ導き易い形状となっている。かかる形状は、図面に示すような吸引通路7に対して垂直方向に左右対称の傾斜とする場合のみならず、多方向に掃除道具Mを動かせるように略円形状としたり、塵取り的使用を可能とすべく一方向傾斜とする形状にすることもできる。素材については特に限定はないが、軽量化や成形性を考慮すれば、ABSやポリスチレン、FRP等の強化プラスチック等が考えられる。
また、前記スロープ板4には、ガイド板10を設けることも可能である。該ガイド板10を設けることにより、スロープ板4から掃除道具Mがはみ出すことがなくなり、塵等の脱落を防ぐことができる。
さらに、スロープ板4における先端の接地面と接触する箇所には、図5に示すように、ラバー材11を設けることが可能である。接地箇所に傷をつけることなく本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1を設置することが可能となり、また、掃除道具Mの動きによって本体2等が動いてしまうということを抑える効果が得られる。近年、摩擦係数及び耐磨耗性の高いフリクションラバーが開発されているので、これらを使用することが有益である。
図6は、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1に蓋体12を設けた構成を示している。すなわち、該蓋体12は、本体2の所定箇所にヒンジ等によって回動自在に取付けられおり、掃除道具用吸引式除塵具1を使用する際には該蓋体12を開けた状態とし、逆に不使用時にはスロープ板4を被覆する形で閉めた状態となる。かかる蓋体12を設けることで、掃除道具用吸引式除塵具1の収納性や外観、持ち運びの際の利便性が向上する。
また、同図6に示すように、前記本体2の所定箇所に、吸引用ホース取付部13を設けるとともに、吸引方向切替操作部14を設けた構成を採ることも可能である。かかる構成を採ることにより、該吸引方向切替操作部14による切替えを行って、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1を必要に応じて通常の電気掃除機3としても使用することが可能になるとともに、掃除道具用吸引式除塵具1の周囲にこぼれ落ちてしまった塵等を最終的に吸引することが容易となる。尚、図面に示すように、吸引用ホース取付部13に取り付けるべき各種吸引用ホース15を、蓋体12の裏側スペースに収納できるようにすると、さらに有益である。
前記スロープ板4の頂上付近には、一または二以上の吸引孔6を有する吸引板5が配置されており、その吸引板5の内部には、該吸引板5と本体3とを結ぶ吸引通路7が形成されている。吸引孔6の形状はスリット状となっており、該吸引孔6の吸引板5への配置については、図7に示すように直線状に配置したり、その他各図に示すように上下左右位置をズラして配置する等が考え得る。また、吸引孔6の大きさについては、吸引孔6の総面積が吸引通路7の総断面積よりも小さくなるようにして、吸引孔6を通過する空気の流速を高めて大きな負圧を得るようにすることが望ましい。また、電気掃除機接続部8の管の断面積から一気に吸引孔6の断面積へ絞り込むと、形状抵抗が大きくなって圧力損失が大きくなるので、図8に示すように、吸引通路7と電気掃除機接続部8との間にベンチュリー部を設けて流速を徐々に高めることや、吸引通路7は吸引孔6から吸い込まれた塵を電気掃除機3へ運ぶ役目をするので、各コーナー部は大き目のベンドやアールとして塵詰まりを防止することが望ましい。さらに、上向きスリットと横向きスリットの吸引力を均等化するための形状の工夫、例えば、側面スリットの上側にむけてスリット幅が小さくなる形状として流速を高めることや、整流板などによって流れ方向を考慮した形状とすることが有効である。
また、吸引通路7には、図9に示すように、吸引孔6を備える巻込部18を設けることも可能である。該巻込部18について、吸入通路7と連絡することによって、側面及び上面からも吸引をすることが可能となり、掃除道具Mの下面に付着した塵のみならず、先端や上面に付着した塵まで有効に取り除くことが可能となる。尚、該巻込部12に備えられた吸入孔6と掃除道具Mとの間が離れてしまうと吸引力が低下するため、高さ及び幅をスライド機構を設けて調整可能として、種々の厚さや大きさの掃除道具Mに対応できるようにすることも可能である。
吸引孔6の縁部所定箇所には、図10及び図11に示すように、凸部を設けた構成とすることもできる。かかる構成を採用することにより、掃除道具Mに付着した塵が、凸部との接触抵抗によって剥離しやすくなって、塵の吸引効率の向上に資することとなる。
吸引通路7は、図10に示すように、連通した一の通路構造とすることもできるし、あるいは、図12に示すように、各吸引孔6毎に仕切板7aを設ける構造や、図13に示すように、仕切板7aを設けるとともに該仕切板7aで仕切られた各通路を部分的に連通させる構造とすることも考え得る。連通した一の通路構造とした場合、吸引通路断面積が広くなり、塵詰まりを防止しやすいという効果が得られるとともに、構造がシンプルとなって、製作容易かつ安価に生産可能となるメリットがある。しかし、大型のスロープ板4を用いた場合、吸引通路7が長くなってしまうため、吸引孔6の形状による圧力損失の増加及び連続する吸引孔6ごとに流入面積が拡大することによって生じる圧力損失の増加等により、電気掃除機3から離れるにつれて各吸引孔6に生じる吸引力が低下してしまうこととなる。そこで、各吸引孔6毎に仕切板7aを設ける構造とすれば、一の吸引孔6に対して一の吸引通路7となり、前記吸引力の低下及び各吸引孔6の吸引力のばらつきを防止できる。また、掃除道具Mによって塞がれない吸引孔6が存在した場合であっても、該掃除道具Mによって塞がれた吸引孔6の負圧が急激に低下することはなく、全吸引孔6において安定した除塵力が維持し易くなる。さらに、仕切板7aを設けるとともに該仕切板7aで仕切られた各通路を部分的に連通させる構造とした場合、整流により吸入通路7内の乱流発生を防止でき、連通した一の通路構造の場合と、仕切板7aを設ける構造の場合の両者の長所を重畳的に得ることが可能となる。
尚、吸引通路7の内部に回転ブラシを設け、これを電気掃除機用モーターまたは専用モーターで駆動して、掃除道具Mに付着した塵を掻き落とすようにする構成とすることも有効である。
上記の通り構成される掃除道具用吸引式除塵具1において、スロープ板4や吸引板5、吸引通路7を、本体2から取外し・交換可能とする構成を採ることも考えられる。かかる構成とすることにより、紡糸モップ等の大型の掃除道具Mや一般家庭用紙モップ等の小型の掃除道具Mといった、使用する掃除道具Mの大きさ・種類によって、スロープ板4の幅や吸引孔6の大きさ、吸引通路7の構造等を臨機応変に変更することが可能になるとともに、さらにはスロープ板4や吸引板5、吸引通路7内の水洗いも可能となる。尚、取外し・交換可能な部材は上記に限らず、ガイド板10や巻込部18についても同様に考え得る。また、これら部材を単独で取外し・交換可能とするのみならず、例えばスロープ板4と吸引板5あるいは吸引板5と吸引通路7とを一体成型してかかる一体成型されたスロープ板4と吸引板5あるいは吸引板5と吸引通路7とが取外し・交換可能である構造にするといったように、任意の各部材を組合せた一体成型部材を取外し・交換可能とする態様も考えられる。かかる取外し・交換の態様について、図14において例示している。
その他上記構成からなる掃除道具用吸引式除塵具1について、持ち運び移動の利便性を考慮し、図1や図3、図6に示すように、ガイド板10や蓋体12に把手部16を備えることが望ましい。また、掃除道具Mをスロープ板4上で動かす際に掃除道具用吸引式除塵具1を動かないようにして安定させるために、図1や図6に示すような足踏部17や、図2に示すようなペットボトル等の重石を置くための重石置き部19を設けたり、あるいは図2や図4に示すような吸盤等の滑り止め部材からなるストッパーSをスロープ板4の裏面に設ける態様が考えられる。さらには、掃除道具Mをスロープ板4上で動かす際に、該掃除道具Mの柄部が本体2に接触することによる傷や故障の発生を防止するため、図1や図6に示すように、本体2所定箇所に保護帯2aを設けることが好ましい。かかる保護帯2aの材質としては、スポンジ等の発泡体やゴムなどといった緩衝材としての機能を果たすことが可能であれば、特に限定するものではない。尚、傷・故障発生防止という観点からは、巻込部18についても同様に考えられ、したがって該巻込部18についても所定箇所に保護帯を設けることが望ましい。
そしてまた、図14や図15に示すように、本体2の所定箇所に車輪Wを設けることも可能であり、かかる構成とすることで、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1を容易に移動可能とすることができる。該車輪Wの形状については特に限定するものではなく、例えば、タイヤ状や球状等が考えられる。また、材質については床を傷つけないものであればよく、例えば、ゴムやウレタン等が考えられる。尚、該車輪Wについて、通常の使用時には床面に接地せずに本体2を傾けたときに接地するような構造とすることも考え得る。尚、図15は、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1を塵取り的に使用する場合の形態を示す実施例である。かかる場合には、スロープ板4の底面の延長線上に車輪Wの外径が一致するように設定することが望ましい。
図16は、吸引量調整のための構造を示している。電気掃除機3については、電気的圧力制御や圧力調整弁によって吸引力を自動調整できる構造とすることが望ましいが、吸引力を自動調整できないタイプの電気掃除機の構造を採用する場合は、電気掃除機3に過大な負荷がかからないようにするために、吸引量調整孔Hを設けることが望ましい。該吸引量調整孔Hは、本体2内の吸引通路7に設けた吸気抜き孔と、該吸引通路7を覆う回転式カバーに設けた孔との一致・不一致を行うことで、かかる負荷を防止する構造となっている。
次に、本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1の使用態様について説明すると、まず、掃除道具用吸引式除塵具1を収納場所から運び、所定の位置に設置する。電気掃除機別体型の場合であれば、さらに電気掃除機3を収納場所から運んで電気掃除機接続部8へ接続する。また、各部材が取外し・交換可能なものであれば、使用する掃除道具Mに合わせてスロープ板4等のセッティングを行う。その後、電気掃除機3の電源をONにする。このとき、手動の場合は電源ONにより電気掃除機3が作動して使用可能状態となり、掃除道具感知センサーによって自動的に作動する場合は、電源のみがONとなって掃除道具Mをスロープ板4に置くことにより作動状態となる。そして、必要に応じて足踏部17に足を載せ、掃除道具Mをスロープ板4の上で左右若しくは前後等に動かすことにより、掃除道具Mに付着したゴミが吸引孔6から吸引される。さらに、本体2に吸引用ホース取付部13並びに吸引方向切替操作部14が設けられた構成の場合は、掃除道具Mの吸引後、吸引用ホース取付部13に吸引用ホース15を取り付け、吸引方向切替操作部14を操作して、該吸引用ホース15によって掃除道具用吸引式除塵具1の周囲にこぼれ落ちた塵等の吸引を行う。使用後は、電源をOFFにし、電気掃除機別体型の場合は電気掃除機3を電気掃除機接続部8から外し、さらに必要に応じて各部材を解体し、そして蓋体12が設けられたものであれば該蓋体12を折り畳んで蓋をしてコンパクト化し、持ち運び用の把手部16によって所定の位置に運搬・収納を行う。尚、図2に示すような常時設置型であれば、当然運搬・収納の必要はない。また、電気掃除機3内に溜まった塵については、通常の電気掃除機と同様、随時処理を行う。
本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具1は、乾式の掃除道具Mであれば種類を問わずに多くの掃除道具Mに対して使用することが可能であるとともに、業務用・家庭用も問わず、幅広いあらゆる掃除に対して非常に有効に働くものである。
本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具の第一の実施形態を示す斜視図である。 本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具の第一の実施形態を示す斜視図である。 本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具の第一の実施形態を示す斜視図である。 本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具の第二の実施形態を示す斜視図である。 スロープ板先端にラバー材を備える構造を示す断面図である。 本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具に蓋体を設けた構造を示す斜視図である。 吸引孔の形状及び配置例を示す説明図である。 吸引孔並びに本体内の吸引通路を示す断面図である。 巻込部の構造を示す断面図である。 吸引孔を有する吸引板並びに吸引通路の構造を示す断面図である。 吸引孔の凸部構造を示す断面図である。 吸引孔を有する吸引板並びに吸引通路の構造を示す断面図である。 吸引孔を有する吸引板並びに吸引通路の構造を示す断面図である。 取外し・交換可能部材について示す説明図である。 本考案にかかる掃除道具用吸引式除塵具の実施態様を示す斜視図である。 回転式吸気抜き調整孔の構造を示す断面図である。
符号の説明
1 掃除道具用吸引式除塵具
2 本体
2a 保護帯
3 電気掃除機
4 スロープ板
5 吸引板
6 吸引孔
6a 凸部
7 吸引通路
7a 仕切板
8 電気掃除機接続部
9 掴持部
10 ガイド板
11 ラバー材
12 蓋体
13 吸引用ホース取付部
14 吸引方向切替操作部
15 吸引用ホース
16 把手部
17 足踏部
18 巻込部
19 重石置き部
E 電源コード
F 充電器
H 吸引量調整孔
M 掃除道具
S ストッパー
W 車輪

Claims (13)

  1. 電気掃除機を備える本体と、スロープ板と、該スロープ板の頂上付近に配置される一または二以上の吸引孔を有する吸引板と、該吸引板と本体とを結ぶ吸引通路と、からなることを特徴とする掃除道具用吸引式除塵具。
  2. 電気掃除機接続部を備える本体と、スロープ板と、該スロープ板の頂上付近に配置される一又は二以上の吸引孔を有する吸引板と、該吸引板と本体とを結ぶ吸引通路と、からなることを特徴とする掃除道具用吸引式除塵具。
  3. 掃除道具感知センサーを設けることにより、該センサーが掃除道具を感知した際に自動的に電気掃除機を作動させ、あるいは、掃除道具の除塵度合いを感知して吸引圧力を自動調整することを特徴とする請求項1に記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  4. 自動・手動切換スイッチを設け、前記掃除道具感知センサーのON・OFF制御が可能であることを特徴とする請求項3に記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  5. 前記本体の所定箇所に、掃除道具の柄部を掴んで該掃除道具を立て掛け保持するための掴持部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  6. 前記スロープ板における本体側並びにそれに対向する側のいずれか一辺あるいは両辺に、ガイド板を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  7. 前記本体の所定箇所に、回動自在に取付けられ且つスロープ板を被覆する蓋体を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  8. 前記本体に吸引用ホース取付部を設けるとともに、吸引方向切替操作部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  9. 前記吸引板における本体側並びにそれに対向する側のいずれか一方あるいは両方に、吸引孔を備える巻込部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  10. 前記吸引孔の縁部所定箇所に、凸部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  11. 前記吸引板に吸引孔が複数配置されるとともに、該吸引孔の位置に応じて吸引通路が仕切板によって複数に仕切られていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  12. 前記仕切板の下端部に隙間を設け、該仕切板によって仕切られた吸引通路同士が該隙間によって互いに連通していることを特徴とする請求項11に記載の掃除道具用吸引式除塵具。
  13. 前記スロープ板、吸引板、吸引通路、ガイド板、巻込部のうちいずれか、あるいは、これらを任意に組合せて一体成型された部材が、取外し・交換可能であることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の掃除道具用吸引式除塵具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029583A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Eitaro Terakawa モップ用掃除具
CN110404686A (zh) * 2019-08-27 2019-11-05 东北师范大学 平板收尘极板在线不间断自动除尘装置

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